JPH06336841A - 規格型集合住宅を施工するときに用いる梁鉄筋先組用支持具 - Google Patents

規格型集合住宅を施工するときに用いる梁鉄筋先組用支持具

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JPH06336841A
JPH06336841A JP12450193A JP12450193A JPH06336841A JP H06336841 A JPH06336841 A JP H06336841A JP 12450193 A JP12450193 A JP 12450193A JP 12450193 A JP12450193 A JP 12450193A JP H06336841 A JPH06336841 A JP H06336841A
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JP
Japan
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support
floor
constructing
construction
apartment house
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JP12450193A
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Toshihiko Nagai
俊彦 長井
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梁鉄筋の配筋・組立時にこれを支持して、梁
鉄筋を先組し、これにより規格型集合住宅の施工のロー
コスト化を図ることのできる規格型集合住宅を施工する
ときに用いる梁鉄筋先組用支持具を提供することを目的
とする。 【構成】 鉄筋コンクリート造のマンションの躯体を構
成する梁鉄筋Aを型枠工事に先行して組み立てるとき
に、この梁鉄筋Aを支持するための支持具Bであって、
組立すべき梁鉄筋Aを跨ぐように配置した自立可能な門
型フレーム5と、門型フレーム5の水平部5bに吊下し
た、梁鉄筋Aを支持するための吊り部材9とを備え、さ
らに吊り部材9を上下方向に移動可能とする高さ調整機
構10を備えてなる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、マンションな
どの規格型集合住宅の躯体を構成する鉄筋コンクリート
造の梁を施工するときに、型枠工事に先行して梁鉄筋を
配筋するに際し、梁鉄筋を支持するのに好適な規格型集
合住宅を施工するときに用いる梁鉄筋先組用支持具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばマンションなどの規格型集
合住宅においては、その価格が直接、需要者である一般
庶民にはねかえるため、価格を抑さえるために、その施
工に際する費用のローコスト化が必須の課題となってい
る。このようなマンション施工に際するローコスト化に
は、使用材料の共通化,ユニット化、構造の工夫による
施工の容易化等、様々な工夫が施されているが、ローコ
スト化にも限界があるのが現状である。マンション施工
に際するローコスト化を図る手段の一つとして、施工作
業時に生じている作業ロスを低減するという方法があ
る。
【0003】例えば、従来、このようなマンションの施
工に際して、鉄筋コンクリート造の躯体の構築は、各施
工階において、 柱,壁鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) 柱,壁,梁,床型枠の組立(大工) 梁鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) 床鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) コンクリートの打設・養生 柱,壁,梁,床型枠の解体(土工) という施工順序で行い、このような作業を下層階から上
層階へ各施工階で繰り返すことにより、躯体を構築して
いる。しかし、このような施工順序では、鉄筋工による
柱鉄筋,梁鉄筋,床鉄筋の配筋・組立作業が分断されて
しまい、それぞれの配筋・組立作業を別々に行わなけれ
ばならなず、作業の効率が低下してしまう。また、大工
による型枠の組立作業についても、施工階の作業が完了
した後は、次の施工階にとりかかるまで長期間あいてし
まうことになる。すると、鉄筋工・大工の人員確保が困
難になり、人員コストの上昇を招いてしまう。これによ
り、上述したマンション施工のローコスト化の妨げとな
ってしまうという問題がある。
【0004】このような問題に対して、躯体、特に柱,
梁の施工順序を以下のようにすることが考えられる。 柱鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) 梁鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) 壁鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) 柱,壁,梁,床型枠の組立(大工) 床鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) コンクリートの打設・養生 柱,壁,梁,床型枠の解体(大工) このような施工順序とすれば、各施工階において、鉄筋
工、大工の作業をそれぞれまとめて行うことができると
共に、その施工サイクルを、鉄筋工ー大工ー鉄筋工ー大
工として、鉄筋工・大工の人員配置を効率良く行うこと
ができ、これにより上記各問題を解決することが可能に
なり、マンション施工のローコスト化を図ることができ
る。しかし、従来梁鉄筋を配筋・組立するに際しては、
この梁鉄筋を梁型枠で支持することにより行っており、
上記したように梁鉄筋を柱型枠,梁型枠の組立の前段で
先組するには、梁鉄筋がその自重により下方にたわむの
を防ぐため、梁型枠を組み立てるまでの間、梁鉄筋を仮
支持する支持具が必要となる。
【0005】このような梁鉄筋先組用の支持具として
は、以下のようなものが考えられる。図11に示すよう
に、支持具1は、鉛直方向に延びる単管からなる支持柱
2と、この支持柱2の上端に取り付けられた水平方向に
延びる支持部材3とから構成されている。この支持具1
を、梁鉄筋Aを組み立てすべき位置の鉛直下方の床4上
に仮設し、支持部材3の上面で梁鉄筋Aを配筋・組立す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の梁鉄筋先組用の支持具1では、梁鉄筋A
を組み立てた後に、梁型枠を組み立てるに際して、梁鉄
筋Aを支持する支持具1が邪魔になってしまうという問
題がある。本発明は、以上のような点を考慮してなされ
たもので、梁鉄筋の配筋・組立時にこれを支持して、梁
鉄筋を先組し、これにより規格型集合住宅の施工のロー
コスト化を図ることのできる規格型集合住宅を施工する
ときに用いる梁鉄筋先組用支持具を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
3階以上の階層を有しているとともに各階に複数の住戸
が順次隣接するように配置されていることにより、多数
の住戸が左右方向に連続しかつ上下方向に重ねられて設
けられており、それら多数の住戸のうちの少なくとも上
下に重なる住戸どうしは平面プランおよび立面プラン共
に同一に形成されてなる規格型集合住宅を施工するに際
し、該規格型集合住宅を構成する梁鉄筋を型枠工事に先
行して配筋するときに、該梁鉄筋を支持するための支持
具であって、組立すべき梁鉄筋を跨ぐように配置される
自立可能な門型フレームと、該門型フレームの上部に吊
下され、前記梁鉄筋を支持する吊り部材とを備えてなる
ことを特徴としている。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の規
格型集合住宅を施工するときに用いる梁鉄筋先組用支持
具において、前記吊り部材が、上下方向に移動可能な構
造とされていることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、支持具は、組立すべ
き梁鉄筋を跨ぐように配置した自立可能な門型フレーム
と、該門型フレームの上部に吊下して、該梁主筋の上端
筋を支持する吊り部材とを備える構成となっている。こ
の支持具を組立すべき梁の長手方向の両側に位置する柱
と柱の間に間隔をおいて配置して、まず上端筋を吊り部
材で支持して配筋し、これにスターラップ筋、下端筋を
配筋して、梁鉄筋を支持具で支持したまま組み立てる。
その後、梁鉄筋の周囲に梁型枠を組み立て、ここにコン
クリートを打設することにより、鉄筋コンクリート造の
梁が施工される。これにより梁型枠の組立に先行して梁
鉄筋を先組することが可能になる。
【0010】請求項2記載の発明では、支持具の吊り部
材を、上下方向に移動可能な構造とした。これにより、
梁鉄筋の周囲に梁型枠を組み立てた後に、この支持具を
取り外すに際し、吊り部材を梁鉄筋から容易に取り外せ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図10に示す一実
施例を参照して説明する。ここでは、例えばマンション
を施工するに際し、その躯体を構成する梁を施工すると
きに本発明に係る規格型集合住宅を施工するときに用い
る梁鉄筋先組用支持具を適用する場合の実施例を用いて
説明する。ここで、それに先だって、まず本発明により
施工されるマンションの一例を図3および図4を参照し
て説明する。
【0012】図3および図4に示すマンション(規格型
集合住宅)Mは、ローコスト化を主眼として設計された
ものである。マンションMに配置された各住戸Jは、平
面プランのみならず立面プランが、細部が異なるのみの
3タイプに限定され、しかも1階から最上階に至るまで
全く同一タイプの住戸Jが上下に重なった構成とされて
いる。このように規格化、単純化、共通化が徹底して図
られていることにより、このマンションMでは、その設
計作業が大幅に簡略化され、軽減化される。また、その
施工も各住戸J毎,各階毎の繰り返し作業が多くなるこ
とから、工程管理が容易になって労務費や現場管理費の
削減を図ることができ、また、作業効率の向上と施工精
度の向上が期待できる。さらには、各住戸J内の機器,
器具類等を共通化することによりこれらを一括大量購入
することが可能になり、その費用を削減することができ
る。これら諸々の経費節減効果の集積によって建設コス
トの削減を充分に実現し得るものである。
【0013】次に、本発明に係る規格型集合住宅を施工
するときに用いる梁鉄筋先組用支持具(以下、「支持
具」と称する)について説明する。図1および図2に示
すように、支持具Bは、鉛直方向に延びる一対の脚部5
a,5aと、この脚部5a,5aの上端部に、着脱自在
に架設された水平部(上部)5bとからなる門型フレー
ム5に、組み立てすべき梁鉄筋Aを支持する支持部6が
吊下された構成とされている。門型フレーム5のそれぞ
れの脚部5aは、その下端部にベース7を有している。
このベース7は、平面視長方形状で、その長辺を組み立
てすべき梁鉄筋Aの長手方向に一致させている。これに
より、門型フレーム5は自立可能な構成となっている。
【0014】図2に示すように、支持部6は、門型フレ
ーム5の水平部5bに沿って移動自在なスライド部材8
と、梁鉄筋Aを載置して支持するための吊り部材9と、
吊り部材9を上下方向に移動自在とする高さ調整機構1
0とから構成されている。
【0015】筒状のスライド部材8には、ストッパネジ
8aが備えられており、このストッパネジ8aをねじ込
むことにより、その先端が門型フレーム5の水平部5b
に押しつけられ、スライド部材8が位置決めされるよう
になっている。吊り部材9は、水平方向に延びる棒状の
部材からなり、その中心部に筒状のホルダー12が配設
されて、このホルダー12に対して吊り部材9が水平方
向に移動自在な構成とされている。このホルダー12に
は、前記スライド部材8と同様に、ストッパネジ12a
が備えられており、ストッパネジ12aをねじ込むこと
により、吊り部材9が位置決めされる構造となってい
る。高さ調整機構10は、スライド部材8に固定されて
下方に延びる逆ネジの形成された雄ネジ部材13と、ホ
ルダー12に固定されて上方に延びる雄ネジ部材14
と、これら雄ネジ部材13,14の間に配設されて、こ
れらに螺合したターンバックル15とから構成されてい
る。この構成により、ターンバックル15をいずれかの
方向に回転させれば、吊り部材9が上下方向に移動する
構成となっている。
【0016】このような構成の支持具Bでは、図1に示
したように、支持具Bを組立すべき梁鉄筋Aを跨ぐよう
に配置して、門型フレーム5の内方に脚立16,16を
立て、これに鉄筋工が上って梁鉄筋Aの組み立て作業を
行うものである。
【0017】次に、上記の支持具Bを適用して鉄筋コン
クリート造のマンションMを施工する方法について、図
1ないし図10を参照して説明する。
【0018】このようなマンションM(図3および図4
参照)の躯体17の、特に柱18,梁19の施工は、以
下のようにして行う。図5に示すように、まず、既に施
工の完了した床20から上方に突出した直下階の柱主筋
21aに、施工階の柱主筋21bを、圧接などにより接
合し、これにフープ筋22,22,…を配筋・固定し
て、それぞれ柱鉄筋23を組み立てる。また、これとと
もに、図示しない壁鉄筋を組み立てる。
【0019】次いで、組み立てるべき梁鉄筋Aの長手方
向において、隣り合う柱鉄筋23,23間に、間隔をお
いて支持具B,B,…を配置する。このとき、図1に示
したように、支持具Bの門型フレーム5を、組み立てる
べき梁鉄筋Aを跨ぐように配置する。なお、柱鉄筋2
3,23間に配置する支持具Bの数は、組み立てすべき
梁鉄筋Aがたわまないように、柱鉄筋23,23間の間
隔に対応させればよい。そして、柱鉄筋23,23間
に、組み立てすべき梁鉄筋Aの上端筋24,24を架設
する。このとき、各上端筋24の中間部を、図6に示す
ように、支持具Bの吊り部材9上に載置して支持し、下
方にたわまないようにする。次いで、図5および図7に
示すように、スターラップ筋25,25,…を配筋す
る。そして、このスターラップ筋25,25,…の下部
に下端筋26,26を配筋し、これら上端筋24,スタ
ーラップ筋25,下端筋26を結束線などで接合するこ
とにより、図1および図5に示した状態となり、その
後、スターラップ筋25,25,…の下部水平部にかぶ
りを確保するためのスペーサ(図示なし)を取り付け、
鉄筋工による梁鉄筋Aの組み立てが完了する。
【0020】次に、図8に示すように、大工により、各
柱鉄筋23(図5参照),壁鉄筋(図示なし)に柱型枠
27,壁型枠(図示なし)を組み立てた後、各梁鉄筋A
に、梁型枠28を組み立てる。このとき、梁鉄筋Aを支
持している支持具Bの吊り部材9が門型フレーム5に吊
下されているので、梁型枠28の組み立てに際してこの
支持具Bが邪魔になることがない。このようにして梁型
枠28の組み立てが完了して、梁鉄筋Aを梁型枠28で
支持できる状態となった時点で、支持具Bを取り外す。
支持具Bを取り外すには、図2に示した高さ調整機構1
0のターンバックル15を回して、吊り部材9を下降さ
せ、ホルダー12のストッパネジ12aを弛めて吊り部
材9を取り外せば、容易に支持具Bを取り外せる。この
際、スターラップ筋25の下部には、前記スペーサ(図
示なし)を取り付けておく。そして、図9に示すよう
に、梁型枠28の上面に、上階の床型枠29を組み立て
る。この工程までが大工による作業となる。
【0021】この後、鉄筋工により、床型枠29の上面
に床鉄筋(図示なし)を配筋する。そして、柱型枠2
7,壁型枠(図示なし),梁型枠28,床型枠29にコ
ンクリートを打設・養生する。そして、これら柱型枠2
7,壁型枠(図示なし),梁型枠28,床型枠29を、
大工が解体することにより、施工階の柱18,壁,梁1
9,および上階の床20の施工が完了する。
【0022】上記の作業を予め定められた人員の作業員
が所定日数で順次実施するように施工サイクルを設定
し、この施工サイクルを、下層階から上層階へ順次各施
工階で繰り返すことにより、図3に示したマンションM
の躯体17の施工が完了する。
【0023】なお、図3に示したように、躯体17の外
周部に位置する梁19aなど、前記支持具Bの門型フレ
ーム5の両方の脚部5a,5aを床20上に載置できな
い場合には、図10に示すような支持具31を用いる。
支持具31は、前記した支持具B(図1参照)の一方の
脚部5aを廃した構成となっており、そのかわりに、水
平部材5bを躯体17の外方に設けられた外部足場32
に連結して、この支持具31を支持している。この支持
具31を、前記支持具Bと同様にして用いることによ
り、躯体17の外周部に位置する梁19aにおいても、
梁鉄筋Aを先組することが可能になる。
【0024】上述したように、支持具Bでは、支持具B
の吊り部材9に、組立すべき梁鉄筋Aの上端筋24を載
置し、この上端筋24にスターラップ筋25,下端筋2
6を配筋することにより、梁鉄筋Aを、吊り部材9で支
持して下方にたわむのを防いだ状態で組み立てることが
できる。これにより、梁型枠28の組立の前段で梁鉄筋
Aを先組することが可能になり、各施工階での躯体17
の施工順序を、 柱鉄筋23の配筋・組立(鉄筋工) 梁鉄筋Aの配筋・組立(鉄筋工) 壁鉄筋(図示なし)の配筋・組立(鉄筋工) 柱型枠27,壁型枠(図示なし),梁型枠28,床
型枠29の組立(大工) 床鉄筋(図示なし)の配筋・組立(鉄筋工) コンクリートの打設・養生 柱型枠27,壁型枠(図示なし),梁型枠28,床
型枠29の解体(大工) とすることができる。したがって、各施工階において、
鉄筋工、大工の作業をそれぞれまとめて行うことができ
るとともに、その施工サイクルを鉄筋工ー大工ー鉄筋工
ー大工として、鉄筋工・大工の人員配置を効率良く行う
ことができる。これにより人員の確保がしやすくなり、
人員コストの低減化を図ることができる。また、このよ
うな施工サイクルを、予め定められた人員の作業員が所
定日数で順次実施するように設定し、この施工サイクル
を、下層階から上層階へ順次各施工階で繰り返すことに
より、マンションMを効率よく施工することができ、施
工のローコスト化を図ることができる。また、梁鉄筋A
を組み立てた後に、梁型枠28を組み立てるに際して、
支持具Bの吊り部材9が門型フレーム5の水平部5bか
ら吊下されているので、梁型枠28の組立作業の邪魔に
なることがなく、この点からも作業の効率化を図ること
ができる。さらに、支持具Bの吊り部材9を、高さ調整
機構10により上下方向に移動可能な構造とした。これ
により梁鉄筋Aの周囲に梁型枠28を組み立てた後に、
この支持具Bを取り外すに際し、高さ調整機構10で吊
り部材9を下降させれば、支持具Bを梁鉄筋Aから容易
に取り外すことができ、作業の効率化を図ることができ
る。また、この支持具Bを転用するに際しても、吊り部
材9の高さを変更できるので、この支持具Bを容易に転
用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る規
格型集合住宅を施工するときに用いる梁鉄筋先組用支持
具によれば、梁鉄筋を、吊り部材で支持して下方にたわ
むのを防いだ状態で組み立てることができる。これによ
り、梁型枠の組立の前段で梁鉄筋を先組することが可能
になり、各施工階での躯体の施工順序を、 柱鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) 梁鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) 壁鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) 柱,壁,梁,床型枠の組立(大工) 床鉄筋の配筋・組立(鉄筋工) コンクリートの打設・養生 柱,壁,梁,床型枠の解体(大工) とすることができる。したがって、各施工階において、
鉄筋工、大工の作業をそれぞれまとめて行うことができ
るとともに、その施工サイクルを鉄筋工ー大工ー鉄筋工
ー大工として、鉄筋工・大工の人員配置を効率良く行う
ことができる。これにより人員の確保がしやすくなり、
人員コストの低減化を図ることができる。また、このよ
うな施工サイクルを、予め定められた人員の作業員が所
定日数で順次実施するように設定し、この施工サイクル
を、下層階から上層階へ順次各施工階で繰り返すことに
より、規格型集合住宅を効率よく施工することができ、
施工のローコスト化を図ることができる。また、梁鉄筋
を組み立てた後に、梁型枠を組み立てるに際して、支持
具の吊り部材が門型フレームの上部から吊下されている
ので、梁型枠の組立作業の邪魔になることがなく、この
点からも作業の効率化を図ることができる。
【0026】請求項2に係る規格型集合住宅を施工する
ときに用いる梁鉄筋先組用支持具によれば、支持具の吊
り部材を上下方向に移動可能な構造とした、これにより
梁鉄筋の周囲に梁型枠を組み立てた後に、この支持具を
取り外すに際し、支持具を梁鉄筋から容易に取り外すこ
とができ、作業の効率化を図ることができる。また、こ
の支持具を他に転用するに際しても、吊り部材の高さを
変更できるので、この支持具を容易に転用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る規格型集合住宅を施工するときに
用いる梁鉄筋先組用支持具の一例を示す正面図である。
【図2】同支持具の一部を示す正面図である。
【図3】同支持具を適用して施工する規格型集合住宅の
一例を示す平面図である。
【図4】同規格型集合住宅を示す正面図である。
【図5】同規格型集合住宅の施工階における梁鉄筋先組
用支持具の配置の一例を示す側面図である。
【図6】本発明に係る規格型集合住宅を施工するときに
用いる梁鉄筋先組用支持具を適用して梁鉄筋を組み立て
る工程において、上端筋を配筋した状態を示す正面図で
ある。
【図7】同、スターラップ筋を配筋した状態を示す正面
図である。
【図8】同、柱型枠、梁型枠を組み立てた状態を示す正
面図である。
【図9】同、梁鉄筋先組用支持具を取り外した状態を示
す正面図である。
【図10】規格型集合住宅の外周部における梁鉄筋の支
持構造を示す正面図である。
【図11】従来の梁鉄筋先組用支持具の一例を示す正面
図である。
【符号の説明】
5 門型フレーム 5b 水平部(上部) 9 吊り部材 A 梁鉄筋 B 支持具(梁鉄筋先組用支持具) J 住戸 M マンション(規格型集合住宅)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3階以上の階層を有しているとともに各
    階に複数の住戸が順次隣接するように配置されているこ
    とにより、多数の住戸が左右方向に連続しかつ上下方向
    に重ねられて設けられており、それら多数の住戸のうち
    の少なくとも上下に重なる住戸どうしは平面プランおよ
    び立面プラン共に同一に形成されてなる規格型集合住宅
    を施工するに際し、該規格型集合住宅を構成する梁鉄筋
    を型枠工事に先行して配筋するときに、該梁鉄筋を支持
    するための支持具であって、組立すべき梁鉄筋を跨ぐよ
    うに配置される自立可能な門型フレームと、該門型フレ
    ームの上部に吊下され、前記梁鉄筋を支持する吊り部材
    とを備えてなることを特徴とする規格型集合住宅を施工
    するときに用いる梁鉄筋先組用支持具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の規格型集合住宅を施工す
    るときに用いる梁鉄筋先組用支持具において、前記吊り
    部材が、上下方向に移動可能な構造とされていることを
    特徴とする規格型集合住宅を施工するときに用いる梁鉄
    筋先組用支持具。
JP12450193A 1993-05-26 1993-05-26 規格型集合住宅を施工するときに用いる梁鉄筋先組用支持具 Pending JPH06336841A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4857413A (en) * 1987-12-28 1989-08-15 Usui Kokusai Sangyo Kabushiki Kaisha Metal-made carrier body for exhaust gas cleaning catalyst

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4857413A (en) * 1987-12-28 1989-08-15 Usui Kokusai Sangyo Kabushiki Kaisha Metal-made carrier body for exhaust gas cleaning catalyst

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