JPH0633938Y2 - 鼻づまり防止具 - Google Patents

鼻づまり防止具

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JPH0633938Y2
JPH0633938Y2 JP1991104594U JP10459491U JPH0633938Y2 JP H0633938 Y2 JPH0633938 Y2 JP H0633938Y2 JP 1991104594 U JP1991104594 U JP 1991104594U JP 10459491 U JP10459491 U JP 10459491U JP H0633938 Y2 JPH0633938 Y2 JP H0633938Y2
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JP
Japan
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nasal cavity
nasal
tube
nostril
outer circumference
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JP1991104594U
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Inventor
弥栄子 朝岡
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弥栄子 朝岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鼻閉すなわち鼻づまり
を防止するのに用いられる器具に関する。
【0002】
【従来の技術】鼻かぜをひくと急性鼻炎となり、鼻漏す
なわち鼻汁が図3の鼻腔に流れ出て、鼻汁が粘液性であ
るときには鼻腔に粘液性鼻汁が滞留し、いわゆる鼻づま
りを起す。急性鼻炎にかかると、粘膜がふくれ鼻腔が狭
くなり鼻づまりが持続する。鼻づまりを取り去るために
は、従来は血管収縮薬を外鼻孔から滴下していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、血管収縮薬
は一時的にしか効能を示さないし、長期間使用すると線
毛機能や血流を悪くするという副作用を伴う。したがっ
て、夜間就寝する際に鼻づまりを防ごうとしても従来は
格別な手段がなく、鼻呼吸ができず、口呼吸が余儀なく
され、鼻呼吸による下気道の保護機能が失われるので咽
候頭炎をおこしたり、いびきを伴ったり、睡眠時無呼吸
症候群をきたすことがあった。そこで本考案の目的は鼻
づまりを継続的に防ぐことができ、しかも副作用を伴わ
ない手段の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、外鼻孔
から鼻腔に挿入され、該鼻腔に気道を確保することによ
り、鼻づまりを防止する1〜4cmの長さの管でなり、
該管は外周で鼻腔の内壁に接触するだけの外径を有し、
指で強くつまむと変形する程度の軟らかさで、弾性に富
んでおり、該管には外周から内周に貫通する複数の孔が
形成されていることを特徴とする鼻づまり防止具が得ら
れる。
【0005】また、本考案によれば、外鼻孔から鼻腔に
挿入され、該鼻腔に気道を確保することにより、鼻づま
りを防止する1〜4cmの長さの管でなり、該管は外周
で鼻腔の内壁に接触するだけの外径を有し、指で強くつ
まむと変形する程度の軟らかさで、弾性に富んでおり、
該管は不織布その他の透液性の材料でなることを特徴と
する鼻づまり防止具が得られる。
【0006】
【作用】本考案の鼻づまり防止具は鼻腔に挿入される1
〜4cmの管でなる。この管が外鼻孔から鼻腔に挿入さ
れたときに、管の外周が鼻腔の内壁に接し、その外周と
内壁との摩擦により管が鼻腔に保持される。管は軟質ポ
リ塩化ビニール等の樹脂、不織布などでなる。この管が
位置する部分の鼻腔の内壁は粘膜でなり、その粘膜から
も鼻漏がでるので、その鼻漏を外鼻孔へ排出するため
に、管の外周から内周へ貫通する複数の孔を設けたり、
管の材料を不織布その他の透液性のものにしたりする。
鼻腔の奥の部分に生じた鼻漏は管を通り外鼻孔へ排出さ
れる。鼻かぜをひいて急性鼻炎になり、鼻腔粘膜の血流
量が増大し、粘膜の容積が増大し、鼻腔を閉鎖しようと
しても本考案の鼻づまり防止具を装着しておれば管を通
して常に通気できる。したっがって、本考案の鼻づまり
防止具によれば、粘性鼻漏が出ても、鼻腔粘膜の血流増
大による鼻腔狭窄があっても通気道を常に確保できる。
【0007】
【実施例】次に実施例を挙げ本考案を一層詳しく説明す
る。 図1は本考案の一実施例の使用態様を示す模式図、図2
(a)はその実施例を示す斜視図、図2(b)は同図
(a)のA−B面における矢視断面図、図3は人体の頭
部における空気と食物の流れを示す模式図である。
【0008】図2に示すように、本実施例の鼻づまり防
止具は管1a、1bおよび連結紐2からなる。管1a,
1bには多数の孔12が設けられている。孔12は管1
a,1bの外周14から内周15へ貫通している。管1
a,1bは長さ3cm、外径7mmの軟質ポリ塩化ビニ
ール製である。管1a,1bは指で強くつまむと変形す
る程度の軟らかさで弾性に富んでいる。鼻腔の形は必ず
しも単純ではないので管1a,1bは図2の如く整一な
円筒形でなくてもよいが、管1a,1bが軟らかい弾性
体であるから、鼻腔の形にかかわらず鼻腔内で安定に収
まる。管1a,1bが外鼻孔(鼻腔の外気への開口)か
ら鼻腔へ挿入されたとき鼻腔から脱落しないように、外
周が鼻腔の内壁に接触するだけの外径に管1a,1bは
形成されている。管1a,1bの外周の全面が鼻腔の内
壁に接触する必要はなく、一部分で接触すれば管1a,
1bは鼻腔に留まれる。
【0009】管1a,1bが留まる部分の鼻腔の粘膜か
ら出る鼻漏は孔12から通気孔11に流れ入り、通気孔
11内を流れて外鼻孔から排出される。鼻腔の奥で生成
した鼻漏は通気孔11の上端から入り、下端へ流れ出
て、外鼻孔から排出される。この実施例を装着すると、
急性鼻炎により鼻腔の粘膜が膨れて鼻腔が閉塞されるよ
うになっても、通気孔11により通気道は常に確保され
る。鼻漏は通気孔11を通して常時排出されるので粘性
はあまり高くならず、通気孔11が鼻漏で詰まってしま
うことは少ない。もし通気孔11が鼻漏で詰まったとき
は、連結紐2を指で引くことにより管1a,1bを鼻腔
から取り出し、水や湯で鼻漏を洗い流し、再び外鼻孔か
ら鼻腔へ管1a,1bを挿入する。紐2により、管1
a,1bが鼻腔の奥へ入り込んでしまって取り出せなく
なることはない。
【0010】本考案における管を不織布その他の透液性
の材料で構成すれば、孔12はなくても差し支えない。
例えば、不織布は水様性の鼻漏を透過させる。管が留ま
る位置の粘膜から出る鼻漏は水様性であるから、不織布
製の管によりその水様性鼻漏を排出することができる。
【0011】実施例では管1a,1bは円筒形であった
が、本考案の管は、円筒形の途中が外方へやや膨らんだ
形とか、外周に滑らかな凹凸がある形とか、外鼻孔に近
い部分の鼻腔にほぼ一致した形とかの各種の形であって
も差し支えない。また、図2の実施例の管1a,1bは
軟質ポリ塩化ビニール製としたが、本考案の管はポリエ
チレンその他の樹脂でも形成できる。
【0012】
【考案の効果】以上に実施例を挙げて説明したように、
本考案によれば鼻づまりを継続的に防ぐことができる器
具を提供できる。この器具は単に鼻腔に挿入して使用さ
れるから、何んらかの副作用を伴うことはない。急性鼻
炎により鼻づまりを起したとき、就寝時に本考案の器具
を鼻腔に挿入しておくことにより、鼻腔において通気道
が常に確保されるから、鼻呼吸が常にでき、咽喉頭炎を
防ぎ、睡眠時無呼吸症候群も予防でき、またいびきも防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の使用態様を示す模式図。
【図2】その実施例を示す斜視図および断面図。
【図3】人体頭部における空気および食物の流れを示す
模式図。
【符号の説明】
1a,1b 管 2 連結紐 11 通気孔 12 貫通孔 14 外周 15 内周

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外鼻孔から鼻腔に挿入され、該鼻腔に気
    道を確保することにより、鼻づまりを防止する1〜4c
    mの長さの管でなり、該管は外周で鼻腔の内壁に接触す
    るだけの外径を有し、指で強くつまむと変形する程度の
    軟らかさで、弾性に富んでおり、該管には外周から内周
    に貫通する複数の孔が形成されていることを特徴とする
    鼻づまり防止具。
  2. 【請求項2】 外鼻孔から鼻腔に挿入され、該鼻腔に気
    道を確保することにより、鼻づまりを防止する1〜4c
    mの長さの管でなり、該管は外周で鼻腔の内壁に接触す
    るだけの外径を有し、指で強くつまむと変形する程度の
    軟らかさで、弾性に富んでおり、該管は不織布その他の
    透液性の材料でなることを特徴とする鼻づまり防止具。
JP1991104594U 1991-11-25 1991-11-25 鼻づまり防止具 Expired - Lifetime JPH0633938Y2 (ja)

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JPH065643U JPH065643U (ja) 1994-01-25
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