JPH0632861Y2 - エアゾール容器のビード部 - Google Patents

エアゾール容器のビード部

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JPH0632861Y2
JPH0632861Y2 JP16804888U JP16804888U JPH0632861Y2 JP H0632861 Y2 JPH0632861 Y2 JP H0632861Y2 JP 16804888 U JP16804888 U JP 16804888U JP 16804888 U JP16804888 U JP 16804888U JP H0632861 Y2 JPH0632861 Y2 JP H0632861Y2
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JP
Japan
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bead portion
notch
bead
aerosol container
gasket
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彦一郎 藤森
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はエアゾール容器に関し、さらに詳しくはエア
ゾール容器のビード部外周の天面部を除く特定部位に、
切欠部を削成したエアゾール容器のビード部に関する。
従来の技術 従来、マウンティングカップ式バルブにおいては、容器
本体のビード部にバルブを装着したマウンティングカッ
プがクリンチされている。エアゾール業界では、ビード
部の管理を厳しく行っているが、それにもかかわらず、
内容物の漏洩事故がしばしば起きている。このため、従
来ビード部とマウンティングカップの環状溝部との間か
ら内容物が漏洩しないように種々の工夫がなされてい
る。従来のエアゾール容器の具体例を第4図及び第5図
に示す。第4図及び第5図には、アルミニウム等の金属
スラグをインパクト成形して造られた開口を、外側にカ
ーリング加工により形成した容器のビード部が示されて
いる。すなわち、第4図に示す従来の実施例は、ビード
部50にマウンティングカップ51がクリンチされてお
り、ビード部50と環状溝部52との間には、内容物の
漏洩を防止するためのガスケット55が嵌装されてい
る。そして、従来ビード部50の成形の際に、ビード部
50の外周に形成される深さ約0.05mmの溝を伝導して、
内容物が漏洩する欠点がある。このため、一般にビード
部50の天面部を80°<γ<120°の範囲で、ビード部
50の肉厚の10%〜20%を略水平に切削して水平部56
を形成し、この水平部56上にガスケット55の下面を
圧着することにより、ビード部50のシール効果を得て
いた。又、第5図に示す従来の実施例(特開昭41−1
1238号公報に開示の技術)は、ビード部60とマウ
ンティングカップ62の環状溝部63との間から、同様
に内容物が漏洩するのを防止するため、ビード部60の
天面部中央を下方に突出させて突出部63を形成すると
共に、この突出部61の上方の凹部にガスケット64を
食い込ませ、かつマウンティングカップ62の環状溝部
65の天面部中央を、同様に下方に突出させて突出部6
3を形成し、この突出部63の先端をガスケット64の
上面に突き刺すようにして食い込ませてビード部60の
シール効果を得ていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の考案にあっては以下に
示す欠点がある。第4図に示す従来の実施例にあって
は、前述のようにビード部50の天面部を略水平に切削
し、ビード部50の肉厚を平均で10%〜20%削減するた
め、マウンティングカップ51をビード部50にクリン
チする際、縦方向のクリンチ荷重の作用によりビード部
50の天面部が下方に湾曲して変形する。そして、湾曲
したビード部50の天面部とガスケット55との隙間か
ら、内容物がビード部50の外方に漏洩する問題があ
る。又、第5図に示す従来の実施例にあっては、ビード
部60及びマウンティングカップ62の環状溝部65に
各々突出部61,63を形成する加工は、著しく面倒で
あると共に、クリンチ荷重の作用により容易にビード部
60の天面部が湾曲してビード部60が変形する問題が
ある。
この考案は、このような従来の課題に着目してなされた
もので、エアゾール容器のビード部のシール性の向上を
図ると共に、マウンティングカップのクリンチの際にか
かるクリンチ荷重に対して、十分な強度を有し、かつ変
形しないエアゾール容器のビード部を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために、この考案は容器本体1のビ
ード部2に、マウンティングカップ3がクリンチされる
エアゾール容器において、容器本体1のビード部2の中
心線から半径方向外側0°乃至45°の範囲に、切欠部
上端4a及び切欠部下端4bが共に含まれるように、ビ
ード部2外周に直角又は鈍角の切欠部4が削成されたこ
とを特徴とするものである。
作用 以上のように構成をもった、この考案の作用について説
明する。ビード部2外周の天面部(中心線の部位)を除
いて、ビード部2の中心線から半径方向外側の0°乃至
45°の範囲に、切欠部4を削成したから、クリンチの
際のクリンチ荷重が切欠部4の部位に直接かからない。
したがって、クリンチ荷重によってビード部2が変形す
る虞れがない。又、ビード部2外周に形成される深さ約
0.05mmの皺を、この切欠部4の最深部4c(C=0.1m
m)において完全に除去し、かつガスケット5の下面
を、この最深部4cの溝に確実に食い込ませることがで
きると共に、切欠部上端4a及び切欠部下端4bの部位
がガスケット5に嵌入し、シール効果を得ることができ
る。
実施例 次に、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図は、この考案に係るエアゾール容器1の開口にビ
ード部2を形成し、このビード部2にマウンティングカ
ップ3の環状溝部3aをクリンチした状態の断面を示し
た図面である。第2図は第1図のA部拡大断面図であ
る。すなわち、容器本体1のビード部2外周の天面部
(中心線の部位)を除いた特定部位に、直角又は鈍角の
切欠部4を削成したことがこの考案の特徴である。ま
ず、第1に切欠部4が、ビード部2の中心線を基準にし
て、半径方向外側0°乃至45°の範囲に、切欠部上端
4a及び切欠部下端4bが共に含まれるように設けられ
た理由は、クリンチの際にビード部2の天面部(中心線
の部位)にクリンチ荷重がかかるので、荷重に影響され
ない部位に切欠部4を移動させ、ビード部2の変形を防
止するためである。又この範囲では、ガスケット5の切
欠部4への嵌着効果が大きいためである。第2に切欠部
4の最深部4cから外周表面へのなす角度(θ)を、直
角又は鈍角とした理由は、従来のようにビード部2の外
周天面部を水平に切削した場合、切削の範囲が著しく広
くなるので、ビード部2がクリンチ荷重に対して弱くな
るのを防止するためである。第2図に示す実施例は、θ
=120°、B=0.3mm、C=0.1mmである場合の実施例を
示すもので、切欠部4の最深部4cがC=0.1mmであ
る。そして、ビード部2外周に形成される皺の深さがD
≒0.05mmであるから、切欠部4の最深部4cでは切削に
より、皺が完全に消去される。上記のような条件下で形
成された切欠部4にガスケット5が嵌着された場合、切
欠部上端4a及び切欠部下端4bがガスケット5内に食
い込むと共に、最深部4cにガスケット5が確実に圧入
するのでビード部2のシール効果が向上する。
効果 以上説明してきたように、この考案によればマウンティ
ングカップをビード部にクリンチする際のクリンチ荷重
によって、切欠部が直接影響を受けないので、ビード部
が変形するのを確実に防止できる。又ガスケットの切欠
部への確実な圧入及び切欠部上端及び切欠部下端のガス
ケットへの嵌入によりビード部のシール効果が一層向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、この考案に係るエアゾール容器のビ
ード部の実施例を示した図面であり、第1図はマウンテ
ィングカップをビード部にクリンチした場合の縦断面
図、第2図は第1図のA部拡大断面図、第3図はこの考
案に係るエアゾール容器のビード部を示した斜視図、第
4図及び第5図は従来のエアゾール容器のビード部の縦
断面図である。 1……容器本体、2……ビード部、 3……マウンティングカップ、 4……切欠部、4a……切欠部上端、 4b……切欠部下端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体のビード部に、マウンティングカ
    ップがクリンチされるエアゾール容器において、 前記容器本体のビード部の中心線から半径方向外側0°
    乃至45°の範囲に、切欠部上端及び切欠部下端が共に
    含まれるように、ビード部外周に直角又は鈍角の切欠部
    が削成されたことを特徴とするエアゾール容器のビード
JP16804888U 1988-12-26 1988-12-26 エアゾール容器のビード部 Expired - Fee Related JPH0632861Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0286663U JPH0286663U (ja) 1990-07-09
JPH0632861Y2 true JPH0632861Y2 (ja) 1994-08-31

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