JPH0634393A - 光学式リニアエンコーダ - Google Patents

光学式リニアエンコーダ

Info

Publication number
JPH0634393A
JPH0634393A JP21563292A JP21563292A JPH0634393A JP H0634393 A JPH0634393 A JP H0634393A JP 21563292 A JP21563292 A JP 21563292A JP 21563292 A JP21563292 A JP 21563292A JP H0634393 A JPH0634393 A JP H0634393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference point
scale
linear encoder
reflecting
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21563292A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tanaka
利行 田中
Shigenori Goto
茂則 後藤
Koichi Katayose
浩一 片寄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP21563292A priority Critical patent/JPH0634393A/ja
Publication of JPH0634393A publication Critical patent/JPH0634393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Optical Transform (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 工作機械などにおいて相対的に移動する2物
体に取り付けて、これらの2物体間の位置関係、特に基
準位置を正確に検出する光学式リニアエンコーダを提供
する。 【構成】 受発光素子11a,11bを有する検出ヘッ
ド10と受発光素子11a,11bからの入射光を反射
させる反射型光学格子部21を長手方向に形成すると共
にその一部に基準点反射部22を形成した長尺なスケー
ル20とからなり、検出ヘッド10およびスケール20
を相対的に移動する2物体に夫々取り付け、検出ヘッド
10およびスケール20の働きにより、2物体間の位置
を検出測定する光学式リニアエンコーダにおいて、基準
点反射部22の近傍に基準点近接指示域反射部23を設
け、基準点近接指示域反射部23からの反射光により基
準点反射部22への接近を予め検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械などにおいて
相対的に移動する2物体に取り付けて、これらの2物体
間の位置関係、特に基準位置を正確に検出する光学式リ
ニアエンコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、受発光素子を有する検出ヘッ
ドと、この受発光素子に反応する反射型光学格子部と基
準点反射部(ゼロ点、基準スリットなど)を有する長尺
なスケールとからなる光学式リニアエンコーダは提案さ
れており、工作機械などの相対的に移動する2物体間に
取り付けられ、位置制御などに用いられている。
【0003】つまり、この光学式リニアエンコーダで
は、例えば工作機械などの可動部側に検出ヘッドを取り
付けると共に固定部側に長尺なスケールを取り付け、こ
れらの可動部および固定部の大きな動きはリミッチスイ
ッチなどの設置により検出するものの、可動開始位置な
どの正確な位置決めにあたっては、検出ヘッドの受発光
素子からの照射光をスケールの反射型光学格子部および
基準点反射部に入力させ、これらの部分からの反射光を
受光して行っている。このとき、基準点反射部からの反
射光の検出により工作機械可動部の基準位置を出し、ま
た、反射型光学格子部からの反射光の検出により、この
基準位置からの移動距離を求めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
光学式リニアエンコーダの場合、基準点反射部を検出す
る際、あまり速い速度で検出ヘッドを動かすと読み取り
不能となったり、あるいは読み取り不能まではいかない
ものの、読み取り精度が低下したりるため、ある一定の
読み取り可能速度で移動させる必要がある。この速度は
そんなに速く設定できないため、基準位置の検出に時間
がかかるという問題があった。言い換えれば、工作機械
の可動スピードの向上が図れないという問題があった。
また、従来の光学式リニアエンコーダでは、スケールに
対して十分な遮光手段が施されていないため、外乱光な
どの影響を受け易く、反射光の信号レベルが低下した
り、あるいは信号のS/N比が悪化するなどの問題もあ
った。
【0005】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、検出ヘッドによりスケールの基準点反
射部への接近を予め検知することができるようにした光
学式リニアエンコーダを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の特徴とす
る点は、受発光素子を有する検出ヘッドと該受発光素子
からの入射光を反射させる反射型光学格子部を長手方向
に形成すると共にその一部に基準点反射部を形成した長
尺なスケールとからなり、これらの検出ヘッドおよびス
ケールを相対的に移動する2物体に夫々取り付け、前記
検出ヘッドおよびスケールの働きにより、前記2物体間
の位置を検出測定する光学式リニアエンコーダにおい
て、前記基準点反射部の近傍に基準点近接指示域反射部
を設け、当該基準点近接指示域反射部からの反射光によ
り前記基準点反射部への接近を予め検知することができ
る光学式リニアエンコーダにある。
【0007】
【作用】この基準点近接指示域反射部の形成により、ス
ケールの基準点反射部への接近を予め検知することがで
きるため、例えばこの検知データによって、それまで速
い速度で移動していた検出ヘッドの移動速度を減速させ
て、基準点反射部の読み取り可能な速度とするなどの制
御が可能となる。
【0008】
【実施例】図1〜図4は、本発明に係る光学式リニアエ
ンコーダの一実施例を示したものである。図中、10は
複数の受発光素子11a,11bを有する検出ヘッド、
20は例えば板状のガラス体からなり、上段の長手方向
に上記受発光素子11a,11bからの照射光(入射
光)を反射させる反射型光学格子部21を形成すると共
に、その一部(下段)に基準点反射部22と当該基準点
反射部22の近傍(図2中右側)に基準点近接指示域反
射部23を形成した長尺なスケールである。
【0009】上記検出ヘッド10の受発光素子11a,
11bは、発光素子と受光素子が対になった素子であっ
て、発光素子から照射された照射光がある部分に当たっ
て反射したとき、その反射光が受光素子により検出され
るようになっいる。
【0010】上記長尺なスケール20の反射型光学格子
部21は、透明なガラス体24に形成されたすだれ状の
格子部分21aとその背面に設けた金属蒸着層からなる
反射面21bとからなり、上記検出ヘッド10の発光素
子から照射されたリニアの照射光がデジタルの反射光と
して出力されるようになっている。
【0011】また、このスケール20の上記基準点反射
部22は縦長のスリット形状とすると共に、基準点近接
指示域反射部23は比較的横幅の広い領域として形成
し、いずれも、本実施例では、図1および図3から明ら
かなように、金属蒸着層の反射面21bのない部分とし
て構成してある。この反射面21bがないことによっ
て、図4に示したように、反射面21bの施された部分
に対して、反射光のレベルが大幅に低下するため、容易
にこれらの各反射部22,23が検出されるようになっ
ている。
【0012】さらに、このスケール20にあっては、外
乱光による影響を最小限に抑えるため、当該スケール2
0の前面を除いた背面および各側面に黒色などの遮光層
25を設けてある。なお、この黒色遮光層25は、反射
面21bのない上記基準点反射部22および基準点近接
指示域反射部23部分の背面層となるから、これらの各
反射部22,反射部23では、入射光の大半がが吸収さ
れる。つまり、各反射部22,反射部23の検出は、反
射面21bのある部分に対して、その反射光量が極端に
少ないことによって判別されるのである。
【0013】このように構成された上記検出ヘッド10
は、図1に示したように、例えば工作機械などの可動部
30側に取り付けると共に、長尺なスケール20にあっ
ては、工作機械などの固定部40側に取り付ける。そし
て、この工作機械の場合、例えば可動部30の固定部4
0に対する終端部(図2中のA点)の検出は、図示しな
いが、検出ヘッド10に付設したリミットスイッチ(固
定部40への付設なども可)などで行い、当該可動部3
0の次の動作にあたっての正確な位置決めは、検出ヘッ
ド10の受発光素子11a,11bとスケール20の基
準点反射部22および基準点近接指示域反射部23との
相互作用により行う。
【0014】つまり、図2において、高速度で移動する
検出ヘッド10は、工作機械の固定部40の終端部をリ
ミットスイッチなどで検出すると共に、この検出ヘッド
10の受発光素子11bにより基準点反射部22の前に
設けてある基準点近接指示域反射部23を検出し、読み
取る。この基準点近接指示域反射部23は、上述したよ
うに横幅の広い領域として形成されているため、誤動作
などなく、確実に検出される。そして、次に、この基準
点近接指示域反射部23を検出したら、その検出データ
によって、検出ヘッド10の移動スピード、すなわち工
作機械可動部30の可動スピードを、基準点反射部22
を確実に検出できる(読み取れる)速度まで減速する。
これにより、基準点反射部22の検出が誤動作などな
く、高精度で行うことができるようになる。また、検出
ヘッド10のオーバーシュートを防止することができ
る。
【0015】この基準点確定後の工作機械可動部30の
移動距離は、上記基準点反射部22をゼロ点として、検
出ヘッド10の受発光素子11aとスケール20の反射
型光学格子部21との相互作用により、正確に検出し、
測定することができる。
【0016】上記いずれの検出においても、スケール2
0には、その背面および各側面に黒色の遮光層25を設
けてあるため、外乱光による影響が最小限に抑えられ、
高精度の検出が可能となる。
【0017】なお、上記実施例においては、検出ヘッド
10の受発光素子11a,11bが2個の場合であった
が、本発明は、これに限定されるものではない。また、
基準点反射部22および基準点近接指示域反射部23も
それぞれ1個の場合であったが、必要により増やした
り、あるいはスケール20の端部寄りに限らず、適宜箇
所に設けることも可能である。また、スケール20はガ
ラス体に限らず、光透過性の他の材料で構成することも
可能である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る光学式リニアエンコーダによれば、次のような優
れた効果が得られる。
【0019】(1)基準点反射部の近傍に基準点近接指
示域反射部を設けてあるため、この基準点近接指示域反
射部の検出により、検出ヘッドの移動スピードを、基準
点反射部を確実に検出できる速度まで減速して読み取る
などの制御が可能となのるで、誤動作などなく、基準点
の検出を確実に行えるようになる。つまり、工作機械な
どにおいて、基準点の検出前まではその可動部を高速度
を移動させ、基準点の近傍に至って初めてスピードダウ
ンするのみでよいため、全体の動作速度が速く、生産性
に富んだ機械制御などが行える。もちろん、この基準点
の正確な読み取りによって、工作機械などのメカニカル
な部分の動きにおいて、設定位置より過剰に移動したり
するオーバーシュートなどの動作がなくなり、高精度で
のストローク制御が確保できるなどの利点も得られる。
【0020】(2)また、スケールを板状のガラス体で
成形し、かつ、その基準点反射部および基準点近接指示
域反射部を単にこのガラス体の背面に施した反射面のな
い部分として構成した場合には、特別の加工や処理を行
うことがないため、低コストでの製造が可能となる。
【0021】(3)また、スケールの前面を除いた背面
および各側面に黒色などの遮光層を設けた場合には、外
乱光による影響が最小限に抑えられるため、検出信号レ
ベルの低下や、S/N比の劣化もなく、高精度で安定し
た検出性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学式リニアエンコーダの一実施
例を示した概略説明図である。
【図2】図1のリニアエンコーダのスケール部分を示し
た一部欠截正面図である。
【図3】図2のスケール部分におけるIII〜III線
縦断面図である。
【図4】図2のスケール部分におけるIV〜IV線縦断
面図である。
【符号の説明】
10 検出ヘッド 20 長尺なスケール 11a 受発光素子 11b 受発光素子 21 反射型光学格子部 21a すだれ状の格子部分 21b 反射面 22 基準点反射部 23 基準点近接指示域反射部 24 板状のガラス体 25 遮光層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受発光素子を有する検出ヘッドと該受発
    光素子からの入射光を反射させる反射型光学格子部を長
    手方向に形成すると共にその一部に基準点反射部を形成
    した長尺なスケールとからなり、これらの検出ヘッドお
    よびスケールを相対的に移動する2物体に夫々取り付
    け、前記検出ヘッドおよびスケールの働きにより、前記
    2物体間の位置を検出測定する光学式リニアエンコーダ
    において、前記基準点反射部の近傍に基準点近接指示域
    反射部を設け、当該基準点近接指示域反射部からの反射
    光により前記基準点反射部への接近を予め検知すること
    ができることを特徴とする光学式リニアエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記スケールを板状のガラス体で形成す
    ると共にその背面には、基準点反射部と基準点近接指示
    域反射部を除いて、金属蒸着層からなる反射面を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の光学式リニアエンコー
    ダ。
  3. 【請求項3】 前記スケールの前面を除いた背面および
    各側面に遮光層を設けたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の光学式リニアエンコーダ。
JP21563292A 1992-07-21 1992-07-21 光学式リニアエンコーダ Pending JPH0634393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21563292A JPH0634393A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 光学式リニアエンコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21563292A JPH0634393A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 光学式リニアエンコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0634393A true JPH0634393A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16675623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21563292A Pending JPH0634393A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 光学式リニアエンコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634393A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09178416A (ja) * 1995-12-22 1997-07-11 Fuji Photo Optical Co Ltd 位置検出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0239208A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Fanuc Ltd 原点復帰方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0239208A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Fanuc Ltd 原点復帰方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09178416A (ja) * 1995-12-22 1997-07-11 Fuji Photo Optical Co Ltd 位置検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3851763B2 (ja) 位置検出装置、位置指示器、位置検出方法及びペンダウン検出方法
EP0422545B1 (en) Sheet thickness measuring apparatus
US3524067A (en) Compact line grating position sensing device
US7903262B2 (en) Optical position measuring arrangement
US3749925A (en) Opto-electronic transducer for position initialization of a linear motion mechanism
US7586621B2 (en) Displacement-measuring optical scale and optical encoder using same
JPH04157319A (ja) 影絵パターンを利用するエンコーダ
KR0149741B1 (ko) 위치좌표 측정방법 및 위치좌표 측정장치
JP2003166856A (ja) 光学式エンコーダ
JPH0634393A (ja) 光学式リニアエンコーダ
JPS63104864A (ja) 紙検出装置
US7705289B2 (en) Scanning unit for an optical position-measuring device
JPS60161523A (ja) 三次元測定機
JPS6311605B2 (ja)
EP0019941B1 (en) Reduction projection aligner system
JPH06289933A (ja) 基準位置決め制御方法
JP2017142203A (ja) 光学式エンコーダ及びその原点決定方法
JP3297306B2 (ja) 位置検出装置
EP1722200B1 (en) Optoelectronic measuring device
JP4266105B2 (ja) 原点設定型リニヤスケール
JP7112071B2 (ja) 反射型光センサ及びそれを用いた反射型エンコーダ
CN219328896U (zh) 一种激光扫描传感器
JPH0311753Y2 (ja)
JP2005201913A (ja) エンコーダ用コード板、エンコーダ、エンコーダ用コード板のための金型製造方法、エンコーダ用コード板のための金型、及びエンコーダ用コード板の製造方法
JP3049302B2 (ja) 光学式変位検出器