JPH06331889A - プラスチックレンズを含む撮影光学系 - Google Patents

プラスチックレンズを含む撮影光学系

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JPH06331889A
JPH06331889A JP5116684A JP11668493A JPH06331889A JP H06331889 A JPH06331889 A JP H06331889A JP 5116684 A JP5116684 A JP 5116684A JP 11668493 A JP11668493 A JP 11668493A JP H06331889 A JPH06331889 A JP H06331889A
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JP
Japan
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lens
negative
plastic
ultraviolet rays
group
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Application number
JP5116684A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Omori
宏 大森
Yasumasa Sugihara
康正 杉原
Rieko Hasegawa
里詠子 長谷川
Hiroshi Mukai
弘 向井
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プラスチックレンズを含んでいても、紫外線に
よって光学性能が劣化しないようにする。 【構成】正・負2群Gr1,Gr2構成のレンズシャッ
ターカメラ用ズームレンズにおいて、被写体側から照射
される紫外線をカットするUVカットフィルターFLを
被写体側に設ける。両凸レンズはポリオレフィン系樹脂
から成っているが、UVカットフィルターFLによって
紫外線はカットされるので、紫外線による影響は受けな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックレンズを
含む撮影光学系に関するものであり、更に詳しくはレン
ズシャッターカメラ用光学系として好適なプラスチック
レンズを含む撮影光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】正・負の2群から成るズームレンズは、
レンズシャッターカメラ用ズームレンズとしてよく用い
られている。このズームレンズには、低コスト化や軽量
化が要求される。これらの要求を満足させるためには、
La,Ba等を含まない、いわゆる古典ガラス(BK,
K,F等)やプラスチック(PMMA(polymethyl methac
rylate),ポリオレフィン,ポリカーボネート等)から成
るレンズを多用するといった対策が必要になる。特に、
プラスチックはガラスと比較して安価であるため、低コ
スト化を図るためにはプラスチックレンズ多用のレンズ
系を導入することが必須といえる。しかし、従来のプラ
スチックレンズには、レンズ成形時の高温,撮影時に受
ける紫外線照射等により変色するといった問題や、温度
・湿度等の環境変化に起因する膨張・収縮により性能劣
化が著しいといった問題がある。
【0003】従来より、上記要求に応えるべく、温度・
湿度等の環境変化による性能劣化を防止するための光学
系が、種々提案されている。例えば、特開平3-181908号
では、吸湿性のプラスチックレンズを非吸湿性のガラス
レンズで挟むことによって、湿度変化による影響を受け
にくくした光学系が提案されている。また、米国特許4,
770,512号では、プラスチックレンズに形成した非球面
を絞り近傍に配置することによって、環境変化による影
響を受けにくくした光学系が提案されている。
【0004】米国特許4,838,665号では、2枚の凸面を
有するプラスチックレンズで液体又はゲルを挟んで負レ
ンズを構成した光学系が提案されている。これによる
と、液体又はゲルの温度変化による屈折率の変化によっ
て、温度変化によるピント位置のズレ(いわゆるバック
変動)の発生を防止している。特開昭58-65407号では、
バック変動を抑えるためのガラスレンズをズームブロッ
クに用いたズームレンズが提案されている。ズームブロ
ック中のプラスチックレンズを一部ガラスレンズに置き
換えることによって、プラスチックレンズにより発生し
たバック変動がガラスレンズで打ち消される。特開昭58
-120201号では、張り合わせレンズを用い、張り合わせ
の一方をプラスチックレンズにして全体の温度補償を行
う光学系が提案されている。特開昭62-73221号では、所
定の条件で形成されたPMMAから成るレンズを用いる
ことにより、温度・湿度補償を行う光学系が提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
はいずれも紫外線によるプラスチックレンズの変色につ
いては対策がなされていない。従って、プラスチックレ
ンズをレンズ系に多く用いると、コストを抑えることは
できても、撮影時等において紫外線照射を受けることに
よりプラスチックレンズにいわゆる黄変が発生してしま
う。その結果、演色性の変化や透過率の低下といった光
学性能の劣化が生じるといった問題がある。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであって、プラスチックレンズを含んでいても、
紫外線によって光学性能が劣化しない撮影光学系を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る撮影光学系は、プラスチックレンズを含む
撮影光学系において、前記プラスチックレンズの被写体
側又はプラスチックレンズ中に、被写体側から照射され
る紫外線を反射又は吸収する手段を設けたことを特徴と
している。
【0008】このように構成すれば、紫外線を反射又は
吸収する手段が、被写体側から照射される紫外線を、プ
ラスチックレンズの被写体側又はプラスチックレンズ中
で反射又は吸収するので、プラスチックレンズは紫外線
の照射を受けた場合でもその影響を受けず、一定の品質
が保たれる。特に、シャッターより前のレンズの少なく
とも1枚がプラスチックで構成されたレンズ系では、プ
ラスチックレンズは、撮影時等において被写体からの光
と共に紫外線の照射を受けることになるが、上記紫外線
を反射又は吸収する手段がプラスチックレンズを紫外線
から守るので、プラスチックレンズの変色が生じること
はない。この紫外線を反射又は吸収する手段としては、
例えばUVカットフィルターや紫外線吸収剤等を挙げる
ことができる。
【0009】まず、シャッターより前のレンズの少なく
とも1枚がプラスチックで構成されたレンズ系として、
後述する実施例1(図1)及び実施例5(図9)を例に挙
げ、演色性の変化を説明する。この演色性とは、撮影レ
ンズを通った光の色を表す数値であり、ここではレンズ
の演色性を表すISO規格に基づいて計算されたもので
ある。尚、図1及び図9はそれぞれ実施例1及び実施例
5のレンズ構成図を示しており、実施例5は実施例1の
被写体側にUVカットフィルターFLを付けた構成とな
っている。
【0010】後述する実施例1(図1)のレンズ系では、
演色性の初期値はISO表示で0/4/4であったが、
フィルターを付けずにUV照射を行うと演色性は0/1
2/15となり、UVカットなしのスカイライトフィル
ター(skylight filter)を付けてUV照射を行うと演色
性は0/8/9となった。いずれの場合でも演色性は大
きくなり、許容範囲を超えてしまった。しかし、UVカ
ットフィルターを付けてUV照射を行うと、演色性は0
/5/6となり、演色性の変化が小さく抑えられること
が分かった。これらの結果から、UVカットフィルター
を用いれば紫外線によりプラスチックレンズの光学性能
が劣化するのを防止しうることは明らかである。
【0011】図11は、プラスチック材料にフェードメ
ータで220時間紫外線照射を行ったときの波長400
nmでの光の透過率の変化を示している。同図から明ら
かなように、UVカットなしのスカイライトフィルター
を付けた場合でも、ポリカーボネート系材料について
は、ある程度透過率の低下を抑えることができる。しか
し、ポリオレフィン系材料については、スカイライトフ
ィルターを付けた効果は殆どない。これに対し、UVカ
ットフィルターを付けた場合には、いずれのプラスチッ
ク材料についても、紫外線照射前の透過率を維持しうる
ことが分かる。
【0012】ところで、一般にプラスチックレンズの材
料としては、ポリカーボネート系樹脂とPMMAとが用
いられている。これは、高屈折率・高分散材料であるポ
リカーボネート系樹脂と、低屈折率・低分散材料である
PMMAとのレンズの組合せによって、色収差等をとる
ことができるからである。
【0013】本発明においては、PMMAと同様に低屈
折率・低分散材料であるポリオレフィン系樹脂から成る
プラスチックレンズを、PMMAから成るレンズの代わ
りに用いることができる。PMMAは、湿度変化によっ
て形状,屈折率が変化し、バック変動を生じてしまうと
いった欠点があるが、ポリオレフィン系樹脂は、吸湿に
よる材料特性の変化が殆どないため、湿度によるバック
変動が生じにくいといった優れた特徴がある。
【0014】反面、ポリオレフィン系樹脂には、ポリカ
ーボネート系樹脂やPMMAよりも紫外線による影響を
受けやすいといった問題があるが、この問題は上記UV
カットフィルターを光学系の最も被写体側に入れること
によって解消することができる。また、UVカットフィ
ルターのような平板を1枚入れることで、レンズ表面に
傷がつくのを防ぐことができ、温度変化による影響をも
防ぐことができる。従って、光学系(ここではフィルタ
ーを除く光学系)の1面目からプラスチック材料を用い
ることは可能である。
【0015】また、シャッターはフィルム露光中にしか
開かないので、フィルム露光中以外はシャッターとフィ
ルム面との間にあるレンズには光が当たらないことにな
る。従って、黄変しやすいポリオレフィン系樹脂から成
るレンズを、シャッターとフィルム面との間にあるレン
ズ{後述する実施例1〜5では第2群Gr2(図1,図
3,図5,図7,図9)が相当する}として用いれば、こ
のレンズに対する紫外線による影響を無視することがで
き、紫外線対策も不要となる。
【0016】次に、UVカットフィルターを入れる代わ
りに、プラスチック材料に紫外線吸収剤や酸化防止剤を
混入することにより、紫外線による黄変を防ぐ構成につ
いて説明する。例えば、後述する実施例1(図1)におい
ては、1枚目のポリカーボネート系樹脂のみに、又は1
枚目のポリカーボネート系樹脂と2枚目のポリオレフィ
ン系樹脂との両方に、紫外線吸収剤や酸化防止剤を混入
させれば、UVカットフィルターを用いなくても紫外線
による影響を防止することができる。
【0017】前記紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノ
ン系,ベンゾトリアゾール系,サリチル酸フェニル系を
用いることができる。一例として、紫外線吸収剤である
ベンゾフェノン系の2,4−ジハイドロキシベンゾフェ
ノンの構造式を次の化1に示す。また、ポリオレフィン
系樹脂に混入する酸化防止剤としては、ラジカル連鎖禁
止剤,過酸化物分解剤等を挙げることができる。
【0018】
【化1】
【0019】酸化防止剤の混入は、レンズ成形時にプラ
スチック材料が酸素と結合して起こる黄変を防ぐのに効
果があり、特に成形時に黄変しやすいポリオレフィン系
樹脂に対して効果がある。紫外線吸収剤の混入は、レン
ズ成形後のプラスチック材料が紫外線によって黄変する
のを防ぐのに効果がある。
【0020】図12は、プラスチック材料に紫外線吸収
剤を混入したものに、図11と同じ条件下で紫外線照射
を行ったときの透過率曲線を表している。実線が紫外線
照射前の透過率の変化を表しており、点線が紫外線照射
(220時間照射)後の透過率の変化を表している。同図
から紫外線照射後も透過率の初期値がほぼ維持されてい
ることがわかる。このように紫外線吸収材をプラスチッ
ク材料に混入することによって、紫外線による透過率の
低下を防止することができる。
【0021】シャッターより被写体側にプラスチックレ
ンズを配置すると、前述したようにプラスチックレンズ
は撮影時等に受ける紫外線照射によって変色してしまう
が、以上のように本発明をレンズシャッターカメラの撮
影光学系として用いて、最も被写体側にUVカットフィ
ルターを入れたり、プラスチックレンズに紫外線吸収
剤,酸化防止剤等を混入すれば、プラスチックレンズを
多用しても、プラスチックレンズの黄変による演色性の
低下,透過性の低下等の光学性能の劣化を極小に抑える
ことができるのである。
【0022】次に、本発明に適したズームレンズ、即ち
レンズシャッターカメラ用ズームレンズとして一般的な
2群(正・負)構成のズームレンズについて説明する。こ
のズームレンズは、後述する実施例1〜実施例5(図
1,図3,図5,図7,図9)で具体化されているよう
に、物体側から順に、正のパワーを有する第1群Gr1
と,負のパワーを有する第2群Gr2とから成り、第1
群Gr1と第2群Gr2との間隔を変化させることによ
ってズーミングを行うものである。第1群Gr1は少な
くとも1枚の負レンズGFNと1枚の正レンズGFPとから
構成されており、第2群Gr2は物体側より順に2枚の
負レンズGRN1,GRN2から構成されている。
【0023】ズームレンズでは、各構成群毎に諸収差が
良好に補正されている必要がある。特に、正・負2群に
よるテレフォトタイプのズームレンズでは、第1群Gr
1で発生する収差が第2群Gr2で増幅されるため、と
りわけ第1群Gr1では収差が良好に補正されていなけ
ればならない。また、最も重要な収差は色収差であり、
その補正のため、第1群Gr1は少なくとも正レンズ1
枚と負レンズ1枚との2枚のレンズの組み合わせで構成
されている必要がある。
【0024】正・負2群ズームでは、広角時に正の歪曲
収差(糸巻き型)が発生しやすい。絞りは、通常第1群G
r1の後(即ち、第1群Gr1と第2群Gr2との間)
か、第1群Gr1中に配置されるが、負レンズはなるべ
く絞りから離れている方が歪曲収差補正に有利である。
また、全光学系で見れば、ある程度のバックフォーカス
がないと第2群Gr2のレンズ、特に最後の負レンズG
RN2が大型化してしまう。負レンズGRN2は、負のパワー
が強いことから大型化すると光軸付近から周辺部分にか
けての厚みの変化量(以下「偏肉差」という。)が大きい
ために、これをプラスチックレンズで構成しようとする
と、成形性が悪いといった問題や低コスト化に反すると
いった問題が発生してしまう。これらの点から、第1群
Gr1内のレンズ配置を物体側から順に負,正の順にす
るのが好ましい。
【0025】第2群Gr2は、全体として負のパワーを
有している。特に、負レンズGRN2のパワーが負に強く
なりやすいが、仮に負レンズGRN1が正のパワーを有し
ているとすれば、負レンズGRN2のパワーはますます負
に強くなってしまう。通常、強い屈折力を有するレンズ
では、大きな収差が発生することはよく知られている。
また、負レンズGRN2は像面に近く位置しているので、
軸外光線は負レンズGRN2の光軸から大きく離れた位置
を通ることになる。従って、大きな収差、特に正の歪曲
収差が発生してしまうことになる。そこで、第2群Gr
2を2枚の負レンズに分割し、各レンズ毎のパワーがあ
まり強くならないようにすることによって、良好な収差
補正を可能にしている。また、これは前述の適度なバッ
クフォーカスを得ることにも寄与している。
【0026】プラスチックレンズを構成する材料は、低
屈折率・低分散、又は中屈折率・高分散の特性を有して
いるため、各構成レンズの屈折率,分散をバランスよく
配置させる必要がある。そこで、以下の条件式(1)〜(6)
を満たすように構成すると、良好な収差補正が可能にな
る。 1.55<NFN …(1) NFP<1.55 …(2) NRN2<1.55 …(3) νFN<35 …(4) 55<νFP …(5) 55<νRN2 …(6)
【0027】但し、 NFN:負レンズGFNのd線に対する屈折率 NFP :正レンズGFPのd線に対する屈折率 NRN2:負レンズGRN2のd線に対する屈折率 νFN :負レンズGFNのアッベ数 νFP :正レンズGFPのアッベ数 νRN2:負レンズGRN2のアッベ数 である。
【0028】条件式(1),(2),(3)は、全焦点距離域を
通じて良好な像面性を得るための条件である。条件式
(1)は、負レンズGFNの屈折率に関するもので、条件式
(1)の下限を超えるとペッツバール和が負に大きくな
り、像面湾曲の補正が困難になる。条件式(2)は正レン
ズGFPの屈折率に関するもので、条件式(2)の上限を超
えるとペッツバール和が負に大きくなり、像面湾曲の補
正が困難になる。条件式(3)は、負レンズGRN2の屈折率
に関するもので、条件式(3)の上限を超えると、ペッツ
バール和が正に大きくなり、やはり像面湾曲の補正が困
難になる。
【0029】条件式(4),(5),(6)は、色収差に関する
条件である。前述したように、正・負2群のズームレン
ズはテレフォトタイプの構成になっているので、第1群
Gr1で発生する収差は、第2群Gr2で増幅される。
特に、色収差は重要であり、第1群Gr1において良好
に補正されていなければならない。このため、第1群G
r1を負,正2枚の組み合わせとし、条件式(4),(5)を
満たすように構成する。条件式(4)は、負レンズGFN
関するもので、条件式(4)の上限を超えると、軸上色収
差が補正不足になってしまう。条件式(5)は、正レンズ
FPに関するもので、条件式(5)の下限を超えると、軸
上色収差がやはり補正不足になる。第2群Gr2におい
て高分散から成るプラスチックレンズを使用すると、全
光学系の軸上色収差が大きくなってしまうので好ましく
ない。条件式(6)は、負レンズGRN2に関するもので、条
件式(6)の下限を超えると、軸上色収差が補正過剰にな
ってしまう。
【0030】このように、負,正2枚のレンズから成る
正のパワーを有する第1群Gr1と,負,負2枚のレン
ズから成る負のパワーを有する第2群Gr2とでズーミ
ングを行い、かつ、条件式(1)〜(6)を満たすようにすれ
ば、軸上色収差,ペッツバール和が良好に補正され、安
価な材料で構成することが可能である。しかも、レンズ
径も大型化しないので、成形性がよく低コストなズーム
光学系を提供することができる。
【0031】条件式(1)〜(6)を満たすべき領域には、光
学プラスチックとしてよく使用されている材料が多い。
例えば、負レンズGFNではポリカーボネート等、正レン
ズGFP,負レンズGRN1,GRN2ではPMMA等がある。
実施例1〜3のようにすべてのレンズにこれらの材料か
ら成るプラスチックレンズを用いれば、コスト低減を図
ることができる。
【0032】正レンズGFP,負レンズGRN2は、条件式
(2),(3),(5),(6)で示されているように、同一条件で
規定されており、同一材料を用いることが可能である。
更に、負レンズGRN1はパワーが比較的弱いので、用い
る材料の光学特性について自由度が大きい。よって、実
施例1,2のように、正レンズGFP及び負レンズGRN2
と同じ材料で負レンズGRN1を構成すれば、更にコスト
の低減を図ることができる。
【0033】負レンズGFNを両面非球面にするのが好ま
しい。この場合、少なくとも1面は、周辺にいくにつれ
て負のパワーが強くなる非球面とする必要がある。これ
により、球面収差,コマ収差が良好に補正される。ま
た、実施例1〜4のように、周辺にいくにつれて正のパ
ワーが強くなる非球面を負レンズGRN1に設けるのが好
ましい。これにより、非点収差,歪曲収差をバランスよ
く補正することができる。
【0034】正レンズGFPは、このズームレンズ中、唯
一の正レンズ成分であって強いパワーを有している。従
って、吸湿による屈折率変化やレンズ変形が大きな光学
性能の劣化を引き起こしやすい。また、負レンズGRN2
は偏肉差が大きいので、吸湿により変形しやすく、やは
り光学性能の劣化を引き起こしやすい。実施例1,3の
ように、正レンズGFPや負レンズGRN2としてポリオレ
フィン系樹脂から成るプラスチックレンズを用いれば、
吸湿が少ないので光学性能の劣化を小さくすることがで
きるため好都合である。
【0035】プラスチックレンズを多用すると、先に述
べたように温度変化による像点の移動が問題になる。こ
の問題は、温度センサー等を用いてプラスチックレンズ
の温度を測定し、得られた温度から予想される像点移動
量に応じてレンズを移動させることによって、像点位置
のズレを補正すれば解消しうる問題である。勿論、レン
ズ系のみで補正することができればそれに越したことは
ない。
【0036】実施例4(図7)のように、第1群Gr1に
ガラスレンズを使用すれば、レンズ系のみで、プラスチ
ックレンズの温度変化による像点移動を打ち消すことが
できる。これは、プラスチックレンズから成る凸成分の
一部をガラスレンズにし、凹成分をプラスチックにする
と、バック変動の方向が逆の凸と凹とで像点の移動が打
ち消されるからである。例えば、実施例4では±30℃
の温度変化に対して像点移動量が±0.19mmであ
り、実用上問題のないレベルに収まる。
【0037】以上のように構成することによって、プラ
スチックレンズを含んでいても、紫外線によって光学性
能が劣化しない撮影光学系を得ることができる。尚、ズ
ームレンズについて説明したが、撮影光学系が単焦点光
学系の場合でも応用できることはいうまでもない。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施したズームレンズの実施
例を示す。但し、各実施例において、ri(i=1,2,3,...)
は物体側から数えてi番目の面の曲率半径、di(i=1,2,
3,...)は物体側から数えてi番目の軸上面間隔を示し、N
i(i=1,2,3,...),νi(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi
番目のレンズのd線に対する屈折率,アッベ数を示す。
また、fは全系の焦点距離、FNOは開放Fナンバーを示
す。
【0039】尚、各実施例中、曲率半径に*印を付した
面は非球面で構成された面であることを示し、非球面の
面形状を表わす次の数1の式で定義するものとする。但
し、式中、 X :光軸方向の基準面からの偏移量 r :近軸曲率半径 h :光軸と垂直な方向の高さ Ai:i次の非球面係数 ε:2次曲面パラメータ である。
【0040】
【数1】
【0041】<実施例1> f=38.0〜47.8〜60.0 FNO=4.4〜5.6〜7.0 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1* 32.156 d1 3.400 N1 1.58340 ν1 30.23(ホ゜リカーホ゛ネート系) r2* 11.345 d2 1.420 r3 22.877 d3 5.550 N2 1.52510 ν2 56.38(ホ゜リオレフィン系) r4 -12.028 d4 1.000 r5 ∞(絞り) d5 11.392〜7.102〜3.688 r6* ∞ d6 2.750 N3 1.52510 ν3 56.38(ホ゜リオレフィン系) r7 145.850 d7 7.250 r8 -9.727 d8 2.500 N4 1.52510 ν4 56.38(ホ゜リオレフィン系) r9 -23.453
【0042】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A4=-0.38294×10-3 A6=-0.51809×10-7 A8=0.23184×10-8 A10=0.25235×10-10 r2 :ε=0.10000×10 A4=-0.37362×10-3 A6=0.12697×10-5 A8=0.98113×10-8 A10=0.41149×10-11 r6 :ε=0.10000×10 A4=0.60112×10-4 A6=-0.20624×10-6 A8=0.90545×10-8 A10=-0.44973×10-10
【0043】<実施例2> f=38.0〜48.3〜60.0 FNO=4.4〜5.6〜7.0 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1* 29.559 d1 3.400 N1 1.58340 ν1 30.23(ホ゜リカーホ゛ネート系) r2* 11.626 d2 1.420 r3 20.988 d3 4.500 N2 1.49140 ν2 57.82(PMMA) r4 -11.958 d4 1.530 r5 ∞(絞り) d5 9.910〜5.310〜2.000 r6* -635.062 d6 2.750 N3 1.49140 ν3 57.82(PMMA) r7 143.667 d7 8.250 r8 -9.527 d8 2.500 N4 1.49140 ν4 57.82(PMMA) r9 -22.842
【0044】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A4=-0.38337×10-3 A6=-0.60855×10-7 A8=0.22883×10-8 A10=0.25155×10-10 r2 :ε=0.10000×10 A4=-0.37322×10-3 A6=0.12725×10-5 A8=0.98185×10-8 A10=0.41312×10-11 r6 :ε=0.10000×10 A4=0.59480×10-4 A6=-0.21304×10-6 A8=0.90346×10-8 A10=-0.44995×10-10
【0045】<実施例3> f=38.0〜47.8〜60.0 FNO=4.4〜5.6〜7.0 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1* 34.239 d1 3.400 N1 1.58340 ν1 30.23(ホ゜リカーホ゛ネート系) r2* 11.388 d2 1.420 r3 22.404 d3 5.550 N2 1.52510 ν2 56.38(ホ゜リオレフィン系) r4 -12.160 d4 1.000 r5 ∞(絞り) d5 12.807〜8.566〜5.190 r6* -3299.567 d6 2.750 N3 1.58340 ν3 30.23(ホ゜リカーホ゛ネート系) r7 164.601 d7 7.250 r8 -9.575 d8 2.500 N4 1.52510 ν4 56.38(ホ゜リオレフィン系) r9 -23.506
【0046】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A4=-0.38287×10-3 A6=-0.56299×10-7 A8=0.23025×10-8 A10=0.25195×10-10 r2 :ε=0.10000×10 A4=-0.37382×10-3 A6=0.12715×10-5 A8=0.98163×10-8 A10=0.41262×10-11 r6 :ε=0.10000×10 A4=0.60112×10-4 A6=-0.20624×10-6 A8=0.90545×10-8 A10=-0.44973×10-10
【0047】<実施例4> f=35.0〜46.5〜55.0 FNO=4.3〜5.7〜6.8 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1 16.623 d1 2.376 N1 1.77551 ν1 37.97(ガラス) r2 32.153 d2 1.057 r3 -24.532 d3 2.015 N2 1.58340 ν2 30.23(ホ゜リカーホ゛ネート系) r4* 21.315 d4 1.803 r5* 18.462 d5 5.249 N3 1.49140 ν3 57.82(PMMA) r6 -13.104 d6 1.200 r7 ∞(絞り) d7 10.646〜5.208〜2.650 r8* -42.591 d8 2.990 N4 1.49140 ν4 57.82(PMMA) r9 -100.000 d9 7.296 r10 -10.438 d10 3.000 N5 1.49140 ν5 57.82(PMMA) r11 -25.633
【0048】[非球面係数] r4 :ε=-0.50475×10-13 A5=-0.25617×10-4 A6=0.49311×10-5 A7=0.97732×10-7 A8=-0.94299×10-8 A9=-0.11557×10-8 A10=-0.90622×10-10 A11=-0.68822×10-11 A12=-0.55021×10-12 r5 :ε=0.70022×10 A4=-0.33038×10-3 A5=0.25193×10-4 A6=-0.65002×10-5 A7=0.11975×10-6 A8=0.36265×10-7 A9=0.26889×10-8 A10=0.18533×10-9 A11=0.10877×10-10 A12=0.10752×10-11 r8 :ε=0.97794 A4=0.58352×10-4 A5=0.40356×10-5 A6=-0.29875×10-5 A7=0.42071×10-6 A8=0.58626×10-8 A9=-0.17559×10-8 A10=-0.15027×10-9 A11=0.17077×10-12 A12=0.13436×10-11
【0049】<実施例5> f=38.0〜47.8〜60.0 FNO=4.4〜5.6〜7.0 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1 ∞ d1 1.100 N1 1.51680 ν1 64.20(ガラス) r2 ∞ d2 2.800 r3* 32.156 d3 3.400 N2 1.58340 ν2 30.23(ホ゜リカーホ゛ネート系) r4* 11.345 d4 1.420 r5 22.877 d5 5.550 N3 1.52510 ν3 56.38(ホ゜リオレフィン系) r6 -12.028 d6 1.000 r7 ∞(絞り) d7 11.392〜7.102〜3.688 r8* ∞ d8 2.750 N4 1.52510 ν4 56.38(ホ゜リオレフィン系) r9 145.850 d9 7.250 r10 -9.727 d10 2.500 N5 1.52510 ν5 56.38(ホ゜リオレフィン系) r11 -23.453
【0050】[非球面係数] r3 :ε=0.10000×10 A4=-0.38294×10-3 A6=-0.51809×10-7 A8=0.23184×10-8 A10=0.25235×10-10 r4 :ε=0.10000×10 A4=-0.37362×10-3 A6=0.12697×10-5 A8=0.98113×10-8 A10=0.41149×10-11 r8 :ε=0.10000×10 A4=0.60112×10-4 A6=-0.20624×10-6 A8=0.90545×10-8 A10=-0.44973×10-10
【0051】図1,図3,図5,図7及び図9は、それ
ぞれ実施例1〜5に対応するレンズ構成図であり、広角
端(W)でのレンズ配置を示している。各図中の矢印m1
及びm2は、それぞれ第1群Gr1及び第2群Gr2の
広角端(W)から望遠端(T)にかけての移動を模式的に示
している。尚、絞りSは、シャッターと兼用になってい
る。
【0052】実施例1は、物体側より順に、像側に凹の
負メニスカスレンズ,両凸の正レンズ及び絞りSから成
る第1群Gr1,像側に凹の平凹レンズ及び物体側に凹
の負メニスカスレンズから成る第2群Gr2より構成さ
れている。尚、第1群Gr1中の負レンズの両面と,第
2群Gr2中の平凹レンズの物体側の面は非球面であ
る。また、実施例5は、実施例1の物体側に平板から成
るUVカットフィルターFLを設けて成るものであり、
UVカットフィルターFLを付加したほかは実施例1と
同一の構成となっている。
【0053】実施例2,3は、物体側より順に、像側に
凹の負メニスカスレンズ,両凸の正レンズ及び絞りSか
ら成る第1群Gr1,両凹の負レンズ及び物体側に凹の
負メニスカスレンズから成る第2群Gr2より構成され
ている。尚、第1群Gr1中の負レンズの両面と,第2
群Gr2中の両凹レンズの物体側の面は非球面である。
【0054】実施例4は、物体側より順に、物体側に凸
の正メニスカスレンズ,両凹の負レンズ,両凸の正レン
ズ及び絞りSから成る第1群Gr1,2枚の物体側に凹
の負メニスカスレンズから成る第2群Gr2より構成さ
れている。尚、第1群Gr1中の負レンズの像側の面
と,両凸レンズの物体側の面,第2群Gr2中の物体側
の凹レンズの物体側の面は非球面である。
【0055】図2,図4,図6,図8及び図10は、そ
れぞれ実施例1〜5に対応する収差図であり、レンズに
対する紫外線吸収剤の混入を行っていないものについて
示している。各図中、(W)は広角端(短焦点端),(M)は
標準(中間焦点距離状態),(T)は望遠端(長焦点端)での
収差を示している。また、実線(d),一点鎖線(g)及び
二点鎖線(c)は、それぞれd線,g線及びc線に対する
収差を表わし、破線(SC)は正弦条件を表わしている。
更に、破線(DM)及び実線(DS)は、それぞれメリディ
オナル面及びサジタル面での非点収差を表わしている。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る撮影光
学系によれば、プラスチックレンズの被写体側又はプラ
スチックレンズ中に、被写体側から照射される紫外線を
反射又は吸収する手段(例えば、UVカットフィルター
や紫外線吸収剤)を設けた構成となっているので、プラ
スチックレンズを含んでいても、紫外線によって光学性
能(演色性,透過性等)が劣化せず、低コストで軽量の撮
影光学系を実現することができる。
【0057】また、本発明をレンズシャッターカメラ用
光学系に適用した場合には、シャッターより前のレンズ
の少なくとも1枚がプラスチックレンズで構成されてい
ても、そのプラスチックレンズは紫外線による影響を受
けることはない。また、シャッターよりも後ろにプラス
チックレンズを配置すれば、そのプラスチックレンズは
露光時以外は光の照射を受けることがないので、紫外線
による影響は殆ど無視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のレンズ構成図。
【図2】本発明の実施例1の収差図。
【図3】本発明の実施例2のレンズ構成図。
【図4】本発明の実施例2の収差図。
【図5】本発明の実施例3のレンズ構成図。
【図6】本発明の実施例3の収差図。
【図7】本発明の実施例4のレンズ構成図。
【図8】本発明の実施例4の収差図。
【図9】本発明の実施例5のレンズ構成図。
【図10】本発明の実施例5の収差図。
【図11】プラスチック材料に紫外線照射を行ったとき
の波長400nmでの透過率の変化を示すグラフ。
【図12】紫外線吸収剤が混入されたプラスチック材料
に対する紫外線照射の前後の透過率の変化を示すグラ
フ。
【符号の説明】
Gr1 …第1群 Gr2 …第2群 FL …UVカットフィルター S …絞り(シャッター)
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 里詠子 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 向井 弘 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックレンズを含む撮影光学系にお
    いて、前記プラスチックレンズの被写体側又はプラスチ
    ックレンズ中に、被写体側から照射される紫外線を反射
    又は吸収する手段を設けたことを特徴とする撮影光学
    系。
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