JPH06331381A - 計測値表示方法 - Google Patents
計測値表示方法Info
- Publication number
- JPH06331381A JPH06331381A JP5116274A JP11627493A JPH06331381A JP H06331381 A JPH06331381 A JP H06331381A JP 5116274 A JP5116274 A JP 5116274A JP 11627493 A JP11627493 A JP 11627493A JP H06331381 A JPH06331381 A JP H06331381A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
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- measured
- instantaneous
- sampled
- displayed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バラツキの大きい計測値の変化をマクロ的に
把握するのを確実、容易にする。 【構成】 監視制御対象の計測瞬時値をサンプリング
し、このサンプル値にしたがって計測値をグラフ表示す
るにおいて、サンプル値xnの取り込み(S1)、この
後、前回までのサンプル値の総計値(x1+x2+…+x
n-1)に今回のサンプル値xnを加算して今回演算回数n
で割ることにより今回までの平均値Ynを求め(S
2)、サンプル値を瞬時値として表示すると共に該平均
値Ynを瞬時値に重ね表示する(S3)。
把握するのを確実、容易にする。 【構成】 監視制御対象の計測瞬時値をサンプリング
し、このサンプル値にしたがって計測値をグラフ表示す
るにおいて、サンプル値xnの取り込み(S1)、この
後、前回までのサンプル値の総計値(x1+x2+…+x
n-1)に今回のサンプル値xnを加算して今回演算回数n
で割ることにより今回までの平均値Ynを求め(S
2)、サンプル値を瞬時値として表示すると共に該平均
値Ynを瞬時値に重ね表示する(S3)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計測データの瞬時値を
平均化してリアルタイム表示するための計測値表示方法
に関する。
平均化してリアルタイム表示するための計測値表示方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセスオートメーションやラボラトリ
オートメーションの分野においては、計測値等に従った
制御と監視を行う。
オートメーションの分野においては、計測値等に従った
制御と監視を行う。
【0003】図3は、監視制御システムを示し、監視制
御対象となるプロセス1からの各種計測値はマルチプレ
クサ2によって順次A/D変換器3に取り込まれ、サン
プリングデータとして制御用コンピュータ4及び監視用
コンピュータ5に収集される。
御対象となるプロセス1からの各種計測値はマルチプレ
クサ2によって順次A/D変換器3に取り込まれ、サン
プリングデータとして制御用コンピュータ4及び監視用
コンピュータ5に収集される。
【0004】制御用コンピュータ4は、計測データと各
種指令からの演算でプロセス1の制御を実行する。監視
用コンピュータ5は、計測データの異常監視などの各種
監視を行うと共に、CRT6やパネル7にその表示を行
う。
種指令からの演算でプロセス1の制御を実行する。監視
用コンピュータ5は、計測データの異常監視などの各種
監視を行うと共に、CRT6やパネル7にその表示を行
う。
【0005】ここで、計測値の表示処理の1つとして各
計測値の瞬時値の表示がなされる。この表示において、
計測の瞬時値にバラツキが発生する場合、監視を容易に
するため、計測値の平均化処理を行ってリアルタイム表
示するようにしている。
計測値の瞬時値の表示がなされる。この表示において、
計測の瞬時値にバラツキが発生する場合、監視を容易に
するため、計測値の平均化処理を行ってリアルタイム表
示するようにしている。
【0006】従来の平均化処理には移動平均処理が多く
採用されている。この移動平均処理は、例えば、以下の
演算式にしたがって行われる。
採用されている。この移動平均処理は、例えば、以下の
演算式にしたがって行われる。
【0007】
【数1】Yn=(1−a)Xn+aYn-1 Yn ;今回の平滑値 Xn ;今回の計測値 Yn-1;前回の平滑値 a ;指数平滑定数(0.00≦a≦1.00) 図4には計測値と移動平均値のグラフ表示を例示し、破
線で示す計測値のバラツキに対して実線で示す平滑値に
は計測値に含まれるノイズを除去したものになる。
線で示す計測値のバラツキに対して実線で示す平滑値に
は計測値に含まれるノイズを除去したものになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の平均化処理は、
計測データの平滑という加工によって計測データに含ま
れるノイズを除去しているもので、平均値を算出してい
るものではない。
計測データの平滑という加工によって計測データに含ま
れるノイズを除去しているもので、平均値を算出してい
るものではない。
【0009】このため、計測データのバラツキが大きい
場合、その移動平均処理では正しい平均値が得られなく
なり、計測値の変化の傾向をマクロ的に捕らえることは
難しいものであった。
場合、その移動平均処理では正しい平均値が得られなく
なり、計測値の変化の傾向をマクロ的に捕らえることは
難しいものであった。
【0010】本発明の目的は、バラツキの大きい計測値
の変化をマクロ的に把握するのを確実、容易にする表示
方法を提供することにある。
の変化をマクロ的に把握するのを確実、容易にする表示
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、監視制御対象の計測瞬時値をサンプリン
グし、このサンプル値にしたがって計測値をグラフ表示
するにおいて、サンプル値xnの取り込み毎に該サンプ
ル値を瞬時値として表示すると共に、前回までのサンプ
ル値の総計値(x1+x2+…+xn-1)に今回のサンプ
ル値xnを加算して今回演算回数nで割ることにより今
回までの平均値Ynを求め、該平均値Ynを瞬時値に重ね
表示することを特徴とする。
決を図るため、監視制御対象の計測瞬時値をサンプリン
グし、このサンプル値にしたがって計測値をグラフ表示
するにおいて、サンプル値xnの取り込み毎に該サンプ
ル値を瞬時値として表示すると共に、前回までのサンプ
ル値の総計値(x1+x2+…+xn-1)に今回のサンプ
ル値xnを加算して今回演算回数nで割ることにより今
回までの平均値Ynを求め、該平均値Ynを瞬時値に重ね
表示することを特徴とする。
【0012】
【作用】計測開始から現在の計測値までの総計値から平
均値を求めることにより、バラツキの大きい計測値にも
その真の平均値を表示することで計測値の変化のマクロ
な傾向を把握できるようにする。また、該平均値と瞬時
値を重ね表示することにより、瞬時値に対するマクロな
傾向の把握を容易にする。
均値を求めることにより、バラツキの大きい計測値にも
その真の平均値を表示することで計測値の変化のマクロ
な傾向を把握できるようにする。また、該平均値と瞬時
値を重ね表示することにより、瞬時値に対するマクロな
傾向の把握を容易にする。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す監視用コン
ピュータの表示処理手順図である。表示対象項目の計測
瞬時値になるサンプリングデータの読み取りを行い(ス
テップS1)、この瞬時値データとそれまでの瞬時値デ
ータから平均値演算を行う(ステップS2)。この演算
は、次式にしたがって行う。
ピュータの表示処理手順図である。表示対象項目の計測
瞬時値になるサンプリングデータの読み取りを行い(ス
テップS1)、この瞬時値データとそれまでの瞬時値デ
ータから平均値演算を行う(ステップS2)。この演算
は、次式にしたがって行う。
【0014】
【数2】
【0015】Yn;nサンプルまでの平均値 xk;k番目の計測瞬時値 n;演算回数 従って、計測データの最初の取り込みからnサンプルま
での平均値Ynは、以下のようになる。
での平均値Ynは、以下のようになる。
【0016】
【数3】Y1=x1/1 Y2=(x1+x2)/2 Y3=(x1+x2+x3)/3 … Yn=(x1+x2+…+xn)/n このように、平均値Ynは、前回までの総計値(x1+x
2+…+xn-1)に今回のサンプル値xnを加算して今回
演算回数nで割ることで求められる。この演算結果はバ
ラツキの大きいデータには、サンプル数が少ない最初の
うちはデータxkの値に引きずられて変化が大きいが、
時間の経過に従いサンプルデータ数が増えると共に滑ら
かな変化になる。
2+…+xn-1)に今回のサンプル値xnを加算して今回
演算回数nで割ることで求められる。この演算結果はバ
ラツキの大きいデータには、サンプル数が少ない最初の
うちはデータxkの値に引きずられて変化が大きいが、
時間の経過に従いサンプルデータ数が増えると共に滑ら
かな変化になる。
【0017】このような演算による平均値Ynは、瞬時
値と共に表示データとしてCRT6等に転送され、その
表示がなされる(ステップS3)。この表示は、数値表
示の外にグラフ表示でなされ、グラフ表示には瞬時値と
平均値を重ね表示することでマクロな傾向の把握を容易
にする。
値と共に表示データとしてCRT6等に転送され、その
表示がなされる(ステップS3)。この表示は、数値表
示の外にグラフ表示でなされ、グラフ表示には瞬時値と
平均値を重ね表示することでマクロな傾向の把握を容易
にする。
【0018】図2は、計測値の瞬時値と平均値のグラフ
表示を例示し、バラツキの大きい瞬時値に対し、同じ時
間軸上にリアルタイムで重ね表示する平均値は滑らかな
変化になり、瞬時値変化のマクロ的な傾向を把握できる
ことになる。
表示を例示し、バラツキの大きい瞬時値に対し、同じ時
間軸上にリアルタイムで重ね表示する平均値は滑らかな
変化になり、瞬時値変化のマクロ的な傾向を把握できる
ことになる。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、計測開
始から現在の計測値までの総計値から平均値を求め、該
平均値と瞬時値を重ね表示するため、バラツキの大きい
計測値にもその真の平均値を表示することで計測値の変
化のマクロな傾向を確実、容易に把握できる効果があ
る。
始から現在の計測値までの総計値から平均値を求め、該
平均値と瞬時値を重ね表示するため、バラツキの大きい
計測値にもその真の平均値を表示することで計測値の変
化のマクロな傾向を確実、容易に把握できる効果があ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す表示処理手順図。
【図2】実施例のグラフ表示例。
【図3】監視制御システムのブロック図。
【図4】従来の表示例。
1…プロセス 2…マルチプレクサ 3…A/D変換器 4…制御用コンピュータ 5…監視用コンピュータ 6…CRT 7…パネル
Claims (1)
- 【請求項1】 監視制御対象の計測瞬時値をサンプリン
グし、このサンプル値にしたがって計測値をグラフ表示
するにおいて、 サンプル値xnの取り込み毎に該サンプル値を瞬時値と
して表示すると共に、前回までのサンプル値の総計値
(x1+x2+…+xn-1)に今回のサンプル値xnを加算
して今回演算回数nで割ることにより今回までの平均値
Ynを求め、該平均値Ynを瞬時値に重ね表示することを
特徴とする計測値表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5116274A JPH06331381A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 計測値表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5116274A JPH06331381A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 計測値表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06331381A true JPH06331381A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14683024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5116274A Pending JPH06331381A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 計測値表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06331381A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001034333A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-09 | Yokogawa Electric Corp | プラント監視システム |
JP2002373021A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Toshiba Corp | 警報表示装置 |
WO2016046906A1 (ja) * | 2014-09-24 | 2016-03-31 | 株式会社Gfl | 動画評価装置、動画評価方法、及び動画評価システム |
CN108804282A (zh) * | 2017-04-28 | 2018-11-13 | 横河电机株式会社 | 显示装置、显示方法和存储介质 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP5116274A patent/JPH06331381A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001034333A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-09 | Yokogawa Electric Corp | プラント監視システム |
JP2002373021A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Toshiba Corp | 警報表示装置 |
WO2016046906A1 (ja) * | 2014-09-24 | 2016-03-31 | 株式会社Gfl | 動画評価装置、動画評価方法、及び動画評価システム |
CN108804282A (zh) * | 2017-04-28 | 2018-11-13 | 横河电机株式会社 | 显示装置、显示方法和存储介质 |
JP2018190049A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 横河電機株式会社 | 表示装置、表示方法及びプログラム |
US10922858B2 (en) | 2017-04-28 | 2021-02-16 | Yokogawa Electric Corporation | Display apparatus, display method, and recording medium |
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