JPH06328246A - Al基材料表面への肉盛溶接方法 - Google Patents

Al基材料表面への肉盛溶接方法

Info

Publication number
JPH06328246A
JPH06328246A JP11750093A JP11750093A JPH06328246A JP H06328246 A JPH06328246 A JP H06328246A JP 11750093 A JP11750093 A JP 11750093A JP 11750093 A JP11750093 A JP 11750093A JP H06328246 A JPH06328246 A JP H06328246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hardness
welding
powder
composite wire
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11750093A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kurihara
繁 栗原
Yasutoshi Nakada
康俊 中田
Yoshio Kanbe
良雄 神戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority to JP11750093A priority Critical patent/JPH06328246A/ja
Publication of JPH06328246A publication Critical patent/JPH06328246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温下(200℃以上)において、Al基材
料との接合性の高い耐摩耗性、耐熱性肉盛層が安定して
得られるAl基材料表面への肉盛溶接方法を提供するこ
と。 【構成】 Cu基材料からなる外皮内にCo及びAlを
充填した複合ワイヤにおいて、ワイヤ全重量に対してC
u30〜85%、Co1〜40%を含有し、その他、残
部がAl及び不可避不純物からなる複合ワイヤを用いて
Al基材料表面に肉盛した後、時効処理するか、重量比
でCu30〜85%、Co1〜40%を含有し、その他
は、残部がAl及び不可避不純物からなる粉末を用いて
Al基材料表面に肉盛した後、時効処理するAl基材料
表面への肉盛溶接方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はAl基材料の表面に耐摩
耗、耐熱層が高温下(200℃以上)で安定してかつ経
済的に得られる肉盛溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】AlまたはAl合金は鉄鋼材
料に比較して、軽量で熱伝導性、耐食性が優れているこ
とから自動車部品をはじめ広い分野で使用されている。
しかし、Al合金は一般に鉄鋼材料に比べ強度,耐摩耗
性,耐熱性の面で劣っており、Al合金素材そのままで
は、鉄鋼材料の代替材料として適用できる部位、部品は
限られている。また、既にAl,Al合金が使用されて
いる場合でも、近年、使用環境が過酷になるにつれ、更
に耐久性の向上が求められている。
【0003】その対策として、Al合金そのものの改良
の外に、表面に耐摩耗、耐熱層を形成する方法の一つと
して、肉盛溶接方法が行われている。例えば、特開昭5
8−215291号公報では、AlにCo,Ni,M
n,Fe,Cu,Si等を適宜含有したAl基材料が示
されている。しかし、Alにこれら元素を多量に含有し
たAl基材料の製作は、鋳造・押出法や加圧凝固押出法
等によって製作は可能であるが、製造工程が煩雑である
こと、また自動化材料として細径化(1.2mmφ)が
困難であるという問題がある。また当該公報ではAl基
材料をプラズマ転化アーク(PTA)法によって肉盛溶
接した後、時効処理することが示されているが、本発明
の成分範囲とは異なっている。
【0004】そこで、本発明者等は特願平3−2057
22号でAl基材料表面への硬化肉盛材料としてCu−
Al複合ワイヤを提案した。Cu−Al複合ワイヤによ
ればMIG溶接、TIG溶接、プラズマアーク溶接によ
り簡便に室温での肉盛層の硬さをビッカース硬度でHv
150〜350にすることができ、耐摩耗性、耐熱性を
向上させることができた。しかし200℃以上での高温
下では肉盛層の硬さが低下しHv150未満となり、耐
摩耗性、耐熱性の向上のために更なるレベルアップが求
められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点を解決するべくなされたもので、その目的とする
ところは、高温下(200℃以上)において、Al基材
料との接合性の高い耐摩耗性、耐熱性肉盛層が安定して
得られる肉盛溶接方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明にかかわるAl基材料表面への肉盛溶接方法
としての構成は、Cu基材料からなる外皮内にCo及び
Alを充填した複合ワイヤにおいて、ワイヤ全重量に対
してCu:30〜85%、Co:1〜40%を含有し、
その他は、残部がAl及び不可避不純物からなる複合ワ
イヤを用いてAl基材料表面に肉盛した後、時効処理す
ることを特徴とするAl基材料表面への肉盛溶接方法及
び重量比でCu:30〜85%、Co:1〜40%を含
有し、その他は、残部がAl及び不可避不純物からなる
粉末を用いてAl基材料表面に肉盛した後、時効処理す
ることを特徴とするAl基材料表面への肉盛溶接方法に
要旨が存在する。
【0007】
【作用】本発明によれば、不活性ガスでシールドされた
Al基材料母材と非消耗電極との間に発生させたアーク
中に、複合ワイヤまたは粉末(合金粉末または混合粉
末)を送給するか、またはワイヤを消耗電極として複合
ワイヤを送給することにより、Al基材料表面にCu,
Coを含んだ肉盛層を形成し、時効処理を施すことで、
高温(200℃以上)においてAl基材料の表面に耐摩
耗・耐熱肉盛層を形成できる肉盛方法について検討し
た。なお室温、高温下で耐摩耗性、耐熱性が安定に得ら
れるためには、肉盛層の硬さはビッカース硬度でHv1
50以上必要であり、Hv150未満では耐摩耗性の向
上が期待されない。
【0008】以下に本発明の実験経過と成分の限定理由
及び効果を示す。即ち、本発明者等はCu外皮にAl芯
材を充填し、ワイヤ中のCu量を40%とし、その他は
Al及び不可避不純物である1.2mmφの複合ワイヤ
A(Cu40%;複合ワイヤ断面形状、図3(a))と
AlパイプにCo粉を充填したAl−Co芯材をCu外
皮に充填し、ワイヤ中のCu量を40%、Co量を20
%、その他はAl及び不可避不純物である1.2mmφ
の複合ワイヤB(複合ワイヤ断面形状、図3(b))を
試作した。これらの試作ワイヤをTIG溶接法を用いて
肉盛溶接を行ない、得られた肉盛層と得られた肉盛部材
を200℃−24時間時効処理し空冷を施した肉盛層及
び母材について室温から400℃までの高温硬さを調査
した。溶接条件を以下に示す。
【0009】 溶接条件 極性 DC(−) 電流 120A 電圧 16V 速度 10cpm シールドガス インナーシールド,He;25l/min アウターシールド,Ar;25l/min 母材 AC2B;10t ×50w×200l
【0010】調査結果を図1に示す。図1より複合ワイ
ヤA及び複合ワイヤBによる肉盛層は、時効処理有りな
しに拘らず室温から400℃までの高温硬さは、母材よ
りも良好であった。しかし、複合ワイヤAは200℃以
上になるとHv150未満となり高温での耐摩耗性の向
上が期待できない。また複合ワイヤAによる肉盛層を時
効処理しても硬さの向上は認められなかった。
【0011】これに対して、複合ワイヤBはCu量が複
合ワイヤAと同じであるが室温〜400℃まで硬さは複
合ワイヤAより高く、200℃ではHv295,300
℃ではHv190となっており、高温での硬さが向上し
ている。更に、複合ワイヤBによる肉盛層を時効処理す
ると、室温での硬さはHv500を超え、200℃では
Hv450,300℃ではHv290と大幅に向上して
いる。なお各肉盛層には割れはなかった。
【0012】Co添加による高温硬さの向上の理由は今
のところ定かではないが、複合ワイヤCの肉盛層はAl
とCuの共晶とAlとCu及びAlとCoの金属間化合
物(CuAl2 ,Co2 Al9 )が分散した組織からな
っている。即ちCuAl2 の硬さはHv400〜60
0,Co2 Al9 の硬さはHv650〜750であるこ
とから、Co添加によりCuとAlの金属間化合物(C
uAl2 )より硬いCo 2 Al9 が析出し硬さが向上し
たものと考えられる。また、Co2 Al9 の晶出温度
(約970℃)がCuAl2 (約591℃)より高いこ
とにより、高温での硬さが向上したと考えられる。
【0013】また、時効処理による室温、高温での硬さ
の向上についても定かではないが、マトリックス中に固
溶しきれなかった成分(Cu,Co)が時効処理により
マトリックス中に拡散してマトリックスの強度が増加し
硬さが向上したと考えられる。更に、Co添加による室
温、高温での硬さの向上はCoを1%以上Cuと複合添
加することで達成できる。1%未満ではCoとAlの金
属間化合物(Co2 Al9 )の析出量が少なく、高温で
の硬さが向上できない。また、時効処理を行っても硬さ
の増加は少ない。一方Co量が40%を超えると母材と
のぬれ性が劣化するとともに、肉盛層の延性が低下し、
切削性が劣化する。
【0014】またCu量は30〜70%とする。Cu量
が30%未満では肉盛層の組織は殆どがα相(Al)ば
かりになってしまい、マトリックスの硬さが低く、Co
を添加しても高温(200℃)での硬さが向上できな
い。また、時効処理による硬さの増加が期待できない。
一方Cu量が85%を超えると、肉盛層の組織には脆弱
な金属間化合物であるη相(CuAl)が析出するた
め、肉盛層に割れが発生する。
【0015】本発明によるCu基材料からなる外皮材内
にCo,Alを充填した複合ワイヤの製造方法として
は、次の様な方法を用いることができる。以下に図面を
基に説明する。図3(b)(c)(d)は本発明の複合
ワイヤの横断面形状を示す図である。(b)の複合、複
合ワイヤの製造方法はCu基材料外皮1にフープを使用
し、フープを湾曲に成形しながらCo粉末4を充填した
Alパイプ3を挿入した後、該フープの両端部をTIG
溶接、レーザーあるいは抵抗溶接により塞ぎ、その後所
定の径まで圧延、伸線するか、Cu基材料外皮1にパイ
プを使用し、特開昭62−244519号公報に示され
る様に、パイプを振動させながらパイプ端部からCo粉
末4を充填したAlパイプ3を挿入し、その後所定の径
まで圧延、伸線加工を行って得ることが出来る。
【0016】(c)の複合、複合ワイヤの製造方法はC
u基材料外皮1にフープを使用し、フープを湾曲に成形
しながらCo粉末4とAl芯材2を挿入した後、該フー
プの両端部をTIG溶接、レーザーあるいは抵抗溶接に
より塞ぎ、その後所定の径まで圧延、伸線するか、Cu
基材料外皮1にパイプを使用し、特公昭45−3093
7号公報に示される様に、パイプを振動させながらパイ
プ端部からCo粉末4とAl芯材4を挿入し、その後所
定の径まで圧延、伸線加工を行って得ることが出来る。
【0017】(d)の複合、複合ワイヤの製造方法はC
u基材料外皮1にフープを使用し、フープを湾曲に成形
しながらCo粉末とAl粉末の混合粉5を挿入した後、
該フープの両端部をTIG溶接、レーザーあるいは抵抗
溶接により塞ぎ、その後所定の径まで圧延、伸線する
か、Cu基材料外皮1にパイプを使用し、特公昭45−
30937号公報に示される様に、パイプを振動させな
がらパイプ端部からCo粉末とAl粉末の混合粉5を挿
入し、その後所定の径まで圧延、伸線加工を行って得る
ことが出来る。なお、Coのパイプ、線材は難加工材料
であるため、Coは粉末として用いた。
【0018】更に、本発明では重量比でCu:30〜8
5%、Co:1〜40%を含有し、その他は、残部がA
l及び不可避不純物からなる粉末をプラズマ粉体肉盛溶
接やレーザービーム照射による肉盛溶接によっても肉盛
層の室温、高温下での硬さを向上させることができ、更
に時効処理を行うことでより一層高温下での硬さを増加
させることができる。本発明の粉末材料は複数成分から
なるが、素粉末(Cu粉、Co粉、Al粉)による混合
粉もしくは、合金粉末として用いることができる。
【0019】例えば素粉末による混合粉をプラズマ粉体
肉盛溶接に用いた場合、長時間の肉盛溶接を行うと各々
の素粉末の粒径、形状、粒度分布、比重等の影響により
初期の混合比率に変動をきたし、肉盛層の成分偏析をき
たす恐れがあるので、アルコール等のバインダーで造粒
しておくことが有効である。一方、合金粉末の場合は、
肉盛材料に必要な成分を予め合金化してあるので、プラ
ズマ粉体肉盛溶接で長時間肉盛溶接しても均一な組成の
肉盛層が得られる。合金粉末の製造方法として例えば、
肉盛材料に必要な成分を予め高清浄な雰囲気で溶解し、
得られた溶解材を高速度で回転させながらプラズマアー
ク等を熱源として溶解材を溶融しつつ遠心力効果により
飛散させることにより肉盛用の合金粉末(プラズマ回転
電極粉)を得る方法がある。また、溶解材の変わりに冷
間静水圧を利用して肉盛材料に必要な成分を固形化処理
した後、焼結処理を施して用いてもよい。
【0020】
【実施例1】本発明を更に具体的に説明する。表1に試
作した複合ワイヤの設計成分と調査結果を示す。試作ワ
イヤ(1.2mmφ:横断面形状図3(b))をAl鋳
物板(JIS A 5202,AC2B,10t ×50
×200mm)の表面に非消耗電極式ガスシールドアー
ク溶接法のTIG溶接によりビードオンプレート溶接を
実施した。溶接条件を以下に示す。 溶接条件 極性 DC(−) 電流 120A 電圧 16V 速度 10cpm シールドガス インナーシールド,He;25l/min アウターシールド,Ar;25l/min 母材 AC2B;10t ×50w×200l
【0021】更に上記の肉盛溶接試験により得られた肉
盛部材を200℃−24時間で時効処理しその後空冷処
理を施した。溶接のままの肉盛層と時効処理を行った肉
盛層について、肉盛層の室温での硬さ、200℃の高温
硬さ、肉盛層内部の割れ、ビード表面割れ、母材とのぬ
れ性、切削性を調査した。肉盛層内部の割れは溶接部断
面を光学顕微鏡(×100)にて調査し、ビード表面の
割れについてはJISZ 2343浸透探傷試験方法に
より割れの有無を調査した。また、複合ワイヤNo.1
〜No.11の室温、200℃での時効処理の有無によ
る硬さの調査結果を図2に示す。
【0022】図2よりCoを1%(複合ワイヤNo.
1)添加すると室温、200℃での硬さは、Co量0%
(複合ワイヤNo.11)に比べ急激に増加し、Co量
10%(複合ワイヤNo.3)では室温での硬さがHv
291,200℃での硬さがHv222となる。更に時
効処理を行うとCo量10%(複合ワイヤNo.3)で
は室温での硬さがHv422,200℃での硬さがHv
352と大幅に増加している。また、Co量が25%
(複合ワイヤNo.6)で室温の硬さがHv375,2
00℃の硬さはHv300、時効処理により室温でHv
518,200℃でHv477に増加している。更にC
o量40%(複合ワイヤNo.9)では室温でHv41
8,200℃でHv351、時効処理により室温でHv
530,200℃でHv491と大幅に増加した。しか
し、Co量が40%を超える複合ワイヤNo.10はぬ
れ性が劣化するとともに、延性が低下し、切削性が劣化
した。
【0023】一方、Cu量が85%を超える複合ワイヤ
No.12はCu量が多く、脆弱な金属間化合物である
η相(CuAl)が析出するため肉盛層に割れが発生し
た。また、Cu量が15%Co量が10%である複合ワ
イヤNo.13は、Cu量が少ないため、肉盛層の組織
はマトリックスが殆どα相(Al)であり、CoとAl
の金属間化合物が析出しても硬さの向上が認められなか
った。また、時効処理を行っても硬さの向上は認められ
ず、耐摩耗性の向上が期待できない。
【0024】
【表1】
【0025】
【実施例2】次に同じく本発明の効果を確認するために
実施例1と同じ試験母材を用いて、表2に示す成分設計
の粉末を用いて、プラズマ粉体肉盛溶接によりビードオ
ンプレート溶接を実施した。溶接条件を以下に示す。 溶接条件 極性 AC 電流 60A 電圧 32V 速度 15cpm シールドガス Ar;25l/min プラズマガス Ar;1.2l/min 母材 AC2B;10t ×50w×200l 更に上記の肉盛溶接試験により得られた肉盛部材を24
0℃−24時間で時効処理しその後空冷処理を施した。
溶接のままの肉盛層と時効処理を行った肉盛層につい
て、肉盛層の室温、200℃の高温硬さを調査した。調
査結果を表2に示す。
【0026】粉末No.14〜No.18は本発明の成
分系の粉体を用いて肉盛溶接及び時効処理を実施した例
であるが、肉盛溶接のままでも200℃での硬さは、H
v150を超え良好であり、更に時効処理を行うと20
0℃での硬さはHv350を超えている。これに対して
粉末No.19は粉末にCoが含まれていない比較例で
200℃での硬さがHv150未満で耐摩耗性の向上が
期待出来ない。また、時効処理を行ってもHv20程度
しか増加せず、Hv150未満であった。粉末No.2
0はCu量が少ない比較例で、肉盛層の組織はマトリッ
クスが殆どα相(Al)であり、CoとAlの金属間化
合物が析出しても硬さの向上が認められなかった。ま
た、時効処理を行っても硬さの向上は認められず、耐摩
耗性の向上が期待できない。
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】以上のことにより、本発明の肉盛溶接方
法を用いれば、高温下(200℃以上)において、Al
基材料との接合性の高い耐摩耗性、耐熱性肉盛層が安定
して安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Co添加と無添加による室温から400℃まで
の肉盛溶接のままの肉盛層の硬さと時効処理を行った肉
盛層の硬さを比較調査した図、
【図2】室温と200℃におけるCo量及び時効処理と
硬さの関係を示した図、
【図3】ワイヤの横断面形状を示した図である。
【符号の説明】
1 Cu外皮 2 Al芯材 3 Alパイプ 4 Co粉 5 Al粉とCo粉の混合粉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu基材料からなる外皮内にCo及びA
    lを充填した複合ワイヤにおいて、ワイヤ全重量に対し
    てCu:30〜85%、Co:1〜40%を含有し、そ
    の他は、残部がAl及び不可避不純物からなる複合ワイ
    ヤを用いてAl基材料表面に肉盛した後、時効処理する
    ことを特徴とするAl基材料表面への肉盛溶接方法。
  2. 【請求項2】 重量比でCu:30〜85%、Co:1
    〜40%を含有し、その他は、残部がAl及び不可避不
    純物からなる粉末を用いてAl基材料表面に肉盛した
    後、時効処理することを特徴とするAl基材料表面への
    肉盛溶接方法。
JP11750093A 1993-05-20 1993-05-20 Al基材料表面への肉盛溶接方法 Pending JPH06328246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11750093A JPH06328246A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 Al基材料表面への肉盛溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11750093A JPH06328246A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 Al基材料表面への肉盛溶接方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06328246A true JPH06328246A (ja) 1994-11-29

Family

ID=14713284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11750093A Pending JPH06328246A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 Al基材料表面への肉盛溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06328246A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296548A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nippon Welding Rod Kk 溶接ワイヤの製造方法
CN108855086A (zh) * 2017-05-12 2018-11-23 中国石油化工股份有限公司 催化剂及其制备方法和应用以及以合成气为原料制备混合醇的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296548A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nippon Welding Rod Kk 溶接ワイヤの製造方法
CN108855086A (zh) * 2017-05-12 2018-11-23 中国石油化工股份有限公司 催化剂及其制备方法和应用以及以合成气为原料制备混合醇的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3261798B1 (en) Aluminum metal-cored welding wire
US11267081B2 (en) Aluminum welding filler composition suitable for formation into wire used for fusion welding
EP0445818B1 (en) Method of modifying surface qualities of metallic articles and apparatus therefor
KR101891047B1 (ko) 합금 잉곳을 형성 및 가공하기 위한 시스템 및 방법
WO2014126246A1 (ja) ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ、ガスシールドアーク溶接金属、溶接継手、溶接部材、溶接方法、および溶接継手の製造方法
CA2040942C (en) Methods of strengthening aluminum castings in the specified local part
JPH0225290A (ja) 消耗可能な溶接棒及びその使用法
JP2008522039A (ja) 耐クラック性を有する溶着可能なコバルト系合金
EP3711895A1 (en) Aluminium metal-cored welding wire
JP2019501778A (ja) アルミニウム溶接の溶加金属
FR2623818A1 (fr) Alliage a base de nickel, a haute teneur en molybdene
JPH05169290A (ja) アルミニウム合金溶加材とその製造方法
JPH055585B2 (ja)
JPH06328246A (ja) Al基材料表面への肉盛溶接方法
JP3217536B2 (ja) Al基材料への肉盛溶接用複合ワイヤ
JP3272526B2 (ja) Al基材料表面への肉盛溶接用複合ワイヤおよび耐摩耗性Al基部材
JPH07251293A (ja) アルミニウム合金表面への硬化肉盛溶接方法
JP3020670B2 (ja) Al基材料表面への肉盛溶接用Cu−Al複合ワイヤ
JP3301825B2 (ja) アルミ系母材への異種材質の肉盛り溶接方法
JPH0557480A (ja) Al基材料表面への肉盛溶接用複合ワイヤ
JP3819101B2 (ja) 球状黒鉛鋳鉄と軟鋼との溶接接合用溶接材料及び球状黒鉛鋳鉄の溶接補修用溶接材料
JPH05285690A (ja) 溶接用複合材およびその製造方法
JPH1034380A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金材の肉盛溶接金属及び肉盛溶接用複合ワイヤ
JPH06246483A (ja) Ti基材料表面への肉盛溶接用複合ワイヤ
JP3075842B2 (ja) Al、Al基材料への肉盛溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001003