JPH0633503B2 - 陽極酸化したアルミニウム用シ−ラント組成物 - Google Patents
陽極酸化したアルミニウム用シ−ラント組成物Info
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- JPH0633503B2 JPH0633503B2 JP60178462A JP17846285A JPH0633503B2 JP H0633503 B2 JPH0633503 B2 JP H0633503B2 JP 60178462 A JP60178462 A JP 60178462A JP 17846285 A JP17846285 A JP 17846285A JP H0633503 B2 JPH0633503 B2 JP H0633503B2
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- bath
- sealant
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- aluminum
- ion
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D11/00—Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
- C25D11/02—Anodisation
- C25D11/04—Anodisation of aluminium or alloys based thereon
- C25D11/18—After-treatment, e.g. pore-sealing
- C25D11/24—Chemical after-treatment
- C25D11/246—Chemical after-treatment for sealing layers
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Electrochemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、陽極酸化したアルミニウムおよびその合金上
に使用するためのシーラント組成物に関する。本発明
は、特にシールすること、およびシーラントを使用した
ときにしばしば起こるスマットの形成を抑止または縮小
させることの双方に有効な液体シーラント組成物、この
シーラント組成物を製造するための濃厚液、およびこの
シーラントの使用方法に関する。
に使用するためのシーラント組成物に関する。本発明
は、特にシールすること、およびシーラントを使用した
ときにしばしば起こるスマットの形成を抑止または縮小
させることの双方に有効な液体シーラント組成物、この
シーラント組成物を製造するための濃厚液、およびこの
シーラントの使用方法に関する。
従来技術 アルミニウムおよびアルミニウム合金を電気的酸化(陽
極酸化)して形成される被膜は腐食に対する抵抗性が非
常に貧弱である。この問題の主要な原因は、腐食の開始
のための集中点としておよび汚物集積地点として作用す
る陽極酸化表面上の無効領域(void spaces)の存在にあ
る。陽極酸化したアルミニウム(以下、陽極酸化したア
ルミニウムという語は陽極酸化したアルミニウム合金を
包含する)に伴う上記問題は、以前から久しく認められ
ていた問題であって、これを解決すべく多くの試みがな
されてきた。この問題への主要なアプローチは、上記の
よう無効領域(また細孔(pore)とも呼ばれる)をシール
しすることであり、この目的のために従来、多くの方法
とシーラント組成物が発表されている。
極酸化)して形成される被膜は腐食に対する抵抗性が非
常に貧弱である。この問題の主要な原因は、腐食の開始
のための集中点としておよび汚物集積地点として作用す
る陽極酸化表面上の無効領域(void spaces)の存在にあ
る。陽極酸化したアルミニウム(以下、陽極酸化したア
ルミニウムという語は陽極酸化したアルミニウム合金を
包含する)に伴う上記問題は、以前から久しく認められ
ていた問題であって、これを解決すべく多くの試みがな
されてきた。この問題への主要なアプローチは、上記の
よう無効領域(また細孔(pore)とも呼ばれる)をシール
しすることであり、この目的のために従来、多くの方法
とシーラント組成物が発表されている。
以前にまたは現在も用いられているシール方法および組
成物は、熱水洗浄法、蒸気によるシール法、金属塩の水
溶液、長鎖カルボン酸の非水溶媒溶液のような非水シー
ラントを包含する。これらのシーラント方法および組成
物の歴史とその利点および欠点は、ブレース(Brace)お
よびシャースビイ(Sheasby)より記載されている。ザ・
テクノロジー・オブ・アノーダイジング・アルミニウム
(The Technology of Anodizing Aluminum第16章(シ
ーリング・アノデック・オキシド・コーテイングス(Se
aling Anodic Oxide Coatings))第2版(1979
年)英国グラスターシァ州ストンハウス市在テクニコピ
ー社(Technicopy Ltd.)刊。
成物は、熱水洗浄法、蒸気によるシール法、金属塩の水
溶液、長鎖カルボン酸の非水溶媒溶液のような非水シー
ラントを包含する。これらのシーラント方法および組成
物の歴史とその利点および欠点は、ブレース(Brace)お
よびシャースビイ(Sheasby)より記載されている。ザ・
テクノロジー・オブ・アノーダイジング・アルミニウム
(The Technology of Anodizing Aluminum第16章(シ
ーリング・アノデック・オキシド・コーテイングス(Se
aling Anodic Oxide Coatings))第2版(1979
年)英国グラスターシァ州ストンハウス市在テクニコピ
ー社(Technicopy Ltd.)刊。
水性シーラント組成物または蒸気もしくは熱水のような
それ自体水の使用に伴って起こる主要な問題は、陽極酸
化したアルミニウム表面上に通常、スマットと呼ばれる
むらのあるチョーク様あるいはこな様沈着物の形成であ
る。汚れの形成は明らかにシール処理中の通常の現象で
あって、汚れは大部分がベーム石(bohmite)という水和
アルミニウムであることが証明された。汚れの形成は、
陽極酸化したアルミニウムを処理して得られた生成物の
外観に影響を与え、汚れは、製品が買い手に渡る前にし
ばしば除去されなければならない。
それ自体水の使用に伴って起こる主要な問題は、陽極酸
化したアルミニウム表面上に通常、スマットと呼ばれる
むらのあるチョーク様あるいはこな様沈着物の形成であ
る。汚れの形成は明らかにシール処理中の通常の現象で
あって、汚れは大部分がベーム石(bohmite)という水和
アルミニウムであることが証明された。汚れの形成は、
陽極酸化したアルミニウムを処理して得られた生成物の
外観に影響を与え、汚れは、製品が買い手に渡る前にし
ばしば除去されなければならない。
汚れを除くため種々の方法が用いられている。
これらの方法は、アルコール性ラノリン溶液または水中
軽石微粉末を用いて手動でふき取る方法(ハンドワイパ
ー処理)(時間がかかる処理方法である)、酸(たとえ
ば硝酸)による処理(シーラント被膜が幾らか崩壊する
結果となることもある)、および水性シーラント組成物
中に汚れの形成を抑制するための添加物を含有させる方
法を包含する。
軽石微粉末を用いて手動でふき取る方法(ハンドワイパ
ー処理)(時間がかかる処理方法である)、酸(たとえ
ば硝酸)による処理(シーラント被膜が幾らか崩壊する
結果となることもある)、および水性シーラント組成物
中に汚れの形成を抑制するための添加物を含有させる方
法を包含する。
かかる添加物に包含されるものの例として、ニッケル、
コバルト、カドミウム、クロム、亜鉛、銅、アルミニウ
ムおよび鉛の酢酸塩類、ならびに上記のような金属の硫
酸塩類、フッ化物類、塩化物類、硝酸塩類、シュウ酸塩
類、クエン酸塩類、酒石酸塩類およびスルホン酸塩類が
あげられる。これらの添加物の使用は多くの特許に開示
されており、ケープ(Kape)著:フイニシング・インダス
トリー(Finishing Industries)1977年第1巻13〜
20、38〜43、49頁に広く批評がなされている。
多分最も広く使用されている塩は酢酸ニッケルである。
水性シーラント組成物中に含有させる他の物質は、クロ
ム酸塩類、モリブデン酸塩類、珪酸塩類、リン酸塩類お
よびホスホン酸誘導体を包含する。
コバルト、カドミウム、クロム、亜鉛、銅、アルミニウ
ムおよび鉛の酢酸塩類、ならびに上記のような金属の硫
酸塩類、フッ化物類、塩化物類、硝酸塩類、シュウ酸塩
類、クエン酸塩類、酒石酸塩類およびスルホン酸塩類が
あげられる。これらの添加物の使用は多くの特許に開示
されており、ケープ(Kape)著:フイニシング・インダス
トリー(Finishing Industries)1977年第1巻13〜
20、38〜43、49頁に広く批評がなされている。
多分最も広く使用されている塩は酢酸ニッケルである。
水性シーラント組成物中に含有させる他の物質は、クロ
ム酸塩類、モリブデン酸塩類、珪酸塩類、リン酸塩類お
よびホスホン酸誘導体を包含する。
このような成分を含む水性組成物は、水の沸点に近接し
た経済的に著しく不利な高い温度で使用しなければなら
ない。たとえばドイツ国特許第2,211,553号は、2−ホ
スホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸の使用を開示し
ているが、90〜100℃で処理を行わねばならない。
日本国特許第75,117,648号は、フッ化ニッケルの水溶液
に、水溶性アルコール類、ケトン類、グリコール類およ
びジアミン類のような極性溶媒を含有させる使用法を開
示している。これらの組成物は約30〜60℃で有効で
あることが特許請求の範囲に記載されており、この特許
は極性溶媒の存在は効果を高めるために必要であること
を示しているが、かかる水性組成物に極性溶媒を使用す
るのは好ましい方法ではない。イソブタノールのような
他の極性溶媒は揮発性を有し、かかる揮発性に関して従
来知られたすべての欠点を有する。その上、この日本特
許に開示された組成物は、その特許に記載されているよ
うに粉末被膜の形成がありこの被膜を除くためにスルホ
ネート類を付加せねばならず、この特許の組成物は低温
度範囲でシーラントとしては有効であるかもしれない
が、汚れ形成を防ぐのには有効でないので、汚れの形成
を防止することができないと考えられる。
た経済的に著しく不利な高い温度で使用しなければなら
ない。たとえばドイツ国特許第2,211,553号は、2−ホ
スホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸の使用を開示し
ているが、90〜100℃で処理を行わねばならない。
日本国特許第75,117,648号は、フッ化ニッケルの水溶液
に、水溶性アルコール類、ケトン類、グリコール類およ
びジアミン類のような極性溶媒を含有させる使用法を開
示している。これらの組成物は約30〜60℃で有効で
あることが特許請求の範囲に記載されており、この特許
は極性溶媒の存在は効果を高めるために必要であること
を示しているが、かかる水性組成物に極性溶媒を使用す
るのは好ましい方法ではない。イソブタノールのような
他の極性溶媒は揮発性を有し、かかる揮発性に関して従
来知られたすべての欠点を有する。その上、この日本特
許に開示された組成物は、その特許に記載されているよ
うに粉末被膜の形成がありこの被膜を除くためにスルホ
ネート類を付加せねばならず、この特許の組成物は低温
度範囲でシーラントとしては有効であるかもしれない
が、汚れ形成を防ぐのには有効でないので、汚れの形成
を防止することができないと考えられる。
スペシャルティ・ケミカルス・アンド・サービセス・イ
ンク(Specialty Chemicals & Services,Inc.)の製品
アノシール(Anoseal)1000は、陽極酸化したアルミ
ニウム用のため、低温度(160〜170゜F)で使用
することができるシーラントとして現在市販されてい
る。この製品はフッ化物を含まない。良好な品質のシー
ルを保証するため、シーリング処理の前および後の双方
で特別の注意を払わなければならないが、それにも拘わ
らずシールした生成物はしばしば汚れの沈着物を有す
る。
ンク(Specialty Chemicals & Services,Inc.)の製品
アノシール(Anoseal)1000は、陽極酸化したアルミ
ニウム用のため、低温度(160〜170゜F)で使用
することができるシーラントとして現在市販されてい
る。この製品はフッ化物を含まない。良好な品質のシー
ルを保証するため、シーリング処理の前および後の双方
で特別の注意を払わなければならないが、それにも拘わ
らずシールした生成物はしばしば汚れの沈着物を有す
る。
日本国特願昭54−15856号は、極性有機溶媒とフ
ッ化金属を用い、陽極酸化したアルミニウムおよびアル
ミニウム合金被膜の細孔をシールする方法に関する出願
である。極性有機溶媒は、種々の重要な欠点、たとえば
付加的コスト、毒性および/または引火性の危険の原因
となる蒸気の問題、特定の溶液濃度の保持に関する問題
などを内包する。
ッ化金属を用い、陽極酸化したアルミニウムおよびアル
ミニウム合金被膜の細孔をシールする方法に関する出願
である。極性有機溶媒は、種々の重要な欠点、たとえば
付加的コスト、毒性および/または引火性の危険の原因
となる蒸気の問題、特定の溶液濃度の保持に関する問題
などを内包する。
ドイツ国特許出願第3,301,507A1号は、フッ化物イオ
ンと要すればニッケルイオンおよびアンモニウムイオン
のような他のイオンを含む水性溶液を用い、陽極酸化し
たアルミニウムおよびアルミニウム合金表面の細孔をシ
ールする方法に関する出願である。
ンと要すればニッケルイオンおよびアンモニウムイオン
のような他のイオンを含む水性溶液を用い、陽極酸化し
たアルミニウムおよびアルミニウム合金表面の細孔をシ
ールする方法に関する出願である。
発明の構成と効果 本発明の第一の目的は、スマットの形成を最小にするか
または抑止することができる陽極酸化したアルミニウム
および陽極酸化したアルミニウム合金のための極性有機
溶媒を含まないシーラント組成物を提供することにあ
る。
または抑止することができる陽極酸化したアルミニウム
および陽極酸化したアルミニウム合金のための極性有機
溶媒を含まないシーラント組成物を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、水の沸点以下の温度で使用するこ
とができる陽極酸化したアルミニウムおよびアルミニウ
ム合金のためのシーラント組成物を提供することにあ
る。
とができる陽極酸化したアルミニウムおよびアルミニウ
ム合金のためのシーラント組成物を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、簡単でかつ最小限の注意で実施で
きる方法を提供することにある。
きる方法を提供することにある。
他の目的は以下の記載から明らかである。
次表の成分を含有し、約65〜94℃で使用するために
設計された水性シーラント浴(任意にシーラント浴Iと
命名): 次表の成分を含有し、約25〜32℃で使用するために
設計された水性シーラント浴(任意にシーラント浴IIと
命名): 上記シーラント浴組成物において、酢酸ニッケル単独で
またはこれと他の水溶性ニッケル塩と組合わせて使用す
ることにより、ニッケルイオンを供給することができ
る。他の水溶性ニッケル塩として適当なものは、その硫
酸塩、硝酸塩、塩酸塩およびスルファミン酸塩を包含す
る。酢酸ニッケルと硫酸ニッケルの組合わせを使用する
のが好ましい。
設計された水性シーラント浴(任意にシーラント浴Iと
命名): 次表の成分を含有し、約25〜32℃で使用するために
設計された水性シーラント浴(任意にシーラント浴IIと
命名): 上記シーラント浴組成物において、酢酸ニッケル単独で
またはこれと他の水溶性ニッケル塩と組合わせて使用す
ることにより、ニッケルイオンを供給することができ
る。他の水溶性ニッケル塩として適当なものは、その硫
酸塩、硝酸塩、塩酸塩およびスルファミン酸塩を包含す
る。酢酸ニッケルと硫酸ニッケルの組合わせを使用する
のが好ましい。
フルオリドイオンは、シーラント浴I用として好ましく
はフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化水素ナト
リウムのようなフッ化アルカリ金属またはフッ化水素ア
ンモニウムを用いることにより供給される。シーラント
浴II用として使用することができるフッ化物は、フッ化
ナトリウムが使用できないことを除いて上記塩を用いる
ことができる。
はフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化水素ナト
リウムのようなフッ化アルカリ金属またはフッ化水素ア
ンモニウムを用いることにより供給される。シーラント
浴II用として使用することができるフッ化物は、フッ化
ナトリウムが使用できないことを除いて上記塩を用いる
ことができる。
シーラント浴Iの成分として使用する汚れ遅延剤は、ホ
スホネート類または汚れ形成を遅らせるのに有効である
ことが知られた他の物質であることができる。これらは
スルホネート類、ホスフェト類などを包含する。好まし
いホスホネートは2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカ
ルボン酸であって、ベイヒビト(Bayhibit)AMの商品名
の下に45〜50重量%溶液型として用いられる。
スホネート類または汚れ形成を遅らせるのに有効である
ことが知られた他の物質であることができる。これらは
スルホネート類、ホスフェト類などを包含する。好まし
いホスホネートは2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカ
ルボン酸であって、ベイヒビト(Bayhibit)AMの商品名
の下に45〜50重量%溶液型として用いられる。
シーラント浴Iにおいて、要すればすすぎの力を強める
ための湿潤剤として機能し任意成分として使用すること
ができる有用な界面活性剤は、エトキシ−ポリオキシエ
チル−ココアミンのようなポリエトキシ化アミン類、獣
脂アミン、水素化獣脂アミン、オレイルアミン、大豆ア
ミンなどを包含する。好ましい界面活性剤はポリエトキ
シル化(12)ココアミン(商品名シエミーン(Chemeen)C
12G)である。
ための湿潤剤として機能し任意成分として使用すること
ができる有用な界面活性剤は、エトキシ−ポリオキシエ
チル−ココアミンのようなポリエトキシ化アミン類、獣
脂アミン、水素化獣脂アミン、オレイルアミン、大豆ア
ミンなどを包含する。好ましい界面活性剤はポリエトキ
シル化(12)ココアミン(商品名シエミーン(Chemeen)C
12G)である。
上記2種のシーラント浴に存在せしめるアンモニウムイ
オンは、酢酸アンモニウムから得られ、もしフルオリド
イオン源としてフッ化水素アンモニウムを用いる場合に
はこれからアンモニウムイオンが得られる。
オンは、酢酸アンモニウムから得られ、もしフルオリド
イオン源としてフッ化水素アンモニウムを用いる場合に
はこれからアンモニウムイオンが得られる。
上記2種のシーラント浴に存在せしめる酢酸イオンは酢
酸アンモニウムおよび酢酸ニッケルから得られる。
酸アンモニウムおよび酢酸ニッケルから得られる。
必要に応じて任意に存在せしめるカリウムイオンはフッ
化カリウムから得られる。
化カリウムから得られる。
任意に存在せしめる硫酸イオンは、硫酸ニッケルをニッ
ケルイオン源としての酢酸ニッケルと組合わせて選定す
るとき、該硫酸ニッケルから得られる。
ケルイオン源としての酢酸ニッケルと組合わせて選定す
るとき、該硫酸ニッケルから得られる。
シーラント浴IIに任意に添加することができるアルミニ
ウムレッドおよびアルミニウムバイオレット着色剤は、
陽極酸化したアルミニウム上にシーラント浴IIを適用し
たときその上に現れることもある緑色を部分的に遮蔽す
るのに寄与する。
ウムレッドおよびアルミニウムバイオレット着色剤は、
陽極酸化したアルミニウム上にシーラント浴IIを適用し
たときその上に現れることもある緑色を部分的に遮蔽す
るのに寄与する。
シーラント浴IのためのpHは約4.5〜6.5であって、約5.
0〜6.0が好ましくは、約5.6が最も好ましい。浴の調節
は、浴をより酸性にするかもしくはよりアルカリ性にす
るかいずれかにより、それぞれ酢酸もしくはアンモニア
水溶液のいずれかを用いて行なわれる。この浴のため、
浴中のNi+2のF-に対する重量比は約0.12〜14.0:1、
好ましくは約12.0〜14.0:1でなければならない。一般
に広い範囲の変動は実施結果が劣る。
0〜6.0が好ましくは、約5.6が最も好ましい。浴の調節
は、浴をより酸性にするかもしくはよりアルカリ性にす
るかいずれかにより、それぞれ酢酸もしくはアンモニア
水溶液のいずれかを用いて行なわれる。この浴のため、
浴中のNi+2のF-に対する重量比は約0.12〜14.0:1、
好ましくは約12.0〜14.0:1でなければならない。一般
に広い範囲の変動は実施結果が劣る。
前記双方のシーラント浴のため、その調製また維持に使
用する濃厚液および補充液(後に詳述する)において、
通常の水道水中に存在することもある好ましくないイオ
ン(たとえばカルシウムイオン)からの干渉を避けるた
め、蒸留水または脱イオン水を使用するのが好ましい。
用する濃厚液および補充液(後に詳述する)において、
通常の水道水中に存在することもある好ましくないイオ
ン(たとえばカルシウムイオン)からの干渉を避けるた
め、蒸留水または脱イオン水を使用するのが好ましい。
シーラント浴Iを用いる操作は、シールすべき陽極酸化
アルミニウム金属基質と浴溶液を、陽極酸化コーテイン
グの被膜厚さに依存して約65〜94℃、好ましくは約
71〜88℃で約1〜20分間、好ましくは約3〜15
分間、好ましくは浸漬法で接触させることにより行なわ
れる。
アルミニウム金属基質と浴溶液を、陽極酸化コーテイン
グの被膜厚さに依存して約65〜94℃、好ましくは約
71〜88℃で約1〜20分間、好ましくは約3〜15
分間、好ましくは浸漬法で接触させることにより行なわ
れる。
シーラント浴Iは、好ましくはこれに使用する成分の濃
縮水溶液を、浴中成分が所望の濃度となるように充分量
の水に加えることにより製造される。本発明において有
用な濃厚液は、ニッケルイオン濃度5g/L以上、好まし
くは10g/L以上、たとえば少なくとも約35g/Lの濃度
液であって、各成分の重量部がシーラント浴と同様の
比、すなわち次表の成分を含むような濃度液である: シーラント浴を操作するにつれてフルオリドイオンはニ
ッケルイオンと異なる速度で消費されるので浴中の成分
を補充するため、補充液はほぼ次に示す相対的重量部の
成分を含有すべきである。
縮水溶液を、浴中成分が所望の濃度となるように充分量
の水に加えることにより製造される。本発明において有
用な濃厚液は、ニッケルイオン濃度5g/L以上、好まし
くは10g/L以上、たとえば少なくとも約35g/Lの濃度
液であって、各成分の重量部がシーラント浴と同様の
比、すなわち次表の成分を含むような濃度液である: シーラント浴を操作するにつれてフルオリドイオンはニ
ッケルイオンと異なる速度で消費されるので浴中の成分
を補充するため、補充液はほぼ次に示す相対的重量部の
成分を含有すべきである。
シーラント浴Iの補充液 成分 重量部 Ni+2 18.6 F− 16.8 汚れ遅延剤 0.5 アンモニウムイオン 23.3 酢酸イオン 84.1 任意の成分 界面活性剤 0.02 K+ 34.6 SO4 -2 3.2 シーラント浴IIを用いる操作は、シールすべき陽極酸化
アルミニウム金属基質と浴溶液を、約25〜32℃で約
3〜15分間、好ましくは約5〜10分間、好ましくは
浸漬法で接触させることにより行なわれる。
アルミニウム金属基質と浴溶液を、約25〜32℃で約
3〜15分間、好ましくは約5〜10分間、好ましくは
浸漬法で接触させることにより行なわれる。
シーラント浴IIは、浴のpHが約5.5〜8.7、好ましくは約
6.2〜8.0であって、必要に応じて酢酸またはアンモニア
水溶液を用いて調節する。
6.2〜8.0であって、必要に応じて酢酸またはアンモニア
水溶液を用いて調節する。
またシーラント浴IIは、好ましくはこれに使用する成分
の濃厚水溶液を、浴中成分が所望の濃度となるように充
分量の水に加えることにより製造される。本発明におい
て有用な濃厚液は、ニッケルイオン濃度5g/L以上、好
ましくは10g/L以上、すなわち少なくとも約35g/Lの
濃厚液であって、各成分の重量部がシーラント浴と同様
の比、すなわち次表の成分を含むような濃厚液である: シーラント浴IIを補充するため、上記濃厚液を使用する
ことができ、別の補充液組成物は必要でない。
の濃厚水溶液を、浴中成分が所望の濃度となるように充
分量の水に加えることにより製造される。本発明におい
て有用な濃厚液は、ニッケルイオン濃度5g/L以上、好
ましくは10g/L以上、すなわち少なくとも約35g/Lの
濃厚液であって、各成分の重量部がシーラント浴と同様
の比、すなわち次表の成分を含むような濃厚液である: シーラント浴IIを補充するため、上記濃厚液を使用する
ことができ、別の補充液組成物は必要でない。
実施例 次に実施例をあげて本発明をより明確にする。実施例は
本発明を説明するために記載するのであって技術的範囲
を限定するためのものではない。
本発明を説明するために記載するのであって技術的範囲
を限定するためのものではない。
実施例1 下記成分の量(単位はg)を下記のような量の水に溶解
することにより濃厚液を製造する: 酢酸ニッケル・四水化物 144.09 硫酸ニッケル・六水化物 17.71 ベイヒビットAM 3.28 シエミーンC12G 0.11 フッ化カリウム 8.96 酢酸アンモニウム(65%) 109.30 脱イオン水 全量1000mlとなる量 この濃厚液は次の成分(単位はg/)を含有する。
することにより濃厚液を製造する: 酢酸ニッケル・四水化物 144.09 硫酸ニッケル・六水化物 17.71 ベイヒビットAM 3.28 シエミーンC12G 0.11 フッ化カリウム 8.96 酢酸アンモニウム(65%) 109.30 脱イオン水 全量1000mlとなる量 この濃厚液は次の成分(単位はg/)を含有する。
ニッケル 38.1 フルオリド 2.93 酢酸アンモニウム 71.1 2−ホスホノ−ブタン− 1,2,3−トリカルボン酸 1.49 ポリオキシエチレン(12)ココ アミン 0.022 実施例2 酢酸ニッケル・四水化物161.5gを用い、硫酸ニッ
ケル・六水化物を省き、実施例1と同様の組成物を製造
した。
ケル・六水化物を省き、実施例1と同様の組成物を製造
した。
実施例3〜7 前記実施例1と同様の処理を行ってそれぞれ下記組成を
有する濃厚液を製造した。
有する濃厚液を製造した。
これらの実施例中の量は、水を除き、g数である。
本発明によるシールの適用において、所望の組成物を含
むシーラント浴を約140〜190゜Fに加熱し、この
浴に陽極酸化したアルミニウム生成物を約1〜15分間
に渡って浸漬する。次いでこれを浴から引き上げる(そ
の後更に処理する必要はない)。一般に、浸漬温度約1
70゜F、浸漬時間約10分間で処理するのが好まし
い。かかる条件は、約20μの厚さを有する陽極酸化し
たアルミニウム被膜上に、汚れ(smut)を付随的に形成さ
せることなく、良好なシールを形成させる効果を有する
ものであることが証明された(文献に記載されており現
在使用されている組成物は、上記のような条件下に汚れ
を形成させることなく良好なシールをすることはできな
い)。
むシーラント浴を約140〜190゜Fに加熱し、この
浴に陽極酸化したアルミニウム生成物を約1〜15分間
に渡って浸漬する。次いでこれを浴から引き上げる(そ
の後更に処理する必要はない)。一般に、浸漬温度約1
70゜F、浸漬時間約10分間で処理するのが好まし
い。かかる条件は、約20μの厚さを有する陽極酸化し
たアルミニウム被膜上に、汚れ(smut)を付随的に形成さ
せることなく、良好なシールを形成させる効果を有する
ものであることが証明された(文献に記載されており現
在使用されている組成物は、上記のような条件下に汚れ
を形成させることなく良好なシールをすることはできな
い)。
実施例8 脱イオン水に実施例1の濃厚液を、浴中の濃厚液の濃度
1.5%(容量/容量)となるように加えることにより、
シーラント浴を製造する。得られた浴は次のような成分
(数字はg/L)を含有する: ニッケル 0.56 フルオリド 0.04 2−ホスホノ−ブタン− 1,2,4−トリカルボン酸 0.02 ポリオキシエチレン− (12)ココアミン 0.00033 酢酸アンモニウム 1.06 上記浴のニッケルのフルオリドに対する比は、14.0:
1、そのpHは5.6である。
1.5%(容量/容量)となるように加えることにより、
シーラント浴を製造する。得られた浴は次のような成分
(数字はg/L)を含有する: ニッケル 0.56 フルオリド 0.04 2−ホスホノ−ブタン− 1,2,4−トリカルボン酸 0.02 ポリオキシエチレン− (12)ココアミン 0.00033 酢酸アンモニウム 1.06 上記浴のニッケルのフルオリドに対する比は、14.0:
1、そのpHは5.6である。
浴を約170゜Fに加熱し、この浴に、押出して陽極酸
化した3″×4″のアルミニウムパネル(6063合
金)を、約10分浸漬する。このパネルを浴から取出
し、乾燥する。乾燥した生成物を試験して非常に良好な
シールであることが認められた。汚れの徴候は認められ
なかった。
化した3″×4″のアルミニウムパネル(6063合
金)を、約10分浸漬する。このパネルを浴から取出
し、乾燥する。乾燥した生成物を試験して非常に良好な
シールであることが認められた。汚れの徴候は認められ
なかった。
実施例9 陽極酸化したアルミニウム生成物を浴から取出した後、
約120゜Fで水洗し、実施例8と同様の操作を繰返し
て行った。実施例8の生成物とこの実施例の生成の間に
差異は認められなかった。
約120゜Fで水洗し、実施例8と同様の操作を繰返し
て行った。実施例8の生成物とこの実施例の生成の間に
差異は認められなかった。
実施例10 実施例2の濃厚液を用い、実施例8と同様の処理を行っ
た。
た。
実施例11 実施例3の濃厚液を用い、実施例8と同様の処理を行っ
た。
た。
実施例12 浸漬時間を15分間とし、実施例8と同様の処理を行っ
た。
た。
実施例13 温度を190゜Fとし、実施例8と同様の処理を行っ
た。
た。
実施例14 浸漬時間を3分間とし、実施例13と同様の処理を行っ
た。
た。
実施例15 濃厚液の濃度を3%(容量/容量)、浸漬時間を5分間
とし、実施例8と同様の処理を行った。
とし、実施例8と同様の処理を行った。
実施例16 浸漬時間を10分間、温度を140゜Fとし、実施例8
と同様の処理を行った。
と同様の処理を行った。
実施例17 浸漬時間を15分間、濃厚液の濃度を1%(容量/容
量)とし、実施例8と同様の処理を行った。
量)とし、実施例8と同様の処理を行った。
実施例18 濃厚液の濃度を2%(容量/容量)、浸漬時間を5分間
とし、実施例8と同様の処理を行った。
とし、実施例8と同様の処理を行った。
上記実施例10〜18の生成物は良好なシールを保持
し、汚れは認められなかった。
し、汚れは認められなかった。
上記浴を使用するにつれて、浴に含まれる物質が消費さ
れ、反復使用した後、新しい浴を作るかまたは成分物質
を補充するかのいずれかが必要となる。便宜上、補充す
る方法が好ましい。浴中のフルオリドは、ニッケルより
も早い速度で消費されるので、補充用濃厚液中にニッケ
ルよりもフルオリドを多く含むことが必要であることが
見いだされた。浴に補充するための適当な濃厚液は次の
成分を含有する(単位はg/L): ニッケル 18.6 フルオリド 16.8 2−ホスホノ−ブタン− 1,2,4−トリカルボン酸 0.5 ポリオキシエチレン− (12)ココアミン 0.02 酢酸アンモニウム 65.0 補充用濃厚液を、浴成分の濃度を維持するのに必要な量
で時々、浴に添加する。浴の組成は、浴のニッケルイオ
ン含量の過ヨウ素酸滴定により測定する。
れ、反復使用した後、新しい浴を作るかまたは成分物質
を補充するかのいずれかが必要となる。便宜上、補充す
る方法が好ましい。浴中のフルオリドは、ニッケルより
も早い速度で消費されるので、補充用濃厚液中にニッケ
ルよりもフルオリドを多く含むことが必要であることが
見いだされた。浴に補充するための適当な濃厚液は次の
成分を含有する(単位はg/L): ニッケル 18.6 フルオリド 16.8 2−ホスホノ−ブタン− 1,2,4−トリカルボン酸 0.5 ポリオキシエチレン− (12)ココアミン 0.02 酢酸アンモニウム 65.0 補充用濃厚液を、浴成分の濃度を維持するのに必要な量
で時々、浴に添加する。浴の組成は、浴のニッケルイオ
ン含量の過ヨウ素酸滴定により測定する。
次に示す実施例19は、上記組成を有する適当な補充用
濃厚液の製造法を説明するものである。
濃厚液の製造法を説明するものである。
実施例19 次記成分(単位はg)を充分量の水に溶解し、溶液1
を製造する: 酢酸ニッケル・四水化物 72.65 硫酸ニッケル・六水化物 8.90 ベイヒビットAM 1.00 シエミーンC12G 0.02 フッ化カリウム 51.52 酢酸アンモニウム(65%) 100.00 脱イオン水 全量1になる量 実施例20 次の成分を脱イオン水に溶解することにより濃厚液を製
造する: 成分 濃度(g/L) 酢酸ニッケル・四水化物 72.51 硫酸ニッケル・六水化物 8.85 フッ化カリウム 51.43 酢酸アンモニウム(65%) 99.81 この濃厚液は次の量のイオンを含有する。
を製造する: 酢酸ニッケル・四水化物 72.65 硫酸ニッケル・六水化物 8.90 ベイヒビットAM 1.00 シエミーンC12G 0.02 フッ化カリウム 51.52 酢酸アンモニウム(65%) 100.00 脱イオン水 全量1になる量 実施例20 次の成分を脱イオン水に溶解することにより濃厚液を製
造する: 成分 濃度(g/L) 酢酸ニッケル・四水化物 72.51 硫酸ニッケル・六水化物 8.85 フッ化カリウム 51.43 酢酸アンモニウム(65%) 99.81 この濃厚液は次の量のイオンを含有する。
Ni+2 18.64g/L F− 16.82g/L SO4 -2 3.23g/L K+ 34.61g/L NH4 + 15.17g/L 酢酸イオン 84.11g/L 実施例21 実施例20の濃厚液40g/Lを脱イオン水に加えること
によりシーラント浴を製造する。得られた浴は次のイオ
ン(単位はg/L)を含有する。
によりシーラント浴を製造する。得られた浴は次のイオ
ン(単位はg/L)を含有する。
Ni+2 0.68 F− 0.62 NH4 + 0.55 酢酸イオン 3.08 SO4 -2 0.12 K+ 1.27 この浴を30℃に加熱し、アンモニア水でpH8.0に調節
する。この浴に、陽極酸化したアルミニウム部分(2″
×5″パネル)を10分間浸漬する。この部分を水道水
で洗い、風乾する。これを試験して汚れは全くなく、1
8時間経過後のすべての標準品質試験にパスした。
する。この浴に、陽極酸化したアルミニウム部分(2″
×5″パネル)を10分間浸漬する。この部分を水道水
で洗い、風乾する。これを試験して汚れは全くなく、1
8時間経過後のすべての標準品質試験にパスした。
実施例22 下記成分を脱イオン水に溶解することにより濃厚液を製
造する。
造する。
成分 濃度(g/L) 酢酸ニッケル・四水化物 72.51 硫酸ニッケル・六水化物 8.95 フッ化カリウム 51.43 酢酸アンモニウム(65%) 30.00 アルミニウムレッドGLW 0.0155 アルミニウムバイオレットCLW0.0155 この濃厚液は次の量のイオンを含有する。
Ni+2 18.64g/L F− 16.82g/L SO4 -2 3.23g/L K+ 34.61g/L NH4 + 4.56g/L 酢酸イオン 49.31g/L 実施例23 実施例22の濃厚液40g/Lを脱イオン水に加えること
によりシーラント浴を製造する。得られた浴は下記成分
を含む(単位はg/L): Ni+2 0.69 F− 0.62 NH4 + 0.17 酢酸イオン 1.83 SO4 -2 0.12 K+ 1.28 アルミニウムレッドGLW 0.0004 アルミニウムバイオレッドCLW0.0004 この浴を30℃に加温し、アンモニウム水でpH8.0に
調節する。この浴に、陽極酸化したアルミニウムのパー
ツ(2″×5″パネル)を10分間浸漬する。このパー
ツを水道水で洗浄し、風乾する。これを試験した結果、
汚れがまったくなく、18時間経過後、すべての標準品
質試験にパスした。
によりシーラント浴を製造する。得られた浴は下記成分
を含む(単位はg/L): Ni+2 0.69 F− 0.62 NH4 + 0.17 酢酸イオン 1.83 SO4 -2 0.12 K+ 1.28 アルミニウムレッドGLW 0.0004 アルミニウムバイオレッドCLW0.0004 この浴を30℃に加温し、アンモニウム水でpH8.0に
調節する。この浴に、陽極酸化したアルミニウムのパー
ツ(2″×5″パネル)を10分間浸漬する。このパー
ツを水道水で洗浄し、風乾する。これを試験した結果、
汚れがまったくなく、18時間経過後、すべての標準品
質試験にパスした。
以上の実施例から理解することができるように、本発明
の方法は、これを実施するのが容易であって、操作前、
操作の間または操作後において特別の注意を払う必要は
ない。
の方法は、これを実施するのが容易であって、操作前、
操作の間または操作後において特別の注意を払う必要は
ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジエイン・イー・ポトクナー アメリカ合衆国ペンシルベニア19446、ラ ンズデイル、シカモア・ドライブ 874番
Claims (4)
- 【請求項1】シーラント浴を調製するための水性濃厚液
が、これにニッケルイオン少なくとも5g/Lを含み、ま
た概算重量部の値で Ni+2 0.19〜1.49 F− 0.01〜0.12 汚れ遅延剤 0.005〜0.05 アンモニウムイオン 0.08〜0.67 酢酸イオン 0.61〜4.91 を含有し、必要に応じて 界面活性剤 0.0001〜0.0008 K+ 0.03〜0.24 SO4 -2 0.03〜0.25 のうち1種ないしそれ以上を含有することから成る陽極
酸化したアルミニウムおよびその合金のための極性有機
溶媒を含まないシーラント浴を調製するための水性濃厚
液。 - 【請求項2】概算重量部の値で Ni+2 0.37〜1.12 F− 0.03〜0.09 汚れ遅延剤 0.01〜0.04 アンモニウムイオン 0.17〜0.50 酢酸イオン 1.22〜3.69 を含有し、必要に応じて 界面活性剤 0.0002〜0.0006 K+ 0.06〜0.18 SO4 -2 0.06〜0.19 のうち1種ないしそれ以上を含有することから成る特許
請求の範囲第1項記載の水性濃厚液。 - 【請求項3】水性濃厚液が、これにニッケルイオン少な
くとも5g/Lを含み、また概算重量部の値で Ni+2 0.09〜2.34 F− 0.08〜2.11 アンモニウムイオン 0.02〜0.57 酢酸イオン 0.23〜6.18 を含有し、必要に応じて K+ 0.16〜4.34 SO4 -2 0.01〜0.40 のうちの1種ないしそれ以上を含有することから成る陽
極酸化したアルミニウムおよびその合金のための極性有
機溶媒と汚れ遅延剤を含むことなく汚れを形成させない
シーラント浴を調製または補充するための水性濃厚液。 - 【請求項4】概算重量部の値で Ni+2 0.69〜1.73 F− 0.62〜1.56 アンモニウムイオン 0.17〜0.42 酢酸イオン 1.83〜4.58 を含有し、必要に応じて K+ 1.28〜3.21 SO4 -2 0.12〜0.30 のうちの1種ないしそれ以上を含有して成る特許請求の
範囲第3項記載の水性濃厚液。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US64122484A | 1984-08-16 | 1984-08-16 | |
US06/753,701 US4647347A (en) | 1984-08-16 | 1985-07-12 | Process and sealant compositions for sealing anodized aluminum |
US753701 | 1985-07-12 | ||
US641224 | 1991-01-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6184397A JPS6184397A (ja) | 1986-04-28 |
JPH0633503B2 true JPH0633503B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60178462A Expired - Lifetime JPH0633503B2 (ja) | 1984-08-16 | 1985-08-12 | 陽極酸化したアルミニウム用シ−ラント組成物 |
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---|---|
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EP (1) | EP0171799B1 (ja) |
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AU (1) | AU568061B2 (ja) |
CA (1) | CA1257055A (ja) |
DE (1) | DE3578840D1 (ja) |
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US5225068A (en) * | 1989-05-26 | 1993-07-06 | Gebr. Happich Gmbh | Method of compacting an anodically produced layer of oxide on parts of aluminum or aluminum alloy |
US5298092A (en) * | 1990-05-17 | 1994-03-29 | The Boeing Company | Non-chromated oxide coating for aluminum substrates |
US5472524A (en) * | 1990-05-17 | 1995-12-05 | The Boeing Company | Non-chromated cobalt conversion coating method and coated articles |
US5411606A (en) * | 1990-05-17 | 1995-05-02 | The Boeing Company | Non-chromated oxide coating for aluminum substrates |
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US5468307A (en) * | 1990-05-17 | 1995-11-21 | Schriever; Matthias P. | Non-chromated oxide coating for aluminum substrates |
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US5069938A (en) * | 1990-06-07 | 1991-12-03 | Applied Materials, Inc. | Method of forming a corrosion-resistant protective coating on aluminum substrate |
DE19524828A1 (de) * | 1995-07-07 | 1997-01-09 | Henkel Kgaa | Verfahren zum schwermetallfreien Verdichten anodisierter Metalle mit Lithium- und Fluorid-haltigen Lösungen |
ES2142619T3 (es) * | 1995-10-18 | 2000-04-16 | Henkel Kgaa | Sellado en caliente de corta duracion de superficies metalicas anodizadas. |
US5948542A (en) * | 1996-03-18 | 1999-09-07 | Mcdonnell Douglas Corporation | High-absorptance high-emittance anodic coating |
US6544397B2 (en) * | 1996-03-22 | 2003-04-08 | Ronald Redline | Method for enhancing the solderability of a surface |
DE19621818A1 (de) * | 1996-05-31 | 1997-12-04 | Henkel Kgaa | Kurzzeit-Heißverdichtung anodisierter Metalloberflächen mit tensidhaltigen Lösungen |
US5873953A (en) * | 1996-12-26 | 1999-02-23 | The Boeing Company | Non-chromated oxide coating for aluminum substrates |
JP3408405B2 (ja) * | 1997-07-16 | 2003-05-19 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体基板および電子写真用感光体 |
US6432225B1 (en) | 1999-11-02 | 2002-08-13 | The Boeing Company | Non-chromated oxide coating for aluminum substrates |
DE202004010821U1 (de) * | 2003-07-23 | 2004-12-23 | The Boc Group Plc, Windlesham | Vakuumpumpenbauteil |
JP4974986B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2012-07-11 | 富士フイルム株式会社 | 太陽電池用基板および太陽電池 |
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CN101812713A (zh) * | 2010-05-07 | 2010-08-25 | 李继光 | 一种铝合金阳极氧化膜封闭剂的制备方法 |
JP6557984B2 (ja) * | 2015-02-06 | 2019-08-14 | 栗田工業株式会社 | アルミニウムまたはアルミニウム合金の封孔処理方法、及び封孔処理装置 |
CN108950642B (zh) * | 2018-07-20 | 2019-06-11 | 广东传祺照明有限公司 | 无镍封孔剂 |
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---|---|---|---|---|
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JPS5415856A (en) * | 1978-05-18 | 1979-02-06 | Iseki Agricult Mach | Separating and chaff disposing device grain |
IT1150110B (it) * | 1982-01-18 | 1986-12-10 | Tec A Systems Di Portioli Guid | Composizione e procentimento per il fissaggio a freddo delle superfici anodizzate dei manufatti di alluminio e delle sue leghe |
US4648911A (en) * | 1982-09-03 | 1987-03-10 | Ffa Flug-Und Fahrzeugwerke Ag | Sealing process |
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1985
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- 1985-08-12 JP JP60178462A patent/JPH0633503B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1985-08-14 EP EP85110180A patent/EP0171799B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-08-14 CA CA000488700A patent/CA1257055A/en not_active Expired
- 1985-08-14 DE DE8585110180T patent/DE3578840D1/de not_active Expired - Fee Related
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AU4624185A (en) | 1986-02-20 |
CA1257055A (en) | 1989-07-11 |
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