JPH06330086A - 新規な界面活性剤及びこれを用いた液体洗浄剤組成物 - Google Patents
新規な界面活性剤及びこれを用いた液体洗浄剤組成物Info
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- JPH06330086A JPH06330086A JP5119819A JP11981993A JPH06330086A JP H06330086 A JPH06330086 A JP H06330086A JP 5119819 A JP5119819 A JP 5119819A JP 11981993 A JP11981993 A JP 11981993A JP H06330086 A JPH06330086 A JP H06330086A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、他の界面活性剤との相乗効
果で洗浄力、分散能、安定性を向上させることのできる
新規な界面活性剤並びにそれを使用した液体洗浄剤組成
物をを提供することにある。 【構成】 本発明の新規な界面活性剤は、一般式 【化１】 で表される化合物よりなり、液体洗浄剤組成物は該界面
活性剤と、石鹸と、アルカリビルダーと、水とを含有し
てなる。
果で洗浄力、分散能、安定性を向上させることのできる
新規な界面活性剤並びにそれを使用した液体洗浄剤組成
物をを提供することにある。 【構成】 本発明の新規な界面活性剤は、一般式 【化１】 で表される化合物よりなり、液体洗浄剤組成物は該界面
活性剤と、石鹸と、アルカリビルダーと、水とを含有し
てなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な界面活性剤及び
これを用いた液体洗浄剤組成物に関する。
これを用いた液体洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】界面活性剤は種々の用途で使用されてい
るが、各用途では、界面活性剤を各種配合して用いられ
ることが多く、その例として、洗剤、シャンプー、リン
スまたは繊維工業向け、塗料などの消泡剤等の分野が挙
げられる。
るが、各用途では、界面活性剤を各種配合して用いられ
ることが多く、その例として、洗剤、シャンプー、リン
スまたは繊維工業向け、塗料などの消泡剤等の分野が挙
げられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】こうしたなかで、他の
界面活性剤との相乗効果で洗浄力、分散能、安定性を向
上させることが重要な課題となっており、これらの条件
を同時に満たす界面活性剤が要望されている。また、石
鹸系の液体洗浄剤については、各種市販されているが、
洗浄力はもとより、低温安定性を同時に満足させるもの
は未だなく、洗浄力、低温安定性に加え、石鹸カス分散
能が同時に良好である液体洗浄剤が要望されている。
界面活性剤との相乗効果で洗浄力、分散能、安定性を向
上させることが重要な課題となっており、これらの条件
を同時に満たす界面活性剤が要望されている。また、石
鹸系の液体洗浄剤については、各種市販されているが、
洗浄力はもとより、低温安定性を同時に満足させるもの
は未だなく、洗浄力、低温安定性に加え、石鹸カス分散
能が同時に良好である液体洗浄剤が要望されている。
【０００４】従って、本発明の目的は、他の界面活性剤
との相乗効果で洗浄力、分散能、安定性を向上させるこ
とのできる新規な界面活性剤を提供することにある。
との相乗効果で洗浄力、分散能、安定性を向上させるこ
とのできる新規な界面活性剤を提供することにある。
【０００５】また、本発明の他の目的は、低温安定性、
石鹸カス分散能が同時に良好である石鹸系の液体洗浄剤
組成物を提供することにある。
石鹸カス分散能が同時に良好である石鹸系の液体洗浄剤
組成物を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】我々は鋭意研究の結果、
本発明に到達した。即ち、本発明に係る新規な界面活性
剤は、一般式
本発明に到達した。即ち、本発明に係る新規な界面活性
剤は、一般式
【化３】 (式中、Ｒは炭素原子数１０〜２２の炭化水素基であ
り、Ｒ'は炭素原子数１〜３のアルキル基であり、ＡＯ
基はオキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブ
チレン基あるいはオキシスチレン基の１つあるいは２つ
以上の基よりなり、かつ全ＡＯ基中のオキシスチレン基
の割合が２０重量％以上で、ｎ＝１〜１００である)で
表される化合物よりなることを特徴とする。
り、Ｒ'は炭素原子数１〜３のアルキル基であり、ＡＯ
基はオキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブ
チレン基あるいはオキシスチレン基の１つあるいは２つ
以上の基よりなり、かつ全ＡＯ基中のオキシスチレン基
の割合が２０重量％以上で、ｎ＝１〜１００である)で
表される化合物よりなることを特徴とする。
【０００７】更に、本発明に係る液体洗浄剤組成物は、
必須の成分として、炭素原子数１０〜２４の脂肪酸アル
カリ金属塩からなる石鹸１０〜４０重量％、一般式
必須の成分として、炭素原子数１０〜２４の脂肪酸アル
カリ金属塩からなる石鹸１０〜４０重量％、一般式
【化４】 (式中、Ｒは炭素原子数１０〜２２の炭化水素基であ
り、Ｒ'は炭素原子数１〜３のアルキル基であり、ＡＯ
基はオキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブ
チレン基あるいはオキシスチレン基の１つあるいは２つ
以上の基よりなり、かつ全ＡＯ基中のオキシスチレン基
の割合が２０重量％以上で、ｎ＝１〜１００である)で
表される化合物よりなる新規な界面活性剤１〜３０重量
％、及びアルカリビルダー１〜２０重量％を含有してな
り、残部が実質上水であることを特徴とする。
り、Ｒ'は炭素原子数１〜３のアルキル基であり、ＡＯ
基はオキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブ
チレン基あるいはオキシスチレン基の１つあるいは２つ
以上の基よりなり、かつ全ＡＯ基中のオキシスチレン基
の割合が２０重量％以上で、ｎ＝１〜１００である)で
表される化合物よりなる新規な界面活性剤１〜３０重量
％、及びアルカリビルダー１〜２０重量％を含有してな
り、残部が実質上水であることを特徴とする。
【０００８】本発明の新規な界面活性剤は、一般式
【化５】 で表される化合物からなり、Ｒは炭素原子数１０〜２２
の炭化水素基であれば良い。例えば置換されていてもよ
いアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルア
リール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基等を
挙げることができ、具体的にはＲＣＯとしてカプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、アラキドン酸、ベヘン酸残基等を
挙げることができる。ＲＣＯとして、好ましくは石鹸カ
ス分散能が良好でかつ低コストという点でラウリン酸残
基が良い。ＲＣＯとして炭素原子数１７〜２３の脂肪酸
残基で不飽和基をもつものは、酸化され易く、着色し易
い傾向にあるので界面活性剤としての用途には飽和また
は炭素原子数１１〜１６の脂肪酸残基が好ましい。
の炭化水素基であれば良い。例えば置換されていてもよ
いアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルア
リール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基等を
挙げることができ、具体的にはＲＣＯとしてカプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、アラキドン酸、ベヘン酸残基等を
挙げることができる。ＲＣＯとして、好ましくは石鹸カ
ス分散能が良好でかつ低コストという点でラウリン酸残
基が良い。ＲＣＯとして炭素原子数１７〜２３の脂肪酸
残基で不飽和基をもつものは、酸化され易く、着色し易
い傾向にあるので界面活性剤としての用途には飽和また
は炭素原子数１１〜１６の脂肪酸残基が好ましい。
【０００９】Ｒ'は炭素原子数１〜３のアルキル基であ
るが、溶解性、石鹸カス分散能が良好という点で炭素原
子数１のもの、即ちメチル基が好ましい。
るが、溶解性、石鹸カス分散能が良好という点で炭素原
子数１のもの、即ちメチル基が好ましい。
【００１０】ＡＯはオキシエチレン基、オキシプロピレ
ン基、オキシブチレン基あるいはオキシスチレン基の１
つあるいは２つ以上の基よりなり、かつ全ＡＯ基中のオ
キシエチレン基の割合が２０重量％以上で、ｎ＝１〜１
００であり、２種以上のＡＯ基が存在する場合はランダ
ム型でもブロック型でも良い。全ＡＯ基中のオキシエチ
レン基の割合が２０重量％未満では水溶性が低下し、石
鹸カス分散能が低下する。また、ｎ＝１〜２０が好まし
く、更にｎ＝５〜２０がより好ましい。ＡＯ基が不在の
場合には、石鹸カス分散能に劣り、上記範囲を越えると
融点が高く、取り扱いが困難になる。
ン基、オキシブチレン基あるいはオキシスチレン基の１
つあるいは２つ以上の基よりなり、かつ全ＡＯ基中のオ
キシエチレン基の割合が２０重量％以上で、ｎ＝１〜１
００であり、２種以上のＡＯ基が存在する場合はランダ
ム型でもブロック型でも良い。全ＡＯ基中のオキシエチ
レン基の割合が２０重量％未満では水溶性が低下し、石
鹸カス分散能が低下する。また、ｎ＝１〜２０が好まし
く、更にｎ＝５〜２０がより好ましい。ＡＯ基が不在の
場合には、石鹸カス分散能に劣り、上記範囲を越えると
融点が高く、取り扱いが困難になる。
【００１１】本発明の新規な界面活性剤を得るには例え
ば炭素原子数１０〜２２の上記Ｒに相当する炭化水素基
を有する脂肪酸またはその低級アルキルエステルと、上
記Ｒ'に相当する炭化水素基を有するＮ−アルキルアミ
ンまたはＮ−アルキル−Ｎ−アルカノールアミン例えば
Ｎ−アルキル−Ｎ−エタノールアミン、Ｎ−アルキル−
Ｎ−プロパノールアミン、またはＮ−アルキル−Ｎ−ブ
タノールアミンを常法により反応させ、その後アルキレ
ンオキサイドを常法により付加重合させることにより得
られる。
ば炭素原子数１０〜２２の上記Ｒに相当する炭化水素基
を有する脂肪酸またはその低級アルキルエステルと、上
記Ｒ'に相当する炭化水素基を有するＮ−アルキルアミ
ンまたはＮ−アルキル−Ｎ−アルカノールアミン例えば
Ｎ−アルキル−Ｎ−エタノールアミン、Ｎ−アルキル−
Ｎ−プロパノールアミン、またはＮ−アルキル−Ｎ−ブ
タノールアミンを常法により反応させ、その後アルキレ
ンオキサイドを常法により付加重合させることにより得
られる。
【００１２】本発明の新規な界面活性剤の合成に用いら
れる脂肪酸としては、カプリン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ア
ラキドン酸、ベヘン酸等を挙げることができる。また、
これらの脂肪酸は単独のみでなく、混合された脂肪酸と
しても用いることができる。
れる脂肪酸としては、カプリン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ア
ラキドン酸、ベヘン酸等を挙げることができる。また、
これらの脂肪酸は単独のみでなく、混合された脂肪酸と
しても用いることができる。
【００１３】混合脂肪酸の原料としては油脂が用いられ
るが、ここに用いられる原料の油脂には、ヤシ油、パー
ム油、パーム核油、ラッカセイ油、サフラワー油、米ヌ
カ油、カボック油、ヒマワリ油、大豆油、ナタネ油、牛
脂等が挙げられる。
るが、ここに用いられる原料の油脂には、ヤシ油、パー
ム油、パーム核油、ラッカセイ油、サフラワー油、米ヌ
カ油、カボック油、ヒマワリ油、大豆油、ナタネ油、牛
脂等が挙げられる。
【００１４】次に、本発明の液体洗浄剤組成物は、石鹸
をベースとするものであり、炭素原子数１０〜２４の脂
肪酸アルカリ金属塩を主成分とする石鹸１０〜４０重量
％と、一般式
をベースとするものであり、炭素原子数１０〜２４の脂
肪酸アルカリ金属塩を主成分とする石鹸１０〜４０重量
％と、一般式
【化６】 (式中、Ｒ、Ｒ'、ＡＯ及びｎは上述と同意義をもつ)で
表される化合物よりなる新規な界面活性剤１０〜３０重
量％と、アルカリビルダー１〜２０重量部とを含有して
なるものであり、残部が実質上水よりなることを特徴と
するものである。
表される化合物よりなる新規な界面活性剤１０〜３０重
量％と、アルカリビルダー１〜２０重量部とを含有して
なるものであり、残部が実質上水よりなることを特徴と
するものである。
【００１５】本発明の液体洗浄剤組成物に使用する石鹸
は、炭素原子数１０〜２４の脂肪酸塩であればよく、例
えばカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、リグノ
セリン酸等のアルカリ金属塩、特にカリウム塩、ナトリ
ウム塩、トリエタノールアミン塩が良い。石鹸の原料と
して用いられる油脂としては、ヤシ油、パーム油、パー
ム核油、ラッカセイ油、サフラワー油、米ヌカ油、カボ
ック油、ヒマワリ油、大豆油、ナタネ油、牛脂等が挙げ
られる。以上のような油脂を分解して得られる脂肪酸塩
を目的に応じて混合して用いる。液体洗浄剤組成物の低
温安定性に関しては、炭素原子数の少ないカプリン酸、
ラウリン酸等が好ましく、オレイン酸、リノール酸等の
不飽和脂肪酸塩が更に好ましい。
は、炭素原子数１０〜２４の脂肪酸塩であればよく、例
えばカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、リグノ
セリン酸等のアルカリ金属塩、特にカリウム塩、ナトリ
ウム塩、トリエタノールアミン塩が良い。石鹸の原料と
して用いられる油脂としては、ヤシ油、パーム油、パー
ム核油、ラッカセイ油、サフラワー油、米ヌカ油、カボ
ック油、ヒマワリ油、大豆油、ナタネ油、牛脂等が挙げ
られる。以上のような油脂を分解して得られる脂肪酸塩
を目的に応じて混合して用いる。液体洗浄剤組成物の低
温安定性に関しては、炭素原子数の少ないカプリン酸、
ラウリン酸等が好ましく、オレイン酸、リノール酸等の
不飽和脂肪酸塩が更に好ましい。
【００１６】本発明の液体洗剤組成物において、上記石
鹸の含有量は１０〜４０重量％である。上記量より少な
いと起泡力が低下し、洗浄力も実用的な水準に達しな
い。また、上記量を肥えると粘度が極めて高くなり、液
体として保持させることが困難となる。
鹸の含有量は１０〜４０重量％である。上記量より少な
いと起泡力が低下し、洗浄力も実用的な水準に達しな
い。また、上記量を肥えると粘度が極めて高くなり、液
体として保持させることが困難となる。
【００１７】本発明の液体洗浄剤組成物に使用する界面
活性剤は上記一般式で表される化合物である。本発明の
液体洗浄剤組成物において上記界面活性剤の添加量は１
〜３０重量％であり、好ましくは３〜２０重量％であ
る。上記量より少ないと充分な石鹸カス分散能が得られ
ず、低温安定性も低下する。また、上記量を越えると製
品化したときに粘度が著しく上昇し、使用が困難とな
る。
活性剤は上記一般式で表される化合物である。本発明の
液体洗浄剤組成物において上記界面活性剤の添加量は１
〜３０重量％であり、好ましくは３〜２０重量％であ
る。上記量より少ないと充分な石鹸カス分散能が得られ
ず、低温安定性も低下する。また、上記量を越えると製
品化したときに粘度が著しく上昇し、使用が困難とな
る。
【００１８】本発明の液体洗浄剤組成物に使用するアル
カリビルダーとしては、炭酸アルカリ金属塩、珪酸アル
カリ金属塩、重炭酸アルカリ金属塩、硫酸アルカリ金属
塩、クエン酸アルカリ金属塩、ポリ燐酸アルカリ金属塩
等が挙げられるが、好ましくは炭酸ソーダ、炭酸カリウ
ム、珪酸ソーダ、珪酸カリウム等が挙げられる。本発明
の液体洗浄剤組成物に使用するアルカリビルダーの添加
量は１〜２０重量％であり、好ましくは３〜１０重量％
である。上記量より少ないと充分な洗浄補助効果が得ら
れない。また、上記量を越えると組成物の溶解性のバラ
ンスが崩れ、二層に分離する。
カリビルダーとしては、炭酸アルカリ金属塩、珪酸アル
カリ金属塩、重炭酸アルカリ金属塩、硫酸アルカリ金属
塩、クエン酸アルカリ金属塩、ポリ燐酸アルカリ金属塩
等が挙げられるが、好ましくは炭酸ソーダ、炭酸カリウ
ム、珪酸ソーダ、珪酸カリウム等が挙げられる。本発明
の液体洗浄剤組成物に使用するアルカリビルダーの添加
量は１〜２０重量％であり、好ましくは３〜１０重量％
である。上記量より少ないと充分な洗浄補助効果が得ら
れない。また、上記量を越えると組成物の溶解性のバラ
ンスが崩れ、二層に分離する。
【００１９】本発明の液体洗浄剤組成物は、組成物の安
定性、洗浄力に悪影響を及ぼさない程度に必要に応じ、
アニオン系の合成洗剤、ノニオン界面活性剤、カチオン
界面活性剤、両性界面活性剤等の他の界面活性剤、炭化
水素系油剤、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アルコー
ル、ポリオール類、脂肪酸アミド、シリコーン類、蛋白
質、蛋白質誘導体、ビタミン類、色素、香料、殺菌剤等
を添加することができる。
定性、洗浄力に悪影響を及ぼさない程度に必要に応じ、
アニオン系の合成洗剤、ノニオン界面活性剤、カチオン
界面活性剤、両性界面活性剤等の他の界面活性剤、炭化
水素系油剤、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アルコー
ル、ポリオール類、脂肪酸アミド、シリコーン類、蛋白
質、蛋白質誘導体、ビタミン類、色素、香料、殺菌剤等
を添加することができる。
【００２０】本発明の液体洗浄剤組成物は、例えば加温
水に石鹸を均一溶解し、上記界面活性剤、アルカリビル
ダー、必要に応じその他の添加剤を添加することにより
製造することができる。
水に石鹸を均一溶解し、上記界面活性剤、アルカリビル
ダー、必要に応じその他の添加剤を添加することにより
製造することができる。
【００２１】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。なお、以下の試料１〜１４を用いて以下の試験を
行った。以下の式中のＸ、Ｙ、Ｚ、Ｓｔはそれぞれ以下
の表１に示すものである：
する。なお、以下の試料１〜１４を用いて以下の試験を
行った。以下の式中のＸ、Ｙ、Ｚ、Ｓｔはそれぞれ以下
の表１に示すものである：
【００２２】
【表１】 なお、表１中のＰｈはフェノール基を示す。
【００２３】試料１：次式で示される化合物
【化７】 (式中、ＲＣＯはラウリン酸残基)
【００２４】試料２：次式で示される化合物
【化８】 (式中、ＲＣＯはヤシ脂肪酸残基)
【００２５】試料３：次式で示される化合物
【化９】 ［式中、ＲＣＯは牛脂肪酸残基(Ｘ−Ｙはブロック型)］
【００２６】試料４：次式で示される化合物
【化１０】 ［式中、ＲＣＯはオレイン酸残基。Ｘ／Ｙ／Ｚ＝５０／
３０／２０(ＸＹＺはランダム型)］
３０／２０(ＸＹＺはランダム型)］
【００２７】試料５：次式で示される化合物
【化１１】 (式中、ＲＣＯはヤシ脂肪酸残基)
【００２８】試料６：次式で示される化合物
【化１２】 ［式中、ＲＣＯはラウリン酸残基(Ｘ−Ｓｔはブロック
型)］
型)］
【００２９】試料７：次式で示される化合物
【化１３】 (式中、ＲＣＯはステアリン酸残基)
【００３０】試料８：次式で示される化合物
【化１４】 (式中、ＲＣＯはヤシ脂肪酸残基)
【００３１】試料９：次式で示される化合物
【化１５】 (式中、ＲＣＯはヤシ脂肪酸残基)
【００３２】試料１０：次式で示される化合物
【化１６】 (式中、ＲＣＯはステアリン酸残基)
【００３３】試料１１：次式で示される化合物
【化１７】 (式中、ＲＣＯはラウリン酸残基)
【００３４】試料１２：次式で示される化合物
【化１８】 (式中、ＲＣＯはカプロン酸残基)
【００３５】試料１３：次式で示される化合物
【化１９】 (式中、ＲＣＯはヤシ脂肪酸残基)
【００３６】試料１４：次式で示される化合物
【化２０】 ［式中、ＲＣＯはオレイン酸残基(Ｘ−Ｙはブロック
型)］
型)］
【００３７】試料１５：次式で示される化合物 Ｒ−Ｃ−Ｎ−Ｘ10−Ｈ (式中、ＲＣはＣ12〜Ｃ15アルコール残基)
【００３８】(石鹸カス分散能試験)炭酸カルシウムとし
て４００ｐｐｍの硬水にオレイン酸ソーダを添加し、完
全にオレイン酸カルシウムを生成せしめ、ここに各試料
を添加してこのオレイン酸カルシウムを分散させた。該
オレイン酸カルシウムを分散せしめるのに必要な各試料
の最小添加量を該オレイン酸カルシウムに対する百分率
で表２に示す。
て４００ｐｐｍの硬水にオレイン酸ソーダを添加し、完
全にオレイン酸カルシウムを生成せしめ、ここに各試料
を添加してこのオレイン酸カルシウムを分散させた。該
オレイン酸カルシウムを分散せしめるのに必要な各試料
の最小添加量を該オレイン酸カルシウムに対する百分率
で表２に示す。
【００３９】
【表２】
【００４０】以下の表３で示される組成の各液体洗浄剤
組成物について下記の方法により洗浄力試験、低温安定
性試験、石鹸カス浮遊量試験を行った。 (洗浄力試験)JIS K3303 5・7に準拠 (低温安定性試験)調製された液体洗浄剤組成物を−５℃
で１カ月保存し、その状態で結晶析出の有無を視覚判定
した。白濁、析出が全くなければ○、若干白濁が生じた
場合は△、析出が生じた場合は×と評価した。 (石鹸カス浮遊量試験)５°ドイツ硬水の水１リットルに
液体洗浄剤組成物を３ｇ溶解させた時の石鹸カスの析出
を視覚判定した。析出が全くみられなければ○、若干で
もあれば×と評価した。得られた結果を表４に記載す
る。
組成物について下記の方法により洗浄力試験、低温安定
性試験、石鹸カス浮遊量試験を行った。 (洗浄力試験)JIS K3303 5・7に準拠 (低温安定性試験)調製された液体洗浄剤組成物を−５℃
で１カ月保存し、その状態で結晶析出の有無を視覚判定
した。白濁、析出が全くなければ○、若干白濁が生じた
場合は△、析出が生じた場合は×と評価した。 (石鹸カス浮遊量試験)５°ドイツ硬水の水１リットルに
液体洗浄剤組成物を３ｇ溶解させた時の石鹸カスの析出
を視覚判定した。析出が全くみられなければ○、若干で
もあれば×と評価した。得られた結果を表４に記載す
る。
【００４１】
【表３】
【００４２】
【表４】
【００４３】
【発明の効果】本発明の効果は、他の界面活性剤との相
乗効果で洗浄力、分散能、安定性を向上させることので
きる界面活性剤を提供したことにある。また、本発明の
他の効果は、洗浄力、低温安定性、石鹸カス分散能が同
時に良好である石鹸系の液体洗浄剤組成物を提供したこ
とにある。
乗効果で洗浄力、分散能、安定性を向上させることので
きる界面活性剤を提供したことにある。また、本発明の
他の効果は、洗浄力、低温安定性、石鹸カス分散能が同
時に良好である石鹸系の液体洗浄剤組成物を提供したこ
とにある。
Claims (2)
- 【請求項１】 一般式 【化１】 (式中、Ｒは炭素原子数１０〜２２の炭化水素基であ
り、Ｒ'は炭素原子数１〜３のアルキル基であり、ＡＯ
基はオキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブ
チレン基あるいはオキシスチレン基の１つあるいは２つ
以上の基よりなり、かつ全ＡＯ基中のオキシスチレン基
の割合が２０重量％以上で、ｎ＝１〜１００である)で
表される化合物よりなる新規な界面活性剤。 - 【請求項２】 必須の成分として、炭素原子数１０〜２
４の脂肪酸アルカリ金属塩からなる石鹸１０〜４０重量
％、一般式 【化２】 (式中、Ｒは炭素原子数１０〜２２の炭化水素基であ
り、Ｒ'は炭素原子数１〜３のアルキル基であり、ＡＯ
基はオキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブ
チレン基あるいはオキシスチレン基の１つあるいは２つ
以上の基よりなり、かつ全ＡＯ基中のオキシスチレン基
の割合が２０重量％以上で、ｎ＝１〜１００である)で
表される化合物よりなる新規な界面活性剤１〜３０重量
％、及びアルカリビルダー１〜２０重量％を含有してな
り、残部が実質上水であることを特徴とする液体洗浄剤
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5119819A JPH06330086A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 新規な界面活性剤及びこれを用いた液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5119819A JPH06330086A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 新規な界面活性剤及びこれを用いた液体洗浄剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330086A true JPH06330086A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14771037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5119819A Pending JPH06330086A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 新規な界面活性剤及びこれを用いた液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330086A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998024758A3 (de) * | 1996-12-03 | 1998-08-20 | Basf Ag | Verfahren zur abtrennung von glycerin aus glycerin und fettsäureamide enthaltenden reaktionsgemischen, daraus erhaltene alkoxylierte amide und deren verwendung |
| JP2002346362A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-03 | Kao Corp | 固体粒子用分散剤 |
| JP2002348212A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-04 | Kao Corp | 濃縮パール化剤組成物 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP5119819A patent/JPH06330086A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998024758A3 (de) * | 1996-12-03 | 1998-08-20 | Basf Ag | Verfahren zur abtrennung von glycerin aus glycerin und fettsäureamide enthaltenden reaktionsgemischen, daraus erhaltene alkoxylierte amide und deren verwendung |
| JP2002346362A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-03 | Kao Corp | 固体粒子用分散剤 |
| JP2002348212A (ja) * | 2001-05-24 | 2002-12-04 | Kao Corp | 濃縮パール化剤組成物 |
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