JPH0633829U - ベルトコンベアのベルト片寄り検出装置 - Google Patents

ベルトコンベアのベルト片寄り検出装置

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JPH0633829U
JPH0633829U JP7092292U JP7092292U JPH0633829U JP H0633829 U JPH0633829 U JP H0633829U JP 7092292 U JP7092292 U JP 7092292U JP 7092292 U JP7092292 U JP 7092292U JP H0633829 U JPH0633829 U JP H0633829U
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JP
Japan
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belt
waveform
belt conveyor
pattern
generating means
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Application number
JP7092292U
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English (en)
Inventor
良成 坂本
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトコンベアのベルト片寄り検出装置に係
り、最小限の配線路でベルトの片寄り現象の特定を速や
かにかつ確実に行なう。 【構成】 ベルトコンベアのベルト両側部の近接位置に
配されるローラと、個別の波形パターン信号を出力する
パターン信号発生手段と、複数のパターン信号発生手段
を直列接続状態とする片寄り検出用配線路と、個別の波
形パターンを記憶しておく波形パターン記憶手段と、波
形パターンを比較してローラの位置を特定する比較手段
とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ベルトコンベアのベルト片寄り検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ベルトコンベアは、鉱石、石炭、土砂等の移送に使用される。 例えば石炭の露天堀に適用されるベルトコンベアでは、一つのユニットの長さ が、数100メートルないし1000メートルに及ぶものがある。
【0003】 ベルトコンベアが長い場合には、移送荷の偏りやむら等が起因して、ベルトが 支持ローラに対して左右にずれる現象が発生し易くなる。 ベルトの片寄り量が多くなると、ベルトコンベアを停止してその片寄り箇所を 修正する必要が生じ、移送作業に支障を来すことになる。
【0004】 ベルトコンベアにおけるベルトの片寄りを検出する技術としては、ベルト両側 部の近接位置に、ベルトが左右方向に移動したときに作動する角度スイッチ等を 配しておいて、ベルトの片寄り時に信号を発生させ、この片寄り検出信号をベル トコンベア運転室等の遠隔位置まで伝送して、ベルト片寄り事故の発生を検知す る方法が考えられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ベルトコンベアラインが長大なものであると、前述した角度スイッチ 等を多数配する必要が生じる。この場合にあって、スイッチの信号を並列に伝送 すると、遠隔地においてどのスイッチが作動したかによってベルト片寄り位置を 特定することができるものの、信号ケーブルの回線数が膨大なものとなり易い。 また、スイッチ群を直列接続して1回線の信号ケーブルで、例えば「OFF」 信号を伝送するようにすれば、スイッチ群の一つが作動したときの検出信号に基 づいて、ベルト片寄り現象を検知することができるものの、どのスイッチが作動 したかを判別することができず、ベルトコンベアラインの何処でベルト片寄り現 象が生じたかを調査するのに多大な労力を要することになる。
【0006】 本考案は、これらの事情に鑑みてなされたもので、最小限の配線路でベルトの 片寄り現象の特定を速やかにかつ確実に行なうことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、ベルトコンベアの移送方向に間隔を空けてベルト両 側部の近接位置に配されベルト片寄り部に接触して回転させられるローラと、該 ローラに配され回転時に個別の波形パターン信号を出力するパターン信号発生手 段と、複数のパターン信号発生手段を直列接続状態とする片寄り検出用配線路と 、個別の波形パターンを記憶しておく波形パターン記憶手段と、片寄り検出用配 線路及び波形パターン記憶手段に接続されこれらの波形パターンを比較してロー ラの位置を特定する比較手段とを具備するベルトコンベアのベルト片寄り検出装 置としている。
【0008】
【作用】
ベルトコンベアにベルト片寄りが生じると、その部分のローラが回転させられ てパターン信号発生手段が作動し、その波形パターン信号が片寄り検出用配線路 によって遠隔位置まで伝送される。 遠隔位置において、記憶しておいた個別の波形パターンと片寄り検出用配線路 からの伝送信号とが比較され、波形パターンが一致した場合に、片寄り現象発生 箇所に対応するパターン信号発生手段の特定が行なわれる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係るベルトコンベアのベルト片寄り検出装置の一実施例につい て、図1及び図2に基づき説明する。 各図において、符号1はベルトコンベア、1aはベルト、1bは支持ローラ、 2はローラ、3はパターン信号発生手段、3aは信号発生器、3bは常閉接点、 4は片寄り検出用配線路、5は交流電源、6は波形増幅器、7はハイパスフィル タ、8は比較手段(波形比較器)、9は波形パターン記憶手段(波形パターンメ モリ)、10は片寄り位置判定器、11はディスプレー装置、12は警報器であ る。
【0010】 前記ベルトコンベア1は、石炭の露天堀に適用される長大なもの等であって、 図1に示すように、ベルト1aが複数の支持ローラ1bによって支持され、例え ば図1の矢印で示すように移送方向が設定される。
【0011】 前記ローラ2は、従来の技術の項で説明した角度スイッチ等を備えて、ベルト 1aの両側部の近接位置に移送方向に間隔を空けて複数配され、ベルト1aに片 寄り現象が発生した場合に、片寄り部に接触することによって水平回転させられ るものが適用される。
【0012】 前記パターン信号発生手段3は、ローラ2の同軸上に一体回転可能に取り付け られ、回転時に、波形の形状、波形の繰り返し周期等の相違する特殊の波形パタ ーンを出力するジェネレータ等であり、ローラ2の数だけ異なる波形パターンを 発生させるように、かつ、波形パターンが商用周波数に対して高周波となるよう に設定される。 そして、パターン信号発生手段3は、図2に示すように、片寄り検出用配線路 4に直列接続状態に介在させられる例えばジェネレータからなる信号発生器3a と、該信号発生器3aの出力端に並列接続状態に配される常閉接点3bとを組み 合わせたもの等とされる。
【0013】 前記片寄り検出用配線路4は、ベルトコンベア1におけるすべてのローラ2と 、交流電源5と、ベルトコンベア1を遠隔位置において監視する運転室等との間 を、直列状態に接続するように布設され、例えば1回線の信号ケーブルによって 構成される。
【0014】 前記交流電源5は、例えば片寄り検出用配線路4に給電を行なう商用周波数の 交流電源が適用され、パターン信号発生手段3から信号が出力される場合に、こ の信号を商用周波数の電流波形に重畳させる目的で使用される。
【0015】 前記波形増幅器6は、片寄り検出用配線路4に接続され、商用周波数と高周波 成分との重畳した状態の電流に基づく検出波形を所望の大きさまで増幅するもの とされる。
【0016】 前記ハイパスフィルタ7は、波形増幅器6に接続され重畳状態の波形から高周 波成分を分離抽出するたものとされる。
【0017】 前記比較手段8は、ハイパスフィルタ7及び波形パターン記憶手段9に接続さ れ、これらから出力される波形パターンを比較して一致しているか否かを判定し 、一致している場合に一致信号を出力するものとされる。
【0018】 前記波形パターン記憶手段9は、比較手段8に接続されるとともに、各パター ン信号発生手段3に対応する個別の波形パターンを予め記憶させておいて、ハイ パスフィルタ7から比較手段8に波形パターン信号が入力されているときに、記 憶しておいた個別の波形パターンを出力するものとされる。
【0019】 前記片寄り位置判定器10は、比較手段8に接続され、比較手段8から波形パ ターンの一致信号が出力された場合に、その波形パターンに基づいて、各ローラ 2のうちのどれに対応するものであるかを特定して、ディスプレー装置11及び 警報器12の作動信号を出力するものである。
【0020】 前記ディスプレー装置11は、片寄り位置判定器10に接続され、その信号出 力に基づいて、片寄り現象が生じた箇所、またはその箇所のローラ2やパターン 信号発生手段3の位置を表示するものである。
【0021】 前記警報器12は、片寄り位置判定器10に接続され、その信号出力に基づい て音声による警報や光による警報を行なうものである。
【0022】 このような構成のベルトコンベアのベルト片寄り検出装置にあっては、ベルト コンベア1の一部にベルト片寄りが生じると、その部分に接触したローラ2が回 転させられて、パターン信号発生手段3が作動する。 図2例であると、常閉接点3bの回路開放と信号発生器3aの作動とによって 、片寄り検出用配線路4を流れる電流に、信号発生器3aによる波形パターン信 号分が重畳する。
【0023】 波形パターン信号が重畳した波形は、片寄り検出用配線路4によって所望の遠 隔位置の波形増幅器6まで伝送され、波形増幅器6によって必要なレベルまで増 幅されて、ハイパスフィルタ7により高周波成分の波形パターンが抽出される。 抽出された波形パターンが、比較手段8に伝送されることにより、記憶してお いた個別の波形パターンとの比較がなされ、両波形パターンが一致した場合に、 一致信号が出力される。
【0024】 一致信号が出力された場合には、片寄り位置判定器10において片寄り現象発 生箇所に対応するパターン信号発生手段3の特定が行なわれて、その特定した信 号がディスプレー装置11及び警報器12に出力される。 ディスプレー装置11に、ベルト片寄り箇所のローラ2、パターン信号発生手 段3またはベルト1aの位置を表示させることによって、ベルト片寄り箇所の位 置の特定及び監視が簡単かつ迅速に行なわれ、ベルト片寄り現象が解消されない 場合には、警報器12の作動によって注意を喚起するとともに、片寄り箇所の復 元作業が実施される。
【0025】 〔他の実施態様〕 本考案においては、実施例に代えて、以下の技術を適用することができる。 a)ローラ2及びパターン信号発生手段3を一体なものとすること。 b)パターン信号発生手段3をロータリースイッチ等として、複数の「ON」「 OFF」信号を発生させるものとすること。 c)上記において、複数の「ON」「OFF」信号のみによって波形パターン信 号を発生させ、比較手段8を作動させること。 d)また、この場合にあって、波形増幅器6及びハイパスフィルタ7を省略する こと。
【0026】
【考案の効果】
本考案に係るベルトコンベアのベルト片寄り検出装置によれば、以下の効果を 奏する。 (1) 回転時に個別の波形パターン信号を出力するパターン信号発生手段が、 片寄り検出用配線路によって直列接続状態とされ、比較手段によって記憶してお いた個別の波形パターンと片寄り検出用配線路からの伝送信号とが比較されるも のであるから、片寄り現象発生箇所を最小限の回線数として検出装置の簡素化を 図ることができる。 (2) 個別の波形パターン信号を出力するパターン信号発生手段が配されるこ とによって、片寄り現象発生箇所に対応するパターン信号発生手段の特定を確実 なものとし、かつ、遠隔位置において、片寄り現象発生箇所に対応する位置の特 定して、ベルト片寄り現象発生時の点検及び復元作業等を速やかに行なうことが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るベルトコンベアのベルト片寄り検
出装置の一実施例を示すブロック結線図である。
【図2】図1におけるパターン信号発生手段の構成例を
示す結線図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア 1a ベルト 1b 支持ローラ 2 ローラ 3 パターン信号発生手段 3a 信号発生器 3b 常閉接点 4 片寄り検出用配線路 5 交流電源 6 波形増幅器 7 ハイパスフィルタ 8 比較手段(波形比較器) 9 波形パターン記憶手段(波形パターンメモリ) 10 片寄り位置判定器 11 ディスプレー装置 12 警報器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベアの移送方向に間隔を空け
    てベルト両側部の近接位置に配されベルト片寄り部に接
    触して回転させられるローラと、該ローラに配され回転
    時に個別の波形パターン信号を出力するパターン信号発
    生手段と、複数のパターン信号発生手段を直列接続状態
    とする片寄り検出用配線路と、個別の波形パターンを記
    憶しておく波形パターン記憶手段と、片寄り検出用配線
    路及び波形パターン記憶手段に接続されこれらの波形パ
    ターンを比較してローラの位置を特定する比較手段とを
    具備することを特徴とするベルトコンベアのベルト片寄
    り検出装置。
JP7092292U 1992-10-12 1992-10-12 ベルトコンベアのベルト片寄り検出装置 Withdrawn JPH0633829U (ja)

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JPH0633829U true JPH0633829U (ja) 1994-05-06

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ID=13445487

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11105401B2 (en) 2018-07-25 2021-08-31 Gates Corporation Belt sensor system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11105401B2 (en) 2018-07-25 2021-08-31 Gates Corporation Belt sensor system

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