JPH06333668A - 誘導加熱機の電力制御方法 - Google Patents
誘導加熱機の電力制御方法Info
- Publication number
- JPH06333668A JPH06333668A JP15601293A JP15601293A JPH06333668A JP H06333668 A JPH06333668 A JP H06333668A JP 15601293 A JP15601293 A JP 15601293A JP 15601293 A JP15601293 A JP 15601293A JP H06333668 A JPH06333668 A JP H06333668A
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- JP
- Japan
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- state
- switches
- condition
- electric power
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- Pending
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- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、誘導加熱用インバーターなどの
スイッチング方法の改良に関するもので、共振状態で負
荷変動があっても、スイッチ素子をＯＮＯＦＦするタイ
ミングをずらす程度の簡単な方法で、スイッチングの瞬
間における各スイッチにかかる電位差を減らし、安定的
に出力電力を制御しようとするものである。 【構成】 Ｓ１とＳ４又はＳ３とＳ２のいずれか２っの
スイッチをＯＮにして通電した直後に、１っのスイッチ
のみをＯＮ状態にしておき、他の３っのスイッチをすべ
てＯＦＦ状態として、コイルＬ１に蓄積された電流エネ
ルギーを利用し、次にＯＮするスイッチの電位差を小さ
くする状態を繰り返すことにより、共振状態を保ちつつ
出力電力を制御する方法。
スイッチング方法の改良に関するもので、共振状態で負
荷変動があっても、スイッチ素子をＯＮＯＦＦするタイ
ミングをずらす程度の簡単な方法で、スイッチングの瞬
間における各スイッチにかかる電位差を減らし、安定的
に出力電力を制御しようとするものである。 【構成】 Ｓ１とＳ４又はＳ３とＳ２のいずれか２っの
スイッチをＯＮにして通電した直後に、１っのスイッチ
のみをＯＮ状態にしておき、他の３っのスイッチをすべ
てＯＦＦ状態として、コイルＬ１に蓄積された電流エネ
ルギーを利用し、次にＯＮするスイッチの電位差を小さ
くする状態を繰り返すことにより、共振状態を保ちつつ
出力電力を制御する方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、誘導加熱用インバー
ターなどのスイッチング方法の改良に関するものであ
る。
ターなどのスイッチング方法の改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】誘導加熱用インバーターは、負荷がコイ
ルであるためインダクタンス負荷となり、力率改善のた
めには進相コンデンサーを使用し、共振状態で運転する
ことが理想である。
ルであるためインダクタンス負荷となり、力率改善のた
めには進相コンデンサーを使用し、共振状態で運転する
ことが理想である。
【０００３】しかし、共振状態では負荷変動により、電
圧や電流が激しく変化し、インバーターやインピーダン
ス変換回路を故障させたりすることがあった。
圧や電流が激しく変化し、インバーターやインピーダン
ス変換回路を故障させたりすることがあった。
【０００４】例えば、Ｓ１→Ｃ２→Ｌ１→Ｃ３→Ｓ４の
経路と、Ｓ３→Ｃ３→Ｌ１→Ｃ２→Ｓ２の経路とを交互
に通電し、コイルＬ１とコンデンサーＣ２及びＣ３で構
成される直列ＬＣ回路を共振させた場合、Ｑが高く直列
Ｒ分が少ないとインピーダンスはＯΩに近く、瞬間的に
は短絡現象となるため、ドライブ周波数を共振点からシ
フトさせてコイルＬ１に流す電流を加減し、電力を制御
していた。
経路と、Ｓ３→Ｃ３→Ｌ１→Ｃ２→Ｓ２の経路とを交互
に通電し、コイルＬ１とコンデンサーＣ２及びＣ３で構
成される直列ＬＣ回路を共振させた場合、Ｑが高く直列
Ｒ分が少ないとインピーダンスはＯΩに近く、瞬間的に
は短絡現象となるため、ドライブ周波数を共振点からシ
フトさせてコイルＬ１に流す電流を加減し、電力を制御
していた。
【０００５】しかし、Ｑが極端に低い場合は周波数をシ
フトさせても制御できず、またＱが比較的高い場合でも
スイッチングロスが大きく、大型のスイッチ素子を必要
とした。
フトさせても制御できず、またＱが比較的高い場合でも
スイッチングロスが大きく、大型のスイッチ素子を必要
とした。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】共振状態で負荷変動が
あっても、スイッチ素子をＯＮＯＦＦするタイミングを
ずらす程度の簡単な方法で、スイッチングの瞬間におけ
る各スイッチにかかる電位差を減らし、安定的に出力電
力を制御しようとするものである。
あっても、スイッチ素子をＯＮＯＦＦするタイミングを
ずらす程度の簡単な方法で、スイッチングの瞬間におけ
る各スイッチにかかる電位差を減らし、安定的に出力電
力を制御しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の具体例を図面
によって説明すると、図１の電圧形フルブリッジ方式の
誘導加熱用インバーターにおいて、電源電圧は一定のま
ま変化させずに、例えば図２のようにＳ１→Ｃ２→Ｌ１
→Ｃ３→Ｓ４と通電後、Ｓ１のみをＯＮ状態のまま、図
３のようにＳ４をＯＦＦ状態とする。
によって説明すると、図１の電圧形フルブリッジ方式の
誘導加熱用インバーターにおいて、電源電圧は一定のま
ま変化させずに、例えば図２のようにＳ１→Ｃ２→Ｌ１
→Ｃ３→Ｓ４と通電後、Ｓ１のみをＯＮ状態のまま、図
３のようにＳ４をＯＦＦ状態とする。
【０００８】次の瞬間に、図４のようにＳ３→Ｃ３→Ｌ
１→Ｃ２→Ｓ２と通電後、Ｓ３のみをＯＮ状態のまま、
Ｓ２をＯＦＦ状態の図５のようにする・
１→Ｃ２→Ｓ２と通電後、Ｓ３のみをＯＮ状態のまま、
Ｓ２をＯＦＦ状態の図５のようにする・
【０００９】
【作用】Ｓ１→Ｃ２→Ｌ１→Ｃ３→Ｓ４と通電後、Ｓ１
のみをＯＮ状態のまま、Ｓ４をＯＦＦ状態とした図３の
場合、Ｌ１→Ｃ３→Ｓ４と流れていた電流は、Ｄ３を通
り＋側に戻る。このとき、Ｓ３にはＤ３のＶＦ電圧が逆
方向に印加されているだけである。
のみをＯＮ状態のまま、Ｓ４をＯＦＦ状態とした図３の
場合、Ｌ１→Ｃ３→Ｓ４と流れていた電流は、Ｄ３を通
り＋側に戻る。このとき、Ｓ３にはＤ３のＶＦ電圧が逆
方向に印加されているだけである。
【００１０】図３の状態でＳ３をＯＮすると、電位差の
ほとんどないスイッチングができるため、ロスが少なく
効率の向上が期待でき、スナバ回路はコンデンサー１っ
だけですみ、雑音発生も僅かとなる。
ほとんどないスイッチングができるため、ロスが少なく
効率の向上が期待でき、スナバ回路はコンデンサー１っ
だけですみ、雑音発生も僅かとなる。
【００１１】図４から図５とした場合も、図２から図３
とした場合と同様の作用となり、図２から図５によって
１サイクルが終了、図２に戻る。
とした場合と同様の作用となり、図２から図５によって
１サイクルが終了、図２に戻る。
【００１２】
【実施例】図２の状態でＳ１をＯＦＦ、または図４の状
態でＳ３をＯＦＦしても同じ結果となる。
態でＳ３をＯＦＦしても同じ結果となる。
【００１３】誘導加熱用インバーターに限らず、類似の
各種電子装置の電源回路に使用してもよい。
各種電子装置の電源回路に使用してもよい。
【００１４】
【効果】この発明により、シンプルな制御方式を実現で
き、部品点数が少ないため、信頼性は高くコストは大幅
に安くできる。
き、部品点数が少ないため、信頼性は高くコストは大幅
に安くできる。
【００１５】構成部品の発熱も少なく、装置を小型にで
きる。
きる。
【００１６】スイッチングロスやノイズが少なく、今後
の各種ノイズ規制にも対応できる。
の各種ノイズ規制にも対応できる。
【図１】は、この発明の主要部の回路図、
【図２】は、Ｓ１とＳ４のＯＮ状態を示す回路構成図、
【図３】は、Ｓ１のみがＯＮ状態の回路構成図、
【図４】は、Ｓ３とＳ２がＯＮ状態の回路梢成図、
【図５】は、Ｓ３のみがＯＮ状態の回路構成図である。
Ｌ１ コイル負荷 Ｃ１ 電源安定化コンデンサー Ｃ２及び３ ＬＣ回路用コンデンサー Ｓ１ないしＳ４ スイッチ素子 Ｄ１ないしＤ４ ダイオード
Claims (1)
- 【請求項１】 電圧形フルブリッジ方式の誘導加熱用イ
ンバーターにおいて、電源電圧を変化させずに、Ｓ１と
Ｓ４又はＳ３とＳ２のいずれか２っのスイッチをＯＮに
して通電した直後に、１っのスイッチのみをＯＮ状態に
しておき、他の３っのスイッチをすべてＯＦＦ状態とし
て、コイルＬ１に蓄積された電流エネルギーを利用し、
次にＯＮするスイッチの電位差を小さくする状態を繰り
返すことにより、共振状態を保ちつつ出力電力を制御す
る方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15601293A JPH06333668A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 誘導加熱機の電力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15601293A JPH06333668A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 誘導加熱機の電力制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06333668A true JPH06333668A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15618395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15601293A Pending JPH06333668A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 誘導加熱機の電力制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06333668A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007524211A (ja) * | 2004-02-25 | 2007-08-23 | ニューフレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 電気加熱電流の発生方法、特に材料を誘導加熱する方法および装置 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP15601293A patent/JPH06333668A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007524211A (ja) * | 2004-02-25 | 2007-08-23 | ニューフレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 電気加熱電流の発生方法、特に材料を誘導加熱する方法および装置 |
| DE102004010331B4 (de) * | 2004-02-25 | 2014-03-20 | Newfrey Llc | Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen eines elektrischen Heizstroms, insbesondere zum induktiven Erwärmen eines Werkstücks |
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