JPH06332244A - 高速充填性、高密度充填性を有する静電荷像用トナー - Google Patents

高速充填性、高密度充填性を有する静電荷像用トナー

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JPH06332244A
JPH06332244A JP5118262A JP11826293A JPH06332244A JP H06332244 A JPH06332244 A JP H06332244A JP 5118262 A JP5118262 A JP 5118262A JP 11826293 A JP11826293 A JP 11826293A JP H06332244 A JPH06332244 A JP H06332244A
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JP
Japan
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molecular weight
toner
resin
weight
mol
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Application number
JP5118262A
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English (en)
Inventor
Yusuke Takada
裕介 高田
Katsumi Nishibayashi
克美 西林
Hitoshi Nagahama
均 長浜
Hiroshi Horio
浩史 堀尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速複写に適した優れた流動性と熱定着性と
を有し、しかも減圧法等による高速度、高密度充填をト
ナー凝集なしに可能とする静電荷像用トナーを提供す
る。 【構成】 静電荷像用トナーにおいて、連続媒質を形成
するスチレン系樹脂として、耐オフセット性、熱定着性
及び粒子間非凝集性に関して凝集力が適切な範囲にある
特定分子量分布のスチレン系樹脂を選び、分散相を形成
するオレフィン系樹脂として、粘着力と耐オフセット性
に関してレオロジー的特性が一定の範囲にあるオレフィ
ン系樹脂を選び、しかも両樹脂の間に一様な相互分散状
態を形成させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法等において
静電荷像を現像するのに用いるトナーに関するもので、
より詳細には、高速複写が可能であり、更にトナーの諸
特性を低下させることなしに、トナー容器等への高速、
高密度充填を可能にする静電荷像用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体上に形成される静電荷像
を現像するための現像剤として、定着性樹脂、低分子量
オレフィン系樹脂等の離型剤及びカーボンブラック等の
着色剤から成る組成物を一定の粒度に成形した粉体トナ
ーが広く使用されている。この粉体トナーは、必要によ
り磁性キャリヤ等との組合せで帯電され、感光体表面に
搬送され、感光体表面にトナー像を形成した後複写紙等
に転写され、最後に熱ローラ等により複写紙上に定着さ
れる。
【0003】低分子量オレフィン系樹脂等の離型剤は、
例えば特公昭52−3304号公報に記載されている通
り、熱ローラ定着に際して、オフセット現像の発生を防
止して、優れた定着性能を付与するものであるが、その
反面トナー組成物中に含有される離型剤はトナー粒子相
互の凝集を助長して、流動性低下やボタ落ちによる複写
紙汚染を生じることが知られている。
【0004】この欠点を解消するため、特開昭58−1
89647号公報(従来技術I)には、オレフィン系樹
脂離型剤を配合する樹脂として、2乃至15の酸価を有
するスチレン−アクリル系樹脂を選択し且つこれに配合
するカーボンブラックとして10乃至50mμの粒径と
200乃至800%の吸油量とを有するものを用いるこ
とが示されている。
【0005】また、特開昭63−183452号公報
(従来技術II)には、トナーの定着用媒質として、重量
平均分子量/数平均分子量が40以上であって、GPC
による数基準分子量が4×103 乃至7×103 の低分
子域と2×105 乃至5×10 5 の高分子域にそれぞれ
極大値を有するとともに、該低分子域の比率が65乃至
85重量%である重合体を使用することにより、低速機
から高速機にわたって、保存安定性、耐オフセット性及
び定着性に優れた現像剤が得られることが記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】上記従来技術I及び
IIは、トナーの凝集傾向を防止しながら、耐オフセット
性や定着性を向上させるという目的に対して或る程度の
成功をおさめているが、未だ高速複写という目的や、ト
ナーの生産性を高め、流通コストを低減させるという目
的に対しては未だ十分満足すべきものではなかった。
【0007】即ち、高速複写では、現像器における現像
剤の流速も当然大きくなることから、トナーには優れた
流速が要求される一方で、熱定着に際しても定着ローラ
との接触時間が短かくなることから、オフセット防止作
用が極く短時間の内に行われることが要求されるが、オ
フセット防止作用に優れた離型剤は、一般にトナー粒子
の凝集を来しやすく、流動性を損う要因となる。
【0008】また、トナーは製造後ボトルやその他の形
状の容器に充填し、保管及び輸送を行っているが、トナ
ーは微細でしかも個々の粒子が独立した粉体からなるた
め、内部に多量の空気を包蔵していて充填密度が低く、
しかも高速での充填が困難であるという問題がある。ト
ナーの流通コストを低減させ且つ生産性を向上させるた
めに、トナーを高速でしかも高密度に充填する試みがな
されている。
【0009】即ち、特開昭60−68201号公報や特
開平1−124503号公報にみられる通り、トナーを
充填すべき容器内を減圧にし、これにトナー粉体を充填
する方式があるが、従来の離型性トナーでは、このよう
な高速、高密度充填を行うと、トナー粒子相互が著しく
凝集し、トナーの流動性低下とホワイトスポット発生等
による画質低下とを来すことになる。
【0010】従って、本発明の目的は、高速複写に適し
た優れた流動性と熱定着性とを有し、しかも減圧法等に
よる高速度、高密度充填をトナー凝集なしに可能とする
静電荷像用トナーを提供するにある。
【0011】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、低
分子量側ピークの数基準分子量が350乃至100000の範
囲にあると共に該ピークにおける数基準分子量の極大値
が8000より大で且つ16000 以下の範囲内にあり、且
つ前記低分子量成分100重量部当たりの高分子量成分
の含有量が25乃至40重量部の範囲にあるスチレン系
樹脂、数平均分子量が2000乃至6000の範囲に
ある低分子量オレフィン系樹脂及び数平均分子量が7
000乃至15000の範囲内にある高分子量オレフィ
ン系樹脂を、 :+ = 95:5乃至99:1 : = 5:95乃至70:30 の重量比で含有することを特徴とする高速充填性を有す
る静電荷像用トナーが提供される。
【0012】
【作用】本発明のトナーは、必須成分として定着剤とし
てのスチレン系樹脂と離型剤としてのオレフィン系樹脂
とを含有するが、先ずスチレン系樹脂として、低分子量
側ピークの数基準分子量が350乃至100000の範
囲にあり、しかもこのピークにおける分子量の極大値が
8000より大で且つ16000以下の範囲にあり、且
つ前記低分子量成分100重量部当りの高分子量成分の
含有量が25乃至40重量部の範囲にあるものを選択使
用する。
【0013】本発明において、定着用樹脂(スチレン系
樹脂)の分子量分布の内、特に低分子量側ピークを問題
にしているのは、この低分子量側ピークがトナー粒子の
熱定着性、耐オフセット性、流動性等に重大な影響を与
えていると共に、この成分がオレフィン系樹脂(離型
剤)との相互分散性(以下単に相互分散性という)に密
接に関連していることによる。
【0014】低分子量側ピークの下限を350と規定し
ているのは、350を下回る成分が含有されると、この
成分がトナー粒子の凝集傾向を著しく増大させるためで
ある。本発明では、この低分子量側ピークの極大値が8
000より大で且つ16000以下の範囲にあること、
特に好ましくは10000乃至15000の範囲にある
ことが重要である。
【0015】低分子量側ピークの極大値は、トナー粒子
の凝集力、熱定着性及び相互分散性に影響を及ぼすこと
がわかった。即ち、このピーク極大値が上記範囲よりも
低いと、凝集力が小さすぎてオフセットを発生しやすい
と共に、高密度充填、特に嵩密度0.4g/cm3 以上
の高密度充填に際してトナー粒子相互の凝集を生じるよ
うになる。一方、このピーク極大値が上記範囲よりも大
きくなると、凝集力が増大して、オフセットも減少する
が熱定着性も減少する方向であり、しかもオレフィン系
樹脂を十分に分散させることが困難となり、これにより
後述する不都合を生じ易くなる。
【0016】本発明では、オレフィン系樹脂として、数
平均分子量(Mn)が2000乃至6000の範囲にあ
る低分子量オレフィン系樹脂と、数平均分子量(Mn)
が7000乃至15000の範囲にある高分子量オレフ
ィン系樹脂との組合せを選択し、これを前記スチレン系
樹脂と組合せることが第二の特徴である。
【0017】即ち、本発明は上記スチレン系樹脂とオレ
フィン系樹脂組成物との組合せでは、スチレン系樹脂媒
質に対してオレフィン系樹脂組成物の一様な分散が可能
となり、高速、高密度充填時の粒子間凝集を防止しなが
ら、高速複写時の耐オフセット性をも向上させ得るとい
う新規知見に基づくものである。
【0018】低分子量オレフィン系樹脂は、耐オフセッ
ト性には優れているが、オレフィン系樹脂のスチレン系
樹脂に対する分散が不均一となり、またオレフィン系樹
脂自体の凝集力が小さくなり更に粘着傾向も増大する傾
向もあって、高速複写時のトナー流動性が低下し、且つ
高速、高密度充填時の粒子間凝集も増大する傾向がみら
れる。
【0019】一方、高分子量オレフィン系樹脂は、前記
スチレン系樹脂に対する分散性には優れているが、オレ
フィン系樹脂自体の凝集力が大きすぎて、高速複写時に
オフセットを発生し易くなる傾向がある。
【0020】本発明において、低分子量オレフィン系樹
脂と高分子量オレフィン系樹脂との組合せを使用する
と、オレフィン系樹脂全体のスチレン系樹脂の分散が一
様となり、しかも低分子量オレフィン系樹脂単独を使用
した場合に勝るとも劣らない高速複写時の耐オフセット
性が得られる。これは、高分子量オレフィン系樹脂が低
分子量オレフィン系樹脂を捕捉して、スチレン系樹脂へ
の分散を助長すると共に、熱定着時には低分子量オレフ
ィン系樹脂がオレフィン系樹脂全体の凝集力を低くする
ように作用させるためと思われる。
【0021】かようにして、本発明によれば、連続媒質
を形成するスチレン系樹脂として、耐オフセット性、熱
定着性及び粒子間非凝集性に関して凝集力が適切な範囲
にある特定分子量分布のスチレン系樹脂を選び、分散相
を形成するオレフィン系樹脂として、粘着力と耐オフセ
ット性に関して一定の分子量の組合せを有するオレフィ
ン系樹脂を選び、しかも両樹脂の間に一様な相互分散状
態を形成させたことにより、容器へのトナーの高速、高
密度充填が凝集なしに可能となり、高速複写に際して
も、優れた流動性、熱定着性及び耐オフセット性が得ら
れるものである。
【0022】本発明において、スチレン系樹脂()と
オレフィン系樹脂(+)とは、95:5乃至99:
1、特に96:4乃至98:2の重量比で用いるのがよ
い。
【0023】オレフィン系樹脂の量が上記範囲よりも少
ないと高速複写時に十分なオフセット防止能が得られな
い場合があり、一方上記範囲よりも多いと高速、高密度
充填がトナー粒子間凝集のため困難となったり、高速複
写時のトナー流動性不良等を生じる場合がある。
【0024】一方、低分子量オレフィン系樹脂と高分
子量オレフィン系樹脂とは、5:95乃至70:3
0、特に10:90乃至50:50の重量比で用いるの
がよい。低分子量樹脂の量が上記範囲よりも少ない
と、高速複写時の耐オフセット性が不十分となり、一方
高分子量樹脂の量が上記範囲よりも少ないと、スチレ
ン系樹脂への分散が不均一となったり、粘着傾向が著し
くなる傾向がある。
【0025】
【発明の好適態様】「図1」は、本発明に使用するスチ
レン系樹脂の一例〔後述の実施例における結着樹脂Aに
相当〕の分子量分布を示すものであり、この樹脂は低分
子量側ピークの数基準分子量が350乃至10000
0、このピークにおける極大値が8000より大で且つ
16000以下の範囲、特に10000乃至15000
の範囲にある。低分子量側ピークとは、ピークが複数あ
る場合に低分子量側にあるという意味であり、ピークが
単一である場合にはそのピークであってよい。一般には
ピークが2個以上ある分子量分布のものが好ましい。
【0026】この場合、スチレン系樹脂としては、上記
低分子量成分100重量部当りの高分子量成分の含有割
合は、25乃至40重量部、特に30乃至35重量部の
範囲にあることが高速定着性や高密度充填性の点で望ま
しい。即ち、高分子量成分の含有量が上記範囲よりも多
いと熱定着性が低下する傾向があり、逆に少ないと高密
度充填時に凝集する傾向もみられるようになる。スチレ
ン系樹脂の数平均分子量(Mn)は7000乃至900
0の範囲にあることが望ましく、また分子量分布(Mw
/Mn)は16乃至26の範囲にあるのが好都合であ
る。
【0027】スチレン系樹脂は、ポリスチレン、即ちス
チレンの単独重合体でもよく、またスチレンと他のエチ
レン系不飽和単量体との共重合体であってもよい。スチ
レン共重合体としては、スチレンとアクリル系単量体と
の共重合体が好適である。アクリル系単量体としては、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の
(メタ)アクリル酸アルキルエステル;アクリル酸、メ
タアクリル酸;(メタ)アクリロニトリル:(メタ)ア
クリルアマイド;(メタ)アクリル−2−ヒドロキシエ
チル、(メタ)アクリル−3−ヒフォロキシプロピル等
の(メタ)アクリルヒドロキシアルキルエステル;(メ
タ)アクリル−2−アミノエチル、(メタ)アクリル−
3−アミノプロピル、N−エチル(メタ)アクリル−2
−アミノエチル等の(メタ)アクリル−アミノアルキル
エステル;グリシジル(メタ)アクリレート等を挙げる
ことができるが、アクリル系単量体の主体は(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルから成ることが好ましい。
【0028】共重合体中におけるスチレンとアクリル系
単量体との比率は、種々変化し得るが、一般に60:4
0乃至98:2、特に75:25乃至85:15のモル
比で存在するのがよい。特に好適なスチレン−アクリル
共重合体は、 スチレン 75〜85重量% メチルメタクリレート 0.5〜5重量% n−ブチルアクリレート 10〜20重量% の組成を有するものである。
【0029】オレフィン系樹脂としては、数平均分子量
(Mn)が上記範囲にある低分子量成分及び高分子量
成分の組合せを用いる。
【0030】オレフィン系樹脂としては、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、プロピレン−エチレン共重合体が使
用されるが、ポリプロピレンが特に好適である。
【0031】低分子量オレフィン系樹脂の適当な例は数
平均分子量(Mn)4000のポリプロピレン又は、数
平均分子量(Mn)3000のポリプロピレンであり、
一方高分子量オレフィン系樹脂の適当な例は数平均分子
量(Mn)8000のポリプロピレン又は、数平均分子
量(Mn)15,000のポリプロピレンである。
【0032】本発明のトナーには、上記必須成分に加え
て、種々のトナー用配合成分、例えば電荷制御用染料、
着色剤等を配合することができる。
【0033】電荷制御用染料としては、含金属錯塩染
料、特に2:1型含金属錯塩染料(染料分子:金属=
2:1のもの)であるものを用いることが好ましく、こ
のような含金属錯塩染料は、式
【0034】
【化1】 式中、環AおよびBは縮合環を有することができ、また
ハロゲン原子、ニトロ基、アルキル基、アミド基の置換
基を有することができ、Mは遷移金属を表わす、で表わ
すことができる。遷移金属Mとしては、Cr、Co、C
u、Fe、Ni等を挙げることができるが、Crを含有
するものが好ましい。
【0035】着色剤としては、着色用顔料、体質顔料、
磁性顔料、導電性顔料の1種或いは2種以上の組合せを
用いることができる。これらの顔料は勿論、上述した機
能の2種以上を兼ね備えた顔料でもよく、例えばカーボ
ンブラックは黒色顔料と共に導電性顔料としての機能を
も兼ね備えており、四三酸化鉄は磁性顔料としての機能
と共に、所謂鉄黒の名称からも明らかな通り、黒色顔料
としての機能をも兼ね備えている。
【0036】着色顔料の適当な例は次の通りである。 黒色顔料 カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラッ
ク、アニリンブラック。黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネ
ラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネー
ブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエロ
ーG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、
ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パ
ーマンネントイエローNCG、タートラジンレーキ。 橙色顔料 赤口黄鉛、モリブテンオレンジ、パーマネントオレンジ
GTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、イン
ダスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレン
ジG、インダスレンブリリアントオレンジGK。 赤色顔料 ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウ
ム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾ
ロンレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、レーキ
レッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレー
キ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリア
ントカーミン3B。 紫色顔料 マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレ
ットレーキ。
【0037】青色顔料 紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクト
リアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化
物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーB
C。 緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、
マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリーン
G。 白色顔料 亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛。 体質顔料 バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイト
カーボン、タルク、アルミナホワイト。
【0038】磁性材料顔料としては、従来例えば、四三
酸化鉄(Fe34 )、三二酸化鉄(γ−Fe2
3 )、酸化鉄亜鉛(ZnFe24 )、酸化鉄イットリ
ウム(Y 3 Fe512)、酸化鉄カドミウム(CdFe
24 )、酸化鉄ガドリウム(Gd3 Fe512)、酸
化鉄銅(CuFe24 )、酸化鉄鉛(PbFe12
19)、酸化鉄ニッケル(NiFe24 )、酸化鉄ネオ
ジウム(NdFeO3 )、酸化鉄バリウム(BaFe
12 19 )、酸化鉄マグネシウム(MgFe24 )、
酸化鉄マンガン(MnFe24 )、酸化鉄ランタン
(LaFeO3 )、鉄粉(Fe)、コバルト粉(C
o)、ニッケル粉(Ni)等が知られているが、本発明
においてもこれら公知の磁性材料の微粉末の任意のもの
を用いることができる。本発明の目的に特に好適な磁性
材料顔料は四三酸化鉄である。
【0039】導電性顔料としては、上述したカーボンブ
ラックの他に、導電処理を行ったそれ自体は非導電性の
無機微粉末や各種金属粉等の任意のものが使用される。
【0040】電荷制御染料は、定着用樹脂100重量部
当り0.5乃至5重量部、特に1.5乃至3重量部の量
で用いるのがよく、着色剤は5乃至15重量部、特に8
乃至12重量部の量で使用する。
【0041】これらの各トナー成分は、ヘンシェルミキ
サー等の混合機で前混合したのち、二軸押出機等の混練
装置を用いて混練し、この混練組成物を冷却した後、粉
砕し、分級してトナーとする。
【0042】トナーの粒径は、一般にコールターカウン
ターによるメジアン径が5乃至20μm、特に7乃至1
5μmの範囲内にあるのがよい。トナー粒子の表面に
は、必要に応じ疎水性気相法シリカ等の流動性改良剤を
0.05乃至1.0重量%の量でまぶして最終トナーと
する。
【0043】本発明によるトナーは、流通用トナー容器
に対して、粒子間凝集なしに高速で高密度に充填し得る
という顕著な利点がある。容器内を減圧にして高速、高
密度充填する場合、容器に落入する粉体の速度が大き
く、しかも容器内の空気量が少ないために、容器内に充
填される粉体の圧縮の程度が大きくなる。特に粉体供給
器の圧力と容器内の圧力との差が大きい充填初期におい
ては、容器内に入る粉体が内底面やその上のトナー粒子
層と激しく衝突して、粉体に大きな圧縮力が作用し、こ
れが粒子間凝集を生じる原因となるが、本発明ではトナ
ー粒子が凝集しにくい分散構造となっているから、容器
内の減圧の程度を大きくして、高速、高密度充填を行っ
ても、粒子間凝集を生じにくく、嵩密度0.4g/cm
3 以上の高密度でしかも充填速度1000g/sec以
上の高速度での充填が可能となり、容器の費用を節約
し、またトナー重量当りの体積を減少させることにより
流通コストを低減させることが可能となる。
【0044】本発明のトナーを用いる静電写真複写法に
おいて、静電潜像の形成はそれ自体公知の任意の方式で
行うことができ、例えば導電性基板上の光導電層を一様
に荷電した後、画像露光して静電潜像を形成させること
ができる。
【0045】静電像の現像は、一成分系磁性トナーの場
合にはそのまま、二成分系トナーの場合には磁性キャリ
ヤーと混合し、磁気ブラシを基板と接触させることによ
り容易に行われる。現像により形成されたトナー像は複
写紙上に転写され、このトナー像を加熱ロールと接触さ
せることにより定着が行われる。
【0046】本発明の静電像用トナーを用いると、毎分
当りのプロセス速度が200mm/sec以上の電子写
真法でも、トナーの流動性が良好で、熱定着に際しても
定着不良やオフセット現像が生じることがないという利
点も奏される。
【0047】
【実施例】本発明を次の例により更に詳しく説明する。 結着樹脂〔スチレン(St)/ブチルアクリレート(B
A)共重合体〕 (A) St:BA=88:12(重量比)、分子量100000を越
える成分35重量部(低分子量成分100重量部当た
り) 分子量分布 低分子量側の数基準分子量の範囲:521〜99225 低分子量側のピーク:14925 数平均分子量:8800 Mw/Mn(Mw=重量平均分子量、Mn=数平均分子
量):24.7
【0048】(B) St:BA=80:20(重量比)、分子量90000
を越える成分30重量部(低分子量成分100重量部当
たり) 分子量分布 低分子量側の数基準分子量の範囲:385〜88435 低分子量側のピーク:11166 数平均分子量:7300 Mw/Mn(Mw=重量平均分子量、Mn=数平均分子
量):17.7
【0049】(C) St:BA=72:28(重量比)、分子量90000
を越える成分27重量部(低分子量成分100重量部当
たり) 分子量分布 低分子量側の数基準分子量の範囲:382〜91858 低分子量側のピーク:10779 数平均分子量:7400 Mw/Mn(Mw=重量平均分子量、Mn=数平均分子
量):21.4
【0050】(D) St:BA=91:9(重量比)、分子量120000を越え
る成分42重量部(低分子量成分100重量部当たり) 分子量分布 低分子量側の数基準分子量の範囲:439〜12052
5 低分子量側のピーク:16715 数平均分子量:11200 Mw/Mn(Mw=重量平均分子量、Mn=数平均分子
量):15.0
【0051】(E) St:BA=93:7(重量比)、分子量40000を
越える成分45重量部(低分子量成分100重量部当た
り) 分子量分布 低分子量側の数基準分子量の範囲:902〜38639 低分子量側のピーク:13060 数平均分子量:11700 Mw/Mn(Mw=重量平均分子量、Mn=数平均分子
量):26.9
【0052】(F) St:BA=65:35(重量比)、分子量30000
を越える成分20重量部(低分子量成分100重量部当
たり) 分子量分布 低分子量側の数基準分子量の範囲:333〜30764 低分子量側のピーク:5080 数平均分子量:3600 Mw/Mn(Mw=重量平均分子量、Mn=数平均分子
量):32.3
【0053】離型剤(ポリプロピレン) ・低分子オレフィン (a) Mn(数平均分子量)=4000 (b) Mn(数平均分子量)=3000 ・高分子オレフィン (c) Mn(数平均分子量)=8000 (d) Mn(数平均分子量)=15000 (e) Mn(数平均分子量)=9000
【0054】実施例1〜8および比較例1〜14 結着樹脂としてのスチレン(St)/ブチルアクリレー
ト(BA)共重合体100重量部に、離型剤としてのポ
リプロピレン、着色剤としてのカーボンブラック、電荷
制御剤としての含金属錯塩染料を混合し、溶融混練後、
冷却、粉砕、分級を行って、体積基準のメジアン径が1
0μmである電子写真用トナーを作製した。上記各実施
例および比較例で用いた結着樹脂の種類、離型剤の種類
と使用量(重量部)、カーボンブラックおよび含金属錯
塩染料の使用量(重量部)は、表1、表2に具体的に示
した。上述のようにして得られた電子写真用トナーに対
して疎水性シリカ0.3%を混合した後、図2に示す高
密度充填機によってトナーカートリッジ内に充填した
(充填状態は、表1、表2に嵩密度で示した。)。
【0055】以下に、図2の高密度充填機を用いたトナ
ー充填の仕方を説明する。トナーホッパー11の下方に
配設された開閉弁12を閉状態としておき、減圧筺20
の下部半体22を下降させるべくエアーシリンダ70を
動作させて、該下部半体22を上部半体21より分割す
る。このような状態で、トナーカートリッジ80を、そ
の開口部81が上側に位置するように下部半体22内に
配設された容器保持器60の支持台62上に載置する。
次いで、エアーシリンダ70を動作させ、下部半体22
のシール部材22aと上部半体21のシール部材21a
とを気密に接合させるべく、下部半体22を上昇させ
る。下部半体22と上部半体21とが接合されると、大
気導入管51に介装された開閉弁52を閉状態として、
減圧筺20内を気密状態とする。この場合、下部半体2
2内に保持されたトナーカートリッジ80は、その開口
部81が、上部半体21における嵌合部21bとは隔離
しており、該トナーカートリッジ80の内部は減圧筺2
0の内部と連通状態になっている。
【0056】このような状態で、減圧管路41に介装さ
れた開閉弁42を開状態とし、真空ポンプ44を駆動さ
せる。これにより、減圧筺20内の空気が吸引され、減
圧筺20の内部が減圧されると同時に、トナーカートリ
ッジ80の内部が減圧される。そして、トナーカートリ
ッジ80の内部と、該トナーカートリッジ80を取り囲
む減圧筺20内の圧力が平衡状態で減圧され、両者が略
真空状態になると、減圧管路41に介装された開閉弁4
2は閉状態にされると共に、真空ポンプ44の駆動が停
止される。これにより、減圧筺20内は気密状態にな
る。このような状態で、減圧筺20内のエアーシリンダ
61を動作させ、支持台62を上昇させる。これによ
り、支持台62に保持されたトナーカートリッジ80の
開口部81が、図2に二点鎖線で示すように嵌合部21
bにパッキン21cを介して気密に嵌合される。
【0057】次に、トナー供給器10におけるトナーホ
ッパー11の下方に配設された開閉弁12を開状態にす
ると共に、大気導入管51に介装された開閉弁52を開
状態にする。これにより、トナーホッパー11内に貯留
された所定量のトナーが、連絡管30を介して減圧筺2
0内のトナーカートリッジ80内へ一括して落入され
る。この時、減圧筺20内には、大気導入管51から、
該大気導入管51に介装された流量調整弁53にて規定
される所定流量の大気が流入して、該減圧筺20内の圧
力が上昇する。このため、トナーカートリッジ80内に
トナーが落入することにより、トナーカートリッジ80
内の圧力が上昇しても、トナーカートリッジ80の内部
と外部の圧力が平衡しており、トナーカートリッジ80
は破損されない。
【0058】トナーホッパー11内のトナーが全てトナ
ーカートリッジ80内へ充填されると、減圧筺20内の
エアーシリンダー61が駆動されて、支持台62が下降
され、トナーカートリッジ80の開口部81が嵌合部2
1bから離脱される。次いで、エアーシリンダー70
が、減圧筺20における下部半体22を下降させるべく
駆動される。下部半体22が上部半体21から分離する
と、トナーが充填されたトナーカートリッジ80が該下
部半体22内から取り出されるものである。
【0059】実施例9〜10および比較例15〜16 表1、表2に具体的に示した結着樹脂の種類、離型剤の
種類と使用量(重量部)、カーボンブラックおよび含金
属錯塩染料の使用量(重量部)を、用いた以外は上記実
施例1と同様にして電子写真用トナーを作製した。上述
のようにして得られた電子写真用トナーに対して疎水性
シリカ0.3%を混合した後、自然落下によってトナー
カートリッジ内に充填した(充填状態は、表1、表2に
嵩密度で示した。)。上記各実施例および比較例で得ら
れた電子写真用トナーを用いて、以下に示す評価を行
い、その結果を表3、表4に示した。
【0060】トナー凝集 上記トナーカートリッジ内に高密度充填したトナーを2
0g取出し、金属メッシュ(250メッシュ・目開き6
3μm)上に採取し、金属メッシュの背面から毎分4リ
ットル/cm2 の風量でトナーを吸引除去し、金属メッ
シュ上に残留したブロッキングトナーの個数を観察し
た。上記の結果を以下の基準により評価した。 ○:全くなし △:1〜5個発生 ×:6個以上発生
【0061】現像剤の作製 上記トナーカートリッジから高密度充填した電子写真用
トナーを取り出し、平均粒径が90μmのアクリルコー
トフェライトキャリアを配合し、均一に攪拌混合して、
トナー濃度4.5%の2成分系現像剤を作製した。
【0062】画像形成 上記現像剤を、複写機(三田工業株式会社製、DC−8
585)に装填し、文字面積率20%のA3サイズの原
稿を用いて画像形成を行った。得られた複写物を用い
て、以下の各試験を行った。
【0063】定着率の測定 上記複写機で連続5枚複写を行い、4枚目と5枚目をコ
ピーサンプルとした。測定箇所を上記コピーサンプルの
中央部および下部に存在する黒ベタ部分とし、それぞれ
の画像濃度(ID)を反射濃度計(東京電色社製、ホト
ボトル白色光度計TC−6D)を用いて測定し、その平
均値を(A’)とした。次に、晒を付けた重し(軟鋼:
400g、26mm×50mmΦ)を用い、上記サンプ
ル上を滑らす様に5往復させた後、上記と同様にして画
像濃度を測定し、その平均値を(B’)とした。
【0064】オフセットの観察 上記複写機で連続5枚複写を行い、4枚目と5枚目のコ
ピーサンプルを目視して、オフセット現像(定着ローラ
表面をトナー像が加熱溶融状態で圧接触するためトナー
像の一部が定着ローラ表面に付着してしまい、この付着
トナーが次の複写において転写紙上に定着してしまう現
像)の有無を目視にて確認した。
【0065】トナー抜けの観察 上記複写機で連続複写を行い、1枚目、500枚目、1
000枚目、2000枚目、3000枚目、4000枚
目、5000枚目から、原稿が複写された複写紙を5枚
づつサンプリングし、トナー抜けの有無を観察した。上
記の結果を、下記の基準により評価した。 ○:発生しなかった。 △:1〜3箇所発生 ×:4箇所以上発生
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】
【表4】
【0070】表3より明らかなように、本発明の各実施
例のトナーは、高密度充填性静電荷像用トナーとして良
好な結果が得られる。
【0071】これに対して、表4より明らかなように、
低分子量側ピークの数基準分子量が350乃至1000
00の範囲を越え、さらに高分子量成分の含有量が40
重量部を越えたスチレン系樹脂を結着樹脂として用いた
比較例1のトナーでは、高密度充填を行うとトナー凝集
は防止できるものの、画質において必要な定着率95%
を越える値を有することが出来なかった。
【0072】低分子量側ピークの数基準分子量が350
乃至100000の範囲を下まわり、さらに高分子量成
分の含有量が20重量部以下のスチレン系樹脂を結着樹
脂として用いた比較例3のトナーでは、高密度充填を行
うと定着率は良好なものの、トナー凝集が発生し、オフ
セットやトナー抜けの生じるものであった。
【0073】高分子量成分の含有量が40重量部を越え
たスチレン系樹脂を結着樹脂として用いた比較例2のト
ナーでは、高密度充填を行うと定着率は良好なものの、
トナー凝集が発生し、オフセットやトナー抜けの生じる
ものであった。また、高分子オレフィン系樹脂のみを離
型剤として用いた比較例4、5のトナーでは、高密度充
填を行うとトナー凝集は防止できるものの、画質におい
て必要な定着率95%を越える値を有することが出来な
かった。
【0074】低分子オレフィン系樹脂のみを離型剤とし
て用いた比較例6、7のトナーでは、高密度充填を行う
と、結着樹脂との重量比が95:5の場合は定着率は良
好なものの、トナー凝集が発生し、オフセットやトナー
抜けの生じるものであり、99.1:0.9の場合は画
質において必要な定着率95%を越える値を有すること
が出来ず、オフセットの生じるものであった。
【0075】低分子オレフィン系樹脂と高分子オレフィ
ン系樹脂の混合比において、低分子オレフィン系樹脂量
が5:95未満である比較例8、9のトナーでは、高密
度充填を行うとトナー凝集は防止できるものの、画質に
おいて必要な定着率95%を越える値を有することが出
来なかった。
【0076】低分子オレフィン系樹脂と高分子オレフィ
ン系樹脂の混合比において、低分子オレフィン系樹脂量
が70:30を越える比較例10、11のトナーでは、
高密度充填を行うと定着率は良好なものの、トナー凝集
が発生し、オフセットやトナー抜けの生じるものであっ
た。
【0077】結着樹脂と離型剤の混合比において、結着
樹脂量が95:5未満である比較例12、13のトナー
では、高密度充填を行うと定着率は良好なものの、トナ
ー凝集が発生し、オフセットやトナー抜けの生じるもの
であった。離型剤を用いない比較例14のトナーでは、
トナー凝集が発生し、オフセットやトナー抜けの生じる
ものであり、画質において必要な定着率95%を越える
値を有することも出来なかった。さらに、比較例15
(トナーの処方は比較例9と同じ)、16(トナーの処
方は比較例10と同じ)が、自然落下による充填では定
着率、トナー凝集、オフセットおよびトナー抜け全ての
面において良好なことから、高密度充填性静電荷像用ト
ナーが如何に厳しい条件が必要であるかが分かる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、連続媒質を形成するス
チレン系樹脂として、耐オフセット性、熱定着性及び粒
子間非凝集性に関して凝集力が適切な範囲にある特定分
子量分布のスチレン系樹脂を選び、分散相を形成するオ
レフィン系樹脂として、粘着力と耐オフセット性に関し
てレオロジー的特性が一定の範囲にあるオレフィン系樹
脂を選び、しかも両樹脂の間に一様な相互分散状態を形
成させたことにより、容器へのトナーの高密度充填が凝
集なしに可能となり、高速複写に際しても、優れた流動
性、熱定着性及び耐オフセット性が得られる。
【0079】即ち、本発明ではトナー粒子が凝集しにく
い分散構造となっているから、容器内の減圧の程度を大
きくして、高速、高密度充填を行っても、粒子間凝集を
生じにくく、嵩密度0.4g/cm3 以上の高密度充填
でしかも1000g/sec以上の高速度での充填が可
能となり、容器の費用を節約し、またトナー重量当りの
体積を減少させることにより流通コストを低減させるこ
とが可能となる。
【0080】また、本発明の静電像用トナーを用いる
と、毎分当たりのプロセス速度が200mm/sec以
上の電子写真法でも、トナーの流動性が良好で、熱定着
に際しても定着不良やオフセット現象が生じることがな
いという利点も奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるスチレン系樹脂の分子量分
布を示す図である〔実施例における結着樹脂(A)〕。
【図2】本発明で用いた高密度充填機を示す図である。
【符号の説明】
11 トナーホッパー 12 開閉弁 20 減圧筺 21 減圧筺の上部半体 22 減圧筺の下部半体 30 連絡管 41 減圧管路 42 開閉弁 44 真空ポンプ 51 大気導入管 52 開閉弁 60 容器保持器 61 エアーシリンダー 62 支持台 70 エアーシリンダー 80 トナーカートリッジ 81 開口部
フロントページの続き (72)発明者 堀尾 浩史 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低分子量側ピークの数基準分子量が3
    50乃至100000の範囲にあると共に該ピークにおける数
    基準分子量の極大値が8000より大で且つ16000 以
    下の範囲内にあり、且つ前記低分子量成分100重量部
    当たりの高分子量成分の含有量が25乃至40重量部の
    範囲にあるスチレン系樹脂、数平均分子量が2000
    乃至6000の範囲にある低分子量オレフィン系樹脂及
    び数平均分子量が7000乃至15000の範囲内に
    ある高分子量オレフィン系樹脂を、 :+ = 95:5乃至99:1 : = 5:95乃至70:30 の重量比で含有することを特徴とする高速充填性、高密
    度充填性を有する静電荷像用トナー。
JP5118262A 1993-05-20 1993-05-20 高速充填性、高密度充填性を有する静電荷像用トナー Pending JPH06332244A (ja)

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JP5118262A JPH06332244A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 高速充填性、高密度充填性を有する静電荷像用トナー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6203959B1 (en) 1999-03-09 2001-03-20 Canon Kabushiki Kaisha Toner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6203959B1 (en) 1999-03-09 2001-03-20 Canon Kabushiki Kaisha Toner

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