JPH0634323A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JPH0634323A
JPH0634323A JP4209799A JP20979992A JPH0634323A JP H0634323 A JPH0634323 A JP H0634323A JP 4209799 A JP4209799 A JP 4209799A JP 20979992 A JP20979992 A JP 20979992A JP H0634323 A JPH0634323 A JP H0634323A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象物体の三次元座標位置とその明るさ
または色とを同時に測定できるようにする。 【構成】 測定対象物体4からの光がプリズム8によっ
て分割されて距離画像センサー61および濃淡画像撮像
素子62に供給される。また、異なる場所から異なる波
長の光を測定対象物体に同時に出射し、測定対象物体か
ら反射された光を、プリズムおよび光学フィルター等に
より、異なる波長の複数の光に分割して、それぞれ対応
する受光センサーに供給することにより、受光センサー
から見た測定対象物体の死角の問題を解決しつつ、短時
間で距離を測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元物体の形状測定
に好適な距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】測定対象物体の表面の三次元座標位置す
なわち三次元形状を計測するために、スリット光を走査
しながらリアルタイムに測定対象物体までの距離を求め
る距離測定装置が知られている。この距離測定装置は、
スリット光を走査し測定対象物体からの反射スリット光
を、非走査型撮像素子等の距離画像センサーを用いてリ
アルタイムで検出し、空間に座標を一意的に設定する。
【0003】図9は、このような従来の距離測定装置の
構成例を示す。赤外光レーザ源等から成る光源1により
照射された光は、光学系2によりスリット状にされ、こ
のスリット光は、ガルバノミラー等から成るスキャニン
グミラー3を用いて反射される。スリット光は、スキャ
ニングミラー3を回転させることにより測定対象物体4
上で走査される。
【0004】測定対象物体4から反射されたスリット光
は、光学系7によって、非走査型撮像素子6上に結像さ
せられる。測定対象物体4からの反射スリット光が非走
査型撮像素子6内で2次元に配列された各セル6Cを横
切るタイミングが、制御部5内の微分または積分回路等
を用いて求められ、その時のスキャニングミラー3の回
転位置が求められる。このスキャニングミラー3の回転
位置、および非走査型撮像素子6とスキャニングミラー
3との位置関係から、三角測量の原理で、非走査型撮像
素子6の各セル6C毎に測定対象物体4までの距離が、
測定される。
【0005】図10に、上述した図9の距離測定装置が
採用している三角測量の原理を示す。非走査型撮像素子
6と、この素子中に設けられている一つのセル6C上に
光学像が結像させられる測定対象物体4上の点までの距
離Dは、三角測量の原理で、非走査型撮像素子6とスキ
ャニングミラー3の回転中心との距離B、スキャニング
ミラー3で反射した光と非走査型撮像素子6とのなす角
θ1、非走査型撮像素子6とそこに入射する測定対象物
体4からの反射光とのなす角θ2、およびスキャニング
ミラー3の回転中心と非走査型撮像素子6との間の垂直
方向の距離aによって定まり、図10の右側に示された
式で表現される。
【0006】B、θ2、aの三つの変数については、あ
らかじめ実測、またはキャリブレーションによって計測
出来る。θ1は、上述した様に、非走査型撮像素子6内
のセル6Cを測定対象物体4からの反射光が横切るタイ
ミングを求め、スキャニングミラー3の回転位置を求め
る事によって求められる。従って、測定対象物体4まで
の距離Dが、非走査型撮像素子6内の各セル毎に三角測
量の原理に基づいて求められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ロボットによるハンド
リング作業、各種検査作業等において、測定対象物体4
の三次元位置情報の他にそれに対応する濃淡画像を必要
とする場合が多い。すなわち、距離画像では、距離画像
センサーである非走査型撮像素子6の各セル6Cに対応
する測定対象物体4の三次元座標位置(X,Y,Z)が
得られるが、この3次元座標位置における濃淡値(I)
が必要となる場合が数多くある。
【0008】しかしながら、従来の距離測定装置におい
ては、距離画像センサーの各セルに対応する三次元座標
(X,Y,Z)データしか得られず、この三次元座標位
置に対応する測定対象物体表面の明るさ(濃淡画像)は
得られなかった。
【0009】従来の一般的な測定対象物体の表面の明る
さ(濃淡画像)を測定する方法としては、CCDカメラ
等の走査型の画像入力装置を用いて映像信号の形で測定
する方法がある。
【0010】図11は、異なる位置に置かれた距離画像
センサー6およびCCDカメラ等の走査型の画像入力装
置6Tを用いて測定対象物体4の3次元座標位置とその
明るさまたは色とを各々測定する態様を示す。しかしな
がら、画像入力装置6Tによって測定された各明るさま
たは色が、距離画像センサー6によって求められたの三
次元座標位置のどこに正確に相当するのか判定すること
は、非常に困難である。
【0011】また、CCD等の濃淡画像撮像素子による
画像撮り込み時に測定対象物体上をスリット光が走査さ
れると、ノイズが画像に混入する。これを回避するため
に、測定対象物体上にスリット光が照射されていない時
に、濃淡画像素子による画像を撮り込みを行うと、測定
対象物体の三次元座標位置とその明るさまたは色とを同
時に測定出来なくなり、測定に長時間を要する事にな
る。
【0012】他方、上述した三角測量の原理に基づく距
離測定では、測定対象物体に対して非走査型撮像素子
(以下以、受光素子と呼ぶ)から見た死角が存在する。
すなわち、測定対象物体に対し、投光部と受光部が異な
る方向に存在する為、測定対象物体の凹凸により、影に
なる部分が生じる。図12に示した例では、測定対象物
体4Dに対して、光源1から光学系2を通してスキャニ
ングミラー3にスリット状の光を反射させて投光してい
る。ここでスキャニングミラー3によるスリット光の照
射範囲は、図12のR1の範囲であり、他方、受光素子
6と光学系7とにより受光可能な範囲は、図12のR2
の範囲である。
【0013】上述のように、測定対象物体4Dの表面に
凹凸があると、受光素子6に対して、投光された光が影
になるエリアSが生じる。従って、このエリアSの部分
については、受光素子6に光が届かないため距離を求め
ることができない事になる。
【0014】この死角の問題を解決する為には、図13
に示すように、一組の投光器(光源1、光学系2および
スキャニングミラー3)から測定対象物体4Dに投光す
るだけではなく、測定対象物体4D上の死角となる部分
に投光するために、異なる場所から異なる投光器(光源
11、光学系12およびスキャニングミラー13)を用
いて、測定対象物体4Dに投光することが提案されてい
る。これにより、測定物体4Dに対して、光が走査され
る空間内の領域は、エリアR1とエリアR3となり、図
12で示したような死角は少なくなる。
【0015】しかし、図13に示された方法には、次の
ような問題がある。すなわち、図13の距離測定装置に
おいては、光学系7と受光素子6からなる一つの受光部
が、異なる位置にある異なる投光器から照射された光
を、それぞれ、別々のタイミングで感知して、各投光器
から照射された光毎に距離を測定しなければならない
が、同時に光を照射した場合には、測定対象物体上の光
はどちらの投光器から照射されたものなのか分からなく
なる。従って、このように複数の同じ投光器を単に異な
る場所に配置する場合、各投光器の光照射のタイミング
を変えて、測定対象物体を照射し、受光部で受光しなけ
ればならない。
【0016】このようにタイミングを変えて距離を測定
する方法の一例が、図14に示されている。まず、第1
の投光器からの照射光を用いて死角がある第1の距離画
像を撮り込み、この操作が終了した後、所定の異なる場
所に配置されている第2の投光器からの照射光を用い
て、先に求めた第1距離画像の死角を補うような第2距
離画像を撮り込む。当然、第2距離画像にも死角が存在
する可能性がある。そこで、これら2つの距離画像を重
ねて、死角部分を補う。
【0017】しかしながら、この方法では、2枚の距離
画像を撮り込むタイミングが異なるために、先に撮り込
んだ距離画像を何らかの記憶媒体に保存しておく必要が
ある。すなわち、測定時間が単純に2倍以上必要とな
り、また実施するのに必要な構成も複雑になってしま
う。
【0018】本発明は、測定対象物体の三次元座標位置
とその明るさまたは色とを同時に測定できるようにする
ことを第1の目的とする。
【0019】本発明の第2の目的は、測定対象物体の死
角の問題を解決し、簡単な構成で、短時間に距離を測定
できるようにすることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の距離測
定装置は、スリット光を測定対象物体の表面に沿って走
査し、測定対象物体からの反射スリット光が、距離画像
センサー(例えば、図1の実施例の距離画像センサー6
1)を構成するセルを通過する時点を検出して測定対象
物体の表面の三次元座標位置を測定する距離測定装置で
あって、測定対象物体の濃淡値または色を測定する濃淡
画像撮像素子(例えば、図1の実施例の濃淡画像撮像素
子62)と、測定対象物体からの光を分割して、距離画
像センサーおよび濃淡画像撮像素子に供給する光学素子
(例えば、図1の実施例のプリズム8)とを備えること
を特徴とする。
【0021】請求項2に記載の距離測定装置は、光学素
子と濃淡画像撮像素子との間に、測定対象物体からの反
射スリット光を除去する第1フィルター(例えば、図1
の実施例のフィルタ9)を備えることを特徴とする。
【0022】請求項3に記載の距離測定装置は、光学素
子と距離画像センサーとの間に、測定対象物体からの反
射スリット光のみを透過させる第2フィルター(例え
ば、図1の実施例のフィルタ10)を備えることを特徴
とする。
【0023】請求項4に記載の距離測定装置は、スリッ
ト光を測定対象物体の表面に沿って走査し、測定対象物
体からの反射スリット光が、距離画像センサーを構成す
るセルを通過する時点を検出して測定対象物体の表面の
三次元座標位置を測定する距離測定装置であって、測定
対象物体の濃淡値または色を測定する濃淡画像撮像素子
(例えば、図3のフォトダイオードPDI)を、距離画
像センサーの各セル(例えば、図3のセル60)に設け
たことを特徴とする。
【0024】請求項5に記載の距離測定装置は、それぞ
れ、相異なる位置に配置されて、相異なる波長の光を測
定対象物体に向けて出射する複数の投光手段(例えば、
図7の実施例の光源1A、光学系2Aおよびスキャニン
グミラー3Aの組と、光源1B、光学系2Bおよびスキ
ャニングミラー3Bの組)と、これら複数の投光手段の
それぞれに対応させて配置される複数の受光手段(例え
ば、図7の実施例の受光センサー6Aおよび6B)と、
測定対象物体からの光を分割して、複数の受光手段に向
けて出射する分光手段(例えば、図7の実施例のプリズ
ム80)と、それぞれ、対応する受光手段と、分光手段
との間に配置され、対応する受光手段に割り当てられた
波長の光のみ透過させる複数の光学フィルター(例え
ば、図7の光学フィルター10Aおよび10B)とを備
えることを特徴とする。
【0025】請求項6に記載の距離測定装置は、それぞ
れ、相異なる位置に配置されて、相異なる波長の光を測
定対象物体に向けて出射する複数の投光手段(例えば、
図7の実施例の光源1A、光学系2Aおよびスキャニン
グミラー3Aの組と、光源1B、光学系2Bおよびスキ
ャニングミラー3Bの組)と、これら複数の投光手段の
それぞれに対応させて配置される複数の受光手段(例え
ば、図7の実施例の受光センサー6Aおよび6B)と、
測定対象物体からの光を受けて、複数の受光手段に対し
てそれぞれに割り当てられた波長の光を供給する分光手
段(例えば、異なる波長の光を異なる方向に出射するハ
ーフミラー)とを備えることを特徴とする。
【0026】
【作用】請求項1の構成の距離測定装置においては、測
定対象物体からの光が分割されて距離画像センサーおよ
び濃淡画像撮像素子に供給される。従って、測定対象物
体の三次元座標位置とその明るさまたは色とを同時に測
定できる。
【0027】請求項2の構成の距離測定装置において
は、測定対象物体からの光のうち反射スリット光が、第
1フィルターによって除去されて濃淡画像撮像素子に供
給される。従って、濃淡画像素子によって得られる画像
にノイズが混入するのを防止でき、測定対象物体の明る
さまたは色を正確に測定できる。
【0028】請求項3の構成の距離測定装置において
は、測定対象物体からの光のうち反射スリット光のみが
第2フィルターによって透過させられて距離画像センサ
ーに供給される。従って、測定対象物体の三次元座標位
置を正確に測定できる。
【0029】請求項4の構成の距離測定装置において
は、距離画像センサーを構成する各セルに、測定対象物
体からの反射スリット光が供給されるときには、そのセ
ルの濃淡画像撮像素子に、測定対象物体からの光が供給
される。従って、測定対象物体の三次元座標位置とその
明るさまたは色とを同時に測定できる。
【0030】請求項5の構成の距離測定装置において
は、それぞれ相異なる位置に配置された複数の投光手段
から、相異なる波長の光が測定対象物体に向けて出射さ
れ、分光手段が、複数の投光手段のそれぞれに対応させ
て配置された複数の受光手段に向けて、測定対象物体か
らの光を分割して出射し、分光手段と対応する受光手段
との間にそれぞれ配置された複数の光学フィルターが、
対応する受光手段に割り当てられた波長の光のみを透過
させて対応する受光手段に供給する。従って、相異なる
位置に配置された複数の投光手段から同時に光を出射す
ることができるので、死角の問題を解決しつつ短時間で
距離を測定できるとともに、記憶媒体等を使用する必要
がないから、簡単な構成で距離を測定できる。
【0031】請求項6の構成の距離測定装置において
は、それぞれ相異なる位置に配置された複数の投光手段
から、相異なる波長の光が測定対象物体に向けて出射さ
れ、分光手段が、複数の投光手段のそれぞれに対応させ
て配置された複数の受光手段に対して、測定対象物体か
らの光のうち、それぞれに割り当てられた波長の光を供
給する。従って、相異なる位置に配置された複数の投光
手段から同時に光を出射することができるので、死角の
問題を解決しつつ短時間で距離を測定できるとともに、
記憶媒体等を使用する必要がないから、簡単な構成で距
離を測定できる。
【0032】
【実施例】図1は、本発明の距離測定装置の一実施例の
構成を示す光学経路図である。この実施例は、測定対象
物体の表面の三次元座標位置と明るさとをリアルタイム
で同時に測定するものである。図1中、光源1、光学系
2、スキャニングミラー3および測定対象物体4は、前
述の図9の従来例と同一なので、ここでは説明を省略す
る。
【0033】距離画像センサー61、およびCCD等か
らなる白黒画像撮り込み用濃淡画像撮像素子62は、測
定対象物体4の映像が光学系7Aおよびプリズム8によ
り結像する位置に配置されている。すなわち、光学系7
Aにより撮り込まれた測定対象物体4からの光は、プリ
ズム8によって距離画像センサー61および濃淡画像撮
像素子62の両方向に分割され、各々の上に結像され
る。距離画像センサー61および濃淡画像撮像素子62
のそれぞれの各セルは、適当なキャリブレーション等に
より、対応付けがなされている。
【0034】濃淡画像撮像素子62とプリズム8との間
には、測定対象物体4からの反射スリット光の波長であ
る赤外光をカットするフィルター9が配置されており、
濃淡画像撮像素子62に赤外光が入射されないようにさ
れている。距離画像センサー61とプリズム8との間に
は、測定対象物体4からの反射スリット光の波長帯域で
ある赤外光のみを透過させるフィルター10が配置され
ている。
【0035】上述のように構成することにより、距離画
像センサー61上でスリット光が結像され、従来と同様
にリアルタイムで距離が測定されると同時に、フィルタ
ー9によってカットされる赤外帯域光以外の光が濃淡画
像撮像素子62に結像され、測定対象物体4の画像とし
て受像される。ここで、濃淡画像撮像素子62の各セル
と距離画像センサ61の各セルの各々の位置関係は一意
的に決まり、求められた測定対象物体4の各三次元座標
位置における明るさが同定できる。
【0036】以上のように、図1の実施例によれば、プ
リズム8を用いて入射光光路を分割する事により、距離
画像センサー61により測定された測定対象物体4の三
次元座標位置と、CCD等の濃淡画像撮像素子62によ
り測定された明るさとの正確な対応付けが可能となる。
【0037】また、CCD等の濃淡画像撮像素子62の
前に赤外光をカットするフィルター9を設ける事によ
り、測定対象物体4の明るさを測定している時、測定対
象物体4の三次元座標位置を測定する為に用いられるス
リット光による影響が除去される。この事により、測定
対象物体の三次元座標位置の明るさを正確に測定でき
る。
【0038】なお、上記実施例においては、濃淡画像撮
像素子62として白黒撮り込み用のものを使用したが、
カラー用の濃淡画像撮像素子を用いてカラー画像を撮り
込む事も可能である。これにより、測定対象物体4の三
次元座標位置の測定と、その位置の色の測定とを同時に
行うことができる。
【0039】また、距離画像センサー61とプリズム8
の間に配置されるるフィルター10は、距離画像センサ
ー61の特性としてスリット光以外の外乱光が入射され
てもさしつかえない場合、省略してもよい。
【0040】また、上記実施例は、スリット光として赤
外光を用いた例であるが、距離画像センサー61におけ
る分光感度特性が紫外光で十分な感度を得られる場合、
使用する紫外光のみをカットするフィルターをフィルタ
ー9として使用する事により、スリット光として紫外光
を使用する事が可能となる。
【0041】また、距離画像センサー61の可視光領域
の光感度特性が十分であり距離画像を測定できる場合に
は、可視光のスリット光を用いる事ができる。この場
合、明るさや色を測定するための濃淡画像に若干ノイズ
が入る可能性があるが、上記実施例の構成により、濃淡
画像および距離画像を測定でき、フィルター9およびフ
ィルター10を省略してもよい。
【0042】図2は、本発明の距離測定装置の別の実施
例の距離画像センサーの各セルの構成例を示す。このセ
ルは、リアルタイムに距離画像および濃淡画像を測定す
るセンサー上の1つのセルである。すなわち、このセル
60は、距離画像センサー部61Aと濃淡画像センサー
部62Aとを有し、距離画像センサー61Aにより、ス
リット光が横切ったタイミングを検出し、これに近接し
た位置に配置された濃淡画像センサー部62よりこのセ
ル60上に結像する測定対象物体4の像の明るさ(濃淡
値)を検出する。距離画像センサー部61Aの出力信号
は、インバータI5にセル選択信号X1が供給されたと
きに取り出される。濃淡画像センサー部62Aの出力信
号は、アナログスイッチA6にセル選択信号X2が供給
されたときに取り出される。この様に、距離画像センサ
ー部61Aと濃淡画像センサー部62Aとを非常に近接
した位置に配置する事により、測定対象物体4の同じ箇
所(実際には非常に近接した箇所)の三次元座標位置と
その明るさ(結像された像の濃淡値)とを同時に測定可
能となる。
【0043】図3は、図2のセンサーの具体的回路を示
す。図2の距離画像センサ部61Aは、図3の回路で
は、2つのフォトダイオードPDAおよびPDBを含ん
だ回路で実現され、スリット光が2つのフォトダイオー
ドPDAおよびPDBを横切るタイミングを検出し、各
セル60に対応する測定対象物体4の三次元座標位置を
測定する。図2の濃淡画像センサー部62Aは、図3の
回路においてはフォトダイオードPDIを用いて構成さ
れ、アレイ状に配列された各セル60上に結像された測
定対象物体4の像の濃淡値を測定する。すなわち、シフ
トレジスタ等から選択信号X2が与えられた時に、フォ
トダイオードPDIの内部容量に蓄電されている電荷
が、このフォトダイオードPDIに結像されている像の
光量に応じて放電し、そのアナログ信号から各セルに結
像した濃淡値が測定される。
【0044】図4は、図3のセル60の2つのフォトダ
イオードPDAおよびPDBを含んで構成された距離画
像センサ部61Aの構成を説明する機能ブロック図であ
る。ここでは、測定対象物体4に投射されるスリット光
は、垂直方向に延びるスリットが水平方向に走査される
ものとする。各セル60には、スリット光の移動方向に
隣接して左フォトセンサ20Aおよび右フォトセンサ2
0Bが配設されている。左および右フォトセンサ20B
は、2つのフォトダイオードPDAおよびPDBに相当
する。左フォトセンサ20Aは、水平方向に沿って左側
に配設され、右フォトセンサ20Bは、水平方向に沿っ
て右側に配設されている。すなわち、左フォトセンサ2
0Aは、先にスリット光を受ける位置に配設され、右フ
ォトセンサ20Bは、後でスリット光を受ける位置に配
設されている。
【0045】左および右センサ20Aおよび20Bの出
力側には、それぞれアンプ22Aおよび22Bが設けら
れている。アンプ22Aおよび22Bは、それぞれ左お
よび右センサ20Aおよび20Bの出力を増幅する。ア
ンプ22Aおよび22Bを設けているのは、スリット光
の光量が小さくても検出を可能にするためである。
【0046】比較器24は、アンプ22Aおよび22B
の出力を比較し、前者が後者より大きいときには、第1
の状態の信号(例えば、「L」)を出力し、後者が前者
より大きいときには、第2の状態の信号(例えば、
「H」)を出力する。ゲート26は、セル選択信号を受
けているときに、比較器24の出力を外部に出力する。
【0047】図5は、スリットの幅方向に広がり(分
散)を持ったスリット光が、水平方向の左から右に通過
したときの左および右フォトセンサ20Aおよび20B
の光電流の変化を示す。図5に示されているように、ま
ず、左センサ20Aの光電流が増大した後に減少し、続
いて、右センサ20Bの光電流が増大した後に減少す
る。従って、比較器24は、始め、第1の状態の信号
(例えば、「L」)を出力し、続いて、第2の状態の信
号(例えば、「H」)を出力する。
【0048】比較器24の出力第1の状態の信号から第
2の状態の信号に切り替わる瞬間、すなわち左センサ2
0Aの光電流より、右センサ20Bの光電流の方が大き
くなった瞬間(図5の矢印で示されている時点)が「そ
のセルをスリット光が通過した時点:TX」としてメモ
リセルに記憶される。この時点TXから、スリット光を
走査させている図1のミラー3の回転角度が求まり、三
角測量法により、測定対象物体4までの距離を測定でき
る。
【0049】図3に戻って、図4の左および右センサ2
0Aおよび20Bは、それぞれ、フォトダイオードPD
AおよびPDBにより構成され、図4のアンプ22Aお
よび22Bが、それぞれ、CMOSインバータと、その
入出力を短絡するアナログスイッチとを使用したクロッ
ク型アンプにより構成され、図4の比較器24が、CM
OSインバータを2個正帰還結合させてアナログスイッ
チにより中間電位にバランスさせるクロック型比較器に
より構成されている。
【0050】図4のアンプ20Aは、図3に示されてい
るように、フォトダイオードPDAの出力すなわちカソ
ードの電位を反転するインバータI1と、このインバー
タの入力端子と出力端子との間に接続されるアナログス
イッチA1とを備えて構成される。図4のアンプ20B
は、図3に示されているように、フォトダイオードPD
Bの出力すなわちカソードの電位を反転するインバータ
I1と、このインバータの入力端子と出力端子との間に
接続されるアナログスイッチA2とを備えて構成され
る。フォトダイオードPDAおよびPDBのアノード
は、接地されている。アナログスイッチA1およびA2
は、クロック信号すなわち制御信号φ3によって制御さ
れる。
【0051】図4の比較器24は、図3に示されている
ように、一方の入力端子が他方の出力端子に接続され、
他方の出力端子が一方の入力端子に接続されるインバー
タI3およびI4と、インバータI1の出力端子と、イ
ンバータI3の入力端子およびインバータI4の出力端
子の接続点との間に接続されるアナログスイッチA3
と、インバータI2の出力端子と、インバータI3の出
力端子およびインバータI4の入力端子の接続点との間
に接続されるアナログスイッチA4と、インバータI3
の入力端子と出力端子との間すなわちインバータI4の
入力端子と出力端子との間に接続されるアナログスイッ
チA5とを備えて構成される。アナログスイッチA3お
よびA4は、クロック信号すなわち制御信号φ2によっ
て制御される。アナログスイッチA5は、クロック信号
すなわち制御信号φ1によって制御される。
【0052】図6は、制御信号φ1、φ2およびφ3の
時間変化を示す。フェーズaにおいては、制御信号φ3
が「H」となるので、アナログスイッチA1およびA2
が短絡状態となって、インバータI1およびI2の出力
すなわち点IAおよびIBの電位が中間電位にリセット
される。
【0053】フェーズbにおいては、制御信号φ1、φ
2およびφ3がすべて「L」となるので、2個のフォト
ダイオードPDAおよびPDBの内部容量に蓄積されて
いる電荷が、光の強さに応じて放電する。
【0054】フェーズcにおいては、制御信号φ1が
「H」となるので、アナログスイッチA5が短絡状態と
なり、インバータI4の出力すなわち点SAの電位、お
よびインバータI3の出力すなわち点SBの電位が中間
電位にバランスさせられる。この間、フォトダイオード
PDAおよびPDBの放電が引き続き行われる。
【0055】フェーズdにおいては、制御信号φ2が
「H」となるので、アナログスイッチA3およびA4が
短絡状態にされる。フェーズcにおいて中間電位になっ
ている点SAおよびSBの電位は、点SAが「H」で点
SBが「L」の状態か、点SAが「L」で点SBが
「H」の状態に安定しようとするので、アナログスイッ
チA3およびA4が短絡状態にされて、点SAが点IA
に、点SBが点IBにそれぞれ直接接続されると、フォ
トダイオードPDAおよびPDBに照射された光の強さ
の相違が、点IAおよびIBの電位に反映されているか
ら、点SAおよびSBは、電位の低い方が「L」とな
り、電位の高い方が「H」となって安定する。
【0056】点SBの電位は、インバータI5(これは
図4のゲート26に相当する)に「H」のセル選択信号
X1が与えられたときに(フェーズbの終了間隔)、イ
ンバータI5によって反転されて、ディジタル値Yとし
て外部に出力される。外部では、このディジタル値Yを
監視しており、「H」から「L」(点SBでは、「L」
から「H」)に切り替わった時点を捕らえ、この時点を
「そのセルをスリット光が通過した時点」とする。
【0057】なお、セルが観測している物体上にスリッ
ト光が照射されていないときには、左右どちらのセンサ
20Aおよび20Bにもバイアス光が照射されているこ
とになるが、この場合、わずかな外からのノイズやフォ
トダイオードの特性の違い等が原因で点SBの電位が、
「H」および「L」のどちらに倒れるか決定できない。
そこで、フォトダイオードPDAをフォトダイオードP
DBよりも少し大きくする、点IAと接地点との間に微
少な電流が流れるように極めて大きな抵抗を挿入する等
の対策を施して、フォトダイオードPDAおよびPDB
に全く同じ量の光が入射したときに、フォトダイオード
PDAの方に光が多く照射されるのと同じ状態(点SB
が「L」になる状態)になるようにする必要がある。
【0058】図2および図3に示されたセル構成の実施
例によれば、各セル60に結像された測定対象物体4の
画像について、その三次元位置座標位置および明るさ
(X,Y,Z,I)を同時に測定できる。図3に示した
回路を一つのセル回路とする、距離・濃淡画像センサー
のLSI化も可能であり、この場合は解像度も向上し、
測定対象物体の三次元座標位置と明るさとのの対応も非
常に正確に行う事が出来る。また、同一視線方向、同一
解像度で測定対象物体の同じ位置に対応する距離画像と
濃淡画像を高速に撮り込むことが可能となる為、従来困
難であった各種検査、ロボットによるハンドリング作業
等に有効に用いることが可能となる。
【0059】図7は、測定対象物体に対する受光部から
の死角の少ない測定を高速に行う本発明の一実施例を示
す。この実施例の特徴は、相異なる位置(すなわち測定
対象物体4Dに対して対称の位置)に配置されて相異な
る波長λAおよびλBの光をそれぞれ出射する光源1Aお
よび1Bと、これらの光源1Aおよび1Bに対応させて
配置された受光センサー6Aおよび6Bと、測定対象物
体4Dから反射され光学系7を介して供給される相異な
る波長λAおよびλBの光をそれぞれ分割して受光センサ
ー6Aおよび6Bに向けて出射するプリズム80と、プ
リズム80と受光センサー6Aとの間に配置されて波長
λAの光のみを透過させる光学フィルター10Aと、プ
リズム80と受光センサー6Bとの間に配置されて波長
λBの光のみを透過させる光学フィルター10Bとを使
用して、同時に2枚の距離画像を得る点にある。なお、
光学系7、プリズム80、受光センサー6Aおよび受光
センサー6Bの位置関係は、光学系7を通して入射して
くる光の光路に対して、受光センサー6Aと6Bとが全
く同じ位置にあるように配置する。すなわち、測定対象
物体4Dの任意の一点が、受光センサー6Aおよび6B
の全く同じ位置に対応するように配置される。
【0060】光源1Aから出射された波長λAの光は、
光学系2Aによりスリット状の光LAとされ、スキャニ
ングミラー3Aによって反射されて測定対象物体4Dの
表面を走査する。光源1Bは、光源1Aが波長λAの光
を出射すると同時に、波長λBの光を出射し、この光
は、光学系2Bによりスリット状の光LBとされ、スキ
ャニングミラー3Bによって測定対象物体4Dの表面を
走査する。
【0061】測定対象物体4Dによって反射された光L
AおよびLBは、光学系7を通ってプリズム80に入射
する。プリズム80は、測定対象物体4Dによって反射
されたスリット光LAを、スリット光LAAおよびLA
Bに分光し、測定対象物体4Dによって反射されたスリ
ット光LBを、スリット光LBAおよびLBBに分光す
る。
【0062】光学フィルター10Aは、光源1Bから出
射された波長λBの光すなわちスリット光LBAを透過
しないので、受光センサー6Aに結像する光は、光源1
Aによって出射された波長λAの光すなわちスリット光
LAAである。同様に、光学フィルター10Bは、光源
1Aによって出射された波長λAの光すなわちスリット
光LABを透過しないため、受光センサー6Bに結像す
る光は、光源1Bによって出射された波長λBの光すな
わちスリット光LBBである。
【0063】このように、異なる位置から同時に波長の
異なるスリット光を出射し、複数のセンサーに対して結
像する光の波長を選択して距離測定を行うことにより、
従来のように、複数の光源からの光の出射タイミングを
異ならせ、さらに複数の受光センサーの受光タイミング
を異ならせる必要がなくなるので、短時間で距離測定を
行えるようになる。
【0064】図8は、図7の実施例による距離測定動作
を模式的に示したものである。図8の第1投光器とは、
光源1A、光学系2Aおよびスキャニングミラー3Aの
組のことである。第2投光器とは、光源1B、光学系2
Bおよびスキャニングミラー3Bの組のことである。図
8は、図14と対比して示しているが、異なる2つの投
光器から投光された光を用いて、これらに対応した距離
画像が同時に計測可能となる。また、光路的に全く同じ
位置にある2つの受光センサーによって得られたの距離
画像は、そのまま重ね合わせることが出来るため、容易
に死角の少ない距離画像が求められる。
【0065】なお、上記実施例においては、プリズムに
よって分光し、各受光センサーに入射する光の波長を選
択するためにに光学フィルターを用いているが、プリズ
ムおよび光学フィルターの代わりに、各受光センサーに
割り当てられた波長の光のみの光を対応する受光センサ
ーに供給する分光特性のハーフミラー等を使用すること
もできる。
【0066】また、上記実施例は、投光器を2つ使用し
ているが、測定対象物体の表面の凹凸の状態によって
は、死角がより少なくなるように、3つ以上の投光器、
ならびにそれに対応する数の受光センサーを使用しても
良い。
【0067】また、上記実施例は、リアルタイム距離画
像センサに関するものであるが、本発明は、これに限定
されず、例えば、参照光を測定対象物体に投光し、投光
器とは異なる位置にある受光部を用いて測定対象物体か
らの反射光を検出して距離を測定する装置にも同様に適
用でき、死角問題を解決できる。要するに、本発明は、
広く一般に、三角測量の原理に基づく距離測定に適用出
来る。
【0068】
【発明の効果】請求項1の距離測定装置によれば、測定
対象物体からの光を分割して距離画像センサーおよび濃
淡画像撮像素子に供給するようにしたので、測定対象物
体の三次元座標位置とその明るさまたは色とを同時に測
定できる。従って、測定時間を短縮できる。
【0069】請求項2の距離測定装置によれば、測定対
象物体からの光のうち反射スリット光を第1フィルター
によって除去して濃淡画像撮像素子に供給するようにし
たので、濃淡画像素子によって得られる画像にノイズが
混入するのを防止でき、測定対象物体の明るさまたは色
を正確に測定できる。
【0070】請求項3の距離測定装置によれば、測定対
象物体からの光のうち反射スリット光のみを第2フィル
ターによって透過させて距離画像センサーに供給するよ
うにしたので、測定対象物体の三次元座標位置を正確に
測定できる。
【0071】請求項4の距離測定装置によれば、距離画
像センサーを構成する各セルに、濃淡画像撮像素子を設
けたので、各セルに、測定対象物体からの反射スリット
光が供給されるときには、そのセルの濃淡画像撮像素子
に、測定対象物体からの光が供給されるから、測定対象
物体の三次元座標位置とその明るさまたは色とを同時に
測定できる。
【0072】請求項5の距離測定装置によれば、それぞ
れ相異なる位置に配置された複数の投光手段から、相異
なる波長の光を測定対象物体に向けて出射し、複数の投
光手段のそれぞれに対応させて配置された複数の受光手
段に向けて、分光手段よって、測定対象物体からの光を
分割して出射し、分光手段と対応する受光手段との間に
それぞれ配置された複数の光学フィルターによって、対
応する受光手段に割り当てられた波長の光のみを透過さ
せて対応する受光手段に供給するので、相異なる位置に
配置された複数の投光手段から同時に光を出射すること
ができるから、死角の問題を解決しつつ短時間で距離を
測定できるとともに、記憶媒体等を使用する必要がない
ので、簡単な構成で距離を測定できる。
【0073】請求項6の距離測定装置によれば、それぞ
れ相異なる位置に配置された複数の投光手段から、相異
なる波長の光を測定対象物体に向けて出射し、複数の投
光手段のそれぞれに対応させて配置された複数の受光手
段に対して、分光手段によって、測定対象物体からの光
のうち、それぞれに割り当てられた波長の光を供給する
ので、相異なる位置に配置された複数の投光手段から同
時に光を出射することができるから、死角の問題を解決
しつつ短時間で距離を測定できるとともに、記憶媒体等
を使用する必要がないので、簡単な構成で距離を測定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の距離測定装置の一実施例の構成を示す
光学経路図である。
【図2】本発明の距離測定装置の別の実施例の距離画像
センサーの各セルの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2に示されたセルの回路構成例を示す回路図
である。
【図4】図3に示されたセルの距離画像センサー部61
Aの構成を説明する機能ブロック図である。
【図5】反射スリット光の移動に伴う左フォトセンサー
20Aおよび右フォトセンサー20Bの光電流の時間変
化を示すグラフである。
【図6】図4に示されたアンプ22Aおよび22Bなら
びに比較器24に供給される制御信号φ1、φ2および
φ3の一例を示すタイミング図である。
【図7】本発明の距離測定装置の他の実施例の構成を示
す光学経路図である。
【図8】図7の実施例の動作を模式的に示すブロック図
である。
【図9】従来の距離測定装置の一例を示す光学経路図で
ある。
【図10】図9の従来例の三角測量による距離測定の原
理を示す図である。
【図11】従来の距離画像センサー6およびCCDカメ
ラ等の走査型の画像入力装置6Tを用いて測定対象物体
4の3次元座標値とその明るさおよび色とを各々測定す
る態様を示す図である。
【図12】従来の距離測定装置における死角の問題を示
す説明図である。
【図13】死角の問題を解決する従来の距離測定装置の
一例を示す図である。
【図14】図13の従来例の動作を模式的に示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1A,1B 光源 2A,2B 光学系 3A,3B スキャニングミラー 4,4D 測定対象物体 6A,6B 受光センサー 8,80 プリズム 9,10,10A,10B フィルター 60 セル 61 距離画像センサー 61A 距離画像センサー部 62 濃淡画像素子 62A 濃淡画像センサ部 PDA,PDB,PDI フォトダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
    て走査し、前記測定対象物体からの反射スリット光が、
    距離画像センサーを構成するセルを通過する時点を検出
    して前記測定対象物体の表面の三次元座標位置を測定す
    る距離測定装置において、 前記測定対象物体の濃淡値または色を測定する濃淡画像
    撮像素子と、 前記測定対象物体からの光を分割して、前記距離画像セ
    ンサーおよび前記濃淡画像撮像素子に供給する光学素子
    とを備えることを特徴とする距離測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光学素子と前記濃淡画像撮像素子と
    の間に、前記測定対象物体からの反射スリット光を除去
    する第1フィルターを備えることを特徴とする請求項1
    記載の距離測定装置。
  3. 【請求項3】 前記光学素子と前記距離画像センサーと
    の間に、前記測定対象物体からの反射スリット光のみを
    透過させる第2フィルターを備えることを特徴とする請
    求項1記載の距離測定装置。
  4. 【請求項4】 スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
    て走査し、前記測定対象物体からの反射スリット光が、
    距離画像センサーを構成するセルを通過する時点を検出
    して前記測定対象物体の表面の三次元座標位置を測定す
    る距離測定装置において、 前記測定対象物体の濃淡値または色を測定する濃淡画像
    撮像素子を、前記距離画像センサーの各セルに設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の距離測定装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ、相異なる位置に配置されて、
    相異なる波長の光を測定対象物体に向けて出射する複数
    の投光手段と、 前記複数の投光手段のそれぞれに対応させて配置される
    複数の受光手段と、 前記測定対象物体からの光を分割して、前記複数の受光
    手段に向けて出射する分光手段と、 それぞれ、対応する受光手段と、前記分光手段との間に
    配置され、対応する受光手段に割り当てられた波長の光
    のみを透過させる複数の光学フィルターとを備えること
    を特徴とする距離測定装置。
  6. 【請求項6】 それぞれ、相異なる位置に配置されて、
    相異なる波長の光を測定対象物体に向けて出射する複数
    の投光手段と、 前記複数の投光手段のそれぞれに対応させて配置される
    複数の受光手段と、 前記測定対象物体からの光を受けて、前記複数の受光手
    段に対してそれぞれに割り当てられた波長の光を供給す
    る分光手段とを備えることを特徴とする距離測定装置。
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