JPH0634568U - タイヤラック - Google Patents

タイヤラック

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JPH0634568U
JPH0634568U JP7227692U JP7227692U JPH0634568U JP H0634568 U JPH0634568 U JP H0634568U JP 7227692 U JP7227692 U JP 7227692U JP 7227692 U JP7227692 U JP 7227692U JP H0634568 U JPH0634568 U JP H0634568U
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tire
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JP7227692U
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努 山崎
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Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つのタイヤラックで、種々のタイヤ径に適
合した陳列形態をとることのできるものを提供する。 【構成】 基枠3と上部枠4とから形成する。上部枠4
は、基枠3の脚体挿着具8a、8bに抜き挿し可能、か
つ反転して載置した基枠3の脚体挿着具8a、8bに対
しても同様に抜き挿し可能とする。基枠3にはタイヤを
支持するタイヤ支持杆が4本あり、上部のタイヤ支持杆
2a〜2cの間隔D1を下部のタイヤ支持杆2b〜2d
の間隔D2よりも広く設定する。径の比較的大きいタイ
ヤの場合はタイヤ支持杆2a〜2cを使用し、径の比較
的小さいタイヤの場合は基枠3を反転しかつ上部枠4を
挿し換えて、タイヤ支持杆2b〜2dを使用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車部品専門店やガソリンスタンドその他に設置されるタイヤラ ックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の交換用タイヤは、自動車部品専門店やガソリンスタンド等に陳 列され販売されているが、その際に使用されるタイヤラックとしては、例えば図 5に示すように、全体としてほぼ直方体をなす枠体aをキャスター付きの基台b に取り付け、枠体aの4本の支柱c1〜c4のうち、前部(図面では左側)の支 柱c1とc2の間、及び後部の支柱c3とc4との間に、それぞれタイヤ支持棒 d1とd2を水平方向に並設し、該タイヤ支持棒d1とd2との直線距離を、収 納しようとするタイヤの直径より小さく設定し、このタイヤ支持棒d1とd2と の間に、タイヤ(破線で示す)を収納乃至載置(以下単に「載置」という)でき るようにしたものが知られている。(例えば実開昭60−79338号公報参照 )
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のタイヤラックは、一定の径もしくは一定寸法範囲にある 径のタイヤのみ正しく載置が可能であって、径が比較的異なるタイヤを収納しよ うとすると、径の大きいものは浮いてしまって“据わり”が悪くなり、逆に径の 小さいものは落ち込んで見栄えが悪くなる(二点鎖線で示す)という問題があり 、若し正しい陳列形態を採るならば、それに対応したタイヤラックを各種準備す る必要があり、販売店では設備コストが嵩んで採用が困難であった。
【0004】 本考案は、上述のごとき従来のタイヤラックの問題点を解決し、一つのタイヤ ラックで、タイヤを正しく載置することのできる寸法範囲が、広いものを提供す ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本考案は、「左右の側板と、該側板間の前後に配されたタイヤ支持杆により方 形に枠組みされた基枠と、水平杆の両端から脚体が垂設された上部枠とからなり 、タイヤ支持杆は、前後において上下方向に間隔を隔てて2本づつ並設されると ともに、上側同士の間隔と下側同士の間隔とが異なるようになされ、基枠の側板 には、該基枠の表裏の何れの方向からでも上部枠の脚体を上下方向に挿着可能な 脚体挿着具が設けられ、上部枠の脚体が、基枠の脚体挿着具に抜き挿し可能に挿 着されてなることを特徴とするタイヤラック」をその要旨とするものである。
【0006】 即ち、本考案のタイヤラックは、並設された計4本のタイヤ支持杆を用い、上 側同士のタイヤ支持杆の間隔と下側同士のタイヤ支持杆の間隔とを異なるように し、基枠を反転すれば、今まで下側であったタイヤ支持杆が上側となって、径の 異なるタイヤを正しく載置できるようにしたことを骨子とするものである。
【0007】 本考案のタイヤラックにおいて、タイヤの重量を支えるのは、タイヤ支持杆と これを固定する左右の側板からなる基枠であるから、上部枠はこの基枠を補強す るとともに、タイヤラックの両端に載置されたタイヤが倒れるのを防止する機能 を果たすものである。従って上部枠は、通常一本が載置されたタイヤの幅方向中 程に位置するだけでよいが、場合によっては二本或いはそれ以上用いてもよい。
【0008】 また、タイヤラック内に載置されたタイヤが満杯乃至ほぼ満杯であれば、倒れ る恐れはないが、載置能力に比べて載置されているタイヤの本数が少ないと、空 いている方に倒れる場合もあり、また見栄えよく載置する必要もあるので、必要 に応じて後述するように倒れ止めを併用するのがよい。
【0009】
【作用】
本考案のタイヤラックは、前後において上下方向に間隔を隔てて2本づつタイ ヤ支持杆が並設されるとともに、上側同士の間隔と下側同士の間隔とが異なるよ うに設けられ、また、基枠の側板には、該基枠の表裏の何れの方向からでも、上 部枠の脚体を上下方向に挿着可能な脚体挿着具が設けられ、上部枠の脚体が、基 枠の脚体挿着具に抜き挿し可能に挿着されているから、上側同士のタイヤ支持杆 により、タイヤを載置することができるとともに、基枠を反転させ且つ上部枠を 挿し換えれば、下側同士のタイヤ支持杆を上側にして、径の異なるタイヤを載置 することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 図1は本考案の一実施例を示し、(イ)はその正面図、(ロ)はその側面図で ある。また、図2は図1に示した本考案品を2台使用し、これを並置してそれぞ れ径の異なるタイヤを載置した状態を示す斜視図である。
【0011】 これらの図において、1a、1bは左右の側板であり、側面視では逆台形状を 呈している。2a、2bは前部のタイヤ支持杆、2c、2dは後部のタイヤ支持 杆であって、4本とも平行に並設されており、何れも金属製パイプからなり、そ れぞれ、側板1a、1bに穿設された取り付け孔に、パイプ端を挿し込み、溶接 により固定されている。これらの側板1a、1bとタイヤ支持杆2a〜2dによ り基枠3を形成している。
【0012】 また、図1(ロ)に示すように、上側同士のタイヤ支持杆2a、2cの間隔D 1よりも、下側同士のタイヤ支持杆2b、2dの間隔D2の方が狭くなるように 設定されている。そして、間隔D1の寸法は、タイヤの外径が580mm以上の ものをほぼ正しく載置できる寸法になされ、間隔D2の寸法は、タイヤの外径が 580mm以下のものをほぼ正しく載置できる寸法となされている。
【0013】 4はほぼ門型を呈する上部枠であって、断面が長方形状の細長い角鋼管を長手 方向にほぼ3分して、そのほぼ中央部を水平杆5とし、両側はコの字状に折り曲 げて脚体6a、6bを形成している。7は倒れ止め、8a、8bは脚体挿着具で ある。
【0014】 図3は、図1及び図2に示した本考案品を分解して示し、(イ)は脚体挿着具 8a、8bに、上部枠4の脚体6a、6bを矢印方向に下ろして嵌挿する態様を 示す斜視図である。脚体挿着具8a、8bは、図3(ロ)に示すようにコの字型 の本体の両側に取り付けフランジを設けたもので、ボルト挿入孔を利用してボル トにより側板1a、1bの内面に取り付けられている。
【0015】 図3(ハ)は倒れ止め7の平面図であり、図3(ニ)は側面図である。この倒 れ止め7は、基枠3や上部枠4とは独立しており、側板1aとほぼ同じ長さ寸法 を有する基台9の中程に、鋼管からなる支柱10が、その下端を溶接して固定す ることにより立設されている。また、上端にはチャンネルの短尺ものからなるフ レームフック11が取り付けられている。設置面に基台9を設置するとともに、 このフレームフック11を水平枠5内に嵌挿することにより倒れ止め7は任意の 位置でセットできる。また、支柱10を掴んで持ち上げ、フレームフック11の 底面が、水平杆5の下面を摺動しない程度に保持しながら左右に移動させること もできる。
【0016】 本考案タイヤラックの使用態様を上記実施例の場合について説明すると、タイ ヤの外径が580mm以上の場合は、図1に示すように、タイヤ支持杆2a、2 c間を利用して図2の手前側に示すタイヤラックR1のようにタイヤT1、・・ ・を立てて設置する。また、タイヤの外径が580mm以下の場合は、図2の向 こう側に示すように、同じタイヤラックでありながら、基枠3を反転させ且つ上 部枠4を挿し換えてなるタイヤラックR2を利用して、これにタイヤT2、・・ ・を立てて設置すればよい。この場合タイヤラックを2台用意したが、無論、場 合によってはタイヤラックR1自体の基枠3の反転によりR2と同様に利用する こともできる。
【0017】 本考案の脚体挿着具として、上記実施例では、側板の内面側に取着した例を示 したが、図4(イ)に示すように側板1の外側に脚体挿着具8cを取着してもよ い。また、上部枠4の脚体6がパイプの場合は、図4(ロ)に示すように、基部 12の上下の方向に挿着棒13、13を突設してなる脚体挿着具8dを、側板1 に取着し、この挿着棒13に脚体であるパイプを外挿するようにしてもよい。
【0018】 また、本考案では、脚体挿着具に対する脚体の挿着の態様としては、脚体挿着 具に対して単に脚体を挿入し、その下端が脚体挿着具の中程で保持できるように してもよく、また、タイヤラックの設置面に達するようにしてもよく、或いは図 4(イ)に示すように、ボルト14等を用いて、強固に固定するようにしてもよ いが、要は、基枠3の表裏の何れの方向からでも、上下方向に挿脱自在になされ ている必要がある。
【0019】
【考案の効果】
本考案のタイヤラックは、前後において上下方向に間隔を隔てて2本づつタイ ヤ支持杆が並設されるとともに、上側同士の間隔と下側同士の間隔とが異なるよ うに設けられ、また、基枠の側板には、該基枠の表裏の何れの方向からでも、上 部枠の脚体を上下方向に挿着可能な脚体挿着具が設けられ、上部枠の脚体が、基 枠の脚体挿着具に抜き挿し可能に挿着されているから、上側同士のタイヤ支持杆 により、タイヤを載置することができるとともに、基枠を反転させ且つ上部枠を 挿し換えれば、下側同士のタイヤ支持杆を上側にして、径の異なるタイヤを載置 することができる。
【0020】 また、それぞれのタイヤ支持杆には、そのタイヤ支持杆に最も適した寸法範囲 のタイヤの載置が可能である。 従って、一つのタイヤラックで載置可能な寸法範囲が大きくなった結果、タイ ヤ寸法にマッチした陳列形態を採ることができ、且つタイヤの保管もし易くなり 、設備費も安価に済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案タイヤラックの一実施例を示し、(イ)
はその正面図、(ロ)はその側面図である。
【図2】本考案タイヤラックを2台並置してそれぞれ径
の異なるタイヤを載置した状態を示す斜視図である。
【図3】(イ)は本考案タイヤラックの分解斜視図、
(ロ)は本考案における脚体挿着具の断面図、(ハ)は
本考案における倒れ止めの平面図、(ニ)はその側面図
である。
【図4】脚体挿着具の他の例を示す要部拡大図である。
【図5】従来のタイヤラックの一例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
D1 タイヤ支持枠2a〜2cの間
隔 D2 タイヤ支持枠2b〜2dの間
隔 1、1a、1b 側板 2a、2b 前部のタイヤ支持枠 2c、2d 後部のタイヤ支持枠 3 基枠 4 上部枠 5 水平枠 6、6a、6b 脚体 7 倒れ止め 8a、8b、8c、8d 脚体挿着具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側板と、該側板間の前後に配され
    たタイヤ支持杆により方形に枠組みされた基枠と、水平
    杆の両端から脚体が垂設された上部枠とからなり、タイ
    ヤ支持杆は、前後において上下方向に間隔を隔てて2本
    づつ並設されるとともに、上側同士の間隔と下側同士の
    間隔とが異なるようになされ、基枠の側板には、該基枠
    の表裏の何れの方向からでも上部枠の脚体を上下方向に
    挿着可能な脚体挿着具が設けられ、上部枠の脚体が、基
    枠の脚体挿着具に抜き挿し可能に挿着されてなることを
    特徴とするタイヤラック。
JP7227692U 1992-10-16 1992-10-16 タイヤラック Expired - Lifetime JP2532186Y2 (ja)

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JP7227692U JP2532186Y2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 タイヤラック

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JPH0634568U true JPH0634568U (ja) 1994-05-10
JP2532186Y2 JP2532186Y2 (ja) 1997-04-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014131919A (ja) * 2012-12-04 2014-07-17 Hiroshima Ps:Kk タイヤラック
JP2023149521A (ja) * 2022-03-31 2023-10-13 株式会社図南 タイヤホルダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014131919A (ja) * 2012-12-04 2014-07-17 Hiroshima Ps:Kk タイヤラック
JP2023149521A (ja) * 2022-03-31 2023-10-13 株式会社図南 タイヤホルダ

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