JPH06339849A - 研磨装置の研磨ペーパー装着および取外し方法 - Google Patents

研磨装置の研磨ペーパー装着および取外し方法

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JPH06339849A
JPH06339849A JP15151293A JP15151293A JPH06339849A JP H06339849 A JPH06339849 A JP H06339849A JP 15151293 A JP15151293 A JP 15151293A JP 15151293 A JP15151293 A JP 15151293A JP H06339849 A JPH06339849 A JP H06339849A
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polishing
polishing paper
rollers
holding portion
paper
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JP15151293A
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Wataru Ibuki
渉 伊吹
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨装置に研磨ペーパーをきわめて簡単に装
着でき、しかもロボットによる自動装着も可能になる研
磨ペーパー装着方法を提供する。 【構成】 環状の研磨ペーパーを中央部が外方へ膨らん
だ楕円形状にして研磨ペーパー保持台に保持し、駆動装
置により回転する駆動ローラ14と、その駆動ローラ1
4に対してシリンダ装置22により近接離間可能にされ
た従動ローラ16とを、近接状態で前記研磨ペーパー内
側に挿入し、シリンダ装置22により両ローラ14,1
6の間隔を広げて研磨ペーパーPを弛みなく両ローラ1
4,16外周に装着した後、研磨ペーパーPとともに両
ローラ14,16を研磨ペーパー保持台から外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、研磨装置の駆動ロー
ラと従動ローラの外周に環状の研磨ペーパーを巻き掛け
て装着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6の正面図及び図7の背面図に示され
るように、駆動ローラ14と従動ローラ16の外周に環
状の研磨ペーパーPを巻き掛け装着して、前記駆動ロー
ラ14をエアーにより回転させることにより研磨ペーパ
ーPを回転させる研磨装置(ローラーサンダーとも称さ
れる。)10は、プラスチック製品の最終仕上げ等に多
用されている。図中18はエアー供給装置と接続される
エアー供給管、13は両ローラ14,16を連結するア
ームである。
【0003】前記研磨装置10にあっては、従動ローラ
16が駆動ローラ14に対して近接離間可能にされ、所
定位置に従動ローラ16をねじ15で固定できるように
なっている。そして、ねじ15を緩めて従動ローラ16
を駆動ローラ14に近づけた状態で環状の研磨ペーパー
Pを両ローラ14,16外周に緩く嵌め、その後両ロー
ラ14,16間を広げる方向に従動ローラ16を摺動さ
せて研磨ペーパーPを両ローラ14,16間に弛みなく
張り、その状態で従動ローラ16をネジで位置固定する
ことにより研磨ペーパーPの装着を行う。また、研磨ペ
ーパーが目詰まり、または磨耗を生じたときは、ねじ1
5を緩めて従動ローラ16を駆動ローラ14に近づけ、
その状態で研磨ペーパーPを両ローラ14,16から外
す。
【0004】ところで環状の研磨ペーパーPは、輸送お
よび保管等の際に嵩張らないようにするため、通常は、
図8に示されるように内外に多数重ねられてほぼ「へ」
の字状に屈曲された状態で箱17に収容されている。そ
のため箱から出された研磨ペーパーは、「へ」の字状の
屈曲癖がついており、研磨装置への装着に際して、作業
者が研磨ペーパーの形状を直した後両ローラ外周に研磨
ペーパーを嵌めねばならず、作業に手間取る問題があ
る。
【0005】さらに、前記研磨装置は研磨ペーパーの装
着時及び取外し時に作業者がネジを緩めたり締めたりす
る必要があるのみならず、従動ローラの摺動も行わねば
ならず、この点でも作業に手間取っていた。加えて従動
ローラの側面に外れ防止用の鍔を有する場合には、研磨
ペーパーの取外し時にその鍔が邪魔して研磨ペーパーを
迅速に外せなかった。特に、プラスチック製品等の製造
ラインで研磨装置を使用する場合には、研磨ペーパーの
交換も頻繁に必要になるため、前記作業性の問題は無視
できないものであった。また、ロボットを用いて研磨ペ
ーパーの装着、取外し作業を行おうとしても、前記研磨
ペーパーの屈曲癖、従動ローラの摺動、さらにはねじの
回転等のため容易ではなく、たとえ可能としてもロボッ
トの構造がきわめて複雑になって費用が嵩む問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、研
磨ペーパーの装着あるいは取外しをきわめて簡単に行
え、しかもロボットによる自動装着あるいは取外しも容
易に可能となる研磨ペーパーの装着方法および取外し方
法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、駆動装置
により回転する駆動ローラと従動ローラとの外周に、前
記両ローラを近づけた状態で環状の研磨ペーパーを緩く
巻き掛けた後、前記両ローラ間隔を広げて研磨ペーパー
を弛みなく両ローラ外周に装着する研磨装置の研磨ペー
パー装着方法において、前記駆動ローラまたは研磨装置
の本体ボディと従動ローラとをシリンダ装置で連結し
て、前記シリンダ装置により両ローラを近接離間するよ
うにし、前記駆動ローラの半径以上の半径よりなる円弧
状面を形成した第1保持部と、前記従動ローラの半径以
上の半径よりなる円弧状面を形成した第2保持部との両
円弧状面を対向させ、一方の保持部を他方の保持部に対
し近接離間可能にするとともに近接側に付勢した状態で
前記両保持部を基台に設け、前記第1保持部側の基台に
は第1保持部の円弧状面との間にほぼ研磨ペーパーの厚
みに相当する隙間を残してガイドピンを立設し、一方前
記第1保持部と第2保持部間の基台には、変形または変
位可能な少なくとも2本のガイドピンを前記従動ローラ
の直径より大なる間隔離して両円弧状面の中心を結ぶ線
の両側に位置させて研磨ペーパー保持台を形成し、前記
研磨ペーパーを両円弧状面内側とガイドピンの外側間に
嵌めて保持し、前記両ローラを近づけた状態で駆動ロー
ラを第1保持部側、前記従動ローラを第2保持部側とし
て両ローラを研磨ペーパーの内側に挿入し、前記シリン
ダ装置の作動により両ローラ間隔を広げて研磨ペーパー
を両ローラ間に張った後、前記研磨ペーパーごと両ロー
ラを研磨ペーパー保持台から抜き取ることを特徴とする
研磨装置の研磨ペーパー装着方法に係る。
【0008】また第2の発明は、研磨装置の駆動ローラ
と従動ローラとの外周に弛みなく巻き掛け装着された環
状の研磨ペーパーを、両ローラから取り外す方法におい
て、前記駆動ローラまたは研磨装置の本体ボディと従動
ローラとをシリンダ装置で連結して、前記シリンダ装置
により両ローラを近接離間するようにし、前記研磨ペー
パーが装着された駆動ローラと従動ローラとを前記シリ
ンダ装置の作動により近づけて研磨ペーパーを弛ませた
状態にして、前記駆動ローラを回転させることにより研
磨ペーパーを両ローラから自然落下させることを特徴と
する研磨装置の研磨ペーパー取外し方法に係る。
【0009】
【作用】研磨ペーパー保持台は、初め第1保持部および
第2保持部の両円弧状面が互いに近づいた位置にあり、
また第1保持部の円弧状面との間にほぼ研磨ペーパーの
厚み分の隙間を残してガイドピンが位置し、さらに両保
持部間には少なくとも2本のガイドピンが従動ローラの
直径より大なる間隔で位置する。そのため、箱から出さ
れて「へ」の字形に屈曲癖のついた研磨ペーパーであっ
ても、研磨ペーパー保持台の円弧状面とガイドピン間に
嵌められることにより、中央部が外方へ膨らんだ楕円状
に保持される。
【0010】次に、研磨装置の駆動ローラと従動ローラ
を近づけた状態でその両ローラを研磨ペーパーの内側に
挿入し、シリンダ装置により両ローラ間を広げると、研
磨ペーパーが両ローラ外面に押されて外方へ引っ張られ
る。その際、第1または第2保持部は、研磨ペーパーを
介してローラにより外方へ押され、両保持部間隔を広げ
る方向へ移動する。また、両保持部間に位置して研磨ペ
ーパーの中央を外方へ膨らませている少なくとも2本の
ガイドピンは、研磨ペーパーが外方へ引っ張られる際に
研磨ペーパーにより外側から押され、互いに近接方向に
変形または変位する。それにより研磨ペーパーは両ロー
ラ外周に弛みなく張られて装着される。そして駆動ロー
ラおよび従動ローラを第1保持部および第2保持部から
抜き取る際に、両ローラ外周間に張られた研磨ペーパー
もペーパー保持台から抜き取られて装着が完了する。
【0011】一方、両ローラ外周に巻き掛け装着された
研磨ペーパーの取外し時には、両ローラがシリンダ装置
により近づけられるため、研磨ペーパーは両ローラ外周
に弛みを持って巻き掛けられた状態になる。そして、そ
の状態で駆動ローラを回転させると、研磨ペーパーは弛
みにより変形しながら回転し、その変形回転により両ロ
ーラ表面をずれて自然に両ローラから外れて落下する。
また、従動ローラに前記鍔を有する場合にも、研磨ペー
パーが弛みを持って回転するため鍔部分を簡単に乗り越
え、従動ローラから自然に外れて落下する。
【0012】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の方法に使用される研磨装置の
正面図、図2は研磨ペーパー保持台の一実施例を示す斜
視図、図3は研磨ペーパー保持状態を示す平面図、図4
は研磨ペーパー装着時に両ローラを近接させた状態を説
明する平面図、図5は研磨ペーパー装着時に両ローラ間
を広げた状態を説明する平面図である。
【0013】まずこの発明に使用される研磨装置20に
ついて説明する。なお、この研磨装置20は、図6及び
図7に示した従来の研磨装置と一部を除き同じ構造から
なるため、同一部分については同一符号を用いて示す。
この研磨装置20は、図1に示されるように本体ボディ
12と、駆動ローラ14と、従動ローラ16と、シリン
ダ装置22とを有して、駆動ローラ14と従動ローラ1
6外周に環状の研磨ペーパーPが弛みなく巻き掛け装着
されるものである。
【0014】本体ボディ12は、エアー供給管18を介
して供給されるエアーにより作動する公知の駆動装置が
内部に設けられ、その駆動装置によりゴム等の弾性材か
らなる駆動ローラ14が回転するようになっている。も
ちろん、駆動装置はエアーを駆動源とするものに限られ
ず、電気を駆動源とするモータであってもよい。また、
本体ボディ12からはアーム13が伸びて、そのアーム
13に従動ローラ16が回転自在に、しかも駆動ローラ
14に対して近接離間可能に設けられている。図示の従
動ローラ16には、研磨中に研磨ペーパーPが脱落する
のを防ぐために両側に鍔17が形成されている。
【0015】シリンダ装置22は、シリンダ本体24と
作動棒26を有し、そのシリンダ本体24内に供給され
るエアーにより作動棒26が伸縮する公知のものであ
る。このシリンダ装置22は、駆動ローラ14の中心軸
と従動ローラ16の中心軸間に設けられ、図示しないエ
アー供給装置と接続される。そして作動棒26の伸縮に
より、従動ローラ16を駆動ローラ14に対して近接離
間させる。なお、研磨ペーパーPは環状からなるもの
で、従来のものがそのまま使用される。
【0016】次に図2に示す研磨ペーパー保持台30に
ついて説明する。研磨ペーパー保持台30は、基台32
に、第1保持部34と、第2保持部36と、ガイドピン
50,52,54,56,58を設けたものである。
【0017】第1保持部34は、研磨装置20の駆動ロ
ーラ14の半径以上、好ましくはほぼ等しい半径の円弧
からなる円弧状面35を有するもので、その円弧状面3
5を第2保持部36に向けた状態で基台32に固定され
ている。なお円弧状面35の円弧長は、円の半周以下が
好ましい。
【0018】一方第2保持部36は、研磨装置20の従
動ローラ16の半径(鍔17を有する場合には鍔17の
半径)以上、好ましくはほぼ等しい半径の円弧よりなる
円弧状面37を、第1保持部34の円弧状面35に向け
て有する。この円弧状面37の円弧長も、円の半周以下
が好ましい。この第2保持部36は、円弧状面37と反
対側にスライド棒38を有する。そのスライド棒38
は、コイルバネ39がはめられた後、基台32に固定さ
れた取り付け板40の貫通孔に摺動自在に挿通されて、
コイルバネ39が圧縮状態とされる。このコイルバネ3
9のバネ弾性により第2保持部36が、第1保持部34
の方へ付勢される。第1保持部34と第2保持部36の
両円弧状面35,37の最近接時の間隔は、研磨装置2
0の両ローラ14,16の最近接時の間隔より僅かに大
とされる。また両円弧状面35,37が最も離れた際の
間隔は、研磨装置20の両ローラ14,16が最も離れ
た際の間隔より大とされる。なお、41のナットは、ス
ライド棒38が取り付け板40から抜けるのを防ぐため
にスライド棒38の端部に螺着されたものである。
【0019】ガイドピン50,52,54は、第1保持
部34の円弧状面35との間に研磨ペーパーPの厚みと
等しいまたは僅かに大なる隙間を残して基台32に立設
されている。これらのうち1本のガイドピン50は、円
弧状面35の中央位置に、残りのガイドピン52,54
は、円弧状面35の両端位置に設けられる。なお、これ
らのガイドピン50,52,54は、3本に限られない
が、研磨ペーパーPを円弧状面35に沿って保持するた
め、少なくとも3本以上が好ましい。
【0020】また残りのガイドピン56,58は、第1
保持部34と第2保持部36との間で、両円弧状面3
5,37の中心を結ぶ線の両側に、近接離間可能に基台
32に設けられている。57,59はコイルバネで、そ
の一端がガイドピン56,58に、また他端が基台32
に取り付けられて、ガイドピン56,58を従動ローラ
16の直径(鍔17を有する場合は鍔17の直径)より
大なる間隔離して位置させるものである。なお、これら
のガイドピン57,59は2本以上であってもよい。
【0021】また、前記各ガイドピン50,..58は
図のような細い棒形状に限られず、長方形の板状、ある
いは湾曲板等であってもよい。
【0022】次に、前記研磨ペーパー保持台30を用い
る研磨ペーパーPの装着方法について説明する。まず図
3に示すように、研磨ペーパー保持台30の両保持部3
4,36の両円弧状面35,37内側と、ガイドピン5
0,..58の外側の間に環状の研磨ペーパーPを嵌め
る。このとき、第2保持部36はコイルバネ39のバネ
弾性によって第1保持部34に近づいた状態にあり、ま
た両保持部34,36間のガイドピン56,58は、コ
イルバネ57,59によって従動ローラ16の直径より
大なる間隔離れた状態にある。そのため研磨ペーパーP
は、両円弧状面35,37及びガイドピン50,..5
8により中央が外側へ膨らんだ楕円形状に保持される。
【0023】続いて、研磨装置の従動ローラ16をシリ
ンダ装置22により駆動ローラ14に近づけた状態で、
両ローラ14,16を図4の鎖線で示すように研磨ペー
パーPの内側に挿入する。その際研磨ペーパーPが中央
が外側へ膨らんだ楕円形状になっているため、両ローラ
14,16を容易に研磨ペーパーPの内側に挿入でき
る。なお、このとき、駆動ローラ14は第1保持部34
側、従動ローラ16は第2保持部側36にして挿入され
る。
【0024】そして、シリンダ装置22の作動棒26を
伸ばして図5のように駆動ローラ14と従動ローラ16
間を広げる。これにより、第2保持部36がコイルバネ
39に抗して従動ローラ16により押されて第1保持部
34から遠ざかり、研磨ペーパーPが両ローラ14,1
6の外方へ引っ張られて伸びる。その伸びにより研磨ペ
ーパーPは偏平な環状に変形し、その変形によりガイド
ピン56,58が外側から押されて、コイルバネ57,
59に抗して互いに近づくため、研磨ペーパーPの前記
変形は妨げられることがない。これにより研磨ペーパー
Pが両ローラ14,16間に弛みなく張られて装着され
る。なお、駆動ローラ14はゴム等の弾性材からなるた
め、ガイドピン50,52,54と接触する部分で窪
み、ガイドピン50,52,54間にある駆動ローラ1
4表面で研磨ペーパーP内面と直接密着する。
【0025】次いで、研磨装置20を研磨ペーパー保持
台30に対してほぼ垂直方向に移動させて、両ローラ1
4,16を第1保持部34と第2保持部36間から抜き
取れば、研磨ペーパーPが両ローラ14,16間に弛み
なく張られたまま研磨ペーパー保持台30から外れ、研
磨ペーパーの装着が完了する。
【0026】一方、研磨ペーパーPを外すには、シリン
ダ装置22の作動棒26を縮めて従動ローラ16を駆動
ローラ14に近接させ、研磨ペーパーを弛ませた状態に
して駆動ローラ14を回転させる。それにより研磨ペー
パーPは、自然に両ローラ14,16から外れて落下す
る。このときの駆動ローラ14の回転は、極めて短時間
でよい。またその際に、一方のローラ14(または1
6)を上、他方のローラ16(または14)を下にし、
あるいは両ローラ14,16の一側面(例えばシリンダ
装置22側の面)を下にして両ローラ14,16を回転
させれば,より研磨ペーパーが落下し易くなる。また研
磨ペーパーPが外れ難い場合には、シリンダ装置22を
作動させて両ローラ14,16の近接離間を数回繰り返
した後、再び両ローラ14,16を近接状態にして駆動
ローラ14を回転させればよい。
【0027】前記説明においては、第1保持部を固定
し、第2保持部を摺動するようにした実施例について示
したが、それとは逆に第1保持部を摺動するようにして
もよい。また前記実施例の研磨ペーパー保持台にあって
は、ガイドピン56,58がバネ57,59により変位
するものを示したが、ガイドピン56,58はそれに限
られるものではなく、弾性変形可能な金属ピンを従動ロ
ーラ16の直径以上離して基台32に立設してもよい。
その場合、シリンダ装置により両ローラ14,16の間
隔を広げると対向する金属ピンが研磨ペーパーにより内
側に押されて、金属ピンの上部が弧状に撓み研磨ペーパ
ーPの張りを妨げないようになる。さらに研磨ペーパー
についても、紙製のみならず布製等であってもよい。
【0028】また、前記実施例にあってはシリンダ装置
22を駆動ローラ14と従動ローラ16間に設けた例を
示したが、本体ボディ12と従動ローラ16間に設けて
両ローラ14,16を近接離間可能にしてもよい。たと
えば、図1の19で示す部分と従動ローラ16の回転軸
間にシリンダ装置を設けたり、あるいは取付け板を介し
てシリンダ装置の一端を本体ボディ12の駆動ロール側
に取付け、またシリンダ装置の他端をアームを介して従
動ローラ16に取付ける等である。
【0029】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
方法にあっては、シリンダ装置により駆動ローラと従動
ローラを近接離間させるため、従来のように作業者がネ
ジを緩めて従動ローラを摺動させたり、ネジを締めて従
動ローラを固定する必要がない。さらに研磨ペーパーに
変形癖があっても、研磨ペーパーを研磨ペーパー保持台
に嵌めるだけで中央が外方へ膨らんだ楕円形状に保持で
きるため、その研磨ペーパー内側に研磨装置の両ローラ
を挿入でき、簡単に弛みなく研磨ペーパーを装着でき
る。
【0030】しかも、この発明の方法にあっては、前記
のようにネジを締めたり緩めたりする作業等が必要な
く、また変形癖のある研磨ペーパーであっても単に研磨
ペーパー保持台に嵌めるだけで正しく保持でき、さらに
研磨ペーパーの取外しも極めて簡単にできるため、簡単
な構造のロボットを使用して研磨ペーパーの自動着脱を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法に用いる研磨装置の一実施例の
正面図である。
【図2】この発明の方法に用いる研磨ペーパー保持台の
一実施例の斜視図である。
【図3】その研磨ペーパー保持台に研磨ペーパーを保持
した状態を示す平面図である。
【図4】研磨装置の両ローラを研磨ペーパーの内側に挿
入した状態を説明する平面図である。
【図5】研磨装置の両ローラ間隔を広げて研磨ペーパー
を張った状態を説明する平面図である。
【図6】従来方法に用いる研磨装置の正面図である。
【図7】その研磨装置の背面図である。
【図8】研磨ペーパーの輸送、保管時等を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
14 駆動ローラ 16 従動ローラ 20 研磨装置 22 シリンダ装置 30 研磨ペーパー保持台 32 基台 34 第1保持部 35,37円弧状面 36 第2保持部 39,57,59 コイルバネ 50,52,54,56,58 ガイドピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置により回転する駆動ローラと従
    動ローラとの外周に、前記両ローラを近づけた状態で環
    状の研磨ペーパーを緩く巻き掛けた後、前記両ローラ間
    隔を広げて研磨ペーパーを弛みなく両ローラ外周に装着
    する研磨装置の研磨ペーパー装着方法において、 前記駆動ローラまたは研磨装置の本体ボディと従動ロー
    ラとをシリンダ装置で連結して、前記シリンダ装置によ
    り両ローラを近接離間するようにし、 前記駆動ローラの半径以上の半径よりなる円弧状面を形
    成した第1保持部と、前記従動ローラの半径以上の半径
    よりなる円弧状面を形成した第2保持部との両円弧状面
    を対向させ、一方の保持部を他方の保持部に対し近接離
    間可能にするとともに近接側に付勢した状態で前記両保
    持部を基台に設け、前記第1保持部側の基台には第1保
    持部の円弧状面との間にほぼ研磨ペーパーの厚みに相当
    する隙間を残してガイドピンを立設し、一方前記第1保
    持部と第2保持部間の基台には、変形または変位可能な
    少なくとも2本のガイドピンを前記従動ローラの直径よ
    り大なる間隔離して両円弧状面の中心を結ぶ線の両側に
    位置させて研磨ペーパー保持台を形成し、 前記研磨ペーパーを両円弧状面内側とガイドピンの外側
    間に嵌めて保持し、前記両ローラを近づけた状態で駆動
    ローラを第1保持部側、前記従動ローラを第2保持部側
    として両ローラを研磨ペーパーの内側に挿入し、前記シ
    リンダ装置の作動により両ローラ間隔を広げて研磨ペー
    パーを両ローラ間に張った後、前記研磨ペーパーごと両
    ローラを研磨ペーパー保持台から抜き取ることを特徴と
    する研磨装置の研磨ペーパー装着方法。
  2. 【請求項2】 研磨装置の駆動ローラと従動ローラとの
    外周に弛みなく巻き掛け装着された環状の研磨ペーパー
    を、両ローラから取り外す方法において、 前記駆動ローラまたは研磨装置の本体ボディと従動ロー
    ラとをシリンダ装置で連結して、前記シリンダ装置によ
    り両ローラを近接離間するようにし、 前記研磨ペーパーが装着された駆動ローラと従動ローラ
    とを前記シリンダ装置の作動により近づけて研磨ペーパ
    ーを弛ませた状態にして、前記駆動ローラを回転させる
    ことにより研磨ペーパーを両ローラから自然落下させる
    ことを特徴とする研磨装置の研磨ペーパー取外し方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173763A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Snecma ロボット機械のための加工用エンドレスベルトを保管および送出するための装置
JP4753059B1 (ja) * 2010-10-12 2011-08-17 株式会社藤森電機製作所 刃物用研ぎ機

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