JPH06344063A - 針金製吊り金具製造装置並びに同装置を構成する伸線機、成形機及び整列機 - Google Patents

針金製吊り金具製造装置並びに同装置を構成する伸線機、成形機及び整列機

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JPH06344063A
JPH06344063A JP16046293A JP16046293A JPH06344063A JP H06344063 A JPH06344063 A JP H06344063A JP 16046293 A JP16046293 A JP 16046293A JP 16046293 A JP16046293 A JP 16046293A JP H06344063 A JPH06344063 A JP H06344063A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール巻きされて強い巻きぐせの付いた金属
製線材を適宜の長さに切断し、これを成形して、上下両
端にそれぞれ鈎部を設けたC字形の吊り金具を連続して
自動的に製造することにあり、かつすべての吊り金具の
迅速、正確な量産と爾後の作業の能率を高め得る整理整
列にある。 【構成】 線材(イ)の誘導路上に矯正ゴマ(31)群
を列設せしめた矯正機(5)とその前後に、それぞれ上
下一対の圧着ローラー(11)(8),(11A)(8
A)を装備した線材の送り出し機(3)と送り込み機
(4)を配した伸線機(2)、線材の上下両刃(57)
(69)による切断と上下両曲げ型(61)(66)に
よる成形を略同期せしめる成形機(51)、所定数の吊
り金具(ロ)を同一方向性を保ち、所定のピッチを保持
し、間欠的に移動せしめるストックバー(83)群を設
けた整列機(81)を順次システム化して配列する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は針金製吊り金具製造装
置並びに伸線機、成形機及び整列機に関し、特に吊り金
具として金属製線材を曲げて成形される吊り金具を対象
とし、上下両端にそれぞれ鈎部を形成したC字形針金製
吊り金具の自動的製造に向けられたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製線材(針金)を所定の長さ
に切断し、これを折り曲げて、上下両端にそれぞれ鈎部
を形成した全体形状C字形を呈する構造簡易な吊り金具
は各種製品の製造工程にて用いられ、例えば塗装ライン
にて各種小物類を懸吊するための吊り金具として多用さ
れている。
【0003】この種の吊り金具は、その構造が極めて簡
単な点とも関連して、定寸に切断された線材を人手によ
って治具を用いて手作りされていた。例えば治具の一端
に設けた係止め孔内に線材の一端を挿し込み、治具の胴
部に沿って線材を巻き込み治具の胴部形状に合したC字
形の所定形状の吊り金具を製造している。
【0004】上記手作業を、機械化したものとして、ま
ず巻きぐせのついた線材を伸長せしめる伸線機、伸長し
た線材を所定の形状に合せて折り曲げる成形機、成形さ
れた吊り金具を線材端部より分離する切断機などが、そ
れぞれ独立して配置され、そこには一定のシステム化さ
れた作業の円滑な流れはなく、作業能率の面で改良が望
まれる点が多々存在した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の治具を用いた手
作業の場合、所定寸法に切断された金属製線状素材は比
較的短いため、指先中心の折り曲げ作業にあっては、長
時間の連続作業は種々困難を伴い、およそその作業は非
能率的なものであった。さらに手作業の場合、線材素材
にばね弾性のない場合、事実上満足する吊り金具の成形
は望めなかった。
【0006】また、伸線機、成形機、切断機など各種独
立した機械への線状素材の送り込みには、各機械毎に要
求される素材の方向性の付与、所定位置定め、整列、分
離作業などの繰り返しは作業能率を大きく低下せしめる
ものであった。
【0007】この発明は針金製吊り金具製造のための、
伸線、切断、成形、整列の一連の作業を停滞のない連続
作業にて、この種の装置および製造にて解決が求められ
た多くの問題点を一挙に改善し、作業能率を高め、かつ
正確な、また均質な製品を製造するシステム化された針
金製吊り金具製造装置および本装置を構成する機器を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る針金製吊り金具製造装置はつぎのよ
うな構成を採用している。線材の送り出し手段および送
り込み手段を前後に配した伸線機、線材の切断手段と成
形手段とを略同期せしめ得る成形機、所定数の吊り金具
完成品を同一方向性を保って所定ピッチに配する手段を
備えた整列機を順次配列せしめたことを特徴とする。
【0009】上記吊り金具製造装置を構成する伸線機は
線材を挟持する上下一対の圧着ローラーをそれぞれ備え
た送り出し機と送り込み機をその前後に配した巻きぐせ
矯正機から構成され、矯正機よりの線材の送り出し機の
圧着ローラーの回転速度を他方の即ち送り込み機圧着ロ
ーラーより高速化し、矯正機は緊張状態の線材を中心に
その周面に圧接する矯正ゴマ群を線材を中心に180°
の位相角をもって交互に食い違い状に列設していること
を特徴とする。
【0010】針金製吊り金具製造装置を構成する成形機
は、線材が供給される定置した下曲げ型及び下刃にあっ
て、下曲げ型に対しては線材押え、上曲げ型が、下刃に
対しては上刃がそれぞれ相対的に降下移動し、その各部
材の稼動は線材押え、上刃、上曲げ型と順に僅かな時間
差が存在するよう構成されていることを特徴とする。
【0011】針金製吊り金具製造装置を構成する金具の
整列機は、その先端部を成形機の吊り金具排出部に一致
せしめるストックバー群が所定のピッチにて列設され、
ストックバーはバーの一ピッチ幅に相当する間欠的移動
をするよう構成されていることを特徴とする。
【0012】
【実施例】つぎに、この発明に係る針金製吊り金具製造
装置および本装置を構成する各機器の具体的実施例を図
面を用いて説明する。この発明のシステム化された針金
製吊り金具製造装置(1)は、その概略全体図を図1に
示すように、ロール巻きされた線材(イ)の巻きぐせ矯
正機(5)よりの送り出し機(3)および巻きぐせ矯正
機(5)への送り込み機(4)をそれぞれ線材(イ)の
誘導路に一致する、その前後に配した巻きぐせ矯正機
(5)をもって構成された伸線機(2)、線材切断機構
と成形機構が略同期稼動する機構を備えた成形機(5
1)、所定数の吊り金具完成品を同一の方向性を保って
所定ピッチに送り出す機構を備えた整列機(81)が線
材の流れ方向に従って列設されている。以下、上記シス
テム化された針金製吊り金具製造装置(1)を構成する
個々の機器についてより詳細に説明する。
【0013】ロール巻きにされ、巻込みぐせが付加され
た金属製線材(針金)(イ)はまず伸線機(2)に送り
込まれる。この伸線機(2)は矯正ゴマ群を配した巻き
ぐせ矯正機(5)を中間に配し、該巻きぐせ矯正機
(5)の線材出口側(前方部)に送り出し機(3)、ま
た線材の入口側(後方部)に送り込み機(4)がそれぞ
れ配されている。
【0014】スタンド型の送り出し機(3)および送り
込み機(4)は略同一形状を呈しており、まず、送り出
し機(3)のスタンド型フレーム(7)には、フレーム
に定着した下部圧着ローラー(8)が、また圧着ハンド
ル(9)の操作により圧着ばね(10)を介して、上下
方向に移動可能な上部圧着ローラー(11)がフレーム
(7)に摺動可能に取付けた軸受(13)に両端を支承
されて装備され、降下する上部圧着ローラー(11)は
下部圧着ローラー(8)に圧接可能に構成され、ロック
レバー(12)の操作により、この圧接状態は維持され
る。
【0015】前記下部圧着ローラー(8)を定着せしめ
ると共に、その両端部をフレーム(7)に軸受(14)
(14)を介して支持された駆動軸(15)の一端部に
はタイミングプーリー(16)が固着され、このプーリ
ー(16)と送り出し機(3)の下方に設置された送り
用モーター(17)のモーター軸に固着されたタイミン
グプーリー(18)間にはタイミングベルト(19)が
張架されている。
【0016】また同駆動軸(15)の他端には固定ギヤ
(21)と歯付プーリー(22)がそれぞれ固着され、
この固定ギヤ(21)には前記上部圧着ローラー(1
1)の取付軸(23)の一端に固着され、同ローラー
(11)の上下動に伴動する可動ギヤ(24)が噛合し
て、圧着状態にある前記上下部圧着ローラー(8)(1
1)を回転せしめる。
【0017】送り込み機(4)の構成は、前記送り出し
機(3)の構成と略同一で(送り出し機(3)に付した
参照数字と同一数字にAマークを付した送り込み機
(4)上の構成部材は同一部材を示している)、送り込
み機(4)の下部圧着ローラー(8A)を固着せしめた
取付軸(15A)の軸端には、前記送り出し機(3)に
設けた歯付プーリー(22)と対応する歯付プーリー
(22A)が固着され、これら一対の歯付プーリー(2
2)(22A)間にはタイミングベルト(26)が張架
されている。
【0018】この折、特に送り出し機(3)側の歯付プ
ーリー(22)の歯数を、送り込み機(4)側の歯付プ
ーリー(22A)の歯数より意図的に減少せしめ、これ
により送り込み機(4)の取付軸(15)に同じく固着
された固定ギヤ(21)、この固定ギヤ(21)と噛合
する上部圧着ローラー(11)と同軸上にある可動ギヤ
(24)のギヤ機構により、送り出し機(3)の上下圧
着ローラー(11)(8)の回転は送り込み機(4)の
上下圧着ローラー(11A)(8A)の回転より、故意
に加速せしめ、これにより線材(イ)は両機(3)
(4)間にて常時緊張状態を保つよう構成されている。
【0019】つぎに、巻きぐせ矯正機(5)について説
明する。方形回転枠体(30)内には、該枠体の回転軸
に一致する線材(イ)の誘導路を中心に、複数の矯正ゴ
マ(31)(31)が180°の位相角をもって互い違
いに列設されている。この矯正ゴマ(31)はその一面
には押圧スプリング(32)が、他面には調整ねじ(3
3)が配されている。そして矯正ゴマ(31)が線材
(イ)と接触する面の線材の進行方向の線材入口側には
漏斗状の広口部(34)が、またこの広口部と連続して
幅狭の細溝部(35)からなる陥部が一連に形成され、
線材(イ)は最初広口部(34)より挿入され、線材
(イ)は主として、この細溝部(35)に作用する前記
押圧スプリング(32)と調整ねじ(33)との制御の
もと、適宜の押圧力をもって矯正ゴマ(31)と常時圧
接して、線材は伸長せしめられる。
【0020】この方形回転枠体(30)はその両端に固
着せしめた線材(イ)を挿通せしめ得る一対の支承軸
(36)を軸受(37)(37)をもって回転可能に支
持され、この支承軸(36)の一端部には、多段のV溝
プーリー(39)が固着され、このプーリー(39)と
巻きぐせ矯正機(5)の下方部に配された矯正用モータ
ー(40)は中間軸(43)を介して、モーター(4
0)と中間軸(43)とにそれぞれ固着したプーリー
(42)(46)間に掛装したVベルト(41)、さら
に中間軸(43)に固着された多段のV溝プーリー(4
4)と前記多段のV溝プーリー(39)との間にVベル
ト(45)が張架され、矯正ゴマ(31)群を内蔵した
方形回転枠体(30)はゆっくりと、支承軸(36)を
中心に回転するよう構成されている。
【0021】送り出し機(3)および送り込み機(4)
のそれぞれに装備された上下1対の圧着ローラー(1
1)(8),(11A)(8A)間にて挟持され、緊張
状態をもってゆっくりと走行する線材(イ)は180°
の位相角をもって食い違い状に配された矯正ゴマ(3
1)(31)群にて挟持されながら矯正ゴマ(31)は
線材に圧接しながら回転をつづけ、伸線機(2)の領域
を出る折には、線材の巻き込みぐせは完全に矯正され、
直線状態を保っている。なお、方形回転枠体(30)の
回転速度は線材(イ)の太さにより随意に設定可能であ
る。
【0022】つぎに、前記伸線機(2)の後工程処理機
として配される成形機(51)について説明する。この
成形機(51)は吊り金具の成形と吊り金具の素材とし
ての金属製線材の切断を略同期して実施する機器であ
り、成形機(51)の機枠(52)には、一対のガイド
ポスト(53)(53)が垂設され、該ガイドポスト
(53)(53)間にはスライドブッシュ(54)(5
4)を介してスライドベース(55)が装架されてい
る。
【0023】このスライドベース(55)には、上刃
(57)と取付軸(58)を支点として揺動可能で、か
つ常時外方向の開放方向にスプリング(60)をもって
付勢された該リターンピン(59)をして、常時当設せ
しめた一対の上曲げ型(61)(61)と、この一対の
上曲げ型(61)(61)間には、常時下向き方向にス
プリング(62)にて付勢された線材押え(63)がそ
れぞれ装備され、このスライドベース(55)はスライ
ドベース(55)の上方に配された油圧シリンダー(6
4)をもって上下方向に摺動可能に構成されている。
【0024】前記線材押え(63)の直下には、前記一
対の上曲げ型(61)(61)と組合される下曲げ型
(66)が機枠(52)のベース部上に定置されてい
る。伸線機(2)より送り出される線材(イ)の誘導路
に一致して、機枠(52)の片側枠部に誘導孔(67)
が、また機枠(52)内の機枠ベース部上に立設された
スタンド(68)上には、前記上下動する上刃(57)
と対応する下刃(69)が固着されており、前記機枠
(52)上の誘導孔(67)および下刃(69)に設け
られた線材(イ)の誘導孔(70)と下曲げ型(66)
の上面部とは略同一平面上に位置している。
【0025】また機枠(52)の一部を構成する他側枠
には、線材(イ)の誘導路上に一致して、筒状のホルダ
ー(72)が設置され、該ホルダー(72)内には背部
をスプリング(73)をもって押圧されたストップピン
(74)が、ホルダー(72)とは電気的に絶縁された
状態にて配置され、このストップピン(74)は前記下
曲げ型(66)の上面および前記下刃(69)の誘導孔
(70)と略同一平面上に位置している。(76)は吊
り金具の排出具で、下曲げ型(66)上にて成形され、
位置しているC字形の吊り金具(ロ)は線材の誘導路に
対し直交方向にて、かつ下曲げ型(66)上を摺動する
よう構成されている。
【0026】また大形の吊り金具が要求される折には、
その一例を図7をもって示すように、下曲げ型(66)
を分割可能となし、下曲げ型の分割された一部を横方向
にスライドせしめて、結果的に下曲げ型の大型化を実現
し、さらにストップピン(74)を下刃(69)より距
離的に大きく横方向にスライドせしめ、また上曲げ型
(61)(61)の片側型を、下曲げ型(66)の大形
化に対応して、横方向にスライドせしめることにより、
種々大きさに変化を求め得る吊り金具成形に対処するこ
とができる。
【0027】伸線機(2)を通過した線材(イ)は成形
機(51)に送り込まれる。線材(イ)の先端がストッ
プピン(74)に当接すると、センサーが起動し、セン
サー信号により、伸線機(2)の送り用モーター(1
7)を停止させる。ストップピン(74)とストップピ
ンを抱持した筒状のホルダー(72)とは電気的に絶縁
されており、ストップピン(74)には一つの閉回路の
中のセンサーの一端が繋がっており、線材(イ)の先端
がストップピン(74)に接触すると回路は閉じられ
る。
【0028】線材(イ)がストップピン(74)に当接
してから、伸線機(2)の送り用モーター(17)が完
全停止するまでタイムラグが多少あるので、後方より線
材(イ)が送られ、ストップピン(74)と当接した線
材の先端が押されて、線材が押し曲げられないように、
ストップピン(74)の背部に配したスプリング(7
3)の押力に対する吸収力によって線材(イ)の先端が
送り方向に十分逃げ得るよう構成されている。伸線機
(2)の送り用モーター(17)が停止した後、油圧シ
リンダー(64)のロッド(65)が下方に延出し、ス
ライドベース(55)の降下に呼応して、線材押え(6
3)により、下曲げ型(66)上での線材の押え込み、
ついで上刃(57)と下刃(69)間に働く剪断力によ
る線材の切断、これに連続して、降下した一対の上曲げ
型(61)(61)と下曲げ型(66)間における切断
線材のC字形の曲げ成形が実行される。
【0029】ついで、スライドベース(55)の上昇動
は、上曲げ型(61)(61),上刃(57)および線
材押え(63)の伴動上昇があり、これら各部材は元の
位置に復帰する。この時点にて排出具(76)が進出し
て、下曲げ型(66)上に残された吊り金具(ロ)を整
列機(81)側へと押し出す。以上のように、油圧シリ
ンダー(64)の一アクションにて、略同期して線材
(イ)に対する押え、切断、曲げ成形作業が実行され
る。なお、上記実施例において記述した油圧シリンダー
(64)に代えて、勿論エアーシリンダーを用いること
もできる。
【0030】線材の流れおよび線材の吊り金具への加工
は図8に示す駆動部の制御図、さらにすでに詳記したと
おりの一連の流れがあり、これらの自動的流れ作業は操
作パネル(78)を用いる、各伸線機(2)の矯正用モ
ーター(40)、送り出し機(3)および送り込み機
(4)の上下一対を一組とする圧着ローラー(11)
(8),(11A)(8A)を回転せしめる送り用モー
ター(17)、成形機(51)の油圧シリンダー(6
4)を駆動せしめる成形部制御回路(79)のそれぞれ
は予め設定された制御部(80)を介して進行する。
【0031】つぎに、前記成形機(51)の後工程とし
て、続けて配される整列機(81)について説明する。
整列機(81)は、スライドベース(82)上に所定の
ピッチをもって、前記成形機(51)方向に向って伸
び、かつスライドベース(82)の移動に伴い移動可能
な複数本のストックバー(83)が配設され、これらス
トックバー(83)毎に所定個数の吊り金具(ロ)が吊
り下げ状にストックされる。ストックバー(83)群を
植設したスライドベース(82)は、機台(85)上に
立設された一対の帯状の機枠(86)(86)間にスラ
イドユニット(87)を介して機枠(86)に沿って移
動可能に構成されている。
【0032】機台(85)の下方には送り用モーター
(89)が設置され、モーター側の駆動プーリー(9
0)と、前記スライドベース(82)の裏側にて機枠
(86)(86)間に横架された回転軸(91)に固着
された従動プーリー(92)との間には、ベルト(9
3)が張架されている。また、同回転軸(91)にはピ
ニオンギヤ(94)が固着されており、該ピニオンギヤ
(94)はスライドベース(82)裏面に添設されたラ
ックギヤ(95)と噛合し、送り用モーター(89)に
よる回転軸(91)の回転により、スライドベース(8
2)を移動せしめる。さらに、スライドベース(82)
の裏面にはセンサーカットプレート(96)群が、前記
ストックバー(83)毎に対応して設置され、該センサ
ーカットプレート(96)はストックバー(83)への
吊り金具(ロ)の供給位置に対応して設置された位置定
めセンサー(97)と協同してスライドベース(82)
を所定のストロークをもって停止せしめる。
【0033】設定された吊り金具(ロ)の製造個数に従
って、成形の回数を制御部にてカウントする。製品たる
吊り金具の一本のストックバー(83)への所定の個数
分がストックされると、伸線機(2)の送り用モーター
(17)および矯正用モーター(40)を停止させ、整
列機(81)の送り用モーター(89)を回転せしめ、
次位の空のストックバー(83)をストック位置即ち、
成形機(51)の排出具(76)の排出位置まで移動せ
しめる。そして、この折センサーカットプレート(9
6)が位置決めセンサー(97)を遮光することにより
送り用モーター(89)が停止する。以上の動作を繰り
返し、設定個数分、吊り金具が成形整列された折、全て
の吊り金具製造装置の作動は停止され、パトライトの点
滅など、適宜の手段をもって外部的に作業の終了を表示
する。
【0034】
【発明の効果】ロール巻きされて強い巻きぐせの付いた
金属製線材は成形機への送り込みに先立って、伸線機に
て、十分の伸線処理が行われ、伸長された線材は成形機
に送り込まれて、線材の切断と成形が略同期して実行さ
れ、成形機より搬出された製品としての吊り金具は、所
定個数ずつ、整列機のストックバーに整理されて、送り
出される。これらの一連の作業は全く人手を介すること
なく自動的に実施されるため、作業は迅速、正確に、か
つ整然と能率よく行われる。
【0035】線材の伸線処理は上下一対の圧着ローラー
を一組とする前後所定の間隔を保って配した二組の上下
一対のローラー間に線材を供給し、この供給の過程に
て、前方側の一対のローラーの回転速度を後方側の一対
のローラーより意図的に高速回転せしめることにより、
線材は常時緊張状態を確保することができ、この状況下
にて、矯正ゴマ群の線材への均等な圧接による伸線処理
下にて矯正作業が実施されるので、線材の伸線処理は確
実かつ能率のよいものとなる。
【0036】また成形工程にては線材の押え、線材の切
断、曲げ成形がスライドベースの昇降下という単一作業
にて、前記各作業間に僅かな時間差をもって、略同期的
に実行されるので、製品としての吊り金具は迅速、正確
かつ均質なものを量産することができる。
【0037】また、成形作業終了後、完成品としての吊
り金具は所定の個数毎にストックバーに整然と懸吊りさ
れ、製品を保持したストックバーは順次送り出され、製
品はその配向性および必要個数を確保されているため、
爾後の製品の運搬、整理、保管および活用が迅速かつ簡
易なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る吊り金具製造装置の全体正面図
である。
【図2】本装置を構成する伸線機の正面図である。
【図3】本装置を構成する伸線機の一部切欠き平面図で
ある。
【図4】線材送り出し機を説明するための図3のA−A
線における切断面図である。
【図5】本装置を構成する成形機の線材成形前の状態を
示す正面図である。
【図6】本装置を構成する成形機の線材成形直後の状態
を示す正面図である。
【図7】大形吊り金具製造時の図5に相当する図であ
る。
【図8】線材の伸線機および成形機における吊り金具成
形作業の駆動部の制御図である。
【図9】本装置を構成する整列機の正面図である。
【図10】整列機の側面図である。
【符号の説明】
1 吊り金具製造装置 2 伸線機 3 送り出し機 4 送り込み機 5 巻きぐせ矯正機 8 下部圧着ローラー 11 上部圧着ローラー 30 方形回転枠体 31 矯正ゴマ 51 成形機 57 上刃 61 上曲げ型 63 線材押え 66 下曲げ型 69 下刃 76 排出具 81 整列機 82 スライドベース 83 ストックバー 94 ピニオンギヤ 95 ラックギヤ 96 センサーカットプレート 97 位置定めセンサー
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21F 23/00 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材の送り出し手段および送り込み手段
    を巻きぐせ矯正機の前後に配した伸線機、線材切断手段
    と成形手段とを略同期せしめ得る成形機、所定数の吊り
    金具完成品を同一方向性を保って所定ピッチに配する手
    段を備えた整列機を順次配してなる針金製吊り金具製造
    装置。
  2. 【請求項2】 線材を挟持する上下一対を一組とする圧
    着ローラーをそれぞれ備えた送り出し機と送り込み機
    を、線材を中心にその周面に圧接する矯正ゴマ群を列設
    した巻きぐせ矯正機の前後に配すると共に、矯正機より
    の線材送り出し側に位置する圧着ローラーの回転速度を
    矯正機への線材送り込み側に位置する圧着ローラーより
    高速回転とした伸線機。
  3. 【請求項3】 前記矯正ゴマ群は線材を中心に180°
    の位相角をもって交互に食い違い状に配置されている請
    求項2の伸線機。
  4. 【請求項4】 線材が供給される定置した下曲げ型及び
    下刃にあって、下曲げ型に対しては線材押え及び上曲げ
    型が、また下刃に対しては上刃がそれぞれ相対的に降下
    移動し、これら移動する各部材間には線材押え、上刃、
    上曲げ型と順に僅かな時間差が存在するよう構成されて
    いる針金製吊り金具成形機。
  5. 【請求項5】 前記、線材押え、上曲げ型、上刃の各部
    材は上下方向に移動可能なスライドベースに一体に装着
    され、その稼動時間差は各部材の降下量の調整によりな
    されている請求項4の針金製吊り金具成形機。
  6. 【請求項6】 前記、下曲げ型上に供給される線材の誘
    導路上には供給される線材の先端部が当接可能な位置
    に、背部をスプリングをもって付勢されたリターンピン
    が配されている請求項5の針金製吊り金具成形機。
  7. 【請求項7】 先端を成形機の吊り金具排出部に一致可
    能に、所定のピッチにて列設されたストックバー群は、
    ストックバーのピッチ幅に相当する間欠的移動幅を設定
    されている針金製吊り金具整列機。
  8. 【請求項8】 前記ストックバーに設定個数の吊り金具
    の供給が完了した時点にて、次位のストックバーまでの
    ピッチ幅をもってストックバー群は移動するよう構成さ
    れている請求項7の針金製吊り金具整列機。
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