JPH0633013Y2 - 土砂礫圧送パイプ - Google Patents
土砂礫圧送パイプInfo
- Publication number
- JPH0633013Y2 JPH0633013Y2 JP12382386U JP12382386U JPH0633013Y2 JP H0633013 Y2 JPH0633013 Y2 JP H0633013Y2 JP 12382386 U JP12382386 U JP 12382386U JP 12382386 U JP12382386 U JP 12382386U JP H0633013 Y2 JPH0633013 Y2 JP H0633013Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gravel
- pressure
- pipe
- feeding
- sliding
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、推進工法又はシールド工法等において堀さく
した土砂礫をパイプを通して圧送する場合の土砂礫圧送
用パイプの機構に係る。
した土砂礫をパイプを通して圧送する場合の土砂礫圧送
用パイプの機構に係る。
<従来技術> 一般に、土砂礫をパイプ輸送する場合、圧送する土砂礫
に圧送圧を与える方法は、ピストン式等いろいろ考案さ
れているが、圧送圧を与えられた土砂礫は、通常円形パ
イプを使用して圧送されるのみで特に圧送用パイプに特
別の考案はなされていないのが現状である。
に圧送圧を与える方法は、ピストン式等いろいろ考案さ
れているが、圧送圧を与えられた土砂礫は、通常円形パ
イプを使用して圧送されるのみで特に圧送用パイプに特
別の考案はなされていないのが現状である。
<考案が解決しようとする問題点> 圧送圧を与えられた土砂礫が圧送用パイプに送り込まれ
ると、土砂礫は、圧送圧によって逐次圧送用パイプ内を
移動して、排出されるが、特に礫を含む場合は、第3図
に示すように数個の礫か噛み合って圧送用パイプの内断
面を閉塞し、極めて大きい圧送抵抗を発生する。これを
更に大きい圧送圧を加えて圧送しようとすると、その部
分で土砂礫は更に強固に固結し、遂には圧送できなくな
るか或いは圧送用パイプを破損するに至る。
ると、土砂礫は、圧送圧によって逐次圧送用パイプ内を
移動して、排出されるが、特に礫を含む場合は、第3図
に示すように数個の礫か噛み合って圧送用パイプの内断
面を閉塞し、極めて大きい圧送抵抗を発生する。これを
更に大きい圧送圧を加えて圧送しようとすると、その部
分で土砂礫は更に強固に固結し、遂には圧送できなくな
るか或いは圧送用パイプを破損するに至る。
本考案は、圧送用パイプの中で土砂礫が噛み合って、圧
送用パイプの内断面を閉塞しそうになると、この噛み合
いをすみやかに解除することによって、パイプの内断面
閉塞を防止し、安全かつ確実に土砂礫を排出口に向って
ムーズに圧送させようとするものである。
送用パイプの内断面を閉塞しそうになると、この噛み合
いをすみやかに解除することによって、パイプの内断面
閉塞を防止し、安全かつ確実に土砂礫を排出口に向って
ムーズに圧送させようとするものである。
<問題点を解決するための手段および作用> 上記のように、土砂礫圧送用パイプの入口から出口に向
かって、圧送圧を与えた土砂礫を圧送する場合、特に礫
の噛み合いによって圧送用パイプの内断面が閉塞される
のは、複数個の礫が先ず圧送用パイプの内周に向かって
せり合って、極部的に圧送抵抗を増大させることから始
まり、次第に、噛み合い、せり合いが複雑強固になって
遂には移動しなくなることによって発生する。従って、
最初のせり合いによる極部的な圧送抵抗の増大をきたさ
ないように、せり合いが起りはじめた時にこのせり合い
を外してしまえば、圧送パイプ内断面の閉塞は発生せず
に、スムーズな土砂礫圧送ができる。
かって、圧送圧を与えた土砂礫を圧送する場合、特に礫
の噛み合いによって圧送用パイプの内断面が閉塞される
のは、複数個の礫が先ず圧送用パイプの内周に向かって
せり合って、極部的に圧送抵抗を増大させることから始
まり、次第に、噛み合い、せり合いが複雑強固になって
遂には移動しなくなることによって発生する。従って、
最初のせり合いによる極部的な圧送抵抗の増大をきたさ
ないように、せり合いが起りはじめた時にこのせり合い
を外してしまえば、圧送パイプ内断面の閉塞は発生せず
に、スムーズな土砂礫圧送ができる。
本考案では、1本又は複数本の金属製の摺動棒を土砂礫
圧送用パイプに挿入するとともに、これを前後に摺動さ
せつつ、土砂礫を圧送するので、礫のせり合い、噛み合
いが起りかけると、この摺動する金属製の棒にこすられ
て、せり合い、噛み合いが解除されるので、常に礫が噛
み合って閉塞することがない。
圧送用パイプに挿入するとともに、これを前後に摺動さ
せつつ、土砂礫を圧送するので、礫のせり合い、噛み合
いが起りかけると、この摺動する金属製の棒にこすられ
て、せり合い、噛み合いが解除されるので、常に礫が噛
み合って閉塞することがない。
<実施例> 本考案の1実施例を第1図,第2図に示し、具体的に説
明する。
明する。
主として、ピストン式の土砂圧送機において、土砂礫を
圧送する圧送パイプ8の下方に駆動機(図示省略)の回
転力により回転する円板1が設置されており、円板1と
伝達板3はクランク2でピン10により連結され、円板
1の回転はクランク2により往復動として伝達板3へ伝
達される。伝達板3に伝達された往復動は摺動伝達軸4
を通じて金属製の細い摺動棒5に伝達され圧送用パイプ
8内を往復動す機構となっている。該摺動棒5の両端は
フランジ継手6とし、駆動部のない圧送用パイプ8内の
摺動棒5へ往復動を伝達させていく。
圧送する圧送パイプ8の下方に駆動機(図示省略)の回
転力により回転する円板1が設置されており、円板1と
伝達板3はクランク2でピン10により連結され、円板
1の回転はクランク2により往復動として伝達板3へ伝
達される。伝達板3に伝達された往復動は摺動伝達軸4
を通じて金属製の細い摺動棒5に伝達され圧送用パイプ
8内を往復動す機構となっている。該摺動棒5の両端は
フランジ継手6とし、駆動部のない圧送用パイプ8内の
摺動棒5へ往復動を伝達させていく。
いま、圧送とともに駆動機により円板1は回転し、クラ
ンク2により伝達板3に往復動が伝えられ、摺動伝達軸
4を通じて摺動棒5に伝達され該摺動棒5は、圧送用パ
イプ8内を前後に摺動する。土砂圧送機により圧送力を
与えられた土砂礫は、遂次圧送用パイプ8内を移動して
いく。しかし礫を含む土質の場合には、複数個の礫が圧
送用パイプ8内において順次せり合い、極部的な圧送抵
抗の増大を起こそうとするが、圧送用パイプ8内挿入さ
れた金属製の摺動棒5の前後により、せり合い、噛み合
いが未然に解除され、圧送抵抗を発生させることなく、
確実な土砂礫圧送がおこなわれる。
ンク2により伝達板3に往復動が伝えられ、摺動伝達軸
4を通じて摺動棒5に伝達され該摺動棒5は、圧送用パ
イプ8内を前後に摺動する。土砂圧送機により圧送力を
与えられた土砂礫は、遂次圧送用パイプ8内を移動して
いく。しかし礫を含む土質の場合には、複数個の礫が圧
送用パイプ8内において順次せり合い、極部的な圧送抵
抗の増大を起こそうとするが、圧送用パイプ8内挿入さ
れた金属製の摺動棒5の前後により、せり合い、噛み合
いが未然に解除され、圧送抵抗を発生させることなく、
確実な土砂礫圧送がおこなわれる。
尚、実施例においては摺動棒5は1本であったが、圧送
用パイプ8の径及び礫の状況に応じて2本又は複数本と
することも可能である。
用パイプ8の径及び礫の状況に応じて2本又は複数本と
することも可能である。
<考案の効果> 従来技術によるピストン式の土砂圧送方式において、圧
送用パイプには通常円形パイプが使用されていたが、特
に礫分を含む土質の場合には、数個の礫が噛み合ってパ
イプの内断面を閉塞し、極めて大きな圧送抵抗を発生
し、圧送不能或はパイプの破損等のトラブルを多々発生
していたが、本考案により礫のせり合い、噛み合いを摺
動棒の摺動により未然に解除することにより、圧送抵抗
の発生をさせることなく、確実でスムーズな土砂礫圧送
を可能とした。
送用パイプには通常円形パイプが使用されていたが、特
に礫分を含む土質の場合には、数個の礫が噛み合ってパ
イプの内断面を閉塞し、極めて大きな圧送抵抗を発生
し、圧送不能或はパイプの破損等のトラブルを多々発生
していたが、本考案により礫のせり合い、噛み合いを摺
動棒の摺動により未然に解除することにより、圧送抵抗
の発生をさせることなく、確実でスムーズな土砂礫圧送
を可能とした。
又、従来ピストン式の土砂圧送方式においては、圧送パ
イプ内でのせり合い、噛み合い等による閉塞のため、搬
送できる土質の適用範囲がシルトから粘土層と狭かった
が、本考案により土質適用範囲は粘土から礫層までの広
範囲に適用可能となった。
イプ内でのせり合い、噛み合い等による閉塞のため、搬
送できる土質の適用範囲がシルトから粘土層と狭かった
が、本考案により土質適用範囲は粘土から礫層までの広
範囲に適用可能となった。
第1図は、本考案の一実施例を示す土砂礫圧送パイプの
縦断面説明図。第2図は、第1図のA−A矢視線の土砂
礫圧送パイプ横断面説明図。第3図は、従来技術におけ
る圧送パイプ縦断面説明図。 なお、図中7はシール材。9は土砂礫圧送パイプ継手。 11は従来技術による圧送パイプを示す。
縦断面説明図。第2図は、第1図のA−A矢視線の土砂
礫圧送パイプ横断面説明図。第3図は、従来技術におけ
る圧送パイプ縦断面説明図。 なお、図中7はシール材。9は土砂礫圧送パイプ継手。 11は従来技術による圧送パイプを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】主として、ピストン式の土砂圧送機におい
て、土砂礫を圧送するパイプの中に一本又は複数本挿入
した金属製の細い摺動棒と、端部を該摺動棒の複数箇所
に固着してパイプ外部に出るようにした摺動伝達軸と、
摺動伝達軸に固着して円板からの回転を往復動に変える
クランクとで連結した伝達板とで構成されたことを特徴
とした土砂礫圧送パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12382386U JPH0633013Y2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | 土砂礫圧送パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12382386U JPH0633013Y2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | 土砂礫圧送パイプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6331163U JPS6331163U (ja) | 1988-02-29 |
JPH0633013Y2 true JPH0633013Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31015280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12382386U Expired - Lifetime JPH0633013Y2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | 土砂礫圧送パイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633013Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4520940B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2010-08-11 | 大成建設株式会社 | 泥水式掘進機の閉塞解除装置 |
-
1986
- 1986-08-11 JP JP12382386U patent/JPH0633013Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6331163U (ja) | 1988-02-29 |
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