JPH063375Y2 - カメラのシャッタ機構 - Google Patents

カメラのシャッタ機構

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JPH063375Y2
JPH063375Y2 JP2298188U JP2298188U JPH063375Y2 JP H063375 Y2 JPH063375 Y2 JP H063375Y2 JP 2298188 U JP2298188 U JP 2298188U JP 2298188 U JP2298188 U JP 2298188U JP H063375 Y2 JPH063375 Y2 JP H063375Y2
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shutter
lens
mouth frame
light
lever
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英治 鈴木
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株式会社学習研究社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はカメラのシャッタ機構に関するものである。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
カメラのシャッタ機構としては、従来各種の方式のもの
があるが、いずれのシャッタ機構も構造が非常に複雑で
あり、特に手動操作でシャッタを全開させるできる方式
のものは、シャッタ釦とシャッタとの連動機構が必要と
なり、更に構造が複雑で高価になる問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は前記の課題を解決するために、カメラ本体1
のレンズ口枠3と、このレンズ口枠3の前端部に止着さ
れる口枠カバー11との間に組込まれるシャッタ機構を、
レンズ口枠3の前端一側部に配設固定され上端部の指押
し舌片17を指で押下げ操作すると支点部15上方の前方突
出係合縁部16が後方へ引込むように支点部15から弾性変
位するシャッタ操作レバー12と、このシャッタ操作レバ
ー12の係合縁部16の下側位置に突出する係合突起19及び
シャッタ押下げ操作部20を一端に有し前記レンズ口枠3
の前端面部にレンズ入光孔10aを開閉できるように中間
部を枢支ピン21で軸支した上下方向に一定範囲回動可能
なシャッタ板18と、レンズ入光孔10a,11aと合致する同
心入光孔25aを有し前記レンズ口枠3の前端面にシャッ
タ板18を覆うように止着される口枠カバー11内装の遮光
蓋25と、この遮光蓋25内に設けられ前記シャッタ板18を
閉じる方向に回動付勢するバネ24と、シャッタ操作レバ
ー12の係合縁部16及びシャッタ板18の係合突起19に係脱
可能なシャッタ作動突起29とレバー引上げ操作部30を一
端に有し且つ他端側に遮光蓋入光孔25aのシャッタ閉塞
部と合致する円弧状切欠部31を設け前記遮光蓋25と口枠
カバー11との間に位置させて他端をレンズ口枠3前端面
の入光孔側方位置に枢支ピン32で軸支した上下方向に一
定範囲回動可能なシャッタ開放レバー28と、このシャッ
タ開放レバー28を下側方向に回動付勢して該レバー28を
シャッタ作動突起29がシャッタ板係合突起19の斜面下に
位置し且つ円弧状切欠部31が遮光蓋入光孔25aのシャッ
タ閉塞部に位置した回動下降限の状態に停止させるシャ
ッタ板付勢バネ24よりバネ力の強いスプリング37とから
構成したものである。
〔作用〕
前記構成のシャッタ機構は、シャッタ開放レバー28が下
降限位置に回動停止した状態で、シャッタ板18の押下げ
操作部20の指で押下げ操作することにより、前記シャッ
タ板18を手動的に全開させることができ、所定の露出時
間が経過した後にシャッタ押下げ操作を解除すると、前
記シャッタ板18はバネ24の付勢力によって閉じるように
作動する。
また、前記シャッタ板18が閉じた状態でシャッタ開放レ
バー28を引上げ操作部30に指を掛けて引上げ、このシャ
ッタ開放レバー28のシャッタ作動突起29をシャッタ操作
レバー12の係合縁部16に掛止めする。この状態でファイ
ンダを覗き撮像範囲を決めて、シャッタ操作レバー12の
指押し舌片17を下方に押下げ操作すると、このレバー係
合縁部16がシャッタ開放レバー28のシャッタ作動突起29
から外れて、このシャッタ開放レバー28がスプリング37
の力で下方に回動する。そして、このシャッタ開放レバ
ー28の急速な下降回動時に、シャッタ作動突起29がシャ
ッタ板18の係合突起19に係合し、この係合突起19を押し
退けて、前記レバー28が下降回動限位置まで回動する。
この時、前記シャッタ板18はシャッタ開放レバー28の突
起係合による押し退け作用でバネ力に抗して開放し、突
起係合が外れると同時に回動付勢バネ24の弾力によって
瞬時に閉じるという自動的なシャッタ動作を行なう。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に従い説明すると、図
中1はフィルムカートリッジ2を装填して使用する形式
のカメラ本体で、レンズ口枠3とファインダ4を有し、
フィルムカートリッジ2の装填部にはフィルムカートリ
ッジ2の被駆動歯車5と噛合する駆動歯車6と、この駆
動歯車6を回転駆動しフィルムカートリッジ2のフィル
ム2aを1駒ずつ巻上げる回転操作摘み7が第1図のよう
に装着されている。
このカメラ本体1のレンズ口枠3は角筒状に形成され、
前端中心部のレンズ口枠8にはカメラレンズ9(凸レン
ズ)と、円筒状をなすレンズ押え10が第2図のように嵌
合固定され、このレンズ押え10のレンズ口枠前端面と面
一になる前端板の中心部と、レンズ口枠3の前端部に突
起3a,3bに対する孔係合で止着される口枠カバー11の中
心部には、レンズ光軸上で合致するレンズ入光孔10a,1
1aが設けられている。
この考案のシャッタ機構は、前記のようなレンズ口枠3
と口枠レバー11との間に第2図乃至第4図の如く組込ま
れるものであって、合成樹脂で一体形成されたシャッタ
操作レバー12、シャッタ板18、遮光蓋25およびシャッタ
開放レバー28で構成される。前記シャッタ操作レバー12
はレンズ口枠3の前端一側部に配設固定されるもので、
弾性板13にレンズ口枠3の側面切込み溝3cに第4図の如
く嵌着される下端取付部14と、レンズ口枠3の側面突出
部33の前端傾斜面に第4図の如く支持される支点部15を
設け、且つ前記弾性板13の支点部15より上方の位置に前
方へ突出する係合縁部16と、後方へ延出する指押し舌片
17を設けた合成樹脂の一体成形品で形成され、上端部の
指押し舌片17を指で押下げ操作すると、支点部15上方の
前方突出係合縁部16が後方へ引込むように支点部15から
弾性変位する状態に取付けられている。
前記シャッタ板18はシャッタ操作レバー12の係合縁部16
の下側位置に第3図の如く突出する下面傾斜の係合突起
19と、この係合突起19に対して後方へクランク状に突出
するシャッタ押下げ操作部20を一端に有し、係合突起19
寄りの中間軸孔18aをレンズ口枠3の前端面部に突設し
た枢支ピン21に嵌挿して、レンズ口枠3の前端面部にレ
ンズ入光孔10aを開閉できるように軸支され、遮光蓋25
内に配設される回動付勢バネ24によってシャッタ閉じ方
向に回動付勢されている。なお、このシャッタ板18は第
3図のシャッタ閉塞状態からシャッタ開放方向(第3図
反時計回り方向)に略50度位の角度範囲で回動できるよ
うに軸支され、シャッタ閉塞時の上昇回動限状態(第3
図時計回り方向の回動限状態)はレンズ口枠3の上限ス
トッパ22で、シャッタ手動開放時の下降回動限状態(第
3図反時計回り方向の回動限状態)はレンズ口枠3の下
限ストッパ23で規制されるようになっている。
前記遮光蓋25はレンズ入光孔10a,11aと合致する同心入
光孔25aと複数個の孔26,26a,26bを有し、この孔26,2
6a,26bをレバー枢支ピン21及び口枠突出ピン21a,21b
に嵌合して、レンズ口枠3の前端面にシャッタ板18を覆
うように止着され、側面に開口を有する口枠カバー11内
に操作部側がカバー側面開口部から一部突出する状態に
内装される。
前記シャッタ開放レバー28は、シャッタ操作レバー12の
係合縁部16及びシャッタ板18の係合突起16に係脱可能な
1/4円形状をなして後方に突出するシャッタ作動突起
29と、このシャッタ作動突起29に対して直角方向に突出
するレバー引上げ操作部30を一端に有し、且つ他端側に
遮光蓋入光孔25aのシャッタ閉塞部とを合致する円弧状
切欠部31を設けた合成樹脂の一体成形品で形成され、前
記遮光蓋25と口枠カバー11との間に位置させて、他端を
レンズ口枠3前端面の入光孔10a側方位置に枢支ピン32
を口枠前端ピン孔34に挿入することにより、この枢支ピ
ン32を支点として上下方向に一定の範囲回動できるよう
に軸支される。なお、このシャッタ開放レバー28はシャ
ッタ作動突起29が口枠下降限ストッパ23に当接する第3
図の回動下降限状態から上方へ略35度位の角度範囲で回
動できるようにされ、スプリング37の回動付勢力によっ
てシャッタ作動突起29がシャッタ板係合突起19の斜面下
に位置し且つ円弧状切欠部31が遮光蓋入光孔25aのシャ
ッタ閉塞部に位置した第3図に示すような回動下降限の
状態に停止される。このシャッタ開放レバー28を下側方
向に回動付勢する前記スプリング37は、シャッタ板18の
回動付勢バネ24よりバネ力の強いコイルスプリングであ
って、シャッタ開放レバー28の中間バネ掛け部35とレン
ズ口枠3の前端下方突起36との間に第3図の如く張設さ
れている。
而して、前記構成のシャッタ機構は、シャッタ開放レバ
ー28が下降限位置に回動停止した第3図の状態で、シャ
ッタ板18の押下げ操作部20の指で押下げ操作することに
より、前記シャッタ板18を手動的に全開させることがで
き、所定の露出時間が経過した後にシャッタ押下げ操作
を解除すると、前記シャッタ板18はバネ24の付勢力によ
って再び第3図の状態に閉じるように作動する。
また、前記シャッタ板18が閉じた第3図の状態で、シャ
ッタ開放レバー28を引上げ操作部30に指を掛けて引上
げ、このシャッタ開放レバー28のシャッタ作動突起29を
シャッタ操作レバー12の係合縁部16に第5図の如く掛止
めする。この状態でファインダ4を覗き撮像範囲を決め
て、シャッタ操作レバー12の指押し舌片17を下方に押下
げ操作すると、このレバー係合縁部16がシャッタ開放レ
バー28のシャッタ作動突起29から外れて、このシャッタ
開放レバー28がスプリング37の力で下方に回動する。そ
して、このシャッタ開放レバー28の急速な下降回動時
に、シャッタ作動突起29がシャッタ板18の係合突起19に
係合し、この係合突起19を押し退けて、前記レバー28が
第3図に示す下降回動限位置まで回動する。この時、前
記シャッタ板18はシャッタ開放レバー28の突起係合によ
る押し退け作用でバネ力に抗して開放し、突起係合が外
れると同時に回動付勢バネ24の弾力によって瞬時に閉じ
るという自動的なシャッタ動作を行なうことになる。
〔考案の効果〕
この考案のカメラシャッタ機構は、前記のようなシャッ
タ操作レバー12、シャッタ板18、遮光蓋25およびシャッ
タ開放レバー28で構成されるものであるから、従来のシ
ャッタ機構に比べて構造が非常に簡単になり、コストを
大幅に逓減した簡易構造のカメラを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカメラシャッタ機構を分解状態で示し
た斜視図、第2図はこのシャッタ機構を組込んだカメラ
全体の中央縦断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿
う矢視断面図、第4図は第3図の左側面図、第5図はシ
ャッタ開放レバーをシャッタ操作レバーの係合縁部に引
上げ係合させた状態の作用説明図である。 1…カメラ本体、2…フィルムカートリッジ、3…レン
ズ口枠、4…ファインダ、9…カメラレンズ、10…レン
ズ押え、11…口枠カバー、10a,11a…レンズ入光孔、12
…シャッタ操作レバー、15…支点部、16…係合縁部、17
…指押し舌片、18…シャッタ板、19…係合突起、20…シ
ャッタ押下げ操作部、21…シャッタ板枢支ピン、24…シ
ャッタ板の回動付勢バネ、25…遮光蓋、25a…同心入光
孔、28…シャッタ開放レバー、29…シャッタ作動突起、
30…レバー引上げ操作部、31…円弧状切欠部、32…シャ
ッタ開放レバーの枢支ピン、37…シャッタ開放レバー回
動付勢用のスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体のレンズ口枠と、このレンズ口
    枠の前端部に止着される口枠カバーとの間に組込まれる
    シャッタ機構であって、レンズ口枠の前端一側部に配設
    固定され上端部の指押し舌片を指で押下げ操作すると支
    点部上方の前方突出係合縁部が後方へ引込むように支点
    部から弾性変位するシャッタ操作レバーと、このシャッ
    タ操作レバーの係合縁部下側位置に突出する係合突起及
    びシャッタ押下げ操作部を一端に有し前記レンズ口枠の
    前端面部にレンズ入光孔を開閉できるように中間部を枢
    支ピンで軸支した上下方向に一定範囲回動可能なシャッ
    タ板と、レンズ入光孔と合致する同心入光孔を有し前記
    レンズ口枠の前端面にシャッタ板を覆うように止着され
    る口枠カバー内装の遮光蓋と、この遮光蓋内に設けられ
    前記シャッタ板を閉じる方向に回動付勢するバネと、シ
    ャッタ操作レバーの係合縁部及びシャッタ板の係合突起
    に係脱可能なシャッタ作動突起とレバー引上げ操作部を
    一端に有し且つ他端側に遮光蓋入光孔のシャッタ閉塞部
    と合致する円弧状切欠部を設け前記遮光蓋と口枠カバー
    との間に位置させて他端をレンズ口枠前端面の入光孔側
    方位置に枢支ピンで軸支した上下方向に一定範囲回動可
    能なシャッタ開放レバーと、このシャッタ開放レバーを
    下側方向に回動付勢して該レバーをシャッタ作動突起が
    シャッタ板係合突起の斜面下に位置し且つ円弧状切欠部
    が遮光蓋入光孔のシャッタ閉塞部に位置した回動下降限
    の状態に停止させるシャッタ板付勢バネよりバネ力の強
    いスプリングとから構成してなるカメラのシャッタ機
    構。
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