JPH06336974A - 無脈流プランジャポンプ - Google Patents
無脈流プランジャポンプInfo
- Publication number
- JPH06336974A JPH06336974A JP5151102A JP15110293A JPH06336974A JP H06336974 A JPH06336974 A JP H06336974A JP 5151102 A JP5151102 A JP 5151102A JP 15110293 A JP15110293 A JP 15110293A JP H06336974 A JPH06336974 A JP H06336974A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plungers
- plunger
- force
- pair
- cylinders
- Prior art date
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- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】対のシリンダ4、5内のプランジャ6、7を周
期的に吐出方向に移動させる駆動力をカム機構により伝
達する。対のプランジャ6、7は連動機構27により、お
互いに他方が吐出方向へ移動する力を利用して吸入方向
に相対移動する。その連動機構27は、プランジャ6、7
の吸入方向への弾性力を作用させるバネ30を介しプラン
ジャ6、7の往復移動方向に変位可能である。 【効果】小型化、低コスト化、カムフォロアの耐久性向
上、騒音の低減を図れる。
期的に吐出方向に移動させる駆動力をカム機構により伝
達する。対のプランジャ6、7は連動機構27により、お
互いに他方が吐出方向へ移動する力を利用して吸入方向
に相対移動する。その連動機構27は、プランジャ6、7
の吸入方向への弾性力を作用させるバネ30を介しプラン
ジャ6、7の往復移動方向に変位可能である。 【効果】小型化、低コスト化、カムフォロアの耐久性向
上、騒音の低減を図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一対のシリ
ンダ内におけるプランジャの往復により流体の吸入と吐
出とを行なう無脈流プランジャポンプに関し、例えば液
体クロマトグラフィーにおいて高圧かつ大流量の液体を
無脈流で送り出すのに利用される。
ンダ内におけるプランジャの往復により流体の吸入と吐
出とを行なう無脈流プランジャポンプに関し、例えば液
体クロマトグラフィーにおいて高圧かつ大流量の液体を
無脈流で送り出すのに利用される。
【0002】
【従来の技術】図5に示す無脈流プランジャポンプ10
0は、一対のシリンダ105、106と、各シリンダ1
05、106内にシール109、110を介し往復移動
可能に挿入されるプランジャ107、108と、そのプ
ランジャ107、108の駆動力を発生する駆動装置
と、カム機構とを備える。その駆動装置はモータ115
を有し、そのカム機構はそのモータ115により回転駆
動される一対のカム113、114と、プランジャ10
7、108に取り付けられたローラ状のカムフォロア1
11、112とを有する。各カム113、114の回転
によりカムフォロア111、112を介し各プランジャ
107、108は周期的に吐出方向(図において右方)
に押される。また、各シリンダ105、106にはリタ
ーンスプリング116、117が内蔵され、各プランジ
ャ107、108を吸入方向(図において左方)へ付勢
する。各シリンダ105、106は、逆止弁102、1
04が設けられている入口と、逆止弁101、103が
設けられている出口とを有し、その入口は液体タンク1
20に接続され、その出口は互いに接続されている。
0は、一対のシリンダ105、106と、各シリンダ1
05、106内にシール109、110を介し往復移動
可能に挿入されるプランジャ107、108と、そのプ
ランジャ107、108の駆動力を発生する駆動装置
と、カム機構とを備える。その駆動装置はモータ115
を有し、そのカム機構はそのモータ115により回転駆
動される一対のカム113、114と、プランジャ10
7、108に取り付けられたローラ状のカムフォロア1
11、112とを有する。各カム113、114の回転
によりカムフォロア111、112を介し各プランジャ
107、108は周期的に吐出方向(図において右方)
に押される。また、各シリンダ105、106にはリタ
ーンスプリング116、117が内蔵され、各プランジ
ャ107、108を吸入方向(図において左方)へ付勢
する。各シリンダ105、106は、逆止弁102、1
04が設けられている入口と、逆止弁101、103が
設けられている出口とを有し、その入口は液体タンク1
20に接続され、その出口は互いに接続されている。
【0003】そのカム113、114の回転によりプラ
ンジャ107、108が吐出方向に移動することでシリ
ンダ105、106から液体が吐出され、そのリターン
スプリング116、117の弾性力によりプランジャ1
07、108が吸入方向に移動することでシリンダ10
5、106に液体が吸入される。
ンジャ107、108が吐出方向に移動することでシリ
ンダ105、106から液体が吐出され、そのリターン
スプリング116、117の弾性力によりプランジャ1
07、108が吸入方向に移動することでシリンダ10
5、106に液体が吸入される。
【0004】その両シリンダ105、106から吐出さ
れる液体が無脈流になるように、両カム113、114
の輪郭面が定められている。
れる液体が無脈流になるように、両カム113、114
の輪郭面が定められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のポンプによ
り高圧の液体を大量に送り出すためにはリターンスプリ
ング116、117の弾性力を大きくする必要がある。
そうすると、ポンプの構成部材の強度や駆動力等も大き
くする必要があるため、大型化すると共に製造コストが
増大するという問題がある。また、リターンスプリング
116、117の弾性力が大きくなると、上記カムフォ
ロア111、112に作用する力が大きくなるため、そ
のカムフォロア111、112の耐久性が低下してしま
う。さらに、高圧の液体を吐出するためにはシリンダ1
05、106とプランジャ107、108との間へのシ
ール109、110の嵌め合いを密にする必要がある
が、そうするとプランジャ107、108とシール10
9、110との摩擦が大きくなるため、リターンスプリ
ング116、117の弾性力ではプランジャ107、1
08を円滑に作動させることができなくなり、プランジ
ャ107、108の動きが断続的になってカム113、
114とカムフォロア111、112との衝突によるハ
ンマー音が発生する。
り高圧の液体を大量に送り出すためにはリターンスプリ
ング116、117の弾性力を大きくする必要がある。
そうすると、ポンプの構成部材の強度や駆動力等も大き
くする必要があるため、大型化すると共に製造コストが
増大するという問題がある。また、リターンスプリング
116、117の弾性力が大きくなると、上記カムフォ
ロア111、112に作用する力が大きくなるため、そ
のカムフォロア111、112の耐久性が低下してしま
う。さらに、高圧の液体を吐出するためにはシリンダ1
05、106とプランジャ107、108との間へのシ
ール109、110の嵌め合いを密にする必要がある
が、そうするとプランジャ107、108とシール10
9、110との摩擦が大きくなるため、リターンスプリ
ング116、117の弾性力ではプランジャ107、1
08を円滑に作動させることができなくなり、プランジ
ャ107、108の動きが断続的になってカム113、
114とカムフォロア111、112との衝突によるハ
ンマー音が発生する。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできる無脈流プランジャポンプを提供することを
目的とする。
ことのできる無脈流プランジャポンプを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
対のシリンダと、各シリンダ内に往復移動可能に挿入さ
れたプランジャと、各プランジャを周期的に吐出方向に
移動させるための駆動力を発生する駆動装置と、その駆
動力を各プランジャに伝達するカム機構とを備え、対と
なるプランジャが互いに逆方向に往復移動することで流
体の吸入と吐出とを行なう無脈流プランジャポンプにお
いて、その対となるプランジャは、お互いに他方が吐出
方向へ移動する力を利用して吸入方向に相対移動するこ
とができるように、連動機構によって連動され、その連
動機構は、プランジャの吸入方向への弾性力を作用させ
るバネを介しプランジャの往復移動方向に変位可能に支
持されている。
対のシリンダと、各シリンダ内に往復移動可能に挿入さ
れたプランジャと、各プランジャを周期的に吐出方向に
移動させるための駆動力を発生する駆動装置と、その駆
動力を各プランジャに伝達するカム機構とを備え、対と
なるプランジャが互いに逆方向に往復移動することで流
体の吸入と吐出とを行なう無脈流プランジャポンプにお
いて、その対となるプランジャは、お互いに他方が吐出
方向へ移動する力を利用して吸入方向に相対移動するこ
とができるように、連動機構によって連動され、その連
動機構は、プランジャの吸入方向への弾性力を作用させ
るバネを介しプランジャの往復移動方向に変位可能に支
持されている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、対となるプランジャは連動
機構を介し互いに他方が吐出方向へ移動する力を利用し
て吸入方向へ相対移動するので、吸入時にプランジャの
一方を吸入方向へリターンスプリングの弾性力により移
動させるのに比べ、各プランジャを駆動する力を低減で
きる。その連動機構は、プランジャの往復移動方向にバ
ネを介し変位可能に支持されているので、両シリンダか
ら吐出される液体が無脈流になるようにカム輪郭面形状
に応じて往復移動する両プランジャの動きに対応して変
位することができる。これにより、吸入時においては、
プランジャの一方は吸入方向へ駆動装置の発する駆動力
に基づき移動することになり、かつ、連動機構を介しプ
ランジャの吸入方向への弾性力が作用するので、吸入方
向へ円滑に移動することができる。
機構を介し互いに他方が吐出方向へ移動する力を利用し
て吸入方向へ相対移動するので、吸入時にプランジャの
一方を吸入方向へリターンスプリングの弾性力により移
動させるのに比べ、各プランジャを駆動する力を低減で
きる。その連動機構は、プランジャの往復移動方向にバ
ネを介し変位可能に支持されているので、両シリンダか
ら吐出される液体が無脈流になるようにカム輪郭面形状
に応じて往復移動する両プランジャの動きに対応して変
位することができる。これにより、吸入時においては、
プランジャの一方は吸入方向へ駆動装置の発する駆動力
に基づき移動することになり、かつ、連動機構を介しプ
ランジャの吸入方向への弾性力が作用するので、吸入方
向へ円滑に移動することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1、図2に示す無脈流プランジャポンプ
1は、液体クロマトグラフィーのためのキャリヤ液を無
脈流で吐出するものであり、一対のシリンダ4、5と、
各シリンダ4、5内にシール16、17を介し軸方向に
往復移動可能に挿入されるプランジャ(往復部材)6、
7と、そのプランジャ6、7を周期的に吐出方向に移動
させるための駆動力を発生する駆動装置と、対となるプ
ランジャ6、7を連動させる連動機構27と、それらシ
リンダ4、5、プランジャ6、7、駆動装置および連動
機構27が取り付けられるハウジングとを備える。
1は、液体クロマトグラフィーのためのキャリヤ液を無
脈流で吐出するものであり、一対のシリンダ4、5と、
各シリンダ4、5内にシール16、17を介し軸方向に
往復移動可能に挿入されるプランジャ(往復部材)6、
7と、そのプランジャ6、7を周期的に吐出方向に移動
させるための駆動力を発生する駆動装置と、対となるプ
ランジャ6、7を連動させる連動機構27と、それらシ
リンダ4、5、プランジャ6、7、駆動装置および連動
機構27が取り付けられるハウジングとを備える。
【0011】各シリンダ4、5はハウジングに固定さ
れ、軸方向が平行となるよう並列する円筒状のシリンダ
本体4a、5aと、各シリンダ本体4a、5aの一端に
設けられた出入り口とを有し、各入り口は逆止弁12、
14と共通の吸入用配管18を介しキャリア液3のリザ
ーバ容器2に接続され、各出口は逆止弁11、13を介
し共通の吐出用配管19に接続されている。
れ、軸方向が平行となるよう並列する円筒状のシリンダ
本体4a、5aと、各シリンダ本体4a、5aの一端に
設けられた出入り口とを有し、各入り口は逆止弁12、
14と共通の吸入用配管18を介しキャリア液3のリザ
ーバ容器2に接続され、各出口は逆止弁11、13を介
し共通の吐出用配管19に接続されている。
【0012】各プランジャ6、7は、シリンダ4、5の
外部においてハウジングに固定されたホルダー20、2
1に、軸方向に往復移動可能に支持されている。これに
より、各プランジャは前記シール16、17とホルダー
20、21とにより2位置で支持されるので、軸方向に
安定して往復移動する。
外部においてハウジングに固定されたホルダー20、2
1に、軸方向に往復移動可能に支持されている。これに
より、各プランジャは前記シール16、17とホルダー
20、21とにより2位置で支持されるので、軸方向に
安定して往復移動する。
【0013】その駆動装置は、ハウジングに固定された
モータ10と、このモータ10によりチェーン巻き掛け
伝動機構26を介し回転駆動されるカム軸24とを有す
る。そのカム軸24は、ハウジングに固定されたホルダ
ー25に回転可能に支持されている。
モータ10と、このモータ10によりチェーン巻き掛け
伝動機構26を介し回転駆動されるカム軸24とを有す
る。そのカム軸24は、ハウジングに固定されたホルダ
ー25に回転可能に支持されている。
【0014】そのカム軸24に一対のカム8、9が固定
され、各プランジャ6、7にローラ状のカムフォロア2
2、23が回転可能に取り付けられている。各カム8、
9の外周の輪郭面に追従してカムフォロア22、23を
介し各プランジャ6、7が往復移動することで、各シリ
ンダ4、5からキャリア液3の吐出と吸入がなされる。
両カム8、9の外周の輪郭面は、図2においては略記し
ているが、両シリンダ4、5から共通の吐出用配管19
を介し吐出される液体が無脈流になるように定められ
る。例えば、図3において、一点鎖線は一方のシリンダ
4における両カム8、9の回転角度に対する液体の吸入
流量および吐出流量の関係を示し、二点鎖線は他方のシ
リンダ5における両カム8、9の回転角度に対する液体
の吸入流量および吐出流量の関係を示し、両シリンダ
4、5から共通の吐出用配管19を介し吐出される液体
の流量が一定値Qとなって脈流が生じないように、両カ
ム8、9の輪郭面が定められる。
され、各プランジャ6、7にローラ状のカムフォロア2
2、23が回転可能に取り付けられている。各カム8、
9の外周の輪郭面に追従してカムフォロア22、23を
介し各プランジャ6、7が往復移動することで、各シリ
ンダ4、5からキャリア液3の吐出と吸入がなされる。
両カム8、9の外周の輪郭面は、図2においては略記し
ているが、両シリンダ4、5から共通の吐出用配管19
を介し吐出される液体が無脈流になるように定められ
る。例えば、図3において、一点鎖線は一方のシリンダ
4における両カム8、9の回転角度に対する液体の吸入
流量および吐出流量の関係を示し、二点鎖線は他方のシ
リンダ5における両カム8、9の回転角度に対する液体
の吸入流量および吐出流量の関係を示し、両シリンダ
4、5から共通の吐出用配管19を介し吐出される液体
の流量が一定値Qとなって脈流が生じないように、両カ
ム8、9の輪郭面が定められる。
【0015】その連動機構27は、対となるプランジャ
6、7の一方が吐出方向に駆動される場合は、その駆動
力を利用してプランジャ6、7の他方を一方に対し吸入
方向(図において左方)に相対移動させ、対となるプラ
ンジャ6、7の他方が吐出方向に駆動される場合は、そ
の駆動力を利用してプランジャ6、7の一方を他方に対
し吸入方向に相対移動させるものである。すなわち、そ
の連動機構27はリンクロッド28を有し、そのリンク
ロッド28の一端は一方のプランジャ6に連結具28a
を介し相対回転可能に連結され、他端は他方のプランジ
ャ7に連結具28bを介し相対回転可能に連結され、中
央部は支持部材29に連結具28cを介し相対回転可能
に連結されている。その支持部材29は、圧縮コイルバ
ネ30を介しハウジング32に支持され、これにより、
リンクロッド28はプランジャ6、7の往復移動方向に
変位可能とされている。また、そのバネ30はプランジ
ャ6、7の吸入方向への弾性力を支持部材29に作用さ
せる。これより、一方のプランジャ6が他方のプランジ
ャ7に対し相対的に吐出方向に移動すると、リンクロッ
ド28が中央部回りに揺動し、この揺動により他方のプ
ランジャ7は一方のプランジャ6に対し相対的に吸入方
向に移動する。同様に、他方のプランジャ7が一方のプ
ランジャ6に対し相対的に吐出方向に移動すると、リン
クロッド28が中央部回りに揺動し、この揺動により一
方のプランジャ6は他方のプランジャ7に対し相対的に
吸入方向に移動する。
6、7の一方が吐出方向に駆動される場合は、その駆動
力を利用してプランジャ6、7の他方を一方に対し吸入
方向(図において左方)に相対移動させ、対となるプラ
ンジャ6、7の他方が吐出方向に駆動される場合は、そ
の駆動力を利用してプランジャ6、7の一方を他方に対
し吸入方向に相対移動させるものである。すなわち、そ
の連動機構27はリンクロッド28を有し、そのリンク
ロッド28の一端は一方のプランジャ6に連結具28a
を介し相対回転可能に連結され、他端は他方のプランジ
ャ7に連結具28bを介し相対回転可能に連結され、中
央部は支持部材29に連結具28cを介し相対回転可能
に連結されている。その支持部材29は、圧縮コイルバ
ネ30を介しハウジング32に支持され、これにより、
リンクロッド28はプランジャ6、7の往復移動方向に
変位可能とされている。また、そのバネ30はプランジ
ャ6、7の吸入方向への弾性力を支持部材29に作用さ
せる。これより、一方のプランジャ6が他方のプランジ
ャ7に対し相対的に吐出方向に移動すると、リンクロッ
ド28が中央部回りに揺動し、この揺動により他方のプ
ランジャ7は一方のプランジャ6に対し相対的に吸入方
向に移動する。同様に、他方のプランジャ7が一方のプ
ランジャ6に対し相対的に吐出方向に移動すると、リン
クロッド28が中央部回りに揺動し、この揺動により一
方のプランジャ6は他方のプランジャ7に対し相対的に
吸入方向に移動する。
【0016】上記構成によれば、カム軸24を回転駆動
して一対のカム8、9を回転させると、そのカム輪郭面
形状に応じて一対のプランジャ6、7が往復移動し、一
対のシリンダ4、5から吐出用配管19を介しキャリヤ
液3が無脈流で吐出され、また、各シリンダ4、5内に
リザーバ容器2からキャリヤ液3が吸入される。その対
となるプランジャ6、7は、連動機構27を介し互いに
他方が吐出方向へ駆動する力を利用して吸入方向へ相対
移動するので、各プランジャ6、7を吸入方向へリター
ンスプリングの弾性力により移動させるのに比べ、各プ
ランジャ6、7を駆動する力を低減でき、キャリヤ液3
を高圧かつ大量に送り出す場合であっても小型化してコ
ストを低減できる。また、各プランジャ6、7に作用す
る力が低減されるので、カムフォロア22、23の耐久
性を向上できる。その連動機構27のリンクロッド28
は、プランジャ6、7の往復移動方向に変位可能にバネ
30を介し支持されているので、両シリンダ4、5から
吐出される液体が無脈流になるようにカム8、9の輪郭
面形状に応じて往復移動する両プランジャ6、7の動き
に対応して変位することができる。これにより、吐出時
においては、両プランジャ6、7が共に吐出方向に移動
するので、連動機構27のリンクロッド28は吐出方向
に変位してバネ30を圧縮することができる。また、吸
入時においては、各プランジャ6、7の一方は、駆動装
置の発する駆動力に基づき吸入方向へ移動することにな
り、かつ、吸入方向に変位するリンクロッド28を介し
吐出時に圧縮されたバネの弾性力が作用するので、吸入
方向へ円滑に移動し、カム8、9とカムフォロア22、
23との衝突によるハンマー音の発生を防止することが
できる。
して一対のカム8、9を回転させると、そのカム輪郭面
形状に応じて一対のプランジャ6、7が往復移動し、一
対のシリンダ4、5から吐出用配管19を介しキャリヤ
液3が無脈流で吐出され、また、各シリンダ4、5内に
リザーバ容器2からキャリヤ液3が吸入される。その対
となるプランジャ6、7は、連動機構27を介し互いに
他方が吐出方向へ駆動する力を利用して吸入方向へ相対
移動するので、各プランジャ6、7を吸入方向へリター
ンスプリングの弾性力により移動させるのに比べ、各プ
ランジャ6、7を駆動する力を低減でき、キャリヤ液3
を高圧かつ大量に送り出す場合であっても小型化してコ
ストを低減できる。また、各プランジャ6、7に作用す
る力が低減されるので、カムフォロア22、23の耐久
性を向上できる。その連動機構27のリンクロッド28
は、プランジャ6、7の往復移動方向に変位可能にバネ
30を介し支持されているので、両シリンダ4、5から
吐出される液体が無脈流になるようにカム8、9の輪郭
面形状に応じて往復移動する両プランジャ6、7の動き
に対応して変位することができる。これにより、吐出時
においては、両プランジャ6、7が共に吐出方向に移動
するので、連動機構27のリンクロッド28は吐出方向
に変位してバネ30を圧縮することができる。また、吸
入時においては、各プランジャ6、7の一方は、駆動装
置の発する駆動力に基づき吸入方向へ移動することにな
り、かつ、吸入方向に変位するリンクロッド28を介し
吐出時に圧縮されたバネの弾性力が作用するので、吸入
方向へ円滑に移動し、カム8、9とカムフォロア22、
23との衝突によるハンマー音の発生を防止することが
できる。
【0017】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、連動機構の構成はリンクロッドを
用いるものに限定されず、図4に示すように、各プラン
ジャ6、7にそれぞれラック40、41を連結し、両ラ
ック40、41に噛み合うピニオン42を支持部材43
により回転可能に支持し、その支持部材43をガイド4
4によりプランジャ6、7の往復移動方向に変位可能に
支持し、その支持部材43にバネ30により弾性力を作
用するようにしてもよい。なお、図4において他は上記
実施例と同様で同一部分は同一符号で示す。
のではない。例えば、連動機構の構成はリンクロッドを
用いるものに限定されず、図4に示すように、各プラン
ジャ6、7にそれぞれラック40、41を連結し、両ラ
ック40、41に噛み合うピニオン42を支持部材43
により回転可能に支持し、その支持部材43をガイド4
4によりプランジャ6、7の往復移動方向に変位可能に
支持し、その支持部材43にバネ30により弾性力を作
用するようにしてもよい。なお、図4において他は上記
実施例と同様で同一部分は同一符号で示す。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、高圧の液体を大量に送
り出す無脈流プランジャポンプの小型化、低コスト化を
図れ、カムフォロアの耐久性を向上でき、さらに、カム
とカムフォロアとの衝突を防止して騒音を低減できる。
り出す無脈流プランジャポンプの小型化、低コスト化を
図れ、カムフォロアの耐久性を向上でき、さらに、カム
とカムフォロアとの衝突を防止して騒音を低減できる。
【図1】本発明の実施例のプランジャポンプの構成図
【図2】本発明の実施例のプランジャポンプの部分側面
図
図
【図3】無脈流プランジャポンプにおけるカムの回転角
度と吐出流量との関係例を示す図
度と吐出流量との関係例を示す図
【図4】本発明の変形例を示すプランジャポンプの構成
図
図
【図5】従来例を示すプランジャポンプの構成図
4、5 シリンダ 6、7 プランジャ 8、9 カム 22、23 カムフォロア 27 連動機構 30 バネ
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも一対のシリンダと、各シリン
ダ内に往復移動可能に挿入されたプランジャと、各プラ
ンジャを周期的に吐出方向に移動させるための駆動力を
発生する駆動装置と、その駆動力を各プランジャに伝達
するカム機構とを備え、対となるプランジャが互いに逆
方向に往復移動することで流体の吸入と吐出とを行なう
無脈流プランジャポンプにおいて、その対となるプラン
ジャは、お互いに他方が吐出方向へ移動する力を利用し
て吸入方向に相対移動することができるように、連動機
構によって連動され、その連動機構は、プランジャの吸
入方向への弾性力を作用させるバネを介しプランジャの
往復移動方向に変位可能に支持されていることを特徴と
する無脈流プランジャポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5151102A JPH06336974A (ja) | 1993-05-29 | 1993-05-29 | 無脈流プランジャポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5151102A JPH06336974A (ja) | 1993-05-29 | 1993-05-29 | 無脈流プランジャポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336974A true JPH06336974A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=15511392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5151102A Pending JPH06336974A (ja) | 1993-05-29 | 1993-05-29 | 無脈流プランジャポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06336974A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108506184A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-09-07 | 四川省机械研究设计院 | 一种无脉动大行程柱塞泵 |
JP2022501538A (ja) * | 2018-09-06 | 2022-01-06 | サイティバ・スウェーデン・アクチボラグ | ポンプにおける改善およびポンプに関係する改善 |
-
1993
- 1993-05-29 JP JP5151102A patent/JPH06336974A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108506184A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-09-07 | 四川省机械研究设计院 | 一种无脉动大行程柱塞泵 |
CN108506184B (zh) * | 2018-05-03 | 2023-10-27 | 四川省机械研究设计院(集团)有限公司 | 一种无脉动大行程柱塞泵 |
JP2022501538A (ja) * | 2018-09-06 | 2022-01-06 | サイティバ・スウェーデン・アクチボラグ | ポンプにおける改善およびポンプに関係する改善 |
JP2023001305A (ja) * | 2018-09-06 | 2023-01-04 | サイティバ・スウェーデン・アクチボラグ | ポンプにおける改善およびポンプに関係する改善 |
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