JPH06341A - 中空糸膜分離モジュ−ル - Google Patents

中空糸膜分離モジュ−ル

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Publication number
JPH06341A
JPH06341A JP18310092A JP18310092A JPH06341A JP H06341 A JPH06341 A JP H06341A JP 18310092 A JP18310092 A JP 18310092A JP 18310092 A JP18310092 A JP 18310092A JP H06341 A JPH06341 A JP H06341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bundle
hollow fiber
net
fiber membrane
small
Prior art date
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Pending
Application number
JP18310092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Takano
均 高野
Toshimitsu Hamada
敏充 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP18310092A priority Critical patent/JPH06341A/ja
Publication of JPH06341A publication Critical patent/JPH06341A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】U字型中空糸膜モジュ−ルにおいて、ネットの
締め付け力を比較的小さくしても、中空糸膜束動揺時で
の中空糸膜相互間のもつれあい、膜損傷をよく防止で
き、従って、ネットの締め付け力による中空糸膜のU字
曲り箇所での破断並びに中空糸膜束動揺による中空糸膜
相互間のもつれあい、膜損傷を共に良好に防止できる中
空糸膜分離モジュ−ルを提供する。 【構成】中空糸膜束が複数箇の小束に分割されてその各
小束の中空糸膜が各ネットにより結束され、これらのネ
ツト結束小束が更に別のネットで結束されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はU字型中空糸膜束を有す
る分離モジュ−ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】膜を用いた分離モジュ−ル中、中空糸膜
を用いた分離モジュ−ルにおいては、単位容積当たりの
膜面積を大きくでき、モジュ−ルの小型化等に有利であ
る。この中空糸膜分離モジュ−ルにおいては、被処理液
の流速や圧力による中空糸膜束の動揺時に中空糸膜相互
間のもつれや膜の亀裂、破断が生じ易い。
【0003】かかる不具合を排除するために、中空糸膜
束の外周をネットで結束することが公知である。また、
この外周結束に代え、モジュ−ル束を複数箇の小束に分
割し、各小束をネットで結束することも公知である。而
して、何れも一重式結束構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中空糸膜モジュ−ルと
して、U字型に曲げた中空糸膜の束を筒状ケ−ス内に収
容し、U字曲り箇所とは反対側の膜一端部をケ−ス内一
端部に樹脂接着剤で封着したものが公知である。
【0005】而るに、このU字型中空糸膜モジュ−ルに
おいて、中空糸膜束を上記一重のネット結束構造により
結束すると、強く結束すれば、中空糸膜のU字曲り箇所
に作用する曲げ応力が大となって機械的に脆弱な中空糸
膜のU字曲り箇所での破断が招来され易く、他方、緩く
結束すれば、中空糸膜の拘束効果が低下し、中空糸膜束
動揺時での中空糸膜相互間でのもつれあい、膜破損の防
止を効果的に達成できない。
【0006】本発明の目的は、U字型中空糸膜モジュ−
ルにおいて、ネットの締め付け力を比較的小さくして
も、中空糸膜束動揺時での中空糸膜相互間のもつれあ
い、膜損傷をよく防止でき、従って、ネットの締め付け
力による中空糸膜のU字曲り箇所での破断並びに中空糸
膜束動揺による中空糸膜相互間のもつれあい、膜損傷を
共に良好に防止できる中空糸膜分離モジュ−ルを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の中空糸膜分離モ
ジュ−ルは、U字型に曲げられた中空糸膜の束がケ−ス
内に収容され、U字曲り箇所とは反対側の束一端部がケ
−ス一端部に樹脂接着剤により固着されてなる分離モジ
ュ−ルにおいて、中空糸膜束が複数箇の小束に分割され
てその各小束の中空糸膜が各ネットにより結束され、こ
れらのネツト結束小束が更に別のネットで結束されてい
ることを特徴とする構成であり、小束を複数箇の細束に
分割し、各細束を上記とは別のネットで結束することも
できる。
【0008】
【作用】中空糸膜束が二重更には三重の結束構造で結束
されているので、ネットの締め付け力を低くしても、個
々の中空糸膜の動きをよく防止できる。従って、中空糸
膜のU字曲り箇所での破断並びに中空糸膜束動揺時での
中空糸膜相互間のもつれあい、膜損傷をともによく防止
できる。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の実施例を示す断面説明図である。図
1において、1はU字型に曲げた中空糸膜の束であり、
複数箇の小束11,…に分割されている。2,…は各小
束11,…に被せられた有底円筒型または袋状のネット
であり、各小束の中空糸膜が結束されている。3は有底
円筒型または袋状の別のネットであり、上記のネット結
束小束11,…が結束されている。
【0010】4は筒状ケ−スであり、上記のU字型中空
糸膜束が収容されている。5はU字型中空糸膜束のU字
曲り箇所とは反対側の一端部とケ−ス一端部との間に隔
壁形成のために注入された樹脂接着剤であり、上記各ネ
ット21,…並びに3の一端部もこの樹脂接着剤5内に
埋入されている。
【0011】上記の二重結束構造に対し、小束11を更
に細束に分割し、各細束に上記とは別のネットを被せて
三重結束構造とすることもできる。
【0012】上記において、ネット21,3等には通
常、プラスチックネットが使用され、その網目の大きさ
は、通常1mm×1mm〜50mm×50mmとされ
る。また、上記した有底円筒型または袋状のネット以外
に、単なる円筒型ネットも使用可能である。
【0013】上記において、中空糸膜束の分割数は中空
糸膜の本数により異なるが、通常、2〜20箇とされ
る。
【0014】本発明のU字型中空糸膜モジュ−ルにおい
ては、U字型中空糸膜束をネットにより二重又は三重構
成で結束してあるから、中空糸膜束の揺動時に一重結束
構成のものに較べ、ネットの締め付け力を小にでき、中
空糸膜のU字曲り箇所での破断防止に有利である。
【0015】また、同程度のネット締め付け力のもと
で、一重結束構成では、中空糸膜束揺動時での中空糸膜
相互間のもつれあい並びに膜損傷を生じるモジュ−ル使
用条件でも、本発明の二重又は三重結束構成を使用した
モジュ−ルにおいては、中空糸膜相互間のもつれあい並
びに膜損傷を防止できる。このことは次の実施例と比較
例との対比からも明らかである。
【0016】実施例1 長さ約25cmのポリスルホン系中空糸膜3000本をU
字型に曲げ、その中空糸膜束を5個の小束に分割し、各
小束にポリエチレンの袋状ネツトを被せ、更にこれらの
小束をポリプロピレンの有底円筒型ネツトによって一括
した。このU字型中空糸膜束を長さ15cm,内径8cmφ
のポリスルホン製ケ−ス内に収容し、一端部にポリウレ
タン系接着剤を注入して隔壁を設け、各ネットの一端を
この隔壁内に埋入して実施例品を製作した。
【0017】この実施例品を使用し、1週間の間、外圧
2kg/cm2にて水の濾過試験を行った。濾過試験終了後、
エア−リ−クテストによって膜破れを調べたが、何らの
異常もなく、更に、モジュ−ルを解体して中空糸膜を観
察したが、中空糸膜のもつれは殆ど観られなかった。
【0018】実施例2 中空糸膜束を9個の細束に等分割し、各細束にポリエチ
レンの袋状ネツトを被せ、更に細束を3箇づつ同素材の
袋状ネツトで結束し、そしてその全体をポリプロピレン
の有底円筒型ネツトによって一括した以外、実施例1と
同じとした。実施例1と同様、濾過試験を行い、濾過試
験終了後、エア−リ−クテストによって膜破れを調べた
が、膜破れは認められず、更に、モジュ−ルを解体して
中空糸膜を観察したところ、中空糸膜は全て整然と並ん
でおり、製作時の状態のままであった。
【0019】比較例 中空糸膜束の分割結束は行わずに一括結束のみを行い、
他は実施例1と同様にした。実施例1と同様、濾過試験
を行い、濾過試験終了後、エア−リ−クテストによって
膜破れを調べたところ、十数本の膜破れが認められ、更
に、モジュ−ルを解体して中空糸膜を観察したところ、
大部分の中空糸膜が激しくもつれあっていた。
【0020】
【発明の効果】本発明の中空糸膜モジュ−ルは、上述し
た通りの構成であり、U字型中空糸膜モジュ−ルにおい
て、中空糸膜束に対するネットの締め付け力をそれほど
高くすることなく、中空糸膜束の揺動時での中空糸膜の
動きによるもつれあい、膜破れを良好に防止でき、ネッ
トの締め付けによる中空糸膜のU字曲り箇所での膜破断
の畏れなく、中空糸膜束の動揺時での膜相互のもつれあ
い等を防止できる。また、小束間に処理液の通路を確保
でき、全域にわたって円滑に処理液を流すことができる
ので、部分的な中空糸膜の激しい揺れを避け、効率よく
中空糸膜の揺れを緩和できるので、上記中空糸膜のもつ
れあいを一層効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 中空糸膜束 11 小束 21 ネット 3 ネット 4 筒状ケ−ス 5 樹脂接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】U字型に曲げられた中空糸膜の束がケ−ス
    内に収容され、U字曲り箇所とは反対側の束一端部がケ
    −ス一端部に樹脂接着剤により固着されてなる分離モジ
    ュ−ルにおいて、中空糸膜束が複数箇の小束に分割され
    てその各小束の中空糸膜が各ネットにより結束され、こ
    れらのネツト結束小束が更に別のネットで結束されてい
    ることを特徴とする中空糸膜分離モジュ−ル。
  2. 【請求項2】請求項1において、小束が複数箇の細束に
    分割され、各細束が上記とは別のネットで結束されてい
    る中空糸膜分離モジュ−ル。
JP18310092A 1992-06-17 1992-06-17 中空糸膜分離モジュ−ル Pending JPH06341A (ja)

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JP18310092A JPH06341A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 中空糸膜分離モジュ−ル

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JP18310092A JPH06341A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 中空糸膜分離モジュ−ル

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JPH06341A true JPH06341A (ja) 1994-01-11

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JP18310092A Pending JPH06341A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 中空糸膜分離モジュ−ル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030204A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Toray Ind Inc 浄水器用カートリッジおよび浄水器
CN109464913A (zh) * 2018-12-28 2019-03-15 德蓝水技术股份有限公司 一种用于苦咸水淡化的中空纤维脱盐膜组件及设备

Cited By (2)

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