JPH06333676A - 電界発光素子 - Google Patents

電界発光素子

Info

Publication number
JPH06333676A
JPH06333676A JP5142945A JP14294593A JPH06333676A JP H06333676 A JPH06333676 A JP H06333676A JP 5142945 A JP5142945 A JP 5142945A JP 14294593 A JP14294593 A JP 14294593A JP H06333676 A JPH06333676 A JP H06333676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
electrode
layer
electrode layer
phosphor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5142945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2795132B2 (ja
Inventor
Takaharu Igarashi
隆治 五十嵐
Naoki Sato
直樹 佐藤
Sadamasa Miyashita
貞昌 宮下
Toyoyasu Tadokoro
豊康 田所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP5142945A priority Critical patent/JP2795132B2/ja
Publication of JPH06333676A publication Critical patent/JPH06333676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2795132B2 publication Critical patent/JP2795132B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来必要とされていた発光層と透明電極とを
一つの発光電極層で兼ねられることにより、構成が簡単
で、製造工程が簡略化できる電界発光素子を提供する。 【構成】 導電性平板部材からなる背面電極1上に、絶
縁層2及び少なくとも蛍光体と導電性塗料とからなる表
面抵抗が5000Ω/cm2 以下の発光電極層3を順次積層形
成する。背面電極1と発光電極層3に夫々電圧を印加す
るための電極リード4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界発光素子に関し、
特に構成が簡単で、製造工程が簡略化できる電界発光素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子等の受光型表示素子の照明
部材としては、薄型,軽量,低電圧駆動の要望があり、
かかる要望に沿うものとして電界発光素子がある。
【0003】例えば、特開平5−36476号公報に
は、本発明の従来例に相当する電界発光素子が開示して
ある。かかる電界発光素子は、アルミ箔等の導電性平板
部材からなる背面電極上に、絶縁層,発光層,透明電極
が形成され、両電極から電極リードが導出され、こうし
て作られた素子本体が防湿性の高いフィルムでパッケー
ジされている。
【0004】なお、前記絶縁層は、シアノエチルポリビ
ニルアルコール等の高誘電率有機樹脂(バインダ)にB
aTiO3 等の高誘電率微粒子をジメチルホルムアミド
等の溶剤と共に混合してインク状とし、前記背面電極上
に印刷技術等の形成手段により塗布,乾燥させてなる。
【0005】また、前記発光層は、前記バインダにZn
S:Cu,Cl等の蛍光体を前記溶剤と共に混合してイ
ンク状とし、前記絶縁層上に前記形成手段により塗布,
乾燥させてなる。
【0006】また、前記透明電極は、前記バインダにI
TO(インジウム錫酸化物)等の導電性材料粉末と前記
溶剤を分散させてインク状とし、前記発光層上に前記形
成手段により塗布,乾燥させてなる。あるいは、ITO
をポリエステルフィルム等の透明樹脂フィルム上に蒸着
した透明電極フィルムを透明電極として用いることもあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例で
は、少なくとも背面電極,発光層,透明電極を必要とす
るもので、構成が複雑で、製造工程が煩雑化する傾向に
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、導電性平板部材からなる背面電極上に、絶
縁層及び少なくとも蛍光体と導電性塗料とからなる表面
抵抗が5000Ω/cm2 以下の発光電極層を順次積層形成
し、前記背面電極と前記発光電極層に夫々電圧を印加す
るための電極リードを設けたものである。
【0009】
【作用】従来必要とされていた発光層と透明電極とを一
つの発光電極層で兼ねられることにより、電界発光素子
の構成が簡単で、製造工程が簡略化できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を添付図面に記載した実施例に
基づいて説明する。
【0011】1は導電性平板部材からなる背面電極で厚
さ0.5 mmのアルミ箔を用いている。2は背面電極1上の
絶縁層で従来と同様な材料及び形成手段により厚さ40μ
m に形成している。3は絶縁層2上に形成した本発明の
主たる特徴をなす発光電極層でこれについては後述す
る。4は背面電極1と発光電極層3に夫々電圧を印加す
るための一対の電極リードで厚さ100 μm のリン青銅片
を図示しない周知な導電性テープ又は導電性接着剤によ
り貼着している。
【0012】こうして作られた素子本体は、電極リード
4の先端が露出するように防湿性の高い防湿フィルム5
でパッケージされており、防湿フィルム5としては周知
なフッ素系フィルムが用いられる。
【0013】発光電極層3は、蛍光体,バインダ,導電
性塗料を溶剤に混合したものを用いており、これら混合
したインク状のものを、絶縁層2上にスクリーン印刷に
より厚さ40μm に塗布し、120 ℃のオーブンで3時間乾
燥させることにより溶剤を揮発させて膜状に形成する。
【0014】具体的には、蛍光体としてシルバニア製の
「TYPE 728(固形分100 %)」を5.00g、バインダとし
て信越化学製の「CR-S(固形分100 %)」を1.25g、導
電性塗料として触媒化成製の「ELCOM P-1207(固形分60
%)」を3.00g、溶剤としてナカライ化学製の「DMF
(液体)」を3.60g、夫々用いた。
【0015】こうして得られた発光電極層3を用いた本
実施例の電界発光素子に、100 V,400 Hzの電圧を電極
リード4に印加したところ、発光電極層3より50cd/cm
2 の発光輝度を得られた。
【0016】なお、発光電極層3において、蛍光体に対
する導電性塗料の添加割合を変化させた場合の表面抵抗
は、図2のような特性を示す。表面抵抗が大きいと発光
が行われにくく、発光を得るには5000Ω/cm2 程度が限
界であることを実験により確認した。ちなみに前記具体
例では、導電性塗料/蛍光体=3.00×0.6 /5.00=36wt
%で、表面抵抗は約2000Ω/cm2 であった。
【0017】また、発光電極層3において、蛍光体とバ
インダとの添加量比が8:2よりも前者の割合が小さく
なると(例えば7:3)、前記表面抵抗が上昇してしま
い、導電性塗料をいくら添加しても発光しないことを実
験により確認した。ちなみに前記具体例では、蛍光体:
バインダ=5.00:1.25=8:2であった。
【0018】なお、本発明は、この実施例に限定される
ものではなく、要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、導電性塗料としては粉末状のものでも良
く、触媒化成製の「ELCOM TLシリース゛」等が用いられる。
この場合の必要添加量は、前記表面抵抗を測定すること
により使用する材料に応じて選択されることはいうまで
もない。
【0019】また、導電性塗料に含まれるバインダ材料
によりバインダを兼ねることもでき、バインダは必ずし
も必要ではない。
【0020】また、背面電極1に付ける電極リード4
は、背面電極1から一体に引出形成することもできる。
【0021】このように、従来必要とされていた発光層
と透明電極とを一つの発光電極層3で兼ねられることに
より、電界発光素子の構成が簡単で、製造工程が簡略化
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、導電性平板部材からなる背面
電極上に、絶縁層及び少なくとも蛍光体と導電性塗料と
からなる表面抵抗が5000Ω/cm2 以下の発光電極層を順
次積層形成し、前記背面電極と前記発光電極層に夫々電
圧を印加するための電極リードを設けたものであり、従
来必要とされていた発光層と透明電極とを一つの発光電
極層で兼ねられることにより、電界発光素子の構成が簡
単で、製造工程が簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部断面図。
【図2】同上実施例の発光電極層における蛍光体に対す
る導電性塗料の添加割合と表面抵抗の特性を示す特性
図。
【符号の説明】
1 背面電極 2 絶縁層 3 発光電極層 4 電極リード 5 防湿フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 貞昌 新潟県長岡市東蔵王2丁目2番34号 日本 精機株式会社内 (72)発明者 田所 豊康 新潟県長岡市藤橋1丁目190番地1 日本 精機株式会社アール・アンド・デイ・セン ター内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性平板部材からなる背面電極上に、
    絶縁層及び少なくとも蛍光体と導電性塗料とからなる表
    面抵抗が5000Ω/cm2 以下の発光電極層を順次積層形成
    し、前記背面電極と前記発光電極層に夫々電圧を印加す
    るための電極リードを設けたことを特徴とする電界発光
    素子。
JP5142945A 1993-05-21 1993-05-21 電界発光素子 Expired - Fee Related JP2795132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5142945A JP2795132B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 電界発光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5142945A JP2795132B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 電界発光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06333676A true JPH06333676A (ja) 1994-12-02
JP2795132B2 JP2795132B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=15327308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5142945A Expired - Fee Related JP2795132B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 電界発光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2795132B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2795132B2 (ja) 1998-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03190085A (ja) エレクトロルミネセント・ランプパネル
US4684353A (en) Flexible electroluminescent film laminate
US5770920A (en) Electroluminescent lamp having a terpolymer binder
JPS612296A (ja) 透明電極
US5623456A (en) Electroluminescent indicator hand
KR100786916B1 (ko) 기판없는 치수안정 전자발광 램프
JPH10335064A (ja) エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法
WO2005099315A1 (ja) エレクトロルミネッセンス素子
WO2008008167A2 (en) Thin, durable electroluminescent lamp
JPH06333676A (ja) 電界発光素子
JP2002216968A (ja) Elランプ
FR2585359A1 (fr) Matiere phosphorescente pour affichage electroluminescent
JP2774543B2 (ja) 分散型el素子
JP3019524B2 (ja) E l
JPS5954194A (ja) 電場発光素子
JPH0745369A (ja) El素子
KR100317872B1 (ko) 박막형 적층체로된 다색 발광램프와 그 제조방법
JPH0785967A (ja) エレクトロルミネッセンスパネル
JPH0224995A (ja) エレクトロルミネセンス素子
JPH0278191A (ja) エレクトロルミネッセンス
JPH04282244A (ja) 電界発光素子
JPS6218254A (ja) 積層体
JPH06223967A (ja) 分散型el素子
KR200171746Y1 (ko) 박막형 적층체로된 다색 발광램프
RU2038653C1 (ru) Способ изготовления электролюминесцентного источника света

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees