JPH06339776A - ニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法 - Google Patents
ニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法Info
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- JPH06339776A JPH06339776A JP12926093A JP12926093A JPH06339776A JP H06339776 A JPH06339776 A JP H06339776A JP 12926093 A JP12926093 A JP 12926093A JP 12926093 A JP12926093 A JP 12926093A JP H06339776 A JPH06339776 A JP H06339776A
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- Japan
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- welding
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 クロムモリブデン鋼よりなる第1の部材1の
突合せ溶接端3にニッケル基耐熱合金よりなる肉盛層5
を形成させ、肉盛層5並びに第1の部材1に対して応力
除去焼鈍を行った後、肉盛層5にニッケルクロムモリブ
デン鉄系耐熱合金材料よりなる第2の部材2の突合せ溶
接端7をニッケル基耐熱合金よりなる溶接材料を用いて
突合せ溶接し、溶接により形成される突合せ溶接部8並
びに肉盛層5を介して第1の部材1と第2の部材2とを
固着する。 【効果】 第1の部材1と第2の部材2の双方の材料特
性を喪失させることなく突合せ溶接部8に対し充分な強
度が具備させることができ、第2の部材2を形成するニ
ッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料の耐食性や延
性が低下しない。
突合せ溶接端3にニッケル基耐熱合金よりなる肉盛層5
を形成させ、肉盛層5並びに第1の部材1に対して応力
除去焼鈍を行った後、肉盛層5にニッケルクロムモリブ
デン鉄系耐熱合金材料よりなる第2の部材2の突合せ溶
接端7をニッケル基耐熱合金よりなる溶接材料を用いて
突合せ溶接し、溶接により形成される突合せ溶接部8並
びに肉盛層5を介して第1の部材1と第2の部材2とを
固着する。 【効果】 第1の部材1と第2の部材2の双方の材料特
性を喪失させることなく突合せ溶接部8に対し充分な強
度が具備させることができ、第2の部材2を形成するニ
ッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料の耐食性や延
性が低下しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニッケルクロムモリブデ
ン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法
に関するものである。
ン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クロムモリブデン鋼により形成し
た複数の厚肉部材を互いに突合せ溶接により固着して高
温圧力容器等の構造物を製作することが行われている
が、近年、高温圧力容器の付帯設備の安全性を更に向上
させるために、該高温圧力容器に接続されている厚肉配
管部材の一部をニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金
材料により形成することが検討されている。
た複数の厚肉部材を互いに突合せ溶接により固着して高
温圧力容器等の構造物を製作することが行われている
が、近年、高温圧力容器の付帯設備の安全性を更に向上
させるために、該高温圧力容器に接続されている厚肉配
管部材の一部をニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金
材料により形成することが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クロムモリ
ブデン鋼により形成した厚肉テストピースとニッケルク
ロムモリブデン鉄系耐熱合金材料により形成した厚肉テ
ストピースとを互いに突合せ溶接し、この突合せ溶接に
より互いに固着したテストピースに対し曲げ試験を実施
すると突合せ溶接部に充分な強度が具備されないため、
該突合せ溶接部に割れが生じる。
ブデン鋼により形成した厚肉テストピースとニッケルク
ロムモリブデン鉄系耐熱合金材料により形成した厚肉テ
ストピースとを互いに突合せ溶接し、この突合せ溶接に
より互いに固着したテストピースに対し曲げ試験を実施
すると突合せ溶接部に充分な強度が具備されないため、
該突合せ溶接部に割れが生じる。
【0004】また、前記の突合せ溶接部を中心とする両
テストピースの継手部に対して応力除去焼鈍を行うと、
一方のテストピースを形成するニッケルクロムモリブデ
ン鉄系耐熱合金材料の耐食性や延性が低下する。
テストピースの継手部に対して応力除去焼鈍を行うと、
一方のテストピースを形成するニッケルクロムモリブデ
ン鉄系耐熱合金材料の耐食性や延性が低下する。
【0005】
【研究結果に基づく知見】上記の課題を解決するために
発明者らは、ニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材
料により形成した厚肉部材とクロムモリブデン鋼により
形成した厚肉部材の異材溶接について種々の実験研究を
行った結果、下記のような知見を得るに至った。
発明者らは、ニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材
料により形成した厚肉部材とクロムモリブデン鋼により
形成した厚肉部材の異材溶接について種々の実験研究を
行った結果、下記のような知見を得るに至った。
【0006】クロムモリブデン鋼により形成した厚肉テ
ストピースの突合せ溶接端に、インコネル系材料等のニ
ッケル基耐熱合金による肉盛層を形成し、該肉盛層並び
にクロムモリブデン鋼により形成した厚肉テストピース
に対して応力除去焼鈍を行った後、前記の肉盛層にニッ
ケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料により形成した
厚肉テストピースをニッケル基耐熱合金よりなる溶接材
料を用いて突合せ溶接すると、曲げ試験を実施しても突
合せ溶接部に割れが生じることがなく、該突合せ溶接部
に充分な強度が具備される。
ストピースの突合せ溶接端に、インコネル系材料等のニ
ッケル基耐熱合金による肉盛層を形成し、該肉盛層並び
にクロムモリブデン鋼により形成した厚肉テストピース
に対して応力除去焼鈍を行った後、前記の肉盛層にニッ
ケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料により形成した
厚肉テストピースをニッケル基耐熱合金よりなる溶接材
料を用いて突合せ溶接すると、曲げ試験を実施しても突
合せ溶接部に割れが生じることがなく、該突合せ溶接部
に充分な強度が具備される。
【0007】
【発明の目的】本発明は、ニッケルクロムモリブデン鉄
系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼とを突合せ溶接す
る際に、両部材の材料特性を喪失させることなく突合せ
溶接部に対し充分な強度が具備させるようにすることを
目的としている。
系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼とを突合せ溶接す
る際に、両部材の材料特性を喪失させることなく突合せ
溶接部に対し充分な強度が具備させるようにすることを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材
料とクロムモリブデン鋼との溶接方法においては、クロ
ムモリブデン鋼よりなる第1の部材の突合せ溶接端にニ
ッケル基耐熱合金よりなる肉盛層を形成し、該肉盛層並
びに第1の部材に対して応力除去焼鈍を行った後、前記
の肉盛層にニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料
よりなる第2の部材の突合せ溶接端をニッケル基耐熱合
金よりなる溶接材料を用いて突合せ溶接する。
め、本発明のニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材
料とクロムモリブデン鋼との溶接方法においては、クロ
ムモリブデン鋼よりなる第1の部材の突合せ溶接端にニ
ッケル基耐熱合金よりなる肉盛層を形成し、該肉盛層並
びに第1の部材に対して応力除去焼鈍を行った後、前記
の肉盛層にニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料
よりなる第2の部材の突合せ溶接端をニッケル基耐熱合
金よりなる溶接材料を用いて突合せ溶接する。
【0009】
【作用】本発明のニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合
金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法では、クロム
モリブデン鋼よりなる第1の部材と該第1の部材に形成
した肉盛層に対し応力除去焼鈍を行い、該肉盛層とニッ
ケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料よりなる第2の
部材とをニッケル基耐熱合金よりなる溶接材料を用いて
固着させるので、第1の部材並びに第2の部材の材料特
性を喪失させることなく突合せ溶接部に対し充分な強度
が具備させることができる。
金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法では、クロム
モリブデン鋼よりなる第1の部材と該第1の部材に形成
した肉盛層に対し応力除去焼鈍を行い、該肉盛層とニッ
ケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料よりなる第2の
部材とをニッケル基耐熱合金よりなる溶接材料を用いて
固着させるので、第1の部材並びに第2の部材の材料特
性を喪失させることなく突合せ溶接部に対し充分な強度
が具備させることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
する。
【0011】図1並びに図2は本発明のニッケルクロム
モリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との
溶接方法の一例を示すもので、1はクロムモリブデン鋼
厚肉部材(第1の部材)、2はニッケルクロムモリブデ
ン鉄系耐熱合金材料厚肉部材(第2の部材)を表わして
いる。
モリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との
溶接方法の一例を示すもので、1はクロムモリブデン鋼
厚肉部材(第1の部材)、2はニッケルクロムモリブデ
ン鉄系耐熱合金材料厚肉部材(第2の部材)を表わして
いる。
【0012】以下、クロムモリブデン鋼よりなる第1の
部材1とニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料よ
りなる第2の部材2とを突合せ溶接する際には、第1の
部材1の突合せ溶接端3に溶接による肉盛層5が形成さ
れやすいように、第1の部材1の下面側に当板4を仮設
しておき、インコネル系材料(ニッケル基耐熱合金)よ
りなる溶接材料(フィラーワイヤ)を用いたTIG自動
溶接によって前記の第1の部材1の突合せ溶接端3に肉
盛層5を形成する。
部材1とニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料よ
りなる第2の部材2とを突合せ溶接する際には、第1の
部材1の突合せ溶接端3に溶接による肉盛層5が形成さ
れやすいように、第1の部材1の下面側に当板4を仮設
しておき、インコネル系材料(ニッケル基耐熱合金)よ
りなる溶接材料(フィラーワイヤ)を用いたTIG自動
溶接によって前記の第1の部材1の突合せ溶接端3に肉
盛層5を形成する。
【0013】肉盛層5が形成されたならば、該肉盛層5
に対して放射線透過検査、浸透探傷検査等の非破壊検査
を実施し、肉盛層5の健全性を確認しておく。
に対して放射線透過検査、浸透探傷検査等の非破壊検査
を実施し、肉盛層5の健全性を確認しておく。
【0014】肉盛層5の健全性が確認されたならば、第
1の部材1並びに肉盛層5に対し、大気雰囲気下で図3
に示すような熱処理スケジュールにより応力除去焼鈍を
行う。
1の部材1並びに肉盛層5に対し、大気雰囲気下で図3
に示すような熱処理スケジュールにより応力除去焼鈍を
行う。
【0015】第1の部材1並びに肉盛層5を加熱するこ
とにより、その温度が約300℃程度になったならば、
第1の部材1並びに肉盛層5を下記の式(1)に示すよ
うな温度上昇率α1(℃/時間)で昇温させる。 α1≦220×25/T…(1) (T:第1の部材1の肉厚)
とにより、その温度が約300℃程度になったならば、
第1の部材1並びに肉盛層5を下記の式(1)に示すよ
うな温度上昇率α1(℃/時間)で昇温させる。 α1≦220×25/T…(1) (T:第1の部材1の肉厚)
【0016】第1の部材1並びに肉盛層5の温度が約6
80〜760℃程度になったならば、下記の式(2)に
示すような保温時間β(時間)だけ前記の温度で第1の
部材1並びに肉盛層5を保温する。 β≧t/25…(2) (t:肉盛層5の層厚)
80〜760℃程度になったならば、下記の式(2)に
示すような保温時間β(時間)だけ前記の温度で第1の
部材1並びに肉盛層5を保温する。 β≧t/25…(2) (t:肉盛層5の層厚)
【0017】第1の部材1並びに肉盛層5を約680〜
760℃程度で上記の保温時間βだけ保温したならば、
第1の部材1並びに肉盛層5を下記の式(3)に示すよ
うな温度下降率α2(℃/時間)で300℃まで降温さ
せる。 α2≦275×25/T…(3)
760℃程度で上記の保温時間βだけ保温したならば、
第1の部材1並びに肉盛層5を下記の式(3)に示すよ
うな温度下降率α2(℃/時間)で300℃まで降温さ
せる。 α2≦275×25/T…(3)
【0018】上述したような熱処理スケジュールにより
応力除去焼鈍を行ったならば、前記の当板4を撤去し、
肉盛層5の反第1の部材側端に対し機械加工を行い開先
部6を成形する。
応力除去焼鈍を行ったならば、前記の当板4を撤去し、
肉盛層5の反第1の部材側端に対し機械加工を行い開先
部6を成形する。
【0019】更に、前記の肉盛層5の開先部6と第2の
部材2の突合せ溶接端7とをインコネル系材料(ニッケ
ル基耐熱合金)よりなる溶接材料(フィラーワイヤ)を
用いたTIG自動溶接によって突合せ溶接し、この溶接
により形成される突合せ溶接部8と前記の肉盛層5とを
介して第1の部材1と第2の部材2とを固着する。
部材2の突合せ溶接端7とをインコネル系材料(ニッケ
ル基耐熱合金)よりなる溶接材料(フィラーワイヤ)を
用いたTIG自動溶接によって突合せ溶接し、この溶接
により形成される突合せ溶接部8と前記の肉盛層5とを
介して第1の部材1と第2の部材2とを固着する。
【0020】このような手順により溶接を行った第1の
部材1と第2の部材2とにおいては、第1の部材1並び
に第2の部材2の材料特性を喪失させることなく突合せ
溶接部8に対し充分な強度が具備される。
部材1と第2の部材2とにおいては、第1の部材1並び
に第2の部材2の材料特性を喪失させることなく突合せ
溶接部8に対し充分な強度が具備される。
【0021】よって、上記の手順により溶接を行った第
1の部材1と第2の部材2に対し曲げ試験を実施する
と、クロムモリブデン鋼により形成した部材とニッケル
クロムモリブデン鉄系耐熱合金材料により形成した部材
とを互いに突合せ溶接したときのような割れが突合せ溶
接部8に生じることがない。
1の部材1と第2の部材2に対し曲げ試験を実施する
と、クロムモリブデン鋼により形成した部材とニッケル
クロムモリブデン鉄系耐熱合金材料により形成した部材
とを互いに突合せ溶接したときのような割れが突合せ溶
接部8に生じることがない。
【0022】また、第1の部材1並びに肉盛層5のみに
対して応力除去焼鈍を行うので、第2の部材2が熱影響
を受けることがなく、該第2の部材2を形成するニッケ
ルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料の耐食性や延性が
低下しない。
対して応力除去焼鈍を行うので、第2の部材2が熱影響
を受けることがなく、該第2の部材2を形成するニッケ
ルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料の耐食性や延性が
低下しない。
【0023】なお、本発明のニッケルクロムモリブデン
鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法
は、上述した実施例のみに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法
は、上述した実施例のみに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のニッケルク
ロムモリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼
との溶接方法によれば、下記のような種々の優れた効果
を奏し得る。
ロムモリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼
との溶接方法によれば、下記のような種々の優れた効果
を奏し得る。
【0025】(1)クロムモリブデン鋼よりなる第1の
部材と該第1の部材に形成した肉盛層に対し応力除去焼
鈍を行い、該肉盛層とニッケルクロムモリブデン鉄系耐
熱合金材料よりなる第2の部材とをニッケル基耐熱合金
よりなる溶接材料を用いて固着させるので、第1の部材
並びに第2の部材の材料特性を喪失させることなく突合
せ溶接部に対し充分な強度が具備させることができる。
部材と該第1の部材に形成した肉盛層に対し応力除去焼
鈍を行い、該肉盛層とニッケルクロムモリブデン鉄系耐
熱合金材料よりなる第2の部材とをニッケル基耐熱合金
よりなる溶接材料を用いて固着させるので、第1の部材
並びに第2の部材の材料特性を喪失させることなく突合
せ溶接部に対し充分な強度が具備させることができる。
【0026】(2)第1の部材並びに肉盛層のみに対し
て応力除去焼鈍を行うので、第2の部材が熱影響を受け
ることがなく、該第2の部材を形成するニッケルクロム
モリブデン鉄系耐熱合金材料の耐食性や延性が低下しな
い。
て応力除去焼鈍を行うので、第2の部材が熱影響を受け
ることがなく、該第2の部材を形成するニッケルクロム
モリブデン鉄系耐熱合金材料の耐食性や延性が低下しな
い。
【図1】本発明のニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合
金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法の一例におい
て第1の部材に肉盛層を形成させた状態を示す断面図で
ある。
金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法の一例におい
て第1の部材に肉盛層を形成させた状態を示す断面図で
ある。
【図2】本発明のニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合
金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法の一例におい
て第1の部材と第2の部材とを突合せ溶接した状態を示
す断面図である。
金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法の一例におい
て第1の部材と第2の部材とを突合せ溶接した状態を示
す断面図である。
【図3】本発明のニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合
金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法の一例におい
て第1の部材並びに肉盛層に対して行う応力除去焼鈍の
熱処理スケジュールを示すグラフである。
金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法の一例におい
て第1の部材並びに肉盛層に対して行う応力除去焼鈍の
熱処理スケジュールを示すグラフである。
1 クロムモリブデン鋼厚肉部材(第1の部材) 2 ニッケルクロムモリブデン鉄系厚肉部材(第2の
部材) 3,7 突合せ溶接端 5 肉盛層 8 突合せ溶接部(突合せ溶接)
部材) 3,7 突合せ溶接端 5 肉盛層 8 突合せ溶接部(突合せ溶接)
Claims (1)
- 【請求項1】 クロムモリブデン鋼よりなる第1の部材
の突合せ溶接端にニッケル基耐熱合金よりなる肉盛層を
形成し、該肉盛層並びに第1の部材に対して応力除去焼
鈍を行った後、前記の肉盛層にニッケルクロムモリブデ
ン鉄系耐熱合金材料よりなる第2の部材の突合せ溶接端
をニッケル基耐熱合金よりなる溶接材料を用いて突合せ
溶接することを特徴とするニッケルクロムモリブデン鉄
系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12926093A JPH06339776A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12926093A JPH06339776A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06339776A true JPH06339776A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15005174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12926093A Pending JPH06339776A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ニッケルクロムモリブデン鉄系耐熱合金材料とクロムモリブデン鋼との溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06339776A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2527073A1 (en) * | 2011-05-23 | 2012-11-28 | Hitachi Ltd. | Dissimilar metal weld and its manufacturing method of large welded structures such as the turbine rotor |
CN107008985A (zh) * | 2017-04-26 | 2017-08-04 | 西安交通大学 | 一种基于微合金化与同步寄生钎焊的钼合金熔焊方法 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP12926093A patent/JPH06339776A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2527073A1 (en) * | 2011-05-23 | 2012-11-28 | Hitachi Ltd. | Dissimilar metal weld and its manufacturing method of large welded structures such as the turbine rotor |
US20120301309A1 (en) * | 2011-05-23 | 2012-11-29 | Hitachi, Ltd. | Dissimilar metal welds and its manufacturing method of large welded structures such as the turbine rotor |
CN107008985A (zh) * | 2017-04-26 | 2017-08-04 | 西安交通大学 | 一种基于微合金化与同步寄生钎焊的钼合金熔焊方法 |
CN107008985B (zh) * | 2017-04-26 | 2020-03-31 | 西安交通大学 | 一种基于微合金化与同步寄生钎焊的钼合金熔焊方法 |
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