JPH0632890Y2 - 重量物の運搬具 - Google Patents
重量物の運搬具Info
- Publication number
- JPH0632890Y2 JPH0632890Y2 JP9475691U JP9475691U JPH0632890Y2 JP H0632890 Y2 JPH0632890 Y2 JP H0632890Y2 JP 9475691 U JP9475691 U JP 9475691U JP 9475691 U JP9475691 U JP 9475691U JP H0632890 Y2 JPH0632890 Y2 JP H0632890Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding
- slit
- holding member
- plate
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、比較的重量が重く、
素手で持ち上げて運搬するのが困難な物品、例えば自動
車バッテリを運搬する道具に関する。
素手で持ち上げて運搬するのが困難な物品、例えば自動
車バッテリを運搬する道具に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車バッテリが放電してしまった場
合、充電のためその取り付け個所から、素手で取り上げ
るのは非常に困難である。
合、充電のためその取り付け個所から、素手で取り上げ
るのは非常に困難である。
【０００３】まず取り付け個所が狭隘で手で把持するの
が難しい上に、重量もかなり重いからである。
が難しい上に、重量もかなり重いからである。
【０００４】
【考案の課題】そこで、この考案の課題は、狭隘な個所
から重量物を簡単に持ち上げて運搬することができる道
具を提供することである。
から重量物を簡単に持ち上げて運搬することができる道
具を提供することである。
【０００５】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するため、この考
案の運搬具は、Ｌ字形パイプによって形成されその一端
にグリップ、他端に第１の挾持板を設けた把持部材と、
Ｌ字形板状体によって形成されその一端の下縁にラック
歯、他端に前記第１の挾持板と対向する第２の挾持板を
設けた挾持部材より成り、前記把持部材の脚に、対向す
る一対のスリットを設けて前記挾持部材の一端を遊嵌で
きるようにし、かつ一方のスリットを他方のスリットよ
り長くして、他方のスリットの下縁にラック歯を係合さ
せたとき、挾持部材を一方のスリットの範囲内で揺動可
能としたのである。
案の運搬具は、Ｌ字形パイプによって形成されその一端
にグリップ、他端に第１の挾持板を設けた把持部材と、
Ｌ字形板状体によって形成されその一端の下縁にラック
歯、他端に前記第１の挾持板と対向する第２の挾持板を
設けた挾持部材より成り、前記把持部材の脚に、対向す
る一対のスリットを設けて前記挾持部材の一端を遊嵌で
きるようにし、かつ一方のスリットを他方のスリットよ
り長くして、他方のスリットの下縁にラック歯を係合さ
せたとき、挾持部材を一方のスリットの範囲内で揺動可
能としたのである。
【０００６】
【作用】前記スリットに遊嵌させた挾持部材の一端をス
ライドさせることによって、第１と第２の挾持板の間隔
を調節し、運搬する重量物の巾に合わせ、重量物の両側
面に当接させる。そして、グリップを手で持ち上げる
と、Ｌ字形把持部材の他端に設けた第１の挾持板が第２
の挾持板の対向面に重量物を押圧する。挾持部材はスリ
ットによって揺動が制限されているため、重量物の自重
によって第１と第２の挾持板の重量物に対する挾持が維
持され、グリップを持ち上げることによって重量物が持
ち上げられる。
ライドさせることによって、第１と第２の挾持板の間隔
を調節し、運搬する重量物の巾に合わせ、重量物の両側
面に当接させる。そして、グリップを手で持ち上げる
と、Ｌ字形把持部材の他端に設けた第１の挾持板が第２
の挾持板の対向面に重量物を押圧する。挾持部材はスリ
ットによって揺動が制限されているため、重量物の自重
によって第１と第２の挾持板の重量物に対する挾持が維
持され、グリップを持ち上げることによって重量物が持
ち上げられる。
【０００７】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【０００８】図１及び図２に示すように、運搬具Ａは、
ほぼＬ字形のパイプより成る把持部材１と、ほぼＬ字形
の板状体より成る挾持部材１０によって構成される。
ほぼＬ字形のパイプより成る把持部材１と、ほぼＬ字形
の板状体より成る挾持部材１０によって構成される。
【０００９】前記把持部材１の一端部はグリップ２にな
っており、他端部には、挾持板３が固定されている。
っており、他端部には、挾持板３が固定されている。
【００１０】前記挾持部材１０の一端部下縁には、ラッ
ク歯１１が形成されており、他端部には前記挾持板３と
対向する挾持板１２が固定されている。これらの挾持板
３と１２の対向する面には、凹凸を形成したゴム板のよ
うな滑り止め手段が設けられている。
ク歯１１が形成されており、他端部には前記挾持板３と
対向する挾持板１２が固定されている。これらの挾持板
３と１２の対向する面には、凹凸を形成したゴム板のよ
うな滑り止め手段が設けられている。
【００１１】前記把持部材１の脚４のほぼ中央部には、
スリット５と６が対向して設けられ、これらのスリット
５、６を通って、前記挾持部材１０の一端部が挿入され
ている。
スリット５と６が対向して設けられ、これらのスリット
５、６を通って、前記挾持部材１０の一端部が挿入され
ている。
【００１２】上記一方のスリット６は、挾持部材１０が
遊嵌する程度の長さを有し、他方のスリット５は、ある
程度の巾をもって挾持部材１０が揺動可能なように、一
方のスリット６よりも長くしてある。勿論この関係を逆
にして、スリット６をスリット５よりも長くしてもよ
い。
遊嵌する程度の長さを有し、他方のスリット５は、ある
程度の巾をもって挾持部材１０が揺動可能なように、一
方のスリット６よりも長くしてある。勿論この関係を逆
にして、スリット６をスリット５よりも長くしてもよ
い。
【００１３】上述のような運搬具Ａを使用する場合に
は、図３に示すように、例えばバッテリＢの巾に合せ
て、挾持板３と１２の間隔をやや広めに調整し、バッテ
リＢの前後面に挾持板３と１２を挿入して対向させ、グ
リップ２を手で握って持ち上げる。このとき、ラック歯
１１の凹所の一つは、スリット６の下縁に係止されてお
り、挾持部材１０は、この係止部を支点として、スリッ
ト５の範囲内で揺動可能になっている。
は、図３に示すように、例えばバッテリＢの巾に合せ
て、挾持板３と１２の間隔をやや広めに調整し、バッテ
リＢの前後面に挾持板３と１２を挿入して対向させ、グ
リップ２を手で握って持ち上げる。このとき、ラック歯
１１の凹所の一つは、スリット６の下縁に係止されてお
り、挾持部材１０は、この係止部を支点として、スリッ
ト５の範囲内で揺動可能になっている。
【００１４】そして、グリップ２を持ち上げると、把持
部材１がＬ字形になっているため、グリップ２に加わる
垂直方向の力が、挾持板３によってバッテリＢの前面を
押す力に変換される。一方バッテリＢの後面は挾持板１
２に対向しているため、前面の押圧力によって後面は挾
持板１２に圧接され、結局バッテリＢは挾持板３と１２
によって挟まれた状態で持ち上げられる。
部材１がＬ字形になっているため、グリップ２に加わる
垂直方向の力が、挾持板３によってバッテリＢの前面を
押す力に変換される。一方バッテリＢの後面は挾持板１
２に対向しているため、前面の押圧力によって後面は挾
持板１２に圧接され、結局バッテリＢは挾持板３と１２
によって挟まれた状態で持ち上げられる。
【００１５】また、バッテリＢが鎖線のように小さい場
合には、ラック歯１１とスリット６の下縁との係合を外
し、挾持部材１０をスリット５と６を通して移動させ、
挾持板３と１２の間隔を鎖線のように調節して、再びラ
ック歯１１をスリット６の下縁に嵌め込む。
合には、ラック歯１１とスリット６の下縁との係合を外
し、挾持部材１０をスリット５と６を通して移動させ、
挾持板３と１２の間隔を鎖線のように調節して、再びラ
ック歯１１をスリット６の下縁に嵌め込む。
【００１６】
【効果】この考案によれば、以上のように、２本のＬ字
形部材を交差係合させ、各部材の端部に設けた挾持板の
間隔を調節可能としたので、狭隘な個所に設置された重
量物であっても、その上端部を挾持するだけで持ち上げ
ることができ、かつ挾持操作も挾持板の間隔を調節する
だけでよいから、操作が簡単で極めて使い勝手がよい。
形部材を交差係合させ、各部材の端部に設けた挾持板の
間隔を調節可能としたので、狭隘な個所に設置された重
量物であっても、その上端部を挾持するだけで持ち上げ
ることができ、かつ挾持操作も挾持板の間隔を調節する
だけでよいから、操作が簡単で極めて使い勝手がよい。
【図１】この考案の運搬具の一例を示す斜視図
【図２】同上の縦断面図
【図３】同上の使用状態を示す一部縦断側面図
Ａ 運搬具 Ｂ バッテリ １ 把持部材 ２ グリップ ３ 挾持板 ４ 脚 ５、６ スリット １０ 挾持部材 １１ ラック歯 １２ 挾持板
Claims (1)
- 【請求項１】 Ｌ字形パイプによって形成されその一端
にグリップ、他端に第１の挾持板を設けた把持部材と、
Ｌ字形板状体によって形成されその一端の下縁にラック
歯、他端に前記第１の挾持板と対向する第２の挾持板を
設けた挾持部材より成り、前記把持部材の脚に、対向す
る一対のスリットを設けて前記挾持部材の一端を遊嵌で
きるようにし、かつ一方のスリットを他方のスリットよ
り長くして、他方のスリットの下縁にラック歯を係合さ
せたとき、挾持部材を一方のスリットの範囲内で揺動可
能とした重量物の運搬具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9475691U JPH0632890Y2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 重量物の運搬具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9475691U JPH0632890Y2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 重量物の運搬具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061313U JPH061313U (ja) | 1994-01-11 |
| JPH0632890Y2 true JPH0632890Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=14118950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9475691U Expired - Lifetime JPH0632890Y2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 重量物の運搬具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632890Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018164639A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 株式会社ニチベイ | ブラケット |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007238191A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Morio Tokizaki | 吊り上げ装置 |
| KR101309059B1 (ko) * | 2011-09-15 | 2013-09-17 | 대우조선해양 주식회사 | 판넬 그리퍼 장치 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP9475691U patent/JPH0632890Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018164639A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 株式会社ニチベイ | ブラケット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH061313U (ja) | 1994-01-11 |
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