JPH0633311Y2 - 貯氷庫における連結氷の破壊装置 - Google Patents

貯氷庫における連結氷の破壊装置

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JPH0633311Y2
JPH0633311Y2 JP1987150447U JP15044787U JPH0633311Y2 JP H0633311 Y2 JPH0633311 Y2 JP H0633311Y2 JP 1987150447 U JP1987150447 U JP 1987150447U JP 15044787 U JP15044787 U JP 15044787U JP H0633311 Y2 JPH0633311 Y2 JP H0633311Y2
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JP
Japan
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ice
heat insulating
casing
insulating casing
drainboard
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智之 西尾
直也 内田
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は貯氷庫に関し、特に、貯留した氷粒を撹拌装置
により通常撹拌する形式の貯氷庫において、前記氷粒が
相互に連結することにより生じた連結氷、即ち氷塊を崩
して再び氷粒とする連結氷の破壊装置に関するものであ
る。
b.従来の技術 従来、製氷機により製造された氷粒を貯留する貯氷庫は
種々の形式のものが知られている。その内の代表的な貯
氷庫は例えば実開昭60−123557号公報に開示されてい
る。第3図に示すように、この貯氷庫は冷凍ケーシング
11の内壁面に生成した氷層をオーガ12により掻き取るオ
ーガ型製氷機と組み合わされており、氷層は掻き取られ
て氷片となって上方に送られ、冷凍ケーシング11の上端
部に固定された押圧頭13の氷圧縮通路13aを経て圧縮さ
れ、貯氷庫の筒状の断熱ケーシング1内に設けられたス
ノコ14上に、氷粒として貯蔵されるようになっている。
オーガ12の上端部12aは押圧頭13の中央部を貫いて断熱
ケーシング1内に延入しており、この上端部12aには、
そこから半径方向外方に延びる複数の撹拌棒15が設けら
れている。従って、オーガ12の回転時には撹拌棒15も回
転するため、断熱ケーシング1内の氷粒はこれ等の撹拌
棒15によって撹拌されるので、氷粒表面が溶解した後再
氷結することにより生ずる氷粒同士の連結をある程度防
止することができる。
しかし、貯氷庫内に氷が満杯になればオーガ型製氷機の
運転を停止するので、オーガ12の回転も停止してしま
う。この停止状態が長く続くと、貯氷庫内の氷粒が溶解
して、前述した氷粒同士の連結を生ずることがあるた
め、氷の放出要求信号が出て放出口16の開閉扉17が開く
と共にオーガ12の駆動装置18が作動されても、氷粒が放
出口16から放出されないことがある。
そこで、第3図に示した従来の貯氷庫においては、断熱
ケーシング1内の頂部近くに、第1の破壊棒19及び第2
の破壊棒20からなる破壊装置を取り付けている。第1の
破壊棒19は前記頂部近くから放出口16の近傍に延在し、
第2の破壊棒20は同じく前記頂部近くから庫内中心部の
オーガ上端部12a近傍に延在して、上述した氷粒同士の
連結が生じても、オーガ12の回転の際にこの連結氷を崩
し、放出口16からの氷放出が円滑に行なわれるように図
っている。
しかし、最近では毎年に水道水の水質が悪化しているた
めに、オーガ型製氷機で製氷された氷粒も脆くなってい
るので、押圧頭13の出口において正常な氷粒よりも既に
相当に小さい屑氷が生成されたり、撹拌棒15の回転によ
って氷粒が砕かれて屑氷が生成されたり、破壊棒19、20
に氷塊が当つて崩される際に屑氷が生成され、スノコ14
上に集合してシャベット状に結合することが分かってき
た。また、屑氷はその集合量が多くなると、断熱ケーシ
ング1の内壁面1aに沿ってドーナツ状もしくは環状に溜
まることが分かってきた。
c.考案が解決しようとする問題点 ところが、細長い丸棒状の部材から構成された従来の破
壊装置においては、特に第1破壊棒19は断熱ケーシング
1の内壁面1aから相当に離間した場所を下方に延びてお
り、しかも、第1破壊棒19の先端は撹拌棒15の上方で終
端しているので、上述したようにスノコ14上やケーシン
グ内壁面1aに沿って溜まった屑氷の連結氷は撹拌棒15と
共に回転してしまい、この連結氷を破壊装置によって崩
すことができず、その結果、連結氷が放出口16を閉塞し
てしまい、放出口16からの氷粒の放出が円滑に行なわれ
ないという問題点があった。
従って、本考案の目的は、貯氷庫内のスノコ上や内壁面
に沿って屑氷の連結が生じても、この連結氷を確実に崩
し破壊することができる破壊装置を提供することであ
る。
d.問題点を解決するための手段 この目的から、本考案による連結氷の破壊装置は、底部
にスノコを側壁部下方に氷放出口を有する筒状の断熱ケ
ーシングと、該断熱ケーシング内でその軸心回りに回転
自在に設けられた撹拌装置とを備える貯氷庫において、
前記側壁部の内面に、前記撹拌装置の回転方向に関して
前記氷放出口の上流位置において、前記断熱ケーシング
の頂部近傍から前記撹拌装置より下方の前記スノコ近く
まで延びる突出部材を、前記断熱ケーシングの半径方向
内方に向かって突設したものである。
e.作用 製氷機の冷凍ケーシング内に製氷用水が供給され、この
冷凍ケーシングに巻着された冷却パイプに冷媒が供給さ
れ、そして冷凍ケーシング内のオーガが駆動されると、
冷凍ケーシングの内周面に生成した氷層がオーガによっ
て掻き取られ、押圧頭を経て断熱ケーシング内のスノコ
上に氷粒として貯留される。貯留されたこの氷粒には結
合し易い屑氷が含まれており、氷粒はスノコ上にてシヤ
ーベット状の連結氷となり、貯留量が多い場合には、断
熱ケーシングの内面に沿ってもシャベット状の連結氷が
ドーナツ状もしくは環状に溜まる。
オーガの回転中には撹拌装置も回転され、また、氷の放
出要求がなされたときにも撹拌装置は回転される。撹拌
装置の回転により連結氷も一緒に回動しようとするが、
ケーシング内面の放出口上流側にはスノコの近傍からケ
ーシング頂部近くまで突出部材が延在しているために、
連結氷の回動はこの突出部材により抑止され、その結
果、連結氷が破壊される。
f.実施例 次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照し
て詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対応部
分を示すものとする。
本考案による破壊装置を備えた貯氷庫を示す第1図及び
第2図において、1は断熱材料から主として形成された
ケーシングで、このケーシング1内には、種々の方向に
延びる複数の撹拌棒5a〜5eからなる撹拌装置5が回転自
在に配設されている。実施例では、撹拌装置5は、第3
図に示した従来例と同様に押圧頭13を貫いて上方に延び
るオーガ12の上端部12aに固定され、オーガ12と共に回
転するようになっているが、オーガ12とは別の駆動部材
(図示せず)により回転駆動してもよい。
ケーシング1の側壁部には、図示しない開閉扉により通
常閉止されている氷放出口2が形成されており、また、
ケーシング1の底部には、周知のように多数の孔が穿孔
されたスノコ14が固設されている。撹拌棒5c及び5eはス
ノコ14の傾斜した表面とほぼ平行に延び、同撹拌棒5c、
5eが回転する際にスノコ14上の氷粒(図示せず)を氷放
出口2に向かって案内する。
尚、スノコ14の上面に設けられた半径方向に延在する突
出部は、本出願人の実開昭56−99376号公報に開示され
たような1条の凸条7aであり、これはスノコ14と撹拌棒
との間に氷粒が噛まれるのを防止し、また、断熱ケーシ
ング側壁部の氷放出口2の上方部位に設けられている庇
状部材は、同じく本出願人の実開昭54−134954号公報に
開示されているような氷案内体7bであり、これは氷粒が
撹拌棒により氷放出口に向かって移動するのを助ける。
本考案によると、ケーシング1の側壁部の内面1aには、
撹拌装置5の回転方向4(第2図の矢印参照)に関して
氷放出口2の上流位置において、断熱ケーシング1の頂
部近傍から撹拌棒5cの下方のスノコ14近傍まで延びる突
出部材3を、断熱ケーシング1の半径方向内方に向かっ
て突設させている。突出部材3が設けられる角度位置
は、放出口2の中央と撹拌装置5の回転軸心とを通る線
6aに対して、突出部材3の中央と前記回転軸心とを通る
線6bのなす角αが90°以内、実験によれば好ましくは約
45°以内である。実施例では、断熱ケーシング1とは別
の部品であるこの突出部材3は、第1図及び第2図から
諒解されるように矩形の波板からなり、波の各谷3a及び
山3bは断熱ケーシング1の軸方向に延びており、断熱ケ
ーシング1の円周方向には谷3aと山3bとが交互に表れる
ようになっている。また、波板の下縁は実施例ではスノ
コ14の上面とほぼ同じ高さで終端しているが、スノコ14
の下面もしくはそれ以下まで延びていてもよく、その場
合には、スノコ14の対応する周縁部分に山形の切欠き
(図示せず)を設けるのが好適である。
尚、突出部材3は断熱ケーシング1とは別の部品ではな
く、一体部品であってもよく、即ち断熱ケーシング1を
例えば打ち出しにより変形加工して所定の高さを有する
山3bを形成するようにしてもよい。
以上のような構成を有する貯氷庫において、図示しない
冷凍ケーシング内に製氷用水が供給され、この冷凍ケー
シングに巻着された冷却パイプ(図示せず)に冷媒が供
給され、そしてオーガ12が駆動されると、冷凍ケーシン
グの内周面に生成した氷層がオーガ12によって掻き取ら
れ、押圧頭13を経て断熱ケーシング1内のスノコ14上に
氷粒として貯留される。貯留されたこの氷粒には結合し
易い屑氷が含まれており、氷粒はスノコ14上にてシヤー
ベット状の連結氷となり、貯留量が多い場合には、断熱
ケーシング1の内面1aに沿ってもシャーベット状の連結
氷がドーナツ状もしくは環状に溜まる。
オーガ12の回転中には撹拌装置5も回転され、また、氷
の放出要求がなされたときにも撹拌装置5は回転され
る。撹拌装置5の回転により連結氷も一緒に回動しよう
とするが、ケーシング内面1aの放出口上流側にはスノコ
14の近傍からケーシング頂部近くまで突出部材3が延在
しているために、連結氷の回動はこの突出部材3により
抑止され、その結果連結氷が破壊される。
g.考案の効果 本考案の破壊装置は以上のような構成と作用とを備え、
連結氷を確実に破壊するので、氷の放出要求があった際
に連結氷が氷放出口を塞ぐようなことはなく、氷粒は確
実に放出される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による破壊装置を備えた貯氷庫を示す概
略断面図、第2図は第1図の破壊装置を示す概略平面
図、第3図は従来の破壊装置を内蔵した製氷装置を一部
断面で示す正面図である。 1……断熱ケーシング、1a……側壁部の内面 2……氷放出口、3……突出部材 4……撹拌装置の回転方向、5……撹拌装置 14……スノコ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部にスノコを、側壁部下方に氷放出口を
    有する筒状の断熱ケーシングと、該断熱ケーシング内で
    その軸心回りに回転自在に設けられた撹拌装置とを備え
    る貯氷庫において、前記撹拌装置の回転方向に関して前
    記氷放出口の上流位置で、前記断熱ケーシングの頂部近
    傍から前記撹拌装置より下方の前記スノコ近くまで延び
    る突出部材を、前記断熱ケーシングの側壁部の内面に、
    同断熱ケーシングの半径方向内方に向かって突設してな
    る貯氷庫における連結氷の破壊装置。
JP1987150447U 1987-10-02 1987-10-02 貯氷庫における連結氷の破壊装置 Expired - Lifetime JPH0633311Y2 (ja)

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JPH0158064U JPH0158064U (ja) 1989-04-11
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