JPH06337785A - 情報処理装置およびその命令実行制御方法 - Google Patents

情報処理装置およびその命令実行制御方法

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JPH06337785A
JPH06337785A JP12675893A JP12675893A JPH06337785A JP H06337785 A JPH06337785 A JP H06337785A JP 12675893 A JP12675893 A JP 12675893A JP 12675893 A JP12675893 A JP 12675893A JP H06337785 A JPH06337785 A JP H06337785A
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arithmetic
integer
pipeline
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JP12675893A
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Yuuko Hagiwara
夕子 萩原
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 命令実行速度を落とすことなくパイプライン
を2本に減らすことができ、チップサイズの縮小化を図
る。 【構成】 命令デコーダ111で得た整数演算命令、ロ
ード/ストア命令、並びに一部の浮動小数点演算命令の
制御情報をパイプライン構造で蓄積するパイプライン1
13と、前記一部の浮動小数点演算命令を除く浮動小数
点演算命令の制御情報をパイプライン構造で蓄積するパ
イプライン114と、命令デコーダ111からの入力情
報を基にデコード命令の種類を識別し、その識別結果に
従って命令デコーダ111のデコード情報をどのパイプ
ライン113、114に入力するかを決定するパイプラ
イン制御回路112とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浮動小数点演算回路
を内蔵するマイクロプロセッサ等の情報処理装置および
その命令実行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パイプライン方式で命令を高速に
実行するマイクロプロセッサが普及している。図5はこ
のようなマイクロプロセッサの構成を示す図である。同
図において、1はマイクロプロセッサ、2はマイクロプ
ロセッサ1で実行する命令やデータを格納する主メモリ
である。マイクロプロセッサ1はメモリ制御回路10、
命令デコーダ11、パイプライン制御回路12、浮動小
数点演算用パイプライン13、ロード/ストア用パイプ
ライン14、整数演算用パイプライン15、浮動小数点
演算制御回路16、ロード/ストア制御回路17、整数
演算制御回路18、汎用レジスタ19、整数演算回路2
0、および浮動小数点演算回路21を有する。 メモリ
制御回路10はマイクロプロセッサ1と主メモリ2また
はI/0ボート(図示せず)との間におけるデータの入
出力を制御する。命令デコーダ11はメモリ制御回路1
0を通じて主メモリ2より読み込んだ命令をデコードし
て命令実行に必要な制御情報を生成する。パイプライン
制御回路12は浮動小数点演算用パイプライン13、ロ
ード/ストア用パイプライン14および整数演算用パイ
プライン15の制御を行う。浮動小数点演算用パイプラ
イン13は命令デコーダ11で得た浮動小数点演算命令
の制御情報をパイプライン構造で蓄積する。ロード/ス
トア用パイプライン14は命令デコーダ11で得たロー
ド/ストア命令の制御情報をパイプライン構造で蓄積す
る。整数演算用パイプライン15は命令デコーダ11で
得た整数演算命令の制御情報をパイプライン構造で蓄積
する。浮動小数点演算制御回路16は浮動小数点演算用
パイプライン13より取り出した浮動小数点演算命令の
制御情報から、浮動小数点演算回路21にて浮動小数点
演算を実行するために必要な制御コードを生成する。ロ
ード/ストア制御回路17はロード/ストア用パイプラ
イン14より取り出したロード/ストア命令の制御情報
に基づき、汎用レジスタ19または浮動小数点演算回路
21内の浮動小数点演算用レジスタ(図示せず)に対す
るデータのロード/ストアを制御する。整数演算制御回
路18は整数演算用パイプライン15より取り出した整
数演算命令の制御情報から整数演算回路20にて整数演
算を実行するために必要な制御コードを生成する。整数
演算回路20は整数演算制御回路18より入力した制御
コードに基づいて整数演算を実行する。そして浮動小数
点演算回路21は浮動小数点演算制御回路16より入力
した制御コードに基づいて浮動小数点演算を実行する。
【0003】次にこのマイクロプロセッサの動作を説明
する。メモリ制御回路10は主メモリ2から1つまたは
2つの命令を読出して命令デコーダ11に送る。命令デ
コーダ11は入力した命令をデコードして命令実行に必
要な制御情報を生成する。
【0004】ここで、命令が浮動小数点演算命令である
場合、命令デコーダ11で得た制御情報は浮動小数点演
算用パイプライン13に入力され保持される。また命令
が汎用レジスタ19または浮動小数点演算用レジスタに
対するロード/ストア命令の場合、制御情報はロード/
ストア用パイプライン14に入力され保持される。さら
に命令が整数演算命令の場合、制御情報は整数演算用パ
イプライン15に入力され保持される。制御情報をどの
パイプラインに入力するかは、パイプライン制御回路1
2が命令デコーダ11からの入力情報を基にデコード命
令を識別し、その識別結果に従って決定する。
【0005】パイプライン制御回路12は各パイプライ
ン13、14、15の保持情報を1段ずつ進める制御を
行い、必要に応じて同一パイプライン上の各命令を正し
い順序で実行するなどのパイプライン制御を行う。
【0006】ここで浮動小数点演算制御回路16、ロー
ド/ストア制御回路17および整数演算制御回路18は
それぞれ、浮動小数点演算用パイプライン13、ロード
/ストア用パイプライン14、整数演算用パイプライン
15に保持された情報に基づきそれぞれ並列的に動作す
ることが可能である。すなわち、浮動小数点演算制御回
路16は浮動小数点演算用パイプライン13より取り出
した浮動小数点演算命令の制御情報から、浮動小数点演
算回路21にて浮動小数点命令を実行するために必要な
制御コードを生成し、この制御コードを浮動小数点演算
回路21に送る。この制御コートを基に浮動小数点演算
回路21は浮動小数点演算を実行する。このとき浮動小
数点演算回路21は浮動小数点演算用レジスタに対して
データのリード/ライトを行うことによって演算を実行
する。
【0007】またロード/ストア制御回路17は、ロー
ド/ストア用パイプライン14より取り出したロード/
ストア命令の制御情報に基づき、汎用レジスタ19に対
する整数データのロード/ストアおよび浮動小数点演算
用レジスタ(図示せず)に対する浮動小数点データのロ
ード/ストアの実行を制御をする。なお、ここでロード
は主メモリ2から送られてきたデータを汎用レジスタ1
9または浮動小数点演算用レジスタに転送する処理を指
す。また、ストアは主メモリ2に汎用レジスタ19また
は浮動小数点演算用レジスタのデータを転送する処理を
指す。
【0008】さらに整数演算制御回路18は整数演算用
パイプライン15より取り出した整数演算命令の制御情
報から、整数演算回路20にて整数演算命令を実行する
ために必要な制御コードを生成し、この制御コードを整
数演算回路20に送る。整数演算回路20は整数演算制
御回路18より入力した制御コードに基づいて整数演算
を実行する。このとき整数演算回路20は汎用レジスタ
19に対してデータのリード/ライトを行うことによっ
て演算を実行する。
【0009】ところで、マイクロプロセッサのチップサ
イズの縮小化を考えた場合、パイプラインの数はできる
だけ少なくすることが望まれる。しかし、従来のマイク
ロプロセッサは、上述したように、浮動小数点演算用パ
イプライン13、ロード/ストア用パイプライン14お
よび整数演算用パイプライン15の計3本のパイプライ
ンを用いてなるものに固定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するためのもので、命令実行速度を落とすこと
なくパイプラインを2本に減らすことができ、チップサ
イズの縮小化を図ることのできる情報処理装置およびそ
の命令実行制御方法の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置は
上記した目的を達成するために、メモリより整数演算命
令、浮動小数点演算命令、および第1並びに第2のレジ
スタに対するロード/ストア命令を読み出し実行する情
報処理装置において、メモリより命令を読み出す読出手
段と、読出手段により読み出された命令をデコードする
デコード手段と、デコード手段のデコード情報をパイプ
ライン構造で蓄積する第1蓄積手段と、デコード手段の
デコード情報を、第1蓄積手段のパイプラインよりも段
数の多いパイプライン構造で蓄積する第2蓄積手段と、
デコード手段によりデコードされた命令を識別して、こ
の命令が整数演算命令またはロード/ストア命令である
場合、デコード手段のデコード情報を第1蓄積手段に蓄
積し、且つ、デコード手段によりデコードされた命令が
浮動小数点演算命令である場合、デコード手段のデコー
ド情報を第2蓄積手段に蓄積するよう制御を行うパイプ
ライン制御手段と、第1のレジスタを用いて整数演算を
実行する整数演算手段と、第2のレジスタを用いて浮動
小数点演算を実行する浮動小数点演算手段と、第1蓄積
手段からデコード情報を取り出しこの情報から整数演算
手段で整数演算を実行するための制御コードを生成して
整数演算命令の実行を制御するとともに、ロード/スト
ア命令の実行を制御する第1命令実行制御手段と、第2
蓄積手段からデコード情報を取り出しこの情報から浮動
小数点演算手段で浮動小数点演算を実行するために必要
な制御コードを生成して浮動小数点演算命令の実行を制
御する第2命令実行制御手段とを具備することを特徴と
するものである。
【0012】また本発明の情報処理装置の命令実行制御
方法は上記した目的を達成するために、第1のレジスタ
を用いて整数演算を実行する整数演算回路と、第2のレ
ジスタを用いて浮動小数点演算を実行する浮動小数点演
算回路と、整数演算命令および前記第1並びに第2のレ
ジスタに対するロード/ストア命令の各デコード情報を
パイプライン構造で蓄積する第1のパイプラインと、浮
動小数点演算命令のデコード情報をパイプライン構造で
蓄積する第2のパイプラインとを有する情報処理装置の
命令実行制御方法において、メモリから命令を読み出す
工程と、メモリから読み出された命令をデコードする工
程と、デコードされた命令を識別して、この命令が整数
演算命令またはロード/ストア命令である場合、この命
令のデコード情報を第1のパイプラインに蓄積するとと
もに、デコードされた命令が浮動小数点演算命令である
場合、この命令のデコード情報を第2のパイプラインに
蓄積する工程と、第1のパイプラインからデコード情報
を取り出し、これが整数演算命令のデコード情報であれ
ば、このデコード情報から整数演算回路で整数演算を実
行するために必要な制御コードを生成してこれを整数演
算回路に送出して整数演算命令を実行し、且つ、ロード
/ストア命令のデコード情報であれば、このデコード情
報を基に第1並びに第2のレジスタに対するロード/ス
トア命令を実行する工程と、第2のパイプラインからデ
コード情報を取り出し、このデコード情報から浮動小数
点演算回路で浮動小数点演算を実行するために必要な制
御コードを生成してこれを浮動小数点演算回路に送出
し、浮動小数点演算命令を実行する工程とを有すること
を特徴とするものである。
【0013】
【作用】すなわち本発明では、パイプライン制御手段
が、デコード手段によりデコードされた命令を識別し
て、この命令が整数演算命令またはロード/ストア命令
である場合、デコード手段のデコード情報を第1のパイ
プラインである第1蓄積手段に蓄積し、且つ、デコード
手段によりデコードされた命令が浮動小数点演算命令で
ある場合、デコード情報を第2のパイプラインである第
2蓄積手段に蓄積するよう制御を行う。ここで整数演算
命令およびロード/ストア命令の実行ステージ数(命令
実行に要するくロック数)は等しいため、これらの命令
は共通のパイプラインに混在して蓄積してもタイミング
的にも問題なく処理することが可能である。また、浮動
小数点演算命令のうち、例えば絶対値計算、近似値計
算、レジスタ間での情報移動等の命令の実行ステージ数
も、整数演算命令の実行ステージ数と等しい。よって、
これらの浮動小数点演算命令も第2蓄積手段に蓄積して
もよい。
【0014】これにより本発明によれば、パイプライン
を2本に減らすことが可能になり、チップサイズの縮小
化を図れる。もちろん、これによって命令実行の速度が
劣化することもない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る一実施例のマイクロプロセッ
サの構成を説明するためのブロック図である。
【0016】同図において、101はマイクロプロセッ
サである。102はマイクロプロセッサ101で実行す
る命令やデータを格納する主メモリである。マイクロプ
ロセッサ101はメモリ制御回路110、命令デコーダ
111、パイプライン制御回路112、整数演算・ロー
ド/ストア用パイプライン113、浮動小数点演算用パ
イプライン114、浮動小数点演算制御回路115、整
数演算・ロード/ストア制御回路116、汎用レジスタ
117、整数演算回路118、および浮動小数点演算回
路119を有する。
【0017】メモリ制御回路110はマイクロプロセッ
サ101と主メモリ102またはI/0ボート(図示せ
ず)との間におけるデータの入出力を制御する。
【0018】命令デコーダ111はメモリ制御回路11
0を通じて主メモリ102より読み込んだ1つまたは2
つの命令をデコードして命令実行に必要な制御情報を生
成する。
【0019】パイプライン制御回路112は各パイプラ
イン113、114の制御を行う。すなわちパイプライ
ン制御回路112は、命令デコーダ111からの入力情
報を基にデコード命令の種類を識別し、その識別結果に
従って命令デコーダ111のデコード情報(制御情報)
をどのパイプライン113、114に入力するかを決定
する。またパイプライン制御回路112は各パイプライ
ン113、114の保持情報を1段ずつ進める制御を行
い、必要に応じて同一パイプライン上の各命令を正しい
順序で実行するなどの制御も行う。
【0020】整数演算・ロード/ストア用パイプライン
113は、命令デコーダ111で得た整数演算命令、ロ
ード/ストア命令、並びに一部の浮動小数点演算命令の
制御情報をそれぞれ混在を許してパイプライン構造で蓄
積する。整数演算命令とロード/ストア命令の実行ステ
ージ数は等しいことから、本実施例では、整数演算命令
とロード/ストア命令の各制御情報を共通のパイプライ
ン113に保持するようにしている。ここで言う一部の
浮動小数点演算命令とは、整数演算命令およびロード/
ストア命令と実行ステージ数(命令実行に要するクロッ
ク数)の等しい、例えば絶対値計算、近似値計算、レジ
スタ間での情報移動等の命令である。
【0021】浮動小数点演算用パイプライン114は、
前記一部の浮動小数点演算命令を除く浮動小数点演算命
令の制御情報をパイプライン構造で蓄積する。多くの浮
動小数点演算命令の実行ステージ数は、演算ステージ数
が他の命令の演算ステージ数より多いものとなってい
る。したがって、この演算ステージ数の多い分、浮動小
数点演算用パイプライン114の段数は整数演算・ロー
ド/ストア用パイプライン113のそれよりも多いもの
となっている。
【0022】浮動小数点演算制御回路115は、浮動小
数点演算用パイプライン114より取り出した浮動小数
点演算命令の制御情報から、浮動小数点演算回路119
にて浮動小数点演算を実行するために必要な制御コード
を生成する。
【0023】整数演算・ロード/ストア制御回路116
は、整数演算・ロード/ストア用パイプライン113よ
り取り出した整数演算命令および一部の浮動小数点演算
命令の制御情報から、整数演算回路118にて整数演算
を実行するために必要な制御コード、および浮動小数点
演算回路119にて浮動小数点演算を実行するために必
要な制御コードを生成する。また、ロード/ストア命令
の制御情報から、汎用レジスタ117および浮動小数点
演算用レジスタに対するロード/ストアの実行を制御す
る。
【0024】整数演算回路118は、整数演算・ロード
/ストア制御回路116より入力した制御コードに基づ
いて整数演算を実行する。
【0025】浮動小数点演算回路119は、浮動小数点
演算制御回路115および整数演算・ロード/ストア制
御回路116より入力した制御コードに基づいて浮動小
数点演算を実行する。
【0026】また以上各構成部の間の接続において、2
01は命令デコーダ111で得た命令の種類を示す情報
等をパイプライン制御回路112へ伝達するための信号
線である。パイプライン制御回路112はこの情報に基
づき、デコード情報を入力するパイプライン113、1
14を決定し、信号線202、203を通じてパイプラ
イン113、114にこの旨を通知する。
【0027】204は命令デコーダ111で得た整数演
算命令、ロード/ストア命令、および一部の浮動小数点
演算命令の制御情報を整数演算・ロード/ストア用パイ
プライン113へ伝達するための信号線である。
【0028】205は命令デコーダ111で得た前記一
部の浮動小数点演算命令を除く浮動小数点演算命令の制
御情報を浮動小数点整数演算用パイプライン114へ伝
達するための信号線である。
【0029】206は整数演算・ロード/ストア用パイ
プライン113に保持された制御情報を整数演算・ロー
ド/ストア制御回路116へ伝達するための信号線であ
る。207は浮動小数点演算用パイプライン114に保
持された制御情報を浮動小数点演算制御回路115へ伝
達するための信号線である。
【0030】208はロード/ストア命令を実行する
際、整数演算・ロード/ストア制御回路116からメモ
リ制御回路110にロード/ストア実行のための制御コ
ードを送るための信号線である。
【0031】209はメモリ制御回路110と整数演算
・ロード/ストア制御回路116との間でロード/スト
アデータの授受を行うためのデータバスである。
【0032】210は整数演算・ロード/ストア制御回
路116で生成した制御コードを整数演算回路118へ
伝達するための信号線である。
【0033】211は整数演算・ロード/ストア制御回
路116で生成した制御コードを浮動小数点演算回路1
19へ伝達するための信号線である。
【0034】212は整数演算・ロード/ストア制御回
路116と浮動小数点演算回路119内の演算用レジス
タとの間でデータの授受を行うためのデータバスであ
る。
【0035】213は浮動小数点演算制御回路115で
生成した制御コードを浮動小数点演算回路119へ伝達
するための信号線である。
【0036】214は整数演算・ロード/ストア制御回
路116と汎用レジスタ117との間でデータの授受を
行うためのデータバスである。
【0037】215は汎用レジスタ117と整数演算回
路118との間でデータの授受を行うためのデータバス
である。
【0038】次にこのマイクロプロセッサの動作を説明
する。図2は各パイプラインへのデコード情報入力手順
を示すフローチャートである。 まずメモリ制御回路1
10は主メモリ102から1つまたは2つの命令を読出
して命令デコーダ111に送る(ステップ201)。
【0039】命令デコーダ111は入力した1つまたは
2つの命令をデコードして命令実行に必要な制御情報を
生成する(ステップ202)。このとき命令デコーダ1
11からパイプライン制御回路112に対しデコード命
令の種類を示す情報が送られる。
【0040】パイプライン制御回路112は、命令デコ
ーダ111からの入力情報を基に、デコード命令が整数
演算命令、ロード/ストア命令、または一部の浮動小数
点演算命令(例えば絶対値計算、近似値計算、レジスタ
間での情報移動等の命令)のいずれかであるか、あるい
は前記一部の浮動小数点演算命令以外の浮動小数点演算
命令であるかを判断する(ステップ203)。そして、
デコード命令が整数演算命令、ロード/ストア命令、ま
たは一部の浮動小数点演算命令のいずれかである場合、
パイプライン制御回路112はデコード情報を整数演算
・ロード/ストア用パイプライン113に入力するよう
制御を行う(ステップ204)。またデコード命令が前
記一部の浮動小数点演算命令以外の浮動小数点演算命令
の場合、パイプライン制御回路112はデコード情報を
浮動小数点演算用パイプライン114に入力するよう制
御を行う(ステップ205)。
【0041】なお、主メモリ102より同時に2つの命
令を読み込み、これらを各パイプライン113、114
に別々に入力した場合、パイプライン制御回路112は
これら2つの命令が同時に実行可能な組合せであるかど
うかを判断する。そして同時に実行できない組合せであ
ることを判断すると、2つの命令のうち後で実行すべき
命令が保持されている側のパイプラインにウェイト信号
を送り、当該命令の実行にウェイトをかける。
【0042】浮動小数点演算制御回路115および整数
演算・ロード/ストア制御回路116は、各パイプライ
ン113、114の各段に保持された制御情報を一定の
時間周期ごとに取り出し、命令を実行するための次のよ
うに制御を行う。
【0043】すなわち、整数演算・ロード/ストア制御
回路116は、図3に示すように、整数演算・ロード/
ストア用パイプライン113より整数演算命令の制御情
報を取り出すと(ステップ301、302)、この情報
から整数演算回路118で整数演算を実行するための制
御コードを生成し、これを整数演算回路118に送出す
る(ステップ303)。これにより、整数演算命令が実
行される。
【0044】また、整数演算・ロード/ストア制御回路
116は、整数演算・ロード/ストア用パイプライン1
13よりロード/ストア命令を取り出すと(ステップ3
04)、主メモリ102と汎用レジスタ117または浮
動小数点演算用レジスタとの間でロード/ストアを実行
するための制御を行う(ステップ305)。なお、浮動
小数点演算用レジスタに対するロード/ストア命令の実
行は、整数演算・ロード/ストア制御回路116が、浮
動小数点演算回路119内のロード/ストア制御回路
(図示せず)に対してロード/ストア実行のための制御
コードを送出することによって行われる。
【0045】さらに、整数演算・ロード/ストア制御回
路116は、整数演算・ロード/ストア用パイプライン
113より前記一部の浮動小数点演算命令を取り出す
と、この情報から浮動小数点演算回路119で浮動小数
点演算を実行するための制御コードを生成し、これを浮
動小数点演算回路119に送出する(ステップ30
6)。これにより、例えば絶対値計算、近似値計算、レ
ジスタ間での情報移動等の一部の浮動小数点演算命令が
実行される。
【0046】一方、浮動小数点演算制御回路115は、
図4に示すように、浮動小数点演算用パイプライン11
4より浮動小数点演算命令の制御情報を一定の時間周期
で取り出し(ステップ401)、この制御情報から、浮
動小数点演算回路119にて浮動小数点演算を実行する
ために必要な制御コードを生成し、これを浮動小数点演
算回路119に送出する(ステップ402)。これによ
り前記一部の浮動小数点演算命令以外の浮動小数点演算
命令が実行される。
【0047】かくして本実施例のマイクロプロセッサ
は、整数演算命令、ロード/ストア命令、さらには一部
の浮動小数点演算命令の各実行ステージ数が等しいこと
に着目して、これらの命令のデコード情報を一本のパイ
プライン(整数演算・ロード/ストア用パイプライン1
13)にまとめて蓄積し、命令を実行するようにした。
これにより、全体的な命令実行速度を落とすことなく、
パイプライン数を2本に減らすことができ、チップサイ
ズの縮小化を図ることができる。
【0048】なお、本実施例では、浮動小数点演算回路
を内蔵するマイクロプロセッサについて説明したが、本
発明は、浮動小数点演算回路をサブプロセッサとして主
プロセッサに接続した形式の情報処理装置にも適用でき
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報処理装
置およびその命令実行制御方法によれば、整数演算命
令、ロード/ストア命令、さらには一部の浮動小数点演
算命令の各実行ステージ数が等しいことに着目して、こ
れらの命令のデコード情報を一本のパイプラインにまと
めて蓄積し、実行するようにしたことで、全体的な命令
実行速度を落とすことなくパイプラインを2本に減らす
ことができ、チップサイズの縮小化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る一実施例のマイクロプロセ
ッサの構成を説明するためのブロック図である。
【図2】図1のマイクロプロセッサにおける各パイプラ
インへのデコード情報の入力手順を示すフローチャート
である。
【図3】図1のマイクロプロセッサにおける整数演算・
ロード/ストア制御回路の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】図1のマイクロプロセッサにおける浮動小数点
演算制御回路の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】従来のマイクロプロセッサの構成を説明するた
めのブロック図である。
【符号の説明】
101…マイクロプロセッサ、102…主メモリ、11
0…メモリ制御回路、111…命令デコーダ、112…
パイプライン制御回路、113…整数演算・ロード/ス
トア用パイプライン、114…浮動小数点演算用パイプ
ライン、115…浮動小数点演算制御回路、116…整
数演算・ロード/ストア制御回路、117…汎用レジス
タ、118…整数演算回路、119…浮動小数点演算回
路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリより整数演算命令、浮動小数点演
    算命令、および第1並びに第2のレジスタに対するロー
    ド/ストア命令を読み出し実行する情報処理装置におい
    て、 前記メモリより命令を読み出す読出手段と、前記読出手
    段により読み出された命令をデコードするデコード手段
    と、 前記デコード手段のデコード情報をパイプライン構造で
    蓄積する第1蓄積手段と、 前記デコード手段のデコード情報を、前記第1蓄積手段
    のパイプラインよりも段数の多いパイプライン構造で蓄
    積する第2蓄積手段と、 前記デコード手段によりデコードされた命令を識別し
    て、この命令が整数演算命令またはロード/ストア命令
    である場合、前記デコード手段のデコード情報を前記第
    1蓄積手段に蓄積し、且つ、前記デコード手段によりデ
    コードされた命令が浮動小数点演算命令である場合、前
    記デコード手段のデコード情報を前記第2蓄積手段に蓄
    積するよう制御を行うパイプライン制御手段と、 前記第1のレジスタを用いて整数演算を実行する整数演
    算手段と、 前記第2のレジスタを用いて浮動小数点演算を実行する
    浮動小数点演算手段と、 前記第1蓄積手段からデコー
    ド情報を取り出しこの情報から前記整数演算手段で整数
    演算を実行するための制御コードを生成して整数演算命
    令の実行を制御するとともに、ロード/ストア命令の実
    行を制御する第1命令実行制御手段と、 前記第2蓄積手段からデコード情報を取り出しこの情報
    から前記浮動小数点演算手段で浮動小数点演算を実行す
    るために必要な制御コードを生成して浮動小数点演算命
    令の実行を制御する第2命令実行制御手段とを具備する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理装置において、 前記パイプライン制御手段は、前記デコード手段により
    デコードされた命令を識別して、この命令が整数演算命
    令、ロード/ストア命令、またはこれらの命令と実行ス
    テージ数の等しい一部の浮動小数点演算命令のいずれか
    である場合、前記デコード手段のデコード情報を前記第
    1蓄積手段に蓄積し、且つ、前記デコード手段によりデ
    コードされた命令が前記一部の浮動小数点演算命令以外
    の浮動小数点演算命令である場合、前記デコード手段の
    デコード情報を前記第2蓄積手段に蓄積するよう制御を
    行い、 前記第1命令実行制御手段は、前記第1蓄積手段からデ
    コード情報を取り出しこの情報から前記整数演算手段お
    よび前記浮動小数点演算手段で演算を実行するために必
    要な制御コードを生成して整数演算命令および一部の浮
    動小数点演算命令の実行を制御するとともに、ロード/
    ストア命令の実行を制御し、 前記第2命令実行制御手段は、前記第2蓄積手段からデ
    コード情報を取り出しこの情報から前記浮動小数点演算
    手段で浮動小数点演算を実行するために必要な制御コー
    ドを生成して前記一部の浮動小数点演算命令以外の浮動
    小数点演算命令の実行を制御することを特徴とする情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】 第1のレジスタを用いて整数演算を実行
    する整数演算回路と、第2のレジスタを用いて浮動小数
    点演算を実行する浮動小数点演算回路と、整数演算命令
    および前記第1並びに第2のレジスタに対するロード/
    ストア命令の各デコード情報をパイプライン構造で蓄積
    する第1のパイプラインと、浮動小数点演算命令のデコ
    ード情報をパイプライン構造で蓄積する第2のパイプラ
    インとを有する情報処理装置の命令実行制御方法におい
    て、 前記メモリから命令を読み出す工程と、 前記メモリから読み出された命令をデコードする工程
    と、 デコードされた命令を識別して、この命令が整数演算命
    令またはロード/ストア命令である場合、この命令のデ
    コード情報を前記第1のパイプラインに蓄積するととも
    に、デコードされた命令が浮動小数点演算命令である場
    合、この命令のデコード情報を前記第2のパイプライン
    に蓄積する工程と、 前記第1のパイプラインからデコード情報を取り出し、
    これが整数演算命令のデコード情報であれば、このデコ
    ード情報から前記整数演算回路で整数演算を実行するた
    めに必要な制御コードを生成してこれを前記整数演算回
    路に送出して整数演算命令を実行し、且つ、ロード/ス
    トア命令のデコード情報であれば、このデコード情報を
    基に前記第1並びに第2のレジスタに対するロード/ス
    トア命令を実行する工程と、 前記第2のパイプラインからデコード情報を取り出し、
    このデコード情報から前記浮動小数点演算回路で浮動小
    数点演算を実行するために必要な制御コードを生成して
    これを前記浮動小数点演算回路に送出し、浮動小数点演
    算命令を実行する工程とを有することを特徴とする情報
    処理装置の命令実行制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0757498A1 (fr) * 1995-08-02 1997-02-05 THOMSON multimedia Procédé pour correction des défauts de chromaticité et de luminance d'un écran matriciel et écran matriciel et circuit mettant en oeuvre un tel procédé

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FR2737635A1 (fr) * 1995-08-02 1997-02-07 Thomson Multimedia Sa Procede pour correction des defauts de chromaticite et de luminance d'un ecran matriciel et ecran matriciel et circuit mettant en oeuvre un tel procede

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