JPH06332387A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH06332387A
JPH06332387A JP14296093A JP14296093A JPH06332387A JP H06332387 A JPH06332387 A JP H06332387A JP 14296093 A JP14296093 A JP 14296093A JP 14296093 A JP14296093 A JP 14296093A JP H06332387 A JPH06332387 A JP H06332387A
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JP
Japan
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liquid crystal
backlight
brightness
crystal display
contrast
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JP14296093A
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Isamu Shito
勇 市東
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KEIBUNSHIYA KK
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KEIBUNSHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は液晶表示装置に関し、バックライト
を備える液晶表示装置において、初期通電時に最適なコ
ントラストの液晶表示画面を提供することを目的とす
る。 【構成】 液晶パネル2の背面から光を照射するバック
ライト3と、該バックライト3の輝度を調節する輝度調
節手段4とを備え、前記バックライト3の初期点灯時か
ら予め設定された一定時間の間、前記輝度調節手段4に
より該バックライト3の輝度を所定量上げるように構成
する。また、単純マトリクス駆動方式の液晶パネル2
と、該液晶パネル2の背面から光を照射するバックライ
ト3と、該液晶パネル2のコントラストを調節するコン
トラスト調節手段4’とを備え、前記バックライト3の
初期点灯時から予め設定された一定時間の間、前記コン
トラスト調節手段4’により該液晶パネル2のコントラ
ストを所定量上げるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
特に、液晶表示面のコントラストを最適化する液晶表示
装置に関する。
【0002】〔発明の背景〕近年、例えば、ワードプロ
セッサ(以下、単にワープロという)やパーソナルコン
ピュータ(以下、単にパソコンという)等に代表される
情報処理装置においては、高機能化と共に小型化が進
み、その本体サイズもデスクトップ型と呼ばれる机上据
え置きタイプのものやラップトップ型と呼ばれる膝乗せ
タイプのものから、ノートブック型と呼ばれるA4ファ
イルサイズからA4ジャストサイズのワープロ・パソコ
ンやノートブック型よりもさらに小型のパームトップ型
・電子手帳型と呼ばれる携帯型情報処理装置のように、
ますます小型化されてきており、このように小型化され
つつある情報処理装置においては、そのディスプレイ部
分にも軽量で、かつ、薄いものが望まれている。
【0003】そこで、このようなディスプレイ装置とし
て、従来、一般的であった陰極線管(以下、CRT:Ca
thode Ray Tubeという)に代わって、例えば、図7に示
すような液晶表示装置が多く利用されるようになってき
ている。
【0004】この液晶表示装置では、周囲の明るさに左
右されることなく読みやすい画面を提供するために、液
晶パネルの背面に光源を備え、この液晶パネルを背面か
ら照らす、いわゆる、バックライトを備えるものが一般
的となっており、バックライトの構造としては、液晶パ
ネルの背面位置に光源を配置し、液晶パネルを背面から
直接照射する直下方式(図8(a)参照)と、液晶パネ
ルの側面位置に光源を配置し、光源からの光を液晶パネ
ルの背面に導いて間接的に照射するサイドライト(もし
くは、エッジライトという)方式(図8(b)参照)と
がある。なお、図8中、aは蛍光ランプ、bは拡散板、
cは導光板である。
【0005】直下方式は、光の利用効率が高く、高輝度
が得られるが、LCDへの熱の影響やディスプレイ装置
自体の薄型化が困難という点から、光の利用効率は低い
ものの、薄型で輝度の均整度が高いという特徴をもつサ
イドライト方式がバックライトとして多用されている。
【0006】なお、バックライトの光源に用いられる蛍
光ランプには、冷陰極管と熱陰極管とがあり、熱陰極管
は高輝度が得られるものの、発熱,寿命の点から冷陰極
管が多く使われている。
【0007】
【従来の技術】従来、この種のサイドライト方式のバッ
クライトを備える液晶表示装置としては、例えば、図9
に示すような液晶表示装置101がある。図9は、従来
のサイドライト方式のバックライトを備える液晶モジュ
ールの断面図である。
【0008】図9に示すように、液晶表示装置101
は、大別して、液晶パネル102と、バックライト10
3とから構成されている。
【0009】液晶パネル102は、偏光板104,10
5及びガラス基板106,107から構成され、ガラス
基板106,107の間に電極や液晶セル等が形成され
ている。
【0010】バックライト103は、光源となる蛍光ラ
ンプ110、ランプホルダ111、導光板112、反射
板113、拡散板114から構成されている。
【0011】蛍光ランプ110は、冷陰極FL(FLuore
scent )ランプから構成されており、導光板112の端
部に配置されるとともに、ランプホルダ111によって
導光板112の端面位置を除いて覆われている。
【0012】ランプホルダ111は、その内部で光が反
射するように形成されるとともに、導光板112の端面
位置に相当する部分に蛍光ランプ110から照射される
光を効率良く一方向に照射するように構成されている。
【0013】導光板112は、透明なアクリル板から構
成され、端面から入光した光を液晶パネル102の背面
まで導くものであり、その裏面には網点状のパターンが
印刷され、印刷パターンの印刷密度によって各部分の光
の射出量を調節している。
【0014】反射板113は、導光板112内に入光し
た光が導光板112の裏面から透過して出ていかないよ
うにするものであり、拡散板114は、白色のアクリル
板等から構成され、導光板112により導かれた光が液
晶パネル102に照射される際、その光を拡散して輝度
を均整化するものである。
【0015】以上の構成において、導光板112の端面
から入光した光は、アクリルと空気との屈折率の違いか
ら導光板112(アクリル板)内で反射を繰り返して進
み、インクが印刷された部分で反射率が変化するため、
導光板112(アクリル板)から光が表に放射される。
【0016】ちなみに、光源である蛍光ランプ110か
ら遠ざかると光の減衰が大きくなり、印刷密度を大きく
しなければ光源(この場合、導光板112の端面位置)
の近くと同じ光量が表に放射されないため、導光板11
2にプリントされた印刷パターンは、光学系を効率良く
するための印刷パターンとなっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバックライトを備える液晶表示装置にあって
は、画面の明るさを確保するためのバックライト103
に用いられる光源として、例えば、冷陰極管等の蛍光ラ
ンプ110が一般的に用いられており、この蛍光ランプ
110は、液晶表示装置1の電源投入時、つまり、蛍光
ランプ110の初期点灯時においては、輝度が十分でな
いため、バックライト照明が暗いという問題点があっ
た。
【0018】これは、蛍光ランプ110の特性によるも
のであり、蛍光ランプ110は、初期点灯時から徐々に
輝度が増すことにより明るくなり、一定時間の経過に最
大輝度となって光を照射する。
【0019】一般に、周囲光(外光)に対するバックラ
イト103の輝度の変動は、液晶表示面の見やすさに大
きく影響し、透過型の液晶表示装置においては、周囲光
(外光)がバックライト103の照明よりも強い場合に
は見やすさが極端に悪化する。
【0020】具体的には、液晶パネル102の表示面に
おいて、周囲光(外光)の明るさと比較してバックライ
ト103の輝度が低い場合、液晶表示画面のコントラス
トが低下し、表示画面が見にくくなるという問題が生じ
る。特に、アクティブマトリクス駆動の液晶表示装置と
比較して単純マトリクス駆動の液晶表示装置において
は、バックライト103の輝度不足によるコントラスト
低下は、視認性を大幅に悪化させるものであった。
【0021】そこで従来は、周囲の明るさに左右される
ことなく液晶表示パネル102の表示面を見やすくため
に、周囲の明るさに合わせて随時、コントラスト調節を
行うことにより前述した問題に対処していたが、例え
ば、単純マトリクス駆動の白黒液晶画面を備えるワープ
ロやパソコン等の使用時において、ワープロ,パソコン
の使用開始時に、まずコントラスト調節を行い、使用中
に、バックライトの輝度の上昇してくると、周囲光(外
光)の明るさに比較してバックライト103の輝度が高
い場合、表示画面がまぶしくて表示内容が見にくくなる
ため、再度コントラスト調節を行う必要が生じる。
【0022】さらに、最適なコントラスト調整がなされ
た後も、処理を終了して次回の電源投入時には前述した
コントラスト調節の作業を繰り返さなければならず、面
倒であった。
【0023】〔目的〕上記問題点に鑑み、本発明は、バ
ックライトを備える液晶表示装置において、例えば、電
源投入時等のような初期通電時に最適なコントラストの
液晶表示画面を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載する発明
は、図1に示すように、液晶パネル2の背面から光を照
射するバックライト3と、該バックライト3の輝度を調
節する輝度調節手段4と、を備え、前記バックライト3
の初期点灯時から予め設定された一定時間の間、前記輝
度調節手段4により該バックライトの輝度を所定量上げ
ることにより、上記目的を達成している。
【0025】この場合、上記目的である初期通電時に最
適なコントラストの液晶表示画面を得るためには、例え
ば、請求項2に記載するように、前記輝度調節手段4
は、予め設定された時間データを格納するデータ格納部
5と、装置に対する電源投入時を前記バックライト3の
初期点灯時と判断して時間計数を開始するタイマ6と、
該タイマ6により計数された時間と前記データ格納部に
格納された時間データとを比較する比較部7と、該比較
部7の比較結果に基づいて前記バックライト3の輝度を
所定量上げる輝度制御部8とを備えることが有効であ
る。
【0026】そして、請求項2に記載する発明に加え
て、請求項3に記載するように、前記バックライト3
は、光源として蛍光ランプを有し、前記輝度制御部8
は、該蛍光ランプへの通電量を制御することにより該バ
ックライト3の輝度を所定量上げたり、また、請求項2
に記載する発明に加えて、請求項4に記載するように、
前記バックライトは3、光源として複数の蛍光ランプを
有し、前記輝度制御部8は、通電すべき蛍光ランプの数
を制御することにより該バックライト3の輝度を所定量
上げたり、さらに、請求項2に記載する発明に加えて、
請求項5に記載するように、前記バックライト3は、光
源としての蛍光ランプと、該蛍光ランプの照射する光を
前記液晶パネル2の背面に導く導光板と、該導光板の表
面に設けられる拡散板と、該導光板の裏面に配置される
反射板とを有し、前記輝度制御部8は、該反射板による
反射量を制御することにより該バックライト3の輝度を
所定量上げたり、あるいは、請求項2に記載する発明に
加えて、請求項6に記載するように、前記バックライト
3は、光源としての蛍光ランプと、該蛍光ランプの照射
する光を前記液晶パネル2の背面に導く導光板と、該導
光板の表面に設けられる拡散板と、該導光板の裏面に配
置される反射板とを有し、前記輝度制御部8は、該導光
板と該反射板との間に形成されるマスクによる反射量を
制御することにより該バックライト3の輝度を所定量上
げることが好ましい。
【0027】また、請求項7に記載する発明は、図2に
示すように、単純マトリクス駆動方式の液晶パネル2
と、該液晶パネル2の背面から光を照射するバックライ
ト3と、該液晶パネル2のコントラストを調節するコン
トラスト調節手段4’と、を備え、前記バックライト3
の初期点灯時から予め設定された一定時間の間、前記コ
ントラスト調節手段4’により該液晶パネル2のコント
ラストを所定量上げることにより、上記目的を達成して
いる。
【0028】この場合、上記目的である初期通電時に最
適なコントラストの液晶表示画面を得るためには、例え
ば、請求項8に記載するように、前記コントラスト調節
手段4’は、予め設定された時間データを格納するデー
タ格納部5’と、装置に対する電源投入時を前記バック
ライトの初期点灯時と判断して時間計数を開始するタイ
マ6’と、該タイマ6’により計数された時間と前記デ
ータ格納部5’に格納された時間データとを比較する比
較部7’と、該比較部7’の比較結果に基づいて前記液
晶パネル2のコントラスト輝度を所定量上げるコントラ
スト制御部8’とを備えることを備えることが有効であ
る。
【0029】
【作用】請求項1記載の発明によれば、液晶パネルを背
面から照らすバックライトを備えた液晶表示装置におい
て、バックライトの初期点灯時から予め設定された時間
までの間、輝度調節手段によりバックライトの輝度が所
定量上げられるので、例えば、装置の電源投入時のよう
に、通常時よりもバックライトの輝度が低い場合におい
ても、バックライトとして必要な輝度が確保される。
【0030】これによって、バックライトを備える液晶
表示装置において、例えば、電源投入時等のような初期
通電時に最適なコントラストの液晶表示画面が得られ
る。
【0031】この場合、請求項2記載の発明によれば、
輝度調節手段として、比較部によりデータ格納部に格納
された時間データとタイマによるカウントデータとが比
較され、比較結果に基づいて、輝度制御部によりバック
ライトの輝度が所定量上げられるので、前述の請求項1
記載の発明に加えて、設定時間に基づいたきめ細かな輝
度調節がなされる。
【0032】そして、請求項2記載の発明に加えて、請
求項3〜6記載の発明によれば、輝度制御部により各種
手段によってバックライトの輝度が制御される。
【0033】また、請求項7記載の発明によれば、単純
マトリクス駆動方式の液晶パネルを背面から照らすバッ
クライトを備えた液晶表示装置において、バックライト
の初期点灯時から予め設定された時間までの間、コント
ラスト調節手段により液晶パネルのコントラストが所定
量上げられるので、例えば、装置の電源投入時のよう
に、通常時よりもバックライトの輝度が低い場合におい
ても、必要なコントラストが確保される。
【0034】これによって、単純マトリクス駆動方式の
バックライトを備える液晶表示装置において、例えば、
電源投入時等のような初期通電時に最適なコントラスト
の液晶表示画面が得られる。
【0035】この場合、請求項8記載の発明によれば、
輝度調節手段として、比較部によりデータ格納部に格納
された時間データとタイマによるカウントデータとが比
較され、比較結果に基づいて、コントラスト制御部によ
り液晶パネルのコントラストが所定量上げられるので、
前述の請求項1記載の発明に加えて、設定時間に基づい
たきめ細かなコントラスト調節がなされる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、図3,図4
を参照して説明する。なお、図3において、図1と同一
部分には同一の符号を付す。
【0037】まず、本実施例の構成を説明する。
【0038】図3は、本実施例の要部構成を示す概略図
である。図2において、液晶表示装置1は、液晶パネル
2、バックライト3、輝度調節手段4からなり、特に、
輝度調節手段4は、データ格納部であるROM5、タイ
マ6、比較部であるコンパレータ7、輝度制御部8から
構成されている。
【0039】液晶パネル2は、偏光板21,22、ガラ
ス基板23,24から構成され、ガラス基板23,24
間に形成される液晶セルに対する走査電極、データ電
極、透明電極等の各種電極に所定の電圧を印加すること
により液晶表示駆動を行うものであり、本実施例の液晶
パネル2では、図3に示すように、異方性導電ゴム15
を用いて、ガラス基板23とドライバLSI13が搭載
されたプリント配線基板12とを接続して実装する構造
をとっている。なお、図3中、14はベピルである。
【0040】バックライト3は、蛍光ランプ31、ラン
プホルダ32、導光板33、反射板34、拡散板35か
ら構成されており、蛍光ランプ31は、導光板33の端
部に配置される冷陰極FLランプからなり、ランプホル
ダ32によって導光板33の端面位置に光を照射するも
のである。また、ランプホルダ32は、その内部を光が
反射するように形成し、蛍光ランプ31から照射される
光を効率良く一方向に照射するように構成されている。
【0041】導光板33は、透明なアクリル板から構成
され、端面から入光した光を液晶パネル2の背面まで導
くものであり、その裏面には前述した従来例と同様に網
点状のパターンが印刷され、この印刷パターンの印刷密
度によって各部分の光の射出量を調節している。
【0042】反射板34は、導光板33内に入光した光
が導光板33の裏面から透過して出ていかないようにす
るものであり、拡散板35は、導光板33により導かれ
た光が液晶パネル2に照射される際、その光を拡散して
輝度を均整化するものである。
【0043】輝度調節手段4は、前述したように、RO
M5、タイマ6、コンパレータ7、輝度制御部8から構
成されており、ROM5は、蛍光ランプ31の点灯特性
に基づいて設定された時間データ、すなわち、蛍光ラン
プ31の初期点灯時から照射する光量が安定するまでの
間の時間データを格納するものであり、タイマ6は、実
際に蛍光ランプ31が通電されてからの時間を計数し、
計数された時間データを出力するものである。
【0044】コンパレータ7は、ROM5内に格納され
た時間データとタイマ6から出力される時間データとを
比較し、タイマ6からの時間データがROM5内に格納
された時間データの値を越えた場合に、輝度制御部8に
対して“H”を出力するものである。
【0045】輝度制御部8は、CPU81と、電流源8
2とから構成され、CPU81は、コンパレータ7から
出力される信号に基づいて、電流源82から出力される
出力電流を制御するものであり、電流源82は、バック
ライト3の光源である蛍光ランプ31に電源電流を供給
するものである。
【0046】次に、本実施例の動作(作用)を説明す
る。
【0047】まず、図3に示す輝度調節手段4における
輝度調節方法について図4を参照して説明する。
【0048】図4は、本実施例の輝度調節処理を説明す
るためのフローチャートである。
【0049】まず、液晶表示装置1に通電されると、通
電状態が検出されてタイマ6のカウント動作が開始され
る(ステップS1)。
【0050】次いで、コンパレータ7により、ROM5
に格納された時間データとタイマ6から出力される時間
データとが比較され(ステップS2)、比較結果として
コンパレータ7からの出力が“H”であるか否かがチェ
ックされる(ステップS3)。
【0051】上記ステップS3の処理において、コンパ
レータ7の出力が“L”である場合、輝度制御部8によ
りバックライト3の輝度が所定量上げられる(ステップ
S4)。具体的には、本実施例の場合、CPU81によ
って電流源82から蛍光ランプ31に供給される通電量
が増加されることにより、輝度が上げられる。
【0052】そして、上記ステップS2,S3の処理か
ら繰り返し実行される。
【0053】一方、上記ステップS3の処理において、
コンパレータ7の出力が“H”である場合、輝度制御部
8によりバックライト3の輝度が通常状態に戻される
(ステップS5)。具体的には、本実施例の場合、CP
U81によって電流源82から蛍光ランプ31に供給さ
れる通電量が通常状態と同一とすることにより、輝度が
下げられる。但し、この状態において、蛍光ランプ31
は初期点灯時から十分な時間が経過しているため、蛍光
ランプ31への通電量が下げられても十分な輝度が保た
れている。
【0054】すなわち、本実施例では、液晶パネル2を
背面から照らすバックライト3を備えた液晶表示装置1
において、バックライト3の初期点灯時から予め設定さ
れた時間までの間、輝度調節手段4によってバックライ
ト3の輝度を所定量上げることにより、例えば、装置の
電源投入時のように、通常時よりもバックライトの輝度
が低い場合においても、バックライト3として必要な輝
度を確保することができる。
【0055】したがって、例えば、電源投入時等のよう
な初期通電時であっても最適なコントラストの液晶表示
画面を得ることができる。
【0056】以下、本発明の好適な他の実施例を、図
5,図6を参照して説明する。なお、図5において、図
2及び図3と同一部分には同一の符号を付す。
【0057】前述した実施例では、バックライト3の輝
度を制御することにより、バックライト3の光源である
蛍光ランプ31の初期通電時における非安定動作時期に
おいても、液晶表示画面の最適なコントラストを得よう
とするものであったが、本実施例では、バックライト3
の輝度を制御する代わりに液晶パネル2のコントラスト
を直接制御するものである。
【0058】まず、本実施例の構成を説明する。
【0059】図5は、本実施例の要部構成を示す概略図
である。図5において、液晶表示装置1は、液晶パネル
2、バックライト3、コントラスト調節手段4’からな
り、特に、コントラスト調節手段4’は、ROM5’
と、タイマ6’と、コンパレータ7’と、コントラスト
制御部8’とから構成されている。
【0060】液晶パネル2は、前述した実施例における
異方性導電ゴム15の代わりにフレキシブルプリント基
板ケーブル16を用いて、ガラス基板23とドライバL
SI13が搭載されたプリント配線基板12とを接続し
て実装する構造をとっている。また、本実施例の液晶パ
ネル2は、単純マトリクス駆動方式による液晶表示を行
うものとなっている。
【0061】コントラスト調節手段4’は、前述したよ
うに、ROM5’、タイマ6’、コンパレータ7’、コ
ントラスト制御部8’から構成されており、コントラス
ト制御部8’は、CPU81’と、データ加算回路8
2’とから構成され、CPU81’は、コンパレータ
7’から出力される信号に基づいて、データ加算回路8
2’から加算出力されるデータ信号量を制御するもので
あり、データ加算回路82’は、液晶パネル2に出力さ
れるデータドライバからの出力信号に一定量のデータを
加算することにより表示データの輝度を上げるものであ
る。
【0062】次に、本実施例の動作(作用)を説明す
る。
【0063】まず、図5に示すコントラスト調節手段
4’におけるコントラスト調節方法について図6を参照
して説明する。
【0064】図6は、本実施例のコントラスト調節処理
を説明するためのフローチャートである。
【0065】まず、液晶表示装置1に通電されると、通
電状態が検出されてタイマ6’のカウント動作が開始さ
れる(ステップP1)。
【0066】次いで、コンパレータ7’により、ROM
5’に格納された時間データとタイマ6’から出力され
る時間データとが比較され(ステップP2)、比較結果
としてコンパレータ7’からの出力が“H”であるか否
かがチェックされる(ステップP3)。
【0067】上記ステップP3の処理において、コンパ
レータ7’の出力が“L”である場合、コントラスト制
御部8’により液晶パネル2のコントラストが所定量上
げられる(ステップP4)。具体的には、本実施例の場
合、CPU81’によってデータ加算回路82’から液
晶パネル2のデータドライバからの出力信号にデータを
加算することにより、コントラストが上げられる。
【0068】そして、上記ステップP2,P3の処理か
ら繰り返し実行される。
【0069】一方、上記ステップP3の処理において、
コンパレータ7’の出力が“H”である場合、コントラ
スト制御部8’により液晶パネル2のコントラストが通
常状態に戻される(ステップP5)。具体的には、本実
施例の場合、CPU81’によってデータ加算回路8
2’から液晶パネル2のデータドライバからの出力信号
にデータの加算を行わないことにより、コントラストが
下げられる。但し、この状態において、蛍光ランプ31
は初期点灯時から十分な時間が経過しているため、コン
トラストを下げても十分な輝度が保たれている。
【0070】すなわち、本実施例では、単純マトリクス
駆動方式の液晶パネル2を背面から照らすバックライト
3を備えた液晶表示装置1において、バックライト3の
初期点灯時から予め設定された時間までの間、コントラ
スト調節手段4’によって液晶パネル2のコントラスト
を所定量上げることにより、例えば、装置の電源投入時
のように、通常時よりもバックライト3の輝度が低い場
合においても、必要なコントラストを確保することがで
きる。
【0071】したがって、例えば、電源投入時等のよう
な初期通電時であっても最適なコントラストの液晶表示
画面を得ることができる。
【0072】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例
えば、本実施例におけるバックライト3の光源となる蛍
光ランプ31は、冷陰極管(冷陰極FLランプ)から構
成されているが、熱陰極管による蛍光ランプを使用する
ものであってもよい。
【0073】また、前述した実施例によれば、輝度調節
としてバックライト3の光源となる蛍光ランプ31への
通電量を増加させることにより輝度の調節を行っていた
が、メインとなる蛍光ランプ31に対してサブとなる蛍
光ランプ31を設け、輝度を上げる場合にはサブとなる
蛍光ランプ31を点灯させることにより補助光量を得る
ものであったり、他にも、バックライト3の構成要素の
1つである反射板34の反射量を制御することにより輝
度を上げたり、導光板33と反射板34との間に形成さ
れるマスク(印刷パターン)を可変することにより輝度
を上げるものであっても構わない。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、液晶パネルを
背面から照らすバックライトを備えた液晶表示装置にお
いて、バックライトの初期点灯時から予め設定された時
間までの間、輝度調節手段によってバックライトの輝度
を所定量上げることにより、例えば、装置の電源投入時
のように、通常時よりもバックライトの輝度が低い場合
においても、バックライトとして必要な輝度を確保する
ことができる。
【0075】したがって、バックライトを備える液晶表
示装置において、例えば、電源投入時等のような初期通
電時に最適なコントラストの液晶表示画面を得ることが
できる。
【0076】この場合、請求項2記載の発明では、輝度
調節手段として、比較部によってデータ格納部に格納さ
れた時間データとタイマによるカウントデータとを比較
し、比較結果に基づいて、輝度制御部によってバックラ
イトの輝度を所定量上げることにより、前述の請求項1
記載の発明に加えて、設定時間に基づいたきめ細かな輝
度調節を行うことができる。
【0077】そして、請求項2記載の発明に加えて、請
求項3〜6記載の発明によれば、輝度制御部によって各
種手段でバックライトの輝度を制御することができる。
【0078】また、請求項7記載の発明によれば、単純
マトリクス駆動方式の液晶パネルを背面から照らすバッ
クライトを備えた液晶表示装置において、バックライト
の初期点灯時から予め設定された時間までの間、コント
ラスト調節手段によって液晶パネルのコントラストを所
定量上げることにより、例えば、装置の電源投入時のよ
うに、通常時よりもバックライトの輝度が低い場合にお
いても、必要なコントラストを確保することができる。
【0079】したがって、単純マトリクス駆動方式のバ
ックライトを備える液晶表示装置において、例えば、電
源投入時等のような初期通電時に最適なコントラストの
液晶表示画面を得ることができる。
【0080】この場合、請求項8記載の発明では、輝度
調節手段として、比較部によってデータ格納部に格納さ
れた時間データとタイマによるカウントデータとを比較
し、比較結果に基づいて、コントラスト制御部によって
液晶パネルのコントラストを所定量上げることにより、
前述の請求項1記載の発明に加えて、設定時間に基づい
たきめ細かなコントラスト調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の原理構成を示す図である。
【図2】請求項7の発明の原理構成を示す図である。
【図3】本実施例の要部構成を示す概略図である。
【図4】本実施例の輝度調節処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】他の実施例の要部構成を示す概略図である。
【図6】本実施例のコントラスト調節処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】従来の液晶表示装置の外観図である。
【図8】従来のバックライトの方式例を示す概略断面図
である。
【図9】従来のサイドライト方式のバックライトを備え
る液晶モジュールの断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 液晶パネル 3 バックライト 4 輝度調節手段 5 ROM(データ格納部) 6 タイマ 7 コンパレータ(比較部) 8 輝度制御部 12 プリント配線基板 13 ドライバLSI 14 ベピル 15 異方性導電ゴム 16 フレキシブルプリント基板ケーブル 21,22 偏光板 23,24 ガラス基板 31 蛍光ランプ 32 ランプホルダ 33 導光板 34 反射板 35 拡散板 81 CPU 82 電流源 4’ コントラスト調節手段 5’ ROM(データ格納部) 6’ タイマ 7’ コンパレータ(比較部) 8’ コントラスト制御部 81’ CPU 82’ データ加算回路 101 液晶表示装置 102 液晶パネル 103 バックライト 104,105 偏光板 106,107 ガラス基板 110 蛍光ランプ 111 ランプホルダ 112 導光板 113 反射板 114 拡散板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶パネルの背面から光を照射するバック
    ライトと、 該バックライトの輝度を調節する輝度調節手段と、 を備え、 前記バックライトの初期点灯時から予め設定された一定
    時間の間、前記輝度制御手段により該バックライトの輝
    度を所定量上げることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記輝度調節手段は、 予め設定された時間データを格納するデータ格納部と、 装置に対する電源投入時を前記バックライトの初期点灯
    時と判断して時間計数を開始するタイマと、 該タイマにより計数された時間と前記データ格納部に格
    納された時間データとを比較する比較部と、 該比較部の比較結果に基づいて前記バックライトの輝度
    を所定量上げる輝度制御部と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】前記バックライトは、光源として蛍光ラン
    プを有し、 前記輝度制御部は、該蛍光ランプへの通電量を増加させ
    ることにより該バックライトの輝度を所定量上げること
    を特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記バックライトは、光源として複数の蛍
    光ランプを有し、 前記輝度制御部は、通電すべき蛍光ランプの数を増加さ
    せることにより該バックライトの輝度を所定量上げるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記バックライトは、 光源としての蛍光ランプと、 該蛍光ランプの照射する光を前記液晶パネルの背面に導
    く導光板と、 該導光板の表面に設けられる拡散板と、 該導光板の裏面に配置される反射板と、 を有し、 前記輝度制御部は、該反射板による反射量を増加させる
    ことにより該バックライトの輝度を所定量上げることを
    特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記バックライトは、 光源としての蛍光ランプと、 該蛍光ランプの照射する光を前記液晶パネルの背面に導
    く導光板と、 該導光板の表面に設けられる拡散板と、 該導光板の裏面に配置される反射板と、 を有し、 前記輝度制御部は、該導光板と該反射板との間に形成さ
    れるマスクによる反射量を増加させることにより該バッ
    クライトの輝度を所定量上げることを特徴とする請求項
    1または2記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】単純マトリクス駆動方式の液晶パネルと、 該液晶パネルの背面から光を照射するバックライトと、 該液晶パネルのコントラストを調節するコントラスト調
    節手段と、 を備え、 前記バックライトの初期点灯時から予め設定された一定
    時間の間、前記コントラスト調節手段により該液晶パネ
    ルのコントラストを所定量上げることを特徴とする液晶
    表示装置。
  8. 【請求項8】前記コントラスト調節手段は、 予め設定された時間データを格納するデータ格納部と、 装置に対する電源投入時を前記バックライトの初期点灯
    時と判断して時間計数を開始するタイマと、 該タイマにより計数された時間と前記データ格納部に格
    納された時間データとを比較する比較部と、 該比較部の比較結果に基づいて前記液晶パネルのコント
    ラスト輝度を所定量上げるコントラスト制御部と、 を備えることを特徴とする請求項7記載の液晶表示装
    置。
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