JPH0633521B2 - 紡糸口金 - Google Patents
紡糸口金Info
- Publication number
- JPH0633521B2 JPH0633521B2 JP59184209A JP18420984A JPH0633521B2 JP H0633521 B2 JPH0633521 B2 JP H0633521B2 JP 59184209 A JP59184209 A JP 59184209A JP 18420984 A JP18420984 A JP 18420984A JP H0633521 B2 JPH0633521 B2 JP H0633521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spinneret
- spinning
- holes
- hole
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レーヨン系(ポリノジック)を紡糸するガラ
ス製の紡糸板を備えた紡糸口金の改良に関する。
ス製の紡糸板を備えた紡糸口金の改良に関する。
(従来技術) 従来の、レーヨン系(ポリノジック)を紡糸するガラス
製の紡糸板を備えた紡糸口金は、第2図に示す如き構造
であった。即ち、セラミックスより成る断面皿形の口金
本体1の底板に穿設した複数の貫通孔2内に、夫々胴部
3がセラミックス製で底部に多数の紡糸孔4を有するガ
ラス製の紡糸板5が融着されたカップ状の紡糸筒6が嵌
入され、ガラス7の溶融にて口金本体1の底板上面に固
着されて成るものであった。
製の紡糸板を備えた紡糸口金は、第2図に示す如き構造
であった。即ち、セラミックスより成る断面皿形の口金
本体1の底板に穿設した複数の貫通孔2内に、夫々胴部
3がセラミックス製で底部に多数の紡糸孔4を有するガ
ラス製の紡糸板5が融着されたカップ状の紡糸筒6が嵌
入され、ガラス7の溶融にて口金本体1の底板上面に固
着されて成るものであった。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、斯かる紡糸口金8は、セラミックスより成る
口金本体1に貫通孔2を穿設することが大変難しく、ま
たカップ状の紡糸筒6を作る際、セラミックス製の胴部
3とガラス製の紡糸板5を接合する為に高温で焼結して
いるので、1ケの紡糸筒6の紡糸板5が割れたり、とれ
たりすると、紡糸口金8を作り直さねばならないので、
大変間がかかるものである。
口金本体1に貫通孔2を穿設することが大変難しく、ま
たカップ状の紡糸筒6を作る際、セラミックス製の胴部
3とガラス製の紡糸板5を接合する為に高温で焼結して
いるので、1ケの紡糸筒6の紡糸板5が割れたり、とれ
たりすると、紡糸口金8を作り直さねばならないので、
大変間がかかるものである。
(発明の目的) 本発明は斯かる問題を解消すべくなされたものであり、
口金本体に貫通孔を穿設することが容易で、紡糸板の取
付け,交換も容易で、構造簡単安価に製作できる紡糸口
金を提供せんとするものである。
口金本体に貫通孔を穿設することが容易で、紡糸板の取
付け,交換も容易で、構造簡単安価に製作できる紡糸口
金を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 以下本発明の紡糸口金を第1図に示す実施例によって説
明すると、1′は耐食性を有する金属,例えばハステロ
イより成る断面皿形の口金本体で、その底板に複数の貫
通孔2が穿設されている。この各貫通孔2の内壁面には
夫々リング状の凹溝9及び段部13が設けられ、このリン
グ状の凹溝9に取り付けられた弗素系樹脂より成るパッ
キン10及び段部13にて多数の紡糸孔11を有するガラス製
の紡糸板12の外周面が及び底面保持されて、該紡糸板12
が各貫通孔2に張設されている。
明すると、1′は耐食性を有する金属,例えばハステロ
イより成る断面皿形の口金本体で、その底板に複数の貫
通孔2が穿設されている。この各貫通孔2の内壁面には
夫々リング状の凹溝9及び段部13が設けられ、このリン
グ状の凹溝9に取り付けられた弗素系樹脂より成るパッ
キン10及び段部13にて多数の紡糸孔11を有するガラス製
の紡糸板12の外周面が及び底面保持されて、該紡糸板12
が各貫通孔2に張設されている。
(作用) 斯かる構造の紡糸口金8′は、断面皿形の口金本体1′
が耐食性を有する金属より成るので、セラミックスの場
合と異なり貫通孔2の穿設が容易であり、紡糸原液によ
る腐食,摩耗等に十分に耐えることができる。また貫通
孔2に張設されるガラス製の紡糸板12は、貫通孔2の内
壁面に設けた凹溝9に取り付けられたパッキン10及び段
部13にて保持するのであるから、その取付けが至って簡
単であり、しかも紡糸板12が割れたり、外れたりした場
合、貫通孔2内より抜き取って交換できるので、従来の
ように紡糸口金を作り直す必要が無い。さらに貫通孔2
に紡糸板12を張設するのであるから従来のように胴部3
がセラミックス製で底部に紡糸孔4を有するガラス製の
紡糸板5が融着されて成るカップ状の紡糸筒6を貫通孔
2内に嵌入し、ガラス7の溶融にて固着するのに比べ著
しく紡糸口金8′の製作が容易である。
が耐食性を有する金属より成るので、セラミックスの場
合と異なり貫通孔2の穿設が容易であり、紡糸原液によ
る腐食,摩耗等に十分に耐えることができる。また貫通
孔2に張設されるガラス製の紡糸板12は、貫通孔2の内
壁面に設けた凹溝9に取り付けられたパッキン10及び段
部13にて保持するのであるから、その取付けが至って簡
単であり、しかも紡糸板12が割れたり、外れたりした場
合、貫通孔2内より抜き取って交換できるので、従来の
ように紡糸口金を作り直す必要が無い。さらに貫通孔2
に紡糸板12を張設するのであるから従来のように胴部3
がセラミックス製で底部に紡糸孔4を有するガラス製の
紡糸板5が融着されて成るカップ状の紡糸筒6を貫通孔
2内に嵌入し、ガラス7の溶融にて固着するのに比べ著
しく紡糸口金8′の製作が容易である。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明の紡糸口金は、口金本体
が耐食性金属より成るのでその口金本体に貫通孔を穿設
することが容易で、また紡糸板を直接貫通孔の内壁面に
設けたリング状の凹溝に取り付けられたパッキン及び段
部にて保持して張設しているので、その紡糸板の取付け
が容易で紡糸口金の製作(手間がかからず)、しかも紡
糸板の交換が容易で、メンテナンス性に優れ、さらに構
造が簡単で部品点数が少ないので安価に製作できる等の
優れた効果がある。
が耐食性金属より成るのでその口金本体に貫通孔を穿設
することが容易で、また紡糸板を直接貫通孔の内壁面に
設けたリング状の凹溝に取り付けられたパッキン及び段
部にて保持して張設しているので、その紡糸板の取付け
が容易で紡糸口金の製作(手間がかからず)、しかも紡
糸板の交換が容易で、メンテナンス性に優れ、さらに構
造が簡単で部品点数が少ないので安価に製作できる等の
優れた効果がある。
第1図は本発明の紡糸口金の実施例を示す縦断面図、第
2図は従来の紡糸口金の縦断面図である。
2図は従来の紡糸口金の縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】耐食性を有する金属より成る口金本体に複
数の貫通孔が穿設され、この各貫通孔の内壁面に夫々リ
ング状の凹溝及び段部が設けられ、該各凹溝に取り付け
られた弗素系樹脂のパッキン及び段部にて多数の紡糸孔
を有するガラス製の紡糸板の外周面及び底面が保持され
て該紡糸板が各貫通孔に張設されて成る紡糸口金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59184209A JPH0633521B2 (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 紡糸口金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59184209A JPH0633521B2 (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 紡糸口金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6163702A JPS6163702A (ja) | 1986-04-01 |
JPH0633521B2 true JPH0633521B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=16149267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59184209A Expired - Lifetime JPH0633521B2 (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 紡糸口金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633521B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1306076C (zh) * | 2004-10-22 | 2007-03-21 | 中国科学院上海硅酸盐研究所 | 玻璃喷丝头及制作方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0666121B2 (ja) * | 1988-05-06 | 1994-08-24 | スタンレー電気株式会社 | 車両用前照灯 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5348780Y2 (ja) * | 1976-08-09 | 1978-11-22 |
-
1984
- 1984-09-03 JP JP59184209A patent/JPH0633521B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1306076C (zh) * | 2004-10-22 | 2007-03-21 | 中国科学院上海硅酸盐研究所 | 玻璃喷丝头及制作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6163702A (ja) | 1986-04-01 |
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