JPH06335686A - イオン水生成器 - Google Patents

イオン水生成器

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JPH06335686A
JPH06335686A JP15161693A JP15161693A JPH06335686A JP H06335686 A JPH06335686 A JP H06335686A JP 15161693 A JP15161693 A JP 15161693A JP 15161693 A JP15161693 A JP 15161693A JP H06335686 A JPH06335686 A JP H06335686A
Authority
JP
Japan
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water
conductivity
electrolysis
meter
ion
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Pending
Application number
JP15161693A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Nonomura
々 村 和 幸 野
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電率によって過電流コントロール、電解レ
ベルコントロールを行うイオン水生成器。 【構成】 流入水の導電率を測定する第一の導電率計1
と、その測定出力をA/D変換するA/Dコンバータ2
と、電解53の生成水の導電率を測定する第二および第
三の導電率計3,4と、その測定出力をA/D変換する
A/Dコンバータ5,6と、第一の導電率計による測定
データからイオン情報、水温情報を抽出して電解電源5
0の制御を行い、第二および第三の導電率計の測定デー
タから生成水のPHを検出して補正制御を行う制御部7
とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸性水の生成が可能な
イオン水生成器に関し、詳しくは導電率計によって採取
した流入水の導電率の解析データによって電解電流制御
を行うイオン水生成器に関する。イオン水生成器にはア
ルカリイオン水を主に使用するためのアルカリイオン水
生成器及びPHの低い強酸性を主に使用するための強酸
性水生成器などが含まれる。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のイオン水生成器の構成図で
あり、水圧スイッチ56からのA信号により電解槽53
への水道水流入を検知すると、マイコン制御を行う制御
部55は指定PHに対応する電解モードを電解電源50
に制御信号として送り、それに相当する電解レベルを電
解電源50より出力させ、電解ON/OFFスイッチ5
4をONにして電解槽53に電解レベルを印加し電解を
開始する。特にPH3以下の強酸性水の場合は、電解レ
ベルの設定が最高となり電解電流も増加する。電解によ
って生成されたアルカリイオン水は、陰極側のアルカリ
イオン水取出し管から、酸性水は陽極側の酸性水取出し
管から流出し使用される。電解が終了して洗浄に移る場
合は、極性反転スイッチ51を切り換えて電解槽53の
電極に逆電圧を印加し電極洗浄を行う。
【0003】電解槽53の動作中に過電流が流れると、
抵抗の両端電圧を検出する方式の電流センサー52によ
って過電流検出を行う。過電流が検出された場合制御部
55は、電解レベルを下げて電解電流を制限するか、極
端にオーバーする場合は電解ON/OFFスイッチ54
をOFFにして、電解槽53の動作を一時停止するなど
の保護処理を行う。その他に図示はしていないが、サー
ミスタ型の水温センサー、熱湯センサーにより流入水の
水温を監視して、電解レベルの補正や給水停止などの保
護処理も行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示す従来技術においては、過電流の制御が電解槽53に
直列接続となる抵抗型の電流センサー52を使用してい
るため、特に大電流を要する強酸性水の生成の場合に
は、電流センサー52の抵抗によって電解電流が大幅に
制限され発熱障害も増加するので、所望PHの強酸性水
生成の制御が容易ではないという問題がある。また、別
の方式としてトランスレギュレーション方式による制御
も考えられるが、この場合には、レギュレーションのバ
ラツキ、電圧変動のために正確な制御ができないという
問題がある。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、導電率データによる電解電圧、電解電流、過
電流制御方式を導入することによって、必要な電解電流
には影響を与えずに正確な電流制御が可能な導電率コン
トロール方式のイオン水生成器を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電解槽の電極間に電解電源を印加して電
解を行いイオン水を生成するイオン水生成器において、
電解槽の前段に設置して流入水の導電率を測定する第一
の導電率計と、該第一の導電率計による測定出力をA/
D変換するA/Dコンバータと、前記電解槽の酸性水取
出管あるいはアルカリイオン水取出管に設置して生成水
の導電率を測定する第二の導電率計と、該第二の導電率
計による測定出力をA/D変換するA/Dコンバータ
と、前記第一の導電率計の測定データに含まれる流入水
のイオン情報および水温情報等を抽出して電解電圧,電
解電流あるいは過電流の制御を行い、前記第二の導電率
計の測定データに含まれるイオン情報よりPHを検出し
て補正制御を行う制御部を備えていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記構成とすることにより、制御部は、第一の
導電率計により測定してA/D変換した流入水の導電率
データを入力し、導電率データに含まれるイオン情報、
水温情報を抽出して、抽出したデータを基に電解電圧、
電解電流、過電流制御を行い、第二の導電率計により測
定してA/D変換した生成水の導電率データを入力し、
データに含まれるイオン情報からPHを換算、検出して
補正制御を行うので、導電率コントロールによる電流制
御が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例による導電率コントロー
ル方式の強酸性水生成器の構成図である。
【0009】図1に示す本実施例は、浄水器20から電
解槽53へ給水する給水管の中間に設置して、流入水導
水の導電率を測定する第一の導電率計1と、導電率計1
によるアナログ測定出力をA/D変換するA/Dコンバ
ータ2と、電解槽53の強酸性水取出管の中間に設置し
て、生成水の導電率を測定する第二の導電率計3と、導
電率計3によるアナログ測定出力をA/D変換するA/
Dコンバータ5と、電解槽53のアルカリイオン水取出
管の中間に設置して生成水の導電率を測定する第3の導
電率計4と、導電率計4によるアナログ測定出力をA/
D変換するA/Dコンバ−タ6と、生成器全体の制御と
A/Dコンバータ2から流入水の導電率データを入力
し、その解析データにより電解電源50を制御して電解
電流制御を行い、A/Dコンバータ5又は6から生成水
の導電率データを入力し、PHを換算、検出して電解電
流50のレベル調整による補正制御を行う制御部7とで
構成される。
【0010】つぎに動作について説明する。水道蛇口か
ら流入する水道水は、一旦浄水器20の浄水フィルター
によって濾過された後、導電率計1用の試験槽に流入す
る。導電率計1は、コールラウシュ・ブリッジなどのよ
うな、試験槽内に設置した2個の導電率測定セル(白金
黒メッキ)間の水道水の抵抗をブリッジの一辺として平
衡点検出を行う方式か、またはオペアンプの入力抵抗と
して測定セルを接続し出力電圧の変化を検出する方式の
ものである。指示する導電率としては温度係数を含み測
定セル間の電気抵抗の逆数として表す比導電率k:[Ω
-1・cm-1]と、比導電率にイオンのモル濃度、イオン
の移動速度を加味した当量導電率Λ:[Ω-1・cm2
eq-1]等がある。本実施例では温度係数を含まない測
定セル間の電気抵抗の逆数として表す導電率k’:[Ω
-1・cm-1=s/cm]を使用する。
【0011】このような、導電率計1によって計測され
たアナログの導電率データは、A/Dコンバータにより
ディジタル値に変換して制御部7へ入力される。制御部
7は入力された導電率データを解析してイオン情報と水
温情報を抽出し、これを基に電流制御データを作成し
て、電解電源50のレベルを制御することにより電流制
御を行う。
【0012】電流制御データの作成は、ここでは説明を
簡略化するために流入水の組成イオンをH+ +OH-
し、例えば、25℃における水の当量導電率は、水1d
3のモル数を[c=(1000)(0.997)/1
8.02=55.3]とし、導電率計1により計測した
比導電率kの値を[6.03×108 Ω-1・cm-1]と
して、当量導電率Λ=1000/c×kに代入し、1.
09×10-6Ω-1・cm2 ・eq-1が得られる。なお当
量導電率を直接に計測するよう導電率計1を構成する場
合には、この演算処理は省略される。
【0013】当量導電率が得られたらイオン解離度αを
求め、解離度α=2.0×10-9とすれば、イオン濃度
[H+ ]=[OH- ]=αc=1.11×10-7であ
り、これより水のイオン積:KW =[H+ ][OH-
=1.23×10-14 、が算出される。なお実際のトー
タル組成ではH+ 、OH- 以外のイオンも含まれる。こ
のように、導電率は水温によって全て異なる値を示すも
のであり、導電率を解析することによって水温情報とイ
オン濃度等のイオン情報が得られる。これらのデータを
基に制御部7は指定PHの生成水の生成に要する最適な
電解レベル、電解電流値を算出して電解電源50に設定
し電解を行う。
【0014】制御部7は電解槽53が動作中も導電率計
1のデータを監視し、流入水の水温が変化して高くなる
ような場合は、導電率データが高くなるので電解電源5
0のレベルを下げて電解電流を制限するように制御し、
熱湯が流入した場合などは、導電率データが異常値を示
し電解槽53に過電流が流れるので、電解を停止するな
どの過電流保護処理を行う。
【0015】電解が進行して生成された強酸性水などの
生成水は、電解槽53から取り出し管を通って導電率計
3又は4に供給され、ここで採取されるデータを制御部
7はA/Dコンバータ4又は5を介して入力し、直接導
電率データのイオン情報から、あるいは導電率計1のデ
ータとの比較演算から生成水のPHを換算、検出する。
定量的にはPHが上がれば導電率が上がる。例えばPH
が3.6〜4などと未だ高い場合には、電解電源50の
レベルを調節してPHの補正処理を行う。なお図示はし
ていないが洗浄動作は、従来例と同様に逆極性の電圧印
加によって行う。
【0016】このような、本実施例においては、導電率
計1,3,4の採取データから全ての最適な制御データ
が得られるので、水温センサー、熱湯センサー、PHセ
ンサーおよび電流センサーとその処理回路が必要なくな
り、より正確な制御が可能になって、大電流を必要とす
る強酸性水生成の場合の過電流制御なども容易になる。
上記実施例では導電率計3,4をアルカリイオン水取出
管と酸性水取出管の両方に設置して、どちらも使用でき
るようにしているが、これを一方のみ(アルカリイオン
水生成器であればアルカリイオン水取出管,強酸性水生
成器であれば酸性水取出管)に設置するようにしてもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電解槽の前段に流入水の導電率を測定する第一の導電率
計を、後段に生成水の導電率を測定する第二及び/又は
第三の導電率計を設置し、第一の導電率計の採取データ
から水道水のイオン情報、水温情報を抽出して電流制御
データを作成し、第二及び/又は第三の導電率計の採取
データから生成水のPHを検出して補正データを作成し
て生成器の制御を行う制御部を備えたので、必要な電解
電流には影響を与えずに正確な制御を可能にする効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による強酸性水生成器の構成
図である。
【図2】従来のイオン水生成器の構成図である。
【符号の説明】 1,3 導電率計 2,4 A/Dコンバータ 5 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽の電極間に電解電源を印加して電
    解を行いイオン水を生成するイオン水生成器において、 電解槽の前段に設置して流入水の導電率を測定する第一
    の導電率計と、該第一の導電率計による測定出力をA/
    D変換するA/Dコンバータと、前記電解槽後段の酸性
    水取出管或いはアルカリイオン水取出管に設置して生成
    水の導電率を測定する第二の導電率計と、該第二の導電
    率計による測定出力をA/D変換するA/Dコンバータ
    と、前記第一の導電率計の測定データに含まれる流入水
    のイオン情報および水温情報等を抽出して電解電圧、電
    解電流あるいは過電流の制御を行い、前記第二の導電率
    計の測定データに含まれるイオン情報より生成水のPH
    を検出して補正制御を行う制御部を備えたことを特徴と
    するイオン水生成器。
JP15161693A 1993-05-28 1993-05-28 イオン水生成器 Pending JPH06335686A (ja)

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