JPH06338209A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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Publication number
JPH06338209A
JPH06338209A JP14856393A JP14856393A JPH06338209A JP H06338209 A JPH06338209 A JP H06338209A JP 14856393 A JP14856393 A JP 14856393A JP 14856393 A JP14856393 A JP 14856393A JP H06338209 A JPH06338209 A JP H06338209A
Authority
JP
Japan
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mirror
concave mirror
movable frame
light
pieces
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14856393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Otsuka
良宏 大塚
Yuichi Masunaga
裕一 増永
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP14856393A priority Critical patent/JPH06338209A/ja
Publication of JPH06338209A publication Critical patent/JPH06338209A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源からの光が凹面鏡により反射されて照射
される照明装置において、照射される光のビーム角度を
自由に設定できるようにする。 【構成】 凹面鏡95は、周方向に分割された複数の鏡
片95a,95bの組み合せにより構成されている。各
鏡片95a,95bが支点軸102を支点として回動す
ることにより、凹面鏡95の深さ寸法が変化する。これ
に伴いランプ113も凹面鏡95の内部を進退移動し、
さらに後部反射鏡115も一緒に移動する。これにより
(A)では広いビーム角度の照射が行われ、(C)では
狭いビーム角度の照射が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絵画や彫刻などの芸術
品に対する照明、ショーウインドウ内での照明、室内照
明などに使用される照明装置に係り、特に照射光のビー
ム角度を変化させることができる照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図20に示すように、例えば美術館など
において絵画1が展示される場合、天井などに配置され
た照明装置2により絵画1が照明される。このような照
明において、光源の前方にレンズが配置されたようなス
ポット照明器具を使用すると、照射される光に光度のム
ラが発生し、また鋭敏な感じの光が絵画1に当てられ、
照明効果としては好ましくない。そこでこの種の照明に
使用される器具としては、図21(A)に示すように、
光源となるランプ3の背部に凹面鏡4aが配置され、出
光側に直接光を阻止する遮光部材5が設けられたものが
使用される。この凹面鏡を使用した照明器具では、絵画
1に照射される光のスポットに極端な光度のムラが無
く、高品質の照明効果が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、凹面鏡
を使用した照明装置では、凹面鏡の凹面形状に応じて照
射されるビーム角度が変化する。例えば凹面鏡の子午断
面が図21(A)に示す形状の場合には、照射されるビ
ームの角度が小さくなる。また図21(B)に示すよう
に、凹面鏡4bの子午断面の形状が深いものである場合
には照射される光のビーム角度θが広くなる。例えば絵
画1に対する照明を行う場合、絵画1の大きさが変われ
ば当然に光の照射面積を変えるためにビーム角度を変化
させなければならなくなる。また照明装置2と絵画1の
距離が変わった場合においても同様である。そこで従来
はこのような場合に、照明装置2を分解して、凹面鏡を
例えば4aや4bで示す形状のものに交換するという作
業を行っている。そのため、展示する絵画が変わる度
に、また展示位置が変わる度に照明装置2を分解して凹
面鏡の交換を行うことになり、その作業が非常に面倒な
ものとなっていた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、分解などすることなく、照明光のビーム角度を任
意に調整できるようにした照明装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源と、この
光源の背部に位置する凹面鏡とが設けられている照明装
置において、前記凹面鏡はその周方向に分割された複数
の鏡片の組み合せから成り、前記各鏡片は前記凹面鏡の
深さ寸法が変化する方向へ可動自在に支持され、且つ各
鏡片を移動させて凹面鏡の前記深さを可変させる駆動機
構が設けられていることを特徴とするものである。
【0006】また上記構造において、それぞれの鏡片
は、出光側前部を支点として回動自在に支持され且つ凹
面鏡の深さ寸法が大きくなる方向へ付勢されており、前
記駆動機構には、出光方向への前進動作により前記各鏡
片を凹面鏡の深さ寸法が浅くなる方向へ押圧移動させる
可動枠と、この可動枠を進退駆動する駆動源とが設けら
れ、
【0007】さらに、凹面鏡の中心部分には、各鏡片の
先端部分に囲まれた穴が形成され、前記可動枠と共に進
退移動する支持部材が前記穴を経て凹面鏡の内側に延び
この支持部材に光源が取付けられており、且つ前記凹面
鏡の背部には前記穴に対向し且つ前記可動枠と共に進退
移動する後部反射鏡が設けられているものである。
【0008】前記鏡片の反射面には、凹凸加工が施され
ていることが好ましく、また複数の鏡片は、板材を凹面
鏡形状で且つ反射面に凹凸が形成された形状に加圧成形
し、これを周方向に分割切断することにより製造でき
る。
【0009】さらに、本発明は、灯体部に、光源と、こ
の光源の背部に位置し周方向に分割された複数の鏡片の
組み合せから成る凹面鏡と、各鏡片を移動させて凹面鏡
の前記深さを可変させる駆動機構とが設けられており、
この灯体部は垂直回動軸により垂直回動支持部に回動で
きるように支持され、且つ垂直回動支持部は水平回動軸
により水平回動支持部に回動できるように支持されてお
り、前記灯体部内部の電気部品に接続された配線は、前
記垂直回動軸の中心穴を通過し、さらに水平回動軸の中
心穴を通過して前記水平回動支持部内に延びていること
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記第1の手段では、凹面鏡が複数の鏡片から
形成され、それぞれの鏡片を移動させることにより凹面
鏡の深さ寸法が変化する。光源から発せられる光は凹面
鏡により反射されて前方に照射されるが、前記凹面鏡の
深さ寸法が変化することにより照明光のビーム角度が変
化する。これにより被照明体の大きさや距離に合せた照
明が可能になる。
【0011】第2の手段では、各鏡片は、出光側前部を
支点として凹面鏡の深さが変化する方向へ回動自在に支
持され、それぞれの鏡片は凹面鏡の深さ寸法が大きくな
る方向へ付勢されている。そしてモータなどの駆動源に
より可動枠を前進させあるいは後退させると、この可動
枠により全ての鏡片が同時に駆動され、凹面鏡の深さ寸
法が連続的に任意な大きさに変化する。
【0012】さらに、第3の手段では、凹面鏡の深さ寸
法の変化に追従して光源の位置を凹面鏡の光軸に沿って
移動させているため、鏡片が出光側前部を支点として回
動して凹面鏡の深さ寸法が変わるときに、この凹面鏡と
光源との位置関係を常に最適にできる。また鏡片の先端
部分に囲まれた穴の後方に後部反射鏡が設けられている
ため、前記穴から光が洩れるを防止でき照明効率を高め
ることができる。
【0013】第4の手段のように、鏡片の反射面を凹凸
成形することにより、凹面鏡にて反射される光の光度ム
ラが生じなくなり、高品質の照明が可能になる。また第
5の手段のように、板材を凹面鏡形状に加圧成形した後
に、これを周方向に分割切断して鏡片を形成することに
より、所望の反射凹面形状で且つ凹凸面が形成された鏡
片を比較的簡単に製造できる。
【0014】さらに第6の手段では、灯体部に設けられ
た電気部品の配線が、垂直回動軸の中心穴から水平回動
軸の中心穴を経て水平回動支持部に延びているため、配
線が照明装置の外部に出ることがなく外観が良好になる
とともに、灯体部の向きの変化により配線が不自然に曲
げられたり捻られたりすることがなく、配線の切断など
が防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明による照明装置の全体構造を示す斜視
図、図2は照明装置における灯体部の支持部を示すもの
であり図1においてII方向から見た縦断面図、図3は
図1においてIII方向から見た平断面図、図4は図1
においてIV方向から見た縦断面図、図5は灯体部の平
断面であり図1にてV方向から見た断面図、図6は灯体
部の分解斜視図、図7は灯体部の鏡片の支持構造を示
し、図5のVII矢視正面図、図8以下は各部の詳細な
構造を示すものである。図1に示すように、この照明装
置は、天井などに固定される水平回動支持部Pと、二又
アーム形状の垂直回動支持部Tと、この垂直回動支持部
Tに支持された灯体部Lとから構成されている。また灯
体部Lの向きや照射ビーム角度などは遠隔操作装置Rに
より遠隔操作される。上記水平回動支持部Pは、垂直回
動支持部Tを水平方向(α方向)へ回動自在に支持し、
且つこの垂直回動支持部Tをほぼ360度の角度範囲に
て回動駆動する機能を有している。
【0016】図2に示すように、水平回動支持部Pに
は、室内の天井Uに固定されるケース10が設けられ、
このケース10内には上部ベース11と下部ベース12
とが固定され、上部ベース11には回路部13が設置さ
れている。下部ベース12には、軸受ハウジング14が
固定され、この軸受ハウジング14内に軸受スリーブ1
5が嵌装されている。軸受スリーブ15には、水平回動
軸16が回転自在に挿入されている。この水平回動軸1
6は軸中心部に中心穴16aを有する中空軸である。水
平回動軸16の最上端には歯付プーリ17が固定されて
いる。
【0017】図3に示すように、前記下部ベース12に
はステッピングモータM1が固定されている。このモー
タM1の出力軸にはピニオン歯車21が固定されてい
る。このピニオン歯車21は中間歯車22と噛合ってい
る。中間歯車22には小径の歯付プーリ23が同軸に固
定されており、この歯付プーリ23と中径の歯付プーリ
25との間に歯付ベルト24が掛けられている。中径の
歯付プーリ25には小径の歯付プーリ26が同軸に固定
されており、この歯付プーリ26と、前記水平回動軸1
6の最上端の歯付プーリ17との間に歯付ベルト29が
掛けられている。なお31a,31bと32a,32b
は、各歯付ベルト24と29に適正な張力を与えるテン
ションプーリである。前記ステッピングモータM1の駆
動力は、各歯車および歯付ベルトを介して歯付プーリ1
7に減速伝達される。これにより水平回動軸16は、α
方向へ回転駆動される。
【0018】上記水平回動軸16にはアーム33が固定
され、このアーム33にローラ34が回転自在に支持さ
れている。また前記下部ベース12に設けられた軸36
には検知アーム35が回動自在に支持されている。この
検知アーム35は、トーションスプリング37により中
立位置、すなわち図3にて実線で示す位置と破線で示す
位置との中間位置に維持されるように付勢されている。
検知アーム35にはドグアーム35bが一体に形成され
ており、このドグアーム35bの先端にドグ突起35a
が設けられている。下部ベース12には光学検知器38
とリミットスイッチ39とが設けられている。光学検知
器38は、検知溝38aを挟んで発光素子と受光素子と
を有しているものである。またリミットスイッチ39に
はアーム状のアクチュエータ39aが設けられている。
【0019】図3は、水平回動軸16とアーム33とが
時計方向へ回動した後にアーム33が図示左方向に向け
られた状態を示している。このときローラ34により検
知アーム35が反時計方向へ押されて実線で示す状態と
なっている。このとき検知アーム35と一体のドグ突起
35aが光学検知器38の検知溝38a内に入って、受
光素子による受光を遮断する状態になり、光学検知器3
8から検知出力が得られる。この状態が水平回動軸16
の初期位置すなわちイニシャライズ位置である。このイ
ニシャライズ位置から水平回動軸16が反時計方向(α
方向)へ回動することにより垂直回動支持部Tが同方向
へ駆動されるが、このときの回動角度は、ステッピング
モータM1のステップ回転角度の設定により決められ
る。
【0020】上記水平回動軸16およびこれにより駆動
される垂直回動支持部Tのα方向への必要回動角度は、
前記イニシャライズ位置を起点として反時計方向へ36
0度である。そこで、水平回動軸16がイニシャライズ
位置から反時計方向へ360度よりもわずかに大きい角
度だけ回動すると、アーム33に設けられたローラ34
により検知アーム35が押され、図3にて破線で示す角
度に回動させられる。このとき検知アーム35と一体の
ドグアーム35bによりリミットスイッチ39のアクチ
ュエータ39aが押されてリミットスイッチ39から検
知出力が得られる。このリミットスイッチ39の検知に
より、水平回動軸16がイニシャライズ位置から360
度回動したことが認識される。この検出を行うことによ
り、ステッピングモータM1の制御に異常が生じたとき
に、水平回動軸16が必要角度以上に回動するいわゆる
暴走動作が防止される。
【0021】図2に示すように、垂直回動支持部Tはカ
バー40に覆われており、このカバー40の最上部に回
動ベース41が設けられている。この回動ベース41の
中央部には支持金具42が設けられ、この支持金具42
が前記水平回動軸16の下端に嵌着されている。そして
水平回動軸16の下端には支持金具42を押えるワッシ
ャ43が挿入され、ナット44が水平回動軸16の下端
に螺装されている。これにより回動ベース41および垂
直回動支持部Tが水平回動軸16と一体に固定されてい
る。この垂直回動支持部Tは左右2脚のアーム部T1と
T2とを有しており、アーム部T1内には、前記回動ベ
ース41に上端が固定された垂直ベース45が設けら
れ、アーム部T2には、回動ベース41に上端が固定さ
れた垂直ベース46が設けられている。
【0022】垂直ベース45と46の下端部分には軸受
スリーブ61,61が固定されている。灯体部Lの左右
両側部には、垂直回動軸62と63が同軸となるように
固定されており、両垂直回動軸62と63は、前記軸受
スリーブ61,61に回動自在に支持されている。そし
て図示右側の垂直回動軸62の先部には従動歯付プーリ
54が一体に取付けられている。図示右側の垂直ベース
45の上部にはステッピングモータM2が固定されてい
る。このステッピングモータM2の出力軸にはピニオン
歯車47が設けられ、これが中間歯車48と噛合ってい
る。中間歯車48には小径の歯付プーリ49が同軸に固
定されており、この歯付プーリ49と中径の歯付プーリ
51との間に歯付ベルト50が掛けられている。中径の
歯付プーリ51には小径の歯付プーリ52が同軸にて固
定されており、この歯付プーリ52と、前記従動歯付プ
ーリ54との間に歯付ベルト53が掛けられている。な
お、符号56と57は、各歯付ベルト50と53の張力
を設定するテンションプーリである。
【0023】前記ステッピングモータM2の駆動力は各
歯車および各歯付ベルトにより減速され、この減速動力
が従動歯付プーリ54から垂直回動軸62に伝達され、
垂直回動軸62,63と共に、灯体部Lが図1にてβ方
向へ回動させられる。また図2の図示左側に位置する垂
直回動軸63は、軸中心部に中心穴63aを有する中空
軸である。この垂直回動軸63には、検知リング64が
固定されている。検知リング64には、ドグ突起64a
と64bが一体に形成されている。図4に示すように、
アーム部T2の内部に設けられた支持板65の下端部に
は光学検知器66とリミットスイッチ67とが設けられ
ている。光学検知器66は、図3に示した光学検知器3
8と同じ構造のものであり、検知溝66aを挟んで発光
素子と受光素子とが対向している。またリミットスイッ
チ67にはアーム状のアクチュエータ67aが設けられ
ている。
【0024】検知リング64が図4に示す回動角度であ
り、ドグ突起64aが光学検知器66の検知溝66a内
に入り、検知光が遮断された出力状態のときがイニシャ
ライズ位置である。このとき灯体部Lは図1に示すよう
に、水平姿勢である。灯体部Lの必要回動角度は上記イ
ニシャライズ位置を起点として、図4において時計方向
(β方向)へほぼ90度の範囲である。イニシャライズ
位置から90度回動したとき灯体部Lの出光部は図1に
おいて真下を向く。またイニシャライズ位置から90度
回動したときに、検知リング64のドグ突起64bがリ
ミットスイッチ67のアクチュエータ67aを押し、リ
ミットスイッチ67から検知出力が得られる。灯体部L
の回動角度は、図4に示すイニシャライズ位置を起点と
したステッピングモータM2のステップ回転角度により
決められるが、前記リミットスイッチ67からの出力を
得ることにより、垂直回動軸62,63および灯体部L
の回動限界が認識され、これによりステッピングモータ
M2の暴走動作が阻止される。
【0025】次に灯体部Lの構造を説明する。灯体部L
の外観は図1に示されている。この灯体部Lは、本体ケ
ース70、および前方カバー71、出光部カバー72さ
らに後部カバー73により覆われている。本体ケース7
0は、熱伝導率の高い材料で例えばアルミニウムにより
形成されている。本体ケース70の左右両側部には、平
行なリブにより挟まれた溝70aと70bが形成されて
いる。図2に示す垂直回動軸62と63は、この溝70
a,70b内に設置され、リブに形成された取付穴70
c(図5参照)に挿入される固定ねじにより固定され
る。
【0026】前方カバー71は板金材料により円筒状に
形成されたものであり、図5に示すように、この前方カ
バー71は、ねじ74により本体ケース70に固定され
ている。また出光部カバー72も板金材料により円筒状
に形成されたものである。図5に示すように、出光部カ
バー72の外部2ヶ所にはブラケット72a,72aが
固定され、このブラケット72a,72aに掛止板ばね
75,75が取付けられている。この掛止板ばね75,
75が前方カバー71の前端内面に弾性掛止されること
により、出光部カバー72は、前方カバー71に着脱自
在に取付けられている。図5に示すように、本体ケース
70の後端壁70dの内側には、内部機構の主ベース8
0が設置されねじ77により固定されている。また後述
する支持構造により、主ベース80の後方にはモータベ
ース81が間隔を開けて連結されている。そしてこのモ
ータベース81に、前記後部カバー73がねじ76によ
り固定されている。
【0027】図6は灯体部Lの内部機構の分解斜視図で
ある。図5と図6に示すように、灯体部Lの内部では、
まず前記主ベース80の前方に固定枠82が設けられて
いる。固定枠82は板金材料によりテーパ筒形状に形成
されたものである。主ベース80には対をなす取付穴8
0aと80bが形成されており、この取付穴80aと8
0bに支持ロッド83aと83aがねじ止され、この支
持ロッド83a,83aの先端に前記固定枠82の後端
板部82aがねじ止め固定されている。また主ベース8
0には対をなす支持穴80cと80dが形成され、この
支持穴80cと80dに段付ロッド84a,84bが取
付けられる。段付ロッド84a,84bは段差84c,
84dを介して細径部84e,84fが形成されている
ものである。図5に示すように、段付ロッド84a,8
4bの細径部84e,84fは前記支持穴80c,80
d内を通過して後方へ延び、段差84c,84dが主ベ
ース80の前面に掛止される。そして段付ロッド84
a,84bの大径側先端に、前記固定枠82の後端板部
82aがねじ止めされている。
【0028】前記モータベース81には対をなす取付穴
81a,81bが形成されており、前記段付ロッド84
a,84bの細径部84e,84fの先端がこの取付穴
81a,81bにねじ止めされている。また主ベース8
0には取付穴80eが、モータベース81には取付穴8
1cが形成されており、短ロッド85の両端がそれぞれ
の取付穴80e,81cにねじ止め固定されている。す
なわち、主ベース80と、固定枠82の後端板部82a
との間には、2本の支持ロッド83a,83bと、2本
の段付ロッド84a,84bの大径部が渡設され、主ベ
ース80とモータベース81との間には、2本の段付ロ
ッド84a,84bの細径部84e,84fと、1本の
短ロッド85とが渡設されている。
【0029】固定枠82の前方には、支持リング86が
所定間隔を開けて固定されている。すなわち、固定枠8
2の前端のフランジ部82bには90度の角度配置にて
取付穴82cが4ヶ所形成され、支持リング86には同
様に90度の角度配置にて取付穴86aが4ヶ所形成さ
れている。そして4本の支持ロッド87の両端部分が前
記取付穴82cならびに取付穴86aにねじ止めされて
いる。この4本の支持ロッド87により、固定枠82と
支持リング86とが所定の間隔を開けて互いに固定され
ている。上記固定枠82と支持リング86との間には可
動枠89が設けられている。この可動枠89は、前記4
本の支持ロッド87に対し摺動自在に支持されている。
可動枠89は前記固定枠82とほぼ同じ寸法のテーパ筒
形状であり、例えば図5において、可動枠89が図示上
方(Z1方向)へ移動すると、固定枠82の内部に可動
枠89が収まるようになる。
【0030】図10は、可動枠89を前方から示す正面
図、図11は図10のXI−XI線の拡大断面図であ
る。可動枠89の前端フランジ部89aには、90度角
度配置にて4つの摺動金具91が取付けられている。図
11に示すように、それぞれの摺動金具91は、ねじ9
2,92により前端フランジ部89aに固定されてい
る。それぞれの摺動金具91には、摺動軸受穴91aが
形成されて、この摺動軸受穴91aが前記支持ロッド8
7に摺動自在に挿通されている。この摺動軸受穴91a
は摺動金具91のほぼ中央部を絞り加工したものであ
り、ほぼ長方形の開口断面を有している。摺動軸受穴9
1aは、ねじ92,92の配置方向に沿う方向の内寸法
(a)が支持ロッド87の外径とほぼ一致するように高
精度に形成されており、これと直交する方向の内寸法
(b)は、支持ロッド87の外径よりも充分に大きく形
成されている。
【0031】図10に示すように、上記摺動金具91
は、90度角度配置にて4ヶ所取付けられている。その
結果、図10にて上下に配置されている対を成す摺動金
具91,91の摺動軸受穴91a,91aは、支持ロッ
ド87,87に対しX方向へ拘束されY方向へ自由度を
有している。また図10にて左右に配置されている対を
成す摺動金具91,91の摺動軸受穴91a,91a
は、支持ロッド87,87に対しY方向へ拘束されX方
向へ自由度を有している。このように図10において上
下左右に位置するそれぞれの摺動軸受穴91a,91a
が、支持ロッド87に対して自由度を有してはいるが、
回転方向には拘束される構造であるため、可動枠89は
図10において回転方向へ確実に拘束された状態で4本
の支持ロッド87に対して摺動できるようになる。また
個々の摺動軸受穴91a,91aが支持ロッド87に対
して一方向へ自由度を有しているため、4本の支持ロッ
ド87の開き方向の位置公差を許容でき、また支持ロッ
ド87に対する摺動軸受穴91aの摺動抵抗も最小にで
きる。
【0032】図5と図6に示すように、上記可動枠89
の底板89bには駆動ブラケット93が取付けられてい
る。この駆動ブラケット93はコの字形状に折曲げ形成
されたものであり、この駆動ブラケット93の両脚部9
3a,93aは、固定枠82の後端板部82aに形成さ
れた窓82d,82d内を通過し、この両脚部93a,
93aの先端折曲部が可動枠89の底板89bに対し取
付ねじ94,94(図5参照)により固定されている。
図10ではこの取付ねじ94,94が螺着されるねじ穴
を符号89c,89cで示している。したがって、図5
にて鎖線で示すように、可動枠89と駆動ブラケット9
3とは一体となって、固定枠82と支持リング86との
間で進退移動できるようになっている。
【0033】前記支持リング86には、上記可動枠89
の進退動作に伴ってその深さ寸法が変化する凹面鏡95
が支持されている。この凹面鏡95は、周方向に16分
割された鏡片95aと95bとの組み合せにより構成さ
れている。この16枚の鏡片95aと95bは、前記可
動枠89の進退に伴って全てが一緒に動作するものであ
るが、図7では、図示の便宜上、凹面鏡95の深さ寸法
が最も大きくなったときの鏡片95aと95bを(イ)
で示し、凹面鏡95が最も浅いものとなった状態を
(ロ)で示している。
【0034】図7は、凹面鏡95を図5のVII方向か
ら見たものであるが、この凹面鏡95は8枚の鏡片95
aと8枚の鏡片95bとを有している。この両鏡片95
aと95bは全く同じ形状のものであるが、鏡片95a
と鏡片95bは互い違いに配置され、その縁部どうしが
図7の紙面直交方向に重ねられている。すなわち図7に
おいて鏡片95aは図示奥側で、鏡片95bが図示手前
側に位置し、その縁部どうしが重ねられている。鏡片9
5aと95bの形状であるが、凹面鏡95の深さ寸法が
最も大きくなった状態(図7の(イ)の状態および図1
5(A)の状態)において、凹面鏡の子午断面の形状が
図16(A)にて(ト)で示す理論曲線に近似するよう
に構成されている。また各鏡片95aと95bはその凹
内面(図7の紙面手前側の面)がメッキ処理などにより
光を反射できる面となっている。また各鏡片95aと9
5bの反射面は、図7にて(ハ)で示すように、凹凸の
いわゆるファセット面となっている。このファセット面
が形成されることにより、各鏡片95a,95bにより
反射された光の光度ムラがなくなり、高品質の照明光が
得られる。
【0035】図8は、上記鏡片95aの支持構造を示す
側面図で、図9はその分解斜視図である。鏡片95aの
背面には駆動金具96が一体に固定されている。駆動金
具96には一対の支持腕96c,96cが形成され、そ
の端部に掛止溝96a,96aが形成されて、この掛止
溝96a,96aに前記鏡片95aの出光側先端95c
が掛止されている。また駆動金具96には固定片96b
が折曲形成され、鏡片95aのほぼ中央部に形成された
取付穴95dに挿入された固定ねじ97が、この固定片
96bに形成されたねじ穴96d(図8参照)にねじ止
めされている。これにより鏡片95aと駆動金具96と
が一体に固定されている。なお、固定ねじ97の頭部は
鏡片95aの反射面側に位置するため、この頭部に黒色
などの塗料が塗布されることが好ましい。また駆動金具
96には後方に延びるアーム96eが一体に設けられ、
その先端に固定された軸98にローラ99が回転自在に
支持されている。
【0036】符号101は支持金具である。この支持金
具101には互いに平行に延びる一対の支持腕101
a,101aが折曲げられ、これに支持穴101b,1
01bが形成されている。前記駆動金具96の支持腕9
6c,96cにも支持穴96f,96fが形成され、支
持穴101b,101b、および支持穴96f,96f
に支点軸102が挿入され、その軸両端は図示しないリ
ングにより抜け止めされている。前記鏡片95aと駆動
金具96は互いに一体に固定された状態で、支持金具1
01に対し、前記支点軸102を支点として回動自在に
支持されていることになる。
【0037】また上記支点軸102の中央部分にはトー
ションスプリング103が外挿されている。このトーシ
ョンスプリング103の一方の弾性腕103aは、駆動
金具96の板部96gの内面に掛止され、トーションス
プリング103の他方の弾性腕103bは、支持金具1
01の一方の支持腕101aに折曲げ形成された掛止片
101cに掛止されている。よって、図8において駆動
金具96は支点軸102を支点として反時計方向へ付勢
されている。また、駆動金具96の一方の支持腕96c
には突起96hが一体に形成され、支持金具101の一
方の支持腕101aにはストッパ片101dが折曲成形
されており、突起96hがストッパ片101dに当たる
ことにより、支持金具101に対する駆動金具96の反
時計方向への回動限界が決められている。
【0038】また支持金具101には、一対の位置決め
穴101e,101fと固定穴101gが形成されてい
る。一方、前記支持リング86におけるそれぞれの支持
金具取付位置には、一対の位置決め突起86b,86b
とねじ穴86cが形成されている。前記支持金具101
に形成された位置決め穴101e,101fが位置決め
突起86b,86bに嵌着され、固定ねじ104が固定
穴101gに挿入されてねじ穴86cに螺着され、これ
によりそれぞれの支持金具101が、支持リング86の
出光側前面に固定される。
【0039】図8と図9は、鏡片95aに対する支持構
造を示したが、他方の鏡片95b(形状は鏡片95aと
同じ)の支持構造も同じである。ただし、鏡片95bの
支持構造では、前記駆動金具96の寸法が図8に示して
いるものと相違しており、鏡片95bが図8にて破線で
示す位置、すなわち鏡片95aよりもほぼ板厚寸法分だ
け凹面側に突出した位置で、鏡片95bと駆動金具96
とが固定されるようになっている。ただし、支持金具1
01と駆動金具96との相対位置および支点軸102の
位置は図8に示したものと同じである。したがって鏡片
95aと鏡片95bはそれぞれ支点軸102からの距離
が板厚寸法分だけずれて支持されることになる。その結
果、支持リング86の円周方向へ鏡片95aと95bが
交互に配置されると、図7に示すように、鏡片95bが
鏡片95aよりもその板厚寸法分だけ出光前方に重ねら
れた状態になる。
【0040】図5に示すように、可動枠89は、固定枠
82と支持リング86との中間に位置しているため、前
記8枚の鏡片95aおよび8枚の鏡片95bと一体の駆
動金具96に設けられた各ローラ99は、トーションス
プリング103の弾性力により可動枠89のテーパ内面
89dに圧接させられている。そのため、4本の支持ロ
ッド87に沿って可動枠89が進退移動すると、この移
動に伴って各駆動金具96が支点軸102を中心として
回動する。例えば可動枠89が図5において実線で示す
位置に後退していると、各駆動金具96はトーションス
プリング103の付勢力により支点軸102を支点とし
て開き方向へ回動しており、よって各鏡片95aと95
bとで構成される凹面鏡95の深さ寸法が大きくなる。
また可動枠89が図5において鎖線で示すようにZ2方
向への前進を開始すると、この可動枠89のテーパ内面
89dをローラ99が転動して、各駆動金具96が支点
軸102を支点として互いに閉じる方向へ回動し、よっ
て各鏡片95aと95bとで構成されている凹面鏡95
の深さ寸法が浅くなる。
【0041】また、図5と図6に示すように、上記可動
枠89の底板89bの内面には、コの字形状の支持ブラ
ケット111がねじ固定され、且つこの可動枠89に
は、光源支持部材であるソケット112が保持され、こ
のソケット112に光源となるハロゲンランプなどのラ
ンプ113が支持されている。またランプ113のの前
方(図5の図示下方向)には、遮光部材114が設けら
れている。この遮光部材114は傘形状であり、ランプ
113に取付けられ、あるいは支持ブラケット111か
ら延びる支柱により支持されている。この遮光部材11
4によりランプ113からの直接光が前方へ及ぶのが防
止されている。また、支持ブラケット111には、ラン
プ113の後方に対向する後部反射鏡115が固定され
ている。この後部反射鏡115は凹面鏡であり、ランプ
113に向く面がメッキ処理などされた反射面となって
いる。また反射面全面は、図5にて符号(二)で示すよ
うに凹凸を有するファセット面となっている。
【0042】上記のようにランプ113と後部反射鏡1
15は、支持ブラケット111を介して可動枠89に固
定されているため、可動枠89が支持ロッド87にガイ
ドされて進退動作し、これにより鏡片95aと95bに
より構成された凹面鏡95の深さ寸法が変化する際、ラ
ンプ113と後部反射鏡115も一緒に進退移動する。
その結果、図15の各図に示すように、凹面鏡95の深
さ寸法が変化させられると、この変化に対応して、ラン
プ113が凹面鏡95の光軸に沿って直線移動し、凹面
鏡95の反射面の曲面形状とランプ113との相対位置
が常に適正となるように設定される。
【0043】また、凹面鏡95は前述のように16枚の
鏡片95aと95bの組み合せから構成され、各鏡片9
5a,95bの先端で囲まれる部分に穴(ホ)が形成さ
れている。この穴(ホ)は各鏡片95a,95bの広が
り角度すなわち凹面鏡95の深さ寸法の変化によりその
位置と面積が変化する。図5にて実線で示し、また図1
5(A)に示すように、凹面鏡95の深さ寸法が大きく
なっているときには、穴(ホ)は後方(図5の図示上
方)へ移動し、また穴(ホ)の開口面積は最大になる。
このとき可動枠89と共に後部反射鏡115も後退して
おり、穴(ホ)の背部に後部反射鏡115が所定の間隔
で対向する状態となる。また図15(C)に示すよう
に、凹面鏡95の深さ寸法が最小となり浅くなったとき
には、穴(ホ)が最も前方へ移動し、このとき穴(ホ)
の開口面積は最小になる。このときには、可動枠89と
共に後部反射鏡115が前進し、このときにも後部反射
鏡115が穴(ホ)の背部に所定の間隔にて対向する。
このように、各鏡片95aと95bの回動により、凹面
鏡95の深さ寸法が図15(A)のように深くなって
も、また同図(C)に示すように浅くなっても、後部反
射鏡115は穴(ホ)のすぐ後方にほぼ同じ距離を維持
して対向している。したがって、ランプ113から発せ
られる光が穴(ホ)から後方へ洩れることがなく、光の
利用効率が常に低下しないようになる。
【0044】次に、前記可動枠89を進退移動させるた
めの駆動機構120について説明する。図5に示すよう
に、固定枠82の後端板部82aの外面中心部には軸受
121が固定され、図6に示すように、前記モータベー
ス81の前面中心部には軸受122が固定され、スクリ
ュー軸123の両端部がこの軸受121と122とに回
動自在に支持されている。可動枠89の後端に固定され
ている前記駆動ブラケット93の後端内面にはナット1
24が固定されており、このナット124がスクリュー
軸123の雄ねじ部に螺装されている。よってこのスク
リュー軸123の回転により、駆動ブラケット93およ
び可動枠89が支持ロッド87にガイドされて進退駆動
されることになる。
【0045】モータベース81の後面(図5の図示上
面)にはステッピングモータM3が固定されている。こ
のステッピングモータM3の出力軸にはピニオン歯車1
25が固定されている。またモータベース81の前面側
には中間歯車126aが設けられ、これが前記ピニオン
歯車125と噛合っている。また中間歯車126aには
小径の駆動歯車126bが一体に設けられており、この
駆動歯車126bが、前記スクリュー軸123の非雄ね
じ部に固定された従動歯車127と噛合っている。よっ
てステッピングモータM3の動力が歯車群により減速さ
れてスクリュー軸123に伝達され、このスクリュー軸
123の回転により前記可動枠89が進退駆動される。
【0046】駆動ブラケット93の一方の脚部93aの
外面には検知軸131が設けられている。図5に示すよ
うに、この検知軸131は、駆動ブラケット93の脚部
93aから折曲げられた一対の位置決め片93b,93
bの折曲角部に当てられて位置決めされ、脚部93aに
螺着される固定ねじ132により固定されている。上記
検知軸131の検知端部131aは、主ベース80に形
成された窓および灯体部Lの本体ケース70の後端壁7
0dに形成された窓をそれぞれ通過して、モータベース
81の方向へ延びている。
【0047】図6、図12(図5のXII矢視図)およ
び図13(分解斜視図)には、上記検知軸131を使用
した可動枠89の進退位置を検知する検知部140の構
造が示されている。図6と図13に示すように、固定枠
82の後端板部82aにねじ止め固定された段付ロッド
84bの細径部84fは、主ベース80の支持穴80d
内を通過して後方へ延び、この細径部84fの先端にモ
ータベース81がねじ止め固定されているが、この細径
部84fには、検知スライダ141に形成された摺動穴
141cが摺動自在に挿通されている。
【0048】図13に示すように、検知スライダ141
の側面にはねじ142が螺着され、このねじ142には
トーションスプリングによる中立ばね143が外挿され
ている。検知スライダ141の側面には間隔を開けて平
行に突出するリブ141aと141bが設けられてい
る。中立ばね143の一対の弾性腕143aと143b
は図13において図示上下方向へ互いに離れる方向への
弾性力を発揮するが、この弾性力により両弾性腕143
aと143bが前記リブ141aと141bの内面に弾
圧掛止されている。またモータベース81には前方(図
13では下方)に折曲げられた支持片81dが設けら
れ、この支持片81dに掛止溝81eと81fが対向す
る状態に形成されている。前記中立ばね143の一方の
弾性腕143aは前記リブ141aに掛止され、さらに
その先端は掛止溝81eに掛止されている。また他方の
弾性腕143bはリブ141bの内面に掛止され、さら
にその先端は掛止溝81fに掛止されている。よって、
検知スライダ141に外力が作用していないときには、
中立ばね143により検知スライダ141が、Z1−Z
2方向の中立位置、すなわち中立ばね143の弾性腕1
43aと143bがほぼ平行に延びた状態に保持され
る。
【0049】前記検知軸131の検知端部131aは、
上記検知スライダ141に形成された貫通孔141dに
摺動自在に挿入されている。そしてこの検知端部131
aでは、検知スライダ141を挟んだ位置にリング14
4と145が嵌着固定されている。検知スライダ141
には、Z2方向へ延びるドグ板141eとその図示下方
に突出するドグ突起141fが設けられている。また図
13などに示すように、モータベース81の折曲部81
gの内面には光学検知器146が取付けられ、その図示
下方へ延びる支持板81hにはリミットスイッチ147
が取付けられている。光学検知器146は、検知溝14
6aを挟んで発光素子と受光素子が設けられているもの
である。またリミットスイッチ147にはアーム状のア
クチュエータ147aが設けられている。
【0050】ステッピングモータM3の動力によりスク
リュー軸123が駆動され、駆動ブラケット93および
可動枠89が後方(Z1方向)の最終位置へ移動する
と、図12に示すように、検知軸131に固定されたリ
ング144により検知スライダ141がZ1方向へ押さ
れる。このとき前記ドグ板141eが光学検知器146
の検知溝146a内に入り、受光素子による受光が遮断
され、光学検知器146により検知出力が得られる。こ
の状態が灯体部L内の機構の初期位置(イニシャライズ
位置)である。このとき凹面鏡95は図5にて実線で示
すように、また図15(A)に示すように、その深さ寸
法が最も大きい状態である。このイニシャライズ位置か
らステッピングモータM3が始動し、スクリュー軸12
3が回転すると、駆動ブラケット93および可動枠89
は前方(Z2方向)へ移動するが、このZ2方向への移
動の最終端位置に至ると、検知軸131に設けられたリ
ング145により検知スライダ141がZ2方向へ押さ
れ、このときには検知スライダ141のドグ突起141
fによりリミットスイッチ147のアクチュエータ14
7aが押され、スイッチが検出状態となる。
【0051】可動枠89の移動位置は、前記光学検知器
146がドグ板141eを検知しているイニシャライズ
位置を起点とし、その後はステッピングモータM3のス
テップ回転角度を制御することにより設定される。そし
て可動枠89のZ2方向への移動最終端がリミットスイ
ッチ147により検出されることにより、ステッピング
モータM3の暴走が防止できるようになっている。ま
た、図5に示す構造の灯体部Lでは、ステッピングモー
タM3および光学検知器146およびリミットスイッチ
147などの電気部品は、ランプ113を有する発熱部
から最も遠く離れた後部に配置されている。すなわち、
光学検知器146とリミットスイッチ147を後部に離
して設けるために、駆動ブラケット93から検知軸13
1を後方へ延ばしている。
【0052】しかも、ランプ113が設けられている領
域と、上記電気部品が設けられている領域との間は、主
ベース80および本体ケース70の後端壁70dにより
遮蔽され、さらに図6に示す閉鎖板149が前記後端壁
70dの後面に設置され、これによって両領域が遮断さ
れている。この構造により、ステッピングモータM3お
よび光学検知器146およびリミットスイッチ147が
ランプ113の発熱の影響を受けにくくなり、これらの
電気部品の誤動作などを防止できるようにしている。ま
た本体ケース70をアルミニウムなどの熱伝導率の良い
材料により形成し、ランプ113の熱を本体ケース70
から外気へ放射することによっても、前記電気部品に対
する熱の影響を防いでいる。
【0053】次に、図14は、上記照明装置の回路構成
を示している。図14に示す回路の主要部は、図2に示
した水平回動支持部P内の回路部13においてプリント
基板に実装されている。符号150は中央制御部であ
り、151は記憶部である。またモータドライバ152
a,152b,152cは、前記各ステッピングモータ
M1,M2,M3をステッピング駆動するためのもので
ある。符号153は調光部であり、この調光部153に
より、ランプ113の発光強度(光度)が制御できるよ
うになっている。また図3,図4および図13に示され
る各光学検知器38,66,146による検知出力は、
検知部154aにより得られ、またリミットスイッチ3
9,67および147の検知出力は、検知部154bか
ら得られる。そして両検知部154a,154bからの
検知出力は、A/D変換されて中央制御部150に与え
られる。
【0054】図2に示すように、垂直回動支持部Tの両
アーム部T1とT2の下端面には、赤外線受光素子15
5aと155bが取付けられ、図1に示す遠隔操作装置
Rから送られる赤外線による送信信号が、この受光素子
155aと155bにより受光される。各受光素子15
5a,155bにおいて受光量に応じて発生する電流
は、受光部156aと156bにおいて電圧に変換さ
れ、さらに波形整形部157a,157bにて波形整形
される。そしてこの波形整形出力はOR回路158を経
て中央制御部150に与えられる。遠隔操作装置Rから
発せられる送信信号は所定のIDコードおよび動作指令
信号を含むディジタル信号であり、これが2つの受光素
子155aと155bにより受光され、波形整形部15
7aと157bにより矩形波信号として復調されるが、
この復調波形信号がOR回路158を経て中央制御部1
50に与えられる。したがって、例えば照光装置の垂直
回動支持部Tの回動姿勢などにより、いずれかの受光素
子155aまたは155bからの受光出力が低下し、波
形整形部157aまたは157bのしきい値よりも低い
出力となった場合であっても、OR回路158を経るこ
とにより、いずれかの受光素子からの受光出力が得られ
る限りにおいて、中央制御部150に遠隔操作信号の受
信復調出力が必ず与えられる。
【0055】次に、図2と図5では、各部の電気部品間
の配線経路が破線により示されている。まず、図5に示
すように、灯体部L内では、ステッピングモータM3な
らびに光学検知器146とリミットスイッチ147に接
続された配線H1が、後部カバー73の開口部から本体
ケース70の外部に延び、本体ケース70のリブに挟ま
れた溝70a内を通過している。またランプソケット1
12からの配線H2は、本体ケース70内にて充分な撓
みを持たせ、本体ケース70の側部に形成された穴
(ヘ)から外へ出る。前記配線H1とH2は一緒の配線
H3となり、これは図2に示すように、一方の垂直回動
軸63の中心穴63a内を通り、垂直回動支持部Tのア
ーム部T2内に延びている。
【0056】上記アーム部T2内において、配線H3は
一方の赤外線受光素子155aからの配線H4と一体と
なって配線H5となり、これはアーム部T2内を上に延
びる。反対側の赤外線受光素子155bからの配線H6
はアーム部T1内を上方へ延び、ステッピングモータM
2の配線H7と一緒になる。そして両アーム部T1とT
2内を経た配線H5とH7は一緒の配線H8となり、水
平回動軸16の中心穴16aを経て水平回動支持部P内
に延びる。そして水平回動支持部P内では、前記配線H
8が回路部13に接続されている。さらに水平回動支持
部P内では、回路部13からステッピングモータM1に
配線H9が延び、さらに回路部13から、光学検知器3
8とリミットスイッチ39にも配線されている。このよ
うに、灯体部Lからの配線がカバーやケースの外部に露
出しないため、照明装置全体の外観が良好になる。また
配線は垂直回動軸63の中心穴63aと水平回動軸16
の中心穴16a内を通過しているため、灯体部Lのβ方
向への回動および垂直回動支持部Tのα方向への回動の
際に、配線に無理な曲げやねじれが与えられなくなる。
【0057】次に、上記照明装置の動作について説明す
る。この照明装置は、図1に示す回動姿勢が初期位置す
なわちイニシャライズ位置である。このとき図3に示し
たように、垂直回動軸16に固定されたアーム33の先
端のローラ34が、検知アーム35を図において実線で
示す位置へ押しており、検知アーム35に形成されたド
グ突起35aが光学検知器38の受光を遮る位置となっ
ている。このとき、垂直回動支持部Tの両アーム部T1
とT2は、図1に示すように、水平回動支持部Pの長手
方向に沿った向きである。また、図2と図4に示すよう
に、垂直回動支持部Tでは、垂直回動軸63に固定され
た検知リング64のドグ突起64aが光学検知器66の
検知溝66a内に入り受光が遮断される位置であり、こ
のとき、灯体部Lは図1に示すように水平姿勢である。
【0058】さらに灯体部L内では、駆動ブラケット9
3と可動枠89が最も後方(Z1方向)へ移動した状態
であり、このとき、図12に示すように、検知軸131
の検知端部131aに設けられたリング144により検
知スライダ141がZ1方向へ押され、この検知スライ
ダ141に設けられたドグ板141eが光学検知器14
6の受光を遮断した状態である。このとき可動枠89が
Z1方向へ移動しているため、支持リング86に対し支
持金具101で支持された各駆動金具96は、トーショ
ンスプリング103の弾性力により開き状態となってお
り、図7にて(イ)で示し、また図15(A)に示すよ
うに、鏡片95a,95bにより構成された凹面鏡95
の深さ寸法が最大になっている。またランプ113と後
部反射鏡115は可動枠89と共にZ1方向へ移動して
いる。上記状態がイニシャライズ位置であり、非動作時
はこのイニシャライズ状態で待機している。
【0059】遠隔動作装置Rから赤外線による送信信号
が発せられると、これが垂直回動支持部Tの両アーム部
T1とT2の下端面に設けられた赤外線受光素子155
aと155bにより受光される。図4に示すように、こ
の受光出力は波形整形部157aと157bにより波形
整形され、両受光素子155aと155bの受光出力が
OR回路158によりOR演算されて中央制御部150
に与えられる。これによりいずれかの受光素子による受
光出力が弱い場合があっても、中央制御部150には正
確な操作指令が与えられる。この操作指令に基づいて、
中央制御部150では各モータドライバ152a,15
2b,152cを制御し、ステッピングモータM1,M
2,M3が同時にあるいは順番に駆動される。中央制御
部150では、遠隔操作装置Rから与えられた指令信号
に基づき、各ステッピングモータM1,M2,M3のス
テップ回転角度が設定されこれが指令される。このステ
ップ回転角度は、前記イニシャライズ位置を起点として
起算され、このステップ回転角度により灯体部Lの向き
やビーム角度の設定が行われる。さらに調光部153に
よりランプ113の発光強度の調整もできる。
【0060】まず、図3に示すステッピングモータM1
のステップ回転角度により、水平回動軸16の反時計方
向への回動角度がほぼ360度の範囲内で決められ、こ
れにより、垂直回動支持部Tの回動位置が決められる。
また、図2に示すステッピングモータM2のステップ回
転角度により、垂直回動軸62がほぼ90度の角度範囲
内で回動させられ、これにより灯体部Lが図1の姿勢か
ら時計方向(β方向)へ回動し、出光方向が下向きにな
る。前記垂直回動支持部Tの360度の角度範囲での回
動と、灯体部Lの90度の角度範囲での回動により、灯
体部Lによる照射方向を天井から下向きのほぼ全範囲に
及ばせることが可能である。
【0061】次に、灯体部L内では、図5にて実線で示
すイニシャライズ位置からステッピングモータM3が所
定のステップ角度回転を行うと、この動力が歯車12
5,126a,126bを経て歯車127に伝達され、
スクリュー軸123が駆動される。この回転により、ナ
ット124を有している駆動ブラケット93、およびこ
れに固定された可動枠89がZ2方向へ移動する。可動
枠89のZ2方向への前進により、可動枠89のテーパ
内面89dにより、各駆動金具96のローラ99が中心
方向へ押され、支持リング86に固定された支持金具1
01上の支点軸102を支点として、各駆動金具96が
駆動され、この駆動金具96に取付けられた鏡片95a
と95bが図5にて破線で示すように徐々に中心側へ傾
斜していく。そして、鏡片95aと95bとで形成され
た凹面鏡95の深さ寸法が、図15(B)から(C)に
示すように、徐々に浅くなる。また、可動枠89のZ2
方向への前進により、ランプ113が凹面鏡95のほぼ
光軸に沿って前進し、また後部反射鏡115も前進す
る。最終的な凹面鏡95の形状、およびランプ113と
後部反射鏡115の停止位置は、ステッピングモータM
3の停止位置により決まる。これらの位置関係により灯
体部Lから出光されるビーム角度θが調整される。
【0062】このビーム角度θの設定について図15な
いし図17により説明する。図15(A)は可動枠89
がZ1方向へ最も後退して、凹面鏡95の深さ寸法が最
も大きくなった状態、図15(C)は、可動枠89がZ
2方向へ最も前進して、凹面鏡95が最も浅くなった状
態を示し、図15(B)はその中間位置を示している。
一方、図16(A)(B)は、光源113Fと凹面鏡9
5Fの位置関係とそのときの反射ビーム角度θを示した
理論模式図である。ここでビーム角度θとは1/2ビー
ム角の意味である。図17(A)(B)は1/2ビーム
角について説明するものである。図17(A)に示すよ
うに照射面Sに光が当てられたとき、その光度分布を図
17(B)のように線図で示した場合、ピークとなる光
度Iの1/2の光度が得られる面積(Aから−A)に相
当するビームの開き角度θを1/2ビーム角とよぶ。
【0063】図16(A)は、1/2ビーム角となるビ
ーム角度θがほぼ40度となる凹面鏡95Fの形状およ
びランプ113Fとの位置関係を理論的に示し、図16
(B)はビーム角度θがほぼ10度となる凹面鏡95F
の形状およびランプ113Fとの位置関係を示してい
る。ここで、図16(A)と(B)は凹面鏡95Fの子
午断面を示しているものであるが、この両者を比較する
と、それぞれ(ト)で示す部分の凹面鏡の断面形状が非
常に近似していることが解る。
【0064】そこで本実施例では、前記鏡片95aと9
5bの子午断面の形状を図16(A)(B)に示す凹面
鏡の(ト)の部分と近似したものとしている。そして凹
面鏡95の深さ寸法については、図15(A)の状態の
凹面鏡の曲面が図16(A)と近似とし、図15(C)
の状態の凹面鏡の曲面が図16(B)と近似としてい
る。さらにランプ113を可動枠89と共に進退させる
ことにより、図15(A)および(C)における鏡片9
5a,95bとランプ113との位置関係を、図16
(A)(B)におけるランプ113Fと凹面鏡95Fの
(ト)の部分の形状との関係とそれぞれ近似させてい
る。したがって、図15(A)ではビーム角度θ(1/
2ビーム角)がほぼ40度、図15(C)ではほぼ10
度となる。なお図15(B)では、ビーム角θがほぼ2
5度である。また上記凹面鏡95を使用した照明の光度
分布は図17(B)に示したのと近似したものとなり、
よって光度ムラのない高品質の照明が行われることが解
る。
【0065】このように、遠隔操作装置Rからの赤外線
送信信号によりステッピングモータM1,M2,M3の
ステップ回転角度が指令され、灯体部Lの向きの設定
と、灯体部Lでのビーム角度θの設定が行われるが、図
14に示す中央制御部150では、一度ステッピングモ
ータのステップ数の設定が行われると、この状態が記憶
部151に記憶されるようになっている。そして新たな
操作指令が与えられたときに記憶部151の記憶内容が
更新されるようになっている。よって一度灯体部Lの向
きとビーム角度θの設定を行った後に、次の操作により
継続指令を与えると、灯体部Lの向きとビーム角度θ
は、前回設定された通りに自動設定される。また遠隔操
作装置Rからの指令には複数の状態の記憶モードが決め
られており、このモードにより指令を与えると、灯体部
Lの向きとビーム角度θさらにはランプの光度の複数の
組み合せを記憶部151に記憶させることができるよう
になる。この記憶設定を行った後に、例えばいずれかの
記録コードを送信すると、記憶部151から各ステップ
モータのステップ角度が読出され、灯体部Lの向きとビ
ーム角度θなどが、記憶状態に応じて自動設定される。
【0066】次に、図18と図19は前記鏡片95aと
95bの製造方法の一例を示している。凹面鏡95を構
成するそれぞれの鏡片95a,95bの形状は、図16
(A)にて(ト)で示す断面形状に近似させることが好
ましい。このような形状の鏡片95aと95bは、図1
8に示すスピニング加工により製造することができる。
このスピニング加工は、回転型160の成形面160a
を、図16(A)にて(ト)で示す断面と近似した断面
形状の回転面とし、さらにこの成形面160aにはファ
セット加工のための凹凸(ハ)を設けておく。そして例
えばアルミニウム板などの円板95Gの中心穴を回転型
160の小径軸160bに嵌装し、回転型160と共に
この円板95Gを回転させ、ローラ161またはヘラで
円板95Gを成形面160aに押し付けていく。
【0067】これにより、図19に示すように、内面に
凹凸のファセット加工が施されたおわん状の部材95H
が完成する。この部材95Hにアニール処理を行って、
スプリングバックの原因となる内部応力を除去する。そ
して図19にて破線で示すように、この部材95Hを周
方向に分割切断し、反射面のメッキ処理を行うことによ
って、鏡片95aと95bを形成することができる。な
お、上記実施例では、各鏡片95a,95bの出光側
(Z2側)先端部分が支点軸102により回動自在に支
持されているが、この鏡片95a,95bの後端側(Z
1側)の端部を支点により回動自在に構成しても、図1
6(A)と(B)に示す形状に近似した凹面鏡を形成で
きる。
【0068】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明では、
前記凹面鏡をその周方向に分割した複数の鏡片の組み合
せから構成し、且つ各鏡片を凹面鏡の深さ寸法が変化す
る方向へ移動させるようにしたので、ビーム角度を自由
に変えた照明が可能になる。
【0069】請求項2記載の発明では、可動枠の進退動
作により、凹面鏡の深さ寸法を変化させることができ、
また駆動源も可動枠を直線的に進退駆動させればよいた
め、凹面鏡の深さ設定のための機構が簡単になる。
【0070】請求項3記載の発明では、鏡片の先端部分
に囲まれた穴を背面側から覆う後部反射鏡を設けたた
め、前記穴からの光の洩れを防止できる。また光源が凹
面鏡の光軸に沿って進退移動するため、光源と凹面鏡と
の位置関係を常に最適なものにできる。
【0071】請求項4記載の発明では、鏡片の反射面に
凹凸が形成されているため、鏡片から反射される光の光
度ムラがなくなり、高品質の照明光が得られる。
【0072】また請求項5記載の発明では、複数の鏡片
が、板材を凹面鏡形状に加圧成形した後に、これを分割
切断することにより形成されるため、鏡片の組み合せに
よる凹面鏡の曲面形状も最適なものとなる。さらに反射
面の前記凹凸も一緒に成形できる。
【0073】請求項6記載の発明では、灯体部からの配
線が外部に出ないため、配線により照明装置の外観を損
なうことがない。また配線は各回動軸の中心穴内を通過
しているため、灯体部や垂直回動支持部の回動の際に、
配線が無理に曲げられたり、あるいは湾曲させられるこ
とがなく、配線による導通不良の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による照明装置の全体構造を
示す斜視図、
【図2】図1に示す照明装置において灯体部の支持構造
部分を示すものであり、図1のII方向から見た縦断面
図、
【図3】図1においてIII方向から見た平断面図、
【図4】図1においてIV方向から見た縦断面図、
【図5】灯体部を図1のV方向から見た平断面図、
【図6】灯体部の内部構造を示す分解斜視図、
【図7】灯体部での鏡片の支持構造を示す図5のVII
矢視正面図、
【図8】各鏡片の支持部の構造を示す側面図、
【図9】各鏡片の支持部の構造を示す分解斜視図、
【図10】可動枠の支持構造を示す図5のVII矢視正
面図、
【図11】図10のXI−XI線断面図、
【図12】灯体部内の検知部の構造を示すものであり、
図5のXII矢視側面図、
【図13】図12に示す検知部の構造を示す分解斜視
図、
【図14】電気回路構成を示す回路ブロック図、
【図15】(A)(B)(C)はそれぞれ、鏡片の角度
とランプとの位置関係を示す断面説明図、
【図16】(A)(B)は凹面鏡を使用した光の反射状
態を示す理論模式図、
【図17】(A)(B)は1/2ビーム角の説明図、
【図18】鏡片の製造工程の一例を示す斜視図、
【図19】鏡片を分割する前の部材を示す斜視図、
【図20】照明装置により絵画を照明する状態を示す斜
視図、
【図21】(A)(B)は従来の照明装置の内部構造を
示す断面図、
【符号の説明】
P 水平回動支持部 T 垂直回動支持部 T1,T2 アーム部 L 灯体部 R 遠隔操作装置 M1,M2,M3 ステッピングモータ 10 ケース 16 水平回動軸 16a 中心穴 33 アーム 34 ローラ 35 検知アーム 38 光学検知器 39 リミットスイッチ 62,63 垂直回動軸 63a 中心穴 64 検知リング 66 光学検知器 67 リミットスイッチ 70 本体ケース 71 前方カバー 72 出光部カバー 73 後部カバー 80 主ベース 81 モータベース 82 固定枠 86 支持リング 87 支持ロッド 89 可動枠 89d テーパ内面 93 駆動ブラケット 95 凹面鏡 95a,95b 鏡片 96 駆動金具 99 ローラ 101 支持金具 102 支点軸 103 トーションスプリング 112 ソケット(光源支持部材) 113 ランプ 114 遮光部材 115 後部反射鏡 120 駆動機構 123 スクリュー軸 124 ナット 131 検知軸 140 検知部 141 検知スライダ 141e ドグ板 141f ドグ突起 143 中立ばね 144,145 リング 146 光学検知器 147 リミットスイッチ 150 中央制御部 151 記憶部 155a,155b 赤外線受光素子 158 OR回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源の背部に位置する凹面
    鏡とが設けられている照明装置において、前記凹面鏡は
    その周方向に分割された複数の鏡片の組み合せから成
    り、前記各鏡片は前記凹面鏡の深さ寸法が変化する方向
    へ可動自在に支持され、且つ各鏡片を移動させて凹面鏡
    の前記深さを可変させる駆動機構が設けられていること
    を特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 それぞれの鏡片は、出光側前部を支点と
    して回動自在に支持され且つ凹面鏡の深さ寸法が大きく
    なる方向へ付勢されており、前記駆動機構には、出光方
    向への前進動作により前記各鏡片を凹面鏡の深さ寸法が
    浅くなる方向へ押圧移動させる可動枠と、この可動枠を
    進退駆動する駆動源とが設けられている請求項1記載の
    照明装置。
  3. 【請求項3】 凹面鏡の中心部分には、各鏡片の先端部
    分に囲まれた穴が形成され、前記可動枠と共に進退移動
    する支持部材が前記穴を経て凹面鏡の内側に延びこの支
    持部材に光源が取付けられており、且つ前記凹面鏡の背
    部には前記穴に対向し且つ前記可動枠と共に進退移動す
    る後部反射鏡が設けられている請求項2記載の照明装
    置。
  4. 【請求項4】 鏡片の反射面には、凹凸加工が施されて
    いる請求項1ないし3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 複数の鏡片は、板材を凹面鏡形状で且つ
    反射面に凹凸が形成された形状に加圧成形された後に、
    周方向に分割切断されたものである請求項4記載の照明
    装置。
  6. 【請求項6】 灯体部には、光源と、この光源の背部に
    位置し周方向に分割された複数の鏡片の組み合せから成
    る凹面鏡と、各鏡片を移動させて凹面鏡の前記深さを可
    変させる駆動機構とが設けられており、この灯体部は垂
    直回動軸により垂直回動支持部に回動できるように支持
    され、且つ垂直回動支持部は水平回動軸により水平回動
    支持部に回動できるように支持されており、前記灯体部
    内部の電気部品に接続された配線は、前記垂直回動軸の
    中心穴を通過し、さらに水平回動軸の中心穴を通過して
    前記水平回動支持部内に延びていることを特徴とする照
    明装置。
JP14856393A 1993-05-27 1993-05-27 照明装置 Withdrawn JPH06338209A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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