JPH0633148U - 歯科用x線フィルム包装体 - Google Patents
歯科用x線フィルム包装体Info
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- JPH0633148U JPH0633148U JP9003092U JP9003092U JPH0633148U JP H0633148 U JPH0633148 U JP H0633148U JP 9003092 U JP9003092 U JP 9003092U JP 9003092 U JP9003092 U JP 9003092U JP H0633148 U JPH0633148 U JP H0633148U
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- ray film
- ray
- dental
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯科用X線フィルムへの符号付与に要する手
間と時間を軽減し、X線遮蔽用シートの保管スペースと
それに対する配慮を不要とすること。 【構成】 歯科用X線フィルム包装体Cの表面の所定個
所には、X線を透過しないシート33が貼着されてい
る。このシート33の貼着位置は、X線フィルムに付与
すべき符号の付与位置に対応する位置である。この歯科
用X線フィルム包装体Cを用いて歯のX線撮影を行った
後、シート33を剥ぎ取って、剥ぎ取った後の位置にX
線符号を照射する。
間と時間を軽減し、X線遮蔽用シートの保管スペースと
それに対する配慮を不要とすること。 【構成】 歯科用X線フィルム包装体Cの表面の所定個
所には、X線を透過しないシート33が貼着されてい
る。このシート33の貼着位置は、X線フィルムに付与
すべき符号の付与位置に対応する位置である。この歯科
用X線フィルム包装体Cを用いて歯のX線撮影を行った
後、シート33を剥ぎ取って、剥ぎ取った後の位置にX
線符号を照射する。
Description
【0001】
本考案は、歯の治療、診断の際に用いられる歯科用X線フィルム包装体に関す る。
【0002】
歯の治療、診断の際、X線フィルムに歯のX線像を撮影した場合、当該X線フ ィルムを保管するため、これを袋に収納し、その袋に被撮影者の氏名等を記入し ていた。しかし、上記袋とX線フィルムとは取り扱い中に分離してしまい、X線 フィルムと被撮影者とが対応できなくなる場合がしばしば生じていた。このため 、X線フィルムに患部のX線像とともに、被撮影者を特定する符号も一緒に付与 する手段が、本出願人の出願に係る特開昭62−173741号公報に提案され ている。この手段の概略を図により説明する。
【0003】 図2は上記提案されたX線フィルム符号付与装置の平面図、図3は図2に示す 装置の筐体上部を切断除去した平面図である。各図で、20はX線を透過しない 材料で作られた長方形状の筐体である。21は筐体20の上部ほぼ中央に、図で 左右方向に長く形成されたX線透過用の窓である。22は歯科用X線フィルム包 装体を載置する台で左右に移動可能であり、載置部22a、ガイド22b、位置 決め板22c、台22を図で左方へ移動させたときのストッパ22dおよび台2 2の移動用把手22eで構成されている。23a、23b、23c、23dは筐 体上壁に形成されたスリットである。
【0004】 25A、25B、25C、25Dは筐体20内に図で上下方向に移動可能に支 持されたX線透過材料で作られた符号板体であり、各符号板体には図示のように 種々の符号がX線不透過材料で印刷されている。26a〜26dは各符号板体2 5A〜25Dを移動させるつまみであり、スリット23a〜23dから突出して いる。
【0005】 上記X線フィルム符号付与装置による符号付与は次のように行われる。X線撮 影時、撮影者は患者を特定するための符号を定める。ここで、当該符号、即ちX 線フィルムに付与する符号を「36AII」とする。この場合には、各つまみ2 6a〜26dを用いて符号板体25A〜25Dを移動させ、窓21に「36AI I」を現出させる。一方、台22の載置部22a上に、歯科用X線フィルム包装 体をガイド22b、位置決め板22cにより正確に載置する。
【0006】 次いで、把手22eにより台22を位置決め板22cが筐体20の壁に衝突す るまで右方に移動させる。この状態で歯科用X線フィルム包装体は筐体20内に 挿入されるとともに、X線フィルム上の符号付与予定位置が各符号板体25A〜 25Dを介して窓21に対向せしめられる。次に、窓21からX線を照射すると 、上記符号付与予定位置に符号「36AII」がX線潜像として写像される。把 手22eで台22を左方へ移動させると、符号「36AII」が付与されたX線 フィルム包装体を取り出すことができる。
【0007】 図4は歯のX線撮影を行う前の歯科用X線フィルム包装体の平面図である。図 で、Cは歯科用X線フィルム包装体、Fは歯科用X線フィルム包装体C内に密封 されたX線フィルム、32はX線を透過しない材料で作られたX線遮蔽シートで ある。このX線遮蔽シート32はX線撮影前に、撮影者により、符号付与部分に 対応する歯科用X線フィルム包装体Cの表面に貼着される。
【0008】 この状態で、当該歯科用X線フィルム包装体Cを被撮影者の撮影対象の歯に位 置せしめてX線を照射すると、X線遮蔽シート32の存在により、符号付与部分 にはX線は照射されず、結局、X線フィルムFには歯のX線像と符号「36AI I」のX線像が潜像として写像される。このX線フィルムFを現像処理すること により、符号「36AII」が付与された歯のX線像が得られる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】 上記の手段により、X線フィルムFでは、歯のX線像と被撮影者(患者)を特 定する符号「36AII」とが一体不可分となり、両者が確実に関連づけられる ことになる。しかし、上記の手段では、X線撮影前に撮影者が歯科用X線フィル ム包装体Cの表面の符号付与位置に対応する個所にX線遮蔽シート32を貼着し なければならない。ところで、X線遮蔽シート32を貼着するには、撮影者は、 上記手段によりX線フィルムFに符号を付与した後、別に収納保管されているX 線遮蔽シート32を収納個所から取り出し、歯科用X線フィルム包装体C表面の 符号位置に対応する位置を確認して貼着しなければならず、この作業に手間と時 間を要し、極めて面倒であった。
【0010】 本考案の目的は、上記従来技術における課題を解決し、符号付与のための取り 扱いが容易な歯科用X線フィルム包装体を提供することにある。
【0011】
上記の目的を達成するため、本考案は、X線は透過するが光線は透過しない包 装体でX線フィルムを密封した歯科用X線フィルム包装体において、前記X線フ ィルム上の符号付与が予定されている領域に対応する前記包装体の表面の領域に 、X線不透過材料より成るシートを剥離可能に貼着したことを特徴とする。
【0012】
最初に上記歯科用X線フィルム包装体を用いて歯のX線撮影を行う。これによ り、X線フィルムは、シートに対応する部分を除きX線により露光され、歯の潜 像を生じる。この状態でシートを包装体から剥ぎ取り、この剥ぎ取った部分にX 線フィルム符号付与装置により所要の符号を投影する。これにより、X線フィル ムの所定部分に上記符号の潜像が生じる。包装体からX線フィルムを取り出して 現像処理を行うと、X線フィルム上に、歯のX線像と符号のX線像が得られる。
【0013】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 図1は本考案の実施例に係る歯科用X線フィルム包装体の平面図である。図1 で、Cは歯科用X線フィルム包装体、Fは歯科用X線フィルム包装体C内に密封 収納されたX線フィルムであり、これらは図4に示すものと同じである。33は 歯科用X線フィルム包装体Cの表面に剥離可能に貼着されたシートである。シー ト33はX線を透過しない材料で作られている。シート33の貼着位置は、X線 フィルムFの符号付与予定位置に対応する位置である。その位置は、図では歯科 用X線フィルム包装体Cの右下隅となっている。
【0014】 次に、この歯科用X線フィルム包装体Cを用いた歯のX線撮影について説明す る。歯科用X線フィルム包装体Cを被撮影対象者の口腔内の所定位置にセットし てX線を照射した後、歯科用X線フィルム包装体Cを取り出す。このときX線フ ィルムFには歯の潜像が得られるが、シート33の貼着部分に対応する部分はX 線には露光されない。次いで、歯科用X線フィルム包装体Cからシート33を剥 ぎ取り、図2および図3に示す符号付与装置を用いてX線フィルムFに符号を付 与する。この場合、シート33が位置していた個所が窓21に対応するように位 置決めするのは当然である。各つまみ26a〜26dにより所定の符号をセット し、窓21からX線を照射すると、X線フィルムF上の符号付与予定位置には当 該符号の潜像が得られる。
【0015】 この歯科用X線フィルム包装体Cの包装体を剥ぎ取り、収納されていたX線フ ィルムFを取り出して現像処理することにより、X線フィルムF上には歯のX線 像とともに所定符号のX線像も写像されることになる。
【0016】 ところで、歯科用X線フィルム包装体は工場で大量生産されるものであり、本 実施例のシート33は、工場での生産工程にシートの貼着工程を加えるだけで容 易に、かつ、自動的に歯科用X線フィルム包装体に貼着される。 シート33が貼着されていない従来の歯科用X線フィルム包装体では、前述の ようにシート33を別途収納保管しておかねばならず、さらに、符号を付与した 後、X線撮影前に、シート33を取り出し、その貼着位置を確認したうえその位 置にシート33を貼着するという手間と時間を要していた。しかし、本実施例で は、歯科用X線フィルム包装体の使用者(撮影者)は、シート33を単に剥ぎ取 るだけであるので、使用者の手間と時間を大幅に軽減することができ、又、シー ト33の保管スペースや保管に要する配慮も不要となる。
【0017】
以上述べたように、本考案では、歯科用X線フィルム包装体の符号付与予定領 域に対応する位置に、予めX線不透過材料より成るシートを貼着しておき、X線 撮影後、前記シートを剥ぎ取って符号を付与するようにしたので、使用者は符号 付与操作において単に当該シートを剥ぎ取るだけでよく、従来の、シート取り出 し、貼着位置確認、シート貼着という手段に比較して、使用者の手間と時間を大 幅に軽減することができ、又、シートの保管スペースや保管に要する配慮も不要 となる。
【図1】本考案の実施例に係る歯科用X線フィルム包装
体の平面図である。
体の平面図である。
【図2】符号付与装置の平面図である。
【図3】図2に示す符号付与装置の一部を除去した平面
図である。
図である。
【図4】従来の歯科用X線フィルム包装体の平面図であ
る。
る。
33 シート C 歯科用X線フィルム包装体 F X線フィルム
Claims (1)
- 【請求項1】X線は透過するが光線は透過しない包装体
でX線フィルムを密封した歯科用X線フィルム包装体に
おいて、前記X線フィルム上の符号付与が予定されてい
る領域に対応する前記包装体の表面の領域に、X線不透
過材料より成るシートを剥離可能に貼着したことを特徴
とする歯科用X線フィルム包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9003092U JPH0633148U (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 歯科用x線フィルム包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9003092U JPH0633148U (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 歯科用x線フィルム包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633148U true JPH0633148U (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=13987276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9003092U Pending JPH0633148U (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 歯科用x線フィルム包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633148U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130336A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-03 | Canon Inc | X線フイルム撮影装置 |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP9003092U patent/JPH0633148U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130336A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-03 | Canon Inc | X線フイルム撮影装置 |
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