JPH06331100A - ベント配管構造 - Google Patents

ベント配管構造

Info

Publication number
JPH06331100A
JPH06331100A JP5145552A JP14555293A JPH06331100A JP H06331100 A JPH06331100 A JP H06331100A JP 5145552 A JP5145552 A JP 5145552A JP 14555293 A JP14555293 A JP 14555293A JP H06331100 A JPH06331100 A JP H06331100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
vent
piping
pipe
vent pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5145552A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tada
誠 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering and Construction Co Ltd filed Critical Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Priority to JP5145552A priority Critical patent/JPH06331100A/ja
Publication of JPH06331100A publication Critical patent/JPH06331100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気配管路における熱応力吸収用のベント配
管構造の提供。 【構成】 このベント配管構造は、上方向へのループを
有する蒸気ベント配管11と、該蒸気ベント配管11よ
り小さい横方向へのループを有する比較的小口径の凝縮
水ベント配管12とを備えている。そしてそれらベント
配管は並列して蒸気配管路3に接続される。 【効果】 このベント配管構造よれば、蒸気配管路の熱
膨張等の応力を有効に吸収することができると共に、ス
チームハンマ現象防止のためのスチームトラップを設け
る必要がない。さらに蒸気配管路幅の狭い配管通路に敷
設される場合においても、平面スペースを大きく占有す
ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気配管路に設けられる
ベント配管構造に関し、特に蒸気配管路が幅の狭い通路
に沿って敷設される場合において平面スペースの占有を
減少できるベント配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から蒸気配管路においては加熱膨張
による配管の応力を吸収するために、各種の伸縮配管が
管路中に設けられている。通常このような伸縮配管とし
てはベロー配管、スリーブ配管、ベント配管等がある
が、高圧蒸気配管路においても使用でき信頼性の高いベ
ント配管が多く使用されている。このベント配管はルー
プ状に曲げられた配管により構成されている。
【0003】蒸気配管路では常に蒸気の一部に凝縮が起
こるので、その凝縮水を下流側に流すため配管路には順
方向に勾配がつけられる。そのため配管路に立ち上がり
部があると、そこに溜まった凝縮水が蒸気により急激に
下流側へ押し出される現象、いわゆるスチームハンマ現
象を生じる。そこで一般にこのようなスチームハンマ現
象を防止するため、配管路の立ち上がり部に凝縮水を外
部に排出するスチームトラップが設けられる。
【0004】上方向へのループを有するベント配管を蒸
気配管路に設ける場合においても、スチームハンマ現象
を避けるためにはベント配管の立ち上がり部分にスチー
ムトラップを設ける必要がある。そのようなスチームト
ラップの設置を避けるため、横方向へのループを有する
ベント配管を使用することも考えられる。図2は外壁1
と中仕切壁2間の比較的幅の狭い配管通路に蒸気配管路
3を設け、所定間隔で複数のベント配管4を接続した蒸
気配管路の平面図である。また図3はその側面図で、蒸
気配管路3は天井壁5と床6間において、矢印の順方向
に下り勾配とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
蒸気配管を収容する配管通路の幅はできるだけ狭く設計
されるので、このようにスチームトラップを省略する目
的で横方向へのループを有するベント配管を使用する場
合、図2に示すように配管通路における平面スペースの
かなりの部分がベント配管により占有されることにな
り、そのため配管通路を点検用等に使用しにくくなると
いう問題がある。そこで本発明は、このような蒸気配管
路における問題点を解決した新しいベント配管構造の提
供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明によるベ
ント配管構造は、上方向へのループを有する蒸気ベント
配管と、それより小さい横方向へのループを有する比較
的小口径の凝縮水ベント配管とを備え、それらが並列し
て蒸気配管路3に接続されることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明のベント配管構造においては、その入口
側の蒸気ベント配管と凝縮水ベント配管の分岐部分にお
いて、蒸気配管路の上部を流れてきた蒸気は上方へのル
ープを有する蒸気ベント配管に流れ、蒸気配管路の底部
を流れてきた凝縮水は横方向へのループを有する凝縮水
ベント配管に流れ、出口側の合流部分で再び一緒になり
流出する。そのためスチームハンマ現象を防止するため
のスチームトラップを必要としない。蒸気ベント配管は
蒸気配管路と同様な大きい口径とされ、一例として30
0Aであり膨張を吸収するためのループの張り出し距離
もかなり大きくなるが、そのループは上方向へ張り出さ
れるので平面スペースの占有には影響がない。一方、凝
縮水ベント配管は蒸気ベント配管より小口径、例えば蒸
気配管路の口径の 1/5程度の60Aで充分であり、ルー
プの横方向への張り出し距離も小さい。そのため狭い幅
の配管通路においても、点検等のための通過スペースを
充分に確保することができる。
【0008】
【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する。
図1は本発明のベント構造の一例を示す斜視図である。
このベント配管構造10は、上方向へのループを有する
蒸気ベント配管11と、該蒸気ベント配管11より小さ
く横方向へのループを有する凝縮水ベント配管12を備
え、それらが蒸気配管路3に並列に接続されて構成され
ている。蒸気ベント配管11はその口径が蒸気配管路3
と同一とされ、ループの張り出し部分の距離もそれに応
じて比較的大きな寸法とされている。一方、凝縮水ベン
ト配管12は蒸気ベント配管11より小口径で且つその
ループの張り出し部分の距離もそれに応じて比較的小さ
な寸法とされている。
【0009】ベント配管構造10はその入口側および出
口側にそれぞれ設けた蒸気配管路3と同一口径のティー
13,13aにより、蒸気配管路3に溶接等により結合
されている。そして蒸気ベント配管11は、二つの垂直
配管14、一つの水平配管15、およびそれらを結合に
よって接続する二つのエルボ16によりコの字状のルー
プを形成し、その両端部がティー13,13aに結合さ
れている。また凝縮水ベント配管12は、一つの垂直配
管17、四つの水平配管18、およびそれらを結合によ
って接続する四つのエルボ19によりコの字状のループ
を形成し、その両端部がレデューサ20を介してティー
13、13aに結合されている。
【0010】次に上記ベント配管構造10の作用を説明
すると、配管の熱膨張等による応力はベント配管構造1
0における蒸気ベント配管11で吸収される。その際、
該蒸気ベント配管11に並列接続されている凝縮水ベン
ト配管12も自己のループ部分が変形してその変形に追
従する。蒸気配管路3の断面積の大部分を流れる蒸気
は、蒸気ベント配管11に流入してそのループを通過
し、蒸気配管路3の底部付近を流れる凝縮水は凝縮水ベ
ント配管12に流入してそのループを通過し、それらは
ベント配管構造10の出口側で一緒になり下流側へ流下
する。従って、蒸気配管路3の熱膨張等による応力が有
効に吸収されると共に、ベント配管構造10を流れる凝
縮水はベント配管構造10において滞ることなく流れる
ので、スチームトラップを設けなくても該部分でスチー
ムハンマー現象を生じることはない。
【0011】なお、図1の例では凝縮水ベント配管12
が上流側の蒸気配管路3より垂直方向下方に位置され、
下流側の蒸気配管路3もその分だけ下げられて配管され
ている。しかし凝縮水ベント配管12は上流側の蒸気配
管路3の軸線方向に延長した位置に配管するようにして
もよい。その場合はレデューサ20側の出口が水平方向
になるようにティー13を接続し、そこから横方向へコ
の字状のループを形成してから下流側の蒸気配管路3に
接続したティー13aに戻るようにする。また蒸気ベン
ト配管11や凝縮水ベント配管12のループは、コの字
状に限らず円形に形成することもできる。
【0012】
【発明の効果】以上のような構成からなる本発明のベン
ト配管構造は、上方向へのループを有する蒸気ベント配
管と、それより小さい横方向へのループを有する比較的
小口径の凝縮水ベント配管とを蒸気配管路に並列して接
続するように構成したので、配管の熱膨張等の応力を有
効に吸収できると共に、スチームハンマ現象を避けるた
めのスチームトラップの必要がない。さらに蒸気配管路
が比較的幅の狭い配管通路に敷設される場合において
も、点検等のための通過スペースを充分に確保すること
ができる。また本発明のベント配管構造は、特に高圧の
蒸気配管路に使用される伸縮配管として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベント配管構造の一例を示す斜視図。
【図2】外壁1と中仕切壁2間の比較的幅の狭い配管通
路に蒸気配管路3を設け、所定間隔で複数のベント配管
4を接続した蒸気配管路の平面図。
【図3】図2の側面図。
【符号の説明】
1 外壁 2 中仕切壁 3 蒸気配管路 4 ベント配管 5 天井壁 6 床 10 ベント配管構造 11 蒸気ベント配管 12 凝縮水ベント配管 13 ティー 13a ティー 14 垂直配管 15 水平配管 16 エルボ 17 垂直配管 18 水平配管 19 エルボ 20 レデューサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気配管路に設けられるベント配管構造
    において、上方向へのループを有する蒸気ベント配管1
    1と、該蒸気ベント配管11より小さい横方向へのルー
    プを有する比較的小口径の凝縮水ベント配管12とを備
    え、それらが並列して蒸気配管路3に接続されることを
    特徴とするベント配管構造。
JP5145552A 1993-05-24 1993-05-24 ベント配管構造 Pending JPH06331100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5145552A JPH06331100A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 ベント配管構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5145552A JPH06331100A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 ベント配管構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06331100A true JPH06331100A (ja) 1994-11-29

Family

ID=15387815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5145552A Pending JPH06331100A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 ベント配管構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06331100A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11294678A (ja) * 1998-04-10 1999-10-29 Denso Corp 熱交換器の配管構造
JP2000281187A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Daiwa Can Co Ltd 無菌充填用の液化ガス流下装置
KR200477409Y1 (ko) * 2013-12-28 2015-06-05 대우조선해양 주식회사 선박 엔진의 에어쿨러 배출라인 구조
CN105020586A (zh) * 2015-05-19 2015-11-04 洛阳瑞泽石化工程有限公司 蒸汽分支管线的布置
JP2021160948A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 三菱重工業株式会社 ガス流動促進装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11294678A (ja) * 1998-04-10 1999-10-29 Denso Corp 熱交換器の配管構造
JP2000281187A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Daiwa Can Co Ltd 無菌充填用の液化ガス流下装置
KR200477409Y1 (ko) * 2013-12-28 2015-06-05 대우조선해양 주식회사 선박 엔진의 에어쿨러 배출라인 구조
CN105020586A (zh) * 2015-05-19 2015-11-04 洛阳瑞泽石化工程有限公司 蒸汽分支管线的布置
JP2021160948A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 三菱重工業株式会社 ガス流動促進装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2298750C2 (ru) Трубопровод отработавшего пара для паросиловой установки
KR20160003644U (ko) 입상관 층막음용 고정 클램프
JPH03194421A (ja) ベンチュリ装置
JPH06331100A (ja) ベント配管構造
Gisonni et al. Supercritical flow in the 90 junction manhole
RU2001125389A (ru) Устройство формирования потока с определенными параметрами (варианты) и способ его установки
JP6899255B2 (ja) ドレン回収システム及び配管継手
CN208884640U (zh) 一种用于双水槽的排水组件
JP2007032710A (ja) 異物捕捉用配管設備
JP6312355B2 (ja) 熱交換器
JP2019214913A (ja) 排水配管構造
CN205877551U (zh) 一种新型顺水五通
US20170254466A1 (en) Coupling apparatus for a floor drain and method of use
CN205403531U (zh) 蛇形管集箱式高压加热器壳程连续运行排气装置
JP3779264B2 (ja) 分岐ヘッダー
JP2001317893A (ja) ガスショートパス防止バッフル
CN216344624U (zh) 一种管道流动调整器
JPH01275993A (ja) 先端が閉じられた分岐管を有する配管系
CN206055605U (zh) 一种电站锅炉屏式过热器管组
JPH0681982A (ja) 配管機能を有するケーブルトレイ
JP2016008474A (ja) 排水管構造
RU95107810A (ru) Парогенератор двухконтурной атомной электростанции
DK9300048U3 (da) Vandforsyningssystem samt tilkoblingsorgan hertil
US3049107A (en) Light heat exchangers for use in nuclear energy installations
JP2018184752A (ja) 排水構造及び建物