JPH06339351A - キノコ味噌の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【構成】生エノキタケの水分を４０〜５０％にし、これ
をミキサー等にて糊状にする。既製の味噌７０部前後に
対し糊状化したエノキタケ３０部前後の割合にて加え満
遍なく混合し、２〜３日寝かして得るキノコ味噌の製造
方法。 【効果】キノコ類は、ガンに対する免疫能を高め、抗体
や、Ｔ細胞の働きを活性化させガン細胞を殺す役目をす
るため、日常、食する味噌に加える事によりガンの予防
制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はエノキタケを加えたエノキ味噌の製造法に関
する。近年ガンの死亡率が非常に高く、これを身近なキ
ノコ食品の摂取により、予防、制御を図るための発明で
ある。１９８５年、国立ガンセンター研究所、池川哲郎
博士、外長野県厚生連北信総合病院田中茂男博士等の研
究結果を紙上に発表した。それを引用する。ハツカネズ
ミに、ザルコーマ１８０という肉腫を移植し、ガンを宿
したネズミをグループ分けをし、それぞれのキノコエキ
スを１０日間注射し５週間後、グループごとに移植した
ガンを摘出し重量を計り、エキスを注射しないネズミと
比較、腫瘍の発育をどれだけ阻止出来たかの調査であ
る。

食用キノコ熱水抽出液のザルコーマ１８０に対する抗腫
瘍性 上記試験の結果、阻止率についてはマツタケが最高であ
るが数量が少ないため高価である。その点エノキタケは
生産量が多く非常に安価である。更に次の調査結果を引
用する。生産世帯と一般世帯のエノキタケ接取量により
過去１０年間の間にガンで死亡した世帯を比較したもの
である。

上記の調査結果によれば夏季（４〜９月）体力の消耗す
る時季に週、５日以上摂取している生産者の世帯では死
亡率が１．９％である。冬季（１０〜３月）の死亡世帯
でも５日以上食する場合は、４．３％でいずれも食べな
い世帯より死亡率の低い事が分かる。キノコ類は人間の
ガンに対する免疫能を高める事で抗体やＴ細胞の働きを
活性化させ、それが、ガン細胞を殺す役目をし、結果と
してガンを予防制御することになる。この発明を説明す
ると上記の結果を基に安価で量産可能な生エノキタケの
水分を４０〜５０％にし、これをミキサー等にて糊状に
する。既製の味噌７０部前後に対して糊状化したエノキ
タケ３０部前後の割合にて加え、満遍なく混合撹拌し、
２〜３日寝かすとキノコ味噌が得られる。生エノキタケ
をそのまま糊状化して上記の様にしてもキノコ味噌が得
られるが、腰のゆるい味噌となる。又、シイタケ等他の
キノコもコスト的に合えば使用が出来る。現在エノキタ
ケを具といて様々の料理に使用れてているが、キノコの
柄の部分は繊維質が最も多いが、消化が悪いため体外に
排泄されている。本発明キノコ味噌は柄の部分も味噌に
含有されているので体内に消化吸収され、便秘体質の人
にも効果が認められる。味噌は日常、味噌汁とし又味噌
あえ等様々の料理に使用され、これを食する事によりキ
ノコエキスの効果にてガンの予防、制御に最適な食品で
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生エノキタケの水分を４０〜５０％にし、これをミキサ
   ー等にて糊状にする。既製の味噌７０部前後に対し糊状
   化したエノキタケ３０部前後の割合にて加え満遍なく混
   合し、２〜３日寝かして得るキノコ味噌の製造方法。