JPH0633073A - 2つの連続反応帯域における接触クラッキング方法および装置 - Google Patents

2つの連続反応帯域における接触クラッキング方法および装置

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JPH0633073A
JPH0633073A JP5106910A JP10691093A JPH0633073A JP H0633073 A JPH0633073 A JP H0633073A JP 5106910 A JP5106910 A JP 5106910A JP 10691093 A JP10691093 A JP 10691093A JP H0633073 A JPH0633073 A JP H0633073A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 性能のよい反応の利点と、改善された固体/
気体分離の利点とを併せてもつことができる。また、少
ないコストで、現存装置に取り付けることを可能にす
る。 【構成】 垂直な軸を有する第一反応器20および第二反
応器28を備えている。第一反応器20の上部へ触媒を導入
するための手段21と、該手段21の下方に位置し、かつ第
一反応器の上部へ、噴霧された仕込原料を導入するため
の手段24とを備えている。第一反応器20はその下部に軸
に沿って形成され、かつ得られた生成物を排出するため
の開口部を備えている。第二反応器28は、その下部に、
第一反応器20の下部で得られた生成物の導入のための開
口部を、その上部に、第二反応器28内での処理を終えて
得られた生成物の排出用の導管29を備えている。第一反
応器20および第二反応器28を、少なくとも1つの導管30
によって、これらの下部で連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭化水素仕込原料の2
つの連続反応帯域における接触クラッキング方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】石油業界
では、通常、高い分子量および高い沸点の炭化水素分子
が、沸点がより低くて、より小さい分子に分割されるこ
とは知られている。
【0003】例えば特許EP−A−291253に記載
されている最近の接触クラッキング方法においては、ク
ラッキング反応は、実質的に円形断面の細長い閉鎖容器
において行なわれている。すなわち、この方法において
は、触媒、および予め噴霧された炭化水素仕込原料を閉
鎖容器の下部に導入し、仕込原料と熱い触媒とを接触さ
せることによって、炭化水素を気化させることができ
る。次に炭化水素は、触媒を反応帯域の上部の方へエン
トレインする。エントレイン流体の導入は、このような
上昇運動を助ける。
【0004】したがって、このような方法においては、
仕込原料を適切に気化させる必要がある。実際、仕込原
料の沸点より低い沸点のクラッキング物質を得るために
は、この噴霧された仕込原料が、すでに熱の大部分をな
くした触媒と接触していることは有害であろう。反応の
収率がこれの影響を受けるだけでなく、触媒の逆混合(r
etromelange)によって、コークスがさらに形成されるこ
とにもなろう。
【0005】これらの欠点を一部解決するために、下降
流反応媒質を用いて操作が行なわれる接触クラッキング
方法が考えられた。その際、触媒は、反応帯域の上部に
導入され、噴霧された炭化水素仕込原料は、同じ部分に
であるが、触媒の下降流中に注入されるようになってい
る(US−A−4,385,985およびEP−A−2
54333参照)。
【0006】ついで反応物質を、例えばサイクロンにお
いて分離して、一方で炭化水素気相を、他方で触媒を得
るようにする。触媒は再生され、その少なくとも一部が
クラッキング反応器の方へ再循環される。
【0007】これらの下降流方法は、反応のレベルでは
非常に満足すべきものであるが、これらの使用には問題
がある。すなわち、固体/気体の分離において欠点があ
る。これは、反応媒質中の触媒濃度が高いために、適切
な効率に特に適した装置が必要である。さらに、既存の
工業装置は、一般に上昇流反応閉鎖容器を備えており、
この流れの方向を変えるために費用のかかる大きな変更
しなければならないので、実業家はこれらの成績のよい
方法を適用するのを諦めているのが現状である。
【0008】本発明は、上記問題を解決し、下降流反応
帯域と、その後に上昇流反応帯域を備えるクラッキング
反応器を用いることができ、これによって性能のよい反
応の利点と、改善された固体/気体分離の利点とを併せ
てもつことができる方法および装置を提供するととも
に、流れ方向の変更によるものより少ないコストで、現
存装置に取り付けることができる装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による2つの連続
反応帯域における接触クラッキング方法は、エントレイ
ン床または流動床における触媒との接触下における炭化
水素仕込原料の接触クラッキング方法であって、触媒粒
子が反応後に気相から分離され、再生され、かつ少なく
とも一部再循環される方法において、このクラッキング
反応が、実質的に垂直な2つの連続反応帯域において行
なわれ、仕込原料が、第一反応帯域の上部から下部へ流
れ、ついで前記第一反応帯域を出て得られた生成物の少
なくとも一部が、第二反応帯域に導入されるとともに、
第二反応帯域で上昇するように流れることを特徴とする
ものである。
【0010】上記方法において、第一反応帯域を出て得
られた生成物の全部が、第二反応帯域に導入されること
がある。
【0011】また、第一反応帯域に入る仕込原料が、重
質炭化水素からなることがある。
【0012】また、第一反応帯域に入る仕込原料が、4
00℃以下の沸点を有する軽質炭化水素からなることが
ある。
【0013】また、炭化水素相が、第二反応帯域に入る
反応媒質中に導入されることがある。
【0014】上記炭化水素相が、処理される仕込原料と
同一であることがある。
【0015】また、上記炭化水素相が、400℃以下の
沸点を有する軽質相であることがある。
【0016】また、導入される炭化水素相の量が、第一
反応帯域に導入される仕込原料の容積の0〜50%であ
ることがある。
【0017】上記量は、仕込原料の容積の5〜30%で
あることがある。
【0018】さらに、上記方法において、エントレイン
メント流体が、第二反応帯域の下部に導入されることが
ある。
【0019】本発明による2つの連続反応帯域における
接触クラッキング装置は、実質的に垂直な軸を有する第
一反応器を備えた炭化水素仕込原料の接触クラッキング
のための装置であって、第一反応器の上部へ触媒を導入
するための手段と、該手段の下方に位置し、かつ第一反
応器の上部へ、噴霧された仕込原料を導入するための手
段とを備えているとともに、第一反応器は該反応器の下
部にその軸に沿って形成され、かつ得られた生成物を排
出するための開口部を備えており、さらに実質的に垂直
な軸を有する第二反応器を備え、この第二反応器は、そ
の下部に、第一反応器の下部で得られた生成物の導入の
ための開口部を備えているとともに、その上部に、第二
反応器内での処理を終えて得られた生成物の排出用の導
管を備えており、前記第一反応器および第二反応器が、
少なくとも1つの導管によって、これらの下部で連結さ
れていることを特徴とするものである。
【0020】上記装置において、第二反応器の反応媒質
中への炭化水素相の導入のための手段を備えていること
がある。
【0021】上記炭化水素相の導入手段が、第二反応器
の下部に配置された少なくとも1つの導管からなること
がある。
【0022】さらに、第二反応器の下部に、エントレイ
ンメント流体の導入のための手段を備えていることがあ
る。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
【0024】図1はこの発明の方法を示し、図2および
図3はこの発明の装置を示す。なお、この発明は、これ
らの実施態様に限定されるものではない。
【0025】図1において、実質的に垂直な軸を有する
管状反応器(1) の上部に、この軸に沿って触媒(2) を導
入する。導入される触媒の少なくとも一部は、触媒の再
生反応器(3) から送られてくるものである。
【0026】触媒粒子流は反応器(1) に入り、第一反応
帯域(4) は、例えばバルブ内に生じる圧力差によって、
あるいはその他の適切なあらゆる手段によって調節され
る。
【0027】触媒は、0.5m/s以上、一般には1m
/s以上の速度で反応器(1) に入る。この速度は20m
/s以下、より一般的には5m/s以下である。その
際、懸濁触媒の見掛け密度は、約50〜600kg/m3
である。
【0028】ついで、予め温度100〜250℃に加熱
された仕込原料(5) が、流動床の熱い触媒と接触するよ
うに導入される。この触媒は、一般に直径20〜300
μmの細かい小滴の形態であり、これらは最も多くの場
合、既知の噴霧手段によって得られる。
【0029】処理される炭化水素仕込原料は、好ましく
は、重質炭化水素、すなわち400℃程度の最終沸点を
有するもので、例えば減圧ガスオイルであるが、同様に
より重質な油、例えば原油および減圧残渣でもあっても
よい。これらの仕込原料は、場合によっては、予備処
理、例えばCo−Mo型の触媒の存在下における水素化
処理を受けたものであってもよい。同様に、軽質仕込原
料も予備処理される。この軽質仕込原料は沸点が400
℃以下のものである。
【0030】本発明による方法に用いられる好ましい仕
込原料は、標準的には700℃まで、またはそれ以上で
沸騰するフラクションを含んでおり、高い割合のアスフ
ァルト物質を含んでいてもよい。コンラドソン炭素含量
は4%以下であればよく、あるいはそれ以上でさえあっ
てもよい。これらの仕込原料は、場合によってはより軽
質な炭化水素留分、例えばLCOおよびHCOと混合さ
れてもよい。
【0031】仕込原料は、触媒と接触すると気化する。
そしてこれは触媒流によってエントレインされる。この
触媒流とともに、仕込原料は、一部クラッキングが行な
われる第一反応帯域(4) 内を、下降並流で流れる(反応
器内の下降流の速度は、最も多くの場合0.5〜50m
/s、好ましくは0.5〜10m/sである)。
【0032】前記第一反応帯域(4) の下部で得られた生
成物は、少なくとも一部、好ましくは全部が、実質的に
垂直な軸を有する第二反応器(7) 内に位置する第二反応
帯域(6) の下部に送られる。
【0033】この移送は迅速に行なわれなければなら
ず、流れ方向の変更は、触媒粒子の沈降を避けるため
に、コントロールされなければならない。本発明はま
た、後述する適切な装置(U字管、傾斜管等)をも提案
する。
【0034】反応媒質は、第二反応帯域内を、一般に2
m/s以上で、かつ50m/s以下の速度で、好ましく
は10〜30m/sの速度で上昇するように流れる。
【0035】この流れを補助するために、エントレイン
流体を、第二反応器の下部(あるいはこの部分の近くも
同じことである)に導入することもできる。但し、エン
トレイン流体の導入は必須要件ではない。このエントレ
イン流体はナフサであってもよいが、より一般的には、
仕込原料の沸点より低い沸点を有する液体である。これ
によって、反応帯域のカロリーを排出することができ
る。本発明の方法によれば、好ましくは、第二反応帯域
に入る反応媒質に、炭化水素相(8) を導入してもよい。
【0036】炭化水素相(8) の導入は、第二反応帯域の
下部において、この帯域に入っている媒質中に行なわれ
てもよく、あるいはもう少し上流、すなわち2つの反応
帯域間を移送中の反応媒質中に行なわれてもよい。第一
反応帯域に導入される仕込原料の量に対して導入される
炭化水素相の量は、0〜50重量%、好ましくは5〜3
0%である。
【0037】炭化水素相は、処理される仕込原料の一部
であってもよい。これはまた、軽質仕込原料、すなわち
400℃以下、最も多くの場合約180〜約380℃の
沸点を有する仕込原料であってもよい。
【0038】第二反応帯域(6) の上部で得られた生成物
は、固体/気体分離手段(9) の方へ送られ、一方でクラ
ッキング生成物を含む気相(10)が得られ、他方で触媒が
得られる。
【0039】分離された触媒粒子は、少なくとも1つの
再生反応器(3) の方へ送られる。ここでコークスが従来
の方法で燃やされ、ついで粒子の少なくとも一部が、第
一反応帯域の方へ再循環される。
【0040】ここで、本発明による方法の本質的な利点
を強調する。すなわち気体/固体分離が、触媒がより希
釈された混合物に対して実施されるということである。
例えば第一反応帯域(4) に導入された仕込原料に対し
て、また分離器(9) が第一反応器(1) の底部に配置され
ているならば、この分離器に入っている混合物の触媒含
量に対して、例えば20〜40重量%の軽質炭化水素
(8) を適切に注入して、分離器に入っている混合物の触
媒容積含量を少なくとも1.5〜2.0倍も減少させる
ことができる。このことによって、最良の分離効率を得
ることができる。
【0041】本発明のもう1つの対象は、本発明の対象
の方法にしたがって、炭化水素仕込原料の接触クラッキ
ング方法を実施するための装置である。この装置を、図
2および図3を参照して説明する。
【0042】この装置は、実質的に垂直な軸を有する第
一反応器(20)を備え、この反応器は、この反応器の上部
へ触媒を導入するための触媒導入手段(21)と、該手段(2
1)の下方に位置し、かつこの反応器の上部へ、処理され
るための噴霧された仕込原料を導入するための仕込原料
導入手段(24)とを備えている。この反応器は、また、反
応器の下部にその軸に沿って形成され、かつ得られた生
成物を排出するための開口部を備えている。前記装置
は、さらに、実質的に垂直な軸を有する第二反応器(28)
を備えている。この反応器は、その下部に、第一反応器
(20)の下部で得られた生成物の導入のための開口部を備
えており、かつその上部に、第二反応器内での処理を終
えて得られた生成物の排出用の導管(29)を備えている。
前記装置はまた、第一反応器および第二反応器の下部を
連結する、少なくとも1つの導管(30)をも備えている。
【0043】すなわち、この装置は実質的に垂直な軸を
有する2つの連続反応器(20)(28)を備えている。これら
の反応器の下部は、導管(30)によって連結されている。
【0044】触媒は、一般に導管(22)からなる触媒導入
手段(21)を経て導入される。この導管は、第一反応器の
軸上に配置された滑り弁(23)を備えている。
【0045】処理される仕込原料は、噴霧形態で、仕込
原料導入手段(24)から導入される。この手段は、一般に
噴霧手段(26)を備えた導管(25)からなる。この導管は、
触媒が導入される開口部の下側の部分に通じており、下
降運動をしている触媒中に仕込原料を導入するようにな
されている。
【0046】第一反応器の下部(27)で得られた生成物
を、導管(30)によって第二反応器へ送る。
【0047】図面の都合で、図面には直径がほとんど同
じ反応器と導管(30)とを示したが、本発明はこれらの実
施態様に限定されない。
【0048】1つの導管(30)、または場合によっては複
数の導管によって、迅速で、固体触媒の付着が少ない移
送が可能になるはずである。
【0049】図2に示されているL字型に曲がった形状
はまったく都合がよく、したがって全体としてU型の装
置が得られる。この時、湾曲部、2つの反応器間の差
は、移送がこの方法の条件で適切に実施されるように計
算される。
【0050】図3はこの発明の装置の他の実施例を示
す。図3において、装置は第二反応器の方へ傾斜した導
管(30)を備えている。移送はエントレインメントによっ
て行なわれる。この配置は特に有利であるが、それは、
この配置が接触クラッキング方法の現実の配置に近づく
からである。仕込原料は、最近の方法では、最も一般的
には、注入−噴霧手段(32)および/または(42)に注入さ
れる。先行技術によるこれらの方法において、この時こ
れらの部分(20)および(30)は反応帯域ではなく、触媒の
輸送において、純粋に機能的な役割を果たす。炭化水素
仕込原料の1つまたは複数の注入−噴霧手段(42)を、部
分(28)のあるべき場所に維持する。このことによって、
場合によっては、転換される炭化水素フラクションを、
上昇部分に注入することができる。
【0051】前記手段(42)は、例えば第二反応器の底部
(図3に示された導管(42)および/または(32))、また
はこの部分の近くに配置され、かつ注入手段を備えた導
管だけからなっていてもよい。好ましくは、前記手段
は、注入方向が、触媒の運動にしたがうように(実質的
に接線方向への注入)、導管(30)上に配置された換気装
置(34)からなる。この実施態様によって、付着を大幅に
減じることができる。
【0052】前記手段を組合わせてもよいのはもちろん
である。
【0053】この装置は、また、第二反応器(28)の下部
またはその近くに、エントレインメント流体の導入管(3
3)を備えていてもよい。この流体は例えば、好ましくは
液体または気体の炭化水素、水、または不活性ガス、例
えば窒素であってもよい。
【0054】反応媒質(35)は、反応器(28)内で上昇し、
ここから導管(29)によって上部に排出され、気体/固体
分離器の方へ送られ、ついで触媒の再生反応器の方へ送
られる。前記反応器と第一クラッキング反応器とを連結
する導管を経て、触媒の少なくとも一部が再循環され
る。
【0055】
【発明の効果】本発明の方法および装置によれば、下降
流反応帯域と、その後に上昇流反応帯域を備えるクラッ
キング反応器を用いることができ、これによって性能の
よい反応の利点と、改善された固体/気体分離の利点と
を併せてもつことができる。また、本発明の装置によれ
ば、流れ方向の変更によるものより少ないコストで、現
存装置に取り付けることができる装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の実施例を示すフローシートであ
る。
【図2】本発明の装置の実施例を示す垂直断面図であ
る。
【図3】本発明の装置の他の実施例を示す垂直断面図で
ある。
【符号の説明】
2 触媒 4 第一反応帯域 5 仕込原料 6 第二反応帯域 20 第一反応器 21 触媒導入手段 24 仕込原料導入手段 28 第二反応器 29 排出用導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レジ ボニフェ フランス国 アニエール リュ ドゥ ラ ルマ 21 (72)発明者 シジスモン フラーンコウィアク フランス国 ヴィエンヌ リュ オギィス ト ドナ 4 (72)発明者 ティエリ ゴーティエ フランス国 サン ジェニ ラヴァル ア レ デ ミーズ 13 (72)発明者 ルノー ポンチエ フランス国 ヴィエンヌ リィジネ ル ヴィラージュ (無番地)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エントレイン床または流動床における触
    媒との接触下における炭化水素仕込原料の接触クラッキ
    ング方法であって、触媒粒子が反応後に気相から分離さ
    れ、再生され、かつ少なくとも一部再循環される方法に
    おいて、このクラッキング反応が、実質的に垂直な2つ
    の連続反応帯域において行なわれ、仕込原料が、第一反
    応帯域の上部から下部へ流れ、ついで前記第一反応帯域
    を出て得られた生成物の少なくとも一部が、第二反応帯
    域に導入されるとともに、第二反応帯域で上昇するよう
    に流れることを特徴とする、2つの連続反応帯域におけ
    る接触クラッキング方法。
  2. 【請求項2】 第一反応帯域を出て得られた生成物の全
    部が、第二反応帯域に導入されることを特徴とする、請
    求項1に記載の2つの連続反応帯域における接触クラッ
    キング方法。
  3. 【請求項3】 第一反応帯域に入る仕込原料が、重質炭
    化水素からなることを特徴とする、請求項1または2に
    記載の2つの連続反応帯域における接触クラッキング方
    法。
  4. 【請求項4】 第一反応帯域に入る仕込原料が、400
    ℃以下の沸点を有する軽質炭化水素からなることを特徴
    とする、請求項1または2に記載の2つの連続反応帯域
    における接触クラッキング方法。
  5. 【請求項5】 炭化水素相が、第二反応帯域に入る反応
    媒質中に導入されることを特徴とする、請求項1〜4の
    うちの1つに記載の2つの連続反応帯域における接触ク
    ラッキング方法。
  6. 【請求項6】 炭化水素相が、処理される仕込原料と同
    一であることを特徴とする、請求項5に記載の2つの連
    続反応帯域における接触クラッキング方法。
  7. 【請求項7】 炭化水素相が、400℃以下の沸点を有
    する軽質相であることを特徴とする、請求項5に記載の
    2つの連続反応帯域における接触クラッキング方法。
  8. 【請求項8】 導入される炭化水素相の量が、第一反応
    帯域に導入される仕込原料の容積の0〜50%であるこ
    とを特徴とする、請求項5〜7のうちの1つに記載の2
    つの連続反応帯域における接触クラッキング方法。
  9. 【請求項9】 上記量が、仕込原料の容積の5〜30%
    であることを特徴とする、請求項8に記載の2つの連続
    反応帯域における接触クラッキング方法。
  10. 【請求項10】 エントレインメント流体が、第二反応
    帯域の下部に導入されることを特徴とする、請求項1〜
    9のうちの1つに記載の2つの連続反応帯域における接
    触クラッキング方法。
  11. 【請求項11】 実質的に垂直な軸を有する第一反応器
    (20)を備えた炭化水素仕込原料の接触クラッキングのた
    めの装置であって、第一反応器の上部へ触媒を導入する
    ための手段(21)と、該手段(21)の下方に位置し、かつ第
    一反応器の上部へ、噴霧された仕込原料を導入するため
    の手段(24)とを備えているとともに、第一反応器(20)は
    該反応器の下部にその軸に沿って形成され、かつ得られ
    た生成物を排出するための開口部を備えており、さらに
    実質的に垂直な軸を有する第二反応器(28)を備え、この
    第二反応器は、その下部に、第一反応器(20)の下部で得
    られた生成物の導入のための開口部を備えているととも
    に、その上部に、第二反応器内での処理を終えて得られ
    た生成物の排出用の導管(29)を備えており、前記第一反
    応器(20)および第二反応器(28)が、少なくとも1つの導
    管(30)によって、これらの下部で連結されていることを
    特徴とする、2つの連続反応帯域における接触クラッキ
    ング装置。
  12. 【請求項12】 第二反応器の反応媒質中への炭化水素
    相の導入のための手段(32)および/または(42)を備えて
    いることを特徴とする、請求項11に記載の2つの連続
    反応帯域における接触クラッキング装置。
  13. 【請求項13】 炭化水素相の導入手段が、第二反応器
    の下部に配置された少なくとも1つの導管(32)からなる
    ことを特徴とする、請求項12に記載の2つの連続反応
    帯域における接触クラッキング装置。
  14. 【請求項14】 第二反応器(28)の下部に、エントレイ
    ンメント流体の導入のための手段(33)を備えていること
    を特徴とする、請求項11〜13のうちの1つに記載の
    2つの連続反応帯域における接触クラッキング装置。
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