JPH06338160A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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Publication number
JPH06338160A
JPH06338160A JP12596493A JP12596493A JPH06338160A JP H06338160 A JPH06338160 A JP H06338160A JP 12596493 A JP12596493 A JP 12596493A JP 12596493 A JP12596493 A JP 12596493A JP H06338160 A JPH06338160 A JP H06338160A
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JP
Japan
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shutter
cartridge
recording
opening
shutter member
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Application number
JP12596493A
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English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
賢二 高橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相対する摺接面を構成するシャッタ部材の摺
動抵抗を小さくすることによって、シャッタ部材が記録
再生開口部を閉鎖、開放する2位置に確実にスライド動
作させる。 【構成】 ディスクカートリッジ10を構成するカート
リッジ本体13とシャッタ部材22との相対する摺擦面
を構成するカートリッジ本体13の前方側面部の端面1
3A、13Bと、シャッタ部材22の連結部25の内面
との少なくともいずれか一方側を微細な凹凸の粗面に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号や映像信号等
の情報信号の記録を可能とする光ディスク、光磁気ディ
スク等の円盤状の情報記録媒体を回転自在に収納してな
るディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】楽音信号や映像信号等の情報信号の記録
を可能とする光ディスク等の円盤状の情報記録媒体を収
納したディスクカートリッジとして、従来図7に示した
ものが提供されている。すなわち、このディスクカート
リッジ1は、上ハーフ2と下ハーフ3とを結合してカー
トリッジ本体4を構成し、このカートリッジ本体4の内
部に構成したティスク収納部に光ディスク5を回転自在
に収納してなる。光ディスク5は、このディスクカート
リッジ1を記録再生装置に装着したとき、ディスク回転
駆動装置のディスクテーブルと結合されて回転駆動され
る。
【0003】カートリッジ本体4の上下ハーフ2、3に
は、回転自在に収納された光ディスク5の少なくとも信
号記録領域の一部を内外周に亘って外方ヘと臨ませる記
録再生開口部6が開設されている。また、カートリッジ
本体4には、前記記録再生開口部6を介して内部に埃等
が進入して収納された光ディスク5に付着することを防
止するため、記録再生開口部6を閉塞、開放するシャッ
タ部材7が組み付けられている。
【0004】シャッタ部材7は、薄い金属板によって形
成され、上下ハーフ2、3の記録再生開口部6を閉塞す
るシャッタ部7A、7Bと、これらシャッタ部7A、7
Bの基端部を連結する連結部7Cとからなり、全体断面
コ字状を呈している。また、このシャッタ部材7の連結
部7Cの一側には、カートリッジ本体4の前方側面部に
沿って平行にスライド動作し得るように案内するスライ
ドガイド部7Dが一体に形成されている。
【0005】シャッタ部材7は、シャッタ部7A、7B
が前記記録再生開口部6に延在するようにしてカートリ
ッジ本体4の前面側から組み合わされ、シャッタ部7
A、7Bによって記録再生開口部6を閉塞する閉塞位置
と開放する開放位置とに亘ってスライド可能なようにカ
ートリッジ本体4に組み合わされている。
【0006】下ハーフ3の前面側の一方コーナ部には、
シャッタ部材7を記録再生開口部6を閉塞した状態に保
持する合成樹脂で成形したシャッタロック部材8が配設
されている。このシャッタロック部材8は、記録再生開
口部6を閉塞しているシャッタ部材7が不用意に移動操
作されて記録再生開口部6を開放状態としないようにす
るため、スライドガイド部7Dの一部をカートリッジ本
体4側に折り曲げて形成した係合片7Eと係合すること
によって、シャッタ部材7を記録再生開口部を閉塞した
位置に保持する。
【0007】シャッタロック部材8は、基端側に下ハー
フ3への取付け部8Aを有し、この取付け部8Aから湾
曲形成されたロックアーム部8Bが一体に突設されてい
る。このロックアーム部8Bは、弾性変位可能であり、
その先端部には係合部8Cが形成されている。そして、
このシャッタロック部材8は、前記ロックアーム部8B
の係合部8Cがカートリッジ本体4の前面に臨むように
して下ハーフ3に取り付けられている。
【0008】したがって、シャッタ部材7は、記録再生
開口部6を閉塞する位置までスライド操作されると、そ
の係合片7Eにシャッタロック部材8の係合部8Cが係
合することによって、記録再生開口部を閉塞した位置で
ロツク状態に保持される。
【0009】ディスクカートリッジ1を、図7中矢印方
向を挿入方向として記録再生装置のカートリッジ装着部
に挿入操作すると、カートリッジ本体4の前方側面部に
形成したシャッタ開放ガイド溝4Aに記録再生装置側の
シャッタ開放部材9が進入していく。そして、ディスク
カートリッジ1をさらにカートリッジ装着部に挿入して
いくと、シャッタ開放部材9は、シャッタロック部材8
のロックアーム部8Bの基端側から次第に乗り上げてい
ってシャッタロック部材8をカートリッジ本体4の内方
へと押圧する。このシャッタロック部材8の動作によっ
て、シャッタ部材7のロック状態が解除され、シャッタ
部材7はシャッタ開放部材9によって記録再生開口部6
を開放する位置へとスライド操作される。
【0010】一方、シャッタ部材7の連結部7Cには、
係合穴7Fが穿設されており、ディスクカートリッジ1
を記録再生装置のカートリッジ装着部に挿入したとき、
記録再生装置側に設けたシャッタ閉塞部材(図示せず)
が係合する。すなわち、このシャッタ閉塞部材は、例え
ば弾性手段等によってディスクカートリッジ1の前方側
面部側に付勢されており、ディスクカートリッジ1の記
録再生装置への挿入操作によって、その先端部はシャッ
タ部材7の連結部7Cを乗り越えて係合穴7Fと係合す
る。
【0011】そして、ディスクカートリッジ1のイジェ
クト操作が行われると、シャッタ閉塞部材と係合穴7F
とが係合状態にあることから、シャッタ部材7は、ディ
スクカートリッジ1に対して相対移動させられ、記録再
生開口部6を開放した位置から閉塞した位置へと移動
し、シャッタ部材7によって記録再生開口部6は閉塞さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ディ
スクカートリッジ1には、そのシャッタ部材7に記録再
生装置側のシャッタ閉塞部材の弾性力が作用されてい
る。このため、シャッタ部材7は、その連結部7Cの内
面がカートリッジ本体4の前方側面部に押し付けられ、
記録再生装置のカートリッジ装着部に装着或いは取り出
す際に、カートリッジ本体4の前方側面部に沿って記録
再生開口部6の閉塞位置と記録再生開口部6の開放位置
とに亘ってスライド動作するシャッタ部材7の大きな抵
抗となり、換言すればシャッタ部材7のスライド動作に
大きな操作力が必要となる。
【0013】このように、シャッタ部材7のスライド動
作に大きな操作力が必要となると、ディスクカートリッ
ジ1を記録再生装置のカートリッジ装着部に装着する際
の挿入力も余計な力が必要となり、操作感が損なわれる
といった問題点が生じる。また、イジェクト操作時に、
シャッタ閉塞部材が係合状態にあるシャッタ部材7の連
結部7Cに穿設した係合穴7Fから抜け出てしまうこと
があり、このためディスクカートリッジ1は、シャッタ
部材7が記録再生開口部6を開放した状態のまま記録再
生装置から抜き取られ、カートリッジ本体4内に埃等が
進入して光ディスク5の表面に付着し或いは光ディスク
5が傷付けられてしまうといった不都合が生じる。
【0014】したがって、本発明は相対する摺接面を構
成するシャッタ部材の摺動抵抗を小さくすることによっ
て、シャッタ部材が記録再生開口部を閉塞、開放する2
位置に確実にスライド動作するようにしたディスクカー
トリッジを提供することを目的に提案されたものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るディスクカ−トリッジは、円盤状の情報記録媒
体が収納されるとともに主面には情報記録媒体の一部を
径方向に亘って外方に臨ませる記録再生開口部が形成さ
れかつ前方側面部にはシャッタ開放ガイド溝が形成され
たカートリッジ本体と、前記記録再生開口部を開閉する
シャッタ部及び前記カートリッジ本体の前方側面部に延
在するとともにシャッタ閉塞部材が係合する係合孔が穿
設された連結部とからなるシャッタ部材とを備え、相対
する摺接面を構成するシャッタ部材の連結部の内面とカ
ートリッジ本体の前方側面部の端面の少なくともいずれ
か一方側を、微細な凹凸の粗面に形成したことを特徴と
する。また、本発明に係るディスクカ−トリッジは、カ
ートリッジ本体の前方側面部の端面にシボ処理を施して
微細な凹凸の粗面に形成したことを特徴とし、またシャ
ッタ部材の連結部の内面にダル仕上げを施して微細な凹
凸の粗面に形成したことを特徴とする
【0016】
【作用】以上の構成を備える本発明に係るディスクカー
トリッジによれば、シャッタ部材の連結部の内面とカー
トリッジ本体の前方側面部の端面との少なくとも一方側
を微細な凹凸の粗面に形成したことによって、シャッタ
部材の摺動抵抗の軽減が図られ、シャッタ部材は、ディ
スクカートリッジを記録再生装置に挿脱する際に記録再
生開口部を閉塞、開放する2位置に円滑にスライド動作
する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。実施例ディスクカートリッジ10
は、図2に示すように、合成樹脂材料によって略方形の
浅皿状に成形した上ハーフ11と下ハーフ12とを組合
わせて構成したカートリッジ本体13を備え、このカー
トリッジ本体13内には円盤状をなす情報記録媒体であ
る光ディスク14がディスク収納部15に回転可能に収
納されている。
【0018】下ハーフ12の略中央部には円形の開口部
16が開設されており、この開口部16はディスクカー
トリッジ10を記録再生装置に装着したとき、カ−トリ
ッジ本体13に収納した光ディスク14を駆動する記録
再生装置のディスクテーブルが進入するディスク進入用
開口部として機能する。このディスク進入用の開口部1
6には、カートリッジ本体13に収納された光ディスク
14のセンタ孔を閉塞して設けられるマグネットクラン
プ用の金属板17が外方に臨んで組み付けられている。
【0019】また、上ハーフ11及び下ハーフ12に
は、ディスク収納部15に回転自在に収納された光ディ
スク14の少なくとも信号領域の一部を内外周に亘って
外方に臨ませる記録再生開口部18(18a、18b)
が相対向して開設されている。これら記録再生開口部1
8は、図3に示すように、記録再生装置のディスクテー
ブルが進入する前記開口部16に近接する位置からカー
トリッジ本体13の前面側に亘ってカートリッジ本体1
3の左右方向の略中央に位置して方形に形成されてい
る。
【0020】カートリッジ本体13の前方側面部には、
図3に示すように、後述するシャッタ開放部材36及び
シャッタ閉塞部材17が進入するシャッタ開放ガイド溝
19が形成されている。このシャッタ開放ガイド溝19
は、カートリッジ本体13の前面部に直交する一側面に
開口端を有し、後述するシャツタ部材22の移動方向に
亘って形成されている。また、シャツタ開放ガイド溝1
9内には、シャッタ部材22の安定した動作を保証する
ため、下ハーフ12の内側面にシャッタスライドガイド
壁20が設けられている。
【0021】同様に、上ハーフ11には、突合せ壁21
が設けられており、この突合せ壁21は、前記記録再生
開口部18の前端縁側の内側面に設けられており、下ハ
ーフ12の内側面と突き合わされてシャッタ開放ガイド
溝19部分におけるカートリッジ本体13の厚み方向の
撓みを防止する。
【0022】カートリッジ本体13には、記録再生開口
部18から内部に塵埃等が進入して収納された光ディス
ク14に付着することを防止するために、記録再生開口
部18を開放、閉塞するシャッタ部材22が組付けられ
ている。シャッタ部材22は、薄い金属板によって形成
され、前記記録再生開口部18をそれぞれ開放、閉塞す
るシャッタ部23、24と、これらシャッタ部23、2
4の基端側を連結する連結部25及びこの連結部25の
両側部にそれぞれ突設された第1のスライドガイド部2
6及び第2のスライドガイド部27とからなり、断面が
全体コ字状を呈している。
【0023】シャッタ部材22の連結部25には、その
略中央部に後述するシャッタ閉塞部材37が係合する係
合孔28が穿設されている。また、第1及び第2のスラ
イドガイド部26、27は、下ハーフ12の前方端部1
2Aの高さに略対応する高さを有する断面コ字状であっ
て、シャッタ部材22がカ−トリッジ本体13の前方側
面部に沿って平行に安定移動し得るようにガイドする。
第1のスライドガイド部26の先端側には、シャッタ部
材22をカートリッジ本体13に取付けた際、このカー
トリッジ本体13の前面側に形成したシャツタ開放ガイ
ド溝19に挿入されるとともに、後述するカートリッジ
本体13内に配設されるシャッタロック部材31に相対
係合する係合片29が折曲形成されている。
【0024】シャッタ部材22は、第1及び第2のスラ
イドガイド部26、27によって下ハーフ12の前面側
を挟持するようにしてカートリッジ本体13に嵌合さ
れ、そのシャッタ部23、24によって記録再生開口部
18a、18bを閉塞する閉塞位置と、この記録再生開
口部18a、18bを開放する開放位置との2位置に亘
って移動自在にカートリッジ本体13に組付けられる。
【0025】カートリッジ本体13の、シャッタ部材2
2が移動する記録再生用の開口部18の周縁から一側面
側に亘る領域及びカートリッジ本体13の前面側に亘る
領域には、シャッタ部材22の板厚とほぼ等しい深さの
シャッタスライド凹部30が凹設されている。このシャ
ッタスライド凹部30によって、シャッタ部材22はカ
ートリッジ本体13の表面と面一となって組付けること
が可能となり、シャッタ部材22をカートリッジ本体1
3に組付けることによる厚みの増大が防止されている。
【0026】カートリッジ本体13は、組付けたシャッ
タ部材22が記録再生開口部18を閉塞した閉塞位置に
保持するシャッタロック部材31を備えている。シャッ
タロック部材31は、合成樹脂材料によって成形されて
おり、基端部にカートリッジ本体13を構成する下ハー
フ12の内面に立設した支持軸12Aに挿通される挿通
孔が設けられた枢支部32と、シャッタ部材22に形成
した係合片29が相対係合する係合凹部33Aを設けた
ロックアーム部33と、このロックアーム部33と対向
するようにして枢支部32から一体に延設された弾性変
位部34とから構成されている。
【0027】前記支持軸12Aが立設されたコーナ部と
対角をなす下ハーフ12の一方コーナ部には、全体E字
状をなす誤記録防止部材35が配設されている。この誤
記録防止部材35は、下ハーフ12に沿って第1及び第
2の位置に切換操作されることによって下ハーフ12に
穿設した誤記録検出穴を閉塞及び開放する。したがっ
て、誤記録防止部材35が誤記録検出穴を閉塞した第1
の位置においては、例えば記録再生装置側に配設される
誤記録検出手段の誤記録検出穴への進入が阻止され、光
ディスク14への情報信号の記録を可能な状態とする。
また、誤記録防止部材35が誤記録検出穴を開放した第
2の位置においては、例えば記録再生装置側に配設され
る誤記録検出手段が誤記録検出穴へ進入し、光ディスク
14への情報信号の記録を不能な状態とする。
【0028】上述したように、下ハーフ12の一方コ−
ナ部に配設されたシャッタロック部材31は、ロックア
ーム部33がカートリッジ本体13の前面側に形成した
シャッタ開放ガイド溝19に沿って延在されており、こ
れによってロックアーム部33に形成された係合凹部3
3Aがシャッタ開放ガイド溝19内に臨み、カートリッ
ジ本体13の前面側をスライド動作するシャッタ部材2
2の係合片29と係合可能な状態となる。そして、シャ
ッタ部材22は、通常状態において、係合片29がシャ
ッタロック部材31の係合凹部33Aに係合することに
よって、記録再生開口部18を閉塞した開口部閉塞位置
でロック状態に保持される。
【0029】上述したディスクカートリッジ10を、カ
ートリッジ本体13の上面に設けた挿入方向指示マーク
に従って記録再生装置内に配設したカートリッジホルダ
等を備えたカートリッジ装着部に挿入すると、図3に示
すように、カートリッジ本体13の前方側面部に形成し
たシャッタ開放ガイド溝19の開放端から記録再生装置
側に設けたシャッタ開放部材36が進入していく。そし
て、ディスクカートリッジ10の記録再生装置のディス
ク装着部への挿入にともなって、シャツタ開放部材36
がシャッタロック部材31のロックアーム部33の基端
側外側面から先端側に向かって乗上げていき、ロックア
ーム部33をカートリッジ本体13の内方へと押圧す
る。
【0030】ロックアーム部33がカートリッジ本体1
3の内方へと押圧されることによって、シャッタロック
部材31は、支持軸12Aに枢支された枢支部32を中
心として、図4において時計方向へと回動する。このシ
ャッタロック部材31の回動動作によって、シャッタ部
材22は、その係合片29がシャッタロック部材31の
係合凹部33Aとの係合状態が解除されて、移動自由な
状態となる。
【0031】シャッタ部材22が移動自由な状態となっ
た後、さらにディスクカートリッジ10をカートリッジ
装着部に挿入していくと、シャッタ部材22はシャッタ
開放部材36に押圧されながら記録再生開口部18を開
放する方向へと移動し、そのシャッタ部23、24によ
るカートリッジ本体13の記録再生開口部18の閉塞状
態が次第に開放される。
【0032】そして、シャッタ部材22は、記録再生開
口部18を完全に開放する位置までスライド動作される
と、シャッタ開放部材36によるロックアーム部33の
押圧動作が解除され、またシャッタロック部材31は枢
支部32を中心に、図4反時計方向へと回動復帰してそ
の係合凹部33Aがシャッタ開放ガイド溝19に臨んだ
状態となる。
【0033】上述したシャッタ部材22の記録再生開口
部18の閉塞状態において、シャッタ部材22の連結部
25に穿設した係合孔28には、シャッタ閉塞部材37
が係合する。すなわち、ディスクカートリッジ10を、
記録再生装置のカートリッジ装着部に挿入することによ
って、カートリッジ本体13の前方側面部に形成したシ
ャッタ開放ガイド溝19の開放端から記録再生装置側に
設けたシャッタ閉塞部材37が進入していく。
【0034】そして、ディスクカートリッジ10を記録
再生装置のディスク装着部へ挿入するにしたがって、シ
ャッタ閉塞部材37は、シャッタ部材22の第1のスラ
イドガイド部26の側端部に当接する。このシャッタ閉
塞部材37は、図示しない弾性手段によってカートリッ
ジ本体13の前方側面部側に付勢されており、ディスク
カートリッジ10の挿入にともなって弾性手段の作用に
よってシャッタ部材22の第1のスライドガイド部26
の表面に乗上がっていき、シャッタ部材22が記録再生
開口部18を閉塞した位置においてシャッタ部材22の
係合孔28と係合する。
【0035】また、記録、再生操作を終了してディスク
カートリッジ10のイジェクト操作を行うと、シャッタ
部材22は、記録再生装置側に設けたシャッタ閉塞部材
37が係合孔28に係合状態にあることによって、カー
トリッジ本体13に対して相対移動する。そして、ディ
スクカートリッジ10をディスク装着部から抜き取るこ
とによって、記録再生開口部18を開放する位置まで移
動されたシャッタ部材22は、復旧回動したシャッタロ
ック部材31によって保持される。
【0036】上述したように、シャッタ部材22は、連
結部25に穿設した係合孔28に係合するシャッタ閉塞
部材37の弾性手段によって、カートリッジ本体13の
前方側面部側に押し付けられている。このためシャッタ
部材22の連結部25の内面と、図3に示すカートリッ
ジ本体13の前方側面部の端面13A、13Bとは圧接
状態となってシャッタ部材22がスライド動作する際
に、摩擦力が発生してシャッタ部材22のスライド動作
に影響を与える。
【0037】したがって、実施例ディスクカートリッジ
10においては、図1に示すように、シャッタ部材22
の連結部25の内面が摺擦するカートリッジ本体13の
前方側面部の端面13A、13Bに、例えばシボ処理を
施すことによって微細な凹凸の粗面に形成し、これらシ
ャッタ部材22の連結部25の内面とカートリッジ本体
13の前方側面部の端面13A、13Bとの接触面積を
小ならしめて摺動摩擦力の低減が図られている。
【0038】図5は、下ハーフ12の前方側面部分を拡
大して示した図であり、下ハーフ12には、その底面側
にシャッタ部材22のスライドガイド部26の先端折返
し部26aが嵌合するガイド溝12aが設けられるとと
もに上面側にスライドガイド部26の上面部26bを支
持するカイド壁12bが設けられている。この下ハーフ
12の前方側面部13Bには、角度θをもって抜きテー
パが付されている。
【0039】通常、この抜きテーパθは、2°程度に設
定されており、カートリッジ本体13の前方側面部の端
面13A、13Bに上述したシボ処理を施した場合、表
面粗さが十点平均粗さ(Rz)で4μm程度が型抜きの
限界となる。したがって、実施例ディスクカートリッジ
10においては、カートリッジ本体13の前方側面部の
端面13A、13Bに設定する抜きテーパθを約10°
に設定するとともに表面粗さをRz15μm程度に構成
している。これによって、従来ではシャッタ部材22の
操作力は13g〜15g程度を必要としていたが、8g
程度までに低減される。
【0040】図6は、シャッタ部材40側に摺動摩擦力
を低減する構成を採用した例を示したものである。すな
わち、シャッタ部材40は、上下のシャッタ部41、4
2の基端部を連結する連結部43の内面44にダル仕上
げを施すことによって、表面粗さがRz4μm〜Rz2
0μm程度の微細な凹凸を有する粗面に構成されてい
る。これによって、同図に示すように、このシャッタ部
材40の連結部43の内面44が摺擦するカートリッジ
本体13の前方側面部13A、13Bとの摺動摩擦力が
低減される。
【0041】上記実施例では、光ディスク14を収納し
たディスクカ−トリッジ10に適用した例を示したが、
本発明は、カ−トリッジ本体13に形成した記録再生開
口部18を開閉する移動自在なシャッタ部材22と、こ
のシャッタ部材22に設けた係合孔28に、前記記録再
生開口部18を開放状態から閉鎖状態へとスライド動作
させるシャッタ閉塞部材37を備えるディスクカ−トリ
ッジに広く適用できるものである。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るディスクカ−トリッジによれば、シャッタ部材を記録
再生開口部を開放した状態から閉鎖した状態へとスライ
ド動作させるシャッタ閉塞部材が係合孔に係合すること
によって、カートリッジ本体の前方側面部に押し付けら
れるシャッタ部材と、カートリッジ本体との相対する摺
接面の少なくともいずれか一方側の表面を微細な凹凸の
粗面に形成したことにより、シャッタ部材がスライド動
作する際の摺動摩擦力が軽減され、シャッタ部材の操作
力を小さくすることができる。したがって、ディスクカ
ートリッジを記録再生装置へ装着する際の操作感の向上
が図られ、またイジェクト操作時にシャッタ閉塞部材が
シャッタ部材の係合孔から抜け出ることなくシャッタ部
材を確実に開放状態から閉塞状態へとスライド動作させ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカ−トリッジの前方側面
部を拡大して示す要部正面図である。
【図2】同ディスクカ−トリッジの分解斜視図である。
【図3】同ディスクカ−トリッジの斜視図である。
【図4】同ディスクカートリッジの上ハーフを取り外し
て示す要部平面図である。
【図5】同ディスクカ−トリッジの前方側面部を拡大し
て示す要部縦断面図である。
【図6】本発明に係るディスクカ−トリッジの他の実施
例を示す要部縦断面図である。
【図7】従来のディスクカ−トリッジの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10・・・ディスクカートリッジ 11・・・上ハ−フ 12・・・下ハ−フ 13・・・カートリッジ本体 13A、13B・・・粗面に形成された端面 14・・・光ディスク 18・・・記録再生開口部 19・・・シャッタ開放ガイド溝 22・・・シャッタ部材 23、24・・・シャッタ部 25・・・連結部 28・・・係合孔 31・・・シャッタロック部材 36・・・シャッタ開放部材 37・・・シャッタ閉塞部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の情報記録媒体が収納されるとと
    もに主面には情報記録媒体の一部を径方向に亘って外方
    に臨ませる記録再生開口部が形成されかつ前方側面部に
    はシャッタ開放ガイド溝が形成されたカートリッジ本体
    と、前記記録再生開口部を開閉するシャッタ部及び前記
    カートリッジ本体の前方側面部に延在するとともにシャ
    ッタ閉塞部材が係合する係合孔が穿設された連結部とか
    らなるシャッタ部材とを備えたディスクカートリッジに
    おいて、 相対する摺接面を構成するシャッタ部材の連結部の内面
    とカートリッジ本体の前方側面部の端面の少なくともい
    ずれか一方側の表面を微細な凹凸の粗面に形成したこと
    を特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 カートリッジ本体の前方側面部の端面
    は、シボ処理が施こされて微細な凹凸の粗面に形成され
    たことを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 シャッタ部材の連結部の内面は、ダル仕
    上げが施こされて微細な凹凸の粗面に形成されたことを
    特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
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