JPH0633342Y2 - 凍結乾燥装置 - Google Patents

凍結乾燥装置

Info

Publication number
JPH0633342Y2
JPH0633342Y2 JP1988042088U JP4208888U JPH0633342Y2 JP H0633342 Y2 JPH0633342 Y2 JP H0633342Y2 JP 1988042088 U JP1988042088 U JP 1988042088U JP 4208888 U JP4208888 U JP 4208888U JP H0633342 Y2 JPH0633342 Y2 JP H0633342Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication port
vacuum pump
drying
freeze
condenser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988042088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01148585U (ja
Inventor
仁蔵 長廣
弘充 森
幸雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scientific Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scientific Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scientific Co Ltd filed Critical Yamato Scientific Co Ltd
Priority to JP1988042088U priority Critical patent/JPH0633342Y2/ja
Publication of JPH01148585U publication Critical patent/JPH01148585U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0633342Y2 publication Critical patent/JPH0633342Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は凝縮器の再生時間の短縮が図れるようにした
凍結乾燥装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に凍結乾燥は、確立した乾燥方法であり、それによ
って、例えば、ワクチン、ヴィタミン剤、抗生物質等の
薬品類の乾燥保存が行なわれる。乾燥を行なう水溶性生
成物は、当初は凍結しており、その後真空下に置かれ
る。かかる状態下にあっては前記生成物の水分は、中間
の液体段階を経ないで、直接氷から水蒸気になる。この
昇華水蒸気は、大量だとオイルの中で凝結し、それによ
ってオイルが直ちに汚染されるので、油回転真空ポンプ
の性能が低下し凍結乾燥に必要な真空度を維持できなく
なる。それを避けるために、例えば、特許明細書No.351
6170号に開示されているごとく凝縮器を用いて昇華水蒸
気を捕集する手段が知られている。
昇華水蒸気を捕集する従来の凝縮器の概要は例えば吸着
剤が充填された第1,第2,第3,第4のホルダが4直列10並
列され、昇華水蒸気が第1,第2,第3,第4ホルダ内を順次
通過することで水蒸気が吸着剤によって捕集される構造
となっている。
(考案が解決しようとする課題) 前述した如く凍結乾燥中に凍結試料から発生する昇華水
蒸気は凝縮器によって捕集されるが、飽和状態に達した
場合には再使用できるように再生する必要がある。
凝縮器の再生手段は、凝縮器の上方を開放して水分を自
然に逃がすことで行なわれるが、4直列となっているた
め例えば、第1ホルダから順次再生されていくので第4
ホルダの再生完了まで非常に時間がかかる問題があっ
た。
そこで、この考案は再生時間の大幅な短縮が図れるよう
にした凍結乾燥装置を提供することを目的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案は、真空ポンプに
よって乾燥室内を真空にしながら凍結試料の乾燥を行な
う凍結乾燥装置において、乾燥室と真空ポンプとをつな
ぐ接続通路内に、乾燥室へ続く接続通路を連通し合う第
1連通口と、真空ポンプへ続く接続通路と連通し合う第
2連通口と、吸着剤が充填され前記第1連通口から第2
連通口へ通過可能な吸着領域と、吸着領域を取囲むと共
に、前記第1連通口側が密となり第2連通口側へ向けて
次第に疎となるようコイル状に巻かれた発熱体とを備え
た凝縮器を設け、凝縮器の第1連通口と第2連通口側
に、前記真空ポンプの稼働中は閉となる開閉可能な制御
弁を備えた導風路を設け、第1連通口側の導風路又は第
2連通口側の導風路のいずれか一方に、熱風を生成する
ヒータと、送風機の送風口を臨ませてある。
(作用) かかる凍結乾燥装置において、乾燥室内にセットされた
凍結試料は真空ポンプによって真空状態下に置かれ凍結
乾燥が行なわれる。この凍結乾燥中に発生する昇華水蒸
気は吸着領域を通過する際に吸着剤によって捕集され
る。
次に凝縮器の吸着領域が水蒸気で飽和状態になった場合
には、凍結乾燥の中止後、発熱体によって吸着領域に強
制的に熱を与える。この場合、吸着領域の含水率は取入
側となる第1連通口領域が高くなるが、この領域は密の
状態の発熱体によって強い熱が与えられると共に送風機
によって送り込まれる熱風とで蒸発が促進され吸着領域
の全領域にわたってほぼ均一に蒸発が進むため再生に要
する時間は大巾に短縮されるようになる。
(実施例) 以下、第1図と第2図の図面を参照しながらこの考案の
一実施例を詳細に説明する。
図中1は凍結試料3のセットが可能な乾燥室、5は真空
ポンプをそれぞれ示している。乾燥室1と真空ポンプ5
とは第1の接続通路7と第2の接続通路9によって接続
連通し、第1、第2の接続通路7,9にはそれぞれ凝縮器1
1,13が設けられている。
第1,第2の接続通路7,9に設けられた各凝縮器11,13の
内、一方は待機用となっていて後述する電磁弁等の制御
弁によって切換え制御されることで交互に使用可能とな
っている。
即ち、凝縮器11,13は乾燥室1側と連通の第1連通口15
と、真空ポンプ5側と連通の第2連通口17を有するステ
ンレス製の外筒19と、凍結乾燥中に凍結試料3から発生
する昇華水蒸気を捕集する吸着剤21が充填され第1連通
口15から第2連通口17へ、あるいは第2連通口17から第
1連通口15へ通過可能な吸着領域23を形成するスレンレ
ス製の内筒25と、吸着領域23を取囲む発熱体27とから成
り、吸着剤21は再生可能なモレキュラーシーブを採用し
ている。
内筒25はステー29によって固定支持されている。また、
発熱体27は広い発熱領域を確保するために帯状のニクロ
ム線でコイル状に形成され、外筒19の外周面と、内筒25
の内周面に沿って配置され、吸着領域23の外側、内側の
全域にわたって取囲んでいる。さらに、発熱体27は第1
連通口15側が密となり、以下、第2連通口17側に向けて
次第に疎となる形状となっており、飽和率が高くなる第
1連通口15側領域において強い熱が与えられるようにな
っている。なお、発熱体27の端末部は図外の電源と接続
している。この場合、内側の発熱体27の端末部は内筒25
の上蓋25aを貫通しシール部材を介して外筒19の外へ延
長され電源と接続するようになっている。
一方、乾燥室1と凝縮器11,13の間で、第1の接続通路
7と、第2の接続通路9には第1電磁弁V1と第3電磁弁
V3がそれぞれ設けられている。また、凝縮器11,13と真
空ポンプ5の間で、第1接続通路7と第2接続通路9に
は第2電磁弁V2と第4電磁弁V4がそれぞれ設けられてい
る。
第1,第2,第3,第4電磁弁V1,V2,V3,V4の関係は、第1,第
2電磁弁V1,V2が閉の時、第3,第4電磁弁V3,V4は開とな
る。また第1,第2電磁弁が開の時、第3,第4電磁弁が閉
となるよう設定され、いずれか一方の凝縮器11,13の待
機状態が得られるようになっている。
第1の接続通路7に設けられた凝縮器11の第1連通口15
には取入用の導風路31が、第2連通口17には取出用の導
風路33がそれぞれ接続され取入用の導風路31に第5電磁
弁V5が、取出用の導風路33に第6電磁弁V6が設けられて
いる。
また、第2の接続通路9に設けられた凝縮器13の第1連
通口15には取入用の導風路35が、第2連通口17には取出
用の導風路37がそれぞれ接続され取入用の導風路35に第
7電磁弁V7が、取出用の導風路37に第8電磁弁V8が設け
られている。
第5,第6、第7,第8電磁弁V5,V6,V7,8は、凝縮器11,13
の稼働中にある時、閉の状態が確保されると共に第5,第
6電磁弁V5,V6が開の時、第7,第8電磁弁V7,V8は閉とな
る。また、第5,第6電磁弁V5,V6が閉の時、第7,第8電
磁弁V7,V8は開となる。さらに、第1,第2電磁弁V1,V2
第5,第6電磁弁V5,V6の関係は、第1,第2電磁弁V1,V2
閉の時、第5、第6電磁弁V5,V6が開となるよう設定さ
れている。また、第3,第4電磁弁V3,V4と第7,第8電磁
弁V7,V8の関係は、第3、第4電磁弁V3,V4が閉の時、第
7,第8電磁弁V7,V8が開となるよう設定され熱風を各凝
縮器11,13に交互に送り込めるようになっている。
一方、取入用の導風路31,35の合流部には熱風を生成す
るヒータ39と、生成した熱風を強制的に吹き込むための
送風機41の送風口41aが臨んでいる。
なお、取出用の導風路33,37の合流部43は大気に解放さ
れている。
このように構成された凍結乾燥装置において、乾燥室1
内にセットされた凍結試料3は真空ポンプ5によって乾
燥室1内を真空にしていくことで真空状態下に置かれる
ことで凍結乾燥が行なわれる。
この凍結乾燥中に発生する昇華水蒸気は吸着領域23を通
過する際に、吸着剤21によって捕集されるため真空ポン
プ5に悪影響を与えることがなくなる。
次に、凝縮器11の吸着領域23が水蒸気で飽和状態になっ
た場合には、他の凝縮器13に切換えることで連続運転が
可能となる。一方、飽和状にある吸着領域23に発熱体27
によって熱を与える。この時、含水率の高い第1連通口
15の領域は密の状態の発熱体27によって強い熱が与えら
れる。同時に送風機41によって送り込まれる熱風と相ま
って吸着領域23の全域はほぼ均一に蒸発が促進される結
果、再生に要する時間は短くて済むようになる。したが
って、一方が運転中において再生が完了する。
なお、各通路を切換える手段に電磁弁を用いたが必ずし
も電磁弁に限定されるものではない。また、ヒータ39及
び送風機41は取出用の導風路33,37の合流部43側に設け
るようにして第2連通口17側から熱風を送り込むように
することも可能である。
[考案の効果] 以上、説明したように、この考案の凍結乾燥装置によれ
ば含水率が高くなる吸着領域の部分は密の状態に巻かれ
たコイル状の発熱体によって強い熱が与えられることと
送風機から送り込まれる熱風とによって吸着領域全域を
ほぼ均一に蒸発の促進が図れるため凝縮器の再生時間を
大巾に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の凍結乾燥装置を示した全体の説明
図、第2図は凝縮器の切断面図である。 1……乾燥室 3……凍結試料 5……真空ポンプ 7……接続通路 11……凝縮器 15……第1連通口 17……第2連通口 21……吸着剤 23……吸着領域 27……発熱体 39……ヒータ 41……送風機 42a……送風口 31,33……導風路 V5,V6……電磁弁(制御弁)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空ポンプによって乾燥室内を真空にしな
    がら凍結試料の乾燥を行なう凍結乾燥装置において、乾
    燥室と真空ポンプとをつなぐ接続通路内に、乾燥室へ続
    く接続通路を連通し合う第1連通口と、真空ポンプへ続
    く接続通路と連通し合う第2連通口と、吸着剤が充填さ
    れ前記第1連通口から第2連通口へ通過可能な吸着領域
    と、吸着領域を取囲むと共に、前記第1連通口側が密と
    なり第2連通口側へ向けて次第に疎となるようコイル状
    に巻かれた発熱体とを備えた凝縮器を設け、凝縮器の第
    1連通口と第2連通口側に、前記真空ポンプの稼働中は
    閉となる開閉可能な制御弁を備えた導風路を設け、第1
    連通口側の導風路又は第2連通口側の導風路のいずれか
    一方に、熱風を生成するヒータと、送風機の送風口を臨
    ませたことを特徴とする凍結乾燥装置。
JP1988042088U 1988-03-31 1988-03-31 凍結乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0633342Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988042088U JPH0633342Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 凍結乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988042088U JPH0633342Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 凍結乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01148585U JPH01148585U (ja) 1989-10-16
JPH0633342Y2 true JPH0633342Y2 (ja) 1994-08-31

Family

ID=31268512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988042088U Expired - Lifetime JPH0633342Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 凍結乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633342Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453353A (en) * 1977-09-20 1979-04-26 Motan Gmbh Dryer for plastic granular or plastic powder
JPS6059507A (ja) * 1983-09-09 1985-04-05 Tdk Corp 磁気ヘッドおよびその製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4561191A (en) * 1985-05-28 1985-12-31 Parkinson Martin C Method and apparatus for continuous freeze drying

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453353A (en) * 1977-09-20 1979-04-26 Motan Gmbh Dryer for plastic granular or plastic powder
JPS6059507A (ja) * 1983-09-09 1985-04-05 Tdk Corp 磁気ヘッドおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01148585U (ja) 1989-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4590683A (en) Method of and apparatus for drying wound fiber or yarn
JPH0633342Y2 (ja) 凍結乾燥装置
CN111561810B (zh) 真空冷冻干燥装置
JPH0656277B2 (ja) 凍結乾燥装置の凝縮器
JPH0633343Y2 (ja) 凍結乾燥装置
JPH0641113Y2 (ja) 凍結乾燥装置の凝縮器
CN109662674A (zh) 用于洗碗机的干燥装置及具有其的洗碗机
JP2557138Y2 (ja) 蒸気式滅菌装置
JPH0710229Y2 (ja) 凍結乾燥装置
JPH0210437Y2 (ja)
KR100386012B1 (ko) 의료기구용 멸균장치
JPH0641111Y2 (ja) 凍結乾燥装置の凝縮器
GB2268254A (en) Drying tobacco
JP3001935B2 (ja) ガス滅菌器の運転方法
JPH09117636A (ja) 除湿・乾燥装置
US3927478A (en) Method and apparatus for drying fibrous material
JPH07178288A (ja) 衣類乾燥機
CN214501894U (zh) 一种土壤干燥器
JPH073310B2 (ja) 繊維パッケージの乾燥方法および装置
JP2516062Y2 (ja) 蒸気式滅菌装置
JPS6025252Y2 (ja) 蒸気滅菌器
CN211041596U (zh) 一种实验室真空干燥箱
JPH0641112Y2 (ja) 凍結乾燥装置
SU879213A2 (ru) Эжекционна лесосушильна камера
JPH0434713Y2 (ja)