JPH06328217A - アルミニウムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法 - Google Patents
アルミニウムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法Info
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- JPH06328217A JPH06328217A JP11624593A JP11624593A JPH06328217A JP H06328217 A JPH06328217 A JP H06328217A JP 11624593 A JP11624593 A JP 11624593A JP 11624593 A JP11624593 A JP 11624593A JP H06328217 A JPH06328217 A JP H06328217A
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクイズピンとバリとの干渉をなくし、引け
巣を確実に除去する。 【構成】 スクイズピン18はスクイズシリンダ20
で、キャビティ3内の溶湯の加圧位置とキャビティ端面
上の非加圧位置をとるよう往復作動する。スクイズピン
18の作動方向は押出し方向と略直交する方向である。
スクイズシリンダ20は中子16の中空内に固定され、
スクイズピン18は中子小径部16a中空内で進退す
る。中子16はコアプラーシリンダ24でスクイズピン
18と一体に進退する。中子16の先端はキャビティ端
面上とスクイズピン周りのバリbから離間した位置との
間を進退する。
巣を確実に除去する。 【構成】 スクイズピン18はスクイズシリンダ20
で、キャビティ3内の溶湯の加圧位置とキャビティ端面
上の非加圧位置をとるよう往復作動する。スクイズピン
18の作動方向は押出し方向と略直交する方向である。
スクイズシリンダ20は中子16の中空内に固定され、
スクイズピン18は中子小径部16a中空内で進退す
る。中子16はコアプラーシリンダ24でスクイズピン
18と一体に進退する。中子16の先端はキャビティ端
面上とスクイズピン周りのバリbから離間した位置との
間を進退する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム合金等を
ダイカスト法によって、局部加圧して製造するためのア
ルミニウムダイカストの局部加圧機構と局部加圧方法に
関する。
ダイカスト法によって、局部加圧して製造するためのア
ルミニウムダイカストの局部加圧機構と局部加圧方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジン部品等を、アルミニウ
ム合金等の溶湯を用いてダイカストで製造する場合、キ
ャビティ内の肉厚部に引け巣が発生しやすい。例えば、
油圧式ラッシュアジャスタを備えた動弁機構のロッカア
ームを製造する場合、内部に引け巣等ができると、製品
の強度が低下する。しかも、鋳造後の工程で、油導管
や、プランジャを嵌挿させる支持孔を穿設する場合に、
油導管や支持孔にその領域の引け巣が連通してしまうこ
とで、油導管と支持孔とが引け巣を介して短絡状態にな
り、油がリークされてしまうことがある。このような場
合、エンジン停止時に油が供給源の方向に逆流するため
に、エンジン再始動時の油の流れで油の高圧室内に空気
が巻き込まれ、ラッシュアジャスタがショックアブソー
バとしての機能を果たさなくなる不都合がある。
ム合金等の溶湯を用いてダイカストで製造する場合、キ
ャビティ内の肉厚部に引け巣が発生しやすい。例えば、
油圧式ラッシュアジャスタを備えた動弁機構のロッカア
ームを製造する場合、内部に引け巣等ができると、製品
の強度が低下する。しかも、鋳造後の工程で、油導管
や、プランジャを嵌挿させる支持孔を穿設する場合に、
油導管や支持孔にその領域の引け巣が連通してしまうこ
とで、油導管と支持孔とが引け巣を介して短絡状態にな
り、油がリークされてしまうことがある。このような場
合、エンジン停止時に油が供給源の方向に逆流するため
に、エンジン再始動時の油の流れで油の高圧室内に空気
が巻き込まれ、ラッシュアジャスタがショックアブソー
バとしての機能を果たさなくなる不都合がある。
【0003】このような問題の発生を防止する手段の1
つとして、ダイカスト品の製造時に、アルミニウムダイ
カスト品に引け巣が形成されることを抑制して、気密性
と強度を向上できるスクイズ併用ダイカスト法がある。
このスクイズ併用ダイカストの金型構造の一例を図5に
より説明する。図において、固定型1と可動型2とが型
締めされた状態で所要の形状のキャビティ3が形成され
ている。射出シリンダ4によって作動させられる加圧プ
ランジャ5は、アルミニウム合金等の溶湯を湯口6から
キャビティ3内に射出充填させるものである。又、キャ
ビティ3によって成型されるダイカスト品の肉厚部に相
当する位置の可動型2には、可動型2の製品押出し方向
に開口部2aが穿設され、この開口部2aにスクイズピ
ン7が嵌挿されて進退し得るようになっている。スクイ
ズピン7はダイカスト品突き出し用の押し出し板を貫通
し、その他端は、電磁弁8によってスクイズピン7を作
動させるためのスクイズ用シリンダ9に連結されてい
る。
つとして、ダイカスト品の製造時に、アルミニウムダイ
カスト品に引け巣が形成されることを抑制して、気密性
と強度を向上できるスクイズ併用ダイカスト法がある。
このスクイズ併用ダイカストの金型構造の一例を図5に
より説明する。図において、固定型1と可動型2とが型
締めされた状態で所要の形状のキャビティ3が形成され
ている。射出シリンダ4によって作動させられる加圧プ
ランジャ5は、アルミニウム合金等の溶湯を湯口6から
キャビティ3内に射出充填させるものである。又、キャ
ビティ3によって成型されるダイカスト品の肉厚部に相
当する位置の可動型2には、可動型2の製品押出し方向
に開口部2aが穿設され、この開口部2aにスクイズピ
ン7が嵌挿されて進退し得るようになっている。スクイ
ズピン7はダイカスト品突き出し用の押し出し板を貫通
し、その他端は、電磁弁8によってスクイズピン7を作
動させるためのスクイズ用シリンダ9に連結されてい
る。
【0004】従って、鋳造時には射出シリンダ4が作動
して、加圧プランジャ5によって溶湯が湯口6からキャ
ビティ3に充填される。そして、充填後、凝固の直前の
ダイカスト品の形状が決まるタイミングをとらえて、電
磁弁8が作動し、スクイズ用シリンダ9でスクイズピン
7が押動され、その先端が開口部2aからキャビティ3
内に進入し、高圧力で溶湯を加圧して引け巣が潰され
る。このようにして、高圧力がキャビティ3全体に伝搬
され、ダイカスト品の密度が向上する。ところで、通常
のダイカスト法では、溶湯の鋳造圧力は600〜800
kg/cm2であるが、スクイズ併用ダイカスト法にお
けるスクイズピン7の加圧圧力はその3〜4倍である2
000〜2500kg/cm2になる。そのため、スク
イズ併用ダイカスト法では、スクイズピン7による溶湯
の加圧の際に、高圧のために一部の溶湯がスクイズピン
7と開口部2a壁面との隙間に進入して、図6に示すよ
うに、スクイズピン周りにバリbが形成されることが避
けられない。通常、図5に示すように、スクイズピン7
の長手方向と製品の押出し方向とが同一であるために、
スクイズピン7周りのバリbは、ダイカスト製品の離型
時にスクイズピン7と干渉を起こすことは少ない。その
ため、実質的に問題はあまり生じない。
して、加圧プランジャ5によって溶湯が湯口6からキャ
ビティ3に充填される。そして、充填後、凝固の直前の
ダイカスト品の形状が決まるタイミングをとらえて、電
磁弁8が作動し、スクイズ用シリンダ9でスクイズピン
7が押動され、その先端が開口部2aからキャビティ3
内に進入し、高圧力で溶湯を加圧して引け巣が潰され
る。このようにして、高圧力がキャビティ3全体に伝搬
され、ダイカスト品の密度が向上する。ところで、通常
のダイカスト法では、溶湯の鋳造圧力は600〜800
kg/cm2であるが、スクイズ併用ダイカスト法にお
けるスクイズピン7の加圧圧力はその3〜4倍である2
000〜2500kg/cm2になる。そのため、スク
イズ併用ダイカスト法では、スクイズピン7による溶湯
の加圧の際に、高圧のために一部の溶湯がスクイズピン
7と開口部2a壁面との隙間に進入して、図6に示すよ
うに、スクイズピン周りにバリbが形成されることが避
けられない。通常、図5に示すように、スクイズピン7
の長手方向と製品の押出し方向とが同一であるために、
スクイズピン7周りのバリbは、ダイカスト製品の離型
時にスクイズピン7と干渉を起こすことは少ない。その
ため、実質的に問題はあまり生じない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋳造さ
れるダイカスト品の形状等によっては、図7に示すよう
に、スクイズピン7の方向が製品押出し方向と略直交す
る方向に設定されることがある。この場合、スクイズピ
ン7が嵌挿される開口部12は押出し方向と略直交する
方向に形成されることになる。そのために、離型時に、
スクイズピン7周りのバリbが非加圧位置にあるスクイ
ズピン7と干渉することになり、押出し作動によってバ
リbが割れてスクイズピン7や開口部近辺に散乱するこ
とになる。そのため、前回の鋳造時に開口部内壁やスク
イズピン等に付着して残存するバリbが、次の鋳造の際
の加圧作動時にスクイズピン7のスムーズな作動の障害
となり、ダイカスト品溶湯に十分な圧力をかけられず、
引け巣の除去が十分にできないという問題がある。
れるダイカスト品の形状等によっては、図7に示すよう
に、スクイズピン7の方向が製品押出し方向と略直交す
る方向に設定されることがある。この場合、スクイズピ
ン7が嵌挿される開口部12は押出し方向と略直交する
方向に形成されることになる。そのために、離型時に、
スクイズピン7周りのバリbが非加圧位置にあるスクイ
ズピン7と干渉することになり、押出し作動によってバ
リbが割れてスクイズピン7や開口部近辺に散乱するこ
とになる。そのため、前回の鋳造時に開口部内壁やスク
イズピン等に付着して残存するバリbが、次の鋳造の際
の加圧作動時にスクイズピン7のスムーズな作動の障害
となり、ダイカスト品溶湯に十分な圧力をかけられず、
引け巣の除去が十分にできないという問題がある。
【0006】これに対して、スクイズピン7のストロー
クを長くすれば、離型時のスクイズピン7の非加圧位置
はバリbと干渉しない位置になるので、離型時のバリb
とスクイズピン7の干渉という問題はなくなる。しかし
ながら、スクイズピン7のストロークを長くした場合、
スクイズピン7のキャビティ3内での加圧位置(進出位
置)との関係で、溶湯充填時におけるスクイズピン7の
非加圧位置は、図8に示すように、キャビティ13の端
面から或る距離退いた位置になるため、スクイズピン7
先端からキャビティ13までの開口部領域12aに溶湯
が充填されることになる。しかも、開口部12の内径は
スクイズピン7と同等で小さいから、この部分の溶湯が
キャビティ13内の溶湯よりも先に凝固してしまい、そ
の後にスクイズピン7でキャビティ3内の溶湯を十分に
押圧できず、引け巣等の除去やダイカスト品の高密度化
というスクイズ効果を発揮できなくなる欠点がある。ス
クイズ効果を発揮できるためには、非加圧位置のスクイ
ズピン7の先端は、少なくともキャビティ3の端面と同
一面上か、若しくは若干キャビティ3内に入り込んだ位
置が望ましい。
クを長くすれば、離型時のスクイズピン7の非加圧位置
はバリbと干渉しない位置になるので、離型時のバリb
とスクイズピン7の干渉という問題はなくなる。しかし
ながら、スクイズピン7のストロークを長くした場合、
スクイズピン7のキャビティ3内での加圧位置(進出位
置)との関係で、溶湯充填時におけるスクイズピン7の
非加圧位置は、図8に示すように、キャビティ13の端
面から或る距離退いた位置になるため、スクイズピン7
先端からキャビティ13までの開口部領域12aに溶湯
が充填されることになる。しかも、開口部12の内径は
スクイズピン7と同等で小さいから、この部分の溶湯が
キャビティ13内の溶湯よりも先に凝固してしまい、そ
の後にスクイズピン7でキャビティ3内の溶湯を十分に
押圧できず、引け巣等の除去やダイカスト品の高密度化
というスクイズ効果を発揮できなくなる欠点がある。ス
クイズ効果を発揮できるためには、非加圧位置のスクイ
ズピン7の先端は、少なくともキャビティ3の端面と同
一面上か、若しくは若干キャビティ3内に入り込んだ位
置が望ましい。
【0007】本発明は、このような課題に鑑みて、製品
の押出し方向と異なる方向にスクイズ部材が位置する構
成でも、押出し時のスクイズ部材とバリの干渉を防止し
て、加圧時に引け巣等を除去できるようにしたアルミニ
ウムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法を提供
することを目的とする。
の押出し方向と異なる方向にスクイズ部材が位置する構
成でも、押出し時のスクイズ部材とバリの干渉を防止し
て、加圧時に引け巣等を除去できるようにしたアルミニ
ウムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるアルミニウ
ムダイカストの局部加圧機構は、キャビティ内にスクイ
ズ部材が進退して、キャビティ内のダイカスト品溶湯の
肉厚部を加圧するスクイズ部材加圧手段が備えられ、し
かもスクイズ部材が製品の押出し方向と異なる方向に進
退するように構成されているアルミニウムダイカストの
局部加圧機構において、スクイズ部材加圧手段を、スク
イズ部材の非加圧位置とキャビティから離間した位置と
の間で、進退させる移動手段が設けられたことを特徴と
するものである。
ムダイカストの局部加圧機構は、キャビティ内にスクイ
ズ部材が進退して、キャビティ内のダイカスト品溶湯の
肉厚部を加圧するスクイズ部材加圧手段が備えられ、し
かもスクイズ部材が製品の押出し方向と異なる方向に進
退するように構成されているアルミニウムダイカストの
局部加圧機構において、スクイズ部材加圧手段を、スク
イズ部材の非加圧位置とキャビティから離間した位置と
の間で、進退させる移動手段が設けられたことを特徴と
するものである。
【0009】又、移動手段による、スクイズ部材がキャ
ビティから離間した位置は、加圧時にスクイズ部材周り
に発生するバリに、スクイズ部材が押出し時に干渉しな
い位置であることを特徴とする。
ビティから離間した位置は、加圧時にスクイズ部材周り
に発生するバリに、スクイズ部材が押出し時に干渉しな
い位置であることを特徴とする。
【0010】又、移動手段は、スクイズ部材加圧手段を
保持する中子が、シリンダによって、スクイズ部材の進
退方向に作動させられるように構成されていることを特
徴とする。
保持する中子が、シリンダによって、スクイズ部材の進
退方向に作動させられるように構成されていることを特
徴とする。
【0011】又、本発明によるアルミニウムダイカスト
の局部加圧方法は、キャビティ内の溶湯が凝固する直前
に、製品の押出し方向と異なる方向に進退するスクイズ
部材によって、凝固の遅れるダイカスト品溶湯の肉厚部
が加圧されるようにした、アルミニウムダイカストの局
部加圧方法において、加圧が終了して非加圧位置にスク
イズ部材が戻された後、スクイズ部材をその非加圧位置
から、キャビティから離間する位置まで移動させるよう
にしたことを特徴とするものである
の局部加圧方法は、キャビティ内の溶湯が凝固する直前
に、製品の押出し方向と異なる方向に進退するスクイズ
部材によって、凝固の遅れるダイカスト品溶湯の肉厚部
が加圧されるようにした、アルミニウムダイカストの局
部加圧方法において、加圧が終了して非加圧位置にスク
イズ部材が戻された後、スクイズ部材をその非加圧位置
から、キャビティから離間する位置まで移動させるよう
にしたことを特徴とするものである
【0012】又、キャビティから離間する位置は、加圧
時にスクイズ部材周りに発生するバリに、スクイズ部材
が押出し時に干渉しない位置であることを特徴とする。
時にスクイズ部材周りに発生するバリに、スクイズ部材
が押出し時に干渉しない位置であることを特徴とする。
【0013】
【作用】キャビティに溶湯の充填が完了した後、溶湯の
凝固直前にスクイズ部材加圧手段の作動によって、スク
イズ部材がキャビティ内の加圧位置に進入して溶湯が加
圧され、引け巣が潰されるが、この時にスクイズ部材周
りにバリが形成される。そして、スクイズ部材加圧手段
によって、スクイズ部材が非加圧位置に戻された後、移
動手段によって、更にスクイズ部材がキャビティから離
間した位置まで後退させられる。
凝固直前にスクイズ部材加圧手段の作動によって、スク
イズ部材がキャビティ内の加圧位置に進入して溶湯が加
圧され、引け巣が潰されるが、この時にスクイズ部材周
りにバリが形成される。そして、スクイズ部材加圧手段
によって、スクイズ部材が非加圧位置に戻された後、移
動手段によって、更にスクイズ部材がキャビティから離
間した位置まで後退させられる。
【0014】移動手段によるスクイズ部材がキャビティ
から離間した位置では、スクイズ部材がバリと離れてい
るので、その後の押出し時にバリがスクイズ部材と干渉
しない。又、移動手段のシリンダによって、中子を進退
させることでスクイズ部材加圧手段が一体に移動させら
れ、スクイズ部材は非加圧位置とバリに干渉しないキャ
ビティから離間した位置との間で進退させられる。
から離間した位置では、スクイズ部材がバリと離れてい
るので、その後の押出し時にバリがスクイズ部材と干渉
しない。又、移動手段のシリンダによって、中子を進退
させることでスクイズ部材加圧手段が一体に移動させら
れ、スクイズ部材は非加圧位置とバリに干渉しないキャ
ビティから離間した位置との間で進退させられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4により
説明する。図1乃至図4はアルミニウムダイカストの局
部加圧機構の要部断面図を示すものであり、図1は溶湯
充填時、図2はスクイズピンの加圧位置、図3はスクイ
ズピンの非加圧位置、図4は中子がキャビティから離間
した位置をそれぞれ示す図である。図1において、固定
型1と可動型2(はめ込み型)とは型締め状態に保持さ
れており、その内部にキャビティ3が形成されている。
ここで、キャビティ3は図では簡略化されており、ダイ
カスト品の肉厚部のみが描かれている。固定型1と可動
型2との接合部には、キャビティ3に連通する開口部1
5が形成されており、この開口部15は可動型2の押出
し方向とは略直交する方向に穿設されている。
説明する。図1乃至図4はアルミニウムダイカストの局
部加圧機構の要部断面図を示すものであり、図1は溶湯
充填時、図2はスクイズピンの加圧位置、図3はスクイ
ズピンの非加圧位置、図4は中子がキャビティから離間
した位置をそれぞれ示す図である。図1において、固定
型1と可動型2(はめ込み型)とは型締め状態に保持さ
れており、その内部にキャビティ3が形成されている。
ここで、キャビティ3は図では簡略化されており、ダイ
カスト品の肉厚部のみが描かれている。固定型1と可動
型2との接合部には、キャビティ3に連通する開口部1
5が形成されており、この開口部15は可動型2の押出
し方向とは略直交する方向に穿設されている。
【0016】開口部15内には、断面視段形状の中子1
6の小径部16aが摺動自在に嵌挿されていて、中子1
6の大径部16bは金型1,2の主型17に摺動自在に
嵌挿されている。中子16の中空内部には、摺動自在の
スクイズピン18が嵌挿され、その上端はカップリング
19によって、中子16の中空内上部に固定されたスク
イズシリンダ20に連結されている。これらは、スクイ
ズ部材加圧手段を構成する。そして、スクイズピン18
は、その下端が、中子16の小径部16a及びキャビテ
ィ3の端面と同一面上に位置する非加圧位置と、キャビ
ティ3内に進出して溶湯を加圧する加圧位置(図2参
照)との間で進退し得るようになっている。
6の小径部16aが摺動自在に嵌挿されていて、中子1
6の大径部16bは金型1,2の主型17に摺動自在に
嵌挿されている。中子16の中空内部には、摺動自在の
スクイズピン18が嵌挿され、その上端はカップリング
19によって、中子16の中空内上部に固定されたスク
イズシリンダ20に連結されている。これらは、スクイ
ズ部材加圧手段を構成する。そして、スクイズピン18
は、その下端が、中子16の小径部16a及びキャビテ
ィ3の端面と同一面上に位置する非加圧位置と、キャビ
ティ3内に進出して溶湯を加圧する加圧位置(図2参
照)との間で進退し得るようになっている。
【0017】又、主型17の上端に固定された支持棒2
2上には支持板23が取り付けられ、支持板23上にコ
アプラーシリンダ24が保持されている。このコアプラ
ーシリンダ24の下端から支持板23を貫通して垂下す
るシリンダ軸24aは、中子16上端の軸部16cとカ
ップリング25によって連結されている。これらは、移
動手段を構成する。そして、コアプラーシリンダ24の
作動によって、中子16はスクイズピン18(スクイズ
部材加圧手段)と一体に作動し、中子16の下端面はキ
ャビティ3の端面上の進出位置と、開口部15のキャビ
ティ3との連結部付近に形成され得るバリから上方に離
間した戻り位置との間で進退し得るようになっている。
そのため、スクイズピン18は、スクイズ加圧手段によ
る加圧位置と非加圧位置間と、移動手段による進出位置
(非加圧位置に等しい)と戻り位置との間で、二段モー
ションさせられることになる。
2上には支持板23が取り付けられ、支持板23上にコ
アプラーシリンダ24が保持されている。このコアプラ
ーシリンダ24の下端から支持板23を貫通して垂下す
るシリンダ軸24aは、中子16上端の軸部16cとカ
ップリング25によって連結されている。これらは、移
動手段を構成する。そして、コアプラーシリンダ24の
作動によって、中子16はスクイズピン18(スクイズ
部材加圧手段)と一体に作動し、中子16の下端面はキ
ャビティ3の端面上の進出位置と、開口部15のキャビ
ティ3との連結部付近に形成され得るバリから上方に離
間した戻り位置との間で進退し得るようになっている。
そのため、スクイズピン18は、スクイズ加圧手段によ
る加圧位置と非加圧位置間と、移動手段による進出位置
(非加圧位置に等しい)と戻り位置との間で、二段モー
ションさせられることになる。
【0018】本実施例は上述のように構成されており、
次にその局部加圧方法を説明する。まず、図1に示すよ
うに金型1,2が型締め状態にあり、中子16及びスク
イズピン18の下端が例えばキャビティ3の端面上に位
置する状態で、キャビティ3内にアルミニウム合金等の
溶湯が充填される。そして、充填完了後、溶湯が凝固直
前状態になると、スクイズシリンダ20が作動して、ス
クイズピン18がキャビティ3内に進入して溶湯を加圧
する。これによって、高圧が溶湯内に伝搬され、内部に
形成された引け巣が潰される。この時、押圧された溶湯
の一部はスクイズピン18と中子16との隙間に進入し
て、バリbが形成されることになる。
次にその局部加圧方法を説明する。まず、図1に示すよ
うに金型1,2が型締め状態にあり、中子16及びスク
イズピン18の下端が例えばキャビティ3の端面上に位
置する状態で、キャビティ3内にアルミニウム合金等の
溶湯が充填される。そして、充填完了後、溶湯が凝固直
前状態になると、スクイズシリンダ20が作動して、ス
クイズピン18がキャビティ3内に進入して溶湯を加圧
する。これによって、高圧が溶湯内に伝搬され、内部に
形成された引け巣が潰される。この時、押圧された溶湯
の一部はスクイズピン18と中子16との隙間に進入し
て、バリbが形成されることになる。
【0019】次に、溶湯が十分に凝固された後、スクイ
ズシリンダ20の作動によってスクイズピン18はキャ
ビティ3の端面上である非加圧位置まで戻され(図3参
照)、スクイズ加圧が取り除かれる。そして、コアプラ
ーシリンダ24が作動すると、中子16がキャビティ3
から離れる方向に後退させられ、スクイズピン18を含
むスクイズ部材加圧手段もこれと一体に後退させられる
(図4参照)。尚、スクイズピン18が加圧位置に突出
した状態で中子16をスクイズピン18と共に後退作動
させ(非加圧位置)、その後にスクイズピン18を後退
させてもよい。これによって、スクイズピン18及び中
子16がバリbから上方に離間した位置に保持され、そ
の後、可動型2が開いて押出しさせられる。この時、バ
リbはスクイズピン18等と干渉しない。そして、バリ
bは後工程で除かれる。
ズシリンダ20の作動によってスクイズピン18はキャ
ビティ3の端面上である非加圧位置まで戻され(図3参
照)、スクイズ加圧が取り除かれる。そして、コアプラ
ーシリンダ24が作動すると、中子16がキャビティ3
から離れる方向に後退させられ、スクイズピン18を含
むスクイズ部材加圧手段もこれと一体に後退させられる
(図4参照)。尚、スクイズピン18が加圧位置に突出
した状態で中子16をスクイズピン18と共に後退作動
させ(非加圧位置)、その後にスクイズピン18を後退
させてもよい。これによって、スクイズピン18及び中
子16がバリbから上方に離間した位置に保持され、そ
の後、可動型2が開いて押出しさせられる。この時、バ
リbはスクイズピン18等と干渉しない。そして、バリ
bは後工程で除かれる。
【0020】次に、本実施例による局部加圧機構を用い
たダイカストによる引け巣とバリによる干渉とを、従来
のダイカストと比較試験した。試験に用いるダイカスト
は、本発明による二段モーションの局部加圧機構を有す
るダイカストと、局部加圧機構のない通常のダイカスト
と、従来技術で説明した一段モーションの従来の局部加
圧機構を有するダイカストとを用いた。試験条件は次の
通りである。 1.鋳造機: 135T(型締め圧力) 2.金型: 自動車部品 2個取り 3.試験: (1) 300ショット鋳造(鋳造の都度、バリ干渉の
発生を確認する)。 (2) 部品は200個加工(リーク試験を、空気圧=
3kg/cm2、加圧保持時間=15secの条件下で
行なう。その際、部品が水没して泡がでれば不良品とす
る)。 (3) 30個切断(引け巣の発生の有無を目視で確認
する)。 尚、リーク試験とは、ダイカスト品が後工程で油導管等
を穿設加工された際に、引け巣との間で短絡され、リー
クされているかどうかを検査する試験である。
たダイカストによる引け巣とバリによる干渉とを、従来
のダイカストと比較試験した。試験に用いるダイカスト
は、本発明による二段モーションの局部加圧機構を有す
るダイカストと、局部加圧機構のない通常のダイカスト
と、従来技術で説明した一段モーションの従来の局部加
圧機構を有するダイカストとを用いた。試験条件は次の
通りである。 1.鋳造機: 135T(型締め圧力) 2.金型: 自動車部品 2個取り 3.試験: (1) 300ショット鋳造(鋳造の都度、バリ干渉の
発生を確認する)。 (2) 部品は200個加工(リーク試験を、空気圧=
3kg/cm2、加圧保持時間=15secの条件下で
行なう。その際、部品が水没して泡がでれば不良品とす
る)。 (3) 30個切断(引け巣の発生の有無を目視で確認
する)。 尚、リーク試験とは、ダイカスト品が後工程で油導管等
を穿設加工された際に、引け巣との間で短絡され、リー
クされているかどうかを検査する試験である。
【0021】試験結果は次の通りである。 表 1 通常ダイカスト 通常ダイカスト+ 通常ダイカスト+ 従来の局部加圧機構 本発明による局部 加圧機構 引け巣 大 小 なし (mm) 2 * 10 mm 0*0, 1*3, 2*10 mm スクイズ部 バリ干渉 − あり なし リーク試験 不良率(%) 60 20 0 バリ干渉による減殺 備考 効果あり
【0022】上述の試験結果により、通常のダイカスト
のみの場合は、バリは発生しないが、引け巣が最も大き
く、リーク試験の不良率も高かった。一段モーションの
局部加圧機構を備えたダイカストでは、スクイズピンと
バリbとの干渉が発生したが、本発明のダイカストでは
生じなかった。又、リーク試験による不良率は、一段モ
ーションの場合は20%となっているが、これはバリ干
渉のためにバリbの破片がスクイズピンと開口部内壁と
の間に残存するために、次の加圧時にスクイズピンの作
動圧力が減殺され、引け巣の除去が十分にできないため
である。そのため、2*10mmという大きな引け巣が発生し
ている。その点、本発明の場合、十分な圧力で加圧でき
るので、不良率0%を達成でき、引け巣の発生も確認さ
れなかった。よって、他の二つの従来例と比較して、引
け巣の除去に極めて有効であることが確認できた。
のみの場合は、バリは発生しないが、引け巣が最も大き
く、リーク試験の不良率も高かった。一段モーションの
局部加圧機構を備えたダイカストでは、スクイズピンと
バリbとの干渉が発生したが、本発明のダイカストでは
生じなかった。又、リーク試験による不良率は、一段モ
ーションの場合は20%となっているが、これはバリ干
渉のためにバリbの破片がスクイズピンと開口部内壁と
の間に残存するために、次の加圧時にスクイズピンの作
動圧力が減殺され、引け巣の除去が十分にできないため
である。そのため、2*10mmという大きな引け巣が発生し
ている。その点、本発明の場合、十分な圧力で加圧でき
るので、不良率0%を達成でき、引け巣の発生も確認さ
れなかった。よって、他の二つの従来例と比較して、引
け巣の除去に極めて有効であることが確認できた。
【0023】上述のように、本実施例によれば、スクイ
ズピン18の作動方向が可動型2の押出し方向と異なっ
ていても、スクイズピン18の溶湯加圧の際に形成され
るバリbが、押出しの際にスクイズピン18等と干渉す
ることがない。そのため、バリの破片によってスクイズ
ピン18の加圧動作が減殺されることがなく、高い加圧
圧力を溶湯に印加でき、引け巣を確実に除去できる。
ズピン18の作動方向が可動型2の押出し方向と異なっ
ていても、スクイズピン18の溶湯加圧の際に形成され
るバリbが、押出しの際にスクイズピン18等と干渉す
ることがない。そのため、バリの破片によってスクイズ
ピン18の加圧動作が減殺されることがなく、高い加圧
圧力を溶湯に印加でき、引け巣を確実に除去できる。
【0024】尚、上述の実施例では、スクイズピン18
の作動方向を可動型2の押出し方向と略直交する方向に
設定したが、本発明はこのような構成に限定されること
なく、押出し方向に対して適宜の角度傾斜した方向にス
クイズピン18が作動するように構成されていてもよ
い。又、スクイズピン18によるキャビティ3内の溶湯
加圧は、実施例では1箇所としたが、複数箇所加圧して
もよいことはいうまでもない。
の作動方向を可動型2の押出し方向と略直交する方向に
設定したが、本発明はこのような構成に限定されること
なく、押出し方向に対して適宜の角度傾斜した方向にス
クイズピン18が作動するように構成されていてもよ
い。又、スクイズピン18によるキャビティ3内の溶湯
加圧は、実施例では1箇所としたが、複数箇所加圧して
もよいことはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るアルミニウ
ムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法は、スク
イズ部材を加圧位置と非加圧位置とスクイズ部材がキャ
ビティから離間した位置との間で進退させるようにした
から、スクイズ部材の作動方向が製品の押出し方向と異
なっていても、スクイズ部材周りに形成されるバリが、
押出しの際にスクイズ部材等と干渉することがない。そ
のため、バリの破片によってスクイズ部材の加圧動作が
減殺されることがなく、高い加圧圧力を溶湯に印加で
き、引け巣を確実に除去できる。
ムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法は、スク
イズ部材を加圧位置と非加圧位置とスクイズ部材がキャ
ビティから離間した位置との間で進退させるようにした
から、スクイズ部材の作動方向が製品の押出し方向と異
なっていても、スクイズ部材周りに形成されるバリが、
押出しの際にスクイズ部材等と干渉することがない。そ
のため、バリの破片によってスクイズ部材の加圧動作が
減殺されることがなく、高い加圧圧力を溶湯に印加で
き、引け巣を確実に除去できる。
【図1】溶湯充填時におけるアルミニウムダイカストの
局部加圧機構の要部断面図である。
局部加圧機構の要部断面図である。
【図2】スクイズピンの加圧位置における図1と同様な
図である。
図である。
【図3】スクイズピンの非加圧位置における図1と同様
な図である。
な図である。
【図4】中子の戻り位置における図1と同様な図であ
る。
る。
【図5】スクイズ併用ダイカスト法の従来の金型構造を
示す図である。
示す図である。
【図6】図5のスクイズピンと可動型との部分拡大図で
ある。
ある。
【図7】押出し方向とスクイズピンの方向が略直交する
構造の図5と同様な図である。
構造の図5と同様な図である。
【図8】スクイズピンのストロークが長い場合の図7と
同様な図である。
同様な図である。
1 固定型 2 可動型 3 キャビティ 16 中子 18 スクイズピン 20 スクイズシリンダ 24 コアプラーシリンダ
フロントページの続き (72)発明者 清水 輝夫 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアル株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】キャビティ内にスクイズ部材が進退して、
キャビティ内のダイカスト品溶湯の肉厚部を加圧するス
クイズ部材加圧手段が備えられ、しかも前記スクイズ部
材が製品の押出し方向と異なる方向に作動するように構
成されているアルミニウムダイカストの局部加圧機構に
おいて、 前記スクイズ部材加圧手段を、スクイズ部材の非加圧位
置とスクイズ部材がキャビティから離間した位置との間
で、進退させる移動手段が設けられたことを特徴とする
局部加圧機構。 - 【請求項2】前記移動手段による、スクイズ部材がキャ
ビティから離間した位置は、加圧時にスクイズ部材周り
に発生するバリに、スクイズ部材が押出し時に干渉しな
い位置であることを特徴とする請求項1に記載のアルミ
ニウムダイカストの局部加圧機構。 - 【請求項3】前記移動手段は、スクイズ部材加圧手段を
保持する中子が、シリンダによって、スクイズ部材の進
退方向に作動させられるように構成されていることを特
徴とする請求項1または2に記載のアルミニウムダイカ
ストの局部加圧機構。 - 【請求項4】キャビティ内の溶湯が凝固する直前に、製
品の押出し方向と異なる方向に進退するスクイズ部材に
よって、凝固の遅れるダイカスト品の肉厚部が加圧され
るようにした、アルミニウムダイカストの局部加圧方法
において、 前記加圧が終了して非加圧位置にスクイズ部材が戻され
た後、スクイズ部材を該非加圧位置から、キャビティか
ら離間する位置まで移動させるようにしたことを特徴と
する局部加圧方法。 - 【請求項5】前記キャビティから離間する位置は、加圧
時にスクイズ部材周りに発生するバリに、押出し時にス
クイズ部材が干渉しない位置であることを特徴とする請
求項3に記載のアルミニウムダイカストの局部加圧方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11624593A JPH06328217A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | アルミニウムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11624593A JPH06328217A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | アルミニウムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328217A true JPH06328217A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14682378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11624593A Pending JPH06328217A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | アルミニウムダイカストの局部加圧機構及び局部加圧方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328217A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108405824A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-08-17 | 广东鸿图科技股份有限公司 | 一种压铸模具挤压销特殊结构 |
CN112808967A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-05-18 | 广东鸿特精密技术(台山)有限公司 | 一种挤压销机构 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11624593A patent/JPH06328217A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108405824A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-08-17 | 广东鸿图科技股份有限公司 | 一种压铸模具挤压销特殊结构 |
CN108405824B (zh) * | 2018-04-20 | 2023-09-26 | 广东鸿图科技股份有限公司 | 一种压铸模具挤压销特殊结构 |
CN112808967A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-05-18 | 广东鸿特精密技术(台山)有限公司 | 一种挤压销机构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020423 |