JPH06340161A - ナンバリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ナンバリングを行う場合に、予め印字装置の活
字輪をスイッチにより初期値をコントロールでき、また
印字する場合には印字位置を正確に把握し間違いなく印
字することが簡単な操作で可能なナンバリング装置を提
供する。 【構成】初期値設定スイッチ１により希望の数値たとえ
ば０００１にセットし、制御回路２はその結果を表示手
段４に表示する。また印字位置は、印字手段５に付いて
いる発光手段８の光により最初の印字位置が示される。
発光手段８の光を目安に用紙上の印字位置を決める。つ
ぎに、計数選択スイッチ９により加算または減算の選択
と変化量（１回の印字毎の加減幅）・繰り返し印字回数
等を決め、数値記憶手段７に記憶すると共に印字開始ス
イッチ１０により印字を開始する。 【効果】使用者が意図した位置に正確に印字ができ、ナ
ンバリングに関する各種の条件設定ミスが少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、発光手段および発音手
段を備えたナンバリング装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のナンバリング装置は、機械式であ
り印字する初期値を設定する場合、使用者が予め印字装
置の活字輪を回転させ希望の数値にセットしてから、印
字する位置にフレームを合わせ印字装置を用紙に強く押
し付けナンバリングを行った。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
では、印字を始める前に予め手作業で活字輪を回転させ
ナンバリングの初期値をセットし、印字装置のフレーム
の隙間から用紙を覗き込んで位置合わせをして、手で強
く押し付けて印字を行っていた。そこで本発明は、ナン
バリングを行う場合に、予め印字装置の活字輪を手作業
で希望する数値にセットする必要がなく、スイッチによ
り初期値をコントロールでき、また印字する場合には印
字位置を正確に把握し間違いなく印字することが簡単な
操作で可能となる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明では、ナンバリン
グの初期値をスイッチ操作によりコントロールして且つ
加算または減算のどちらでも印字可能とし、また印字の
位置合わせには印字装置から照らされている光をもとに
正確に位置合わせができる。

【０００５】

【実施例】図１は、本発明の一実施例を示す回路図であ
る。本発明では、従来のナンバリング装置のように予め
印字装置の活字輪を手作業で初期値にセットするのでは
なく、初期値設定スイッチ１により希望の数値たとえば
０００１にセットする場合制御回路２はその結果を表示
手段４に表示する。使用者は目的に合わせてその内容を
確認し、また間違っていれば訂正してナンバリングを始
めることができる。また印字位置については、印字手段
５に付いている発光手段８の光により最初の印字位置が
示されるためその光を目安に用紙上の印字位置を決め
る。つぎに、計数選択スイッチ９により加算または減算
の選択と変化量（１回の印字毎の加減幅）・繰り返し印
字回数等を決め、数値記憶手段７に記憶すると共に印字
開始スイッチ１０により印字を開始する。本発明では、
印字終了時に発音手段１１から確認音が鳴りその旨を使
用者に知らせることができるため、次の印字動作に移る
タイミングが分かる。これにより、使用者は次の用紙を
準備したり改めて別のナンバリングを始めることができ
る。また、制御回路２はナンバリングの数値制御以外に
印字フォーマット制御も行い文字飾りや各種特殊書体に
も対応可能である。

【０００６】このように、本発明では今までのナンバリ
ング装置ではできなかったいろいろなナンバリングの制
御ができ、ロット管理・伝票管理・在庫管理等幅広い用
途に利用できる。

【０００７】

【発明の効果】以上述べたように、本発明ではナンバリ
ングを行う際に、手作業で印字装置の活字輪を回転させ
て初期値をセットする必要がなく、初期値設定スイッチ
により使用者が用途に合わせて表示手段を確認しながら
最初のナンバーを決め、発光手段により照らされている
位置に用紙・伝票等を合わせ印字を始めることができ、
誰でも簡単に正確にナンバリングをすることが可能とな
る。また、印字回数や加減幅も簡単にセットできるた
め、複写式の伝票や途中に欠番のあるロット管理が必要
な製品のコントロールも容易に行うことができる。この
ようなナンバリング作業は工場等の比較的周囲が騒々し
い環境で行われる場合が多く、印字終了時に発音手段に
より確認音を鳴らすことができる本発明は、極めて有意
義である。また、制御回路により印字フォーマットのコ
ントロールも自由自在にできるため、ナンバリングだけ
ではなく葉書の郵便番号や電話番号・ＩＤ番号の管理に
も応用できる。しかも、印字文字の大小区分や表示桁数
の増減も思いのままである。

【０００８】使い勝手では、印字装置に電子式の印字装
置を使用すれば、今までの機械式のように手で用紙に強
く押し付けて印字する必要はなく、スムーズに且つ静か
に印字ができ快適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例を示す回路図である。

【符号の説明】

１・・・初期値設定スイッチ ２・・・制御回路 ３・・・表示駆動回路 ４・・・表示手段 ５・・・印字手段 ６・・・計数手段 ７・・・数値記憶手段 ８・・・発光手段 ９・・・計数選択スイッチ １０・・・印字開始スイッチ １１・・・発音手段

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】印字手段・初期値設定スイッチ手段・表示
   手段・数値記憶手段・計数手段からなるナンバリング装
   置において、前記印字手段の第一印字位置に合わせて光
   を照射できる発光手段を備えたことを特徴としたナンバ
   リング装置。
2. 【請求項２】発光手段は、有色のＬＥＤであることを特
   徴とする請求項１記載のナンバリング装置。
3. 【請求項３】印字終了時に使用者にその旨を知らせる発
   音手段を備えたことを特徴とする請求項１記載のナンバ
   リング装置。
4. 【請求項４】印字する数値は初期値設定スイッチ手段に
   より設定された数値より加算または減算のどちらでも可
   能な計数手段を備えたことを特徴とする請求項１記載の
   ナンバリング装置。