JPH06328183A - エアコン用アルミスクロールの生産方法 - Google Patents

エアコン用アルミスクロールの生産方法

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JPH06328183A
JPH06328183A JP5142790A JP14279093A JPH06328183A JP H06328183 A JPH06328183 A JP H06328183A JP 5142790 A JP5142790 A JP 5142790A JP 14279093 A JP14279093 A JP 14279093A JP H06328183 A JPH06328183 A JP H06328183A
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K3/00Making engine or like machine parts not covered by sub-groups of B21K1/00; Making propellers or the like

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス加工のみによって旋回スクロール及び
固定スクロールを製造し、それによって、加工時間を大
幅に短縮することができ、安価に製作することができる
エアコン用アルミスクロールの生産方法を提供する。 【構成】 第1工程によって摂氏400〜450度の熱
間でアルミ棒材からスクロール素材1の羽根部9がスク
ロール形状に熱間プレス加工され、また、同時に外周円
筒状の本体部13及び位置決め挿通孔8を設けた複数個
のフランジ5、さらに羽根部9の裏側に取付け凸部11
が熱間プレス加工される。そして、第2工程によって冷
間でスクロール素材1の位置決め挿通孔8に、雌ダイス
2の位置決めピン7を挿通した状態で前記スクロール素
材1がパンチ3により加圧されて精度の高いサイジンン
グ加工が施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミ(アルミ合金を
含む)丸棒材を切断して所定体積のスクロール素材を製
作し、熱間プレス加工後、冷間プレス加工によりサイジ
ング加工を行い、長さ方向及び外周鍔部のみ切削加工部
を残す以外は、全てプレス加工によりエアコン用アルミ
スクロールを生産する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、業務用エアコン、家庭用エアコ
ン、及び自動車用エアコンなどにおける冷却装置用のコ
ンプレッサの種類としては、レシプロタイプ、ロータリ
ータイプ、スクリュータイプ、及びスクロールタイプな
ど色々な種類が使用されている。その中でもスクロール
タイプのコンプレッサは消費電力が少なく、また弁がな
いため騒音や振動のレベルも最も低いという優れた特性
がある。しかし、加工上の難度では最も困難なために未
だ少数派に属している。ここで提供するプレス加工によ
る生産方法が行われる場合は、コストメリットが発生し
大量に採用されることと確信される。さらに、将来のフ
ロンガスの全廃に伴うフロンガスに代わる代用ガスの使
用においても、前記スクロールタイプのコンプレッサは
最も適応が可能であると言われている。前記スクロール
タイプのコンプレッサは、メイン部品をなす渦巻き状の
羽根部を持つ旋回スクロールと、それに対応する同様な
渦巻き状の羽根部を持つ固定スクロールの組み合わせに
よって作られる圧縮室の容積が、旋回スクロールの旋回
によって変化することにより、冷媒の吸入、圧縮、及び
吐出を連続的に行うものであり、冷媒を吸入する弁がな
く、なめらかに回転するため、運転時の振動もほとんど
なく、運転音も小さい。
【0003】前記旋回スクロールと固定スクロールの渦
巻き状の羽根部は、互いに摺動し合って圧縮作用を行う
ため精密な加工及び仕上げが必要となる。前記旋回スク
ロール及び固定スクロールの加工方法としては、溶湯鍛
造加工法、鋳造法、高圧ダイカスト法、冷間鍛造加工法
などによって余分な取り代をつけておいて、その後精密
な切削加工及び研磨加工を行うことによって精度を高め
て行く方法が取られている。その切削加工及び研磨加工
では前記加工方法によって成型されたスクロール素材を
固定して、高速回転させたエンドミルや砥石によって超
精密に切削及び研磨加工を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記切
削加工及び研磨加工によると3〜5の工程を掛けて仕上
げて行くために、1個のスクロールの加工に10〜25
分が必要となり極めて加工工数が大きいという解決すべ
き課題がある。本発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、前記旋回スクロール及び固定スクロー
ルをプレス加工によって製作することにより、1分当た
り10〜20個の生産が可能となり、50〜100倍の
段違いな加工スピードを得ることができるエアコン用ア
ルミスクロールの生産方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための具体的手段として、主に図1に示すよう
に、アルミ丸棒材を切断して所定の体積を持つスクロー
ル素材1を製作し、前記スクロール素材1をそのスクロ
ール素材1に熱間でスクロールをプレス加工するのに最
も適している加熱温度に加熱し、前記加熱後のスクロー
ル素材1をパンチ3により加圧することにより、スクロ
ール状の羽根穴部10を有すると共にその羽根穴部10
に入口面取部15を持ちかつその入口面取部15に続い
てストレート部16、逆テーパ部17及び逃がし部18
を持つ雌ダイス2に通すことにより、前記スクロール素
材1を円筒状の本体部13の表側にスクロール状の羽根
部9を有すると共に、裏側に取付け凸部11を有し、本
体部外周に位置決め挿通孔8を穿設した複数個のフラン
ジ5を有する形状のスクロール素材1に熱間で加工し、
カウンタ4によりスクロール素材1を雌ダイス2から押
し上げる第1工程と、前記第1工程が終了したスクロー
ル素材1を冷間でサイジング加工を施すべく、中心を基
準に一定の間隔に位置決めピン7が立っている雌ダイス
2上に前記フランジ5の位置決め挿通孔8を嵌め合わせ
てセットし、その雌ダイス2には超高精度な仕上がりを
有すると共に第1工程で加熱したスクロール素材1の冷
えによる収縮代を見込んでさらに成形代を見込んで製作
したスクロール状の羽根穴部10を有し、その羽根穴部
10に入口面取部15を持ちかつその入口面取部15に
続いてストレート部16、逆テーパ部17及び逃がし部
18を持つ雌ダイス2に前記第1工程が終了したスクロ
ール素材1をパンチ3で加圧し、カウンタ4によって押
し上げる第2工程とを行うことを特徴とするエアコン用
アルミスクロールの生産方法が提供される。
【0006】
【作用】上記構成のエアコン用アルミスクロールの生産
方法によれば、第1工程によって加熱したスクロール素
材1をパンチ3で雌ダイス2に加圧しカウンタ4で雌ダ
イス2から押し出すことにより熱間でスクロール素材1
の羽根部9が、羽根穴部10における入口面取部15、
ストレート部16、逆テーパ部17、及び逃がし部18
の作用によってスクロール形状に加工され、また、同時
に外周円筒状の本体部13及び位置決め挿通孔8を設け
た複数個のフランジ5、さらに羽根部9の裏側に取付け
凸部11がプレス1ストローク加工で加工される。そし
て、第2工程によって冷間でスクロール素材1の位置決
め挿通孔8に、雌ダイス2の位置決めピン7を挿通した
状態で前記スクロール素材1が加圧されかつ押し出され
ることにより、熱間プレス時に加工したスクロール1は
冷えると収縮するため収縮代を見込んで、さらに成形代
を見込んで製作した雌ダイス2の羽根穴部10における
入口面取部15、ストレート部16、逆テーパ部17、
及び逃がし部18によって、プレス1ストローク加工で
精度の高いサイジンング加工が施される。
【0007】
【実施例】本発明のエアコン用アルミスクロールの生産
方法の一実施例を添付図面を参照して説明する。スクロ
ール素材1は耐摩耗性の高いアルミ丸棒材を使用し、任
意の方法にて加工後の体積に近い体積(試作によって決
定)になるような長さに切断される。また、必要に応じ
て焼なましやボンデ処理などの処理を施して、材質の均
一化や耐食性の強化を図る。図1はエアコン用アルミス
クロールの生産方法に使用される金型を表す断面図であ
る。前記金型は第1工程用及び第2工程用が設けられ、
外観類似であり後述するように細部の寸法が異なる。旋
回スクロールと固定スクロールでは羽根部9が互いにコ
ンプレッサとして作用し合う関係になるように形状が異
なり、また本体側への取り付け方によって取付け凸部1
1の形状が違ってくるため、旋回スクロール用金型と固
定スクロール用金型は別個に必要となる。図1〜図3は
旋回スクロールを示しており、図5において1aは旋回
スクロールを示し、1bは固定スクロールを示す。図6
は固定スクロールの取付け凸部11bを示す。
【0008】下型である雌ダイス2は中央部にスクロー
ルの本体部13を加工すべく、円筒形状に設けられた本
体凹部14が形成される。そして、その下側にスクロー
ル状の羽根部9を加工すべくスクロール状の羽根穴部1
0が設けられる。前記羽根穴部10の断面形状は図4に
示すように、入口面取部15、ストレート部16、逆テ
ーパ部17、及び逃がし部18が設けられる。前記入口
面取部15は成形時に、スクロール素材1の肉の流れを
スムーズにするために設けられたもので、0.2〜2ミ
リ程度にR面取りまたはC面取りされる。ストレート部
16は必要とする寸法に近づけて設けられ、逆テーパ部
17は入口面取部15による抜きテーパをとるために設
けられ、逃がし部18はスクロール素材1の硬化を防ぐ
ために、また、抜き取り時に発生するスクロール素材1
の抜きばりを最小限に抑えるために設けられる。
【0009】また、複数個(スクロールの大きさによっ
て2〜6個程度)のフランジ5及び位置決め挿通孔8を
加工すべく、本体凹部14の外側に複数個のフランジ凹
部6及び位置決めピン7(第1工程では位置決め挿通孔
8の加工用であり、第2工程では位置決め用でありスプ
リングによって上下動可能に設けられる)が設けられ
る。第2工程のサイジング加工に用いる雌ダイス2の中
心部は、超高精度な仕上がりを持つ羽根穴部10と、中
心を基準に一定の間隔に複数の位置決めピン7が立って
いる。この位置決めピン7の上にスクロール素材1をセ
ットして、第2工程のサイジング加工を行う時の位置決
めが精度良くセット可能となる。この位置決めピン7は
サイジング加工時に上部より圧力を受けると雌ダイス2
の上面迄沈み込むように設定されている。
【0010】前記雌ダイス2は、第1工程であるスクロ
ール成形用と第2工程であるサイジング加工用の2種類
が用意される。第1工程であるスクロール成形用として
は、さほど精度は必要としないが、第2工程時に雌ダイ
ス2の割れやカケなどを防止して型持ちをよくするため
に、スクロール素材1が硬化しないことに重点をおいて
入口面取部15、ストレート部16、逆テーパ部17、
及び逃がし部18のサイズが設定される。第2工程であ
るサイジング加工用としては、最終加工であるためスク
ロール素材1の多少の硬化は問題とならないが、サイジ
ング加工後の精度に重点がおかれ、必要とする寸法に近
づけて設ける必要がある。このサイジング加工時の特長
は、熱間プレス加工時に加工したスクロール素材1は、
冷えると収縮するため収縮代を見込んで、さらに成形代
を見込んだ羽根穴部10を持つサイジング用雌ダイス2
を製作する。このサイジング加工は、第1工程の熱間プ
レス加工とほぼ同一金型であるが金型精度は著しく高め
ておく必要がある。
【0011】上型であるパンチ3は、取付け凸部11を
加工すべく取り付け凹部12が設けられる。前記取付け
凸部11は旋回スクロールをエアコン本体側に取り付け
る場合に用いられる。従って、エアコン本体側の取り付
け方に対応した形状及び寸法となるように設けられる。
固定スクロールをエアコン本体側に取り付けるための取
付け凸部11bは図6に示すように環状である。従っ
て、上型であるパンチ3は、取付け凸部11bを加工す
べく取付け凹部12が環状に設けられる。
【0012】カウンタ4は上向きにカウンタ羽根部19
が設けられる。前記カウンタ羽根部19は、前記雌ダイ
ス2の羽根穴部10に嵌合するスクロール形状に設けら
れ、スクロール素材1の熱間プレス加工時における雌ダ
イス2のスラスト力を吸収し、また熱間プレス加工後に
スクロール素材1を雌ダイス2から抜けやすくする為に
前記羽根部9のスクロール幅に対して0.02〜0.2
ミリ程度小さく設定する。
【0013】前記カウンタ4には図1に示すようなスプ
リング20などを用いて上方に常圧力をかける熱間プレ
ス加工方法と、常圧力をかけないでフリーにしておく熱
間プレス加工方法がある。前記常圧力をかける熱間プレ
ス加工方法では、加工時にスクロール素材1の羽根部9
の底に発生する皺を防止することができる。フリーにし
ておく熱間プレス加工方法においては、羽根部9の底に
若干の皺が発生するが、金型の寿命を延ばすことができ
る。また、皺が発生した場合は第2工程時のサイジング
加工において除去することも可能である。従って、スク
ロール素材1の大きさや材質によっていづれかの加工方
法を選定して用いる。第2加工のサイジング加工時にも
カウンタ4は、スプリング20などの常圧力体を必要と
する場合と必要としない場合があるが、前記同様スクロ
ール素材1の材質及び大きさ等により選定する。
【0014】次に、上記構成によるエアコン用アルミス
クロールの生産方法の第1工程である熱間プレス加工時
の作動について説明する。まず最初に、下型である雌ダ
イス2の羽根穴部10にカウンタ4のカウンタ羽根部1
9を嵌め込んでセットし、その上部にある本体凹部14
にスクロール素材1をセットする。この時のスクロール
素材1の温度はアルミ材の熱間プレス加工に最も適して
いる摂氏400〜450度の温度に加熱するため、電気
炉などの加熱手段を設ける。そして、カウンタ4及びス
クロール素材1がセットされた前記雌ダイス2を、使用
するプレス機の略中央に配置する。次に、パンチ3を前
記雌ダイス2の上から嵌め込み、パンチ3の上部に設け
られた図示略の受圧面に、プレス機の図示略のシリンダ
によって加圧することによりスクロールの熱間プレス加
工が行われる。前記第1工程によってスクロール素材1
は、図2及び図3に示すように円筒状の本体部13の表
側に羽根部9を有し、裏側に取付け凸部11を有し、本
体部13の周囲に位置決め挿通孔8を設けてなるフラン
ジ5が同時に加工される。
【0015】この第1工程の熱間プレス加工は、プレス
機の1ストローク加工で羽根部9の成形と、裏側の取付
け凸部11と、外周に用意するフランジ5の位置決め挿
通孔8の成形の3種類の成形を同時に行う加工方法であ
る。第1工程が終了したスクロール素材1の外周に設置
されている位置決め挿通孔8にちょうど良い位置に合わ
せて、雌ダイス2には位置決めピン7が立っている。こ
の位置決めピン7の上にスクロール素材1をセットし
て、第2工程のサイジング加工を行う時の位置決めが精
度良くセット可能になる。
【0016】次に、上記構成によるエアコン用アルミス
クロールの生産方法の第2工程であるサイジング加工に
ついて説明する。前記第1工程によって加工されたアル
ミスクロール素材1は熱間で加工されているので、常温
程度に下がるまで冷却期間を設けるか、空冷ファンなど
の冷却装置を用いる。そして、第2工程用のカウンタ4
が組み込まれた第2工程用の雌ダイス2の位置決めピン
7に、冷却後のスクロール素材1の位置決め挿通孔8を
嵌め込んでセットし、その上に、スクロール素材1の取
付け凸部11を嵌め込むように第2工程用のパンチ3を
セットする。次に、プレス機の図示略のシリンダによっ
て加圧されて、第1工程より精度の高いサイジング加工
が行われる。また、フランジ5の切断や取付け凸部11
の加工に切削加工を用いる。
【0017】前記第1工程及び第2工程の結合は、所定
の間隔を持つ位置に置かれた2台の汎用プレス機に、第
1工程用及び第2工程用の2種類の金型をそれぞれセッ
トし、前記2台のプレス機間のスクロール素材1の搬送
を、各種フィード装置による自動送り装置を取り付けた
り、作業者によって手送りすることによって連続的に行
われる。また、送り装置が組み込まれた1台のトランス
ファプレス装置に、前記第1工程用及び第2工程用の金
型を組み込んで自動プレスとすることも可能である。一
方、前記第1工程は熱間鍛造であり、第2工程は冷間鍛
造であるので温度の管理に注意が必要となる。
【0018】上記実施例によると、エアコン用スクロー
ルの金型を一般のプレス装置に組み込むことができるの
で、特別な装置を必要としない。また、雌ダイス2、パ
ンチ3、及びカウンタ4の交換によって簡単に、製造さ
れるエアコン用スクロールのサイズを変えることができ
る。また、プレス装置に組み込んで一体として、エアコ
ン用スクロールの専用加工装置とすることも可能であ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明のエアコン用スクロールの生産方
法は上記した構成を有し、旋回スクロール及び固定スク
ロールのプレス加工による製作を実現することによっ
て、また、位置決めの作用によって高精度なスクロール
とすることができるためスクロールの切削加工が不要と
なることによって、前記スクロールの加工時間を大幅に
短縮することができ、それによって安価に製造すること
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアコン用スクロールの生産方法を実
施するための金型構成を示す断面図である。
【図2】加工後のスクロール素材を示す側面図である。
【図3】加工後のスクロール素材を示す正面図である。
【図4】雌ダイスの羽根穴部の断面形状を表す断面図で
ある。
【図5】旋回スクロールと固定スクロールの咬み合い状
態を示す斜視図である。
【図6】固定スクロールの取付け部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1...スクロール素材、 2...雌ダイス、 3...パン
チ、 4...カウンタ、5...フランジ、 6...フラン
ジ凹部、 7...位置決めピン、 8...位置決め挿通
孔、 9...羽根部、 10...羽根穴部、 11...取
付け凸部、 12...取付け凹部、 13...本体部、
14...本体凹部、 15...入口面取部、16...スト
レート部、 17...逆テーパ部、 18...逃がし部、
19...カウンタ羽根部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ丸棒材を切断して所定の体積を持
    つスクロール素材を製作し、 前記スクロール素材をそのスクロール素材に熱間でスク
    ロールをプレス加工するのに最も適している加熱温度に
    加熱し、 前記加熱後のスクロール素材をパンチにより加圧するこ
    とにより、スクロール状の羽根穴部を有すると共にその
    羽根穴部に入口面取部を持ちかつその入口面取部に続い
    てストレート部、逆テーパ部及び逃がし部を持つ雌ダイ
    スに通すことにより、前記スクロール素材を円筒状の本
    体部の表側にスクロール状の羽根部を有すると共に、裏
    側に取付け凸部を有し、本体部外周に位置決め挿通孔を
    穿設した複数個のフランジを有する形状のスクロール素
    材に熱間で加工し、カウンタによりスクロール素材を雌
    ダイスから押し上げる第1工程と、 前記第1工程が終了したスクロール素材を冷間でサイジ
    ング加工を施すべく、中心を基準に一定の間隔に位置決
    めピンが立っている雌ダイス上に前記フランジの位置決
    め挿通孔を嵌め合わせてセットし、その雌ダイスには超
    高精度な仕上がりを有すると共に第1工程で加熱したス
    クロール素材の冷えによる収縮代を見込んでさらに成形
    代を見込んで製作したスクロール状の羽根穴部を有し、
    その羽根穴部に入口面取部を持ちかつその入口面取部に
    続いてストレート部、逆テーパ部及び逃がし部を持つ雌
    ダイスに前記第1工程が終了したスクロール素材をパン
    チで加圧し、カウンタによって押し上げる第2工程と、 を行うことを特徴とするエアコン用アルミスクロールの
    生産方法。
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