JPH0618876A - 液晶バックライトユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示装置を小型化するためのバックライ
トユニットの構造。 【構成】 蛍光菅１２の背面にテ−パ面１１Ｂを有する
反射板１１を設けるとともに、この反射板と対接するよ
うに蛍光管をドライブするための電源回路基盤１３を配
置する。電源回路基盤に搭載されている電子部品１４、
１４・・・はテ−パ面１１Ｂの背後に生じる空間に位置
するように回路が構成されるため、このバックライトユ
ニットの全体的な厚さを薄くすることができる。。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は小型のテレビ受像機に搭
載されている液晶パネルのバックライトユニットに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】小型のテレビ受像機に搭載されている液
晶パネルや、ワープロの表示盤には透明電極に信号を供
給することよって文字、または図形を表示する液晶表示
パネルが設けられている。このような液晶表示パネルは
通常その背後にバックライトを備え、液晶を透過する光
によって画像を写しだすものが使用されている。

【０００３】図３は液晶表示装置の一例を示す概要図で
あって、１は光透過型の液晶パネル、２は照明用の蛍光
管３をドライブするための電源部、４は前記蛍光管３か
ら放出される光を液晶パネル１側に有効に反射させるた
めの反射板である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
液晶表示装置は一般に小型な電子機器に取りつけられた
め、厚みを薄くすることが要請されるが、ある面積を有
する液晶パネル１に対して均一なバックライト光を照射
するためには、蛍光管３から放出される光を効果的に分
散するため反射板４にテーパ面を形成し、液晶パネル面
１に対してむらのない光を照射することが必要になる。
そのため反射板４の背後には図３の斜線で引いた部分に
デッドスペースが生じ、液晶表示装置の厚みが増大する
という問題があった。

【０００５】

【問題点を解決するための手段】本発明はこのような問
題を軽減するために液晶パネルの背面に蛍光管を置き、
その蛍光管より放出される光をその背後に設けられてい
る反射板によって前方に反射させるが、この反射板に形
成されているテーパ状の反射面の裏側の空間を利用して
蛍光管のドライブ回路を配置した電源回路基盤を設ける
ようにする。

【０００６】

【作用】反射板と電源回路基盤を対接することによって
反射板のテーパ面裏側と基盤の間に空間が生じるため、
この空間を利用して蛍光管ドライブ用の電子部品を格納
でき、液晶表示装置の厚みを薄くできる。

【０００７】

【実施例】図１は本発明の液晶バックライトユニットの
構造を示す断面図で、１０は透過型の液晶パネルの部分
を示す。この液晶パネルはよく知られているようにツイ
ストネマチック型の液晶の表面に透明電極を配置し、例
えば、この電極に電圧が印加されているときに液晶を透
過する光がカットされるようになされている。

【０００８】液晶パネル１０の背後には図２に示めされ
ているように、Ｕ字状に折り曲げられた蛍光管１２が配
置され、その下側には白色の散乱性の反射板１１が配置
されている。この反射板１１は前記蛍光管１２から放出
されている光を液晶パネル側に反射し、液晶面を透過す
る光が均一になるように適宜テーパ面１１Ｂが形成され
ている。１３は前記蛍光管１２をドライブするためのド
ライブ回路がプリント配線回路によって構成されいる電
源回路基盤を示し、この電源回路基盤１３にはドライブ
回路を構成するために多くの電子部品１４、１４、１４
・・・・が搭載されている。また、この電源回路基盤１
３には図２でよく示されているように前記反射板の底面
１１Ａと対接する位置に開孔部１３Ａが設けられ反射板
１１の底面が１１Ａが嵌入するようになされている。な
お、１１Ｃは電源回路基盤１３の一部が突入する開孔を
示す。

【０００９】図２は上記した断面図で示されている本発
明の液晶バックライトユニットを斜視図に分解したもの
であり、Ｕ字状に折り曲げられた蛍光管１２はソケット
１２Ａによって電源回路基盤１３上にとり付けられてい
るコネクタ１４Ｂに固定されている。１４Ａは蛍光管を
駆動する交番電圧を発生する昇圧トランスを示し、この
昇圧トランスは回路基盤上に配置されている他の電子部
品と共同して蛍光管のドライブ信号を発生する。なお、
１４ｃはアース電極を示し、このアース電極と前記蛍光
管１２の中央部を接近することによって蛍光管の点灯放
電が容易になるように設計している。

【００１０】この実施例から理解されるように、この発
明の液晶バックライトは、反射板１１と電源回路基盤１
３が対接する空間部分ｓｖに、ドライブ回路を構成する
電子部品（ＩＣ、コンデンサ、トランジスタ、抵抗等）
が配置されるようになされているため、液晶装置の空間
部分が効率的に使用され全体的な厚みを薄くすることが
できる。さらに図２に示されているように反射板１１の
突出する底面１１Ａが嵌入するような開孔部１３Ａを電
源回路基盤１３に設けることによって電源回路基盤１３
の厚みを吸収しているので、さらに液晶装置の厚みを薄
くすることができる。

【００１１】図１の（ｂ）は本発明の他の実施例を示す
断面図で、図１の（ａ）と同一部分は同一符号で示され
ている。この実施例は蛍光管１２が１本の管によって構
成されており、反射板１１は左右が上向いたテーパ面と
される。そしてこのテーパ面の下側に形成される空間を
利用して電子部品１４が配置されている。また，この実
施例の場合も同様に電源回路基盤１３に開孔部１３Ａが
設けられこの開孔部１３Ａに反射板１１の底面の一部が
突入することによって全体の厚さが薄くなるようになさ
れている。

【００１２】図１の（ｃ）は反射板１１の代わりにガラ
ス等で構成されている導光プリズム１５を使用した例を
示す。導光プリズム１５の底面は反射面１５Ａとされて
おり、電源回路基盤１３との空間には電子部品１４が配
置されている。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶バッ
クライトユニットは、液晶パネル側に蛍光管の光を反射
する反射板と、この反射板の背後に設けられている電源
回路基盤との空間部分に、蛍光管をドライブする電子部
品が搭載されるような構成とされているので、液晶装置
の全体的な厚みを薄くすることができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の液晶バックライトユニットの断面を示
す実施例である。

【図２】本発明の液晶バックライトユニットの斜視図で
ある。

【図３】従来の液晶バックライトユニットの概要図であ
る。

【符号の説明】

１０は液晶パネル １１は反射板 １２は蛍光管 １３は電源回路基盤 １４は電子部品

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液晶パネルの背面に蛍光管と、該蛍光管
   より放出される光を前記液晶パネル側に反射するための
   テーパ面が形成されている反射板を設けるとともに、こ
   の反射板の背面に前記蛍光管を駆動する電源回路基盤を
   配置し、前記反射板のテーパ面の後ろ側と、前記電源回
   路基盤が対接している空間に前記蛍光管を駆動するため
   の電子部品を実裝したことを特徴とする液晶バックライ
   トユニット。