JPH0632747A - 水素化方法 - Google Patents
水素化方法Info
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- JPH0632747A JPH0632747A JP4188042A JP18804292A JPH0632747A JP H0632747 A JPH0632747 A JP H0632747A JP 4188042 A JP4188042 A JP 4188042A JP 18804292 A JP18804292 A JP 18804292A JP H0632747 A JPH0632747 A JP H0632747A
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- sec
- butylbenzene
- acetophenone
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- phenol
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C1/00—Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon
- C07C1/20—Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from organic compounds containing only oxygen atoms as heteroatoms
- C07C1/22—Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from organic compounds containing only oxygen atoms as heteroatoms by reduction
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C5/00—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms
- C07C5/02—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by hydrogenation
- C07C5/03—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by hydrogenation of non-aromatic carbon-to-carbon double bonds
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 sec−ブチルベンゼンを酸化して得られる
sec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドを酸分
解してフェノールとメチルエチルケトンを得るプロセス
において副生するアセトフェノン及びスチレン類を含有
する混合液を、銅及びクロムを含有する触媒の存在下に
水素化して、アセトフェノン及びスチレン類をそれぞれ
エチルベンゼン及びsec−ブチルベンゼンに変換す
る。 【効果】 アセトフェノン及びスチレン類の転化率が高
く、かつ目的のエチルベンゼン及びsec−ブチルベン
ゼンへの選択率が高く、しかも共存する有用成分である
フェノール及びメチルエチルケトンの損失が少ない。
sec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドを酸分
解してフェノールとメチルエチルケトンを得るプロセス
において副生するアセトフェノン及びスチレン類を含有
する混合液を、銅及びクロムを含有する触媒の存在下に
水素化して、アセトフェノン及びスチレン類をそれぞれ
エチルベンゼン及びsec−ブチルベンゼンに変換す
る。 【効果】 アセトフェノン及びスチレン類の転化率が高
く、かつ目的のエチルベンゼン及びsec−ブチルベン
ゼンへの選択率が高く、しかも共存する有用成分である
フェノール及びメチルエチルケトンの損失が少ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、sec−ブチルベンゼ
ンを酸化して得られるsec−ブチルベンゼンハイドロ
パーオキサイドを酸分解してフェノールとメチルエチル
ケトンを得るプロセスにおいて副生するアセトフェノン
及びスチレン類を含有する混合液を水素化することによ
り、アセトフェノン及びスチレン類をそれぞれエチルベ
ンゼン及びsec−ブチルベンゼに変換する水素化方法
に関するものである。得られるエチルベンゼンはスチレ
ン製造用の原料として、またsec−ブチルベンゼンは
フェノール製造用の原料として有用な化合物である。
ンを酸化して得られるsec−ブチルベンゼンハイドロ
パーオキサイドを酸分解してフェノールとメチルエチル
ケトンを得るプロセスにおいて副生するアセトフェノン
及びスチレン類を含有する混合液を水素化することによ
り、アセトフェノン及びスチレン類をそれぞれエチルベ
ンゼン及びsec−ブチルベンゼに変換する水素化方法
に関するものである。得られるエチルベンゼンはスチレ
ン製造用の原料として、またsec−ブチルベンゼンは
フェノール製造用の原料として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】sec−ブチルベンゼンを酸化してse
c−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドとし、次に
該sec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドを酸
分解してフェノールとメチルエチルケトンを得る方法は
公知である。
c−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドとし、次に
該sec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドを酸
分解してフェノールとメチルエチルケトンを得る方法は
公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
においては、アセトフェノン及びスチレン類を含有する
混合液が副生し、該副生液をいかに有効利用するかが重
要な問題である。すなわち、本発明が解決しようとする
課題は、sec−ブチルベンゼンを酸化して得られるs
ec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドを酸分解
してフェノールとメチルエチルケトンを得るプロセスに
おいて副生するアセトフェノン及びスチレン類を含有す
る混合液を水素化することにより、アセトフェノン及び
スチレン類をそれぞれエチルベンゼン及びsec−ブチ
ルベンゼンに変換して有効利用する方法であって、アセ
トフェノン及びスチレン類の転化率が高く、かつ目的の
エチルベンゼン及びsec−ブチルベンゼンへの選択率
が高く、しかも共存する有用成分であるフェノール及び
メチルエチルケトンの損失が少ない水素化方法を提供す
る点に存する。
においては、アセトフェノン及びスチレン類を含有する
混合液が副生し、該副生液をいかに有効利用するかが重
要な問題である。すなわち、本発明が解決しようとする
課題は、sec−ブチルベンゼンを酸化して得られるs
ec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドを酸分解
してフェノールとメチルエチルケトンを得るプロセスに
おいて副生するアセトフェノン及びスチレン類を含有す
る混合液を水素化することにより、アセトフェノン及び
スチレン類をそれぞれエチルベンゼン及びsec−ブチ
ルベンゼンに変換して有効利用する方法であって、アセ
トフェノン及びスチレン類の転化率が高く、かつ目的の
エチルベンゼン及びsec−ブチルベンゼンへの選択率
が高く、しかも共存する有用成分であるフェノール及び
メチルエチルケトンの損失が少ない水素化方法を提供す
る点に存する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討の結果、上記の混合液中に含ま
れるアセトフェノン及びスチレン類を同時に水素化する
ことにより、有用なエチルベンゼン及びsec−ブチル
ベンゼンに変換すること、及びそのためには銅及びクロ
ムを含有する触媒の存在下に水素化する方法が極めて有
効であることを見いだし、本発明に到達したものであ
る。
題を解決すべく鋭意検討の結果、上記の混合液中に含ま
れるアセトフェノン及びスチレン類を同時に水素化する
ことにより、有用なエチルベンゼン及びsec−ブチル
ベンゼンに変換すること、及びそのためには銅及びクロ
ムを含有する触媒の存在下に水素化する方法が極めて有
効であることを見いだし、本発明に到達したものであ
る。
【0005】すなわち、本発明は、sec−ブチルベン
ゼンを酸化して得られるsec−ブチルベンゼンハイド
ロパーオキサイドを酸分解してフェノールとメチルエチ
ルケトンを得るプロセスにおいて副生するアセトフェノ
ン及びスチレン類を含有する混合液を、銅及びクロムを
含有する触媒の存在下に水素化して、アセトフェノン及
びスチレン類をそれぞれエチルベンゼン及びsec−ブ
チルベンゼンに変換する水素化方法に係るものである。
ゼンを酸化して得られるsec−ブチルベンゼンハイド
ロパーオキサイドを酸分解してフェノールとメチルエチ
ルケトンを得るプロセスにおいて副生するアセトフェノ
ン及びスチレン類を含有する混合液を、銅及びクロムを
含有する触媒の存在下に水素化して、アセトフェノン及
びスチレン類をそれぞれエチルベンゼン及びsec−ブ
チルベンゼンに変換する水素化方法に係るものである。
【0006】以下、詳細に説明する。sec−ブチルベ
ンゼンを酸化して得られるsec−ブチルベンゼンハイ
ドロパーオキサイドを酸分解してフェノールとメチルエ
チルケトンを得る方法は、たとえば次の酸化工程、濃縮
工程、分解工程及び分離工程により実施される。
ンゼンを酸化して得られるsec−ブチルベンゼンハイ
ドロパーオキサイドを酸分解してフェノールとメチルエ
チルケトンを得る方法は、たとえば次の酸化工程、濃縮
工程、分解工程及び分離工程により実施される。
【0007】酸化工程とは、sec−ブチルベンゼンを
酸化してsec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイ
ドを主成分とする酸化反応液を得る工程であり、たとえ
ば液体のsec−ブチルベンゼンを、90〜150℃の
温度、1〜 10kg/cm 2 Gの圧力下、酸素含有ガ
スと接触させることによりsec−ブチルベンゼンハイ
ドロパーオキサイドとする。ここで得られる酸化反応液
中には、目的のsec−ブチルベンゼンハイドロパーオ
キサイド、未反応のsec−ブチルベンゼンの他、副生
物であるアセトフェノン及び2−フェニル−2−ブタノ
ールなどのアルコール類が含まれている。
酸化してsec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイ
ドを主成分とする酸化反応液を得る工程であり、たとえ
ば液体のsec−ブチルベンゼンを、90〜150℃の
温度、1〜 10kg/cm 2 Gの圧力下、酸素含有ガ
スと接触させることによりsec−ブチルベンゼンハイ
ドロパーオキサイドとする。ここで得られる酸化反応液
中には、目的のsec−ブチルベンゼンハイドロパーオ
キサイド、未反応のsec−ブチルベンゼンの他、副生
物であるアセトフェノン及び2−フェニル−2−ブタノ
ールなどのアルコール類が含まれている。
【0008】濃縮工程とは、酸化反応液を蒸留により濃
縮し、塔底部からsec−ブチルベンゼンハイドロパー
オキサイドを主成分とする塔底液を得、塔頂部からse
c−ブチルベンゼンを主成分とする留出液を得る工程で
ある。
縮し、塔底部からsec−ブチルベンゼンハイドロパー
オキサイドを主成分とする塔底液を得、塔頂部からse
c−ブチルベンゼンを主成分とする留出液を得る工程で
ある。
【0009】分解工程とは、濃縮工程の塔底液を酸性触
媒と接触させることにより、sec−ブチルベンゼンハ
イドロパーオキサイドをフェノールとメチルエチルケト
ンに分解する工程であり、酸性触媒としては、硫酸、無
水硫酸、過塩素酸、リン酸などが用いられる。ここで得
られる分解液中には、目的のフェノールとメチルエチル
ケトンの他、前記のアセトフェノン、及び2−フェニル
−2−ブタノールなどのアルコール類の脱水反応により
生成したスチレン類が含まれている。ここでスチレン類
とは、α−エチルスチレン及びα,β−ジメチルスチレ
ンである。
媒と接触させることにより、sec−ブチルベンゼンハ
イドロパーオキサイドをフェノールとメチルエチルケト
ンに分解する工程であり、酸性触媒としては、硫酸、無
水硫酸、過塩素酸、リン酸などが用いられる。ここで得
られる分解液中には、目的のフェノールとメチルエチル
ケトンの他、前記のアセトフェノン、及び2−フェニル
−2−ブタノールなどのアルコール類の脱水反応により
生成したスチレン類が含まれている。ここでスチレン類
とは、α−エチルスチレン及びα,β−ジメチルスチレ
ンである。
【0010】分離工程とは、分解工程で得られた分解液
を蒸留などの分離操作に付し、フェノール及びメチルエ
チルケトンを主とする留分、並びにアセトフェノン及び
スチレン類を主とする留分を得る工程である。本発明が
水素化の対象とする液は、該アセトフェノン及びスチレ
ン類を含有する留分である。
を蒸留などの分離操作に付し、フェノール及びメチルエ
チルケトンを主とする留分、並びにアセトフェノン及び
スチレン類を主とする留分を得る工程である。本発明が
水素化の対象とする液は、該アセトフェノン及びスチレ
ン類を含有する留分である。
【0011】本発明の水素化は、銅及びクロムを含有す
る触媒の存在下に行われる。該触媒としては、いわゆる
銅クロマイト系の酸化銅と酸化クロムとからなる複合酸
化物が好適に使用できる。また、銅とクロム以外に、ア
ルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、ケイ素などの元素の
酸化物を含有していてもよい。なお、触媒は、通常、反
応に供するに先だち、水素含有ガス気流下、100〜3
00℃の温度で前還元される。本発明の触媒を用いて水
素化を行うことにより、副反応であるベンゼン核の水素
化反応が抑制され、好ましくない副生物であるエチルシ
クロヘキサンなどの生成を低水準に抑制でき、更に好ま
しくない副生物であるメチルベンジルアルコールのよう
な水素化が不十分な化合物の生成をも低水準に抑制でき
る。これらの副生物は、目的物であるエチルベンゼン及
びsec−ブチルベンゼンとの分離が極めて困難な化合
物であるため、該副生物の生成は、原料損失及び目的物
の純度低下をもたらすのである。
る触媒の存在下に行われる。該触媒としては、いわゆる
銅クロマイト系の酸化銅と酸化クロムとからなる複合酸
化物が好適に使用できる。また、銅とクロム以外に、ア
ルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、ケイ素などの元素の
酸化物を含有していてもよい。なお、触媒は、通常、反
応に供するに先だち、水素含有ガス気流下、100〜3
00℃の温度で前還元される。本発明の触媒を用いて水
素化を行うことにより、副反応であるベンゼン核の水素
化反応が抑制され、好ましくない副生物であるエチルシ
クロヘキサンなどの生成を低水準に抑制でき、更に好ま
しくない副生物であるメチルベンジルアルコールのよう
な水素化が不十分な化合物の生成をも低水準に抑制でき
る。これらの副生物は、目的物であるエチルベンゼン及
びsec−ブチルベンゼンとの分離が極めて困難な化合
物であるため、該副生物の生成は、原料損失及び目的物
の純度低下をもたらすのである。
【0012】本発明の水素化は、気相又は液相で実施で
き、回分法又は流通法のいずれで行ってもよい。反応に
用いられる水素は純粋なものを使ってもよいが、窒素、
メタンなど、反応に不活性なガスで希釈したものであっ
てもよい。
き、回分法又は流通法のいずれで行ってもよい。反応に
用いられる水素は純粋なものを使ってもよいが、窒素、
メタンなど、反応に不活性なガスで希釈したものであっ
てもよい。
【0013】本発明の水素化に必要な水素の量は、化学
量論上は、原料中のアセトフェノンに対し2倍モル、原
料中のスチレン類に対し1倍モルが必要とされるが、化
学量論量を超える過剰量の水素の使用は、水素化反応速
度を早め、目的化合物の収率を高めるので好ましい。し
かし、大過剰の水素の使用は、水素コストの点からは不
利になる。かかる観点から、連続流通式で反応を行う場
合、原料に対する供給水素のモル比としては、原料中の
アセトフェノンとスチレン類の合計に対して通常1〜1
0倍モルの範囲が好ましい。反応圧力は高い方が反応速
度が速くなり、通常0〜100kg/cm2 G(ゲージ
圧力)、より好ましくは5〜50kg/cm2 Gであ
る。反応温度は150〜350℃が好ましく、更に好ま
しくは200〜300℃の範囲である。流通法で反応す
る場合の原料供給速度は、液空間速度(触媒1lあた
り、1時間あたりの原料供給量l)で表して、通常、
0.1〜10h-1の範囲であり、より好ましくは0.5
〜5h-1である。一方、回分式で反応する場合の触媒の
使用量は、原料に対し、通常0.01〜100重量%、
より好ましくは0.1〜20重量%である。回分法の反
応時間は特に制限はないが、通常0.1〜100時間の
範囲である。
量論上は、原料中のアセトフェノンに対し2倍モル、原
料中のスチレン類に対し1倍モルが必要とされるが、化
学量論量を超える過剰量の水素の使用は、水素化反応速
度を早め、目的化合物の収率を高めるので好ましい。し
かし、大過剰の水素の使用は、水素コストの点からは不
利になる。かかる観点から、連続流通式で反応を行う場
合、原料に対する供給水素のモル比としては、原料中の
アセトフェノンとスチレン類の合計に対して通常1〜1
0倍モルの範囲が好ましい。反応圧力は高い方が反応速
度が速くなり、通常0〜100kg/cm2 G(ゲージ
圧力)、より好ましくは5〜50kg/cm2 Gであ
る。反応温度は150〜350℃が好ましく、更に好ま
しくは200〜300℃の範囲である。流通法で反応す
る場合の原料供給速度は、液空間速度(触媒1lあた
り、1時間あたりの原料供給量l)で表して、通常、
0.1〜10h-1の範囲であり、より好ましくは0.5
〜5h-1である。一方、回分式で反応する場合の触媒の
使用量は、原料に対し、通常0.01〜100重量%、
より好ましくは0.1〜20重量%である。回分法の反
応時間は特に制限はないが、通常0.1〜100時間の
範囲である。
【0014】本発明の水素化の原料として用いられるア
セトフェノン及びスチレン類を含有する混合液について
は、前記のとおりであるが、本発明においては、アセト
ン及びスチレン類の他、フェノール及び/又はメチルエ
チルケトンを含む混合液を用いることもできる。すなわ
ち、分離工程の操作条件によっては、フェノール及び/
又はメチルエチルケトンがアセトフェノン及びスチレン
類を主とする留分中に混入してくることがあるが、本発
明においては、かかる混合液をも有効に処理できるので
ある。すなわち、該混合液を本発明の方法により水素化
した場合、有用成分であるフェノール及びメチルエチル
ケトンの大部分は変化を受けることなく保持されるの
で、該フェノール及びメチルエチルケトンは分離して有
効利用することができるのである。このことは、本発明
の優れた特徴のひとつである。なお、混合液中のフェノ
ール及びメチルエチルケトンの量は、通常フェノール
0.01〜1重量%及び/又はメチルエチルケトン0.
01〜1重量%程度である。更に、上記の化合物以外
に、飽和又は不飽和の炭化水素類、アルコール類、ケト
ン類、エーテル類など含有するものも、本発明の水素化
用原料として用いることができる。
セトフェノン及びスチレン類を含有する混合液について
は、前記のとおりであるが、本発明においては、アセト
ン及びスチレン類の他、フェノール及び/又はメチルエ
チルケトンを含む混合液を用いることもできる。すなわ
ち、分離工程の操作条件によっては、フェノール及び/
又はメチルエチルケトンがアセトフェノン及びスチレン
類を主とする留分中に混入してくることがあるが、本発
明においては、かかる混合液をも有効に処理できるので
ある。すなわち、該混合液を本発明の方法により水素化
した場合、有用成分であるフェノール及びメチルエチル
ケトンの大部分は変化を受けることなく保持されるの
で、該フェノール及びメチルエチルケトンは分離して有
効利用することができるのである。このことは、本発明
の優れた特徴のひとつである。なお、混合液中のフェノ
ール及びメチルエチルケトンの量は、通常フェノール
0.01〜1重量%及び/又はメチルエチルケトン0.
01〜1重量%程度である。更に、上記の化合物以外
に、飽和又は不飽和の炭化水素類、アルコール類、ケト
ン類、エーテル類など含有するものも、本発明の水素化
用原料として用いることができる。
【0015】なお、本発明で得られた有用成分であるエ
チルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、メチルエチル
ケトン及びフェノールは、蒸留などの分離手段により、
分離・回収できる。
チルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、メチルエチル
ケトン及びフェノールは、蒸留などの分離手段により、
分離・回収できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明につき実施例で更に詳しく説明
するが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。 実施例1 10〜32メッシュに砕いた銅クロマイト触媒(CuO
38.0重量%、Cr2 O3 36.8重量%、MnO
2 1.8重量%、SiO2 10.0重量%)60mlを
充填したステンレス製の管状反応器(内径20mmφ)
に、反応原料液及び水素を連続的に流通させ、水素化を
実施した。なお、反応原料液としては、sec−ブチル
ベンゼンの空気酸化、濃縮及び硫酸酸分解を行って得た
反応液から大部分のフェノール留分とメチルエチルケト
ン留分を蒸留で除いた後の残留分を用いた。該反応原料
液の組成は、sec−ブチルベンゼン71.09重量
%、アセトフェノン21.73重量%、(α,β−ジメ
チルスチレン+α−エチルスチレン)3.85重量%、
メチルエチルケトン0.45重量%、フェノール0.1
2重量%及びその他2.76重量%であった(原料液A
とする。)。なお、触媒は反応に先立ち、水素/窒素混
合ガス気流下、200℃以下で前還元を行った。水素化
反応は、原料液中のアセトフェノン、α,β−ジメチル
スチレン及びα−エチルスチレンの合計に対する水素の
モル比1.8、LHSV 1h-1、反応圧力15kg/
cm2 G、反応温度220℃とした。定常常態における
反応成績を表1に示した。
するが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。 実施例1 10〜32メッシュに砕いた銅クロマイト触媒(CuO
38.0重量%、Cr2 O3 36.8重量%、MnO
2 1.8重量%、SiO2 10.0重量%)60mlを
充填したステンレス製の管状反応器(内径20mmφ)
に、反応原料液及び水素を連続的に流通させ、水素化を
実施した。なお、反応原料液としては、sec−ブチル
ベンゼンの空気酸化、濃縮及び硫酸酸分解を行って得た
反応液から大部分のフェノール留分とメチルエチルケト
ン留分を蒸留で除いた後の残留分を用いた。該反応原料
液の組成は、sec−ブチルベンゼン71.09重量
%、アセトフェノン21.73重量%、(α,β−ジメ
チルスチレン+α−エチルスチレン)3.85重量%、
メチルエチルケトン0.45重量%、フェノール0.1
2重量%及びその他2.76重量%であった(原料液A
とする。)。なお、触媒は反応に先立ち、水素/窒素混
合ガス気流下、200℃以下で前還元を行った。水素化
反応は、原料液中のアセトフェノン、α,β−ジメチル
スチレン及びα−エチルスチレンの合計に対する水素の
モル比1.8、LHSV 1h-1、反応圧力15kg/
cm2 G、反応温度220℃とした。定常常態における
反応成績を表1に示した。
【0017】実施例2〜3 反応圧力又は反応温度を変えた以外は実施例1と同様の
反応を行った。結果を表1に示す。
反応を行った。結果を表1に示す。
【0018】実施例4 原料液として、sec−ブチルベンゼン69.84重量
%、アセトフェノン22.64重量%、(α,β−ジメ
チルスチレン+α−エチルスチレン)4.99重量%、
メチルエチルケトン0.18重量%、フェノール0.8
1重量%及びその他1.54重量%のもの(原料液Bと
する。)を用い、触媒として銅クロマイト(CuO 3
6.7重量%、Cr2 O3 44.8重量%、MnO
2 3.7重量%)を用い、原料液中のアセトフェノン、
α,β−ジメチルスチレン及びα−エチルスチレンの合
計に対する水素のモル比を2.0とし、反応温度を24
0℃としたこと以外は実施例1と同様に行なった。結果
を表1に示した。
%、アセトフェノン22.64重量%、(α,β−ジメ
チルスチレン+α−エチルスチレン)4.99重量%、
メチルエチルケトン0.18重量%、フェノール0.8
1重量%及びその他1.54重量%のもの(原料液Bと
する。)を用い、触媒として銅クロマイト(CuO 3
6.7重量%、Cr2 O3 44.8重量%、MnO
2 3.7重量%)を用い、原料液中のアセトフェノン、
α,β−ジメチルスチレン及びα−エチルスチレンの合
計に対する水素のモル比を2.0とし、反応温度を24
0℃としたこと以外は実施例1と同様に行なった。結果
を表1に示した。
【0019】実施例5 触媒として銅クロマイト(CuO 39.2重量%、C
r2 O3 41.6重量%、MnO2 1.7重量%、Ba
O 1.7重量%)を用いたこと以外は実施例4と同様
に行なった。結果を表1に示した。
r2 O3 41.6重量%、MnO2 1.7重量%、Ba
O 1.7重量%)を用いたこと以外は実施例4と同様
に行なった。結果を表1に示した。
【0020】比較例1 触媒として安定化ニッケル(約50重量%Ni−ケイソ
ウ土)を用い、LHSVを2h-1とし、反応温度を18
0℃としたこと以外は実施例1と同様に行なった。結果
を表1に示した。
ウ土)を用い、LHSVを2h-1とし、反応温度を18
0℃としたこと以外は実施例1と同様に行なった。結果
を表1に示した。
【0021】比較例2 触媒として0.5重量%Pd−Al2 O3 を用い、LH
SVを2h-1とし、反応温度を180℃としたこと以外
は実施例1と同様に行なった。結果を表1に示した。
SVを2h-1とし、反応温度を180℃としたこと以外
は実施例1と同様に行なった。結果を表1に示した。
【0022】結果から次のことがわかる。本発明による
すべての実施例は、すべての反応成績項目において満足
すべき結果を示している。一方、本発明によらない触媒
を用いた比較例1及び2は次の点で不満足である。比較
例1は、ACP(アセトフェノン)転化率、DSM
(α,β−ジメチルスチレン+α−エチルスチレン)転
化率、EB(エチルベンゼン)選択率及びPNL(フェ
ノール)回収率がいずれも低く、MBA(メチルベンジ
ルアルコール)選択率、ECH(エチルシクロヘキサ
ン)選択率が高い。すなわち、アセトフェノン、α,β
−ジメチルスチレン及びα−エチルスチレンの水素化反
応が十分に進行しておらず、目的物であるエチルベンゼ
ンへの選択性が低く、好ましくない副生物であるメチル
ベンジルアルコール及びエチルシクロヘキサンの生成が
多く、製品化合物であるフェノールの損失が大きい。ま
た、比較例2は、ACP転化率には優れるものの、その
他の成績には劣っている。
すべての実施例は、すべての反応成績項目において満足
すべき結果を示している。一方、本発明によらない触媒
を用いた比較例1及び2は次の点で不満足である。比較
例1は、ACP(アセトフェノン)転化率、DSM
(α,β−ジメチルスチレン+α−エチルスチレン)転
化率、EB(エチルベンゼン)選択率及びPNL(フェ
ノール)回収率がいずれも低く、MBA(メチルベンジ
ルアルコール)選択率、ECH(エチルシクロヘキサ
ン)選択率が高い。すなわち、アセトフェノン、α,β
−ジメチルスチレン及びα−エチルスチレンの水素化反
応が十分に進行しておらず、目的物であるエチルベンゼ
ンへの選択性が低く、好ましくない副生物であるメチル
ベンジルアルコール及びエチルシクロヘキサンの生成が
多く、製品化合物であるフェノールの損失が大きい。ま
た、比較例2は、ACP転化率には優れるものの、その
他の成績には劣っている。
【0023】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 比較例 1 2 3 4 5 1 2 反応条件 原料液 *1 A A A B B A A 触媒 *2 Cu-Cr-1 Cu-Cr-1 Cu-Cr-1 Cu-Cr-2 Cu-Cr-3 Ni-SiO Pd-AlO H 2 /(ACP+DSM) 供給モル比*3 1.8 1.8 1.8 2.0 2.0 1.8 1.8 LHSV h-1 *4 1 1 1 1 1 2 2 反応圧力kg/cm 2 G 15 15 30 15 15 15 15 反応温度℃ 220 240 220 240 240 180 180 反応成績 ACP 転化率% *5 98.0 99.4 98.8 98.6 93.3 87.4 95.7 選択率% *6 EB 98.0 99.5 97.1 98.8 96.5 82.4 87.8 MBA 2.0 0.5 2.9 1.2 3.5 11.4 9.9 ECH 0 0 0 0 0 6.2 2.3 DSM 転化率% *7 93.3 98.2 95.5 94.4 100 87.1 89.7 回収率% *8 MEK >80 >80 >80 >80 >80 >80 >80 PNL 71 40 57 75 94 21 7 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0024】*1 原料液 A:sec−ブチルベンゼン71.09重量%、アセト
フェノン21.73重量%、(α,β−ジメチルスチレ
ン+α−エチルスチレン)3.85重量%、メチルエチ
ルケトン0.45重量%、フェノール0.12重量%及
びその他2.76重量% B:sec−ブチルベンゼン69.84重量%、アセト
フェノン22.64重量%、(α,β−ジメチルスチレ
ン+α−エチルスチレン)4.99重量%、メチルエチ
ルケトン0.18重量%、フェノール0.81重量%及
びその他1.54重量%
フェノン21.73重量%、(α,β−ジメチルスチレ
ン+α−エチルスチレン)3.85重量%、メチルエチ
ルケトン0.45重量%、フェノール0.12重量%及
びその他2.76重量% B:sec−ブチルベンゼン69.84重量%、アセト
フェノン22.64重量%、(α,β−ジメチルスチレ
ン+α−エチルスチレン)4.99重量%、メチルエチ
ルケトン0.18重量%、フェノール0.81重量%及
びその他1.54重量%
【0025】*2 触媒 Cu−Cr−1:銅クロマイト触媒(CuO 38.0
重量%、Cr2 O3 36.8重量%、MnO2 1.8重
量%、SiO2 10.0重量%) Cu−Cr−2:銅クロマイト(CuO 36.7重量
%、Cr2 O3 44.8重量%、MnO2 3.7重量% Ni−SiO:安定化ニッケル(約50重量%Ni−ケ
イソウ土) Pd−AlO:0.5重量%Pd−Al2 O3 *3 ACP、DSM ACP:アセトフェノン DSM:α,β−ジメチルスチレン+α−エチルスチレ
ン *4 LHSV:空塔速度 *5 ACP転化率=反応したACP/供給したACP
×100
重量%、Cr2 O3 36.8重量%、MnO2 1.8重
量%、SiO2 10.0重量%) Cu−Cr−2:銅クロマイト(CuO 36.7重量
%、Cr2 O3 44.8重量%、MnO2 3.7重量% Ni−SiO:安定化ニッケル(約50重量%Ni−ケ
イソウ土) Pd−AlO:0.5重量%Pd−Al2 O3 *3 ACP、DSM ACP:アセトフェノン DSM:α,β−ジメチルスチレン+α−エチルスチレ
ン *4 LHSV:空塔速度 *5 ACP転化率=反応したACP/供給したACP
×100
【0026】*6 選択率 EB選択率=生成したEB(モル)/反応したACP
(モル)×100 MBA選択率=生成したMBA(モル)/反応したAC
P(モル)×100 ECH選択率=生成したECH(モル)/反応したAC
P(モル)×100 *7 DSM転化率=反応したDSM/供給したDSM
×100 *8 回収率 MEK回収率=生成液中のMEK(モル)/原料液中の
MEK(モル)×100 PNL回収率=生成液中のPNL(モル)/原料液中の
PNL(モル)×100
(モル)×100 MBA選択率=生成したMBA(モル)/反応したAC
P(モル)×100 ECH選択率=生成したECH(モル)/反応したAC
P(モル)×100 *7 DSM転化率=反応したDSM/供給したDSM
×100 *8 回収率 MEK回収率=生成液中のMEK(モル)/原料液中の
MEK(モル)×100 PNL回収率=生成液中のPNL(モル)/原料液中の
PNL(モル)×100
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、s
ec−ブチルベンゼンを酸化して得られるsec−ブチ
ルベンゼンハイドロパーオキサイドを酸分解してフェノ
ールとメチルエチルケトンを得るプロセスにおいて副生
するアセトフェノン及びスチレン類を含有する混合液を
水素化することにより、アセトフェノン及びスチレン類
をそれぞれエチルベンゼン及びsec−ブチルベンゼン
に変換して有効利用する方法であって、アセトフェノン
及びスチレン類の転化率が高く、かつ目的のエチルベン
ゼン及びsec−ブチルベンゼンへの選択率が高く、し
かも共存する有用成分であるフェノール及びメチルエチ
ルケトンの損失が少ない水素化方法を提供することがで
きた。
ec−ブチルベンゼンを酸化して得られるsec−ブチ
ルベンゼンハイドロパーオキサイドを酸分解してフェノ
ールとメチルエチルケトンを得るプロセスにおいて副生
するアセトフェノン及びスチレン類を含有する混合液を
水素化することにより、アセトフェノン及びスチレン類
をそれぞれエチルベンゼン及びsec−ブチルベンゼン
に変換して有効利用する方法であって、アセトフェノン
及びスチレン類の転化率が高く、かつ目的のエチルベン
ゼン及びsec−ブチルベンゼンへの選択率が高く、し
かも共存する有用成分であるフェノール及びメチルエチ
ルケトンの損失が少ない水素化方法を提供することがで
きた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 27/00 310 8827−4H 45/53 49/10 7457−4H // C07B 61/00 300
Claims (2)
- 【請求項1】 sec−ブチルベンゼンを酸化して得ら
れるsec−ブチルベンゼンハイドロパーオキサイドを
酸分解してフェノールとメチルエチルケトンを得るプロ
セスにおいて副生するアセトフェノン及びスチレン類を
含有する混合液を、銅及びクロムを含有する触媒の存在
下に水素化して、アセトフェノン及びスチレン類をそれ
ぞれエチルベンゼン及びsec−ブチルベンゼンに変換
する水素化方法。 - 【請求項2】 アセトフェノン及びスチレン類を含有す
る混合液が、アセトフェノン及びスチレン類の他、フェ
ノール0.01〜1重量%及び/又はメチルエチルケト
ン0.01〜1重量%を含有するものである請求項1記
載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4188042A JPH0632747A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 水素化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4188042A JPH0632747A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 水素化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632747A true JPH0632747A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16216665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4188042A Pending JPH0632747A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 水素化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632747A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004063130A1 (ja) * | 2003-01-16 | 2004-07-29 | Sumitomo Chemical Company, Limited | オレフィンの水添方法 |
US6939996B2 (en) * | 2003-03-28 | 2005-09-06 | Shell Oil Company | Process for the hydrogenation of alkylaryl ketones |
CN104230635A (zh) * | 2013-06-17 | 2014-12-24 | 中国石油化工股份有限公司 | 苯乙酮加氢制乙苯的方法 |
CN104230636A (zh) * | 2013-06-17 | 2014-12-24 | 中国石油化工股份有限公司 | 低含量苯乙酮加氢制备乙苯的方法 |
JP2020520345A (ja) * | 2017-05-01 | 2020-07-09 | ライオンデル ケミカル テクノロジー、エル.ピー. | プロピレンオキシド/スチレン共生産プロセスでの副産物ストリーム改良 |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP4188042A patent/JPH0632747A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004063130A1 (ja) * | 2003-01-16 | 2004-07-29 | Sumitomo Chemical Company, Limited | オレフィンの水添方法 |
JP2004217585A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | オレフィンの水添方法 |
JP4552378B2 (ja) * | 2003-01-16 | 2010-09-29 | 住友化学株式会社 | オレフィンの水添方法 |
US6939996B2 (en) * | 2003-03-28 | 2005-09-06 | Shell Oil Company | Process for the hydrogenation of alkylaryl ketones |
AU2004224090B2 (en) * | 2003-03-28 | 2007-10-25 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Process for the hydrogenation of alkylaryl ketones |
CN104230635A (zh) * | 2013-06-17 | 2014-12-24 | 中国石油化工股份有限公司 | 苯乙酮加氢制乙苯的方法 |
CN104230636A (zh) * | 2013-06-17 | 2014-12-24 | 中国石油化工股份有限公司 | 低含量苯乙酮加氢制备乙苯的方法 |
CN104230635B (zh) * | 2013-06-17 | 2016-05-18 | 中国石油化工股份有限公司 | 苯乙酮加氢制乙苯的方法 |
JP2020520345A (ja) * | 2017-05-01 | 2020-07-09 | ライオンデル ケミカル テクノロジー、エル.ピー. | プロピレンオキシド/スチレン共生産プロセスでの副産物ストリーム改良 |
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