JPH06336880A - 自動ドアの制御装置 - Google Patents
自動ドアの制御装置Info
- Publication number
- JPH06336880A JPH06336880A JP5122990A JP12299093A JPH06336880A JP H06336880 A JPH06336880 A JP H06336880A JP 5122990 A JP5122990 A JP 5122990A JP 12299093 A JP12299093 A JP 12299093A JP H06336880 A JPH06336880 A JP H06336880A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- door
- speed
- automatic door
- proportional gain
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】質量検出部14で算出されたドアの質量Mと、
予め分かっている比例定数kとから、速度調節器10の
比例ゲインpを求めることができる。すなわち、p=k
*Mとなる。図1に示した乗算器12では、質量検出部
14から得られた質量Mに対して上記演算を施し比例ゲ
インpを求めると共に、△V=Vref−Vistから
p*△Vを求める。さらに、△Vを時間積分した項を求
め、モータ電流指令値Irefを電流調節器9に供給す
る。 【効果】速度調節器の比例ゲインを自動的に設定できる
ため、異なる質量のドアに対して無調整で安定にドアを
制御することができるようになる。
予め分かっている比例定数kとから、速度調節器10の
比例ゲインpを求めることができる。すなわち、p=k
*Mとなる。図1に示した乗算器12では、質量検出部
14から得られた質量Mに対して上記演算を施し比例ゲ
インpを求めると共に、△V=Vref−Vistから
p*△Vを求める。さらに、△Vを時間積分した項を求
め、モータ電流指令値Irefを電流調節器9に供給す
る。 【効果】速度調節器の比例ゲインを自動的に設定できる
ため、異なる質量のドアに対して無調整で安定にドアを
制御することができるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ドアを安定に制御
するための制御装置に関する。
するための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来から知られている自動ドア
の制御装置を示す構成例である。本図において、1は制
御対象となる自動ドアであり、モータ5が回転すると、
滑車3a,3bにかけられたベルト2とドア1との両方
に固定された固定金具4が動くため、ドア1も動くこと
になる。
の制御装置を示す構成例である。本図において、1は制
御対象となる自動ドアであり、モータ5が回転すると、
滑車3a,3bにかけられたベルト2とドア1との両方
に固定された固定金具4が動くため、ドア1も動くこと
になる。
【0003】6はモータ5の動きを検出するための2相
パルスエンコーダであり、この出力信号は速度・位置検
出器8に導かれる。速度・位置検出器8の一つの出力で
ある位置検出信号xは速度設定器11に導かれる。速度
設定器11では、運転指令が入ると検出位置やその他の
条件に対応した速度指令値Vrefを出力し、この速度
指令値Vrefは速度調節器10に導かれる。速度調節
器10はP−I(比例−積分)調節器であり、速度指令
値Vrefと速度・位置検出器8のもう一つの出力であ
る速度指令値Vistとの差△V(=Vref−Vis
t)から、この△Vに比例する項p*△V(ここで、p
はドアの質量に比例する定数:比例ゲイン)と△Vを時
間積分した項の和を演算し、モータ電流指令値Iref
として出力する。電流調節器9は、この電流指令値Ir
efに相当する電流がモータ5に流れるよう電流を調節
する。このような自動ドアの制御装置においては、従
来、速度調節器10の比例ゲイン(定数)pは経験に基
づき固定された値に予め設定されているか、あるいは、
ドア据え付け時にドアを動かしながらドアが安定に動作
するように調整される。
パルスエンコーダであり、この出力信号は速度・位置検
出器8に導かれる。速度・位置検出器8の一つの出力で
ある位置検出信号xは速度設定器11に導かれる。速度
設定器11では、運転指令が入ると検出位置やその他の
条件に対応した速度指令値Vrefを出力し、この速度
指令値Vrefは速度調節器10に導かれる。速度調節
器10はP−I(比例−積分)調節器であり、速度指令
値Vrefと速度・位置検出器8のもう一つの出力であ
る速度指令値Vistとの差△V(=Vref−Vis
t)から、この△Vに比例する項p*△V(ここで、p
はドアの質量に比例する定数:比例ゲイン)と△Vを時
間積分した項の和を演算し、モータ電流指令値Iref
として出力する。電流調節器9は、この電流指令値Ir
efに相当する電流がモータ5に流れるよう電流を調節
する。このような自動ドアの制御装置においては、従
来、速度調節器10の比例ゲイン(定数)pは経験に基
づき固定された値に予め設定されているか、あるいは、
ドア据え付け時にドアを動かしながらドアが安定に動作
するように調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり従来の
制御装置では、速度調節器10の比例ゲインpが予め設
定されている場合には、ある決まった質量範囲のドアに
しか本装置を適用できず、これを越える質量のドアを制
御しようとすると制御が不安定になるという欠点があ
る。また、比例ゲインpが可変の場合には、ドア据え付
け時にその都度比例ゲインpの調節をしなければならな
いという煩わしさがある。
制御装置では、速度調節器10の比例ゲインpが予め設
定されている場合には、ある決まった質量範囲のドアに
しか本装置を適用できず、これを越える質量のドアを制
御しようとすると制御が不安定になるという欠点があ
る。また、比例ゲインpが可変の場合には、ドア据え付
け時にその都度比例ゲインpの調節をしなければならな
いという煩わしさがある。
【0005】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、異
なる質量のドアに対しても、無調整で安定した開閉をす
ることができる制御装置を提供することにある。
なる質量のドアに対しても、無調整で安定した開閉をす
ることができる制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、自動ドアの速度指令値と速度検出値と
の差に関連して決定される比例項を制御要因とした自動
ドアの制御装置において、制御すべきドアの質量を検出
する質量検出手段と、前記ドアの質量に基づいて、前記
比例項を設定する演算手段とを具備したものである。
めに、本発明は、自動ドアの速度指令値と速度検出値と
の差に関連して決定される比例項を制御要因とした自動
ドアの制御装置において、制御すべきドアの質量を検出
する質量検出手段と、前記ドアの質量に基づいて、前記
比例項を設定する演算手段とを具備したものである。
【0007】
【作用】本発明は、少なくとも比例項のある速度調節系
を有する自動ドアの制御装置において、比例項がドア質
量に比例して変わるようにしたものである。換言すれ
ば、ドアの質量を検出して、速度調節器の比例ゲインp
に反映させることにより、安定した自動ドアの制御を可
能としたものである。
を有する自動ドアの制御装置において、比例項がドア質
量に比例して変わるようにしたものである。換言すれ
ば、ドアの質量を検出して、速度調節器の比例ゲインp
に反映させることにより、安定した自動ドアの制御を可
能としたものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施例を示すブロック図である。本図
において、従来例として示した図2と同一の機能を果た
すブロックには、同一の番号を付してある。本実施例と
図2に示した従来例との相違は、破線で囲んだ乗算器1
2および質量検出部14を備えている点にある。
1は、本発明の一実施例を示すブロック図である。本図
において、従来例として示した図2と同一の機能を果た
すブロックには、同一の番号を付してある。本実施例と
図2に示した従来例との相違は、破線で囲んだ乗算器1
2および質量検出部14を備えている点にある。
【0009】次に、質量検出部14におけるドアの質量
検出原理を説明する。ドア1の質量Mはドアに対する推
進力Fに比例し、加速度αに反比例する。すなわち、
検出原理を説明する。ドア1の質量Mはドアに対する推
進力Fに比例し、加速度αに反比例する。すなわち、
【0010】
【数1】M=F/α …(1) ここで加速度aは、ドアの速度変化分V1と加速に費や
した時間Tとから、
した時間Tとから、
【0011】
【数2】α=V1/T …(2) したがって、
【0012】
【数3】M=F*T/V1 …(3) となるため、予め駆動装置(モータ5)の推進力が分か
っていれは、ドア1の質量Mを演算で求めることができ
る。そこで、上記(3)式に従って算出されたドアの質
量Mと、予め分かっている比例定数kとから、速度調節
器10の比例ゲインpを求めることができる。すなわ
ち、
っていれは、ドア1の質量Mを演算で求めることができ
る。そこで、上記(3)式に従って算出されたドアの質
量Mと、予め分かっている比例定数kとから、速度調節
器10の比例ゲインpを求めることができる。すなわ
ち、
【0013】
【数4】p=k*M …(4) となる。図1に示した乗算器12では、質量検出部14
から得られた質量Mに対して上記(4)式の演算を施し
比例ゲインpを求めると共に、
から得られた質量Mに対して上記(4)式の演算を施し
比例ゲインpを求めると共に、
【0014】
【数5】△V=Vref−Vist …(5) からp*△Vを求める。さらに、△Vを時間積分した項
を求め、モータ電流指令値Irefを電流調節器9に供
給する。図3は、質量検出部14をソフトウェアで実現
する場合の処理手順を示すフローチャートの一例であ
る。この処理においては、速度がV10(ステップS
2)からV11(ステップS5)に変化するまでの時間
Tを計測して(ステップS7)、加速度αを求め(ステ
ップS8)、それをもとにドア質量Mを求めている(ス
テップS9)。
を求め、モータ電流指令値Irefを電流調節器9に供
給する。図3は、質量検出部14をソフトウェアで実現
する場合の処理手順を示すフローチャートの一例であ
る。この処理においては、速度がV10(ステップS
2)からV11(ステップS5)に変化するまでの時間
Tを計測して(ステップS7)、加速度αを求め(ステ
ップS8)、それをもとにドア質量Mを求めている(ス
テップS9)。
【0015】なお、加速度αは一定時間内の速度変化を
検出して求めることもできる。また、ドアの質量Mは経
時変化がほとんどないので、質量演算処理は原則的には
1回だけ行えば十分である。
検出して求めることもできる。また、ドアの質量Mは経
時変化がほとんどないので、質量演算処理は原則的には
1回だけ行えば十分である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、自
動ドアの質量を検出して、速度調節器の比例ゲインを自
動的に設定できるため、異なる質量のドアに対して無調
整で安定にドアを制御することができるようになる。
動ドアの質量を検出して、速度調節器の比例ゲインを自
動的に設定できるため、異なる質量のドアに対して無調
整で安定にドアを制御することができるようになる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来から知られている自動ドア制御装置の構成
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図3】質量検出部14における処理手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
1 ドア 2 ベルト 3a,3b 滑車 4 固定金具 5 モータ 6 パルスエンコーダ 8 速度・位置検出器 9 電流調節器 10 速度調節器 11 速度設定器 12 乗算器 14 質量検出部
Claims (1)
- 【請求項1】自動ドアの速度指令値と速度検出値との差
に関連して決定される比例項を制御要因とした自動ドア
の制御装置において、制御すべきドアの質量を検出する
質量検出手段と、前記ドアの質量に基づいて、前記比例
項を設定する演算手段とを具備したことを特徴とする自
動ドアの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5122990A JPH06336880A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 自動ドアの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5122990A JPH06336880A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 自動ドアの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336880A true JPH06336880A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14849561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5122990A Pending JPH06336880A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 自動ドアの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06336880A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017064875A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | ファナック株式会社 | 開閉速度を変更可能なドアを有する加工機械 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP5122990A patent/JPH06336880A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017064875A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | ファナック株式会社 | 開閉速度を変更可能なドアを有する加工機械 |
US10246929B2 (en) | 2015-10-01 | 2019-04-02 | Fanuc Corporation | Machine tool |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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