JPH0633497U

JPH0633497U - 消火具付灰皿

Info

Publication number: JPH0633497U
Application number: JP7497592U
Authority: JP
Inventors: 勝夫野村
Original assignee: 本橋キミ子
Priority date: 1992-10-02
Filing date: 1992-10-02
Publication date: 1994-05-06

Abstract

(57)【要約】【目的】小型で、煙草の火を確実に消火する灰皿を提
供する。【構成】消火具１の消火液２が収容されている液収容
体３に支持枠体４を設け、この支持枠体４に灰皿本体６
を着脱可能に嵌入する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、喫煙の終った煙草の火を消火するための消火具を有する灰皿に関する。

【０００２】

【従来の技術】

喫煙の終った煙草の火を消す場合には、従来、煙草の先を灰皿に押し付けてもみ消している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、単に人為的にもみ消すだけでは煙草の先に火が残っていることが多く、このため、紫煙により周囲の人に迷惑をかけることがあった。また、もみ消し時に指先を火傷することもあった。本考案はこのような点を解決すためになされたもので、小型で、しかも煙草の火を確実に消すことができる構造の消火具付灰皿を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の消火具付灰皿は、消火液の収容される消火具と、煙草の吸殻を収容するための灰皿本体とを備え、この灰皿本体が消火具に着脱自在に取付けられていることを特徴とする。

【０００５】

【作用】

喫煙者は煙草の先を消火具の消火液に接触させて煙草の火を消し、この煙草の吸殻を灰皿本体に収容する。灰皿本体内の煙草の吸殻を捨てる際には、灰皿本体を消火具より外す。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図１は本考案に係る消火具付灰皿の斜視図である。この図１において、１は消火具である。この消火具１は消火液２の収容されている箱状の液収容体３と、この液収容体３の一側より上方に伸長する支持枠体４とを備えている。消火液２はかたくり粉やくず粉等を水に溶かして形成され、粘性を有している。また、この消火液２は黒色その他の着色料及びハッカ等の香料が添加されている。支持枠体４は略角錐状に形成され、上部一側から支持板部５が上方に更に伸長している。

【０００７】支持枠体４には灰皿本体６が嵌入，支持されている。この灰皿本体６は略角錐状に形成されて支持枠体４に上方より整合して装入される。また、灰皿本体６は開口部が装入状態で図示のように傾斜しており、両側に煙草受け７，７が設けられている。

【０００８】以上の構成を有する消火具付灰皿において、喫煙終了後の煙草の先を、液収容体３に挿入し、消火液２を吸引させる。従って、煙草の火を瞬時に、しかも確実に消火することができる。このように消火した煙草の吸殻は上方の灰皿本体６に落し込む。吸殻を捨てる際には、灰皿本体６を上方に引き抜いて支持枠体４より外す。

【０００９】ところで、支持枠体４は液収容体３より直角に立ち上がり、灰皿本体６を液収容体３の上方で支持している。従って、机等の上での占有面積が少なくて済むので、作業中に邪魔になることがない。また、支持枠体４の支持板部５側の外側面を壁の壁面等に接触させて立て掛ける場合には、更に作業に邪魔にならないように喫煙することができる上に、安定的に載置しておくことが可能である。

【００１０】図２は本考案の他の実施例に係る消火具付灰皿の断面図である。この図２において、８は消火具である。この消火具８は消火液２の収容されている液収容体３と、液収容体３の一側に設けられている嵌着部９とを備えている。嵌着部９は断面コ字状に形成され、一方の内壁に突起９ａが設けられている。一方、上方には灰皿本体６が位置している。この灰皿本体６は断面略三角形状に形成されて上方で開口している。灰皿本体６の下部には嵌入板部１０が設けられている。この嵌入板部１０には上記した突起９ａが係止する凹部が形成されている。以上の構成を有する消火具付灰皿において、灰皿本体６は嵌入板部１０を嵌着部９に嵌入し、凹部に突起９ａを係入させることにより、消火具８に着脱自在に装着することができる。尚、上記実施例において、灰皿本体６は円柱形や円錐形，その他吸殻を入れ得る形状であればよく、支持枠体４は対応する支持形状にすればよい。また、同様に液収容体３（消火具）は消火液２を収容できる形状であればよいのは勿論である。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、煙草の火を確実に、しかも火傷することなく消すことができる上に、机等においても占有面積が少なくて済むコンパクトな構造の消火具付灰皿を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る消火具付灰皿の斜視図である。

【図２】本考案の他の実施例に係る断面図である。

【符号の説明】

１、８消火具２消火液３液収容体４支持枠体６灰皿本体９嵌着部１０嵌入板部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】消火液の収容される消火具と、煙草の吸
殻を収容するための灰皿本体とを備え、該灰皿本体が前
記消火具に着脱自在に取付けられることを特徴とする消
火具付灰皿。