JPH06327996A - 物の粉砕方法 - Google Patents

物の粉砕方法

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JPH06327996A
JPH06327996A JP13994593A JP13994593A JPH06327996A JP H06327996 A JPH06327996 A JP H06327996A JP 13994593 A JP13994593 A JP 13994593A JP 13994593 A JP13994593 A JP 13994593A JP H06327996 A JPH06327996 A JP H06327996A
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JP
Japan
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pulverized
crushed
objects
pulverizing
liquid nitrogen
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Pending
Application number
JP13994593A
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English (en)
Inventor
Isao Hayashi
功生 林
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HAYASHI PROD CORP
Original Assignee
HAYASHI PROD CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 古タイヤ、プラスチック廃材、木材又は生ご
み等の種々の物を共通に粉砕できる物の粉砕方法を提供
すること。 【構成】 網状容器4に装入した粉砕対象物11をその
まま冷却槽1の液体窒素12中に浸漬して充分冷却し、
その後、その網状容器4を引き上げ、内部の粉砕対象物
11を圧縮装置2中に投入する。圧縮装置2では直ちに
シリンダ装置8を伸長動作させ、進出する可動板7と固
定板6との間で粉砕対象物11を強圧粉砕する。冷却さ
れて脆くなっている粉砕対象物11は容易に粉砕され
る。引き続いて受台5上の粉砕物をコンベア装置3上に
掻き出し、所望のエリアに移送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、古タイヤ、プラスチッ
ク廃材、木材、生ゴミその他の物を粉砕する物の粉砕方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、古タイヤ、プラスチック廃材、木
材、生ゴミ等に共通に用いることのできる粉砕方法は存
在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして本発明では、
古タイヤ、プラスチック廃材、木材又は生ゴミ等の種々
の物を共通に粉砕することが可能な物の粉砕方法を提供
することを解決の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成の要旨とす
るところは、物を極低温で冷却し、該物を、冷却状態で
衝撃を加えることにより粉砕する物の粉砕方法であり、
これによって前記課題を解決することができる。
【0005】前記物としては、古タイヤ、プラスチック
廃材、木材、生ゴミ、その他であり、金属又は陶磁器類
を除く殆どの物を対象とすることができる。また前記極
低温での冷却は、粉砕対象の物を収納して冷却できる冷
凍設備等を用いることも可能であるが、種々の冷媒を利
用するのが適当である。なかでも液体窒素を用いるのが
適当である。液体窒素を用いる場合には、これを入れた
タンク中に粉砕対象の物を浸漬して、内部まで必要な温
度に冷却する。冷却時間、即ち、この場合は、浸漬時間
は、粉砕対象の物の体積、熱容量その他を考慮して定め
る。
【0006】前記衝撃は、さまざまな形態で与えること
が可能である。叩く、高所から落下させる、振動を与え
る、又は一定サイズのそれらを容器の中で攪拌して相互
を衝突させるような方法も可能である。いずれにしても
粉砕対象の物の性質等を考慮して決定するのが適当であ
る。
【0007】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、まず粉
砕対象の物を極低温で冷却する。 前記したように、例
えば、液体窒素を適当な容器に収容して置き、その中に
前記粉砕対象の物を浸漬する。浸漬時間は、粉砕対象の
物が充分に冷却するのに必要な時間である。生ゴミのよ
うな物であれば、概ね瞬間的な冷却で充分である。古タ
イヤ等の場合は、適当なサイズ、例えば、15cm程度の
長さにカットして投入するのが適当であるが、このよう
な場合には3分〜5分程度の浸漬が適当である。
【0008】次に冷却した物に衝撃を加える。前記のよ
うに、液体窒素に浸漬して粉砕対象の物を冷却した場合
には、それらを取り出して衝撃を与えても、液体窒素中
で衝撃を与えても良い。取り出して衝撃を与える場合に
は、温度が上昇しないように、できるだけ速やかに行う
べきことは云うまでもない。
【0009】衝撃は、前記したように、種々の態様で与
えることができる。例えば、生ゴミのような物の場合に
は、ある程度の高さから固い容器中に落下させて生じる
衝撃でも粉砕される。プラスチック廃材等も固いベース
板上に載せ、上方から上板で急圧縮するやり方で衝撃を
加えても粉砕できる。また古タイヤのような物について
は、例えば、前記したように、15cm程度にカットして
ある場合には、液体窒素中で攪拌手段で強力に攪拌し、
相互の強い衝突を生じさせることで粉砕することも可能
である。
【0010】各種の物はそれらを極低温で冷却すること
により、脆くなり衝撃により容易に粉砕されるようにな
る。しかして、既述のように、種々の手段により対象の
物を極低温に冷却し、衝撃を加えることにより、容易に
その物を粉砕することができる。物により、一度で微細
な粉砕が困難で、それが必要な場合は、この方法を二回
以上繰り返すことで、それが得られる。もっとも大抵の
場合は、衝撃を与える方法を工夫することで一度で必要
な粒度が得られるであろう。
【0011】粒度を揃える必要があれば、一般の技法に
より篩いにかけて調整することができることは云うまで
もない。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明
する。まずこの方法を実施するための装置の概要を説明
する。勿論この装置は一例に過ぎない。図1及び図2に
示したように、この装置は、液体窒素を収容する冷却槽
1と、その側方に位置する圧縮装置2と、上記圧縮装置
2で強圧粉砕した粉砕物を所定の保管又は処理領域に移
送するコンベア装置3とで構成したものである。
【0013】前記冷却槽1には、粉砕対象物11をその
中に浸漬する際に使用する網状容器4を付設する。上記
網状容器4は、その中に生ゴミ、古タイヤ片又はプラス
チック廃材等の粉砕対象物11を装入して吊下手段で吊
り下げ、そのまま冷却槽1中の液体窒素中に浸漬し、所
定時間の経過後に引き上げ、隣接した圧縮装置2まで移
送して、前記古タイヤ片等の被冷却粉砕対象物11を投
入するように構成したものである。
【0014】また前記圧縮装置2は受台5上の一端に固
定板6を立設固定し、他端側に上記固定板6に対面状態
に可動板7を配し、この可動板7の背後にこれを前記固
定板6に向かって進退させ、間に投入した粉砕対象物1
1を強圧粉砕すべく動作させるシリンダ装置8を結合し
たものである。この圧縮装置2は、また、その受台5の
両側に側壁9、10を有し、冷却槽1と反対側の側壁1
0は、必要に応じて外方に倒すことのできる可動側壁と
してある。
【0015】前記コンベア装置3は、圧縮装置2で強圧
粉砕された粉砕物を、そのキャリア側に掻き落して所定
の保管領域又は粒度調整その他の処理領域に移送する装
置であって、一般的な構成のコンベア装置である。
【0016】しかして本発明は、この装置を用いた場合
には、次のように実施することができる。粉砕対象物1
1をまず前記網状容器4に装入する。粉砕対象物11
は、古タイヤ等の場合には、それを予め15cm程度の長
さににカットした古タイヤ片にして置くべきである。生
ゴミ等の都市ゴミ類の場合には概ねそのままでも不都合
はない。またプラスチック廃材等の場合にもそれが極端
に大きなものでなければそのままで不都合はない。
【0017】このようにして前記網状容器4に粉砕対象
物11を装入し、その後、上記網状容器4ごと前記冷却
槽1に装入する。なお該冷却槽1には液体窒素を予め充
填して置くか又はその後すぐに充填する。粉砕対象物1
1を装入した網状容器4は粉砕対象物11の種類に応じ
て1〜10分位液体窒素 12中で浸漬状態を継続す
る。粉砕対象物11が生ゴミ等の場合は1分程度の浸漬
で充分であり、古タイヤ片等の場合は3〜7分程度とす
るのが適当である。
【0018】なお充分冷却することが必要なので、場合
により、液体窒素12の状態を見て冷却状態を判定する
ことも可能である。即ち、液体窒素12が粉砕対象物1
1から熱を吸収して激しく沸騰している場合にはまだ充
分に冷却しておらず、沸騰状態がいくぶん穏やかになれ
ば冷却が進んだと判定することができる。
【0019】こうして粉砕対象物11が充分冷却した
後、前記網状容器4を引き上げ、その内部の粉砕対象物
11を前記圧縮装置2の受台5上に速やかに投入する。
なおこの投入に先だって、前記圧縮装置2のシリンダ装
置8を短縮させ、図1に示したように、前記可動板7を
後退状態にしておく必要があることは言うまでもない。
【0020】粉砕対象物11の受台5上への投入後は直
ちに前記シリンダ装置8を伸長動作させ、可動板7を進
出させて固定板6との間で一瞬の内に前記粉砕対象物1
1を強圧し、これを粉砕する。粉砕対象物11は、前記
冷却槽1に於いて液体窒素12によりその温度に近くま
で冷却され、極めて脆くなっているので、前記強圧によ
って容易に粉砕され、、粉体、粒体、又は小片に砕かれ
る。
【0021】粉砕後前記シリンダ装置8を短縮動作さ
せ、前記可動板7を後退させた後、受台5の前記側壁1
0を、図2に二点鎖線で示したように、外方に倒し、受
台5上に載っている粉体、粒体又は小片等の粉砕物を前
記コンベア装置3上に掻き出し、このコンベア装置3に
より所定の領域に移送する。
【0022】前記所定の領域では、粉砕物の種類、例え
ば、それが都市ゴミの粉砕物である場合などには種々の
一般の手段を用いて分別し、あるいは粒度を揃える必要
がある場合には一般の技法により篩いにかけて調整する
こととなる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、粉砕対象物を極低温に
冷却して脆くし、その後で衝撃を加えることとしたの
で、非常に容易に比較的小さな力で粉砕することができ
る。粉砕の際にガスが発生する等の問題が生じない。都
市ゴミ等の廃棄物については、焼却処理をしていたが、
この方法を用いて粉砕すれば、その見掛け上の体積を非
常に小さくし、例えば、生ゴミ等は容易にコンポスト化
することができる。また処理の過程で、焼却の場合のよ
うに悪臭が発生する等の問題もない。
【0024】プラスチック廃材や古タイヤなどは再利用
が容易になる。特に古タイヤは低廉な費用でチップ化が
容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる装置の平面説明図。
【図2】本発明の一実施例に用いる装置の正面説明図。
【符号の説明】
1 冷却槽 2 圧縮装置 3 コンベア装置 4 網状容器 5 受台 6 固定板 7 可動板 8 シリンダ装置 9 側壁 10 側壁 11 粉砕対象物 12 液体窒素

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物を極低温で冷却し、該物を、冷却状態
    で衝撃を加えることにより粉砕する物の粉砕方法。
  2. 【請求項2】 物の極低温での冷却を、該物を液体窒素
    に浸漬することによって行う請求項1の物の粉砕方法。
  3. 【請求項3】 前記衝撃を、容器中に物を入れて攪拌
    し、物相互の衝突を生じさせて与えることとする請求項
    1又は2の物の粉砕方法。
JP13994593A 1993-05-19 1993-05-19 物の粉砕方法 Pending JPH06327996A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099179A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Daitetsu Kenki Kk ゴムクローラの廃棄処理方法及び廃棄装置
CN102947002A (zh) * 2010-03-24 2013-02-27 再生Pet有限公司 切碎机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099179A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Daitetsu Kenki Kk ゴムクローラの廃棄処理方法及び廃棄装置
JP4616143B2 (ja) * 2005-10-07 2011-01-19 大鉄建機株式会社 ゴムクローラの廃棄処理装置
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