JPH06327166A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JPH06327166A
JPH06327166A JP5131292A JP13129293A JPH06327166A JP H06327166 A JPH06327166 A JP H06327166A JP 5131292 A JP5131292 A JP 5131292A JP 13129293 A JP13129293 A JP 13129293A JP H06327166 A JPH06327166 A JP H06327166A
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JP
Japan
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battery
voltage
charging
circuit
output
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JP5131292A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Hara
利征 原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境温度の変化に影響されることなく充電を
終了することができる充電装置を提供する。 【構成】 抵抗5,6により分圧された電池電圧の分圧
と抵抗7,8により設定された基準電圧とがコンパレー
タ9により比較され、電池電圧の分圧が基準電圧より低
い場合は、抵抗12,13により設定された一定電圧が
温度データとして温度変化率検出回路16に取り入れら
れ、充電は継続される。電池電圧の分圧が基準電圧より
高くなると、コンパレータ9の出力が反転し、アナログ
スイッチ11,14のオンオフ状態が切り換えられ、以
後サーミスタ2より得られたデータが採用され充電制御
回路17により充電が制御される。そして所定の温度変
化が検出されると、充電が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニッケル−カドミウム
バッテリや水素電池などの二次電池の充電装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の充電装置としては、充電中の二次
電池の温度が充電後期に近づくと急激な上昇を示すとい
う性質を利用して充電制御を行う電池温度変化検出方式
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では環境温度の影響を受けやすく、例えば、充電中
に環境温度が急に上昇した場合には電池温度がその影響
を受けて上昇するため、充電途中で充電後期にみられる
電池温度上昇と同様の上昇が検出され、充電が途中で終
了するという問題があった。
【0004】また、充電装置に充電済の電池をセットし
たままの状態にある時に、停電等によりAC電源が一度
切断され、再びAC電源が投入されると、充電装置が初
期状態に戻り、充電済の電池の充電を開始してしまうた
め、過充電となるという問題があった。
【0005】さらに、図19に示すように、一度に複数
の電池の充電を行うことができる充電装置においては、
一度電源が切れて再び電源が投入されると、充電済の電
池に対しても充電中を示すLEDが点灯するため、使用
者は充電済電池を判別し、新たに充電を行いたい電池を
セットすることができず、効率よく充電を行うことがで
きないという問題もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、環境温度の変化に影響されることなく充電を適切に
終了し、確実に充電を行うことができる充電装置を提供
することを第1の目的としている。
【0007】また、充電済電池の過充電を防止すると共
に効率よく充電を行うことができる充電装置を提供する
ことを第2の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、第1の発明は、充電中の電池の温度変化を検出
して充電制御を行う温度変化検出方式の充電装置におい
て、電池の温度を電圧に変換して検出する電池温度検出
手段と、充電中の電池の電圧を検出する電池電圧検出手
段と、前記電池電圧検出手段の出力から、充電中の電池
の電圧が充電後期に得られる電圧値を示しているか否か
を判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基づ
いて前記電池温度検出手段から得られるデータを有効と
するか否かを判別し、有効とする場合には電池温度検出
手段によるデータに切り換える切り換え手段とを備え、
前記判別手段により充電中の電池電圧が充電後期に得ら
れる電圧値であると判別された後に前記電池温度検出手
段によるデータに基づいて充電の終了時期の判定を行う
ことを特徴とするものである。
【0009】また、前記第2の目的を達成するため第2
の発明は、充電装置にセットされている電池が既に充電
を終了したものであるか否かを判別する充電済電池判別
手段と、充電が終了した後に充電装置から電池が取り出
されたか否かを判別する電池取り出し判別手段と、前記
充電済電池判別手段の判別結果を記憶する電池状態記憶
手段と、前記電池状態記憶手段に記憶された判別結果に
基づいてセットされた電池に対して充電を開始するか否
かを判別し、判別結果に基づいて充電開始制御する充電
開始制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】第1の発明の構成により、判別手段により充電
中の電池の電圧が充電後期に得られる電圧値を示してい
ることが判別され、斯く判別された後に電池温度検出手
段によるデータに基づいて充電終了の制御が行われる。
【0011】また、第2の発明の構成により、充電済電
池判別手段の判別結果による電池状態が電池状態記憶手
段に記憶され、この記憶された電池状態に基づいて充電
開始制御手段によりセットされた電池に対して充電を開
始するか否かが判別され、その判別結果に基づいて充電
開始制御が行われる。従って、充電が既に終了している
電池であると判別された電池に対しては再び充電が行わ
れない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0013】[第1実施例]図1は、本発明の第1実施
例の構成を示すブロック図である。電池1とサーミスタ
2は電池パック3に収納されており、サーミスタ2は、
電池1の電池温度を検知し、電圧に変換して出力する。
サーミスタ2の出力端は抵抗4に接続され、両者の接続
点を介して電池温度に対応した電圧が出力される。電池
1の電圧は分圧抵抗5,6により分圧され、コンパレー
タ9の非反転入力端子に入力する。コンパレータ9の反
転入力端子には、電源電圧Vccを分圧する抵抗7,8
により設定される基準電圧が入力する。コンパレータ9
の出力側はアナログスイッチ11の制御端子に直接接続
され、更にインバータ10を介してアナログスイッチ1
4の制御端子に接続されている。抵抗12,13は電源
電圧Vccを分圧して所定電圧を生成する分圧抵抗であ
り、その電圧はアナログスイッチ14に入力される。ア
ナログスイッチ11及び14はハイレベルの信号が入力
した時にオン状態となるもので、このアナログスイッチ
11,14の出力側は電圧を温度データに変換する温度
変換回路15に接続されている。温度変換回路15の出
力側は温度データから単位時間あたりの温度変化率ΔT
を検出する温度変化率検出回路16に接続され、更に温
度変化率検出回路16の出力側は温度変化率ΔTデータ
に基づいて充電のオンオフ制御を行う充電制御回路17
に接続されている。充電制御回路17の出力側は充電オ
ンオフスイッチ18を介して充電回路19に接続されて
いる。
【0014】上記構成において、充電開始直後は電池電
圧が低いので分圧抵抗5,6の接続点の電圧は抵抗7,
8の接続点の基準電圧より低く、コンパレータ9の出力
はロウレベルとなり、アナログスイッチ11はオフ状態
となる。一方、アナログスイッチ14は、コンパレータ
9の出力がインバータ10により反転されてハイレベル
の出力が入力され、オン状態となる。従って、電圧/温
度データ変換回路15にはサーミスタ2からの出力は入
力されず、抵抗12,13により生成される一定電圧が
入力される。
【0015】この一定電圧は、電圧/温度データ変換回
路15により対応する温度データに変換されるが、入力
する電圧が一定であるため、一定の温度データが出力さ
れ、温度変化率検出回路16に入力される。このため温
度変化率検出回路16により検出される温度変化率は0
となる。従って、充電制御回路17は充電中の電池はま
だ充電後期の状態に達していないと判断し、充電オンオ
フ回路18を介して充電回路19をオン状態に保持す
る。このようにして、充電開始後電池電圧がある所定レ
ベルに上昇するまでは、電池温度に拘らず充電が継続し
て行われる。
【0016】更に充電が継続すると、電池電圧が上昇
し、分圧抵抗5,6の接続点の電圧が上昇し、充電後期
になると、電池電圧は所定の電圧値を越え、抵抗7,8
の接続点の基準電圧より電池電圧の分圧のほうが高くな
るので、コンパレータ9の出力はハイレベルになる。こ
の出力は、インバータ10によりロウレベルに反転さ
れ、アナログスイッチ14の制御端子に入力されるた
め、アナログスイッチ14はオフ状態になる。他方、ア
ナログスイッチ11の制御端子には、コンパレータ9の
ハイレベルの信号が加えられるため、アナログスイッチ
11はオン状態となり、電池温度に応じたサーミスタ2
の出力が電圧/温度データ変換回路15に入力される。
電圧/温度データ変換回路15により得られた温度デー
タに基づいて、温度変化率検出回路16により電池の温
度変化率が求められる。充電が終了に近づくと、電池温
度が大きく変化するので、温度変化率検出回路16によ
り得られる温度変化率ΔTが増加する。温度変化率が所
定の温度変化率に達すると、充電制御手段17は充電終
了と判断し、充電オン・オフ回路18をオフにして充電
回路19をオフ状態にし、充電を終了させる。
【0017】図2は、本第1実施例の充電制御を説明す
る図であり、充電中の電池電圧曲線20と、サーミスタ
2によるサーミスタ電圧曲線21と、電圧/温度データ
変換手段15に入力される電圧曲線22とを示してい
る。
【0018】充電が開始されると電池電圧は曲線20に
沿って上昇していくが、電池電圧が充電後期の開始を示
す電池電圧値A点23に達するまで、電圧/温度データ
変換回路15には電圧曲線22で示すように一定の電圧
が入力され、温度変化率検出回路16により検出される
温度変化率はゼロのままであり、充電制御回路17の判
定により充電は継続される。電池電圧が前記A点23に
達すると、コンパレータ9の出力がロウからハイに切り
換わり、B点24からは電圧/温度データ変換回路16
に電池電圧に対応したサーミスタ電圧が入力され、温度
変化率検出回路18からサーミスタ電圧の変化に応じた
温度変化率ΔTデータが出力される。
【0019】図2に示されるように、サーミスタ電圧曲
線21の傾きは、B点24よりC点25に近づくにつれ
て大きくなり、即ち、電池温度変化率ΔTは大きくな
り、サーミスタ電圧がC点25に達すると、電池温度変
化率ΔTが充電後期に得られる変化率に達し、充電は終
了される。
【0020】以上のように、本実施例によれば、充電開
始後、充電後期状態に至る前に環境温度が大きく上昇
し、それにより電池温度が上昇し、その変化率が充電後
期に得られる温度変化率を超えた場合であっても、電池
電圧が所定のレベルに達するまでは電池温度データを仮
の一定値データに切り替え、温度変化率ΔTを検出する
ことなくあたかも電池温度が一定であるように充電制御
を行うので、電池電圧の状態が充電後期の状態に達した
とみなされるまで充電を継続することができ、環境温度
の上昇による過早時期での充電停止を防止することがで
きる。
【0021】[第2実施例]次に、本発明の第2実施例
を、図3および図4を参照して説明する。
【0022】図3は、第2実施例の構成を示すブロック
図である。本実施例では、全体の制御はMPU26によ
り行われる。MPU26は、充電回路19のオンオフを
行う信号を出力するポートA1 29,サーミスタ2の
電圧を検出するA/D変換ポートD1 30,電池電圧
を検出するA/D変換ポートD2 31,基準電圧を設
定するA/D変換ポートD3 32,基準の温度変化量
を設定するA/D変換ポートD4 33を有している。
前記基準の温度変化量に対応する基準電圧は抵抗27,
28により設定される。MPU26は、さらに内部のメ
モリROM26aに図4に示す如き制御手順を記憶し、
それを実行する。また、MPU26は、データを記憶す
るエリアTM,T,T0,T1等(不図示)を有するメ
モリRAM26bを有し、処理の為のデータを記憶す
る。なお、図3において図1の要素と対応する要素に
は、同一の符号を付してある。
【0023】上記構成において、電池パック3が充電装
置に収納されていない時は、ポートD1 30は抵抗4
により電源電圧Vccにプルアップされている。電池パ
ック3が充電装置にセットされると、電源電圧Vccが
サーミスタ2と抵抗4とで分圧された分圧電圧がポート
D1 30に入力され、このポートD1 30の入力電圧
の変化により、MPU26は充電装置に電池パック3が
セットされたと判断し、ポートA1 29をアクティブ
にし、充電オンオフ回路18をオンにして充電回路19
を起動し、充電を開始する。
【0024】充電が開始された後、MPU26は、ポー
トD2 31により得られる電池電圧を監視し、電池電
圧がポートD3 32により得られる充電後期の電圧値
である基準電圧(設定電圧1)より低い場合は温度変化
率ΔTの検出を行わずに充電を継続する。
【0025】電池電圧が基準電圧に達すると、MPU2
6はポートD1 30から入力されるサーミスタ電圧に
基づいて電池の温度変化量(単位時間当りのサーミスタ
電圧下降値T0)を計算し、該温度変化量がポートD4
33から入力される基準温度変化量(設定電圧2)に
達するまで充電は続けられる。この基準温度変化量は充
電終了状態の電池の温度変化量に等しく設定されてい
る。電池の温度変化量がこの基準温度変化量以上になる
と、MPU26は電池の充電が終了したと判定し、ポー
トA1 29をディセーブルして充電オンオフ回路18
に充電回路19をオフ状態にする信号を送り、充電が終
了される。
【0026】次に、図4に示される第2実施例の動作を
説明するフローチャートに従って、実施例の作動を説明
する。
【0027】まず、充電装置に電池がセットされると
(ステップS1)、充電が開始される(ステップS
2)。充電が開始されると、電池電圧と設定電圧1とを
比較し(ステップS3)、電池電圧が設定電圧1以上に
なるとサーミスタ電圧を値TとしてMPU26のTレジ
スタに読みこみ(ステップS4)、タイマをスタートさ
せ(ステップS5)、1秒毎にカウントアップし、カウ
ント値TMをMPU26のTMレジスタに読み込む(ス
テップS6)。TMレジスタ値が10になるまでカウン
トされると(ステップS7)、そのときのサーミスタ電
圧を値T1としてMPU26のT1レジスタに読み込み
(ステップS8)、値Tと値T1との差をとることによ
り10秒あたりの電池温度変化量を求め、これを値T0
としてMPU26のT0レジスタに読み込み(ステップ
S9)、TレジスタにT1レジスタの値T1を読み込む
(ステップS10)。次いで、T0値と設定電圧2とを
比較し(ステップS11)、T0が設定電圧2に達して
いない場合には、タイマをリセットし(ステップS1
2)、ステップS5に戻り、再び電池温度変化量を検出
する動作を行う。また、ステップS11において、T0
が設定電圧2以上であることが判別されると、充電を停
止する(ステップS13)。
【0028】以上のように、本実施例の場合にも、前述
した第1実施例と同様に充電開始後に環境温度が大きく
上昇し、電池温度が充電終了条件に達する上昇を示して
も、電池電圧を監視し、その電圧に基づいて電池電圧の
状態が充電後期の状態に達したとみなされるまで、充電
を行うことができる。
【0029】[第3実施例]次に、第3実施例を図5お
よび図6を参照して説明する。
【0030】図5は、本実施例の構成を示すブロック図
であり、図6は充電制御を説明する図である。図5にお
いて、電圧変化量検出回路34は電池電圧の分圧抵抗
5,6と並列に接続されており、充電中の電池電圧の単
位時間あたりの上昇値を検出するものである。電圧変化
量検出回路34はコンパレータ9と共にANDゲート3
5の入力側に接続されており、ANDゲート35の出力
側はアナログスイッチ11に直接、アナログスイッチ1
4にインバータ10を介してそれぞれ接続されている。
【0031】上記構成において、充電が開始されると、
電池1の電池電圧は図6の電池電圧曲線20に沿って上
昇する。電池電圧がA点23に達するまでは、抵抗7,
8により設定される基準電圧のほうが抵抗5,6による
電池電圧の分圧より大きいので、コンパレータ9の出力
はロウレベルとなる。
【0032】一方、電圧変化量検出回路34は、電池電
圧変化量が基準量(電池電圧がD点36に達した時の電
圧変化量)に達しない場合にはロウレベルの信号を出力
し、基準量に達したときにハイレベルの信号を出力す
る。
【0033】電池電圧がA点23に達するまでは、コン
パレータ9の出力と電圧変化量検出回路34の出力はと
もにロウレベルであるので、ANDゲート35の出力は
ロウレベルである。このためアナログスイッチ14はイ
ンバータ10で反転されたハイレベルの信号が入力され
るのでオン状態となり、一方アナログスイッチ11はA
NDゲート35のロウレベルの信号がそのまま入力する
のでオフ状態となる。従って、電圧/温度データ変換回
路15へは抵抗12,13により一定電圧が入力するた
め、温度変化率検出回路16は温度変化率ΔTはゼロと
判断し、充電が継続される。
【0034】電池電圧がA点23に達すると、抵抗5,
6による電池電圧の分圧が抵抗7,8による基準電圧以
上になるため、コンパレータ9の出力はハイレベルにな
る。しかし、電池電圧がD点36に達するまでは電圧変
化量検出回路34の出力はロウレベルにあるため、AN
Dゲート35の出力信号はロウレベルのままである。こ
の場合も、前述の様にアナログスイッチ11はオフ状
態、アナログスイッチ14はオン状態となり、一定の電
圧が電圧/温度データ変換回路15へ入力するため、温
度変化率ΔTはゼロと判断され、充電は継続される。
【0035】電池電圧がD点36に達すると、コンパレ
ータ9および電圧変化量検出回路34の出力は共にハイ
レベルになるため、ANDゲート35の出力はハイレベ
ルになり、アナログスイッチ11はオン状態に、アナロ
グスイッチ14はオフ状態になり、サーミスタ2からの
電池温度に対応した電圧信号が電圧/温度データ変換回
路15に入力し、温度変化率検出回路16により温度変
化率ΔTが検出される。温度変化率ΔTが、所定の変化
率に達すると、充電制御回路17は充電終了と判断し、
充電オン・オフ回路18により充電回路19がオフ状態
にされ、充電は終了する。
【0036】以上のような構成により、本実施例によれ
ば、電池電圧の検出値に加え、更に充電後期の電圧曲線
の変化率を用いることにより、例えば環境温度や電池の
違いにより充電時の電池電圧曲線が多少変化した場合で
あっても、温度変化率の検出を適切な時期に開始するこ
とができる。
【0037】[第4実施例]次に、本発明の第4実施例
を図7および図8を参照して説明する。
【0038】図7に示すように、電池電圧曲線20は、
初期曲線37、中期曲線38、後期曲線39の3つの部
分に分けることができる。充電初期曲線37では、単位
時間あたりの電圧上昇量、即ち電圧上昇率は減少し、充
電中期曲線38では電圧上昇率は緩やかに増加してお
り、更に充電後期曲線39では電圧上昇率は、急激に増
加している。従って、電池電圧の上昇率を監視すること
により、充電の経過状態を判定することが可能となる。
本実施例はこの点に着目したものである。本実施例は前
述した図3の構成により実現することができ、メモリR
OM26aには図8に示す如き制御手順が記憶され、メ
モリRAM26bにはエリアVB,VB1,ΔV,ΔV
T,ΔV1,ΔVT1等(不図示)が設定される。以
下、図8に示すフローチャートにより作動を説明する。
【0039】まず、電池を充電装置にセットすると(ス
テップS1)充電が開始される(ステップS2)。電池
電圧を読み取り、読み取った値はRAM26b内のVB
レジスタに値VBとして書き込まれる(ステップS1
4)。しかしてタイマをスタートさせ(ステップS1
5)10秒がカウントされる(ステップS16)と、再
び電池電圧を検出し、RAM26b内のVB1レジスタ
に値VB1として書き込む(ステップS17)。次に値
VB1から値VBを差し引いて10秒あたりの電圧上昇
値ΔVを算出し、その結果をRAM26b内のΔVレジ
スタに入れ(ステップS18)、値VB1を値VBに設
定する(ステップS19)。次に、ステップS15から
ステップS19までの動作が1回目であるか否かを判定
し(ステップS20)、1回目であった場合にはRAM
26b内のΔV1レジスタに現在の電圧上昇値ΔVを入
れ(ステップS21)、タイマをリセットして(ステッ
プS22)ステップS15に戻り、ステップS15から
ステップS20までの動作を繰り返す。
【0040】ステップS20において、1回目ではない
と判別された場合には、値ΔVから値ΔV1を差し引い
て、10秒あたりの電圧上昇量の変化を求め、RAM2
6b内のΔVTレジスタに入れる(ステップS23)。
更に、ΔVT値が1回目の値か否かを判定し(ステップ
S23)、1回目である場合には、ΔVT1レジスタに
該値ΔVTを入れ、ステップS22からステップS23
までの動作を繰り返す。ステップS23において、1回
目ではないと判定された場合、値ΔVTから値ΔVT1
を差しひき、電池電圧の傾きの変化の程度を求め、この
値が設定値以上になる、すなわち、基準値以上に電池電
圧曲線20の傾きが急激な上昇を示すまでは電池の状態
は充電後期の状態とは判断せず、ステップS22に戻
り、再びステップS22からステップS26までの動作
を繰り返す。値ΔVTから値ΔVT1を差し引いた差が
設定値以上になると、電池が充電後期の状態にあると判
断され、電池温度変化検出フロー(ステップS27)が
開始される。なお、このステップS27は図4に示され
るステップS4からステップS13に相当する。以上の
ように、電池電圧にかえて電池電圧の変化率を用いるこ
とにより、前述の第3実施例と同様に、温度変化率の検
出を適切な時期に開始することができる。
【0041】[第5実施例]次に本発明の第5実施例を
図9〜図11を参照して説明する。
【0042】図9は、本実施例の構成を示すブロック図
である。電池101は、充電装置に電池が収納されてい
るか否かを検知する電池有無検出回路102に接続され
ている。電池有無検出回路102は充電オンオフ回路1
03に接続され電池有無情報を充電オンオフ回路103
に送る。充電オンオフ回路103にはタイマ104と充
電回路105が接続され、前者は電池有無検出回路10
2による情報に基づいてタイマ104および充電回路1
05の制御を行う。また、電池有無検出回路102は、
電池状態判別回路106にも接続され電池有無情報を後
者に供給する。この電池状態判別回路106による判別
データはこれに接続された電池状態記憶回路107に格
納される。電池有無検出回路102、電池状態判別回路
106および電池状態記憶回路107は、サブバッテリ
108に接続されている。
【0043】上記構成において、電池101が充電装置
にセットされると、電池有無検出回路102により電池
が充電装置にセットされたことが検出され、その情報は
充電オンオフ回路103および電池状態判別回路106
に送られる。充電オンオフ回路103は、前記情報に応
じてタイマ104を作動させると共に充電回路105を
オン状態にして、充電を開始させる。タイマ104のカ
ウント値が所定の時間に相当する設定値に達すると、充
電オンオフ回路103は充電回路105をオフ状態にし
て充電を終了させ、充電の終了を電池状態判別回路10
6に知らせる。しかして、電池状態判別回路106は、
電池有無検知回路102からの電池の充電装置へのセッ
ト情報と、充電オンオフ回路103からの充電終了情報
とに基づいてセットされている電池が充電済みであと判
断し、この判断結果を電池状態記憶回路107に送り記
憶させる。電池状態記憶回路107に記憶されている情
報が収納されている電池101が充電済みの電池である
ことを示している間、充電オンオフ回路103は充電回
路105に充電開始の信号を送らないので、充電は開始
されない。
【0044】充電後、電池101が充電装置から取りは
ずされると、電池有無検出回路102は、装置内に電池
がなくなったことを検知し、その情報は電池状態判別回
路106を経て電池状態記憶回路107に入力される。
その後、電池が充電装置に新たにセットされると、電池
有無検出回路102はこれを検知し、電池状態判別回路
106にその情報を伝達する。電池状態判別回路106
は、電池状態記憶回路107からの記憶情報と電池有無
検出回路102からの情報とに基づいて、電池101が
充電済みのものではなく新たにセットされた電池である
と判定し、その判定データを電池状態記憶回路107に
記憶させる。ここで、充電オンオフ回路103は、電池
状態記憶回路107に記憶されている情報を読み取り、
電池101が新たにセットされた電池であることを知る
と、前述のように、タイマ104と充電回路105に充
電を開始する信号を送り、充電が開始される。
【0045】また、充電終了後、停電等により一時的に
AC電源が切れた場合であっても、電池有無検出回路1
02、電池状態判別回路106および電池状態記憶回路
107は、サブバッテリ108に接続されているので、
電池状態記憶回路107の記憶情報は消去されず、再度
AC電源が投入された時には、電源切断前の記憶を保持
することができる。従って、充電済電池がセットされた
ままである場合は充電オンオフ回路103は充電開始指
令を充電回路105に送らないので再充電は行われな
い。
【0046】このようにして、一度充電が終了した電池
は充電装置から取り出されない限り充電は行われず、充
電済みの電池を再充電することを防止することが可能と
なる。
【0047】次に、上述の実施例をプログラム制御で行
なう例を説明する。
【0048】その実施例は、図10に示す如き構成で実
現することができる。同図は、第3実施例(図3参照)
のMPU26のポートD5 26dに電池装着検出器D
ET26cを接続したものである。その場合、メモリR
OM26aには図11に示す如き制御手順が記憶され、
メモリRAM26bの内部にはタイマTMが設定され
る。
【0049】上述の実施例の作動を図11を参照して説
明する。
【0050】まず、充電装置の電源が投入されると(ス
テップS28)、装置は充電スタンバイ状態となる(ス
テップS29)。次に電池が充電装置にセットされてい
るか否かを判別し(ステップS30)、セットされてい
ない場合にはステップS29に戻り、ステップS29と
ステップS30を繰り返し、充電スタンバイ状態を継続
する。電池がセットされている場合には、次にこの電池
が充電済みの電池であるか否かを判別し(ステップS3
1)、充電済みの電池であると判別された場合には、充
電回路105がオフ状態にし(ステップS37)、充電
は行われない。ステップS31で充電済みの電池ではな
いと判別された場合には、充電回路105をオン状態に
して充電をスタートさせ(ステップS32)、同時にタ
イマ104を作動させる(ステップS33)、充電が継
続する(ステップS34)間、タイマ104によりカウ
ントされる時間と所定時間とを比較し(ステップS3
5)、タイマ104のカウント時間が所定時間に達して
いない場合はステップS34に戻り充電を継続する一
方、所定時間に達したときはタイマ104をリセットし
(ステップS36)、充電回路105をオフ状態にする
(ステップS37)。ここで、電池が充電装置から取り
出されたか否かを判定し(ステップS38)、電池が取
り出されていない場合はステップS37に戻り、充電回
路105のオフ状態を保持し、電池が取り出された場合
にはステップS29に戻り、充電スタンバイ状態とな
り、以下、前述のステップS29からステップS38ま
での動作を繰り返す。
【0051】図12は、電池有無判別回路102の構成
を示すブロック図である。電池有無判別回路102は、
電源オンオフ判別回路110と、第1の電圧レベル判別
回路111と、第2の電圧レベル判別回路112とを有
する。電源オンオフ判別回路110は、直流電源回路1
09の出力側に接続され、第1の電圧レベル判別回路1
11および第2の電圧レベル判別回路112は、充電回
路105と電池101の接続点に接続されている。更
に、電源オンオフ判別回路110と、第1の電圧レベル
判別回路111と第2の電圧レベル判別回路112は選
択回路113に接続されている。第1、第2の電圧レベ
ル判別回路111,112からの判別データはこの選択
回路113に入力され、選択回路113は、入力された
判別データに基づいて電池有無信号を生成し出力する。
【0052】上記構成において、充電装置にAC電源が
投入されると、直流電源回路9により所定の直流電圧が
充電回路105に供給される。直流電源回路109の出
力電圧は電源オンオフ判別回路110により監視され、
充電回路105の出力電圧は第1の電圧レベル判別回路
111および第2の電圧レベル判別回路112により監
視される。
【0053】この状態において、充電装置に電池101
がセットされているときとセットされていないときとで
は充電回路105の出力電圧レベルが変化するので、第
1の電圧レベル判別回路111によりこの出力電圧のレ
ベルを検出することにより電池有無の判別が行われる。
すなわち、第1の電圧レベル判別回路111は、充電回
路105の出力電圧がある基準電圧より大きい場合には
ハイレベルの信号を出力して電池がセットされていない
ことを示し、該基準電圧より小さい場合にはロウレベル
の信号を出力して電池がセットされていることを示す。
このようにして、電池が充電装置内にセットされている
か否かを判別することができる。
【0054】また、充電装置にAC電源が投入されてい
ない場合には、電池がセットされていないときの出力電
圧は0Vとなるので第2の電圧レベル判別回路112は
ハイレベルの信号を出力し、電池がセットされていると
きの出力電圧は電池電圧となるのでロウレベルの信号を
出力し、電池が充電装置にセットされているか否かを判
別する。
【0055】第1の電圧レベル判別回路111の出力お
よび第2の電圧レベル判別回路112の出力は選択回路
113へ入力され、選択回路113は、電源オンオフ判
別回路110からの出力に基づいて、AC電源が投入さ
れている場合には第1の電圧レベル判別回路111によ
る判別信号が、AC電源が投入されていない場合には第
2の電圧レベル判別回路112による判別信号が、選択
回路113により選択され、選択された出力が電池有無
判別データとして採用され、出力される。
【0056】以上の構成により、充電の終了した電池が
更に充電されることがなく、過充電を防止して電池寿命
の低下を避けることができる。
【0057】[第6実施例]次に、本発明の第6実施例
を図12および図13を参照して説明する。
【0058】図13は、第6実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例は、上述した第5実施例の構成に
対して、充電終了後の自己放電により減少してしまった
電池容量を補うために補充電用の第2のタイマ114を
追加した点が異なり、その他の構成は第5実施例と同様
であり、図13において、図9と対応する構成要素には
同一の番号を付してある。
【0059】図13において、第2のタイマ114は、
充電オンオフ回路103に接続されている。
【0060】充電が終了した後電池がセットされたまま
であると電池は自己放電を行い電池容量が減少するのを
防止するため、充電が終了すると、充電オンオフ回路1
03はタイマ104をリセットし、充電回路105をオ
フ状態にすると同時に第2のタイマ114をスタートさ
せ、所定時間に達したことが第2のタイマ114により
知らされると、充電オンオフ回路103は充電回路10
5をオン状態にし、補充電を行う。本実施例は、このよ
うにして一定時間ごとに充電を行い、自己放電による損
失を防止することができる。
【0061】上述の実施例をプログラム制御で行なう例
を次に説明する。
【0062】その実施例は、図10に示す如き構成によ
り実現可能である。その場合、メモリROM26aに図
14に示す如き制御手順を記憶し、メモリRAM26b
にタイマTM補充電タイマTMAの各エリアを設ける。
また、ポートD5 26dに電池装着検出器DET26
cを接続する。
【0063】図14は、本実施例の動作を説明するフロ
ーチャートである。図14において、ステップS28〜
S38は図11のステップS18〜S38と同一である
ので、説明を省略する。
【0064】ステップS38において、電池が取り出さ
れていないことが判別されると第2のタイマ114を作
動させ(ステップS39)、そのタイマ時間が第2の所
定時間T2に達するまで(ステップS40)は、ステッ
プS37に戻り、充電回路をオフ状態に保持する。第2
のタイマ114が第2の所定時間に達すると、補充電が
開始される(ステップS41)。補充電が終了すると、
第2のタイマ114をリセットし(ステップS42)、
ステップS37に戻り、充電オフ状態が継続される。以
下、電池が充電装置から取り出されるまで、ステップS
37からステップS42までの動作が繰り返される。
【0065】以上の構成により、充電終了後すぐに電池
を取り出さなかった場合であっても、自己放電により減
少してしまった電池容量は補充電により補うので、電池
を取り出す時は充電終了時に近い状態で取り出すことが
できる。
【0066】[第7実施例]次に、本発明の第7実施例
を図15を参照して説明する。図15は、第7実施例の
構成を示すブロック図である。
【0067】本実施例は、前述した第5実施例の構成に
対し、トリクル充電回路115を追加し、充電オンオフ
回路103から充電が終了したことを示す信号が出力さ
れた後、電池が取り出されるまでトリクル充電を行う点
が異なる。その他の構成は第5実施例と同様であるの
で、その説明は省略する。また、図14において図9と
対応する構成要素には同一の番号を付してある。
【0068】図15において、トリクル充電回路115
は充電オンオフ回路103と電池101との間に、充電
回路105と並列に接続されている。充電が終了する
と、充電オンオフ回路103は電池状態判別回路106
およびトリクル充電回路115へ充電が終了したことを
示す信号を送る。この信号により、トリクル充電回路1
15は充電が終了したことを知り、電池101に対し絶
えず微小電流を流してトリクル充電を行う。
【0069】充電装置から電池101が取り出される
と、電池有無検出回路102からの電池が取り出された
ことを示す信号は、充電オンオフ回路103を経てトリ
クル充電回路115に入力され、トリクル充電回路11
5はトリクル充電を終了する。
【0070】[第8実施例]図16は、第8実施例の構
成を示すブロック図である。本実施例は、充電中に電池
電圧降下を検出することにより充電の終了時期を判断す
る電池電圧降下(−ΔV)検出方式の充電装置に適用し
たものであり、充電済の電池の再充電、過充電を防止す
るものである。
【0071】本実施例は、第5実施例におけるタイマ1
04に代えて電池電圧降下(−ΔV)検出回路116が
設けられている点が第5実施例と異なり、他の構成は第
5実施例と同様であるのでその説明は省略する。また、
図15において図9と対応する構成要素には同一の番号
を付してある。
【0072】図15において、−ΔV検出回路116は
充電オンオフ回路103と電池101との間に接続され
ている。−ΔV検出回路116は電池101の電圧が所
定電圧以下に降下したことを検出すると、充電が終了し
たことを示す所定の信号を出力する。以下、前述した第
5実施例と同様に、電池有無検出回路102および充電
オンオフ回路103による信号に基づいて、電池状態判
別回路106により電池が充電済であるか否かを判断
し、その判断に基づいて充電の制御を行う。
【0073】このようにして、充電装置の電源の投入/
切断により充電が繰り返されることを防止し、充電の繰
り返しによる時間の無駄や電池の寿命の低下をなくして
効率よく充電を行うことができる。
【0074】[第9実施例]図17は、第9実施例の構
成を示すブロック図である。本実施例は、第5実施例に
対し、サブバッテリ108に代えて直流電源回路10
9、停電検出回路117、電源切り換えスイッチ118
を設けた点が異なる。図17において、図9と対応する
構成要素には同一の番号を付してある。
【0075】図17において、直流電源回路109、停
電検出回路117および電源切り換えスイッチ118
は、電池状態記憶回路107と充電回路105との間に
この順に直列に接続され、電源切り換えスイッチ118
は、電池状態判別回路106、電池有無検出回路102
に接続されている。また、直流電源回路109はAC電
源に接続され、その交流電圧を直流電圧に変換する。
【0076】上記構成において、停電検出回路117
は、停電等によりAC電源が切れたことを直流電源回路
109の出力から検出し、その旨の信号を電源切換スイ
ッチ118に伝える。電源切換スイッチ118は電池状
態記憶回路107用の電源を、直流電源回路109から
電池101に切り換える。これにより、電池からの電源
供給により電池状態記憶回路107の記憶情報が保持さ
れる。この際消費される電流は微少であるため、電池の
残量にはほとんど影響しない。
【0077】以上のような構成により、電池有無情報記
憶用の電源としてリチウム電池などのサブバッテリ10
8を用いなくてすみ、再度AC電源が投入された時の充
電済電池の過充電を防止することができる。
【0078】[第10実施例]図18は、第10実施例
の充電装置の概略構成を示すブロック図である。
【0079】同図において、サーミスタ40は周囲温度
を検出し、このサーミスタ40と分圧抵抗41とにより
基準電圧を設定する。サーミスタ2は電池温度を検出
し、コンパレータ42により前記サーミスタ2と分圧抵
抗4とにより設定される電圧が前記基準電圧と比較さ
れ、前者が後者より小さい場合は、コンパレータ42の
出力はロウレベルとなり、充電を制御するMPU26の
イネーブル端子43にロウレベルの信号が入力され、M
PU26は、充電開始信号をポートA1 29から出力
し、充電オン・オフ回路18をオン状態にし、充電装置
19による充電が開始される。しかして、充電の終了は
MPU26のポートD1 30に入力されるサーミスタ
2の出力電圧の変化に基づいて制御される。
【0080】以上の構成により充電後期の温度上昇を検
出することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の充電装
置によれば、電池電圧特性曲線を利用して、電池電圧検
出手段により得られたデータに基づいて、判別手段によ
り充電が後期の状態であると判別された後に電池温度検
出手段により得られたデータに基づいて充電終了時期を
判定し、充電制御を行うので、充電中に環境温度の影響
を受けて充電を過早時期に終了させることがなく、適切
な時期に充電を終了させることができる。
【0082】また、請求項2の充電装置によれば、電池
電圧上昇量変化検出手段により得られたデータに基づい
て、判別手段により充電が後期の状態であると判別され
た後に電池温度検出手段により得られたデータに基づい
て充電終了時期を判定し、充電制御を行うことにより、
上記請求項1と同様の効果が得られる。
【0083】また、請求項3の充電装置によれば、上記
請求項2と同様の効果に加え、電池電圧上昇量検出手段
による電池電圧上昇量データと、この電池電圧上昇量か
ら得られる電池電圧上昇量変化とに基づいて第2判別手
段による補正を行うことにより、環境温度や電池の違い
により電池電圧特性曲線が変化した場合であっても、適
切な時期に充電を終了させることができる。
【0084】更に、請求項4の充電装置によれば、電池
取り出し判別手段によるデータに基づいて充電装置に収
納されている電池が充電済であるか否かを判別し、新た
に収納された電池に対して充電を開始するように制御す
るので、充電済みの電池の過充電を防止することができ
ると共に効率よく充電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る充電装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】第1実施例に使用されるサーミスタ電圧曲線
と、電池電圧の充電曲線の一例を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る充電装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】同装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施例に係る充電装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図6】第3実施例に使用されるサーミスタ電圧曲線と
電池電圧の充電曲線の一例を示す図である。
【図7】第4実施例に使用されるサーミスタ電圧曲線と
電池電圧の充電曲線の一例を示す図である。
【図8】第4実施例に係る充電装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第5実施例に係る充電装置の概略構成
を示す図である。
【図10】第5実施例においてプログラム制御を行う場
合の充電装置の概略構成を示す図である。
【図11】同装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】図9に示される電池有無判別回路の概略構成
を示すブロック図である。
【図13】本発明の第6実施例に係る充電装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図14】同装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第7実施例に係る充電装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第8実施例に係る充電装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第9実施例に係る充電装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第10実施例に係る充電装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図19】従来の複数の電池を同時に充電できる充電装
置の一例を示す外観図である。
【符号の説明】
2 サーミスタ(電池温度検出手段) 5,6 抵抗(電池電圧検出手段) 9 コンパレータ(判別手段) 10 インバータ(切り換え手段) 11,14 アナログスイッチ(切り換え手段) 26 MPU(判別手段、切り換え手段) 30 A/D変換ポートD1(電池温度検出手段) 31 A/D変換ポートD2(電池電圧検出手段) 34 電圧変化量検出回路(電圧上昇量検出手段) 35 ANDゲート(切り換え手段) 40 サーミスタ(判別手段) 42 コンパレータ(判別手段) 102 電池有無検出回路(電池取りだし判別手段) 103 充電オンオフ回路(充電停止手段)(充電開始
制御手段) 106 電池状態判別回路(充電済電池判別手段) 107 電池状態記憶回路(電池状態記憶手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電中の電池の温度変化を検出して充電
    制御を行う温度変化検出方式の充電装置において、 電池の温度を電圧に変換して検出する電池温度検出手段
    と、 充電中の電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、 前記電池電圧検出手段の出力から、充電中の電池の電圧
    が充電後期に得られる電圧値を示しているか否かを判別
    する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて前記電池温度検出手
    段から得られるデータを有効とするか否かを判別し、有
    効とする場合には電池温度検出手段によるデータに切り
    換える切り換え手段とを備え、 前記判別手段により充電中の電池電圧が充電後期に得ら
    れる電圧値であると判別された後に前記電池温度検出手
    段によるデータに基づいて充電の終了時期の判定を行う
    ことを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、 前記電池電圧検出手段の出力から電池電圧の単位時間あ
    たりの電圧上昇量を検出する電圧上昇量検出手段と、 前記電圧上昇量検出手段の出力から電圧上昇量の変化を
    検出する電圧上昇量変化検出手段とを有し、 前記電圧上昇量変化検出手段の出力から、充電中の電池
    電圧が充電後期に得られる電圧値を示しているか否かを
    判別することを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、 前記電池電圧検出手段の出力から電池電圧の単位時間あ
    たりの電圧上昇量を検出する電圧上昇量検出手段と、 前記電池電圧検出手段の出力から充電中の電池の電圧が
    充電後期に得られる電圧値を示しているか否かを判別す
    る第1判別手段と、 前記電圧上昇量検出手段の出力から、充電中の電池の電
    圧上昇量変化が充電後期に得られる電圧上昇量変化を示
    しているか否かを判別する第2判別手段とを有し、 前記切り換え手段は、前記第1判別手段と前記第2判別
    手段とから出力される判別結果に基づいて前記電池温度
    検出手段によるデータを有効とするか否かを判別するこ
    とを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  4. 【請求項4】 充電装置にセットされている電池が既に
    充電を終了したものであるか否かを判別する充電済電池
    判別手段と、 充電が終了した後に充電装置から電池が取り出されたか
    否かを判別する電池取り出し判別手段と、 前記充電済電池判別手段の判別結果を記憶する電池状態
    記憶手段と、 前記電池状態記憶手段に記憶された判別結果に基づいて
    セットされた電池に対して充電を開始するか否かを判別
    し、判別結果に基づいて充電開始制御する充電開始制御
    手段とを備えたことを特徴とする充電装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105888A (ja) * 2018-03-22 2018-07-05 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置および電池監視システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018105888A (ja) * 2018-03-22 2018-07-05 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置および電池監視システム

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