JPH0633888A - 横型ロータリ式圧縮機 - Google Patents
横型ロータリ式圧縮機Info
- Publication number
- JPH0633888A JPH0633888A JP18417692A JP18417692A JPH0633888A JP H0633888 A JPH0633888 A JP H0633888A JP 18417692 A JP18417692 A JP 18417692A JP 18417692 A JP18417692 A JP 18417692A JP H0633888 A JPH0633888 A JP H0633888A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- thrust plate
- oil
- crankshaft
- drain hole
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油が冷媒ガスに一緒に巻き込まれて吐出され
るのを防止し、機械室での油のレベルを保って信頼性の
向上を図る。 【構成】 圧縮要素の副軸受6の端部に設けたスラスト
プレート19に貫通孔11に臨む孔部21と、この孔部
21の外側に偏心した位置のドレン孔22とを穿設する
とともに、バルブカバー14とスラストプレート19と
の間に孔部21とドレン孔22との間の連絡を遮断する
パッキン部材20を介装している。
るのを防止し、機械室での油のレベルを保って信頼性の
向上を図る。 【構成】 圧縮要素の副軸受6の端部に設けたスラスト
プレート19に貫通孔11に臨む孔部21と、この孔部
21の外側に偏心した位置のドレン孔22とを穿設する
とともに、バルブカバー14とスラストプレート19と
の間に孔部21とドレン孔22との間の連絡を遮断する
パッキン部材20を介装している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機などの冷凍
サイクルに使用される横型ロータリ式圧縮機に関する。
サイクルに使用される横型ロータリ式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横型ロータリ式圧縮機では、密閉
ケーシング内のモータ室と機械室を仕切り部材を介して
区画し、機械室の油量をより多く確保するためにこのモ
ータのクランクシャフトにモータ室と機械室を連通する
貫通孔を形成した形式のものがある(例えば、特開昭6
1−163462号公報参照)。この種の横型ロータリ
式圧縮機では圧縮された冷媒ガスは、モータ室からクラ
ンクシャフトの貫通孔を通って機械室に導かれ、この機
械室に設けた吐出管から冷凍サイクルに吐出されるよう
になっている。従って、圧縮機の運転中は、モータ室に
比べて機械室のほうが相対的に圧力が低下しているの
で、機械室に溜まる油の液面を高く確保することができ
る。
ケーシング内のモータ室と機械室を仕切り部材を介して
区画し、機械室の油量をより多く確保するためにこのモ
ータのクランクシャフトにモータ室と機械室を連通する
貫通孔を形成した形式のものがある(例えば、特開昭6
1−163462号公報参照)。この種の横型ロータリ
式圧縮機では圧縮された冷媒ガスは、モータ室からクラ
ンクシャフトの貫通孔を通って機械室に導かれ、この機
械室に設けた吐出管から冷凍サイクルに吐出されるよう
になっている。従って、圧縮機の運転中は、モータ室に
比べて機械室のほうが相対的に圧力が低下しているの
で、機械室に溜まる油の液面を高く確保することができ
る。
【0003】この型式の横型ロータリ式圧縮機の中で、
機械室の油面をより高く上昇させるために、吐出カバー
を設けた従来技術を図4に示す。この図4では、圧縮機
の機械室側が断面で示されており、密閉ケーシング1の
内部は、仕切り部材2によってモータ室Aと機械室Bに
区画され、このモータ室Aと機械室Bとは仕切り部材2
の下部に形成された連絡孔3を介して連通している。機
械室B側には、圧縮要素を構成するシリンダ4、主軸受
5並びに副軸受6が一体的に配置されており、モータ室
Aに設けられる図示しない電動要素とは、クランクシャ
フト7によって連結されている。シリンダ4の内部に
は、クランクシャフト7に設けられた偏心したクランク
部8とこれに外嵌するローラ9および図示しないブレー
ドが収容されている。したがって、ローラ9の偏心回転
とともに、ローラ9の外周面と、シリンダ4の内周面お
よびブレードで囲まれた圧縮室の体積が変化して、吸い
込みパイプ10から吸入した冷媒ガスが圧縮されるよう
になっている。圧縮されたガスは、まずモータ室A側に
吐出され、クランクシャフト7の軸芯に沿って軸方向に
貫く貫通孔11を通って矢印で示すように、密閉ケーシ
ング1の機械室B側に接続された吐出パイプ12から外
部の冷凍サイクルへ吐出される。
機械室の油面をより高く上昇させるために、吐出カバー
を設けた従来技術を図4に示す。この図4では、圧縮機
の機械室側が断面で示されており、密閉ケーシング1の
内部は、仕切り部材2によってモータ室Aと機械室Bに
区画され、このモータ室Aと機械室Bとは仕切り部材2
の下部に形成された連絡孔3を介して連通している。機
械室B側には、圧縮要素を構成するシリンダ4、主軸受
5並びに副軸受6が一体的に配置されており、モータ室
Aに設けられる図示しない電動要素とは、クランクシャ
フト7によって連結されている。シリンダ4の内部に
は、クランクシャフト7に設けられた偏心したクランク
部8とこれに外嵌するローラ9および図示しないブレー
ドが収容されている。したがって、ローラ9の偏心回転
とともに、ローラ9の外周面と、シリンダ4の内周面お
よびブレードで囲まれた圧縮室の体積が変化して、吸い
込みパイプ10から吸入した冷媒ガスが圧縮されるよう
になっている。圧縮されたガスは、まずモータ室A側に
吐出され、クランクシャフト7の軸芯に沿って軸方向に
貫く貫通孔11を通って矢印で示すように、密閉ケーシ
ング1の機械室B側に接続された吐出パイプ12から外
部の冷凍サイクルへ吐出される。
【0004】ここで、吐出カバー13は、バルブカバー
14の外側に油を分離するように取り付けられる。ま
た、この吐出カバー13によってバルブカバー14との
間でクランクシャフト7の貫通孔11を流れる冷媒ガス
を導く通路15が形成される。圧縮機が運転されている
間は、機械室Bの圧力がモータ室Aよりも相対的に低く
なるため、モータ室Aの油溜りの油の一部が油連絡孔3
を通って機械室Bの油溜りに流入し、その油面のレベル
を高く確保することができるようになっている。
14の外側に油を分離するように取り付けられる。ま
た、この吐出カバー13によってバルブカバー14との
間でクランクシャフト7の貫通孔11を流れる冷媒ガス
を導く通路15が形成される。圧縮機が運転されている
間は、機械室Bの圧力がモータ室Aよりも相対的に低く
なるため、モータ室Aの油溜りの油の一部が油連絡孔3
を通って機械室Bの油溜りに流入し、その油面のレベル
を高く確保することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の吐出カバー13を取り付けるものにあっ
ては、副軸受6へ給油された油は、冷媒ガスといっしょ
に吐出され、吐油量が増加して機械室Bに溜っている油
量が減少してしまうという欠点が生ずる。そこで、本発
明の目的は、上記従来技術の有する問題点を解消し、冷
媒ガスに巻き込まれて軸受けを潤滑した油が一緒に吐出
されるのを防止し、機械室での油のレベルを保って信頼
性の向上を図った横型ロータリ式圧縮機を提供すること
にある。
たような従来の吐出カバー13を取り付けるものにあっ
ては、副軸受6へ給油された油は、冷媒ガスといっしょ
に吐出され、吐油量が増加して機械室Bに溜っている油
量が減少してしまうという欠点が生ずる。そこで、本発
明の目的は、上記従来技術の有する問題点を解消し、冷
媒ガスに巻き込まれて軸受けを潤滑した油が一緒に吐出
されるのを防止し、機械室での油のレベルを保って信頼
性の向上を図った横型ロータリ式圧縮機を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、密閉容器内に圧縮要素と電動要素とをク
ランクシャフトにより連結配置し、クランクシャフトの
軸心に沿って形成した貫通孔を機械室とモータ室とを連
通する冷媒通路とするとともに、吐出カバーをバルブカ
バーの外側に設けこの吐出カバーの外側に油を分離する
ようにした横型ロータリ式圧縮機において、圧縮要素の
副軸受端部に設けたスラストプレートに前記貫通孔に臨
む孔部と、この孔部の外側に偏心した位置のドレン孔と
を穿設するとともに、バルブカバーとスラストプレート
との間に前記孔部とドレン孔との間の連絡を遮断するパ
ッキン部材を介装して構成したものである。
に、本発明は、密閉容器内に圧縮要素と電動要素とをク
ランクシャフトにより連結配置し、クランクシャフトの
軸心に沿って形成した貫通孔を機械室とモータ室とを連
通する冷媒通路とするとともに、吐出カバーをバルブカ
バーの外側に設けこの吐出カバーの外側に油を分離する
ようにした横型ロータリ式圧縮機において、圧縮要素の
副軸受端部に設けたスラストプレートに前記貫通孔に臨
む孔部と、この孔部の外側に偏心した位置のドレン孔と
を穿設するとともに、バルブカバーとスラストプレート
との間に前記孔部とドレン孔との間の連絡を遮断するパ
ッキン部材を介装して構成したものである。
【0007】
【作用】パッキン部材がスラストプレートの孔部とドレ
ン孔の間を連通しないようにシールするので、クランク
シャフトの貫通孔を通ってきた冷媒ガスにドレン孔から
排出される油が混じることがない。
ン孔の間を連通しないようにシールするので、クランク
シャフトの貫通孔を通ってきた冷媒ガスにドレン孔から
排出される油が混じることがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明による横型ロータリ式圧縮機の
一実施例について添付の図面を参照して説明する。な
お、以下の説明において、上記従来例の図4と同一の構
成要素には、同一の参照符号を付してその詳細な説明は
省略する。図1および図2において、密閉ケーシング1
内にはステータ17とロータ18からなる電動要素と、
シリンダ4、主軸受5および副軸受6からなる圧縮要素
が収容されている。電動要素が収容される機械室Bと圧
縮要素が収容されるモータ室Aとは、仕切り部材2を介
して区画されている。また、電動要素と圧縮要素とを連
結するクランクシャフト7には貫通孔11が形成され、
この貫通孔11を介して機械室Bとモータ室Aは連通す
るようになっている。さらに、仕切り部材2には連絡孔
3が形成され、機械室Bの油溜りと、モータ室Aの油溜
りとは、連絡孔3を通じて一方から他方へ油が出入りす
るようになっている。なお、バルブカバー14の外側に
は、吐出カバー13が取り付けられ、この吐出カバー1
3によって機械室Bの油は外側に分離され、クランクシ
ャフト7の貫通孔11の出口から吐出パイプ12まで冷
媒ガスを導く通路15が形成されている。
一実施例について添付の図面を参照して説明する。な
お、以下の説明において、上記従来例の図4と同一の構
成要素には、同一の参照符号を付してその詳細な説明は
省略する。図1および図2において、密閉ケーシング1
内にはステータ17とロータ18からなる電動要素と、
シリンダ4、主軸受5および副軸受6からなる圧縮要素
が収容されている。電動要素が収容される機械室Bと圧
縮要素が収容されるモータ室Aとは、仕切り部材2を介
して区画されている。また、電動要素と圧縮要素とを連
結するクランクシャフト7には貫通孔11が形成され、
この貫通孔11を介して機械室Bとモータ室Aは連通す
るようになっている。さらに、仕切り部材2には連絡孔
3が形成され、機械室Bの油溜りと、モータ室Aの油溜
りとは、連絡孔3を通じて一方から他方へ油が出入りす
るようになっている。なお、バルブカバー14の外側に
は、吐出カバー13が取り付けられ、この吐出カバー1
3によって機械室Bの油は外側に分離され、クランクシ
ャフト7の貫通孔11の出口から吐出パイプ12まで冷
媒ガスを導く通路15が形成されている。
【0009】しかして、図2において、副軸受6の軸端
部には、スラストプレート19が配置されており、クラ
ンクシャフト7の軸端は、このスラストプレート19に
摺動するようになっている。このスラストプレー19と
バルブカバー14との間にはパッキン部材20が装着さ
れている。なお、スラストプレート19は、パッキン部
材20を介してバルブカバー14により保持されてい
る。
部には、スラストプレート19が配置されており、クラ
ンクシャフト7の軸端は、このスラストプレート19に
摺動するようになっている。このスラストプレー19と
バルブカバー14との間にはパッキン部材20が装着さ
れている。なお、スラストプレート19は、パッキン部
材20を介してバルブカバー14により保持されてい
る。
【0010】この実施例では、スラストプレート19は
板輪状の部材で、その中央部には、図3に示されるよう
に、クランクシャフト7の貫通孔11とほぼ同径で貫通
孔11に臨む半径R1の丸孔21と、この丸孔21の中
心から距離L1だけ偏心しクランクシャフト7の外周と
副軸受6の内周の摺動部に対向するような位置に油を抜
くためのドレン孔22が形成されているものが用いられ
ている。この場合、シリンダ4に組み込まれた図示しな
いブレードは、給油ポンプとしての機能を備えており、
機械室Bの油溜りの油は主軸受5、副軸受6の摺動部に
給油され、図示しない油孔を通って前記ドレン孔22か
ら排出されるようになっている。
板輪状の部材で、その中央部には、図3に示されるよう
に、クランクシャフト7の貫通孔11とほぼ同径で貫通
孔11に臨む半径R1の丸孔21と、この丸孔21の中
心から距離L1だけ偏心しクランクシャフト7の外周と
副軸受6の内周の摺動部に対向するような位置に油を抜
くためのドレン孔22が形成されているものが用いられ
ている。この場合、シリンダ4に組み込まれた図示しな
いブレードは、給油ポンプとしての機能を備えており、
機械室Bの油溜りの油は主軸受5、副軸受6の摺動部に
給油され、図示しない油孔を通って前記ドレン孔22か
ら排出されるようになっている。
【0011】一方、パッキン部材20は略短円筒状の部
材で、図4に示されるように、底面にはスラストプレー
ト19の丸孔21と同径の丸孔23が形成されるととも
に、この丸穴22の周縁部、この実施例では半径R1か
らL1までの範囲がシール面24になっており、スラス
トプレート19の丸孔21とドレン孔22との連絡を遮
断ように構成されている。なお、符号25は、圧縮され
た冷媒ガスをモータ室Bに導くガス通路を示す。
材で、図4に示されるように、底面にはスラストプレー
ト19の丸孔21と同径の丸孔23が形成されるととも
に、この丸穴22の周縁部、この実施例では半径R1か
らL1までの範囲がシール面24になっており、スラス
トプレート19の丸孔21とドレン孔22との連絡を遮
断ように構成されている。なお、符号25は、圧縮され
た冷媒ガスをモータ室Bに導くガス通路を示す。
【0012】本実施例は、以上のように構成されるもの
であり、次に、その作用について説明する。圧縮機が運
転されている間、シリンダ4の圧縮室で圧縮された冷媒
ガスは、主軸受5、シリンダ4、副軸受6を貫通するガ
ス通路25やその他の図示しない通路を流れてモータ室
Aへ導出される。冷媒ガスはモータ室Aのステータ1
7、ロータ18などの電動要素を冷却しながら、クラン
クシャフト7の貫通孔11を通って機械室Bへ導かれ
る。機械室Bでの冷媒ガス流の流れは図2で矢印によっ
て示されるように、クランクシャフト7の貫通孔11を
出てから吐出カバー13とバルブカバー14の間の通路
15を通って吐出パイプ12から外部の冷凍サイクルに
供給される。このような密閉ケーシング1内部の冷媒ガ
スの流れによって、モータ室Aと、機械室Bとでは、機
械室Bのほうが圧力損失によって低圧となっている。従
って、モータ室Aの油溜りに溜まっている油の一部が連
絡孔3を通って機械室B側の油溜りに流入してくるの
で、その油面は上昇する。そして、吐出カバー13があ
るので、油がその外側に分離される結果、油面はクラン
クシャフト7の貫通孔11の位置よりも高いレベルまで
上昇することができる。
であり、次に、その作用について説明する。圧縮機が運
転されている間、シリンダ4の圧縮室で圧縮された冷媒
ガスは、主軸受5、シリンダ4、副軸受6を貫通するガ
ス通路25やその他の図示しない通路を流れてモータ室
Aへ導出される。冷媒ガスはモータ室Aのステータ1
7、ロータ18などの電動要素を冷却しながら、クラン
クシャフト7の貫通孔11を通って機械室Bへ導かれ
る。機械室Bでの冷媒ガス流の流れは図2で矢印によっ
て示されるように、クランクシャフト7の貫通孔11を
出てから吐出カバー13とバルブカバー14の間の通路
15を通って吐出パイプ12から外部の冷凍サイクルに
供給される。このような密閉ケーシング1内部の冷媒ガ
スの流れによって、モータ室Aと、機械室Bとでは、機
械室Bのほうが圧力損失によって低圧となっている。従
って、モータ室Aの油溜りに溜まっている油の一部が連
絡孔3を通って機械室B側の油溜りに流入してくるの
で、その油面は上昇する。そして、吐出カバー13があ
るので、油がその外側に分離される結果、油面はクラン
クシャフト7の貫通孔11の位置よりも高いレベルまで
上昇することができる。
【0013】一方、機械室Bの油は、図示しないブレー
ドによって主軸受5、副軸受6などの摺動部に供給され
る。潤滑した油は、スラストプレート19のドレン孔2
2からバルブカバー13と副軸受6との間で形成されて
いる空間26に導出されてから油溜まりに戻されること
になる。この場合、パッキン部材20のシール部24が
スラストプレート19の丸孔21とドレン孔22の間に
圧接してこれらが連通しないようにシールするので、ク
ランクシャフト7の貫通孔11を通ってきた冷媒ガスに
ドレン孔22から排出される油が混じることを防ぐこと
ができる。このようにパッキン部材20により、ガスが
流れる流路とドレン孔22の連通を遮断したので、吐出
される冷媒ガスに油が巻き込まれることがないので吐油
量の低減を防止することが可能となり、油のレベルを一
定にして圧縮機の信頼性を高めることができる。
ドによって主軸受5、副軸受6などの摺動部に供給され
る。潤滑した油は、スラストプレート19のドレン孔2
2からバルブカバー13と副軸受6との間で形成されて
いる空間26に導出されてから油溜まりに戻されること
になる。この場合、パッキン部材20のシール部24が
スラストプレート19の丸孔21とドレン孔22の間に
圧接してこれらが連通しないようにシールするので、ク
ランクシャフト7の貫通孔11を通ってきた冷媒ガスに
ドレン孔22から排出される油が混じることを防ぐこと
ができる。このようにパッキン部材20により、ガスが
流れる流路とドレン孔22の連通を遮断したので、吐出
される冷媒ガスに油が巻き込まれることがないので吐油
量の低減を防止することが可能となり、油のレベルを一
定にして圧縮機の信頼性を高めることができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、圧縮要素の副軸受端部に設けたスラストプレ
ートに貫通孔に臨む孔部と、この孔部の外側に偏心した
位置のドレン孔とを穿設するとともに、バルブカバーと
スラストプレートとの間に孔部とドレン孔との間の連絡
を遮断するパッキン部材を介装したので、貫通孔から導
出される冷媒ガスにドレン孔から排出される油が巻き込
まれて冷媒ガスとともに吐出されることがなくなり、機
械室での油のレベルを保って信頼性の向上を達成するこ
とができる。
によれば、圧縮要素の副軸受端部に設けたスラストプレ
ートに貫通孔に臨む孔部と、この孔部の外側に偏心した
位置のドレン孔とを穿設するとともに、バルブカバーと
スラストプレートとの間に孔部とドレン孔との間の連絡
を遮断するパッキン部材を介装したので、貫通孔から導
出される冷媒ガスにドレン孔から排出される油が巻き込
まれて冷媒ガスとともに吐出されることがなくなり、機
械室での油のレベルを保って信頼性の向上を達成するこ
とができる。
【図1】本発明による横型ロータリ式圧縮機の一実施例
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図2】図1における横型ロータリ式圧縮機の圧縮要素
側の拡大縦断面図。
側の拡大縦断面図。
【図3】圧縮要素に取り付けられるスラストプレートの
平面図。
平面図。
【図4】スラストプレートとともに取り付けられるパッ
キン部材の平面図。
キン部材の平面図。
【図5】従来の横型ロータリ式圧縮機の圧縮要素側の縦
断面図。
断面図。
1 密閉ケーシング 2 仕切り部材 3 連絡孔 4 シリンダ 5 主軸受 6 副軸受 7 クランクシャフト 8 クランク部 9 ローラ 10 吸い込み管 11 貫通孔 12 吐出管 13 吐出カバー 14 バルブカバー 19 スラストプレート 20パッキン部材
Claims (1)
- 【請求項1】密閉容器内に圧縮要素と電動要素とをクラ
ンクシャフトにより連結配置し、前記クランクシャフト
の軸心に沿って形成した貫通孔を機械室とモータ室とを
連通する冷媒通路とするとともに、吐出カバーをバルブ
カバーの外側に設けこの吐出カバーの外側に油を分離す
るようにした横型ロータリ式圧縮機において、 圧縮要素の副軸受端部に設けたスラストプレートに前記
貫通孔に臨む孔部と、この孔部の外側に偏心した位置の
ドレン孔とを穿設するとともに、前記バルブカバーとス
ラストプレートとの間に前記孔部とドレン孔との間の連
絡を遮断するパッキン部材を介装したことを特徴とする
横型ロータリ式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18417692A JPH0633888A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 横型ロータリ式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18417692A JPH0633888A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 横型ロータリ式圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633888A true JPH0633888A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16148697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18417692A Pending JPH0633888A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 横型ロータリ式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633888A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020026745A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | 東芝キヤリア株式会社 | 回転式圧縮機および冷凍サイクル装置 |
CN115419594A (zh) * | 2022-09-23 | 2022-12-02 | 浙江博阳压缩机有限公司 | 一种卧式旋转式压缩机 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18417692A patent/JPH0633888A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020026745A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | 東芝キヤリア株式会社 | 回転式圧縮機および冷凍サイクル装置 |
CN115419594A (zh) * | 2022-09-23 | 2022-12-02 | 浙江博阳压缩机有限公司 | 一种卧式旋转式压缩机 |
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