JPH06343374A - 釣り竿及びその製造方法 - Google Patents

釣り竿及びその製造方法

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JPH06343374A
JPH06343374A JP13704493A JP13704493A JPH06343374A JP H06343374 A JPH06343374 A JP H06343374A JP 13704493 A JP13704493 A JP 13704493A JP 13704493 A JP13704493 A JP 13704493A JP H06343374 A JPH06343374 A JP H06343374A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紐状で樹脂製の素材の巻回により形成される
釣り竿の握り部の手触りを向上させ、滑り難くし、吸湿
性を向上させる。 【構成】 長手方向に対し直交する姿勢の多数の溝部2
Aを表面に形成した樹脂製で紐状の素材2を、溝部2A
を露出させる状態で竿素材1に巻回して握り部Gを形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣り竿及びその製造方
法に関し、詳しくは、釣り竿に握り部を形成する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘラ竿を例に挙げると、竿素材の後端部
に対して紐状の籐を密接する状態で巻回して握り部を形
成したものが存在し、又、ルアーロッドを例に挙げる
と、ロッドの後端部等の位置に樹脂製のグリップを形成
したものが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように籐の巻回
によって握り部を形成したものは適度の硬度を有して手
触りが良く、滑り難く、吸湿性に優れるという良好な面
を有する反面、籐は自然界に存在する植物性の素材であ
ることから、一定品質のものの安定供給が行われ難く、
しかも、高価格なものとなっている。尚、このように籐
の巻回によって握りを形成したものでは、籐の表面に対
し長手方向に直交する姿勢(竿を基準にすると巻回状態
で竿の長手方向に沿う姿勢)の微細な割れを生ずるもの
であり、又、製品化される際には、握り部の外面に塗装
を行い、この割れを強調して重厚な外観となるようにし
ている。前述の不都合を解消するため、籐に代えて、塩
化ビニル等の樹脂を紐状に成形したものを、籐と同様に
巻回して握り部を形成したものも開発されている。しか
し、この樹脂製の素材では表面が平滑であるため藤と比
較して手触りが不良で滑り易く、吸湿性もあまり良くな
いものとなり改善が望まれている。
【0004】又、ルアーロッドのように竿素材にグリッ
プを形成するものでは、樹脂の弾性変形によって良好な
感触を得る反面、金型成形により製造されるため表面が
平滑で、しかも、吸湿性が殆ど無いため濡れた状態では
滑りやすく改善が望まれている。本発明の目的は、濡れ
た手で握っても滑り難く、感触が良い握り部を備えた釣
り竿、及び、その製造方法を合理的に構成する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は、竿素材、又は、竿素材と一体形成される部
材の外面に対して樹脂製の握り部を備えると共に、この
握り部の外面に前記竿素材の長手方向に沿う姿勢で、か
つ、前記握り部の長手方向の全長より短い溝部を多数形
成して釣り竿を構成してある点にあり、本発明の第2の
特徴(請求項6)は、樹脂製の索体の表面に対し、多数
の溝部を形成し、この索体を、前記溝部を露出させる状
態で竿素材、又は、竿素材に一体形成される部材に巻回
して握り部を形成して釣り竿の製造方法を構成してある
点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0006】
【作用】上記第1の特徴によると、樹脂製の握り部の外
面に、この握り部の長手方向の全長より短い寸法の溝部
が多数形成されるので、この溝部によって握り部の外面
部位に弾性変形が促進されると同時に、この溝部の形成
により握り部の表面が荒らされる状態となって、手の滑
りを抑制し、しかも、溝部の毛細管現象によって吸水性
も良好となる。尚、この構成では多数の溝部によって握
り部の外周部位の周方向への弾性変形を促進して手に馴
染みやすく、又、溝部がスリット状に形成されるので、
前述した毛細管現象も広い面の間に対して水分の吸収を
行う形態となり、表面を単に粗面加工したものと比較し
て握りやすく、吸水性も高いものとなる。つまり、この
構成によると、樹脂で握り部を形成することにより、比
較的安価で成形性が良好という面を損なわず、従来から
の樹脂を用いたものより表面性能が向上する結果、良好
な感触で操作性の良好な釣り竿を構成できる。
【0007】請求項2のように、条溝を形成すると、握
り部の外周部位の竿素材の長手方向に向かう方向への弾
性変形を促進する結果、前記溝部に起因する弾性変形と
併せて、一層手に馴染みやすなり、更に、前記溝部の毛
細管現象と、この条溝に起因するの毛細管現象とによ
り、一層吸湿性が向上する。請求項3のように、索体の
巻回によって握り部を形成した場合には、この索体の溝
部によって索体外周部の弾性変形を促進し、又、同様に
索体同士の間に形成される条溝によって索体外周部の弾
性変形を促進するものとなり、更に、安価な樹脂を用い
ても外観が天然の藤と似たものになる。
【0008】請求項4のように、索体に着色塗料の塗布
を行うものでは、この塗膜が握り部表面の保護を行うと
共に、索体の素材の色相に拘わらず所望の色相の握り部
を形成できる。請求項5のように、索体の溝部に着色塗
料を残留させるものでは、視覚的に、この溝部を強調す
るので、安価な樹脂の索体を用いても天然の藤の表面の
割れと同様の外観となる。
【0009】又、上記第2の特徴によると、索体を竿素
材、あるいは、竿素材に一体形成される部材に巻回する
ことにより、握り部の外面に溝部が露出する形態とな
り、この溝部によって握り部の外面部位に弾性変形が促
進されると同時に、この溝部の形成により握り部の表面
が荒らされる状態となって、手の滑りを抑制し、しか
も、溝部の毛細管現象によって吸水性も良好となる。つ
まり、この構成では天然の藤に代えて樹脂製の索体を用
いるのに拘わらず、索体表面の溝部によって索体表面を
柔らかくし、吸湿性の向上を図り、しかも、天然の藤と
同様の外観となる。請求項7のように、索体を巻回する
と、前述と同様に、握り部の外面に溝部が露出する形態
となると共に、隣接する索体同士の間に条溝が形成され
るものとなる。
【0010】請求項8のように、着色塗料の塗布を行う
と、索体に予め塗料を塗布するものと比較して塗布作業
が容易となり、又、塗膜が握り部表面の保護を行うと共
に、索体の素材の色相に拘わらず所望の色相の握り部を
形成できる。請求項9のように、溝部に着色塗料を残留
させるものでは、索体の巻回状態で溝部の開口幅が大き
くなるので、巻回前に塗布を行うものと比較して、着色
塗料の塗布時において溝部の内部への塗料の送り込みが
容易となり、しかも、視覚的に、この溝部を強調するの
で、安価な樹脂の索体を用いても天然の藤の表面の割れ
と同様の外観となる。
【0011】
【発明の効果】従って、比較的安価で成形しやすい樹脂
を用いて握り部を形成し、この握り部を濡れた手で握っ
ても滑り難く、感触が良い釣り竿が構成され、又、この
ように良好な性能で、しかも、天然の藤を用いたものと
外観が似た握り部を有する釣り竿の製造方法が合理的に
構成された。
【0012】特に、本発明では、条溝の形成により、握
り部の滑りの抑制、吸水性の向上で一層操作性が良好と
なり(請求項2)、索体の巻回で握り部を形成すること
により、条溝が自然に形成されると共に、握り部の感
触、操作性が一層良好となり、天然の藤と同様の外観と
なり(請求項3)、着色塗料の塗布を行うものでは、握
り部の保護と同時に握り部を所望の色相にでき(請求項
4)、溝部に着色塗料の塗布を行うものでは、溝部を強
調して天然の藤に似た外観となり(請求項5)、更に、
条溝が自然に形成され(請求項7)、着色塗料の塗布が
容易となり(請求項8)、溝部に残留した着色塗料によ
り、天然の藤の表面の割れと同様の外観を得る(請求項
9)という効果を奏する。
【0013】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、本発明の第1実施例を図面に基づ
いて説明する。図1に示すように、炭素繊維、ガラス繊
維等の高強度繊維で補強される樹脂製で筒状の竿素材1
の後端部に一体形成された大径部1Aの外面に対し、塩
化ビニル等の樹脂製の索体2を、互いに密接する状態で
巻回して握り部Gを形成し、又、この竿素材1の後端部
に尻栓3を螺合状態で備えて釣り竿の一例としてのヘラ
竿が構成されている。
【0014】図2に示す如く、索体2の表面には、竿素
材1の長手方向に沿う姿勢で、かつ、握り部Gの長手方
向の全長より短い長さの溝部2Aを多数形成してあり、
これらの溝部2A…が露出するよう方向を設定し、か
つ、索体2の隣接するもの同士が接触する状態に螺旋状
に巻回を行うことで、隣接するもの同士の間に条溝2B
を形成して握り部Gの手触り、吸湿性を向上させ、又、
滑り難くしている。
【0015】又、このヘラ竿は、以下の方法により製造
される(竿本体の製造方法は詳述せず)。即ち、図3乃
至図5に示すように、塩化ビニル等の樹脂製の索体2を
ロール等の供給部Aからテーブル4上に送り、このテー
ブル4に近接配置したローレットカッタ5の多数の微細
な刃部5Aの切削により、この索体2の表面に対し、長
手方向と直交する姿勢の多数の微細な溝部2A…を形成
しロール等の巻取り部Bに巻取る。尚、索体2は断面形
状が円形で1ミリメートル程度の径に形成され、又、ロ
ーレットカッタ5は、微細で鋭利な刃部5A…が多数形
成され、索体2の長手方向と平行姿勢の軸芯R周りで駆
動回転することによる切削作用で索体2の表面に、該索
体2の長手方向に直交する姿勢の溝状に溝部2Aを多数
形成する。
【0016】次に、図6に示すように、この索体2を、
溝部2A…の面が外方に向かうよう姿勢を設定して竿素
材1の後端部の外面に巻回する。尚、この巻回は竿素材
1を軸芯X周りで回転させて行い、又、索体2の先端部
を巻回面内に折り込む状態で巻回を開始し、巻回の終了
時には索体2の後端部を巻回面内に折り込む形態とな
り、更に、索体2の巻回開始部位において竿素材1と索
体2との境界に図2に示す如く、樹脂6を盛り上げて段
差を小さくして円滑な表面に成形している。
【0017】この巻回の後、図7及び図8に示す如く、
握り部Gより先端側の竿素材1をマスク7で覆った状態
で、竿素材1を軸芯X周りで回転させ乍らスプレーガン
8等によって着色塗料9の塗布を行い、研磨等を行い、
仕上げ塗料の塗布を行う。又、この着色塗料9を塗布し
た状態では図9の如く握り部の前面に着色塗料9が覆
い、研磨を行うことにより、図10に示す如く、溝部2
Aにのみ着色塗料9が残留する状態となり、この後、尻
栓3を取り付けることで、握り部Gが天然の藤を巻回し
た外観で、しかも、表面には天然の藤の割れと同様の形
態の溝部2Aを備えた釣り竿が完成するのである。尚、
本発明では図9に示す如く、着色塗料9を握り部Gの表
面全面に塗布した状態にして、握り部Gの表面を着色し
た状態に仕上げても良い。
【0018】〔第2実施例〕以下、本発明の第2実施例
を図面に基づいて説明する。本発明は第1実施例以外
に、竿素材1の外面に次のように、樹脂製の握り部Gを
一体形成する形態でも実施できる。図11に示すよう
に、 炭素繊維、ガラス繊維等の高強度繊維で補強され
る樹脂製で筒状の竿素材1の後端部に樹脂製の筒状部材
2を外嵌することにより握り部Gを形成し、又、この竿
素材1の後端部に尻栓3を螺合状態で備えて釣り竿の一
例としてのヘラ竿が構成されている。
【0019】この握り部Gは、筒状部材2の表面に螺旋
状の条溝2Bを形成して、天然の籐を巻回した形状を模
してあり、又、条溝2Bに挟まれる部位の外面に竿素材
1の長手方向に沿う姿勢に多数の溝部2Aを多数形成し
て握り部Gの手触り、吸湿性を向上させ、又、滑り難く
している。又、この握り部は以下の方法により、形成さ
れる。即ち、図12に示す如く、竿素材1の後端部の外
面に複数に分割自在な金型10,10を配置する。この
金型10,10の内部空間には、前述の条溝2B、溝部
2Aを形成する形状に成形され、次に、図13に示す如
く、金型10,10の内部空間に樹脂を注入することに
より条溝2B、溝部2Aが形成され、次に図14に示す
如く、金型10,10を分離することにりより、竿素材
1の後端と一体的に形成された握り部Gが得られるので
ある。
【0020】この後、前記第1実施例と同様に樹脂6の
塗布によって握り部Gの前端部と竿素材1との段差を除
き、着色塗料9の塗布を行い研磨を行い、仕上げ塗料の
塗布を行う。又、この着色塗料9を塗布した状態では図
15の如く握り部の前面に着色塗料9が覆い、研磨を行
うことにより、図16に示す如く、溝部2Aにのみ着色
塗料9が残留する状態となり、この後、尻栓3を取り付
けることで、握り部Gが天然の藤を巻回した外観で、し
かも、表面には天然の藤の割れと同様の形態の溝部2A
を備えた釣り竿が完成するのである。尚、本発明では図
15に示す如く、着色塗料9を握り部Gの表面全面に塗
布した状態に仕上げて、握り部Gの表面を着色した状態
に仕上げても良い。
【0021】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
以下のようにも実施できる。 (イ) 図17に示すように、竿素材1の後端部に等し
い厚みの樹脂2を、栓尻栓3の後面を覆う形態で形成し
て握り部Gを構成し、この握り部Gの外面に竿素材の軸
芯Xと同軸芯の条溝2Bを複数形成し、この条溝2Bで
互いに分離される握り部Gの表面部に多数の溝部2A…
を形成する。この握り部Gを構成する樹脂2は一方の端
部が閉塞する筒状に成形したものを竿素材1の後端に外
嵌し、接着剤で固定する、あるいは、前述のように、竿
素材1の外面に金型を配置して樹脂の注入により、竿素
材1と一体化するよう形成するもののどちらであっても
良い。
【0022】(ロ) 図18に示すように、前述の
(イ)の構成の握り部Gの構成に代えて環状の溝を形成
しない形態に握り部Gを構成し、握り部Gの外面の長手
方向に沿う姿勢で、夫々長さの異なる溝部2A…を多数
形成する。この握り部Gも前述の(イ)と同様に、接着
剤を介して竿素材1に外嵌固定する構成、あるいは、金
型を用いて竿素材1と一体的に形成するもののどちらで
あっても良い。
【0023】(ハ) 図19に示すように、竿素材1の
中間部に前述の(ロ)の構成と同様の握り部Gを形成す
る。尚、この別実施例では船竿におけるリールシート1
1の前部位置の握り部Gに本発明を適用しており、この
握り部Gの表面にも握り部Gの外面の長手方向に沿う姿
勢で、夫々長さの異なる溝部2Aを多数形成している。
この握り部Gも前述の(イ)と同様に、接着剤を介して
竿素材1に外嵌固定する構成、あるいは、金型を用いて
竿素材と一体的に形成するもののどちらであっても良
い。 (ニ) 図20に示すように、竿素材1の後端に一体形
成された大径部1Aに対し樹脂製でベルト状の索体2を
隣接するもの同士の間に隙間が形成されるよう螺旋状に
巻回し、索体2の表面に竿素材1の長手方向に沿う姿勢
の溝部2Aを多数形成する。尚、この索体2の表面の溝
部2Aは第1実施例のように切削により形成しても良
く、索体2の製造時に金型によって形成するものであっ
ても良い。
【0024】(ホ) 索体2の巻回で握り部Gを形成す
るものでは、索体2の断面形状を三角形、楕円形等、非
円形に成形して良く、索体に形成する溝部2Aも長手方
向に傾斜する姿勢であって良く、ヘラ竿以外に用いても
良い。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の竿の握り部の一部切欠き側面図
【図2】第1実施例の握り部前部の拡大側面図
【図3】第1実施例の索体の表面に溝部を形成する工程
の概略図
【図4】第1実施例のローレットカッタの側面図
【図5】第1実施例の溝部が形成された状態の索体の拡
大側面図
【図6】第1実施例の索体の巻回の工程の概略図
【図7】第1実施例の索体の外面に着色塗料を形成する
工程の概略図
【図8】第1実施例の完成状態の握り部の側面図
【図9】第1実施例の握り部への着色塗料の塗布状態の
拡大断面図
【図10】第1実施例の握り部の研磨後の拡大断面図
【図11】第2実施例の握り部の一部切欠き側面図
【図12】第2実施例の竿素材と金型とを示す断面図
【図13】第2実施例の金型内部に樹脂を注入した状態
の断面図
【図14】第2実施例の金型成形直後の握り部の側面図
【図15】第2実施例の握り部への着色塗料の塗布状態
の拡大断面図
【図16】第2実施例の握り部の研磨後の拡大断面図
【図17】別実施例(イ)の握り部の一部切欠き側面図
【図18】別実施例(ロ)の握り部の一部切欠き側面図
【図19】別実施例(ハ)の握り部の側面図
【図20】別実施例(ニ)の握り部の側面図
【符号の説明】
1 竿素材 2 索体 2A 溝部 2B 条溝 8 着色塗料 G 握り部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竿素材(1)、又は、竿素材(1)と一
    体形成される部材の外面に対して樹脂製の握り部(G)
    を備えると共に、この握り部(G)の外面に前記竿素材
    (1)の長手方向に沿う姿勢で、かつ、前記握り部
    (G)の長手方向の全長より短い溝部(2A)を多数形
    成してある釣り竿。
  2. 【請求項2】 前記握り部(G)の外面に周方向に沿う
    姿勢の条溝(2B)を形成してある請求項1記載の釣り
    竿。
  3. 【請求項3】 前記竿素材(1)、又は、竿素材(1)
    と一体形成される部材の外面に対して樹脂製の索体
    (2)を螺旋状に巻回することで前記握り部(G)を形
    成すると共に、この索体(2)の外面に竿素材の長手方
    向に沿う姿勢に前記溝部を形成し、この索体(2)の隣
    接するもの同士の間に条溝(2B)を形成してある請求
    項1記載の釣り竿。
  4. 【請求項4】 前記竿素材(1)、又は、竿素材(1)
    と一体形成される部材の外面に対して樹脂製の索体
    (2)を螺旋状に巻回することで前記握り部(G)を形
    成すると共に、この索体(2)の外面に竿素材の長手方
    向に沿う姿勢に前記溝部を形成し、この索体(2)の外
    面に着色塗料(8)の塗布を行ってある請求項1記載の
    釣り竿。
  5. 【請求項5】 前記竿素材(1)、又は、竿素材(1)
    と一体形成される部材の外面に対して樹脂製の索体
    (2)を螺旋状に巻回することで前記握り部(G)を形
    成すると共に、この索体(2)の外面に竿素材の長手方
    向に沿う姿勢に前記溝部を形成し、この索体(2)の外
    面に着色塗料(8)の塗布を行いこの着色塗料(8)の
    塗布部の研磨により、前記溝部(2A)に前記着色塗料
    (8)を残留させてある請求項1記載の釣り竿。
  6. 【請求項6】 樹脂製の索体(2)の表面に対し、多数
    の溝部(2A)を形成し、この索体(2)を、前記溝部
    (2A)を露出させる状態で竿素材(1)、又は、竿素
    材(1)に一体形成される部材に巻回して握り部(G)
    を形成する釣り竿の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記樹脂製の索体(2)の表面を、その
    長手方向に直交する方向に溝状に切削して前記溝部(2
    A)を形成すると共に、この索体(2)を前記竿素材
    (1)の外面、又は、前記竿素材(1)と一体形成され
    る部材の外面に対し互いに隣接する状態で巻回して前記
    握り部(G)を形成する請求項6記載の釣り竿の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記索体(2)の巻回の後、この索体
    (2)の外面に着色塗料(8)の塗布を行う請求項6記
    載の釣り竿の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記索体(2)の巻回の後、この索体
    (2)の外面に着色塗料の塗布を行い、この塗布状態の
    索体(2)の外面の研磨を行うことにより、前記溝部
    (2A)に前記着色塗料(8)を残留させる請求項6記
    載の釣り竿の製造方法。
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