JPH0632995B2 - レーザーによる熱染料転写濃度を減圧により改善する方法 - Google Patents

レーザーによる熱染料転写濃度を減圧により改善する方法

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JPH0632995B2
JPH0632995B2 JP3148616A JP14861691A JPH0632995B2 JP H0632995 B2 JPH0632995 B2 JP H0632995B2 JP 3148616 A JP3148616 A JP 3148616A JP 14861691 A JP14861691 A JP 14861691A JP H0632995 B2 JPH0632995 B2 JP H0632995B2
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    • Y10S430/146Laser beam

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザーによる熱染料
転写濃度を改善するために減圧することに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラービデオカメラで電気的につ
くり出される画像をプリントすることを目的とする熱転
写系が開発された。開発された方法のひとつによれば、
まず色フィルターによって電気的な画像の色を分けて、
それぞれの色の画像を電気信号に変換する。その後、こ
れらの電気信号からシアン、マゼンタおよびイエローの
電気信号をつくり出して電気信号をサーマルプリンター
へ送る。サーマルプリンターにおいてプリントするため
に、シアン、マゼンタおよびイエローの染料供与素子は
染料受容素子に重ね合わせる。これら2つの素子はサー
マルプリントヘッドと熱盤ローラーとの間に挿入され
る。線形サーマルプリントヘッドによって、染料供与シ
ートの裏側から熱を与える。サーマルプリントヘッドは
多くの加熱素子を有しており、シアン、マゼンタおよび
イエローの信号に応じて断続的に加熱する。こうして、
画面上の画像に対応したカラーハードコピーが得られ
る。この工程およびこの工程を実施する為の装置はブラ
ウンスタイン(Brownstein)の「サーマルプリント装置
操縦法およびそのための装置」と題する米国特許第4,
621,271号(1986年11月4日付)明細書に
さらに詳しく記載されている。
【0003】上記のように電気信号を用いて熱によって
像を形成する方法として、この他に、サーマルプリント
ヘッドの代わりにレーザーを用いる方法がある。この方
法では、染料供与シートにレーザー波長を強力に吸収す
る材料を含ませておく。この染料供与素子を照射する
と、その中に含まれている吸収材料が光エネルギーを熱
エネルギーに変換して、すぐそばにある染料を蒸発温度
に加熱して染料受容素子へ転写させる。このような吸収
材料は染料の下にある層に含ませておくことも、染料と
混合しておくこともできる。レーザービームは、原稿像
のかたちと色に対応する電気信号によって調整されてお
り、原稿像の色を再現する必要がある染料受容素子上の
特定の箇所にだけそれぞれの染料が加熱により蒸発する
ようになっている。この方法の詳細は英国特許第2,0
83,726A号に記載されている。
【0004】米国特許第4,245,003号には、結合
剤中に分散したグラファイト粒子でコーティングした透
明なフィルムからなっておりレーザーによる像形成が可
能である供与素子シートと染料受容素子シートとを緊密
に接触させるのに用いる、減圧保持表面からなるレーザ
ー機器が開示されている。しかし、この特許には、2つ
のシートを離しておくことや、レーザーによる染料転写
中に染料供与素子と染料受容素子との間を減圧すると転
写濃度がよくなることについては記載されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のレーザーによる
染料転写系には、所望の転写染料濃度が得られないとい
う問題がある。本発明は、レーザーによって転写する染
料の濃度を高める方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、a)表面に染
料層と赤外線吸収材料とを有する支持体からなる1以上
の染料供与素子と、表面に高分子染料像受容層を有する
支持体からなる染料受容素子とを接触させ(前記染料供
与素子と染料受容素子とは特定の距離だけ隔てられてい
て空間をつくりだしている)、b)前記染料供与素子を
レーザーによって像のかたちに合わせて加熱し、そし
て、c)前記染料受容素子へ染料像を転写して前記レー
ザーによる染料像転写像を形成する各工程からなるレー
ザーにより熱染料転写像を形成する方法において;蒸発
した染料分子が前記染料受容素子へ転写するに際し、他
の分子と衝突せずに移動しうる平均自由行程を小さくす
るために、工程bおよびcにおいて前記染料供与素子と
前記染料受容素子との間の空間を減圧することを特徴と
する方法をその内容とする。
【0007】染料供与素子と染料受容素子との間の空間
は、少なくとも約50mmHgまで減圧する。こうするこ
とによって、蒸発した染料分子が他の分子と衝突するこ
となく移動する平均自由行程を小さくすることができる
ため、染料転写濃度を高めることができる。
【0008】本発明ではいかなる種類のレーザーでも用
いることができる。中でもダイオードレーザーは、小さ
くて、コストが小さく、安定で信頼性があり、強度、調
整の容易性に優れているため使用するのが好ましい。実
際に、レーザーを用いて赤外線吸収材料を有する染料供
与素子を加熱するには、照射レーザーが染料層中に吸収
されてよく知られた内部変換工程によって熱に変換され
なくてはならない。したがって、染料層が有効であるか
否かは、像染料の色相、昇華性、質、吸収性だけでな
く、レーザー吸収性と熱への変換性によっても左右され
る。
【0009】本発明で使用する染料供与素子から染料を
転写するのに使用するレーザーは商業的に入手すること
ができる。例えば、レーザーモデルSDL−2420−
H2(スペクタロダイオードラボ)、レーザーモデルS
LD304V/W(ソニー)やレーザーモデルHL−8
351−E(日立)などを使用することができる。
【0010】サーマルプリント媒体上に像を形成するの
に上記のレーザーサーマルプリンターを使用すること
が、1989年12月18日出願のビーク(Beak)とデ
ボー(DeBore)による対応米国特許出願第451,65
6号に記載されている。
【0011】染料転写中、染料受容素子と染料供与素子
との間を特定の距離に保つために、染料供与素子の染料
層上にある層中にスペーサービーズを含ませておいても
よい。この技術は米国特許第4,772,582号に詳し
く記載されている。スペーサービーズは所望により高分
子結合剤でコーティングされていてもよい。また、スペ
ーサービーズは米国特許第4,876,235号に記載さ
れるように染料受容素子の染料受容層中に含ませておい
てもよい。
【0012】本発明の好ましい実施態様においては、炭
素による色のかすみを避けるために、赤外線吸収材料と
してカーボンブラックの代わりに赤外線吸収性染料を染
料供与素子中に含ませておく。カーボンブラックが十分
に分散しないために生じていた均一性に関する問題は、
赤外線吸収染料を使用することによって解決される。例
えば、1990年11月27日に特許されたデボーによ
る米国特許第4,973,572号に記載されるようにシ
アニン赤外線吸収染料を使用することができる。この他
にも、米国特許第4,948,777号、同第4,950,
640号、同第4,950,640号、同第4,948,7
76号、同第4,948,778号、同第4,942,14
1号、同第4,952,552号、同第4,912,083
号および特願平2−157,384、同2−157,38
5、同2−157,383および米国特許出願第369,
492号に記載されるものを使用することができる。
【0013】本発明で使用する染料供与素子中には、レ
ーザーによって染料受容素子に転写することができるも
のを使用することができる。特に下記の昇華性染料
【0014】
【0015】や、米国特許第4,541,830号、同第
4,698,651号、同第4,695,287号、同第
4,701,439号、同第4,757,046号、同第
4,743,582号、同第4,769,360号、同第
4,753,922号に記載される染料を使用すれば良好
な結果が得られる。上記の染料は単独で使用しても、組
み合わせて使用してもよい。これらの染料は約0.05
〜約1g/m2で使用する。また、疎水性であるのが好まし
い。
【0016】本発明で使用する染料供与素子中の染料
は、高分子結合剤中に分散させる。高分子結合剤として
は、セルロース誘導体、米国特許第4,700,207号
に記載される材料、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリ(スチレンーコーアクリロニトリル)、ポリ
(スルホン)やポリ(フェニレンオキシド)などを使用
することができる。結合剤は約0.1〜約5g/m2で使用
することができる。
【0017】染料供与素子の染料層は支持体上にコーテ
ィングしても、グラビア印刷などのプリント技法によっ
てプリントしてもよい。
【0018】本発明で使用する染料供与素子用の支持体
には、寸法安定性がありレーザーの熱に耐え得るもので
あればいかなる材料でも使用することができる。例え
ば、ポリ(エチレンテレフタレート)のようなポリエス
テル、ポリアミド、ポリカーボネート、セルロースエス
テル、フッ化ポリマー、ポリエーテルやポリイミドを使
用することができる。支持体の厚さは、約5〜約200
μmとすることができる。また、所望により米国特許第
4,695,288号や同第4,737,486号に記載さ
れる材料などを用いて下塗りしてもよい。
【0019】本発明において染料供与素子とともに使用
する染料受容素子は、表面に染料像受容層を有する支持
体からなる。この支持体には、ポリ(エチレンテレフタ
レート)などの透明なフィルム、バライタコート紙など
の反射材料、ホワイトポリエステル(白色顔料を混入し
たポリエステル)、アイボリー紙、コンデンサー紙やdu
Pont TyvekR などの合成紙などを使用することができ
る。白色顔料を含有するポリエステルを使用するのが好
ましい。
【0020】染料像受容層には、例えば、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(スチレン−
コーアクリロニトリル)、ポリ(カプロラクトン)やこ
れらの混合物を含有させることができる。染料像受容層
は、所期の目的を有効に達成する量で使用する。概して
約1〜約5g/m2で使用すれば良好な結果が得られる。
【0021】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
【0022】
【実施例】(実施例1) A)シアン染料供与素子を、厚さ100μmの下塗りし
ていないポリ(エチレンテレフタレート)の支持体上に
下記の層をコーティングすることによって調製した。
【0023】1)ブタノンとジメチルアセトアミドから
なる混合溶媒からコーティングした、セルロースアセテ
ートプロピオネート(2.5%アセチル、46%プロピ
オニル)結合剤(0.27g/m2)中の、上記のシアン染
料(0.61g/m2)、下記の赤外線吸収染料A(0.04
g/m2)、下記の赤外線吸収染料B(0.04g/m2)およ
びダウコーニングDC−510TM界面活性剤(0.00
3g/m2)からなる染料層 赤外線吸収染料A
【0024】
【0025】赤外線吸収染料B
【0026】
【0027】2)水からコーティングした、テトラエチ
ルアンモニウム過フルオロオクチルスルホネート(0.
002g/m2)、ノニルフェノキシポリグリシドール
(0.002g/m2)、ナトリウム t−オクチルフェノキ
シジエトキシエタンスルホネート(0.002g/m2)、
ウッドロックグルー(ユナイテッドレジンズのポリ酢酸
ビニルのエマルジョン)(0.022g/m2)中の架橋ス
チレンジビニルベンゼンーエチルスチレンビーズ(直径
20μm)(スチレン含量90%)(0.086g/m2)の
上塗り層 染料受容素子は、チタニウムジオキシドで着色したポリ
エチレン上塗りペーパーストックの白色反射支持体上に
下記の順に層をコーティングすることによって調製し
た。
【0028】1)ブタノンからコーティングした、ポリ
(アクリロニトリル−コー塩化ビニリデンーコーアクリ
ル酸)(14:80:6)(0.075g/m2)の下塗り層 2)塩化メチレンからコーティングした Makrolon 5700
TMビスフェノールーAポリカーボネート(バオヤーA
G)(2.9g/m2)、 Tone PCL-300TMポリカプロラクト
ン(ユニオンカーバイド)(0.38g/m2)および1,4
−ジデコキシ−2,5−ジメトキシベンゼン(0.38g/
m2)の受容層 3)塩化メチレンからコーティングした、Tone PCL-300
TMポリカプロラクトン(ユニオンカーバイド)(0.1
1g/m2)、Fluorad FC-431TM界面活性剤(3M社)
(0.01g/m2)およびダウ コーニングDC−510TM
界面活性剤(0.01g/m2)の上塗り層 中空の回転ドラム(直径9.4cm)の縁に幅2mm、深さ
2mmの平行な溝を1対つくった。このドラムには減圧す
るための穴が、溝からドラム中心の中空部に向けて2つ
設けられている。10cmx15cmの染料受容素子を2本
の平行溝の間に設置した。このとき、染料受容素子は平
行溝を覆わないようにし、滑らかにするのに丁度良い力
で引っ張ってテーピングした。染料供与素子を、染料受
容素子と平行溝を覆うことができるように染料受容素子
より大きめに切った(22cmx29cm)。この染料供与
素子を染料受容素子上に重ねてドラムにテーピングし
た。ドラムに巻いた染料供与素子シートの両端の間隔
(5mm)もテーピングして覆った。染料受容素子は2本
の溝の間に設置してあり、染料供与素子がこれを覆って
いるため、染料供与素子と染料受容素子との間にあるビ
ーズによって形成される空間中の減圧状態を効率良く維
持することができるようになっている。
【0029】染料供与素子と染料受容素子とのアセンブ
リッジを、行書取速度1380mm/秒で280rpmで回転
するドラム上にレーザービームをあてることによって迅
速に照射した。照射の間、注油不要の減圧ポンプを用い
て接合部からドラムの中心に向けて吸気し、大気圧と設
定圧力との差を記録した。レーザー照射では、スペクト
ラダイオードラボのレーザーモデルSDL−2420−
H2TM(スポット径20μm:照射時間14ミリ秒)を
使用した。電力は108ミリワットで照射電力は344
ミリワット/m3とした。
【0030】染料受容素子へ転写したシアン染料は、ス
テータスAレッド濃度として読んだ。その結果を下記の
表に示した。
【0031】 上記の結果は、大気圧下(減圧せず)でレーザー照射
したときに比べると、転写染料濃度は中程度の減圧でも
高減圧状態でも改善されていることを示している。
【0032】(実施例2) A)シアン染料供与素子を、厚さ100μmの下塗りし
ていないポリ(エチレンテレフタレート)の支持体上に
下記の層をコーティングすることによって調製した。
【0033】ブタノン、シクロヘキサノンおよびジメチ
ルホルムアミド混合溶媒からコーティングした、セルロ
ースアセテートプロピオネート(2.5%アセチル、4
6%プロピオニル)結合剤(0.36g/m2)中の、上記
のシアン染料(0.59g/m2)、下記のシアン染料B
(0.59g/m2)、上記の赤外線吸収染料A(0.12g/
m2)、ダウコーニングDC−510TM界面活性剤(0.
003g/m2)の染料層 シアン染料B
【0034】
【0035】B)Aのシアン染料供与素子の場合と同様
にして、マゼンタ染料供与素子を調製した。マゼンタ染
料として下記のマゼンタ染料Bをそれぞれ0.29g/m2
で使用した。
【0036】マゼンタ染料B
【0037】
【0038】染料受容素子を、ポリエチレンテレフタレ
ートの透明な支持体上に下記の層を順にコーティングす
ることによって調製した。
【0039】1)ブタノンとシクロヘキサンとの混合溶
媒からコーティングした、Butvar 76TMポリビニルブチ
ラル(モンサント社)(4.2g/m2)、トリエタノール
アミン(0.1g/m2)およびダウコーニングDC−51
TM界面活性剤(0.004g/m2)の受容層 2)水からコーティングした、テトラエチルアンモニウ
ム過フルオロオクチルスルホネート(0.002g/
m2)、ノニルフェノキシポリグリシドール(0.002g
/m2)、ナトリウム t−オクチルフェノキシジエトキシ
エタンスルホネート(0.002g/m2)、ウッドロック
グルー(ユナイテッドレジンズのポリ酢酸ビニルのエマ
ルジョン)(0.022g/m2)中の架橋スチレンジビニ
ルベンゼンーエチルスチレンビーズ(直径15μm)
(スチレン含量90%)(0.054g/m2)の上塗り層 レーザーによる熱染料転写を行っている間、染料供与素
子と染料受容素子との間にある空間を減圧状態にしてお
くために、平板からなる装置を使用した。この装置は、
3.5cmx3.5cmの染料受容素子を保持する下段金属板
からなり、この板には減圧できるように染料受容素子の
裏面につながる穴があけられている。上段金属板には、
染料受容素子よりもわずかに大きな穴が中心部に設けら
れており、さらにその周辺には染料受容素子を覆う7cm
x7cmの染料供与素子の周辺部を減圧するのに使用する
穴があけられている。この金属板を重ねることによって
染料受容素子の裏面は金属ブロックに押し付けられる。
これによって、染料供与素子と染料受容素子は単に接触
が緊密になるだけでなく、両者の間にある空間の圧力が
低くなるという重要な作用が生まれる。染料供与素子と
染料受容素子との間の空間に対する上段金属板からの吸
引は特定の程度に調製した。その圧力を大気圧との圧力
差として表に示した(数値が高いのは、より減圧されて
いることを示している)。この装置では0の場合(大気
圧)の測定ができなかった。
【0040】マゼンタまたはシアン染料供与素子と染料
受容素子とのアセンブリッジを吸引装置中に重ねて設置
し、830nmのレーザービームを照射して検流計にかけ
た。装置は、日立のシングルモードダイオードレーザー
モデルHL−8351−Eを用いて、レーザーはF−θ
レンズを通して照射した。スポットは卵形(7μmx9
μm)であり、スポットの長軸にそって移動照射した。
照射時間は10ミリ秒であり、卵形スポットの間隔は8
μmとした。染料転写の総面積は8mmx36mmとした。
レーザーの出力を約50ミリワットとし、照射エネルギ
ーを重なった分も含めて10エルグ/μm2として最大濃
度の転写像を得た。染料供与素子のそれぞれには、電力
を12〜37ミリワットに変化させることによって段階
的像を描かせた。照射の間、注油不要のポンプを用いて
減圧し、上段金属板近辺の付属品近傍で圧力を測定し
た。
【0041】減圧後、染料受容素子を除去して、ステー
タスAレッドおよびグリーン転写濃度を読み取った。結
果は下記に示すとおりであった。
【0042】 大気圧からの圧力差 電力 マゼンタ染料供与素子 シアン染料供与素子 (mmHg) (mW) グリーン濃度 レッド濃度 50(低減圧) 16 0.62 0.21 200 16 0.58 0.21 390 16 0.67 0.23 750(高減圧) 16 0.60 0.25 60 25 1.2 1.2 200 25 1.2 1.3 390 25 1.3 1.3 750 25 1.5 1.8 60 37 1.7 2.4 200 37 1.8 2.4 390 37 1.9 2.6 750 37 2.1 2.9 上記の結果は、シアンおよびマゼンタ染料転写濃度は、
最大電力でも中間電力でも改善されていることを示して
いる。
【0043】
【発明の効果】本発明を使用することによって、レーザ
ー染料転写系における転写染料濃度を上げることができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)表面に染料層と赤外線吸収材料とを有
    する支持体からなる1以上の染料供与素子と、表面に高
    分子染料像受容層を有する支持体からなる染料受容素子
    とを接触させ(前記染料供与素子と染料受容素子とは特
    定の距離だけ隔てられていて空間をつくりだしてい
    る)、 b)前記染料供与素子をレーザーによって像のかたちに
    合わせて加熱し、そして、 c)前記染料受容素子へ染料像を転写して前記レーザー
    による染料像転写像を形成する 各工程からなるレーザーにより熱染料転写像を形成する
    方法において; 蒸発した染料分子が前記染料受容素子へ転写するに際
    し、他の分子と衝突せずに移動しうる平均自由行程を小
    さくするために、工程bおよびcにおいて前記染料供与
    素子と前記染料受容素子との間の空間を減圧することを
    特徴とする方法。
JP3148616A 1990-06-26 1991-06-20 レーザーによる熱染料転写濃度を減圧により改善する方法 Expired - Lifetime JPH0632995B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US543631 1990-06-26
US07/543,631 US5017547A (en) 1990-06-26 1990-06-26 Use of vacuum for improved density in laser-induced thermal dye transfer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04232778A JPH04232778A (ja) 1992-08-21
JPH0632995B2 true JPH0632995B2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=24168858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3148616A Expired - Lifetime JPH0632995B2 (ja) 1990-06-26 1991-06-20 レーザーによる熱染料転写濃度を減圧により改善する方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5017547A (ja)
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