JPH06337687A - 残響時間測定用ディスク - Google Patents
残響時間測定用ディスクInfo
- Publication number
- JPH06337687A JPH06337687A JP28931792A JP28931792A JPH06337687A JP H06337687 A JPH06337687 A JP H06337687A JP 28931792 A JP28931792 A JP 28931792A JP 28931792 A JP28931792 A JP 28931792A JP H06337687 A JPH06337687 A JP H06337687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reverberation
- signal
- recorded
- time
- reverberation time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 残響特性を測定する。
【構成】 第１のチャンネルに所定の周波数帯域のバン
ドノイズが記録され、第２のチャンネルに残響時間が異
なる複数の残響シミュレーション信号として記録された
ディスクを再生装置で再生したとき、部屋で再生された
音と残響シミュレーション信号を比較し、似たものを選
定して残響特性を知ることができる。
ドノイズが記録され、第２のチャンネルに残響時間が異
なる複数の残響シミュレーション信号として記録された
ディスクを再生装置で再生したとき、部屋で再生された
音と残響シミュレーション信号を比較し、似たものを選
定して残響特性を知ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、試聴室等で再生し、部
屋の残響特性を知るために用いる残響時間測定用ディス
クに関するものである。
屋の残響特性を知るために用いる残響時間測定用ディス
クに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術によると各周波数帯域のバン
ドノイズをテープレコーダ等に連続して記録しておき、
マイクロホンにてこれを測定し記録した減衰特性のカー
ブから残響特性を推定していた。
ドノイズをテープレコーダ等に連続して記録しておき、
マイクロホンにてこれを測定し記録した減衰特性のカー
ブから残響特性を推定していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では減衰特
性を得るために対数増幅器を必要としたり、紙上にプロ
ットして特性カーブから推定したり、残響特性を求める
作業が簡単ではない欠点があった。
性を得るために対数増幅器を必要としたり、紙上にプロ
ットして特性カーブから推定したり、残響特性を求める
作業が簡単ではない欠点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、指定されたト
ラックを繰り返し再生装置で再生し残響時間を測定する
ディスクに於いて、所定の時間定められた帯域のバンド
ノイズが記録された第１のチャンネル信号と、所定の時
間定められた帯域のバンドノイズが記録されると共に、
残響シミュレーション信号が記録された第２のチャンネ
ル信号を有する残響時間測定用ディスクであり、また、
第２のチャンネル信号の残響シミュレーション信号が第
１のチャンネル信号の所定の時間記録されたバンドノイ
ズが断の後、数ｍ秒乃至３０ｍ秒後に減衰が開始するよ
うにした残響時間測定用ディスクであり、また、第２の
チャンネル信号の残響シミュレーション信号が減衰を開
始する位置を示す検出信号を記録した残響時間測定用デ
ィスクである。
ラックを繰り返し再生装置で再生し残響時間を測定する
ディスクに於いて、所定の時間定められた帯域のバンド
ノイズが記録された第１のチャンネル信号と、所定の時
間定められた帯域のバンドノイズが記録されると共に、
残響シミュレーション信号が記録された第２のチャンネ
ル信号を有する残響時間測定用ディスクであり、また、
第２のチャンネル信号の残響シミュレーション信号が第
１のチャンネル信号の所定の時間記録されたバンドノイ
ズが断の後、数ｍ秒乃至３０ｍ秒後に減衰が開始するよ
うにした残響時間測定用ディスクであり、また、第２の
チャンネル信号の残響シミュレーション信号が減衰を開
始する位置を示す検出信号を記録した残響時間測定用デ
ィスクである。
【０００５】
【作用】本発明の残響時間測定用ディスクを再生装置で
再生し、部屋の再生音をマイクロホンで収音し、ヘッド
ホンの一方のチャンネルにて他方のチャンネルで再生さ
れる残響シミュレーション信号と比較すると、指定トラ
ック順にディスクが再生されるのでどの残響時に部屋の
残響特性が一致したか、又は一番近似していたかを求め
ることで直ちに残響特性を求めることができる。
再生し、部屋の再生音をマイクロホンで収音し、ヘッド
ホンの一方のチャンネルにて他方のチャンネルで再生さ
れる残響シミュレーション信号と比較すると、指定トラ
ック順にディスクが再生されるのでどの残響時に部屋の
残響特性が一致したか、又は一番近似していたかを求め
ることで直ちに残響特性を求めることができる。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図面をもとに説明する。
図１は本発明の一実施例を示す記録信号特性である。残
響時間測定用ディスクのトラック５３乃至５７には残響
時間サンプル（バンドノイズによる残響シミュレーショ
ン）が記録されている。
図１は本発明の一実施例を示す記録信号特性である。残
響時間測定用ディスクのトラック５３乃至５７には残響
時間サンプル（バンドノイズによる残響シミュレーショ
ン）が記録されている。
【０００７】このトラックの右チャンネルには５００Ｈ
ｚの１／１オクターブバンドノイズのバースト信号１に
コンピュータで対数的な減衰を付けて理論的に残響現象
のシミュレーションを行った信号が記録されている。こ
こでは０.５秒から４.０秒までの残響時間を持ったシミ
ュレーション信号２を記録した図１（ｂ）。
ｚの１／１オクターブバンドノイズのバースト信号１に
コンピュータで対数的な減衰を付けて理論的に残響現象
のシミュレーションを行った信号が記録されている。こ
こでは０.５秒から４.０秒までの残響時間を持ったシミ
ュレーション信号２を記録した図１（ｂ）。
【０００８】同様に左チャンネルには残響シミュレーシ
ョンに用いられる５００Ｈｚの１／１オクターブバンド
ノイズの短形波バースト信号１を約３秒間記録した図１
（ａ）。
ョンに用いられる５００Ｈｚの１／１オクターブバンド
ノイズの短形波バースト信号１を約３秒間記録した図１
（ａ）。
【０００９】これを被測定室内のスピーカから再生して
残響信号を得、これと右チャンネルに記録された残響シ
ミュレーション信号と比較することによって聴感だけで
大まかな残響時間の測定を行うことができる。
残響信号を得、これと右チャンネルに記録された残響シ
ミュレーション信号と比較することによって聴感だけで
大まかな残響時間の測定を行うことができる。
【００１０】実際には、スピーカから室内に発せられた
音の直接マイクロホンに達した直接音や、残響音による
エネルギー段差や残響の折れ曲がり等、その部屋固有の
特性等が含まれるため、左チャンネルのバースト信号が
切れて約２５ｍ秒後に右側の残響シミュレーション信号
の減衰が始まるように時間を合わせておく。
音の直接マイクロホンに達した直接音や、残響音による
エネルギー段差や残響の折れ曲がり等、その部屋固有の
特性等が含まれるため、左チャンネルのバースト信号が
切れて約２５ｍ秒後に右側の残響シミュレーション信号
の減衰が始まるように時間を合わせておく。
【００１１】そこで、この時間差に相当する距離、即ち
８〜９ｍだけスピーカとマイクロホンを離してセットし
ておけば左チャンネルのバースト信号をソースとして作
り出された実際の部屋の残響と、右チャンネルから再生
される残響シミュレーション信号は同時に減衰を始める
ことになり、両者の比較が容易になる。これ等の信号は
３回繰り返し記録されている。
８〜９ｍだけスピーカとマイクロホンを離してセットし
ておけば左チャンネルのバースト信号をソースとして作
り出された実際の部屋の残響と、右チャンネルから再生
される残響シミュレーション信号は同時に減衰を始める
ことになり、両者の比較が容易になる。これ等の信号は
３回繰り返し記録されている。
【００１２】尚、再生装置を２台同期して用いれば、こ
の２５ｍ秒の遅延を部屋の大きさに合わせてスピーカと
マイクロホンの距離に同期遅延させ、トラックを読み出
し検出信号により合わせることができる。
の２５ｍ秒の遅延を部屋の大きさに合わせてスピーカと
マイクロホンの距離に同期遅延させ、トラックを読み出
し検出信号により合わせることができる。
【００１３】上記の説明は、５００Ｈｚのバンドについ
て説明したが、他の周波数帯についても同様であるので
説明を省く。再生装置でトラックを順次指定して再生す
ることができるので組み合わせ同期遅延等の技術が応用
され得る。
て説明したが、他の周波数帯についても同様であるので
説明を省く。再生装置でトラックを順次指定して再生す
ることができるので組み合わせ同期遅延等の技術が応用
され得る。
【００１４】
【発明の効果】本発明によると左，右のチャンネル信号
を比較して繰り返し残響特性を聴き比べできるので、残
響時間を直ちに知ることができる。
を比較して繰り返し残響特性を聴き比べできるので、残
響時間を直ちに知ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す信号構成図。
１ バースト信号 ２ 残響シミュレーション信号
Claims (3)
- 【請求項１】 指定されたトラックを繰り返し再生装置
で再生し残響時間を測定するディスクに於いて、所定の
時間定められた帯域のバンドノイズが記録された第１の
チャンネル信号と、所定の時間定められた帯域のバンド
ノイズが記録されると共に、残響シミュレーション信号
が記録された第２のチャンネル信号を有することを特徴
とする残響時間測定用ディスク。 - 【請求項２】 第２のチャンネル信号の残響シミュレー
ション信号が第１のチャンネル信号の所定の時間記録さ
れたバンドノイズが断の後、数ｍ秒乃至３０ｍ秒後に減
衰が開始するようにしたことを特徴とする請求項１の残
響時間測定用ディスク。 - 【請求項３】 第２のチャンネル信号の残響シミュレー
ション信号が減衰を開始する位置を示す検出信号を記録
したことを特徴とする請求項１の残響時間測定用ディス
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28931792A JPH06337687A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 残響時間測定用ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28931792A JPH06337687A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 残響時間測定用ディスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06337687A true JPH06337687A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=17741628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28931792A Pending JPH06337687A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 残響時間測定用ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06337687A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8111831B2 (en) | 2005-04-26 | 2012-02-07 | Sony Corporation | Acoustic apparatus, time delay computation method, and recording medium |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5133675A (ja) * | 1974-09-17 | 1976-03-22 | Hitachi Ltd | Onbasokuteihoshiki |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP28931792A patent/JPH06337687A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5133675A (ja) * | 1974-09-17 | 1976-03-22 | Hitachi Ltd | Onbasokuteihoshiki |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8111831B2 (en) | 2005-04-26 | 2012-02-07 | Sony Corporation | Acoustic apparatus, time delay computation method, and recording medium |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970506 |