JPH06334618A - デジタルｆｍ変調器 - Google Patents
デジタルｆｍ変調器Info
- Publication number
- JPH06334618A JPH06334618A JP11841593A JP11841593A JPH06334618A JP H06334618 A JPH06334618 A JP H06334618A JP 11841593 A JP11841593 A JP 11841593A JP 11841593 A JP11841593 A JP 11841593A JP H06334618 A JPH06334618 A JP H06334618A
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- JP
- Japan
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- signal
- digital
- output
- equalizer
- modulator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高域周波数における減衰を補償し、かつ、ス
テレオチャンネルセパレーションを向上させる。 【構成】 ダイレクトデジタルシンセサイザ６と、ステ
レオ音声用デジタル信号を受けて出力をダイレクトデジ
タルシンセサイザ６に与えるデジタルイコライザ２と、
ダイレクトデジタルシンセサイザ６の出力の一部を受け
るＦＭ復調器７と、このＦＭ復調器７の出力信号よりパ
イロット信号のみを抽出する帯域ろ波器８と、この帯域
ろ波器８からのパイロット信号の変換電圧と基準電圧と
比較するコンパレータ９と、このコンパレータ９の出力
電圧をデジタル信号に変換してデジタルイコライザ２の
制御信号として帰還するＡＤ変換器とを有する。
テレオチャンネルセパレーションを向上させる。 【構成】 ダイレクトデジタルシンセサイザ６と、ステ
レオ音声用デジタル信号を受けて出力をダイレクトデジ
タルシンセサイザ６に与えるデジタルイコライザ２と、
ダイレクトデジタルシンセサイザ６の出力の一部を受け
るＦＭ復調器７と、このＦＭ復調器７の出力信号よりパ
イロット信号のみを抽出する帯域ろ波器８と、この帯域
ろ波器８からのパイロット信号の変換電圧と基準電圧と
比較するコンパレータ９と、このコンパレータ９の出力
電圧をデジタル信号に変換してデジタルイコライザ２の
制御信号として帰還するＡＤ変換器とを有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＦＭ放送用ＦＭ変調器に
関し、特にステレオ音声用デジタル信号を直接入力とす
るデジタルＦＭ変調器に関する。
関し、特にステレオ音声用デジタル信号を直接入力とす
るデジタルＦＭ変調器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のデジタルＦＭ変調器は図２に示す
ように、ステレオ音声用デジタル信号（例えば１６ビッ
ト、クロック周波数３８４ｋＨｚ）をアキュムレータ３
にて累算処理後、関数変換器４にて正弦波の波形データ
に置換され、ＤＡ変換器５によりアナログ信号に変換さ
れる構成のダイレクトデジタルシンセサイザ６を使用し
ている。このダイレクトデジタルシンセサイザ６は入力
のデータに比例してアナログ信号の周波数を変化させる
ため、ＦＭ変調波として出力が得られる。このダイレク
トデジタルシンセサイザとしてはプレッシー社のＳＰ２
００２等の集積回路が良く知られている。
ように、ステレオ音声用デジタル信号（例えば１６ビッ
ト、クロック周波数３８４ｋＨｚ）をアキュムレータ３
にて累算処理後、関数変換器４にて正弦波の波形データ
に置換され、ＤＡ変換器５によりアナログ信号に変換さ
れる構成のダイレクトデジタルシンセサイザ６を使用し
ている。このダイレクトデジタルシンセサイザ６は入力
のデータに比例してアナログ信号の周波数を変化させる
ため、ＦＭ変調波として出力が得られる。このダイレク
トデジタルシンセサイザとしてはプレッシー社のＳＰ２
００２等の集積回路が良く知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来のデジタルＦ
Ｍ変調器では、ＦＭ復調器と組合せてアナログステレオ
原信号を再生した時、スタレオ信号のＬ，Ｒチャンネル
のセパレーションが悪いという問題があった。これは、
標本化定理によるデジタル信号の保持効果により、クロ
ック周波数又はダイレクトデジタルシンセサイザの出力
周波数の保持時間によってＦＭ復調後の振幅周波数特性
の高域が減衰し、図３に示す現行ＦＭ放送のＬ＋Ｒ信号
とＬ−Ｒ信号とでレベル偏差が生じるためである。
Ｍ変調器では、ＦＭ復調器と組合せてアナログステレオ
原信号を再生した時、スタレオ信号のＬ，Ｒチャンネル
のセパレーションが悪いという問題があった。これは、
標本化定理によるデジタル信号の保持効果により、クロ
ック周波数又はダイレクトデジタルシンセサイザの出力
周波数の保持時間によってＦＭ復調後の振幅周波数特性
の高域が減衰し、図３に示す現行ＦＭ放送のＬ＋Ｒ信号
とＬ−Ｒ信号とでレベル偏差が生じるためである。
【０００４】本発明の課題は、高域周波数における減衰
を補償し、かつ、ステレオ信号のチャンネルセパレーシ
ョンを向上させることができるデジタルＦＭ変調器を提
供することにある。
を補償し、かつ、ステレオ信号のチャンネルセパレーシ
ョンを向上させることができるデジタルＦＭ変調器を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、パイロ
ット信号を含むステレオ音声用デジタル信号を受けて、
ダイレクトデジタルシンセサイザでアナログＦＭ信号に
変換するデジタルＦＭ変調器において、前記ステレオ音
声用デジタル信号を受けて出力を前記ダイレクトデジタ
ルシンセサイザに与える周波数補償用フィルタと、前記
ダイレクトデジタルシンセサイザの出力の一部を受ける
ＦＭ復調器と、このＦＭ復調器の出力信号より前記パイ
ロット信号のみを抽出する帯域ろ波器と、この帯域ろ波
器からのパイロット信号の変換電圧と基準電圧と比較す
るコンパレータと、このコンパレータの出力電圧をデジ
タル信号に変換して前記周波数補償用フィルタの制御信
号として帰還するＡＤ変換器とを有することを特徴とす
るデジタルＦＭ変調器が得られる。
ット信号を含むステレオ音声用デジタル信号を受けて、
ダイレクトデジタルシンセサイザでアナログＦＭ信号に
変換するデジタルＦＭ変調器において、前記ステレオ音
声用デジタル信号を受けて出力を前記ダイレクトデジタ
ルシンセサイザに与える周波数補償用フィルタと、前記
ダイレクトデジタルシンセサイザの出力の一部を受ける
ＦＭ復調器と、このＦＭ復調器の出力信号より前記パイ
ロット信号のみを抽出する帯域ろ波器と、この帯域ろ波
器からのパイロット信号の変換電圧と基準電圧と比較す
るコンパレータと、このコンパレータの出力電圧をデジ
タル信号に変換して前記周波数補償用フィルタの制御信
号として帰還するＡＤ変換器とを有することを特徴とす
るデジタルＦＭ変調器が得られる。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の一実施例のブロック図であ
る。まず、例えば１９ｋＨｚのパイロット信号を含むス
テレオ音声信号をデジタル変換した信号は入力端子１を
経て周波数補償用フィルタ例えばデジタルイコライザ２
に入力される。このデジタルイコライザ２において、そ
の補償量は制御信号により可変される。具体的には入力
デジタル信号の高域減衰を補償するような動作範囲を有
している。デジタルイコライザ２の出力信号はダイレク
トデジタルシンセサイザ６によりアナログＦＭ変調波に
変換されて出力端子１１から出力される。
る。まず、例えば１９ｋＨｚのパイロット信号を含むス
テレオ音声信号をデジタル変換した信号は入力端子１を
経て周波数補償用フィルタ例えばデジタルイコライザ２
に入力される。このデジタルイコライザ２において、そ
の補償量は制御信号により可変される。具体的には入力
デジタル信号の高域減衰を補償するような動作範囲を有
している。デジタルイコライザ２の出力信号はダイレク
トデジタルシンセサイザ６によりアナログＦＭ変調波に
変換されて出力端子１１から出力される。
【０００８】前記ダイレクトデジタルシンセサイザ６
は、前記デジタルイコライザ２からの出力信号を受けて
累算処理するアキュムレータ３と、このアキュムレータ
３の出力信号を正弦波の波形データに変換する関数変換
器４と、この関数変換器４からの波形データをアナログ
信号に変換するＤＡ変換器５とを有する。
は、前記デジタルイコライザ２からの出力信号を受けて
累算処理するアキュムレータ３と、このアキュムレータ
３の出力信号を正弦波の波形データに変換する関数変換
器４と、この関数変換器４からの波形データをアナログ
信号に変換するＤＡ変換器５とを有する。
【０００９】前記ダイレクトデジタルシンセサイザ６か
らの前記アナログＦＭ変調波の一部は分岐されＦＭ復調
器７にて復調されてアナログのベースバンド信号が出力
される。このベースバンド信号は図３に示すスペクトラ
ムであり、帯域ろ波器８に入力されて、１９ｋＨｚのパ
イロット信号のみが得られる。このパイロット信号レベ
ルはコンパレータ９にて直流電圧に変換後、基準電圧と
比較され、誤差電圧が出力される。この誤差電圧はＡＤ
変換器１０によりデジタル信号に変換され、デジタルイ
コライザ２の補償量を決定する制御信号となる。
らの前記アナログＦＭ変調波の一部は分岐されＦＭ復調
器７にて復調されてアナログのベースバンド信号が出力
される。このベースバンド信号は図３に示すスペクトラ
ムであり、帯域ろ波器８に入力されて、１９ｋＨｚのパ
イロット信号のみが得られる。このパイロット信号レベ
ルはコンパレータ９にて直流電圧に変換後、基準電圧と
比較され、誤差電圧が出力される。この誤差電圧はＡＤ
変換器１０によりデジタル信号に変換され、デジタルイ
コライザ２の補償量を決定する制御信号となる。
【００１０】今、入力のステレオ音声信号のクロック周
波数が、例えば３８４ｋＨｚより２５６ｋＨｚに変換さ
れた場合、標本化定理による保持効果のため、ＦＭ復調
後のベースバンド信号のＬ−Ｒ信号附近の振幅周波数特
性はより減衰する。また、ダイレクトデジタルシンセサ
イザ６の瞬時周波数の保持時間を変化させる必要が生じ
た場合にも同様の高域周波数附近の減衰特性は変化す
る。本発明においてはこの高域周波数附近の減衰量をＦ
Ｍ復調後に１９ｋＨｚのパイロット信号の減衰量によっ
て知り、この情報に基づきデジタルイコライザ２の補償
量を可変し、高域周波数の振幅周波数特性を平坦にして
いる。
波数が、例えば３８４ｋＨｚより２５６ｋＨｚに変換さ
れた場合、標本化定理による保持効果のため、ＦＭ復調
後のベースバンド信号のＬ−Ｒ信号附近の振幅周波数特
性はより減衰する。また、ダイレクトデジタルシンセサ
イザ６の瞬時周波数の保持時間を変化させる必要が生じ
た場合にも同様の高域周波数附近の減衰特性は変化す
る。本発明においてはこの高域周波数附近の減衰量をＦ
Ｍ復調後に１９ｋＨｚのパイロット信号の減衰量によっ
て知り、この情報に基づきデジタルイコライザ２の補償
量を可変し、高域周波数の振幅周波数特性を平坦にして
いる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、パイロッ
ト信号のレベルを検出し、この検出電圧によりデジタル
イコライザの補償量を可変し、高域周波数の振幅周波数
特性を補正したので、デジタルステレオ入力信号のクロ
ック周波数や、ダイレクトデジタルシンセサイザの瞬時
周波数の保持時間に影響を受けず、結果として高域周波
数における減衰を補償し、かつ、ステレオ信号のチャン
ネルセパレーションを向上させることができる。
ト信号のレベルを検出し、この検出電圧によりデジタル
イコライザの補償量を可変し、高域周波数の振幅周波数
特性を補正したので、デジタルステレオ入力信号のクロ
ック周波数や、ダイレクトデジタルシンセサイザの瞬時
周波数の保持時間に影響を受けず、結果として高域周波
数における減衰を補償し、かつ、ステレオ信号のチャン
ネルセパレーションを向上させることができる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】従来のデジタルＦＭ変調器を示すブロック図で
ある。
ある。
【図３】ＦＭ復調後のベースバンド信号のスペクトラム
を示す図である。
を示す図である。
１ 入力端子 ２ デジタルイコライザ ３ アキュムレータ ４ 関数変換器 ５ ＤＡ変換器 ６ ダイレクトデジタルシンセサイザ ７ ＦＭ復調器 ８ 帯域ろ波器 ９ コンパレータ １０ ＡＤ変換器
Claims (3)
- 【請求項１】 パイロット信号を含むステレオ音声用デ
ジタル信号を受けて、ダイレクトデジタルシンセサイザ
でアナログＦＭ信号に変換するデジタルＦＭ変調器にお
いて、前記ステレオ音声用デジタル信号を受けて出力を
前記ダイレクトデジタルシンセサイザに与える周波数補
償用フィルタと、前記ダイレクトデジタルシンセサイザ
の出力の一部を受けるＦＭ復調器と、このＦＭ復調器の
出力信号より前記パイロット信号のみを抽出する帯域ろ
波器と、この帯域ろ波器からのパイロット信号の変換電
圧と基準電圧と比較するコンパレータと、このコンパレ
ータの出力電圧をデジタル信号に変換して前記周波数補
償用フィルタの制御信号として帰還するＡＤ変換器とを
有することを特徴とするデジタルＦＭ変調器。 - 【請求項２】 請求項１に記載のデジタルＦＭ変調器に
おいて、前記ダイレクトデジタルシンセサイザは、前記
周波数補償用フィルタからの出力信号を受けて累算処理
するアキュムレータと、このアキュムレータの出力信号
を正弦波の波形データに変換する関数変換器と、この関
数変換器からの波形データをアナログ信号に変換するＤ
Ａ変換器とを有することを特徴とするデジタルＦＭ変調
器。 - 【請求項３】 請求項１に記載のデジタルＦＭ変調器に
おいて、前記周波数補償用フィルタはデジタルイコライ
ザであることを特徴とするデジタルＦＭ変調器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11841593A JPH0787430B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | デジタルｆｍ変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11841593A JPH0787430B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | デジタルｆｍ変調器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06334618A true JPH06334618A (ja) | 1994-12-02 |
| JPH0787430B2 JPH0787430B2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=14736089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11841593A Expired - Fee Related JPH0787430B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | デジタルｆｍ変調器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0787430B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1339230A2 (en) * | 2002-02-26 | 2003-08-27 | Broadcom Corporation | Audio signal scaling adjustment using pilot signal |
| US7515889B2 (en) | 2002-02-26 | 2009-04-07 | Broadcom Corporation | Scaling adjustment using pilot signal |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP11841593A patent/JPH0787430B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1339230A2 (en) * | 2002-02-26 | 2003-08-27 | Broadcom Corporation | Audio signal scaling adjustment using pilot signal |
| EP1339230A3 (en) * | 2002-02-26 | 2004-11-24 | Broadcom Corporation | Audio signal scaling adjustment using pilot signal |
| US7515889B2 (en) | 2002-02-26 | 2009-04-07 | Broadcom Corporation | Scaling adjustment using pilot signal |
| US8050412B2 (en) | 2002-02-26 | 2011-11-01 | Broadcom Corporation | Scaling adjustment to enhance stereo separation |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0787430B2 (ja) | 1995-09-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960319 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |