JPH06341464A - 自動変速装置の制御方法 - Google Patents
自動変速装置の制御方法Info
- Publication number
- JPH06341464A JPH06341464A JP13322993A JP13322993A JPH06341464A JP H06341464 A JPH06341464 A JP H06341464A JP 13322993 A JP13322993 A JP 13322993A JP 13322993 A JP13322993 A JP 13322993A JP H06341464 A JPH06341464 A JP H06341464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- accelerator
- state
- engine
- friction clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 33
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 4
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract description 9
- 230000035939 shock Effects 0.000 abstract description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 5
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械式自動変速装置の微動走行時における摩
擦クラッチ接続の際のショックを低減する。 【構成】 エンジンと変速機との間に設けられた摩擦ク
ラッチを微動走行時に接続するに際し、摩擦クラッチを
接続するためにデューティ制御されるエアシリンダのデ
ューティ制御時間をアクセルOFF状態からON状態へ
移行した場合には、より長くとるようにした。
擦クラッチ接続の際のショックを低減する。 【構成】 エンジンと変速機との間に設けられた摩擦ク
ラッチを微動走行時に接続するに際し、摩擦クラッチを
接続するためにデューティ制御されるエアシリンダのデ
ューティ制御時間をアクセルOFF状態からON状態へ
移行した場合には、より長くとるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンと変速機との
間に介装された摩擦クラッチをアクチュエータを介して
制御する自動変速装置における微動走行時の制御方法に
関する。
間に介装された摩擦クラッチをアクチュエータを介して
制御する自動変速装置における微動走行時の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型貨物自動車や乗合自動車等に
おける運転者の運転操作の負担を軽減する目的で、車両
の走行条件に応じたギヤ位置を自動的に選択できるよう
にした自動変速装置が考えられている。従来の自動変速
装置は、専ら小型の乗用車を対象としたものであり、エ
ンジンと遊星歯車式変速機との間にトルクコンバータ等
の流体継手を介在させ、圧油を制御媒体とした遊星歯車
式変速機のギヤ位置切換手段を具した形式のものが一般
的である。
おける運転者の運転操作の負担を軽減する目的で、車両
の走行条件に応じたギヤ位置を自動的に選択できるよう
にした自動変速装置が考えられている。従来の自動変速
装置は、専ら小型の乗用車を対象としたものであり、エ
ンジンと遊星歯車式変速機との間にトルクコンバータ等
の流体継手を介在させ、圧油を制御媒体とした遊星歯車
式変速機のギヤ位置切換手段を具した形式のものが一般
的である。
【0003】大型貨物自動車等を対象とした自動変速装
置を開発する上で重要なことは、車両の生産台数が乗用
車と比べて著しく少ないことから、高価なトルクコンバ
ータ等を新たに設計することはコストの点で極めて不利
となり、従来からある生産設備を含めて摩擦クラッチや
変速機等の駆動系をそのまま用いることが望ましい。
置を開発する上で重要なことは、車両の生産台数が乗用
車と比べて著しく少ないことから、高価なトルクコンバ
ータ等を新たに設計することはコストの点で極めて不利
となり、従来からある生産設備を含めて摩擦クラッチや
変速機等の駆動系をそのまま用いることが望ましい。
【0004】そのため、歯車式変速機にギヤ位置切換手
段を備えると共に、摩擦クラッチを遮断あるいは連結す
るためのクラッチ用アクチュエータ等を備えた機械式自
動変速装置が考えられている。
段を備えると共に、摩擦クラッチを遮断あるいは連結す
るためのクラッチ用アクチュエータ等を備えた機械式自
動変速装置が考えられている。
【0005】このような機械式自動変速装置において、
変速の際には、クラッチ用アクチュエータであるエアシ
リンダがデューティ制御されて、クラッチの接続がなさ
れる。このとき、変速ショックを低減するため、実際の
アクセル開度とは異なる、変速のためのアクセル擬似信
号を作り、これに基づき燃料噴射量を制御するようにし
ている。このような技術は例えば、実開昭63−893
29号公報などに開示されている。
変速の際には、クラッチ用アクチュエータであるエアシ
リンダがデューティ制御されて、クラッチの接続がなさ
れる。このとき、変速ショックを低減するため、実際の
アクセル開度とは異なる、変速のためのアクセル擬似信
号を作り、これに基づき燃料噴射量を制御するようにし
ている。このような技術は例えば、実開昭63−893
29号公報などに開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の発進
時、アクセルがONされると、エンジン回転とクラッチ
回転が同期するまでクラッチをゆっくり接側に動かし、
これらの回転が同期した時点でクラッチを完全につなげ
ている。この時、エンジン側のトルクは駆動軸に徐々に
伝わり、急激なトルク変化は発生しないため、ほとんど
ショックとなはらない。
時、アクセルがONされると、エンジン回転とクラッチ
回転が同期するまでクラッチをゆっくり接側に動かし、
これらの回転が同期した時点でクラッチを完全につなげ
ている。この時、エンジン側のトルクは駆動軸に徐々に
伝わり、急激なトルク変化は発生しないため、ほとんど
ショックとなはらない。
【0007】しかし、クラッチが切れた状態で蛇行(ク
ラッチ回転がある状態)している時、アクセルがONさ
れると、エンジン回転とクラッチ回転に回転差がなく同
期していた場合、即クラッチをつなげてしまうことにな
り、このため駆動軸にエンジントルクが急に伝わり、大
きなショックとなる。
ラッチ回転がある状態)している時、アクセルがONさ
れると、エンジン回転とクラッチ回転に回転差がなく同
期していた場合、即クラッチをつなげてしまうことにな
り、このため駆動軸にエンジントルクが急に伝わり、大
きなショックとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る自動変速装置の制御方法は、エンジンに接続す
る摩擦クラッチと、この摩擦クラッチを操作するクラッ
チ用アクチュエータと、デューティ制御されて前記クラ
ッチ用アクチュエータへの流体を制御する電磁弁と、前
記摩擦クラッチに接続する歯車式変速機と、この歯車式
変速機のギヤ位置を切換えるギヤ位置切換手段と、運転
者の意思と車両の走行条件とに基づいて前記電磁弁及び
前記ギヤ位置切換手段とを制御する制御装置とを有する
自動変速装置の制御方法であって、車両がクラッチ切の
状態で微速走行時、エンジンの回転数と摩擦クラッチの
回転数が同期しても、アクセルOFFの状態からONの
状態への移行である場合には、前記摩擦クラッチを接続
するための前記電磁弁のデューティ制御時間を長くする
ようにしたことを特徴とする。
明に係る自動変速装置の制御方法は、エンジンに接続す
る摩擦クラッチと、この摩擦クラッチを操作するクラッ
チ用アクチュエータと、デューティ制御されて前記クラ
ッチ用アクチュエータへの流体を制御する電磁弁と、前
記摩擦クラッチに接続する歯車式変速機と、この歯車式
変速機のギヤ位置を切換えるギヤ位置切換手段と、運転
者の意思と車両の走行条件とに基づいて前記電磁弁及び
前記ギヤ位置切換手段とを制御する制御装置とを有する
自動変速装置の制御方法であって、車両がクラッチ切の
状態で微速走行時、エンジンの回転数と摩擦クラッチの
回転数が同期しても、アクセルOFFの状態からONの
状態への移行である場合には、前記摩擦クラッチを接続
するための前記電磁弁のデューティ制御時間を長くする
ようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】この制御方法では、クラッチ回転があり、アク
セルがOFFの状態からONになった場合には、クラッ
チ用アクチュエータへの流体を制御する電磁弁のデュー
ティ制御時間を長くとるので、摩擦クラッチは時間をか
けて接続されることになり、発進ショックは低減され
る。
セルがOFFの状態からONになった場合には、クラッ
チ用アクチュエータへの流体を制御する電磁弁のデュー
ティ制御時間を長くとるので、摩擦クラッチは時間をか
けて接続されることになり、発進ショックは低減され
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明の変速制御方法の一実施例を図
面に基づき説明する。先ず、本発明を適用する車両の自
動変速装置を図2に基づき説明する。この自動変速装置
はディーゼルエンジン(以後、単にエンジンと記す)1
1とその出力軸13の回転力を機械式の摩擦クラッチ
(以下、単にクラッチと略称する)15を介して受ける
歯車式変速機17とに亘って取付けられる。
面に基づき説明する。先ず、本発明を適用する車両の自
動変速装置を図2に基づき説明する。この自動変速装置
はディーゼルエンジン(以後、単にエンジンと記す)1
1とその出力軸13の回転力を機械式の摩擦クラッチ
(以下、単にクラッチと略称する)15を介して受ける
歯車式変速機17とに亘って取付けられる。
【0011】エンジン11にはその出力軸13の回転の
1/2の回転速度で回転する入力軸19を備えた燃料噴
射ポンプ(以後、単に噴射ポンプと記す)21が取付け
られており、この噴射ポンプ21のコントロールラック
23には電磁アクチュエータ25が連結され、入力軸1
9にはエンジン11の出力軸13の回転数信号を発する
エンジン回転数センサ27が付設されている。
1/2の回転速度で回転する入力軸19を備えた燃料噴
射ポンプ(以後、単に噴射ポンプと記す)21が取付け
られており、この噴射ポンプ21のコントロールラック
23には電磁アクチュエータ25が連結され、入力軸1
9にはエンジン11の出力軸13の回転数信号を発する
エンジン回転数センサ27が付設されている。
【0012】クラッチ15はフライホイール29に対し
てクラッチ板31を図示しない周知の狭持手段により圧
接させ、クラッチ用アクチュエータとしてのエアシリン
ダ33が非作動状態から作動状態に移行すると前記狭持
手段が解除方向に作動し、クラッチ15は接続状態から
遮断状態に変化する(図1では遮断状態を示してい
る)。なお、このクラッチ15にはクラッチ15の遮断
状態或いは接続状態をクラッチストローク量により検出
するクラッチストロークセンサ35が取付けられている
が、これに代えてクラッチタッチセンサ37を利用して
も良い。
てクラッチ板31を図示しない周知の狭持手段により圧
接させ、クラッチ用アクチュエータとしてのエアシリン
ダ33が非作動状態から作動状態に移行すると前記狭持
手段が解除方向に作動し、クラッチ15は接続状態から
遮断状態に変化する(図1では遮断状態を示してい
る)。なお、このクラッチ15にはクラッチ15の遮断
状態或いは接続状態をクラッチストローク量により検出
するクラッチストロークセンサ35が取付けられている
が、これに代えてクラッチタッチセンサ37を利用して
も良い。
【0013】又、歯車式変速機17の入力軸39にはこ
の入力軸39の回転数(以後、これをクラッチ回転数と
記す)信号を発するクラッチ回転数センサ41が付設さ
れている。
の入力軸39の回転数(以後、これをクラッチ回転数と
記す)信号を発するクラッチ回転数センサ41が付設さ
れている。
【0014】前記エアシリンダ33にはエア通路43が
接続し、これが逆止弁45を介して高圧エア源としての
エアタンク47に連結されている。エア通路43の途中
には、作動エアの供給をデューティ制御する開閉手段と
しての電磁弁X(図2中、符号「1」で示す)と、エア
シリンダ33内を大気開放するためのデューティ制御さ
れる通電時開放型の電磁弁Y(図2中、符号「2」で示
す)と、更に車両の走行時のみエアシリンダ33内を大
気開放する通電時閉塞型の電磁弁Z(図2中、符号
「3」で示す)が取付けられ、これら三つの電磁弁X〜
Zの開閉制御によりクラッチ15の断続とその断続時間
の制御とがなされるようになっている。
接続し、これが逆止弁45を介して高圧エア源としての
エアタンク47に連結されている。エア通路43の途中
には、作動エアの供給をデューティ制御する開閉手段と
しての電磁弁X(図2中、符号「1」で示す)と、エア
シリンダ33内を大気開放するためのデューティ制御さ
れる通電時開放型の電磁弁Y(図2中、符号「2」で示
す)と、更に車両の走行時のみエアシリンダ33内を大
気開放する通電時閉塞型の電磁弁Z(図2中、符号
「3」で示す)が取付けられ、これら三つの電磁弁X〜
Zの開閉制御によりクラッチ15の断続とその断続時間
の制御とがなされるようになっている。
【0015】それぞれの変速段を達成する歯車式変速機
17のギヤ位置を切換えるには、シフトパターンに対応
した変速位置にチェンジレバー61を運転者が操作する
ことによりなされる。チェンジレバー61の操作によ
り、変速段選択スイッチ63の切換えによって得られる
変速信号に基づきギヤ位置切換手段としてのギヤシフト
ユニット65が操作され、シフトパターンに対応した目
標変速段にギヤ位置が切換えられる。ギヤ位置はギヤ位
置インジケータに表示されるようになっている。
17のギヤ位置を切換えるには、シフトパターンに対応
した変速位置にチェンジレバー61を運転者が操作する
ことによりなされる。チェンジレバー61の操作によ
り、変速段選択スイッチ63の切換えによって得られる
変速信号に基づきギヤ位置切換手段としてのギヤシフト
ユニット65が操作され、シフトパターンに対応した目
標変速段にギヤ位置が切換えられる。ギヤ位置はギヤ位
置インジケータに表示されるようになっている。
【0016】前記ギヤシフトユニット65はコントロー
ルユニット71からの作動信号により作動する複数個の
電磁弁(図2では1つのみ示している)73と、これら
電磁弁73を介してエアタンク47から高圧の作動エア
が供給されて歯車式変速機17の図示しないセレクトフ
ォーク及びシフトフォークを作動させる一対の図示しな
いパワーシリンダとを有し、上記電磁弁73に与えられ
る作動信号によりそれぞれパワーシリンダを操作し、セ
レクト,シフトの順で歯車式変速機17の噛み合い状態
を変えるよう作動する。更に、ギヤシフトユニット65
には各ギヤ位置を検出するギヤ位置センサとしてのギヤ
位置スイッチ75が付設され、これらギヤ位置スイッチ
75からのギヤ位置信号がコントロールユニット71に
出力される。
ルユニット71からの作動信号により作動する複数個の
電磁弁(図2では1つのみ示している)73と、これら
電磁弁73を介してエアタンク47から高圧の作動エア
が供給されて歯車式変速機17の図示しないセレクトフ
ォーク及びシフトフォークを作動させる一対の図示しな
いパワーシリンダとを有し、上記電磁弁73に与えられ
る作動信号によりそれぞれパワーシリンダを操作し、セ
レクト,シフトの順で歯車式変速機17の噛み合い状態
を変えるよう作動する。更に、ギヤシフトユニット65
には各ギヤ位置を検出するギヤ位置センサとしてのギヤ
位置スイッチ75が付設され、これらギヤ位置スイッチ
75からのギヤ位置信号がコントロールユニット71に
出力される。
【0017】又、歯車式変速機17の出力軸77には車
速信号を発する車速センサ79が付設され、更にアクセ
ルペダル81にはその踏み込み量に応じた抵抗変化を電
圧値として生じさせ、これをA/D変換器でデジタル信
号化してコントロールユニット71に出力するアクセル
負荷センサ85が取付けられている。このアクセルペダ
ル81にはアクセルペダル81が踏み込まれていない状
態で閉成され、アクセルペダル81が踏み込まれた状態
で開成されるスイッチ85aが当接される。
速信号を発する車速センサ79が付設され、更にアクセ
ルペダル81にはその踏み込み量に応じた抵抗変化を電
圧値として生じさせ、これをA/D変換器でデジタル信
号化してコントロールユニット71に出力するアクセル
負荷センサ85が取付けられている。このアクセルペダ
ル81にはアクセルペダル81が踏み込まれていない状
態で閉成され、アクセルペダル81が踏み込まれた状態
で開成されるスイッチ85aが当接される。
【0018】前記ブレーキペダル69にはこれが踏込ま
れた時にブレーキ信号を出力するブレーキセンサ87が
取付けられている。前記エンジン11にはフライホイー
ル29の外周のリングギヤに適時噛み合ってエンジン1
1をスタートさせるスタータ89が取付けられ、そのス
タータリレー91はコントロールユニット71に接続し
ている。
れた時にブレーキ信号を出力するブレーキセンサ87が
取付けられている。前記エンジン11にはフライホイー
ル29の外周のリングギヤに適時噛み合ってエンジン1
1をスタートさせるスタータ89が取付けられ、そのス
タータリレー91はコントロールユニット71に接続し
ている。
【0019】図中の符号で93はコントロールユニット
71とは別途に車両に取付けられて車両の各種制御を行
なうマイクロコンピュータを示しており、図示しない各
センサからの入力信号を受けてエンジン11の駆動制御
等を行う。このマイクロコンピュータ93は噴射ポンプ
21の電磁アクチュエータ25に作動信号を与え、燃料
の増減操作によりエンジン11の出力軸13の回転数
(以後、これをエンジン回転数と記す)の増減を制御す
る。つまり、コントロールユニット71からのエンジン
回転増減信号としての出力信号に応じてエンジン回転数
が増減される。
71とは別途に車両に取付けられて車両の各種制御を行
なうマイクロコンピュータを示しており、図示しない各
センサからの入力信号を受けてエンジン11の駆動制御
等を行う。このマイクロコンピュータ93は噴射ポンプ
21の電磁アクチュエータ25に作動信号を与え、燃料
の増減操作によりエンジン11の出力軸13の回転数
(以後、これをエンジン回転数と記す)の増減を制御す
る。つまり、コントロールユニット71からのエンジン
回転増減信号としての出力信号に応じてエンジン回転数
が増減される。
【0020】次に、本発明に係る制御内容を図1に示す
発進フローチャートに基づき説明する。この発進処理に
おいては、チェンジルーチンが実行された後(ステップ
(1))、まず、クラッチ回転があり、かつアクセルO
FF状態からON状態への移行があった場合(ステップ
(a)(b)でYesと判断された場合)は、この状態
が成立していることを示すフラグが立てられる。つま
り、アクセルOFFFLGが「1」とされる。(ステッ
プ(c))。ここで、クラッチ回転がなかった場合、つ
まりステップ(b)がNoの場合はアクセルOFFFL
Gが「0」とされる(ステップ(d))。次に微動モー
ドであるかどうかが判断される。この判断は、歯車式変
速機17のギヤ位置が、後退位置、1速位置、2速位置
にあるかどうか(ステップ(2))、さらにアクセル開
度が所定開度以下かどうか(ステップ(3))を判断す
ることによりなされる。
発進フローチャートに基づき説明する。この発進処理に
おいては、チェンジルーチンが実行された後(ステップ
(1))、まず、クラッチ回転があり、かつアクセルO
FF状態からON状態への移行があった場合(ステップ
(a)(b)でYesと判断された場合)は、この状態
が成立していることを示すフラグが立てられる。つま
り、アクセルOFFFLGが「1」とされる。(ステッ
プ(c))。ここで、クラッチ回転がなかった場合、つ
まりステップ(b)がNoの場合はアクセルOFFFL
Gが「0」とされる(ステップ(d))。次に微動モー
ドであるかどうかが判断される。この判断は、歯車式変
速機17のギヤ位置が、後退位置、1速位置、2速位置
にあるかどうか(ステップ(2))、さらにアクセル開
度が所定開度以下かどうか(ステップ(3))を判断す
ることによりなされる。
【0021】ギヤ位置が1速位置等になく、またギヤ位
置が1速位置等にあってもアクセル開度が所定開度以下
でない場合、つまりステップ(2)(3)でNoと判断
された場合には、後述する通常モードに移行する(ステ
ップ(4))。
置が1速位置等にあってもアクセル開度が所定開度以下
でない場合、つまりステップ(2)(3)でNoと判断
された場合には、後述する通常モードに移行する(ステ
ップ(4))。
【0022】微動モード条件を満たしている場合、つま
りギヤ位置が1速位置等にあり、かつアクセル開度が所
定開度以下である場合(ステップ(2)(3)でYes
と判断された場合)は、微動モード(5)に移行する。
りギヤ位置が1速位置等にあり、かつアクセル開度が所
定開度以下である場合(ステップ(2)(3)でYes
と判断された場合)は、微動モード(5)に移行する。
【0023】微動モードにおいては、先ずアクセルがO
FF状態にあるかどうかが判断される(ステップ
(4))。この判断は、例えばアクセル開度が10%以
下であるかどうかにより判断される。
FF状態にあるかどうかが判断される(ステップ
(4))。この判断は、例えばアクセル開度が10%以
下であるかどうかにより判断される。
【0024】アクセル開度がOFFと判断された場合に
は、クラッチ15の目標ストロークが計算され(ステッ
プ(8))、次に、エンスト防止のための処理がなされ
る(ステップ(9))。
は、クラッチ15の目標ストロークが計算され(ステッ
プ(8))、次に、エンスト防止のための処理がなされ
る(ステップ(9))。
【0025】次に、アクセルがONかどうかが判断され
(ステップ(10))、ONである場合には、アクセル
開度に応じた目標エンジン回転数を達成するためのアク
セル擬似信号電圧VACが出力される。この信号電圧VAC
に基づき、マイクロコンピュータ93を経て駆動制御系
の電磁アクチュエータ25の作動が制御される。ステッ
プ(10)でアクセルがONではないと判断された場合
は、アイドル回転数とするためのアクセル擬似信号電圧
が出力される(ステップ(12))。これらの処理を経
て、前述のチェンジルーチン(ステップ(11))に戻
る。
(ステップ(10))、ONである場合には、アクセル
開度に応じた目標エンジン回転数を達成するためのアク
セル擬似信号電圧VACが出力される。この信号電圧VAC
に基づき、マイクロコンピュータ93を経て駆動制御系
の電磁アクチュエータ25の作動が制御される。ステッ
プ(10)でアクセルがONではないと判断された場合
は、アイドル回転数とするためのアクセル擬似信号電圧
が出力される(ステップ(12))。これらの処理を経
て、前述のチェンジルーチン(ステップ(11))に戻
る。
【0026】この微動モードにおける前記ステップ
(6)において、アクセル開度がOFFでないと判断さ
れた場合、つまりアクセルONの場合には、次に、クラ
ッチ15が接続されているかどうかが判断される(ステ
ップ(13))。クラッチ15が接続されている場合に
は、クラッチ15の接動作が行われる(ステップ(1
4))。
(6)において、アクセル開度がOFFでないと判断さ
れた場合、つまりアクセルONの場合には、次に、クラ
ッチ15が接続されているかどうかが判断される(ステ
ップ(13))。クラッチ15が接続されている場合に
は、クラッチ15の接動作が行われる(ステップ(1
4))。
【0027】ステップ(13)でクラッチ15が接状態
にないと判断された場合には、次にエンジン回転数NE
とクラッチ回転数NCLとが同期状態にあるかどうかが判
断される(ステップ(15))。同期状態にあるかどう
かは、例えば、エンジン回転数NE とクラッチ回転数N
CLとの差の絶対値が50rpm以下かどうかなどにより
判断される。同期していない場合には、クラッチ15の
接続を行わないので、ステップ(8)以降の処理に移行
する。
にないと判断された場合には、次にエンジン回転数NE
とクラッチ回転数NCLとが同期状態にあるかどうかが判
断される(ステップ(15))。同期状態にあるかどう
かは、例えば、エンジン回転数NE とクラッチ回転数N
CLとの差の絶対値が50rpm以下かどうかなどにより
判断される。同期していない場合には、クラッチ15の
接続を行わないので、ステップ(8)以降の処理に移行
する。
【0028】ステップ(15)で、エンジン回転数NE
とクラッチ回転数NCLとが同期していると判断された場
合には、次に、アクセルオフフラグOFFFLGが
「1」かどうかが判断される(ステップ(17))。O
FFFLGが「1」でないと判断された場合は、アクセ
ルOFFの状態からONの状態に移行した場合ではない
ので、つまりアクセルON状態での微動走行状態であ
り、急激にエンジン回転数が変化した場合ではないの
で、所定時間(例えば、0.5秒)だけクラッチデュー
ティ信号を出力し(ステップ(18))、電磁弁Yをデ
ューティ制御し、エアシリンダ33内を大気開放し、ク
ラッチ15を接続して行く。その後、ステップ(14)
に移行し、クラッチ15の接続を完了する。
とクラッチ回転数NCLとが同期していると判断された場
合には、次に、アクセルオフフラグOFFFLGが
「1」かどうかが判断される(ステップ(17))。O
FFFLGが「1」でないと判断された場合は、アクセ
ルOFFの状態からONの状態に移行した場合ではない
ので、つまりアクセルON状態での微動走行状態であ
り、急激にエンジン回転数が変化した場合ではないの
で、所定時間(例えば、0.5秒)だけクラッチデュー
ティ信号を出力し(ステップ(18))、電磁弁Yをデ
ューティ制御し、エアシリンダ33内を大気開放し、ク
ラッチ15を接続して行く。その後、ステップ(14)
に移行し、クラッチ15の接続を完了する。
【0029】ステップ(17)でアクセルオフフラグO
FFFLGが「1」であると判断された場合は、アクセ
ルOFFの状態からONの状態に移行した場合であり、
回転数が同期しているとはいえ、エンジン回転数が上昇
して同期した状態であるので、前述したアクセルがON
状態の場合よりもクラッチデューティ信号の出力時間を
長くする(ステップ(19))。つまり、より時間をか
けてクラッチ15を接続することにより、クラッチ15
の円滑な接続を達成するのである。この後、アクセルオ
フフラグLFFFLGが「0」とされ(ステップ(2
0))、次いでクラッチ15の接続が完了される(ステ
ップ(14))。
FFFLGが「1」であると判断された場合は、アクセ
ルOFFの状態からONの状態に移行した場合であり、
回転数が同期しているとはいえ、エンジン回転数が上昇
して同期した状態であるので、前述したアクセルがON
状態の場合よりもクラッチデューティ信号の出力時間を
長くする(ステップ(19))。つまり、より時間をか
けてクラッチ15を接続することにより、クラッチ15
の円滑な接続を達成するのである。この後、アクセルオ
フフラグLFFFLGが「0」とされ(ステップ(2
0))、次いでクラッチ15の接続が完了される(ステ
ップ(14))。
【0030】一方、通常モード(ステップ(4))にお
いては、アクセル擬似信号電圧VACを(現アクセル開度
相当電圧VA −アクセル差電圧ΔV)に置き換える処理
を行う(ステップ(21))。この処理が通常アクセル
擬似信号電圧出力機能となっている。
いては、アクセル擬似信号電圧VACを(現アクセル開度
相当電圧VA −アクセル差電圧ΔV)に置き換える処理
を行う(ステップ(21))。この処理が通常アクセル
擬似信号電圧出力機能となっている。
【0031】次に、クラッチ15が接続されているかど
うかが判断される(ステップ(22))。クラッチ15
が接続されている場合には、クラッチ15の接続動作が
なされる(ステップ(14))。
うかが判断される(ステップ(22))。クラッチ15
が接続されている場合には、クラッチ15の接続動作が
なされる(ステップ(14))。
【0032】ステップ(22)でクラッチ15が接状態
にないと判断された場合は、次に、エンジン回転数NE
とクラッチ回転数NCLが同期状態にあるかが判断される
(ステップ(23))。この同期状態にあるかどうか
は、エンジン回転数NE とクラッチ回転数NCLとの差の
絶対値が一定回転数以下である場合に「同期状態であ
る」と判断されるが、その回転数差は前述の微動モード
の場合に比べて低い値、例えば30rpmくらいに設定
される。同期していない場合には、エンスト防止ルーチ
ンを経て(ステップ(24))、チェンジルーチン(ス
テップ(1))に戻る。
にないと判断された場合は、次に、エンジン回転数NE
とクラッチ回転数NCLが同期状態にあるかが判断される
(ステップ(23))。この同期状態にあるかどうか
は、エンジン回転数NE とクラッチ回転数NCLとの差の
絶対値が一定回転数以下である場合に「同期状態であ
る」と判断されるが、その回転数差は前述の微動モード
の場合に比べて低い値、例えば30rpmくらいに設定
される。同期していない場合には、エンスト防止ルーチ
ンを経て(ステップ(24))、チェンジルーチン(ス
テップ(1))に戻る。
【0033】ステップ(23)で同期していると判断さ
れた場合には、次に、アクセルオフフラグOFFFLG
が「1」かどうかが判断される(ステップ(25))。
OFFFLGが「1」でないと判断された場合は、前述
同様所定時間(例えば、0.5秒)だけクラッチデュー
ティ信号を出力し(ステップ(26))、電磁弁Yをデ
ューティ制御してクラッチ15をつないで行く。その
後、ステップ(14)に移行し、クラッチ15の接続を
完了する。
れた場合には、次に、アクセルオフフラグOFFFLG
が「1」かどうかが判断される(ステップ(25))。
OFFFLGが「1」でないと判断された場合は、前述
同様所定時間(例えば、0.5秒)だけクラッチデュー
ティ信号を出力し(ステップ(26))、電磁弁Yをデ
ューティ制御してクラッチ15をつないで行く。その
後、ステップ(14)に移行し、クラッチ15の接続を
完了する。
【0034】ステップ(25)でアクセルオフフラグO
FFFLGが「1」であると判断された場合は、やはり
前述同様、クラッチデューティ信号の出力時間が長くと
られ(ステップ(27))、クラッチ15が時間をかけ
て接続されて行く。つまり、クラッチ15の接続が円滑
になされるのである。この後、アクセルオフフラグOF
FFLGは「0」とされ(ステップ(28))、クラッ
チ15の接続を完了する(ステップ(14))。
FFFLGが「1」であると判断された場合は、やはり
前述同様、クラッチデューティ信号の出力時間が長くと
られ(ステップ(27))、クラッチ15が時間をかけ
て接続されて行く。つまり、クラッチ15の接続が円滑
になされるのである。この後、アクセルオフフラグOF
FFLGは「0」とされ(ステップ(28))、クラッ
チ15の接続を完了する(ステップ(14))。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンと変速機との
間に設けられた摩擦クラッチをアクチュエータを介して
電子制御するに際し、車両の微動走行時、アクセルがO
FF状態からON状態に移行した場合のクラッチの接続
をデューティ制御時間を長くして行うようにしたので、
エンジン側とクラッチ側のトルク差が緩和され、円滑な
クラッチの接続ができ、変速ショックを低減することが
できる。
間に設けられた摩擦クラッチをアクチュエータを介して
電子制御するに際し、車両の微動走行時、アクセルがO
FF状態からON状態に移行した場合のクラッチの接続
をデューティ制御時間を長くして行うようにしたので、
エンジン側とクラッチ側のトルク差が緩和され、円滑な
クラッチの接続ができ、変速ショックを低減することが
できる。
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
る。
【図2】本発明を適用する自動変速装置の一例の概略図
である。
である。
11 ディーゼルエンジン 15 摩擦クラッチ 17 歯車式変速機 21 燃料噴射ポンプ 25 電磁アクチュエータ 27 エンジン回転センサ 31 クラッチ板 33 エアシリンダ 35 クラッチストロークセンサ 41 クラッチ回転数センサ 47 エアタンク 61 チェンジレバー 63 変速段選択スイッチ 69 ブレーキペダル 71 コントロールユニット 81 アクセルペダル 85 アクセル負荷センサ 93 マイクロコンピュータ
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンに接続する摩擦クラッチと、こ
の摩擦クラッチを操作するクラッチ用アクチュエータ
と、デューティ制御されて前記クラッチ用アクチュエー
タへの流体を制御する電磁弁と、前記摩擦クラッチに接
続する歯車式変速機と、この歯車式変速機のギヤ位置を
切換えるギヤ位置切換手段と、運転者の意思と車両の走
行条件とに基づいて前記電磁弁及び前記ギヤ位置切換手
段とを制御する制御装置とを有する自動変速装置の制御
方法であって、 車両がクラッチ切の状態で微動走行時、エンジンの回転
数と摩擦クラッチの回転数が同期しても、アクセルOF
Fの状態からONの状態への移行である場合には、前記
摩擦クラッチを接続するための前記電磁弁のデューティ
制御時間を長くすることにしたことを特徴とする制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13322993A JPH06341464A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 自動変速装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13322993A JPH06341464A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 自動変速装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06341464A true JPH06341464A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15099749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13322993A Withdrawn JPH06341464A (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 自動変速装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06341464A (ja) |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP13322993A patent/JPH06341464A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4785917A (en) | Control mechanism for automatic transmissions | |
JPH1169509A (ja) | ハイブリッド車両の変速制御装置 | |
JPS6145163A (ja) | 自動変速システム | |
JP2011002007A (ja) | 自動変速機の変速制御装置および変速制御方法 | |
US6665602B2 (en) | Kick-down shift control method for five-speed automatic transmission | |
JPH02500043A (ja) | 自動車用自動クラッチの制御装置 | |
JPS6035141A (ja) | スロットルバルブの制御方式 | |
JPH0425167B2 (ja) | ||
JPH06341464A (ja) | 自動変速装置の制御方法 | |
JPH06341463A (ja) | 自動変速装置の制御方法 | |
JPH06341465A (ja) | 自動変速装置の制御方法 | |
JP4469079B2 (ja) | 車両用自動変速装置 | |
JP3592167B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JP3797220B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JPH062830Y2 (ja) | 車両の発進制御装置 | |
JPH0512250U (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JPH0516452Y2 (ja) | ||
JP3888153B2 (ja) | 車両の坂道発進補助装置 | |
JP2947153B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
JPH067962Y2 (ja) | 車両の自動クラッチ制御装置 | |
JP3664207B2 (ja) | 車両用自動変速機の変速制御装置 | |
JPH0612307Y2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JPH062829Y2 (ja) | 車両の発進制御装置 | |
JPH0612224Y2 (ja) | アクセルレバー制御装置 | |
JPH062827Y2 (ja) | 車両の発進制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |